CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

【映画】ローマの休日

2022-05-31 20:54:29 | ドラマ映画テレビ感想
今更という言葉がこれほど似合うこともないと思うんだが、
先日テレビでやってたので、つい見てしまったというか、
気づいたら見入っていたので、これはレビウしておかねばと
書き連ねておくのでありました
こんな機会がなければ、見ることがなかっただろうと思われる
名作の初見だったわけで、
なんとないし、ふわっと知っている体だったわけだが、
実際に視聴して、こりゃ名作だわと、かみしめたというのがとても違うところで
本当に、名作と呼ばれているシリーズは、とりあえず一度は見ておかないといけないんだなと
海より深く反省するのでありました
でも、コンテンツは常に新しいものが出てくるしなぁ

白黒というのが味わい深いなと思いながら見ていたんだけども、
見ていて、このシーンなんかで見たなというところばっかりで、
これが名作始祖の力というものかと、
様々な場面が、このオマージュであるということに気づかされて
ただただ脱帽するばかりでありましたが、
シーンというだけにおよばず、空気というか、展開というか、
ともかく、この感じと、自分の拙さでは言語化できない部分が
どれもこれも、ここが発端なんだというのに衝撃を受けたのが一番でありました

一例というか、一番強く印象に残ったのが、
黒服に追われて逃げるシーンでの、すちゃらか大乱闘部分で、
あの展開と、大立ち回り、カメラワークとかすべてがいとおしいと思う一方、
宮崎アニメで出てくるあの感じは、ここにヒントがあったのかしらと
思わずうなったのでありました
というか、自分が子供の頃にみていた日本のアニメでおおよそ出てくる
ドタバタ活劇は、全部これなんじゃないかというくらい
深く浸透してたということなんだろうかと思うのでありました
トムとジェリーとか洋物も、実際はそうだったということだろうかね

話しも今見て古いと思うようなことがほとんどなくて、
そういう時代の、そういうお話よねと思ったら、
まったくおかしなところがない、多分、当時の人とは違う感覚で面白いと思ってんだろうなと
うすうす感じるものの、そういうのを超越して、純粋に面白いということなんだなと
ただただ脱帽するのでありました
アン王女が酔っぱらうというか、薬に中るあたりが好きすぎる
なんてコミカルでかわいいんでしょう

と、まぁ、それこれ映画全体のことも思ったわけでありますが、
やっぱり、断然素晴らしいと感じたところはアン王女、
というか、オードリーヘップバーンそのもので、
昔から、写真だけ見て好きだなぁと思っていたけど、
映画で動いている姿をみて、ああ、オードリーヘップバーンはかわいいと思ってたけど、美人だったんだと
自分の認識がものすごく改められたのでありました
可愛いのに美人というのが正解なのか、ともかく、ものすごくきれいな女性だと
嘆息見舞ってしまうくらいだった

きゃぁきゃぁしているところの、初々しい可愛さが抜群なのに、
物語上王女であるという立場を思い出し、成長した後の姿、
その凛々しさが、また輪をかけて美しく見えて素晴らしすぎる
どこがそんなに違うのか、まったくわからなかったのだが、
有識者によれば、目の演技が違うんだそうで、
表情の使い方に、視線の使い方のうまさが素晴らしく、
これが白黒だからより鮮明に心に入ってくるというのが
もう、とんでもないすばらしさに繋がってんだと
本当かわからん話に、うなづいてしまうのでありました
なんでもいい、ただ、アン王女がかわいいと、それだけでいい

新聞記者のグレゴリー・ペックもいい役者だし、
役どころも清々しい紳士になっていてよかった
最初はごろつきとはいわないが、あまりどうだろうという役なのに、
次第にアン王女に引かれてというのが、その態度で伝わってくる
これは演出と脚本が素晴らしいのもあるんだろうが、
そう信じさせる演技がものすごくよかったんだなと
ラストシーンの王女と新聞記者としての二人というのが
本当にもう、すごくいいシーンで
カメラマンの友人ともに気持ちよい映画だったと思わされるラストに繋がって
たまらんと感じたのだった

最後に一度、会場を振り返るというシーンで終わる
あの余韻、その直前の衛兵たちの視線とか、
もう、どの場面とっても、一分の隙もないような作りに
感服して見終わったと、そんなことを書いておくのでありました
テレビも視聴率落ちてんだったら、いっそ、こういう名作をさらっと流してもいいんじゃないかと
思わされたのである
いや、それよりは、映画館応援のため10時からシリーズを見に行ったほうがいいんだろうか

【読書】戦国廃城紀行ー敗者の城を探る

2022-05-30 20:52:46 | 読書感想文とか読み物レビウー
戦国廃城紀行ー敗者の城を探る  著:澤宮 優

なかなか興味深い本だった
廃城を楽しむというジャンルがあるんだそうで、
城址というよりも、もっと沈んだ、破却された、
いっそ破壊された城の痕跡を訪ねるというドキュメンタリ的な本で、
やや文章が情緒的すぎるところはあるけど、
なかなか楽しく読めたのであります

戦国期に絞っているし、場所も近畿と九州ばかりなので
この本を参考に旅に出ると、ほどよくまとまって
あれこれ見られそうな頃合いもよくて、
在所に近い滋賀県のものが多いのもあって楽しく読めたのでありました

歴史の綾といったものも追いかけて、敗者というものがどうか、
その城の挙句がこれかといった感じで進むので、
毎回寂寥感あふれる場所にいくのが楽しいといえば楽しいんだが、
実際に土地にたどり着いて、本当に楽しいだろうかと
ちょっと考えてしまった
ただただ、本当に寂しいだけのところで、
そういうことがあったという前知識がなければ、何一つ楽しめないんじゃないかとか
いらんことを考えてしまったのである

さておいて、廃城といっても、様々な破却方法があったそうで
移築されたり、遺構を再利用したりと
そういう、痕跡がごたまぜになってるけど、まだわかるというのもあれば、
その存在自体を消そうという意図をもって破却されている城跡とかもあり、
当時の情勢、政治的な判断というものが見えるようで
これもまた、歴史を紐解いていくみたいで楽しいのであった

石田治部、小西行長あたりがかなり詳しくて面白いんだが、
いずれも土地での扱いがどうであるか、
どうやって歴史が作られていくかの一端がみえるようで、
なにより、ここで書かれたことも、もしかすると今さらに変わっていそうな気がする内容なのが
なかなかよくて、歴史読み物としてもよかったと思うのである

石垣を眺める趣味は、なかなか興味深い

鎌倉殿の13人  仏の眼差

2022-05-29 21:07:44 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」
視聴完了しました
すげぇあっさり藤原氏がほろんだと思ったら、
内容としては、北条託児所大騒ぎといった感じで
なんだろう、物語としては箸休めっぽい感じだけど
だからといって、いい話でも、笑える話でもないのが
なんとも悲しいというか、衝撃的でありました
比企がすげぇ感じ悪いというのと、
大姫がどうにも頭がおかしくなってきた、それが確認できただけだったな

と、そんな感じでとまとめてしまおうかと思ったら
さらっと、最後の13人らしい、市原隼人の役が出てきたので
彼が土木作業以外でどうなっていくのか
これから楽しみにしていきたいと思うのである
というか、あの託児所かなり有名なんだな

久しぶりに三浦が、三浦っぽい感じだと思ってたら、
唐突に裸シーンをぶっこんできたり、
サービスシーンと思わせながらの八重さん死亡という、
そして、それをまだ、小四郎が知らないとか
もう次の一週間が不穏で仕方ない終わり方されたので
なんというか、げんなりというか、
先週と違う意味で、やっぱり元気でないというお話だったわけだが、
なんかいいことないのかしら、
北条一家が、いつのまにかえらい大所帯になっていたのも驚いたんだが
ああいう親戚の集まり、今はなかなかなさそうだよなと
ちょっと感心というか、別にあの時代感じゃないはずなのに、
昭和のしかもはじめの方の親戚づきあいっぽい感じがまた、
二重にずれたように思えて楽しかったのである

相変わらずわざとやってんのか、天然なのかわからない頼朝の
パワハラというか、セクハラみたいなのが、やや笑える話だったかと思い出しながら
一番はやっぱり、時政と法皇様だったかなと
とりあえず、細かい笑いを拾いながら見る
そうじゃないと堪えられないといったことすら思わされる
どんよりしていく物語であった
コミカルがもはや、悲劇の予兆でしかないのが残酷だわ

でも面白いので、また来週も楽しみなのである
6月中には頼朝も片付くんだろうかな

将棋ウォーズ2級で右四間飛車(2010)をとる

2022-05-28 20:41:58 | 将棋

右四間飛車

メジャー戦法というか、最近の低級では、メジャー振り飛車以外は
すべてが右四間飛車というくらい当たる戦法、大嫌いだ
個人的な感情はさておき、破壊力抜群で、受け損ねるとあっという間に終わってしまうという
大味な戦法なんだが、ともかく強い
でも自分が使うと強くない、やだなぁという戦法

発動条件は至極簡単で、右四筋の歩をついた後、飛車を右四筋に振ったら獲得
簡単に獲得できるうえに、なんかわからんが勝てることが多いので
獲得に難儀することはあまりなさそう

画像は自身の棋譜を使ってるわけだけども、
相手が中飛車に来たところ流れで出たといった場面で
中飛車相手にやる戦法じゃないよなとも思うが、
とりあえず勝ったのでよしとする

角銀桂飛車をすべて四筋に集中して使えるうえに、
かなり早い段階から仕掛けられるので、相手がちまちましている間に
いきなり開戦というのだけでも勝ててしまいそうな戦法

自分ではやられることの方が多いので、流れ矢倉からの受け潰せるかという話になりがちなんだが
だいたい負けるんだよなと、嫌な思い出しかない戦法である
自分でやると、なんで、うまいこといかんのだろうか、愛がないからか

【読書】人体大全―なぜ生まれ、死ぬその日まで無意識に動き続けられるのか

2022-05-25 21:30:27 | 読書感想文とか読み物レビウー
人体大全―なぜ生まれ、死ぬその日まで無意識に動き続けられるのか  著:ビル・ブライソン

タイトルに偽りなし、あますことなく人体について
あれこれと今わかっていることから、これまでわかってきた歴のようなものが
ありあり書かれていて、すごい面白かった
けど、読むのにずいぶん疲れた、長いし重い

そんなわけで、楽しく読み終えたわけだけども、
人体を構成する元素から始まって、脳、骨、心臓なんて、よくありそうなそれから、
様々な臓器、細胞、遺伝子、そして病気といったことまで、
人体にまつわる様々なこと、そして、わかっていないことが書かれていて
大変興味深かったのである
また、それぞれに著者がイギリス人とみえて、皮肉が込められているのが
読みやすいというか、面白いところで、にやにやしながら読めるのでありました
基本的に男がバカであるのは人体の構成上仕方ないことなのかもしれないと
だんだん思わされたりしていたのである
10代の頃は、まだ脳が発達しきっていないという事実について、
ティーンの親なら理解できるだろうとかいうくだりは、笑ってしまった
嫌味じゃない、ジョークが心地よい

間違った医療の歴史なんかの雑学も交えながら、
基本的にわかっていないことの方が多い、
そして、構成元素も、結局何がどこまで役に立っているのかもわからないと
大全ではあるものの、わからないことだらけだというのが
一番面白いところだと思うのでありました

歴史上、様々な間違った医療施術が行われてきたこと、
その時々にすさまじい詐欺師が発生したいたこととか、
色々と、人間というものへの興味が深まる内容が多かったように思うんだが、
人体の話でありながら、人間というそれそのものについて
理解が深まる本でもあったと思うのである
よかった

【漫画】ゴールデンカムイ

2022-05-24 21:10:06 | NHK大河ドラマ感想
ちょっと前に連載終了していました
出始めに単行本で追っかけていたものの、
そのあと本誌連載も追わなくなってかなり経っていたんだが、
太っ腹なことに、電子書籍で無料開放していたので一気においついて、
最後まで見届けることができたのでありました
いやー、最初の展開から、こんな終わりになるなんて
全く想像してなかったけど、いい物語だったわ

と、そんなわけで、今更感想をメモっておこうと書いている次第
ネタバレも含んでしまうわけだけど、
読んでて、杉本は死ぬかなと、不死身であることを強調するたびに
ひしひし感じていたわけでありますが、
そのセリフが最後にきいてくるというか、
いい物語だったなぁと、清々しく終わってくれたようにも思うので
とてもよかったと感じるところ
なんだかんだ、積み重ねがあっての、あの最終回に行きついたというか、
杉本には、バディとしてのアシリパさんがいないといけないという
とてもしっくりきた最後にほれぼれしたのでありました

この作品のいいところは、たくさんの変態を描くことで人類の多様性を示したところではなくて、
土方歳三という幕末の亡霊を蘇らせて、その冒険の続きを見せたところだったと
しみじみ思ったのでありました、なんだかんだ、土方の物語であったと
そういう風に読み終えたのは、自分が新選組好きすぎるせいだろうか
割と早い段階で、杉本のことを鍬次郎かな?とか言わせておいて、
ラストで、自分の若いころと重ね合わせてしまうとか、
なんというのか、男子の夢、ロマンというのをものすごく丁寧に、
ギャグがどうかしている漫画内において、土方のまわりだけは、
そういうのとは一線を画した、清々しさにあふれていたというか、
ただただ男の子がかっこいいというそれをまっすぐに描いていたところがすごいよかったと
改めて思うばかりでありました、
そこにガムシンが絡むのと、あんまり本筋と関係ないような用次郎との話あたりが、
すごい好きだったわと思うばかりである
土方絡みのネタ元でもないが、テンションが、西部劇だったり時代劇だったりするあたりがまた、
男の子感が強くてすごくよかった

本筋の主人公である、杉本とアシリパの関係も、
一度離れてしまったり、敵陣営との入れ替わりがあったり、
ずっと引っ搔き回している尾形がいたりと、
入り組んだ部分も面白かったわけだけど、
そういう綾が、最終回で綺麗にまとまったというか
積み重ねたものが結集したみたいになったのが綺麗で好きな展開だと
感心しきりでありました
なんだかんだ、アイヌと北海道の物語と、幕末の蝦夷地という物語
二つを読ませてもらったような内容で
すごくいい漫画だったと思ったのでありました

あれだけ長いと、キャラクタもいいのがいっぱいでてきていたし、
牛山がかっこいいのはもとより、鯉登少尉、月島軍曹、都丹庵士とか、
このあたりの生きざまと変化みたいなのがすごいよかったなと
なかなか、人に勧めづらいところが多い漫画だけど、よかったと思うのでありました

この漫画のおかげで、どこかで脳みそを出されても
食べ物だと認識できそうだと思ったりするわけだが、
実際食べろと言われたらどうかなぁ

【読書】庭仕事の真髄

2022-05-23 21:20:30 | 読書感想文とか読み物レビウー
庭仕事の真髄  著:スー・スチュアート・スミス

心療内科の先生でもある著者が、
ガーデニングの心的な効用について、かなり詳細に語った本でした
正直読みづらいというか、話が、結構あちこちに飛ぶようで、
多分、言いたいことが多すぎて、エピソードが多すぎるせいなんだろうけども、
ともかく、著者が調べた、あるいは体験した、
様々な心療によいことがあったことの根幹に、ガーデニング体験があったという
それが、てんこもりになっている本でありました

個人的に、ガーデニングというか、植物を育てることは好きなので、
いい話だと思って読むわけだけども、
それですべてが解決するかのような論調になりがちなのが、
この手の話で気になってしまうところ、
庭仕事という、自然相手のそれが、人間の祖先から続く何かを刺激するとか、
成功体験の積み上げにつながるとか、そういう話になるんだが、
ポイントは、あくまで趣味としてというか、
実利に対するスタンスの違いのあるんじゃないかと思ってしまうところ
色々と、犯罪に手を染めてしまった人とか、
酷いPTSDに悩まされている人とかが、庭仕事に触れることで、
心が癒されて社会への意識の芽生えが起きたという
奇跡的なことが書かれているのもある意味興味深いところなんだけども、
厳しすぎないノルマとしての園芸という、
現在の社会経済にとって、スローな感じが余暇としていいと
つまるところそういうことじゃねぇかと思ってしまうのである

庭仕事がいいという話なのか、現代社会の経済がよくないという話なのかと
毎回思ってしまうんだが、農業を生業としている人の苦労を考えると、
簡単に、植物に触れることがとてもよいなんて、言えないというか
実際、業としての植物はとてつもなく大変で、
全然心に優しくない気がするとか思ってしまうのが、職業病的な感想かもしれん

そんな個人的な感想はさておいて、
話しとしては、とてもよいところばかり描かれているので
ちょっと庭作りでもしてみようかしらという人が増えるとすれば
それはそれで、いいことかもしれんなと思うのも事実で、
趣味として、ガーデニングというのは、とてもよいことだと
改めて認識したのでありました
育てるという体験が貴重というか、キモなんだと思うばかりなんだが、
やってると、盗まれたりとか、また、悩みが出てしまうようにも思えて、
このあたり、結局、人間社会の問題ではないかと
また、木阿弥になってしまうのであるが
ともあれ、園芸は素敵と賛同しておくのである
なんの感想なんだ

鎌倉殿の13人 帰ってきた義経

2022-05-22 20:57:09 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」視聴完了しました
しんみりしたお話でありました
思った以上に、いい感じだと
義経まわりの丁寧な描き方には
感心してしまうくらいであります
首桶に嘆く頼朝、あれを見たかったんだな俺わ
そう思わされる回でありました

すっかり義時が、仕事できる男といえばいいのか、
また、嫌らしいことに、家庭とのギャップをほほえましく映すのが
残酷極まりないなと思うところ
あの託児所みたいな感じで、ほのぼのと笑っておきながら、
実際は九郎判官を殺しにいくという仕事をまっとうに行ってくる
さらに、手下として善児を連れてというあたりが、
色々考えると、八重さんに対してひどいことばっかりだなと
思ったりするんだが、それをなんとも思わずなのか、
淡々とやる義時が、ただ怖いと思うばかりでありました

義経は、もう死ぬことが分かり切っているというか、
どう排除されていくのかと、ただ、それだけだったので、
割とさくさくというか、義経自身もさばさばしているから
あっさり目で進んだのが、またよかったと思うのだけども
平泉の離間があまりにも簡単にきまってしまうのと、
秀衡が、あっという間に死んでしまったのだけが
すごい残念だったけども、幽霊になって夢枕ではないが、
畑に立った演技というか、あの仕草、佇まいは、
流石としかいいようがなかったと思うんだけども、
すごい迫力というか、圧倒的な存在感というのを
ひしひし、画面越しに受け取ったように思うのである
あれを見る義経もまた、よかったわけだが、
すべてが悲しい感じに収束していくのがいい

女の方の片付き方も、まずまずといったところで、
正直、静御前のそれは、あんまりよくわからんというか、
あれは女というよりも、白拍子の意地なんじゃないかと思ったりしたんだが
このあたり、見ている自分の機微がたらんのだろうと思ってしまうところ
どちらかというと、比企の娘の最後の方が衝撃的というか、
いい塩梅だったというか、ある意味きっちりと
自分というものを燃やし尽くしたというか、救いようのない人生であったと
ただただかわいそうな身の上を完遂したというのに
見事と思ったりしてしまったわけだけども、
こういうのが、男目線というやつなんだろうか
よくわからん感想だが、ともかく、小四郎呼んだときに、
比企娘とその娘の足を必要以上に死体感出しておいてあったのがぞっとしたんだが
なんとも悲しい物語でありました

九郎の首で平泉が助かる、その希望を否定しなかった小四郎がえらいというか、
ただ、そこだけがよかったというのが
また悲しいお話でありましたわ
来週も楽しみだ

追記
そういや、九郎のあの書状が梶原に渡ったのは、
いい話のようになってるけど、
あれ、後々の火種になるんじゃないんだろうかと勘繰ってしまったんだが
どうなんだろう、九郎とかつて共謀していた証拠とかなんとか

【読書】悪魔の細菌 超多剤耐性菌から夫を救った科学者の戦い

2022-05-18 20:51:07 | 読書感想文とか読み物レビウー
悪魔の細菌 超多剤耐性菌から夫を救った科学者の戦い  著:ステファニー・ストラスディー

タイトルが完全なネタバレなんだけども、
抗生物質がきかない耐性菌の中でも特に強力な、スーパーバグと呼ばれるそれに取りつかれた夫を
死の淵から救う物語でありました
二人が学者であるということが、僥倖となる場面が多いんだけども
その悲惨な病床の実録が生々しく、読んでる最中に何回もタイトル読みなおして、
この夫、本当に助かるのか?とか思ったりしながら読んだのでありました
耐性菌超絶怖い

ものすごく悪化していく体調と、遠い国での発症から、
少しずつヨーロッパへと緊急搬送で近づいてきて、
その度に小康状態と危篤状態をいったりきたりして、
子供を呼び寄せては返しといった感じが、オオカミ少年状態になったりとか
割と、そこかしこで見られそうな困った感じもさることながら、
その厄介さ、さっぱり解決しそうもない絶望感がともかくすごい
人類には勝てないんじゃないかというくらい
この耐性菌の厄介さ、そして症状の悲惨さがありあり描かれていたのであります

結局それをなんとかしようと、ほぼ治験に近い方法で、
人体実験と変わらない、新しい方法を自ら試していくという突破に向かう
アメリカでの医療試験というのも興味深い内容であるけど、
それを推し進めるために、様々な人たちが助けてくれるという
この学者ネットワークみたいなのが、非常によかったなぁと思わされるところ
だんだんと、ファージを使った治療のプログラムが組まれていく様とかが、
行き当たり場当たりなのに、頭のいい人たちが考えることは
すごいんだなと思わされるばかりでありました
途中、この方法もまた、とてつもなく危険であるということをわからせるために、
ものすごく長い誓約書にサインを求められるんだが、
その誓約書内容を、おそらく原文(訳してあるんだから、原文とはいえないが)で記載されていて、
何が起きても自分で理解して選びましたと、
改めて文字で示される恐ろしさも感じられた李したのでありました

ま、そういうのが、最終的に成功すると思っているから読めたわけだけど、
実際どっちに転ぶかわからないときにそれをというのが
なかなか残酷というか、大変なことだったろうなと思わされるばかりであった
ともかく、すげぇドキュメンタリーだなと読み終えたのであった

最終的には抗生物質に頼る世界への警告みたいなのになるわけだが、
それでどうにかなるようなものでもなさそうだよなと
病気とのいたちごっこの怖さと、
そういうものが割とあふれている世界というものを
知る本となったように思うのであったとさ

【ドラマ】卒業タイムリミット

2022-05-17 21:22:04 | ドラマ映画テレビ感想
NHKのよるドラ枠がリニューアルして、
朝ドラみたく15分版になって、週四放送というややこしい内容となりました
その第一弾ということで、おそらく相当気合入れて作ったと思うんだが
なかなか慣れない放送内容に面食らったというか
まあ、最終的には楽しんだわけでありますが、
没頭没入というほどではなかったのでありました

ドラマの内容より先に、
やっぱり平日夜に15分だけというのはちょっと視聴が難しいといいますか、
個人的には夜にちょこちょこやられるのは、なんかいまいち見られないというか、
NHK教育の見たい番組と被るんだよとか
どうでもいいことで悩んだのでありました
曜日を決めてやってもらう内容に慣れてるんだなと
改めて思ったのでありました
今考えると、光秀のスマホとかのシリーズで、これを試していたんだろうか
そう思うと腑に落ちたような、そうでもないような

さておいて、15分ずつで、ミステリ要素というのが
挑みすぎじゃないかと思いながら見ていたんだが、
なかなか面白い、そもそもテレビのミステリって、
比較的わかりやすい謎解きになってるから、
15分ごとで、ちょっとずつというのが案外よかったのかもと
思ったりしながら、ちょっとずつ、犯人が違うということが
少しずつ確定していく、積み上げが面白かったのでありました

とはいえ、15分ぶつ切りがやっぱり難儀なところで
全部見終わったときの、がっつりドラマを見終わったという感じがないというか、
どうも、寺木の絡みが腑に落ちないと思ったりしていたのである
結局理事長は、どこまで何をしたかったのか、
あの内容で、主人公を救えると思っていたんだろうか
救いたいのではなく、自分が救われたいというそれだったともとれるんだが
そのあたりが、なんかちゃんと掘り下げ切れてなかったように
見ていて感じたのでありました
遠しで見るとまた違うのかなとも思うのである

学園ドラマのちょっと変わった版といった感じだったので、
大きなテーマというのが見えづらかったんだが、
青春の最後に、ちゃんと卒業を迎えるということを
72時間で取り返したといった感じにも読めたんですが
はたして、そういうものだったか、
うつうつとすることもあったけど、最後に協力して友達ができた
まぁ、そういうことで乗り越えたというか
何かしら卒業できたという感じに見えたし、めでたしかもと思うのだが
寺木の件は、もうちょっと踏み込めたというか、
結局みんないいやつじゃんという、中盤くらいで出てきたセリフの通りだったわけだが
トリッキーなそれじゃなくて、ちゃんと取り組んで
解決した内容で見たかったかもと思うのでありましたとさ

次回作はもうちょっと軽めというか、コメディ振りがありそうなので
それはそれで楽しみにしつつ、とりあえずは夜に15分という放送方法に
慣れていこうと思うその第一弾でありました

【読書】ミッドナイト・ライブラリー

2022-05-16 20:56:24 | 読書感想文とか読み物レビウー
ミッドナイト・ライブラリー  作:マット・ヘイグ

別の人生がどうだったか
それを追体験していく物語
今生きていることに絶望した主人公が、今わの際に、
別の人生を体験することができる図書館に呼び出されると
そんな話なわけでありまして、
正直な感想としては、想像通り、そして、想定通りに物語が進んで
安定度がとても高い、そうだろう、そうであるべきだと
読んでいて満足して終わったのでありました

それだけでものすごくネタバレっぽくなってしまうなと思ってしまうんだが
様々な選択の積み重ねによって、人生が形作られていて、
それぞれに悩みもあれば、挫折もあるという
ありがちな話なんだけども、丁寧に名声や名誉というものにまみれた人生から
だんだんと、そういうものではない、幸せの形に気づいていくというか
こうかもしれないと考えていく過程がよかったと思うのであった

途中、自分の人生のはずなのに
完全に他人のそれだと気づいてしまうとか、
結局のところ、自分が本当に生きてきたそれと異なるものは
もはや別人であるという話にも見えるんだが、
自分でありながら、異なるそれを彼女と呼んでしまうような感じが
繊細でなかなか好きな感動でありました

重要なキャラクタにとある夫人が出てくるんだが、
その人のイマージナリーと本来の人、それぞれが、自分の中にあって
そこから繋がっていくという、恋人や家族ではない隣人としての愛みたいなのが
多分、一番強いメッセージだったんじゃないかと思うんだが
今の時代、こういう生き方がとても心強いというか、
生きる意味のようなものがいいなと感じたわけでありました

世界的にも、パートナーを得るということが、
夫婦という形だけではない、そういう姿というのへのあこがれというか、
許容が増えてんだろうかと、難しいことを考えたのであった

鎌倉殿の13人  果たせぬ凱旋

2022-05-15 21:10:22 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」
視聴完了しました
個人的には、一番よかったんじゃないかと思うくらい
すごいいい回だと、胸に響いた
多分、おやじ殿のことが好きなんだなと、
あの柔らかい声と、抜けてるようでしっかりしている
なんともいえぬ父性ともいうべき寛容が好きなんだと
ものすごくはっきり自覚できた回でありました
また、あの親父殿をして、九郎の諦めの顔がよかったわ
人が死ぬ回の悲惨さとは、まったく別の人情味あふれるよい話だったと
感激しているのでありました

結局というか、前から知っていたけど
やっぱり行家という男が疫病神だったんだなと
ナレーションにまでいわれる始末というのがひどかったけども、
誰も彼もが、平気でうそをつくというか、急に逆のことを言いだすというのが
世の中存外こういうもんだよなと
改めて見せられたようで、やな話を日曜の夜に見せやがると
感じたりするわけだけども
行家のそれと、法皇様のそれではまるで違うのが興味深かった
というか、法皇様に何度も問いかけるギャグが、個人的にツボだった
ああいうのいいなぁ、ボケ老人呼ばわりとは違うけども
なんだろう、だんだんとゲシュタルト崩壊してくみたいに
正しいこと言ってるのに不安にさせられるというのが面白かった
ああいういじわるあるよなー

さておき、頼朝とのすれ違いをどちらが悪いというでもなく
周りが悪いという話にしたのが、まぁ、実際そうだったのか、
なんともかわいそうな兄弟だよなと
改めて思わされる展開でげっそりしてしまうのであった
誰かちゃんとしてやれというか、どうして、すべてがああなってしまうのか
どうやっても邪魔されるというのが
辛いところでありました

しれっと、しゃれこうべが復活していたくだりとかが、
ギャグなのかちゃんとしてんのかわからない感じでよかったのだけども
あの坊主もいつか殺されるんだろうかと
早くやられてしまわんだろうかと、ちょっと期待値があがってしまうのでありました
いや、でも、ああいうやつほど長生きするんだろうか
この時代は怖い

親父殿が子供みたいなこと言ってたのと
それでいて、法皇様を前にして啖呵きるときの気風の良さが
かっこいいなぁとほれぼれしたわけでありまして
あの仲良し親子も後半戦ではと思うと悲しいかぎりでありますが
そこの悲しみを増すために、よりいっそう、いい親子感を出していってほしいと
なんか、一種のNTR的なものを思うのであった
NTRじゃねぇだろ

【読書】図鑑を見ても名前がわからないのはなぜか?

2022-05-14 20:50:41 | 読書感想文とか読み物レビウー
図鑑を見ても名前がわからないのはなぜか?  著:須黒達巳

同定に関する本でした
同定入門書というべきか、同定する楽しさ、その方法を著者の経験に即して
解説に尽くした本でありました
面白いことに興味を持つ、そういう一歩として大切な本だと
個人的には子供に読ませる一冊といった感じだろうと
思ったりした内容でありました
まぁ、読んだのは独身のおっさんなんだけどもな

かつて昆虫学に身を置いていた学士様という
ありがたいそれを背負っているので、昆虫の同定というのには
興味深いというか、あーなるほどなと思うところが多かったんだけども
この本は、昆虫とか植物とかに関わらず、
あらゆるものを同定する必要性、その手練手管の汎用性に注目しているのがミソで、
花や昆虫の名前はわかっても、鳥や魚はさっぱりわからんという自分にも
なるほどと思わされるところが多くて非常にためになった

基本的には図鑑で調べる方法、
同定する勘所をひたすら見て鍛えていくということに終始しているんだけども
その方法というか、道すがらが楽しそうで、
まずはここを楽しめるかどうかが、一つ目のチェックポイントだよなと思わされたりもする
とはいえ、特殊なそれというわけではなくて、
人間というのは何かに慣れてきたら、それに関する目の付け所というのが鍛えられるというのが
なんというか、しっくりくる話で、植物とか動物とかを見るだけでなく、
仏像とか、それ以外のところでも、習熟した人にしか見えない違いというのがある
それが面白いと思うというのは、この本の主旨とは少し異なるけど
個人的にはその違いや、それを得ることの楽しさというのは
同定の楽しみの一つではないかと思った

実際に図鑑をひいてみる実践があって、
正直そこのハードルが高いというか、
実際に魅せられて、やれるかというとしんどいだろうなという
ハエやシダの同定という過程が興味深かったのだけども、
このあたりも、個人的に好きな、ハチやクモの方が楽しめそうだと思ったりしたり
なかなか好き嫌いみたいなのが出るものだなと実感したのでありました

フォントの違いを探るとか、
結局マニア向けの話のようでもあるけど
楽しいことだと思うのでありました
後付けにあったけど、AIがいつかこれを肩代わりするんだろうが
これを楽しいと思う心というのは、いくつかの種類の人間に備わっているものだろうと
仕事から、趣味へと変貌していくのかもと思うのであった
いや、もともと趣味が高じて仕事のようになっていたもので
これ自体は人間の営みからなくなることはないのだろうと
思ったりするのであった

【読書】日本バッティングセンター考

2022-05-11 20:54:12 | 読書感想文とか読み物レビウー
日本バッティングセンター考  著:カルロス矢吹

バッティングセンターについての歴史を紐解いた一冊でありました
そんなに野球好きでもないので、馴染みが薄いそれなんだが、
なんだかんだ、そんな俺でも何回かは行ったことがあるところなのは、
やはり、昭和の遺物というべきか、いや、その頃は平成になっていたか
わからんが、ここに描かれている様々なバッティングセンターの悲喜こもごもに
哀愁を覚えるのでありました

高度成長期と密接な関係があるといっても差し支えなさそうな、
まさに、その頃に多様化していくレジャーの一環として
ボーリングとともに一世を風靡した
そんな華々しい歴史、廃れてきたかと思えば、
イチロー人気での復活とか、なんとなく身に覚えがある話も多くて
楽しく読めたのでありました

今の、といっていいのか、このご時世でも新しくバッティングセンターを始めようという人もいて、
そういう人たちや、成功している、あるいは、残っているバッティングセンターの
様々な要素みたいなのも紹介していて商売の話としても
ちょっと面白いと思えたのであります

海外事情としてタイの話が大きく紹介されているのが面白いところだったけども
こういう遊び場として、インドあたりにクリケットで似たようなのとかないんだろうかと
いらんことを疑問に思ってしまったのである
あと、オートテニスというのは初めて聞いたんだが、
どこにあるんだろうか、気になるなと
そんなことを感じたのであります

余談というには豪華すぎるんだが、
ピエール瀧との対談が載ってて驚きなのでありました
相変わらずというか、野球好きなのは変わってないんだなと思いつつ
あれこれあったことは、一切関係ない
ただの野球好きのおっさんとして、和気あいあいと話しているのは
楽しいなと思ったのである
実際、瀧みたいなバッティングセンターのおっさんいそうだよなと思うのであった

東京ブラックホールIII 1989-1990 魅惑と罪のバブルの宮殿

2022-05-10 20:52:01 | ドラマ映画テレビ感想
NHKスペシャルの一環だと思うんだが
ドキュメンタリドラマとも異なる、かつての時代にタイムスリップして
その時代を生きるという物語を見られるわけなんだが、
今回のは、身近というか、記憶に新しいところなので
かなり面白かった
前シリーズの前の東京オリンピックのあたりの話とかも
きわめて興味深かったけども、
今回のバブルは、小学生くらいの時分にあたるけども、
大人の世界はこんな感じだったのかという感慨みたいなのがあって、
いやー、面白かった

ドラマ自体はさしたる話でもなかったんだが、
オチは気が利いててよかったなと思うところ
バブル期の盛り場というか、歌舞伎町界隈みたいなところが
どういう感じでまわっていたか、
水商売で語るバブルという感じなのは、
どうしてもそういうところが派手だったというのが、本当のところで、
また、こういう映像を作る人たちがいたのもまた、
その場所だったってことなんだろうなと思うばかりでありました
地続きのはずなんだが、隔絶というか、なんか違うよなと思わされるのでありました
これが、地方格差というでもないが、
いわゆる、憧れの東京の姿でもあるようだし、なんというか
不思議だと思うのである
バブル期の地方というストーリーもまた、見たいなぁと改めて思わされるのでありました
今回のは、まっとうを描くんだろうから
東京の、それも、ど真ん中の狂騒を追いかけるという物語で
十分面白かったんだが、田舎から出てきたではなく、その出てきた田舎の姿もみたいと
思ったりしてしまうのであった、余談が長い

さておいて、金に物を言わせる世界というのが素晴らしく、
ああやって狂っていったというか、お金の使い方がわからない
下品さというのが作られたのか、
また、あの頃はいわゆる暴力団という闇が元気だったんだなというのも
今と違うところで面白かった、地上げうんぬんの話だけでも
一本書けるくらいの話になってしまうんだろうが、
そういうのももっと深堀してほしいというか、
バブルという時代をそろそろ振り返って、あれこれ知りたいと思わされるところでありました

物語としては、水商売と、株で夢見るという二段構えで
それが潰れるというところまでがセットというのが面白かった
店に田舎者だからって断られる話とか
今考えるととんでもねぇなというところが
当たり前のようになっていたし、
みんな万札振り回しているしと、まぁなんというかすげぇな
あの時期の小金持ちの人たちが、その後、伝説のホステスによれば
おおよそくたばったというか、人知れず消えていったというのが
なかなか時代を感じさせて味わい深いところだったけども、
昭和の名残が続くような、日本刀でめった刺しにされたとか、
それがトランプとバカラやって負けてたとか
今聞くと面白すぎる内容がまた、素敵でありました

あの時の投資が、iモードを生んだとか、
様々な技術の下支えになっていたというところは
もっとクローズアップしてよかったように思うんだが、
バブルというのを負債だけとはいわず、
そこで培われたもので、今が支えられているというのも
ちょっと知っておきたいところだと思うのでありました

あれこれ、面白いことが多すぎたんだが、
今の時代も後から考えると、もっとあれこれできたといわれそうだなと
こういうのを見るたびに思うわけだけども、
世相というのにながされず、いや、いっそ流されて時代を生きるというのが
歴史に同化する方法なんじゃなかろうかとか
世迷いごとを書いてしまうのであった

ともあれ、面白い番組だった