CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

冬の台南高雄旅行 26 高雄85大樓、そして帰国

2017-05-30 21:00:02 | 冬の台南高雄旅行(2016)
最終回であります
3日間の高雄台南旅行を満喫したわけでありまして、
いよいよ高雄空港から、関空までPeachで帰国という具合であります
とはいえ、そのまま帰るのは忍びない、ぎりぎりまで遊んでいこうと
ホテルから、ぼんやり歩いていますと


高雄85大樓
あんなでかいビルなのに、そういえばまったく見てなかったな
せっかくだし、登れるかどうか見てこよう
もともと大きなホテルだと聞いているので、台北101みたいなわけにはいかんだろうと
期待せずに近づいていく


思ったよりも、本当に大きいな…
聳え立つとはこういうことかと、首が痛くなるほど見上げてみる
凄いすごいと興奮しながら、とりあえず入り口らしきところから中へ

写真は無いのですが、実際に中に入ってウインドウショッピングとは
聞こえのいい、見てるだけを敢行してきたのでありました
どうやら、展望台には登れたようなのでありますが
流石に時間がなさ過ぎるので登らず、珊瑚やらヒスイやら売っている店を
流し見て終了したのでありました
次回立ち寄ったときは登ってみようと思うのである


さて、高雄85大樓の近くにひとつ大きなお寺さんがある、その名も、高雄意誠堂關帝廟
そう、もうひとつの関帝廟であります
街中のお寺さんというわけで、先に行った高雄関帝廟よりは小さいのですが、
それでも十分の迫力、というか、箱型で、よく見かけるお寺さんとは趣が違う
とはいえ、中身はだいたい同じでありまして


金ぴかだとか

仏像やら

線香台がある

月曜日の昼ということで、ほとんど人もいないで、静かに過ごすことができ、
大変満足だったのでありました
心も静かになって、いよいよ思い残すこともないかと
残り時間が迫るなか、せっかくだから最後に何か食べ物はないかと
近くで見つけ出したのが


いかにもな食堂である


大腸麺線(ダーチョウミェンシェン) 40元
これで食べ治めだなと、しみじみ食べる
高雄で麺線というのもおかしな感じだなと、勝手に思っていたのでありますが、
食べてみれば、やっぱり麺線は台北のほうがうまい気がすると
一人ごちたりしたのであります、思い過ごしのような気もするんだが
ともかく、あっさりした食べ物と、何よりも、久しぶりの香菜の香りに満足したのでありました
そうだ、今回は全然香菜を食べられなかったな

いよいよ帰国というわけで、地下鉄で高雄空港まで移動する
あっという間のことで、空港の中で何か食べるものでもないかと
ちょっと探してみましたが、残念ながら見つけることができずに、
みやげを物色して、空港内を観光したのでありました


空港内にもある、三鳳宮
ミニチュアでありますけども、高雄の名所なんだなと改めて思い知る


そして、あのトランスアジア航空のカウンター
栄枯盛衰といっていいのか、いつも使っていた
馴染みの航空会社であったトランスアジアでありますが
このとき、ちょうど会社が崩壊した直後でありまして
カウンターはあるものの、申し訳書きが記してあったのである
もうこのカウンターも撤去されていることでありましょう
なかなかいい写真を撮ったと思える


そんなわけで、ゆるり高雄空港を楽しんで、
ゆったりと帰国の途についたのであります
特にこれという事件もなく、スムースに帰国できましたのでここまで
長々、お付き合いありがとうございました

次はいったい、何時いけることか

冬の台南高雄旅行 25 高雄站と芒果砂冰

2017-05-26 20:32:20 | 冬の台南高雄旅行(2016)

たたずむわんこ

さて、帰りの飛行機の時間も気にしつつ、
名所っぽいところもだいぶ廻ったし、高雄站から美麗島站まで歩こうかと
もっさり移動を開始します、ぶらぶら高雄の街を散策


キリスト教系の協会
意外と目に付くといっていしまっていいのか、
台湾にも結構な数のキリスト教の教会がある様子でありまして
台北でも立派なのをいくつか見たなと思い出したのであります
確か、日露戦争の英雄の一人明石もキリスト教だったのでなかったかしらね



旧高雄站
話には聞いていましたが、現在の高雄站と別に旧制の高雄站があるとの話
それがここでありました、大変残念なことに中に入れなかったのでありますが
日本統治時代からの建物だとかそうでもないとか、
ともかく昭和の香りがする古い建物を遠めに見て満足するのである
中入りたかったなぁ、そろそろ工事が始まるだろうから
もう見られないと思うと残念である

さて、歩いていよいよ美麗島站に到着する
ちょっと前に紹介しました、高捷少女の写真を撮りにやってきたのでありますが
それを終えて、つと、この近くに旨い店があると聞いたのを思い出す



圓環肉燥飯
ここだここだ、朝飯をさっき食べたばっかりという感じのようにも思うが
まぁ、肉燥飯くらいなら余裕で入るだろうと早速注文
肉燥飯(ロウツァオファン) 30元
蛤蜊湯(クリータン) 50元
発音が怪しいので真似しないでほしい(しないよ)、
ハリータンだと思ってたんだが、台湾語でもハマータンと呼ぶんだそうで
見た目と発音が一致せんなぁと思うのである

さておき、ハマグリスープこと、蛤蜊湯が非常にうまかった
よく出汁がきいてて、素晴らしいスープでありました
肉燥飯の方は、てっきりルーローファンだと思ってたんだが、
もっとあっさりした感じので、正直物足らない
やっぱり、肉の煮物系は台北のほうがいいのかしらなんて感じてしまったんだが
種類が違うんだから、そもそも違うものなのである
がっつりくるものではなかったけども、大変満足だったのであります


ホテルを引き払うために一端寄宿
ついでに、優越感の通りでマンゴーシャーベットを買ってきた
芒果砂冰 60元
これを買うのにえらい一苦労をしまして
発音が、「まんぐぉしゃーぴん」だと思って、何回も言うんだが
どうにも「万国下品」と聞こえていたようで、怪訝な顔をされて、
最終的には指差しで「芒果砂冰」が出てきたのでありました
正しい発音がなんだったのかは、結局わからないのだがいいのだ

12月にマンゴーが食べられる(飲んでる)とは
流石だねなんて感激しつつ、いよいよ帰り支度を始めるのであります

冬の台南高雄旅行 24 高雄の朝食と三鳳宮

2017-05-23 21:40:11 | 冬の台南高雄旅行(2016)
高雄の朝食で有名な店といえば、もちろんこちら


興隆居であります
高雄の朝に行列を作る店としてきわめて有名で、
ここの肉まん(包子、割包など)は筆舌に尽くしがたい
まさに垂涎の食べ物であるということ
月曜日の朝で、仕事の人たちがはけたであろう9時過ぎくらいに到着
少々なら並ぶことも厭わないぜといきまいていきますと


休業
公休日と、日本人にもきわめてわかりやすい張り紙がありました
どうりでひっそりしてると思ったわけだよ…、物凄くうなだれてしまったのだが
ふと隣を見ると、賑わっている同じような朝食屋さんを発見


果貿來來豆漿
なんだか、いや、物凄く美味しそうな匂いと結構な混雑っぷり
こっちが休みだから繁盛しているのか、負けないくらいの名店なのか
そのあたりはわかりませんが、おなかもすいたのでこちらの店で何か食べようと物色


せっせと、肉まんを蒸しながら、次々とやってくる客を軽快にさばいていました
じっと眺めていたら、おおよそタイミングがつかめたというか
テケトーに自分で肉まんとかをトレイに乗せて、レジで計算してもらう仕組みのようなので
難しくもなく、さくさくと朝食を購入したのであります


包子 13元×2  蛋餅 15元
高麗菜包(キャベツ肉まん)と韭菜蒸包(ニラ肉まん)でありまして、
どっちも絶品、もしかしたら、どっちかが煎包かもしれませんが
ともかく13元で食べられるとんでもなく幸せな一品でありました、凄い旨いの
ニラ肉まんのほうは、春雨とかも入ってて、味付けも優しく素晴らしい
そして、台灣卵焼きこと蛋餅、こっちはボックスに入っていたんですが
これもまた、ほどよい塩味でうまい
実に素晴らしい朝食という感じになったのであります
店の前に小さいテーブルがちょっとあるだけでしたが、
大半が持ち帰り客なので、特に問題なく座って食べることができました
非常にありがたい、というか、めっちゃ旨い
もう一回何か買おうかと思うほどで、蒸したて、焼きたての朝食というのが
こんなに旨いものかと感激ひとしおであとにしたのであります

朝食も無事終わったので、さらに観光をすすめていこうと
高雄でもうひとつの名所、三鳳宮へと向かいます
ここから歩いて30分もすれば到着できるだろうともくろんでのこと
朝食が旨かったこともあって、軽やかな足取りで向かいました


謎のお宮
これは三鳳宮とは違うところなのでありますが、
行く道すがらで唐突に出会った、なんてことのないお宮であります
正直、このお宮がどこにあったのか、今となっては思い出せないのだが
朝食食べてから、三鳳宮へ歩いていく途中で発見したことだけは確かであります
ここの何が凄いって


光る舟
ちょっと驚いてしまった、神輿みたいなものなのか、
これはアレか、宙舟というやつなのか?衝撃のかっこよさというか迫力に感激
ついつい見入ってしまったのであります


舟にまつわるお宮だったのは間違いがないようで、
こんな感じの模型なんかも展示されていて、さほどに大きなお宮ではありませんでしたが
大変楽しめたというか、いいものを見たと思ったりしつつ先を急いだのである


そして今度こそ、到着した三鳳宮であります
高雄でも有数の巨刹でありまして
何が祀られているのかはまったく知らないが、どのガイドブックにも
高雄といえば出てくる代物、なんか凄いんだろうといきまいて突入


おししとマスコット
どうも、このマスコットが三鳳宮と密接に関係していると思われる
そこかしこにこのマスコットがいまして、
おそらくは祀られている神様か武将か何かのキャラクタなんだろうが
もう一人、紫色のやつもいたりで、なかなか楽しげでありました
ちなみに背中が、ガンダムのバックパックみたいになっててロボットめいているのである
謎すぎる
最初は三国志の呂布でも象ってんのかと思ったけど、祀るほどじゃねぇしなぁ


ガイドブックによく見られる構図でちゃんと撮ってみる
台灣のお寺で、この赤いちょうちんがずらっと並んでいるシーンは
簡単に絵になるからステキだわと惚れ惚れするのでありますけども、
広い境内に、こんなのがひしめいておりました


中には、当然のように神像が祭られていまして
これが表のマスコットと同じものなのかもしれない


さらには、お釈迦様もおわしまして
霊験あらたかな感じなのでありました

朝早くから、仏像ばっかり見ているせいか
ちょっと飽きていたというのは否めないのでありますが
広々として、清清しい高雄の朝を満喫できたのでよしとして
観光地を見尽くしたとして、高雄站へと移動します

冬の台南高雄旅行 23 高雄関帝廟

2017-05-19 23:21:35 | 冬の台南高雄旅行(2016)
三日目、帰国の朝であります
昼過ぎの便で帰国のため、午前中を有意義に過ごそうと
目をつけていた、関帝廟へと向かいます
朝の風景写真とかもあったんだが割愛、
地下鉄で三多商圏から技撃館站まで移動して、歩いて近づいていきます
おおよそ30分くらいで到着


普通の町並みに、突然表れる門扉
結構な大きさであります


高雄関帝廟(武廟)
三国志で有名な関羽を祀った廟であります
ここは、その他にもたくさんの仏さんや神様が祀られていまして、
かなり見ごたえのある場所でありました


廟前の広場に赤兎馬だと思われる像もあったり


謎の西洋甲冑の像もあったりして、
なんなのかよくわからんが、奇怪な感じがわくわく感を煽ってくれる


まず、廟に入って最初に目に入ったのが
この金の牛の置物であります
背中にしょってるのか、当時の金を模したものだと思うのでありますが
どういう言われかわからんが、ともかくそこそこの大きさの物体であります


阿修羅像
流石台灣、金ぴかである
日本のそれとはまったく別のもののようにも見えるけども
仏像、いや、神像にあたるのかわからんが、迫力の一作でありました


続いて、出てきたのがこちらの老人群
なんかの神様だと思われますが、こういう感じで
次々と神像やら、仏像やらが出てきて、
なんとなし、女神転生の世界に入ったかのような異世界感を堪能できる
ちょっとテンションがあがってきた


このほか、謎の美女
女神的なもので、鬼子母神とかなのか、あまり詳しくないのでわかりませんが
薬師如来みたいな薬壷というか、瓶を持っているのがステキ
これ以外にも結構な数の仏像、神像がいたんだが
似たような絵面になるので割愛しまして、さらに上階へと移動していきますと


関羽、関平、周倉の像
これがとてつもなく大きい、この廟のメインだと思われる神像であります
見上げて、その迫力に驚きながら、ありがたやと頭を垂れてきました
朝が早いせいでもありますが、誰もいない
駐車場にいっぱい車がいたのに、人がいないというのが不思議だけども
まぁ、そんなもんかとあまり気にせず、
さらに、あっちこっちを見て回ります




メインはやっぱり仏像シリーズ
阿修羅よりも腕の数が多い神様、お釈迦様、そして女性に大人気の月下老人
月下老人のところには、恋人との永遠の愛を誓ったんだかなんだかの
山のようなお供えや、金色のお札みたいなのがみっしりで、
信心の深さというか、強い情念みたいなのを感じたのであります


三国志っぽい壁画も、天井絵というか、欄間みたいなところに
掲げられていたんでありますけど、暗いのでうまく撮影できず
桃園の誓いだけわかったので、掲載しておくのである

このほか、地下スペースにお宝が埋蔵してあって、
そっちが観覧可能と玄関口に書いてあったのですが、
朝早いせいか、あるいは、期間限定でしか解放してないのか、
立ち入り禁止になっていたので見ることがかないませんでしたが、
なかなか楽しく、充実して過ごすことができたのであります

満足したので、続いて、朝飯を探しに名店へと向かうのである

冬の台南高雄旅行 22 神農老街を歩く

2017-05-16 21:28:13 | 冬の台南高雄旅行(2016)
腹ごなしが終わったので、そろそろ観光地めぐりを締めくくって
高雄まで戻ろうと思うところであります
地図的には、この近くに最近人気の神農老街という街並みがあるので
そのあたりをうろうろしてみることに


手振れせずに撮れたのが奇跡である

水仙宮市場からほど近いと
地図には書いてあるんだが、さっぱりわからんと
結構うろうろして、やっと見つけたのがここでありました
かなり細い路地で、観光ガイドなんかだと
えらい大きく扱っているので、もっと凄いのかと思っていると
絶対に見つからない、ひっそりした小路でありました


ガイドブックそのままに、なかなか雰囲気のある街並みで
近づいてみると、どうってことないんだが
夜に歩くとライトアップもあって幻想的に見える
人気があるわけであります


この道の奥行ったところに、神農を祭った宮があったそうなんだが
そんな情報を知らなかったので、テケトーに町中にあったお寺を撮影
時間的に開いてもいないので、外から眺めるだけで
ぼけらったと街を歩いたのであります


そうかと思えば、まだ開いているお寺もありまして
確か、保安宮と書かれていたように思うのでありますが
夜遅くでも、信心深く祈りをささげる地元の人がいて
驚くのでありました


朝だったら見ごたえがあるのだろう、市場のひっそりした露地を歩いたりしましたが、
神農老街自体は、ガイドブックの通り、リノベした
お洒落カフェだとかが満載の場所なので
おっさんが一人で遊ぶのは限界があると、眺めるだけで終わり
とっとと帰路につこうと台南駅へと戻ったのでありました


台南站
予定していた戻りの電車が、見事に遅れていたので
ショックだったのでありますけども
そのおかげでちょっと時間がとれることになったので
駅近くをうろうろしてみる


なんだかわからん建物ですが、美術村といっていいのか、
若い芸術家の卵たちが住んでいるのかギャラリーなのか
ともかく、不思議なみやげ物屋とともにあった場所で
若い地元人がうろうろしていて、新鮮でありました
だからといって、何をしたわけでもないんだけどもさ


戻って、自販機でチケットを購入、
実は、凄い人出で、窓口じゃ買えそうもなかったので
わかるか冷や冷やしながらも、無事購入できまして
目的の電車で高雄まで戻ったのであります


寝る前に、またも、優越感の夜市でジュースを購入
木瓜牛奶(ムーグォニューナイ) 45元
前回高雄を訪れたときに感激した、パパイヤミルクであります
そこらのジューススタンドみたいなところで頼んだせいか
あるいは、時期がそもそも違うからか
前回ほど美味いと思わなかったものの、大変満足して終わったのでありました
いよいよ帰国の日であります

冬の台南高雄旅行 21 再発號肉粽から台南食べ倒し

2017-05-12 22:56:59 | 冬の台南高雄旅行(2016)
いかにもブログらしい内容であります
台南で食べまくるというお話を少々


孔子廟をあとにして、ぶらぶら歩きながら眺めみれば
12月でこの気温、歩いている分には実に過ごしやすい日和で最高でありました
そんなわけで、食べ歩きツアーでもないけど、いっちょ頑張ろうと
今朝方、まだ開店してなかった再発號肉粽に向かいます


案の定というか、結構な大入りながらも無事到着入店
とうとう、噂に聞いた台南名物の一つを食することに



てなわけで、これが、特製海鮮八寶肉粽 150元
崩してない中身だと、何の変哲もない台湾ちまきに見えてしまいますが
ほぐしてみればこの通り、八寶(八宝)の名前にふさわしく、さまざまな具材がてんこ盛り
特にこの特製版については、あわびと貝柱が入っているという素晴らしいもので
本当に筆舌に尽くしがたい絶品でありました、もう一回食べたい
大変素晴らしい、好吃、超好吃であります

とりあえずこいつを食べて、まったりという感じでありましたが
ちょっとスープめいたものも食べたいなと、店を変えることに
ぶらっと歩きながら、そういや、赤崁楼の近くに鴨肉の店があったよなと思いだしてそちらへ


東巧鴨肉焿というお店で、半年前に訪れた赤兎馬のお寺があるすぐ横に位置するのであります
鴨肉焿(ヤーロウケン)という、鴨肉を使ったとろみスープが店名そのものなので
これはあたりに違いないと、わからないなりに頼んでみると、あっさり通じて
そこらへんに座ってくれとのことで、待つこと数分


鴨肉焿(ヤーロウケン) 55元
どきどきしながら食べてみましたが、生姜を細く切ったものと一緒に
鴨肉がよく煮込まれていて、ほろほろよく崩れてうまい
独特の味付けといっていいのか、黒酢が結構キツめに使ってあるので
好き嫌いが分かれるなと感じたのでありますが、
大変あっさりさっぱり食べられるので、なかなか素敵でありました
胃にもたれない、実にすばらしい食べ物である

どっぷり食べたと思ったものの、さらに観光を続けながら食べまくろうと
台南の街をうろうろと歩き倒していきます
赤崁楼から、歩くこと15分くらい、水仙宮市場だとか、永楽市場だとかいわれる
食べ物屋さんを含め、さまざまなお店がごった返している地区があるはずとうろうろと到着


いい感じで日暮れて、夜がやってきたという感じになってまいりました
左右に所せましと並んでいるお店屋さんも、次々にぎわってきたという感じで
夜市でもないけど、わくわくしながら町を散策していきます


ここで一軒、食堂を発見する
これがまた、ものすごいいい匂いがしてたまらない
さすがに食べ過ぎだろうと自分でも思っていたんだが、一度通り過ぎてから
やっぱり、あまりに旨そうな匂いだからとつられて入ってしまう
メニューも、値段もまったくわからないんだが
一番大きく書いてあるメニューを指さして注文


香菇飯湯(シャングーファンタン) 80元
何の変哲もないスープに見えますが、シイタケが入っていまして
これがまた、ものすごいいい香りなのであります
シイタケってこんなにいい匂いがする食べ物だったかな
そう思いながら、でっかい粽と鴨スープ飲んでいるにも関わらず
このスープを食べる、いや、スープと言いましたが、実際は雑炊なのである
飯湯(ファンタン)というだけあって、ご飯の入っているスープなのであります

これが、本当にもう、この旅で一番うまいといっても過言ではない
ものすごい衝撃を受けた食べ物でありました
この店が特別うまかったのか、そもそもうまい食べ物なのか
そこは判別がつかなかったんだけども、
とてつもなく肉厚のシイタケ(香菇(シャングー))と、
そこからとったと思われる濃厚なダシの香りが最上級なのである
エビと謎の肉片が入っていましたが、正直それらが前座といえるほど
圧倒的にスープが旨い、極上とはこういうことかというほど感激したのでありました
あまりに旨さに、あっという間に平らげてしまった
素晴らしい、素晴らしいぜ台湾


さらに調子にのって進んでいきますと、今度は甘いものの店を発見
そういや、八寶冰(パーパオピン)を食べたいと思ってたが
ついぞ食う機会がなかったなと思いだす
そうだよ、別腹だから食べられるよきっと
そんな風に、どっか壊れたんじゃないかと自分でも驚きの食欲に突き動かされて入店
さすがに夕飯時に食いに入る店じゃないのか、
店主のおねーさんというかおばさんと、私しかいなかったんだが
身振り手振りで注文をしてみる


龍眼湯圓(ロンユェンタンエン) 45元
八寶冰はどうした俺…、そううなだれてしまったのでありますが、
かき氷を食べようと思ったら、メニュー欄に「龍眼」の文字を発見して、
ああ、ロンガンだ、ロンガン超食べたい!と、おねーさんに
「ロンガン、ロンガン!」と言って、まったく通じなかったのであります
最終的に「ロンユェン」と発音を正してもらって事なきを得たのでありますが
台湾で食べたかったフルーツについに遭遇なのである

ただ、見ての通り、そして名前の通り、これは温かい食べ物なのである
12月とはいえ、外は先ほどの通り夏日を超えているわけでありまして
さらには、さきほどアツアツのしいたけスープを飲んできたというのに
冷たいものではなく、これを食べてしまったのであります

台湾ぜんざいと称されるだけあって、まさにぜんざいのそれでありました
これを作るにあたって、具材を5つ選んでねと言われたので
推薦、看板などと、「おすすめ、おまかせ」的なことを伝えて
OKOKと、ささっと作ってもらったのでありますが
なかなか甘さ控えめながら美味しかった、熱かったけど

見た目は悪い感じでありますが、そんなことはなく
棗だとか、タピオカだとか、あれこれ入っていて
なんとなし体によさそうな雰囲気で、ゆったり食べられました
すごい汗かいてたんだけどもね
肝心のロンガンについては、ドライロンガンだったようで、
お湯で戻して食べるという感じなので、ドライライチに近い感じで
ちゃんとしたのをもう一度食べたいなと思ったりしたのだけども
ともあれ、しっかり堪能できたのでよしとしたのでありました

さすがに食べ過ぎた、いい加減にしよう
そう思いつつ、ようやっと腰をあげまして、ふらふら夜の街をさまようのである


ぐるっと、界隈を歩いてたどり着いたのが、この水仙市場の看板であります
見ての通りというか、すでに夜モードで市場の方はしまっていたため
中にある、水仙宮にはいけなかったのですが、とりあえず満足して通り過ぎるのでありました
台南の夜も、大変楽しいと浮かれながら歩いていくのである

冬の台南高雄旅行 20 虱目魚主題館と台南孔子廟

2017-05-09 21:54:32 | 冬の台南高雄旅行(2016)
億載金城をあとにして、さてバス乗り場はどこだろうと探し出した矢先


謎の建物を発見、なんだろう、なんか面白そうだと思って
とりあえず中に入ってみますと


そらに浮かぶ魚群
虱目魚主題館という、昨夜食べた「サバヒー(虱目魚)」についてのテーマ館でありました
そんなもんがあるのかと、ちょっと驚いたのでありますけども、
無料で楽しめるというのでせっかくだからと、うろうろとみて回ったのであります


水槽で泳ぐサバヒー
これがそうなのか…、切り身しか見てないので、本当にそうなのか
まったくわからないのでありますけども
ともかく実物とご対面だったのであります
館内は、そこそこ大きな空間になっていまして、二階建てで、さまざまな資料展示があります


サバヒーについての説明であります
日本語解説まであるので、至れり尽くせりであります
ちょっとずつ日本語がおかしかったんだが、それはそれ、
おおまかに楽しめるので十分でありました
ちなみにこの写真にある「ないわけがないだろう」というのは、
確か名前についての話で、日本人が聞いたけども、よい答えが返ってこないだかなんだかで
とりあえずサバに似てるからサバヒーという呼び名でよかろうかとか
そういうお話だったように思いますが、
詳しくは現地で見てきてほしい、覚えていない


こんな感じで猫が戯れていたりして、実際に本物の猫も飼われていたんだが
写真撮らせてくれなかったので割愛するのでありますけども
この猫が、この館のマスコットらしく、そこかしこで見られるのであります


サバヒーが泳ぐ館内、メルヘンである

そんなわけで、サバヒーを堪能したので、いよいよ移動しようと外に出るが
バス停を見つけるものの、運行しているかどうかもわからない有様
ちょっと困った様子でうろうろしていると、それに気づいたのかすぐにタクシーが寄ってきてくれました
もういい加減に疲れたし、ちょっと贅沢してもよいかとタクシーに乗って移動

運ちゃん「去哪里?(チューナーリー・どこいくの?)」
私「我想出孔廟(ウォシアンチューコンミャオ・孔子廟に行きたいです)」

そう、ちゃんと中国語っぽくしゃべってみたのだ、本当にだよ
まぁ、実際はまったく通じていなかったようで「コンミャオ」の部分だけで納得されたようでありましたが
無事移動開始、相変わらずといっていいのか、相当ゴキゲンにぶっ飛ばすタクシーで
あっという間に孔子廟までやってきたのでありました、15分190元であります


台南孔子廟
かなり立派な建物でありまして、何に驚いたって、
ここまでいくつもの孔子廟を見てきたが、台南は有料なのである
到着して、10分くらいで閉鎖ということだったので、払わないで断念したのだけども
台南孔子廟だけは別格の扱いとなっているようなので、
機会を見計らって今度は入ろうなどと思うのである
そんなわけで、周辺施設だけをぐるっと見て回ったのでありますが


にぎわいの正面玄関

謎の塔があったのでせっかくだから上る

孔子?よくわからんが、塔の中に安置されていたのであります

中華趣味のステキな建物でありましたが、結構古そうでもあり
なかなか楽しめたと思うのであります
人も多くて、さすが観光地といった具合、屋台なんかも出ていたので
もっと早い時間は、より楽しめたのではないかと思うのである


野生のリスがいたりする
いかにも台湾らしい風景なのでありますけども
リスが餌付けされていたようで、この近くにリスのエサ売っているおっさんも居て
憩いの場としてなじんでいるといった具合でありました
リスをかわいいと思うのは日本人だけだとか聞いたことがありましたけど
台湾でも人気のようで、手慣れた感じで、あっちこっちでみんなエサやっているのが印象的でありました

17時も超えたというわけで、そろそろ飯でも食べようと
また移動していくのでありました

冬の台南高雄旅行 19 億載金城

2017-05-05 19:58:22 | 冬の台南高雄旅行(2016)

歩いてくると、唐突に砲門を発見、
そうか、いよいよたどり着いたか、億載金城
このあたりは、見たことないような鳥が飛んでいたりして
なかなか南国情緒あふれる場所だったのですけども、
日本でいうところの五稜郭のような、不思議な建物に潜入するのであります


チケットは、例のごとく台南名物のイラストものでありました、50元なり
集めたらなんかと交換とかしてほしい感じである
さておいて、早速に潜入


大きな門というか、トンネルがありまして
その奥が敷地になっています
あまりよく知らないでやってきたのですけども、
対日本用に設置された要塞なんだそうで、作ったのは清であります
なんとアームストロング砲を備えていたというので
それを探しに、とりあえず要塞ないをうろうろする


こんな感じで、四隅が張り出していまして、上空から見ると星型になってんじゃないかと
そう願うばかりなのでありますけども、独特の構造で、居るだけで
なんだかわくわくしてしまう要塞なのでありました


アームストロング砲?
え、なんかしょぼくね?とか思ったんだが、
実際は結構な大きさでありまして、なかなかのものでありました
チケットを買うときに、身振り手振りで、係の人から
もうすぐ、大砲を撃つイベントがあるから見ていきなと案内されたのがここで、
この大砲が火を吹くらしいと、わくわくして待つこと数分



これがイベントの様子で、なんとか撃った瞬間をとらえた写真なのでありますが
手前のおじさんが、清国の軍人の様子で、このほかに
助手の兵隊さんもそばに控えていて、パフォーマンスを行っていました
言葉がまったくわからないので、
時折、見守る人から笑いが起こるもののさっぱりわからないまま、
早く打てよと待っていたんだが、
時折、「リーペンレン、リーペンレン」と言っていたのがわかったので、
日本人を倒すぞ的なことを言ってたんじゃないかと推理
なんとも居心地が悪いというか、煽られて、なんかされたらどうしようとか
いらん心配をしたのでありますが、そんなはずもなく、
大砲演出を見せてもらえたのでありました

火はちなみに、大きな花火という感じで、パーンパーンと、二回ほど撃ってくれて
正直しょぼいわけでありましたが、それでも、なかなか楽しく見られたので満足
あとは要塞外壁を歩いて帰ろうかと思ったところ


アームストロング砲
なんだこの大きさ…、衝撃的な出会いでありました
そうか、こっちが本物なのか、見学してる人とサイズ補完をしていただけると幸いですが
とんでもなく大きなもので、これが三門並んでいました
冒頭に外から見えていた砲門はこれだったようで、あまりの迫力にしばし見とれてしまったのである


間近でみると、また物凄い迫力なのである
このほかにも、近代的な大砲が、いくつも設置されていて
なんとも面白かったのでありました
このほか、大砲の弾を貯蔵していた場所の遺跡だとか、
それこれ見るものもあったのですが、
30分もあれば十分楽しめるといったサイズでありました

とりあえず、これでぐるっと安平地区から南方まで観光地を網羅したと
満足しつつ、次はどうしようかと、とりあえず城を後にするのである

冬の台南高雄旅行 18 定情碼頭德陽艦園區

2017-05-02 22:00:55 | 冬の台南高雄旅行(2016)
タイトルが文字化けしてないといいんですが、
徳陽艦という、中華民国海軍所属の駆逐艦であります
歩いていたら、唐突に現れた感じで、見ようかどうしようか
迷うこともなく、一直線に近づいていったのであります


近づきすぎて全容が入っていないのだけども
湾岸に接岸しております、接岸で合ってんのか
チケット購入して、早速乗船します 50元なり

いくつも写真撮ってきたんだが、
正直、戦艦だな(注:駆逐艦だ)という感想以外何もでてこないので
ぱぱっと進めてしまいますが、


対空用の何か


中距離強襲用の何か


艦砲

といった具合で、このほかにも魚雷発射管だとか、あれやこれや
なかなか楽しく見られたというか、結構興奮して眺めていたのでありますけども
面白い観光スポットだったと思うのであります
パンフレットを貰ったのですが、当然読めるはずもないので
たぶんこういうことだろうというあたりの概要を書きますれば

服役は1945年5月で終戦間際だそうなんだが、
元来アメリカの船の払い下げなんだそうなので、その頃はまだアメリカ船籍だと思われます
その後、あっちこっちの戦争に参加しつつ、1977年に台灣、中華民国に転属となって「徳陽」と名づけられ
安平港を守護する駆逐艦となったそうな
2005年頃まで現役だったようなので、相当におじいちゃん船だけども
沈没することなく、二回くらい改造を加えて、現役を全うしたんだそうであります


これは操縦のそれこれでありますけども、
ほかにも艦長室にも入ることができまして、
小さいけどもシャワー室があったり、トイレがあったりと
艦長というのは、やっぱり優遇されているのだと
当たり前のことを知ったりできたのでありました


主砲


信号旗とレーダー
読めるかなと思って撮ってきたんだが、よくわからん
おそらくはCJ(貴船は援助を求めるか)のような気がするんだが
なんか違うんじゃねとも思ったりである


というわけで、なんだかんだと船を楽しんだのでありました
地元の観光客なのか、子供連れや、そもそも幼稚園の遠足みたいなのもいたので
ほのぼのと過ごせたのであります


終わってから、あんまりにものどが渇いたので謎のジュースを購入
超薄いカルピスみたいな飲み物で12元でありました、自販機で買ったのだよ
渇いたのどに、ほどよく染み渡ったのである


路傍にあった花キリンの植え込み
凶悪極まりない植物でありますが、これもまた
露地に転がっているあたり、本当に暖かい街だと思わされつつ
さらに先を急いでいくのでありました

冬の台南高雄旅行 17 安平小砲台から林默娘公園

2017-04-28 21:50:10 | 冬の台南高雄旅行(2016)
甘いものも食べたし、いっちょ気合入れて歩くかと
安平地区の外側というか、海に近い側をそぞろ歩くことに
実際のところ、迷子でもないんだが、通りすぎてから
後方に砲台があるという看板を見つけて、道を戻ったりしたのであります


安平小砲台
先ほどの安平古堡から西にちょっといったところにありました
風光明媚といっていいのか、海というか、港に向けて
敵が近づいてきたら叩くというそれであります


こんな感じで、安平古堡と同じように大砲が並んでいる

砲先に海が見えると思ってたんだが、
さっき地図で確かめたら、海というか港のようでありました
ともあれ、この大砲で外敵から街を守っていたのは本当のようであります


大砲によって守られた漁民(違う)
牡蠣を大量に向いておられました、凄い数だったんだが
みんな手が早い早い、この牡蠣ガラが安平のあちこちで見られる建造物の建材になってんだそうで、
物凄く硬いレンガを作ることができるんだそうな


砲台近くの遊歩道をふらりと歩きながら移動を開始
特にあてもないのでありますが、河にたたずむ謎の鳥なんかを眺めつつ
12月とは思えない陽気をたっぷりと浴びたのでありました


さて、うっとり観光なんて似合わないというわけで
とりあえずどこかへ行こうと街の地図を発見
地図の自転車マークが置いてあるところが現在地、
河を渡って南側に見るものがたくさんあるということがわかり
ここはいっちょ歩いてみますかと無謀にも徒歩観光を決行
個人的な旅程では、このあたりからバスに乗って移動だったんだが
テンションがあがったのと食べすぎで歩きたいという気持ちで
怒涛の行程に挑むことに


川沿いを歩いていくと開発が進んでいるのか
謎のモニュメントも多数あったりして、ステキであります
走っている人もいたりで、実に気持ちがいい


そうかと思うと謎の仏像が店先に放置されていたり、
この川沿いの綺麗な道のすぐ横は、まだ開発が進んでいないのか
なんとなし港が近いところ特有の怪しげな一帯となっていました
夜は流石に歩きたくない感じである
日本でも、港近いところはなんとなし、こういう雰囲気だなと
その危険さがかもされている
あれこれと歩いていくと、一つ目の見所目的地に到着


林默娘公園である
林さんというところの娘さんが祭られています
このあたりが長閑というか、ちょっとステキな公園になっていまして
驚いたのが凧をレンタルしてくれる店があって、
みんなが凧揚げしていたところであります
そういう文化というか遊びが楽しまれているんだなと衝撃
面白いものであります


海の神様として祀られているのが、林默娘だそうである
媽祖という名が神様としての名前で有名なところ
ちょっと調べてみたら萌え化が進められているようで、
流石だなとちょっと思ったんだけども、
この女神さまによって海が守られているのである

海と町並みが一望できる素晴らしいところなんだが
その写真をなぜか撮ってないので省略しつつも
風が気持ちいい、ステキな公園でありました
歩き旅はさらに続く

冬の台南高雄旅行 16 安平老街で豆花と棺材板を食べる

2017-04-25 22:28:32 | 冬の台南高雄旅行(2016)
安平古堡を出て、この一帯を楽しもうと歩き始めます
前回も書きましたとおり、このあたりは、安平老街という
古い町並みを残した観光地でもありまして、
狭い路地裏に、様々な屋台や人の家やが、ごちゃまぜになっていて
歩いているだけで楽しいのであります
*安平老街だと思ったんだが、延平老街のほうが通りがよい感じです


安平開臺天后宮
まず、安平古堡近くにある大きなお寺さん
門前に、観光客向けに一緒に写真撮ってくれる孫悟空(斉天大聖)が居てまして、
観光地なんだなと改めて思い知ったりしたんですが、
ああいう手合いはどこでもいるんだな、
ローマのコロッセオでグラデュエーターの格好したのを十数年前に見たなと
いらんことを思い出したのである、閑話


中はなかなか荘厳な感じで、まわりも屋台がみっちりしてて
街中で、街に愛されたお寺さんのようでありました
特に何がということもなかったんだけども、外の喧騒が嘘のように
しんとしてて、ステキでありました


移動しながら、そういえば、台南といえば名物があったと
路地のお店に立ち寄ってみたのがここ
目当ては、棺材板(クァンザイパン)であります
ちょっとカタカナ発音が怪しいところですが、そんな感じ
ちなみにまったく通じなかったので、日本語っぽくない発音が必要だと思われる


これが棺材板(クァンザイパン) 50元である
見たとおり、食パンをくりぬいて、中にシチューを入れているだけであります
台湾人には、これが棺おけに見えるということで、名前は棺おけという意味だと
聞いたように思うんですが、日本人が羊羹に墓石とか名づける感じだろうか(つけねぇよ)

味は想像の通りである、いや、正直美味しいもんではない、いたって普通
完全にB級というか、わざわざ食べるほどかと思わなくもないところ
店が悪かったのかと、一瞬考えましたが、どこで食べても一緒だと思われます
食パンが揚げてありまして、カリっとしてるのはいいんだけども
全体的に凄い油っぽいというか、濃いので、おやつ感覚で食べるべきではなかった
ともかく、名物をひとつやっつけたと満足しておくのでありました

気を取り直して、口直しにこの近くに有名な豆花屋さんがあったはずだと歩いてみる


そうそう、こんな名前だった安平豆花
と、なんだか並んでもいるし安心して食べられそうだと行列につく
実際は、この店じゃなくて、もうちょっと離れたところにある同記豆花というのが
このあたりの名店だったと思い知るのでありますが
これはこれで美味しいお店だったのでよしとします


頼んだのは緑豆豆花(リュウドウドウフォア) 30元
本当な珍珠豆花(ゼンズードウフォア・タピオカ豆花)のほうが好みなんだが、
私のうろ覚え知識で、この店は緑豆が、隠れた名品だと頼みます
前述の通り、それはこの店ではなかったんだが、これも美味しかったのでよいとする

見た目が全然美味しくなさそうですが、
控えめな甘さが心地よくて、緑豆のほのかな甘味が個人的にはあたりでありました
これはまた美味しいと、ちょっと歩きつかれていたからだに染み渡ったのであります
前回も豆花食べたときは、疲れ果ててたなと思い出しましたが
そういう食べ物なんだろう、素晴らしいおやつである


食べ終わってから、ゆっくりと安平老街を歩いていきます
この混雑、物凄い人いきれに酔いそうになってましたが、
お祭り会場だと思えばテンションがあがるってな感じ


これが後から調べてみると、安平地区伝統の龍に剣の紋章なんだそうで
そういえば、街の辻辻で見かけたなと、後から写真撮っておけばよかったと後悔
こういうオブジェみたいなのがあっちこっちにあります


懐かしいカルメ焼に挑む幼女
懐かしいとか書いてみましたが、私も実際に見るの初めてだと
私が子供の頃ですら、もう屋台から姿を消していた昭和のおかしでありますね
こち亀とかで見たことがあるとか、そういう文化遺産である

そんなこんなで、老街もぐるっと堪能して、安平地区の海沿いへと足を向けるのである

冬の台南高雄旅行 15 安平古堡とオランダ積み

2017-04-21 22:44:00 | 冬の台南高雄旅行(2016)

台南といえば鄭成功

さて、安平樹屋も堪能したので次の観光地へと歩いて移動、
道すがらに、鄭成功像を見たりしながら、目指すのは安平古堡(アンピンクーバオ)
オランダによって建てられたお城であります
別名が、ゼーランディア城といって、なかなか堅牢豪華なものでありました
お城の周りが、市場といったらいいか、
非常に賑わっているところで、おみやげ物屋から食べ物屋まで
屋台やなんだかんだが、狭い路地にみっしり詰まっていて
ローカルな雰囲気が楽しい場所にあります


門前では結構な観光客がチケットを買い求めておりました

やはり似たタッチの入場券 50元で購入


入ってすぐ左手に、こんな建物があって、
なんだろうかとうろうろしたのですが、離れの邸宅のようなものだったようで、
中では、歴史の説明やら、資料が展示されていました
ここで、レンガつくりに関する知識を手に入れることができまして
後々紹介しますオランダ積みという技法が学べるのであります
これ重要なので覚えておくように


お城の遠景、残念ながら見所である高い塔が工事中で籠被ってます

本当なら、あの塔に登れるんだそうですが、
今回は工事中のため断念して、お城の城壁をぐるり一周してみたり
強い日差しの下、観光を楽しんできたのであります


城壁から見える、外の市場(マーケット)
こんなのに取り囲まれていて、えらい賑わいなのである
もともと、このあたり一帯が安平老街という古い町並みで
昔ながらの営みが、脈々続いている結果なんだそうだ



そして今回注目のといっていいのか、大筒であります
かの有名なアームストロング砲だと思っていたんですが、
後ほど訪れる別のところに、本物のアームストロング砲があって
こいつは違うと判明するのでありますけども、
これはこれでかっこいい大砲です
模型なので、ただの鉄の塊が台車に乗ってるだけみたいな感じですが、
城の要所要所に設置されていて、
そこから周囲を見渡すと、往時が偲ばれるというか
海に向かって攻撃できる様が想像できて、非常に楽しいのでありました
全部で4門か5門あって、どれも形状が違ってたんだが
詳しいことはわかりません


そして、冒頭紹介したオランダ積みによる城壁であります
ほどよく崩れていて、オランダ積みの情景がよくわかるだろうと
自分でも納得して写真撮ったんだが
結局オランダ積みってなんだという話なのである

たぶん詳しいサイトがどっかにあるだろうと説明をサボってしまいますが、
レンガの並べ方に特徴がありまして、より強固になるよう設計されているとか
そんなお話でありましたとさ、縦横の配置に妙があるという話なんだが
ともかく、全部同じ向きとか、互い違いとかではない積み方なのである
勉強になりましたね

というわけで、観光を済ませて、再び旅に出るのであります

冬の台南高雄旅行 14 徳記洋行と安平樹屋

2017-04-17 21:20:25 | 冬の台南高雄旅行(2016)

バスに乗って30分ほどで到着
いよいよ、安平地区を堪能していきます
まずは超有名スポット安平樹屋を目指します


バス停からちょっと歩いたところに発見
安平樹屋を見るには、セットになっている洋館「徳記洋行」に入ります
チケットの絵柄は共通のようで、以前に赤崁楼に行ったときと似た図案であります
入館料 50元を支払って早速入る


入り口すぐに、洋館の離れだったと思しき建物があります
ここが、書家の家だったのか、書道教室だったのか
中に書にまつわる展示があるので早速入っています


こんな感じで、石版の机に水で字を書く練習ができるようになっておりました
ガラス戸に隷書の彫り物がしてあって、それが透けているんですが
これをなぞりながら練習するのかと思ったら、ただの飾り窓のようで
みんな黙々と自分の名前なんかを書いていました
久しぶりに毛筆を握ったけども、なかなか楽しい


十分に遊んでから、今度は本丸の洋館に移動します
白亜の豪邸を地で行くというか、そもそもこういうものを言うんだろうと
そう思わされる洋館であります
ここは、イギリス人の商館だったそうでありまして、
清朝の頃に建てられたものなんだそうな
貿易の拠点として活躍していたようで、その頃の貿易品なんかも展示されている


個人的に興味深いと思ったのがこの陶磁器でありました
ベトナムの安南焼に近い染付けでありました
清朝の頃というので、割と新しいものでありますけど
素朴な味わいがステキと見入ってしまったのであります

そうこうしながら、洋館もいよいよ後にして本命の安平樹屋に移動


じゃーん、なんて音をつけたくなる
これが有名な安平樹屋(アンピンシューヤー)であります
榕樹の樹に食い破られた倉庫でありまして、
自然の凄さというか、ラピュタ的なものを彷彿とさせるものであります


壁面を伝う榕樹(カジュマル)
本当にもう、ラピュタっぽい


屋根を突き破って伸びる枝、凄い迫力である

どこから樹で、どこから倉庫なのか、ほとんど見分けがつかないほど
縦横無尽に枝が張っているという印象でありまして、
見学するのに、専用の通路みたいなのがさらにこしらえてありまして、
そこを上り下りしながら、全体を見渡したり堪能できたのでありました


内部はこんな感じで、天井から枝が降りてきている


もはや屋根も吹っ飛んでいる

と、まぁ、有名観光地だけあるなという高い満足感を得た次第
ただ、樹を見ただけといわれればそうなんだけども、
これはなかなか見ごたえのある建造物というか、スポットだと感じました
年々台風とかにさらされて、倉庫部分が朽ちていっているそうなので
ひょっとすると、そのうち見られなくなるかもしれないと思えば
早いうちに見られてよかったと思うのでありましたとさ

冬の台南高雄旅行 13 台南で朝食

2017-04-14 17:55:06 | 冬の台南高雄旅行(2016)

翌朝、移動して高雄站であります
MRTで移動してから、台灣鐵道の駅へと移動しました
写真の通りで、結構こじんまりというでもないですが、
思ったよりも小柄な印象の駅でありました



ここから台南まで移動開始、106元の旅
自強號という特急に乗ってさくさくと移動します
おおよそ、40分で台南に到着、凄い早い、ステキ


まずは、前回の反省もふまえて、観光地図を案内所でゲット
これで道に迷うことはなかろうと願う

前回の台南訪問でいけなかった、安平地区の踏破を目論んでいまして、
まずは腹ごしらえに、台南站から、ぶらぶら待ち歩きして
朝飯食べられそうなところを探します


お寺みたいですが、台南病院
すっごい大きな病院でありました

闇雲に歩いているわけではなく、
台南でも一、二を争う有名店「再發號」という
台南ちまきのお店へと向かいます
ここの八宝と呼ぶ豪華肉粽が大層美味しいと評判なので
朝から粽食べて、がっつり栄養補給といきまいていたのであります


やってねぇよ
あまりの衝撃に腰が砕けそうになりましたが、
朝早くからやる店ではなかったようで、
到着した8時30分頃ではさっぱりなのでありました
ちゃんと前もって調べていこうぜ

落胆しつつ、台南の町をぶらぶら歩く
最終的には、前回も訪れた赤崁楼に向かいまして、
そこからバスに乗る予定なのであります


あてどなくでもないですが、歩いていますと
さすがは台南、古い町だけあってか、
お寺がいたるところにありまして、あっちこっちを眺めてくる
写真は、前回盛り上がった、関帝廟の裏側あたりに位置するお寺であります
個人的に、朝陽が見事に撮影できた気がするので
気に入って掲載、自慢か


中には、相変わらずわからないけども立派な仏像ないし神像がおわします

朝早くなので、人もまばらといったところ
正直朝ごはんを食べることが叶わないのではないかと
おろおろしていたところ、最終的には、前回横目で通り過ぎた
赤崁楼の門前市的なところで、朝からやっている店を発見


観光客向けっぽいなぁと、ちょっとしょんぼりしてしましたが
私の勝手な想像で、実際はそういう店でもなかった様子
まったく言葉が通じないのはいつものことで、
身振り手振りで注文をすると


炸醤麺(ジャージャー麺)? 40元であります
実際は、なんちゃらビーフン(米粉)と頼んだので
焼きビーフンなんだと思われますが、これがあっさりして
凄い美味しかったのであります

シンプルに、肉のそぼろともやしが炒めてあるだけなんだが、
ニンニクが絶妙に利いていて凄いうまい
麺もほどよいコシというか、ビーフン特有の食感があって
大変満足したのでありました、いやー、いいもの食べた

そんなわけで、栄養補給も済ませて、バスに乗って
台南郊外へと向かいます

冬の台南高雄旅行 11 六合二路夜市で虱目魚粥を食べる

2017-04-08 14:40:38 | 冬の台南高雄旅行(2016)
さて、美麗島站に何しに来たかといえば、
前回、あまりの大雨でまったく楽しめなかった六合二路夜市を訪れるためでありました


半年ぶりに戻ってきたぜ
あの大雨の大惨事から、あっという間に月日は流れたのだなと
しみじみ思ったわけでありますけども、とりあえず買い食いをしようと立ち寄ったのでありました
この直前に行っていた瑞豊夜市があまりに盛況だったので、
こっちはちょっと静かかしらなんて、前回のイメージで思っていたら


いや、比じゃないほどの人出じゃないか
これが本気の六合二路夜市か…、前回の経験がまるで嘘のように
物凄い大混雑というか、熱気と狂騒に驚いたのであります
まさにナイトマーケット、お祭りでもないのに凄いことだ


イカ焼
高捷少女も食べてたアレである
相当に大きいので食べなかったのでありますが、
まぁ、想像通りの味だろうなぁ


高雄といえばやっぱり海鮮

クエが展示されていた、食べられるのかもしれない

釈迦頭も販売中、12月だからかちょっと傷んでいるように見えたんだが
潤んでいただけなのかもしれない

茶碗蒸しまであった

と、食い物屋の充実っぷりが素晴らしいことこの上なく、
あっちもこっちもと、ふらふら立ち寄っては流し見ると
そんなことを過ごしていました
先の夜市で結構食べてしまったので、さほどにおなかすいてないのだけども
やっぱりなんか食べておかないとと、夜市の端っこまでやってきましたら


なかなかいい味わいのお店を発見
結構人の入りも多くて人気店のようにも思われる
ここで、せっかくだからとサバヒーを食べてみようと思い立ったのであります


虱目魚粥 95元
いわゆる「サバヒー粥」として紹介されているものであります
ただ、丸の身が乗っているのは豪華版だったようで、値段も若干高め
それでも400円くらいだからおそろしく安いわけですが

サバヒー(虱目魚・シームーユー)という、サバの親戚のような魚で
淡白なんだけど凄い美味しい、これがおかゆになってるのが
台南、高雄ではメジャーというわけでありまして
名物のひとつに数えられているのであります
おかゆそのものも非常に美味しくて、あれよあれよと食べられてしまった
これが、なんというか、庶民的な食べ物なんだけど
とっても美味しい、毎日食べられる系のおいしい食べ物でありました

このとき、よくわかってなかったのですが、
サバヒーというのが、これまた台湾語発音なんだそうで、
おばちゃんに、必死にサバヒー、サバヒー!と叫んで持ってきてもらったのは
よい思い出だったのでありますけども
無愛想ながら、味のよいそれを満喫して夜市をあとにしたのでありました