CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

砂漠の逃亡者

2005-11-30 08:50:59 | 読書感想文とか読み物レビウー
砂漠の逃亡者
作)モーリーン・チャイルド  訳)中村多仁

というわけで、先回読んだ
ハーレクイーンに続いて、もう一本
今度はシルエットデザイアシリーズのお話であります

そんなにエロくない

これが第一声になってしまうのは
間違ってるなと思いましたが
いやよかった、これによって、やっぱり俺は
ハーレクイーンを誤解していたと痛感
今回のこの作品は、砂漠に囚われたお金持ちのお嬢様を
海兵隊員が救出にいき、その脱出の途上で恋に落ちるという
ああ、ベタだ、ベタだが、これこそがそうなんだろうという
ステキなものでありました

リサ・チェインバーズというお嬢様が
わがままでじゃじゃ馬という具合なのだが
それをあしらいながらも、惹かれてしまう
トラヴィス・ホークという若い海兵隊員との
ラブロマンス、ロマンス?
違うかもしれないが、ともかく、誘拐された彼女を
颯爽と登場して彼が救出するというステキ物語

と、思って読み始めたら驚きの
というか、肩透かしというか、男の求めることと違うというか
脱出に関わるあれこれの災難は、ほんの数ページしかなく
あとは逃避行中に二人がどう惹かれあっていくかということに
全てが注がれているというラブっぷり
サバイバルな中で芽生える愛
あれ、それってほら、生存をかけているからのかん違いじゃないの?
とか、無粋なことをどうしても思ってしまう俺
ダメだ、そうじゃない、この愛は本物なのだ

と実際その本物っぷりというか、肉体的には
圧倒的に強いトラヴィスだが、精神が弱すぎて
このヘタレ野郎みたいな具合で、女としては
ああいうのがやきもきというか、もう、なんか
色々たまらんのだろうなぁと、そこを
見事に書ききって、完全に王子様を虜にしてしまう
お姫様たるリサ

いやん

そんな描写もちょっとだけ出てきますが
それはそれ、基本、精神的な
そして鬱屈したお互いの何か、かけ離れた身分というのを
乗り越えていく物語でありました

なんというか、やはり
俺が読むには無理がある
と、まだまだ自分の中で乙女回路が育ってねぇなと
悔しく思いながら、うまいこと書けなかった感想文で
申し訳無し

そうそう、蛇足になってしまいますが
ハレークイーンシリーズについて
色々わかったのでありました

ハーレクイーンの中でも様々なジャンルがあり
前回のエロいなという感想は間違っていなく
そういう情熱的なアダルティなことからせまる
ロマンスを描いた作品は
ハーレクイーンテンプテーションシリーズというのだそうで
今回のはラブロマンスなんかに焦点をあてている
シルエットデザイアシリーズなのであります
当然王道というか無印のハーレクイーンロマンスも
あるようなのだが、OL先輩がそのあたり趣味じゃないらしく
手にはいらないわけでありまして
なかなかどうして、本読みとしての道は険しいと思ってしまいました

しかし、書き手になるとき
読み手を意識して、そして
本というのはやっぱエンターテイメントとしてしかるべきというのが
見事にきわまっているシリーズだなと思いました
ハッピーエンドには、やっぱわけがあるのだ
そうでなくてはならんのだな
バッドエンド好きだと勘違いしていた自分を叱咤しつつ

いつか、ラブでラブでへろへろな小説とかを
意気揚揚と読めるようなそういう
よい精神を宿したいと思ったりなんだったりしたとかなんとか

安宅の関

2005-11-28 08:50:41 | NHK大河ドラマ感想
先週に引き続き感動の回でした
かの有名な勧進帳
結構というか、いや、なんかわからんが
相当感動してしまった

おそらく演技に圧倒されてしまったのだと思うのですが
なんか、別に話も知ってるし
そこまで感情移入してなかったので
何かが悲しかったとか、誰かに同情したとか
そういう感情はまるで働いていなかったはずなんだが・・・
棒でしばき続ける弁慶を見ていて
なぜか涙が、おおお・・・

迫真の演技とはこのことなんでしょうか
また、富樫役の方もすげぇよかったのであります
実にいい最終回だった(違う)

またよい具合で伏線の回収もあって
巴が再登場するのには驚きましたが
とても人間的な成長というか、巴のその後を
美しく書いたように思います
ただ、義仲の墓守した謎の尼僧の話に
まるで繋がらなくなってしまうのは、どうかしらと
細かいことを気にしてしまいましたが
よかったものはよかったのです
小池さんも、時代劇に似合うものなのねと
改めて思ったとかなんとか

で、特に頼朝が絡むこともなく
安宅関では、あの問答から落着まで
凄くいい芝居でありました
本当に凄かった
富樫という役人がどれだけ鋭いかというか
情に厚いかみたいなことが、とくとく取れて
あの表情変化だけで、様々な人間模様が見てとれて
圧巻でありました
マツケンも渋く勧進帳を決めて
最初の数発の殴りっぷりもよかった
あれが中と半端だと、面白くないなと思ってたんだが
実によい具合で、歌舞伎のそれを見たことがないので
比べることもできませんが
哀惜というか、なんというか、ああ、感動した

殴られる義経をこらえて眺める郎等と
そして、殴りながら泣く弁慶
それを見て、その絆に感動を催す富樫殿
ああ、勧進帳ってこういう話なんだなと
わけもなく感動した次第でありました

富樫の独壇場みたいなことになっておりましたが
できるなら、部下の誰かがあれは九郎判官ではないかと
聞いて、その追捕を許さないとかいう展開も
ステキよねとか勝手に思ってましたが
実によかった

最後の泣きながら謝る弁慶も切なかったですが
関所でのやりとりが面白い、純粋に面白かったのでありました

いよいよ大詰めになって参ったと思いますが
個人的に優れたドラマを見たように思いました
来週、そしてその次と楽しみでありますが
まずはこれまで

キース・ジャレット~枯葉・Still Live~

2005-11-24 09:00:36 | ドラマ映画テレビ感想
久しぶりにCDを買いました
少しご無沙汰しておりました、jazz CDであります
キース・ジャレット~枯葉・Still Live~

ビル・エバンスの枯葉にはまって以来
やっぱjazzはピアノに限るのうとか
いっぱしのことを言うようになったのでありますが
ここで、風変わりとはいわず、ビルエバンス以来というか
それよりもすげぇといううわさの
生きたピアノの巨人「キースジャレット(Keith Jarrett)」の
CDを手に入れてしまいました

しかもおいらがはまった「枯葉」メインのステキCD
というか、聞いてびっくりしたんだが
ビルのポートレイトインジャズとワルツフォーデビー収録曲が
山のように入っているじゃないか、まぁ
これってひょっとせんでも、あれか
ピアノjazzの定番曲なのかしら?

とかなんとか思いつつ、もりもりと聞いてみました
2枚組なのでありますが、どちらもすげぇ
というか前評判で聞いていたんだが
キース自体も天才だが、これはスタンダーズトリオこそ
最高傑作といわれておるらしく、その噂に違わぬ
すげぇ出来、っつうか、なんだ
ゲーリーピーコックとジャックディジョネットが
おいおい、半端ねぇな、すげぇっ
最初聞いたとき大したことねぇなとかぬかした俺
土下座して謝れっ、このトリオは尋常じゃねぇ

どの曲がというよりも
全部の曲がすげぇ、ピアノがステキなのもあるんだが
バックとは思えないほどのベースドラムのはっちゃけっぷり
だけど壊れない曲、これは凄すぎる
特に、ジャックのドラムはもう、何叩いたら
そんなリズムと音になるのか、皆目検討もつかないような
ステキすぎる仕上がり
ああ、俺なんでこのトリオのライブ聞いたことねぇんだ
どうしてっ
せっかく今も生きている伝説の巨人だというのに
せつせつ、後悔してしまいます

ビルトリオが、あの当時先鋭的だったというところから
もう何十年過ぎたのか、新しく、いや
更に進化したピアノjazzの世界が見えたというのは
嘘でもなんでもなく本当だと痛感いたしました

キースジャレットが天才なのもよくわかるが
トリオjazzというのがどんなにかっこいいのかと
ジャックとゲーリーのスィングの凄さ
そのあたりが凝縮されたステキCDでありました

このままスタンダーズ1とか2とかも
聞いたほうがいいかしらと
思ったりするこのごろ
なんか、とりとめもなくなってしまいましたが
とりあえずキースジャレットに触れた
初心者jazz好きのファーストインプレッションでした

しずやしず

2005-11-22 08:53:53 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ義経
見ました、ステキ、もう最終回すぐなのね

そう思ってしまった
なんというか、本当、静の怪演
すばらしい、あの子供を取り上げられた
母としての、そして義経への想い、凝縮された
すさまじい形相と声がよかった
また、政子の冷たさもステキ
今回は屈指の名シーンだったのではなかろうか

そんな思わず、評論家調になってしまうくらいでありましたが
なかなかどうして、義経方では、佐藤弟の死亡と
山伏への変化が見所でしたが、まぁ、それはそれ
だんだん夢を語る義経が切なく、そして
淡いというか本当に遠い夢なのだという具合になっておりますな
義経方は、次週の勧進帳が見所なので
今回は抑え目でよかったのかもしれませんが

鎌倉へわたった静のことが本当
とてつもなくよかった
モミジが散りまくるのはどうかなと思いましたが
考えてみると、五条大橋や壇ノ浦でそんなこと
よーさんあったし、イメージとして強いシーンは
やっぱこれ、という義経スタイルなのかしらと
ほとほと感心しつつ

頼朝も完全に食われていた今回は
非常に面白かったです
最終回に向けて、すげぇ楽しみなんだが
とりあえず、次週の勧進帳で
どんだけ殴られるかそれを見たいと思います

今年もよい大河ドラマでしたね(速ぇよ)

日本代表vsアンゴラ代表

2005-11-17 08:53:57 | スポーツ
久しぶりにサッカーの代表戦を見た気がいたします
アンゴラ代表との一戦
なんか、始まる前から主力がこないだの
相手が変わるだの、あーだこーだと揉めた上に
主力出さないとダメとか誓約書作った挙句
日本の方がベストじゃねぇとか
そんな風になって、何やってんだかなぁと
ちょっと呆れてしまったのであります

で、試合の方ですが、とみに思うというか
最近は、もう現状の代表よりも
松井、阿部、大黒あたりが気になってて、
なんだろうこれに大久保を加えて、若い連中が
次のワールドカップでがんばってくれるんだろうかと
現状の代表よりも注目したりしておりますが、

やってくれたわ、松井

ステキすぎると感激いたしましたが
後半投入という形は残念でありましたが
それでも、結果を残したステキっぷり
個人的にこの戦いでは、稲本、松井、中田が
ステキだったのではないかと思いました

DFは、中沢でさえ、アンゴラ代表は簡単ではないらしく
当たり負けしたり抜かれたりと、ひやひやでありましたが
なんとかふんばったような様子
前半の怒涛の攻めが目だっておりましたが
あれはあれとして、前半中期くらいから
アンゴラの方が攻めまくっていたように見えました
向こうも決定機が何度かあったように思いますが
川口のファインセーブとかステキっぷりで打破

ミドルレンジからすげぇシュートってのが
やっぱすげぇんだなと、感心いたしました
日本にもああいうの欲しいですね

と、サイド攻撃でうまいこと崩せていたように思われたので
アフリカ勢全部がああいうタイプではないでしょうが
もしそうなら、右に加地選手が帰ってきたら
もちっとよいことになるやもとか
思ったりなんだったり、前向きに捉えられました

あんまり中村と中田の出番が無かったように
思われたのは、多分、私がボールの無いところのプレーを
知らないからなんでしょうが、
稲本と松井のインターセプトのステキさを見てしまうと
ああいうのを、中村にもして欲しいなと思ってしまいます
サイドチェンジとか凄いんだけどね、きっと

柳沢もステキだったので、あとは
高原が爆発する日を待つばかり
日本のFWは誰になるのかも楽しみですが
大久保には出番ないのかしらと、少し残念に思うところです
いいと思うのは贔屓目なのかな
でも、松井、大久保は中田と相性がよいように思えるのだがなぁ

一人脳内代表が戦い続ける
2005年最後の試合でした
新ユニフォームが思った以上にかっこいいなと
それも収穫であります

誘惑は三回まで

2005-11-16 08:49:08 | 読書感想文とか読み物レビウー
私の人生上足らないものというか
性格や人格の上で直しておかないといけないことに
ハッピーエンドにまさる物語はないという
この事実を受け止めるということがあります

わたくし、天邪鬼のため、物語があれば
全てバッドエンド嗜好というか、ほら
姉萌えで寝取られ好きで片思い好きの失恋好きという
救いようのない嗜好をもっておりますので
他人と話が合わず、これはいかん
というか、万人に鬱をふりまく悪影響を与えかねない
と、気づいてしまったため、ここは
ハッピーエンドという言葉とイコールで結べるという

ハーレクインロマンス

に手を出してみました
長くなりましたが
誘惑は三回まで アリソン・ケント 訳)鷹田えりか

ハーレクイン・テンプテーションシリーズというのか
さっぱりわかりませんが、まぁ、ともかく
とても有名なもののひとつらしく
実際のところ、会社のOL先輩から
面白い小説あったら貸してくださいと頼んだところ
借りたものでありまして、OLというか
世の中の女子はみんなこんなの読んでて、あまつ夢見てんのか
喫驚したのでありますが、感想を一言で言いますと

エロ小説やん

ひょっとして青年指定がかかってんじゃないのか?というほど
情熱的なアレ描写があるのであります
この一作を読んだだけでハーレクイン全部を語ることは
当然無理なんでしょうが、とりあえず
ストレートというか情熱的なエロが恐ろしい
いやんばかん、そんな可愛いもんじゃなくて
まさしく燃え上がるようなアレやそれという具合で
顔から火が出るか思うような素敵仕様でありました
電車の中で通勤帰りに男子が読むもんじゃねぇなと
つくづく思ったものの
あーた、もう、困るわよ

話の内容は、もしかしたら何かの続きものだったのかもと
思うような具合でありましたが
バリバリのキャリアウーマン<クロエ・スニガ>が
父親というトラウマのために、男性を恋愛の対象とは見られず
知的なのに時折、あばずれな自暴自棄とも思われることをする
その性行動というか、性癖が彼女のキャリアを
傷つけてしまう、それを解消するために
ステディな人がいると周りに印象つけよう
そう思って誘ったのが
スポーツバーの店主である<エリック・ヘイドン>
彼は生粋のスポーツバカなんだが、それでいて
紳士であり、なによりも、騎士のように
弱った女子を守ることが男のつとめだと自負しているとかもう

なんか私が説明すると、全然違う話のようになりますが
まあ、そんな具合でありまして
そのクロエがエリックに3回の会社イベントに
エスコート役としてくることを頼むということから
話が始まり、そのエスコートの間に
エリックは、クロエに本気になって彼女に
本当の恋愛感情を教えてやるぜみたく(注:そんなに安くありません)
まあ、最終的には情熱的なそれになるんだが
そこまでの身体の盛り上がりっぷりと
ムードの作りっぷり
このあたりが、うは、もう、俺そんなの無理
とか思ってしまうくらい、情熱と赤裸々でうふんあはん

実際の話、驚くようなストレートな行為描写が
すげぇなと感心するような内容でありましたが
ハーレクインに私がもとめていた
これがハッピーエンドだぜ、ボーイみたいな
そういうのは読み取れたので面白かったのでありました
途中、女の友情とか、仕事の考え方とか
恋愛観みたいなのもでてくるが
最終的には、ステキなサプライズによってハッピーエンド

ぐむぅと唸った作品でありました
というか、私何を読んでしまったんだろうと
狼狽隠せないこのごろでありますが
よしなに楽しみましたとさ

こういう物語を女子に振舞えるような男子となるため
私は研鑚をつまねばなりませんとか、せつせつ

カメムシ

2005-11-15 09:03:20 | 昆虫学
油断していたら
蓮の実を見るよりも
サブイボが出るような
恐ろしい光景を目にすることがあります

秋口、冬を控えたこの時期

冬眠場所をもとめたカメムシの大群が
ああ、家の壁紙の剥がれかけた裏側にみっちり

・・・・・。
そんな気持ちの悪い経験をしつつ
人間は大きくなっていくのだなぁと
しみじみ思いつつ、なんにせよ細かい虫が
大量に高密度で存在することは
人間にとって恐ろしいものだと身をもって知ったというお話
先日は、うちに済みついているハエトリグモが
こともあろうに大量のガキを孕んだ様子で
なんか、ほこりみたいなもんが壁にくっついているなと
近づいてみたらあらびっくり
糸にまもられた、数十匹のクモの子が
つついたら、それこそ散らした大騒ぎになって
ステキ

違う、ステキ違うよ俺

そう思ったりなんだったりしつつ
虫飼ってる男はモテないんだと最近聞いて
さみしい冬であります

夢の行く先

2005-11-14 08:38:48 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ義経
相変わらずのRPG風ではありましたが
大きな転機が、行家叔父斬首

ステキ

つかまった後も、のうのうと自分を貶めず
誰かのせいにして生き残ろうとしたあの
なんともいえぬ、政子が評した通りの
知恵もなく、といった具合がすばらしかった
最期に取り乱して、頼朝に苦言をばら撒き続けるあたりが
リアルというか、ああ、こういう
往生際の悪い奴というか、最初から最期まで
徹頭徹尾悪い、不快感を持ってる奴っているなぁと
冷え冷え見つづけました
いなくなると、それはそれで、物語的に寂しいですが
斬首は納得であります

で、義経方の方もてんやわんやと
大変でありますが、なんか右往左往しすぎというか
遠回りしているというか、最終的に平泉を目指すくだりに
なったはいいが、ずいぶん唐突だなぁと
やや強引な屏風との話に思いましたが
あと4回か5回、四の五のいってられないんでしょう
いつ勧進帳が行われるかわかりませんが
それまで楽しみであります

で、佐藤弟はやっぱ死んでしまったのか
だとすれば、兄に比べて
あまりにもな死にざまではないかと思うところ
多分帰ってくるんだろうが、なんだかちりぢりとしてきて
可哀想な一行、めげずに奥州を目指していくくだりであります

三国志あれこれ

2005-11-10 08:52:07 | 雑感
最近三国志づいているというか
まぁ、今週というか今日あたり
多分、蒼天航路が終了になるだろうからと
そのあたりも考えつつ
KOEIでもないですが、三国志ゲームで
こんなのが欲しいという私の
勝手な希望を記しておきます

わたくし、中学の時に
天地を食らうというカプコンから発売されてた
RPGのほうのゲームをやって
三国志に突入するという、あまり誉められたことない
歴の持ち主でありますが
そこからSLGに突入し、中華を統一するという
ステキなゲームの面白さに気づいて参りました

だが、やがてそれも飽きが近づいてくると
なるほど、考えたもので三国無双という
格闘ゲームやアクションゲームに進出
確かに、三国志という英傑が殺したり殺されたりするのが
メインであるステキな面白さを十分に堪能できる
これまたいいジャンルを切り開いた

そう思いながら、わたし
やったことないんですが、これがまた
アクションゲームというのはとっつきやすいし
英傑好きには何よりも楽しみなことだったろうと
この方向性は嫌いじゃない

じゃないが

このところやっている三国志8でもそうなのだが
張飛や呂布といったバカみたいに強い奴が
また、顔良、文醜みたいな、蜀好きの俺からしたら
コッパみたいな武将まで、アホのように使えるのに対して

文官の扱いがあまりにへちゃい

別に恨みはないのだが、顔良よりも
張紘とか、王累とか、軍師じゃない政治家の出番が
あまりにもないのであります
それまで頭のよい武将というのが使えなかったのは
シリーズ通しての問題でありましたが
ここのところ補正がかかっているのか、軍師クラスだと
策略というか計略や戦法が使えるようになったので
俺が大好き魏のカクあたりが、多分
三国志史上最強の男になったりと、いいバランスの崩れ方が
見られてはいるのでありますが、それも
結局戦争というキーがあってこそ

まぁ、三国志から戦争抜いたら何も残らねぇじゃねぇかと
そんな話になったら目もあてられないのでありますが
それにしたって、戦争につれていけば
呂布に突撃されて一撃で5000の兵力を失うような
荀イクの扱いが納得いかない
なぜだ、凄かったはずだ

というわけで、実際のところ知力が80程度あるけど
武力が20とかの武将よりも
武力が60程度、知力が40ある方が
遥かに使えるという現状をなんとかしたい
いやさ、文官好きの輩のためのゲームが必要ではないか
とか考えてしまうのであります

そう、いよいよ三国志のゲームは
戦争をキーとしつつ、内政という項目が
ゲーム中のウェイトの大きなところを占めるという
ステキな具合、しっかり政治のできる人間を
一人でも群においておかないと、すぐに暴動が起きたり
収益があがらなくなったりとか、そんな兵站や
治世、のコマンドを是非ともなんとかならないかしら

なんて、思ったんだが、なんか
そんなに面白いこと言ってない自分に今気づいておるのですけども
そういうエッセンスを楽しめるゲームは無かろうかと
思うこのごろです、面白いと思うんだけどな
戦争で奪っても、しっかり土地を治められなければ
すぐに取り返されてしまうという、人心をつかまないと
あっという間に、陳登、陳珪みたいな奴に城のっとられるとか
そういうゲーム出ないかしら、出たらもう
馬良がどれくらい使えるようになるか

考えるだけでも、私の理想とした三国志が
展開されると思うのでありました
馬岱と馬良で西涼から漢中くらいまで治めて
末永く国造りが出来たりするんだがなあ

支離滅裂

日経春秋

2005-11-09 08:48:34 | 読書感想文とか読み物レビウー
サラリーマンになったので
とりあえず日経に目は通しておかないと
なぜかわからないが、上司に叱られることがあるので
仕方なく読んでるという具合でありますが
リーマン5年ともなると、だんだん面白くなってきた具合

まぁ、実際のところよく経済状況とか
経済関係とか政治についてはわかってないことばかりなので
的外れな自分の意見をここで披露するような
ステキ勇気は持ち合わせておりませんが、
それはそれとして、日経の社説と春秋は
結構面白いコンテンツとして、わたくし欠かさず読んでおります

今回のこのブログ
前後の文章が繋がっていない展開になっておりますが
気にせず読んでいただくとして

最近、春秋のなんというかな、暴走とまでは言わないが
辛口っぷりが実にすばらしい、というか驚き
今週か、先週末くらいからか
急に取り扱う内容が辛くなりました、ステキ
前までも、なんか、自然現象の話を唐突にしだして
歴史ロマンや生物ロマンを語り出すという
経済誌として、いかがなものかという春秋で
まさに息抜きとして秀逸な出来映えで、個人的に
ステキ好評価でありましたが、このところの
ジャーナリズム批判、政治批判、世情批判と
なんか批評しまくりの展開に驚きであります

もっとも、批評というか苦言みたいな部分もあり
また、秀逸だったのが、偏向報道についての文言でありましたが
どこぞの女子が母を毒殺しようとブログつけてた事件にて
報道では、ファーブル昆虫記が愛読書だったみたいなところが
妙にクローズアップされていたと記者は指摘
そして、ファーブル先生をかばいまくる記者
かっこいい、偏向報道の話だが、明らかに
この記者さんはファーブルに何かステキな思い出があるに違いない(妄想)

また、そんな正義感に感心していた翌日くらいだったと思うのですが
今度は、政府あたりが発行してんだかの文書に
「北朝鮮との核共存について」だとかいう論文が
掲載されたとかしないとかいう話に言及
この場で「将軍様」という単語を使い、やんわりと指摘
すげぇっ、日本が誇る経済誌にて
将軍様というある種独特の単語を聞けるだなんて

もはや、何に感心しているんか自分が
不謹慎で仕方ないが、左右に揺れる世情の話題を
いつも反対するような形で、バランスをとっているように見られ
とても好感であります

と、まぁなんかよくわかってない人が
こんなこと書いても仕方ないのでありますが、担当者が変わったのか
そうでもないのか、わかりませんが
奈良で見つかった上司に伺いを立てる書簡について
なんかロマンな話を書いてくださらないかしらと
期待してしまう今週です
新聞というか、コラムって面白いですね

三国志8

2005-11-08 08:51:02 | 読書感想文とか読み物レビウー
ゲームです
KOEIの

というわけで、ここ最近、どっぷりとはまっているというか
以前ほどではないんだけど、気づいたら
ぐったりとその世界にはまってしまう
歴史SLGの大手三国志8のこと

このゲームは一人の武将になって
中華の統一をはかるゲームでありますが、
優れているのは、本当に一人の武将として生きて
誰に仕えようとも、君主になろうとも、
思いのままに選べるところにあるのでありますが
そこそこの自由度を体験できるうえに
オリジナルキャラクターを作って、登場させることができる
これが優れもの、はやい話し、自分を登録すれば
もう、曹操だろうと馬騰だろうと呂布だろうと
思いのままの相手の下につくことができるのであります

で、以前からとても大好きだった曹操に仕えるという
ステキなことをして、ここ数日過ごしておるのですが
それはそれとして
先日、オリジナルは無しにして、劉禅で中華統一を目指してみました

劉禅がこれまた、驚くほど弱い
頭も悪いし、人徳もないし、身体も弱い
なぜだか知らないが、他武将だと行動するエネルギーが130くらい
あるのに、彼だけ80しかない、酷いなKOEIわかるけどさ
そんなボンボンでありますが、部下に趙雲やら孔明やら
ステキなのが多いため、別に劉禅は何しなくても
たったと中華を統一できてしまうのでありました

ゲームの主目的である中華統一を目指すため
私の劉禅は、史実をかんがみて絶対に孔明の邪魔をしない
心に決めて、政治とかもとくになんもせず
全部孔明にまかせっきり、あまりにまかせっきりだと
なんかゲームしてる気がしなかったので
仕方なく、新しく仕官してきた武将とかを
無理やり成都に集めて大宴会をして、地道に人心を集めることに決定
人心というか、自分のことをどう思っているかという
バロメーターがあるのですが、それの上昇を目指して
捕まえてきた武将を成都に集めまくる
途中、司馬親戚どもや孫家の親類どもが成都に溢れかえり
毎晩のように宴会大会、凄い光景だな
だが、流石に彼らもバカではないので、最初は断ってくる
なんて奴だ、蜀帝に向かってっ
そう思いながら、貢物とかしてやるとあっさり
喜んで、宴会に参加しだす夏侯覇、さすがキョウイと
一緒に蜀で戦った史実があるからなぁとか

まぁ、思ったりしつつ、結局
気がついてみると前線を孔明や趙雲にまかせ
劉禅は成都で宴会三昧というまったく史実と一緒じゃん
思ったり思わなかったりしながら無事中華統一をしたという

ただ、一点だけ違ったのは
義兄弟というシステムがあって、仲のよくなった人間と
義兄弟になれるのだが、その相手が
誰であろう、徐庶だったというところであります
義兄弟になれる人間はあらかじめ決められているというか
誰とでもなれるわけではないらしいのですが
KOEIがあえて、劉禅と徐庶をくっつけられるようにしたのは

意図的ながら、ステキなことだと思い
勝手に脳内で
「徐庶殿、父が世話になりました」
「陛下、わたしのほうこそ、皇叔様には大変なお世話に」
などと会話がなされ、ほろほろと
徐庶が泣いたということになっておったとかなんとか
考えるだけでステキでありますね、晩年
ほとんどの武将が死んだあとに、徐庶が魏で生きていたってのは
そして、その徐庶が劉禅と義兄弟になれるなんてね

とかなんとか
あんまり遊んでいないとかいいながら
かなりどっぷり三国志バカとして遊べる
ステキなゲームだというお話であります
現在は、オリジナルキャラクタ
于様瓶(ウサマビン)羅丁(ラディン)として
曹操の下で名前に恥じない働きをしているこのごろであります

なんの話をしているんだかな

静との別れ

2005-11-07 08:55:05 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ義経
一気に悪い方向へと傾きはじめた
義経一行がせつねぇなと思うところであります

見所は、まぁ、出てきただけで
なんというかな、番組の全てを持ってったような気がする
天狗先生がすげぇなと、
平家の亡霊もなかなか面白い試みだし
去年の源さん、幽霊になって帰ってくるの巻に続いて
NHKではこういうのが常連となっているのかしらと
いらぬことを考えつつ
そういうCGとか、面白いと思ったんだが
天狗先生一人に、何もかもを持っていかれた気がします
いや、天狗先生も凄いエフェクトかかってたんだが
あの奇声とか、迫力とか、物腰とか
もう全てが、出てきた瞬間に子供が泣くぞと思うほどの
すごさがステキでありました

もう出てこないのかなと思うけども
改めて、すげぇ役者が出てる番組だなと
感服いたしたのであります

と、全然物語りと関係ないこと話してますが
お話の方は、もえ殿の別れ際が
すげぇ切なかったのが印象深いところであります
あんまり出番無かったけど
要所要所で出てきて、静とかうつぼとかに
頭さげていたあたりから、急激によくなって
今回の別れ、分別をわきまえて、と
弁慶が静に言っていましたが
郎等と絡みなく、義経とだけそんな話をした
もえ殿がかなり良かったように思う
というか、切ない、あのアットホームな雰囲気に
どこかなじんでいなかった風が切ない

で、題名の通り静と別れることとなったのでありますが
これもなかなか、ピーチ姫のごとく
すぐ敵につかまっては大変な目にあう彼女
それを助ける義経というのがずずいっと続いて
まぁ、途中で郎等と別れたこともあってか
RPGみたいだなと、放映開始の頃を思い出した展開で

姫様との別れはまぁ、それなりにといった具合
個人的に、ヒロインではなく脇の女性が好きな私としては
もえ殿がステキでしたという感想になってしまいます
うつぼとか、出てくんのかなと思ったりなんだったり
しつつ、されつつ

来週を待ちます、あとちょっとですね

ラバーズオンリー

2005-11-02 08:45:49 | 読書感想文とか読み物レビウー
ソウルミュージック ラバーズオンリー 山田詠美

というわけで、これで手持ちのエイミーシリーズを
読み返し終えたことになったわたくしであります
ステキ、というかこの本に関してはなぜか
とても記憶に残っておりまして
おそらく、放課後のキーノートをどこかで読んだ後
すぐに買ったせいだろうなと思ったりなんだったりしつつ
山田詠美のよさをとても綺麗に盛り込んだ
短編集であります

ハーレムワールドのような長編もステキではありますが
やはし、僕はビートみたく、短編の集まり
ラブアフェアのエッセンスを凝縮させた作品集が
個人的にとても大好きで
この本もそのひとつであります

僕はビートよりも前に出ているのか
後に出ているのか、わたくし勉強足らないので
わからんのですが
どうにも同時期じゃない、もしくは
スタイルを変えていると思われる中身です

僕はビートの時の男と女関係よりも
もうひとつ、小説的というべきか
より観念的な、そしてかっこよさにこだわった
ステキな短編が多いのがこの本の特長だと
勝手に思ってんですが
どれもこれもいわゆるクールなガイが多く出てきます
もしかしたら、ハーレクインと呼ばれるジャンルに
近いのかしらとも思うのですが
わたくし読んだことないのでわからず
ともあれ、男女の関係よりもむしろ
男女のかっこよさ、そこからできる関係をつづった
そういう具合であります

そして、私が僕はビートよりもこちらを好きな理由は
まず間違い無く、悲恋、失恋率が高いせいだと思うのですが
切ない話が多いんだこれがまた、姉に惚れたばっかりに
ろくなめに合わない未来のいい男予備軍の話が多く
私のように、そうなりたいと願ってやまない男子には
いたくステキ、ステキ過ぎて経典としてしまうくらい
まるではずれがないので、どのエピソードが1番好きだったと
選びにくいのだが
ME AND MRS.JONESとかPRECIOUS PRECIOUSとかMAMA USED TO SAYが
すばらしい、最後の奴については姉じゃなくて母になるので
少しというか、わたしの趣味と大きく異なるのだが
まあ、それはそれ、この母も戸籍上だけであって
そんなに年はなれてねぇんだろうと勝手に補完して読んだので
ありますが、まぁ、本当にもう

と、いつにもなくわけわからんちんの感想となりましたが
私が、無意識でもっとも影響を受けている短編集だと
痛感したりした、ステキな本であります
少し切ないお話を読みたい人に是非是非

最終回の怪獣の家

2005-11-01 08:33:32 | 星里もちる
まさか本当に終わるとはなぁ

先週末にこれを読んで、すぐ感想書こうかと思ってたのですが
あまりのショックにそんな気力がわかなかったのでありますが
ともかく、先週号をもちまして
星里もちる怪獣の家は最終回を迎えました

最終回はその前の週の分と対比して読まないと
多分、うまく読み解けないんじゃないかなと
勝手に偉そうなことを思ってしまったのですが
妹というか、家族というテーマ、それを失うということ
また乗り越えるということ
オムライスで未消化だったテーマの昇華が
行われたのかなと思ったりしてしまいます

まさか、異例の誰ともくっつかないエンドなんて
星里もちる漫画で見られるとは夢にも思わなかったのでありますが
それはそれ、雨ちゃんとはステキな再会で終わったところに
いい余韻があったように思われます

思い出と家族のありかたと
生き様について、映画とはならないそれ
映画になりうるそれが、こと静かに描かれていた
そういう印象で幕を閉じておりました

単行本は今月に2巻同じ発売とのことで
それを待ち望むのでありますが、もしかしたら
すげぇ加筆とかあるのかもとちょっと期待しております
でもないのかな、話数としてどうなのか
どうでもいいことが気になるこのごろ
私は、先生の後書きが、ウォーキングの頃から
大好きなので心待ちにしております

と、そんな具合で
年末にはルナハイツの映画を楽しみにしつつ
星里もちる先生の次回作に期待しています
しばらくは、単行本と映画で楽しめるのですけどもね、ふふ