CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

おんな城主 直虎  消された種子島

2017-04-30 20:47:30 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」
視聴完了であります
今週は、流石にファンタジーが過ぎるんじゃないかと
ちょっと、種子島の扱いについて思わされたんだけども
本筋はそこじゃなくて、子育ての部分であったというので
これはこれでよいのでありましょう

最終的に、直虎が母親ではなく父親であるという落としどころは
うまい話だなと、一人納得というか、なるほどと思わされたのでありますけども
負けることの消化というのは、なかなか難しい問題だよなと
子育てものとしても、また、自身に置き換えても
考えさせられるテーマでありました
ああいう、勝負ごとが嫌いになったのは、
勝敗をうまく処理できない自分の生き方によるなと思うのである
負けるのは嫌なんだが、それを避けるのではなく
挑みまた、勝たなくてはならないと
思うんだが、難しいことだよなぁ、
あのシーンで、秘策が二つ披露されて、片方が戦術であり、
片方は心構えであったというのが
うまい話だと、勝手に感心しきりという具合なのであります

相変わらず物語はほとんど進まないといった具合で、
ツルが何を急いでいるかといえば、今川の情勢が危ういから、
なんとか自分が舵取りしてうまく、荒波を乗り越えようと
そんなことなんだろうが、
それを伝えないし、伝えられないところが
この物語の肝でありますね
次週そのあたりが、掘り下げられるようなので楽しみなんだが
なかなかどうして、ドラマであります

虎松がとっとと成長してほしいとか思ってたが、
この子育てパートが何気に面白そうなので
しばらく見守りたいと思うのである

【読書】Food Whore 美食と嘘と、ニューヨーク

2017-04-29 18:54:00 | 読書感想文とか読み物レビウー
Food Whore 美食と嘘と、ニューヨーク  作:ジェシカ・トム

ニューヨークを舞台にした、レストラン批評のお話でした
凄い深い話とか、人生の機微とか、そういうのとは
遠く離れた物語なんだけども、えらい読まされてしまった
エンタテイメントというか、先がどうなるのかと
求めてしまう小説でありました

そんなに面白かったかと思い返すと、
それほどでもないと素直に言えてしまうくらいなんだけども、
レストラン批評という仕事に、よくない形で携わることになった主人公が、
まぁ、当然のといってもいいような報いを受けつつも、
本能の赴くままに生きているかのような感じが、
ある種不快なんだが、なぜか追っかけたくなる感じで
不思議な読み応えを覚えたのであります

しかし、出てくる料理の描写が秀逸といっていいのか、
おなかがすいてくる感じで、このあたりは絶品でありました
素晴らしい、本当に食べてみたい、なんだニューヨークの四ツ星レストランというのは
そんなに凄いところなのか、よくわからんが、ともあれ
精緻な味の描写が見事で読み応えありました

内容は、前述の通り、ちょっと主人公の女の子の行動が、
あまりにも女過ぎてというか、自業自得じゃねぇかという感じなので、
同情の余地とか、さっぱりないはずなんだけども、
途中で本を投げるような憤りを覚えることもなく
なんとなし、淡々と読み進められたのが、やっぱり
どう考えても不思議な読み応えの小説でありました

嘘にさいなまれたり、しょーもない男にひっかかって、
そこに、自分の力ではない権力を行使してみたりというあたりは、
なんだろうかな、社会人だからこそか、
どうも不愉快なところがあるんだけども、
そこから当然の報いを受けて、反省でもないが、
なんとか落ち着いていくさまというのは
納得いかないんだけども、まぁいいか別になんて
オチがあまりにもハッピーすぎてどうしてしまったんだと
思ってしまったのも含めて、なかなか
楽しめて読んだと思うのであります

あんまり他人に進めるタイプの本じゃないが
読み終えて、まず、満足しているのであります

冬の台南高雄旅行 17 安平小砲台から林默娘公園

2017-04-28 21:50:10 | 冬の台南高雄旅行(2016)
甘いものも食べたし、いっちょ気合入れて歩くかと
安平地区の外側というか、海に近い側をそぞろ歩くことに
実際のところ、迷子でもないんだが、通りすぎてから
後方に砲台があるという看板を見つけて、道を戻ったりしたのであります


安平小砲台
先ほどの安平古堡から西にちょっといったところにありました
風光明媚といっていいのか、海というか、港に向けて
敵が近づいてきたら叩くというそれであります


こんな感じで、安平古堡と同じように大砲が並んでいる

砲先に海が見えると思ってたんだが、
さっき地図で確かめたら、海というか港のようでありました
ともあれ、この大砲で外敵から街を守っていたのは本当のようであります


大砲によって守られた漁民(違う)
牡蠣を大量に向いておられました、凄い数だったんだが
みんな手が早い早い、この牡蠣ガラが安平のあちこちで見られる建造物の建材になってんだそうで、
物凄く硬いレンガを作ることができるんだそうな


砲台近くの遊歩道をふらりと歩きながら移動を開始
特にあてもないのでありますが、河にたたずむ謎の鳥なんかを眺めつつ
12月とは思えない陽気をたっぷりと浴びたのでありました


さて、うっとり観光なんて似合わないというわけで
とりあえずどこかへ行こうと街の地図を発見
地図の自転車マークが置いてあるところが現在地、
河を渡って南側に見るものがたくさんあるということがわかり
ここはいっちょ歩いてみますかと無謀にも徒歩観光を決行
個人的な旅程では、このあたりからバスに乗って移動だったんだが
テンションがあがったのと食べすぎで歩きたいという気持ちで
怒涛の行程に挑むことに


川沿いを歩いていくと開発が進んでいるのか
謎のモニュメントも多数あったりして、ステキであります
走っている人もいたりで、実に気持ちがいい


そうかと思うと謎の仏像が店先に放置されていたり、
この川沿いの綺麗な道のすぐ横は、まだ開発が進んでいないのか
なんとなし港が近いところ特有の怪しげな一帯となっていました
夜は流石に歩きたくない感じである
日本でも、港近いところはなんとなし、こういう雰囲気だなと
その危険さがかもされている
あれこれと歩いていくと、一つ目の見所目的地に到着


林默娘公園である
林さんというところの娘さんが祭られています
このあたりが長閑というか、ちょっとステキな公園になっていまして
驚いたのが凧をレンタルしてくれる店があって、
みんなが凧揚げしていたところであります
そういう文化というか遊びが楽しまれているんだなと衝撃
面白いものであります


海の神様として祀られているのが、林默娘だそうである
媽祖という名が神様としての名前で有名なところ
ちょっと調べてみたら萌え化が進められているようで、
流石だなとちょっと思ったんだけども、
この女神さまによって海が守られているのである

海と町並みが一望できる素晴らしいところなんだが
その写真をなぜか撮ってないので省略しつつも
風が気持ちいい、ステキな公園でありました
歩き旅はさらに続く

【マンガ】三国志

2017-04-27 21:40:17 | 読書感想文とか読み物レビウー
例のというほどメジャーなのかわかりませんが、
先日、あの横山光輝の三国志が無料で読み放題とかいう
大変な企画が催されていまして、もう、何時間費やしたかと
そんな按配で、全巻読み終えたのでありました
よくよく考えてみると、
ちゃんと通しでこのマンガを読んだのは初めてじゃなかろうかと
そういうわけで、せっかくだから、感想をメモっておくところ

今ではメジャーになりすぎて、
どこで、物語を習ったのか、元ネタはなんだったかとか
さっぱり思い出せなくなってきたのでありますけども、
私くらいの年齢の人間にとっては、
横山光輝三国志が、デビューというか、三国志に触れる
一等のコンテンツだったと思うところ
まぁ、そう書いておきながら、私の場合は先にSFCの三国志2やってはまった口なんだが
それはそれとしておこう
ともあれ、入門にはもってこいというそれでありました

基本は三国志演義で、劉備が立ち上がるところから、
五丈原の戦いまでを描きつつ、三国志の最後を
少しだけ見せて終わるみたいなそういう流れであります
改めて読んで凄いなと思わされたのが、60巻でまとまってるけど
内容の濃さがハンパねぇなという感触であります、
なんせ、赤壁で半分行ってないんだから凄い
いや、実際そういうもんなんだろうけども、
官渡の戦いが飛ばされているのに、このボリューム、
なのに読んでいると物凄くテンポがいいのに感動なのでありました

特に序盤の劉備が苦労するあたりの物語が見事で、
まぁそれは原作がという話もあるのかしらんが
絵柄もあいまって、凄くわかりやすくて、なおかつかっこいいのに惚れたのでありました
劉備が苦労しながら、だんだんと仲間が集まってくるという
これはむしろ、水滸伝のほうが得意な展開じゃないかと
思ったりもするわけでありますけども、劉備が兄弟の契りを結びながら
徐庶が出てくるあたりまでの流れるような展開がしびれるのであります
絵は劇画ではないのに、月をバックに武将の立ち姿が出てくるんだけども
これが筆舌に尽くしがたいかっこよさで、素晴らしすぎるのであります

改めて読んで、魏の将兵の描き方が、
今の三国志における人気というかメジャー度と
必ずしもリンクしないというのに衝撃を受けたわけで、
夏侯惇が思ったよりも出番少ないのが意外で、
それなのに、次次と強い武将が出てきては、活躍するというのに
まぁ、それはそれは楽しんでしまったのでありました
基本的には、つり出しての伏兵で叩くという戦法ばっかりなんだけども、
それが決まるときと決まらないときの加減が絶妙というか
これも見せ方、演出なんだろうなと惚れ惚れしたのでありました

あと、ちょっと驚いたのが南蛮戦のボリュームが大きいことで、
これはマンガならではということだったのかわからんけども、
かなりの分量で描かれているのにも驚いたのであります

まぁ、何よりも、こういう歴史ものマンガにありがちな
後半になってくると、読んだ資料を絵にして解説で語るとかいう展開ではまったくなく、
マンガとして物語が進むというのが素晴らしいなと
似たような展開なのに飽きないという手腕に脱帽というか
物凄く満足して読み終えたとそんな按配だったのでありました

様々な英雄たちが死んでいき、その最後が孔明というのが、
すばらしく決まっていて、感動ひとしおだったのでありましたとさ
三国志を読んだと、久しぶりに思えた
そんな気分なのでありましたとさ

【読書】誰が音楽をタダにした?──巨大産業をぶっ潰した男たち

2017-04-26 21:58:33 | 読書感想文とか読み物レビウー
誰が音楽をタダにした?──巨大産業をぶっ潰した男たち  著:スティーヴン・ウィット

1990年後半から、2008年頃までに音楽業界に起きた変動、
その内幕といってもよい、ギーグたちのことを探った本でした
凄い面白かった、まさにその当時、同じようにアングラを
少しだけうろうろしていた身分には、非常に楽しい、
ある種の懐かしさも感じるような内容でありました

題名から、ジョブズ的な話かと思っていましたが
そうではなく、扱っているのは「MP3]についてでありまして、
日本でも古くは「もせ3」とか読んでたそれである、
Warezとか、そういったものの黎明期から
興亡を描いていました
内容は、特に音楽に関してというところで、
MP3という技術が開発されたこと、
その知られざる苦悩ともいうべき、音楽業界で
学者さんがうまいこと商売できなかったお話から、
このMP3を使うために、Winampがリリースされるあたりだとか
もう、楽しくて仕方なかったのでありました

最も興味深かったことは、
あれだけ氾濫していたMP3たちのほとんどが、
ごく一部の人物たちによって作られ、世に出されていたというのが
衝撃的といっていいのか、MP3を放流するスキームを支えていた
謎の集団が居たという事実が面白すぎたのであります
金にもならないのに、そこにある
誰よりも早くリークしたなんていう、しょーもない称号のために
あれやこれやとやっていたというのも
なんとも面白かったのでありました

大きくは、MP3の開発者たち、Warezを行うものたち、音楽業界の重鎮たちと
3つのシーンから当時を描いていて、正直あんまり興味ない業界なので
出てくるアーティストとかはよくわからなかったんだが、
それぞれに成功者と落伍者とが出ていて、
歴史があったんだと思わされる内容でありました

CDという産業が滅びていく様と、
それにしたがって、ショービジネスが台頭していく、
フェスやライブが主体となっていくことなんか、
経済的にといっていいのか、非常に興味深い変遷だなと感じたりしながら
思った以上に楽しめる一冊だったと思うのであります

冬の台南高雄旅行 16 安平老街で豆花と棺材板を食べる

2017-04-25 22:28:32 | 冬の台南高雄旅行(2016)
安平古堡を出て、この一帯を楽しもうと歩き始めます
前回も書きましたとおり、このあたりは、安平老街という
古い町並みを残した観光地でもありまして、
狭い路地裏に、様々な屋台や人の家やが、ごちゃまぜになっていて
歩いているだけで楽しいのであります
*安平老街だと思ったんだが、延平老街のほうが通りがよい感じです


安平開臺天后宮
まず、安平古堡近くにある大きなお寺さん
門前に、観光客向けに一緒に写真撮ってくれる孫悟空(斉天大聖)が居てまして、
観光地なんだなと改めて思い知ったりしたんですが、
ああいう手合いはどこでもいるんだな、
ローマのコロッセオでグラデュエーターの格好したのを十数年前に見たなと
いらんことを思い出したのである、閑話


中はなかなか荘厳な感じで、まわりも屋台がみっちりしてて
街中で、街に愛されたお寺さんのようでありました
特に何がということもなかったんだけども、外の喧騒が嘘のように
しんとしてて、ステキでありました


移動しながら、そういえば、台南といえば名物があったと
路地のお店に立ち寄ってみたのがここ
目当ては、棺材板(クァンザイパン)であります
ちょっとカタカナ発音が怪しいところですが、そんな感じ
ちなみにまったく通じなかったので、日本語っぽくない発音が必要だと思われる


これが棺材板(クァンザイパン) 50元である
見たとおり、食パンをくりぬいて、中にシチューを入れているだけであります
台湾人には、これが棺おけに見えるということで、名前は棺おけという意味だと
聞いたように思うんですが、日本人が羊羹に墓石とか名づける感じだろうか(つけねぇよ)

味は想像の通りである、いや、正直美味しいもんではない、いたって普通
完全にB級というか、わざわざ食べるほどかと思わなくもないところ
店が悪かったのかと、一瞬考えましたが、どこで食べても一緒だと思われます
食パンが揚げてありまして、カリっとしてるのはいいんだけども
全体的に凄い油っぽいというか、濃いので、おやつ感覚で食べるべきではなかった
ともかく、名物をひとつやっつけたと満足しておくのでありました

気を取り直して、口直しにこの近くに有名な豆花屋さんがあったはずだと歩いてみる


そうそう、こんな名前だった安平豆花
と、なんだか並んでもいるし安心して食べられそうだと行列につく
実際は、この店じゃなくて、もうちょっと離れたところにある同記豆花というのが
このあたりの名店だったと思い知るのでありますが
これはこれで美味しいお店だったのでよしとします


頼んだのは緑豆豆花(リュウドウドウフォア) 30元
本当な珍珠豆花(ゼンズードウフォア・タピオカ豆花)のほうが好みなんだが、
私のうろ覚え知識で、この店は緑豆が、隠れた名品だと頼みます
前述の通り、それはこの店ではなかったんだが、これも美味しかったのでよいとする

見た目が全然美味しくなさそうですが、
控えめな甘さが心地よくて、緑豆のほのかな甘味が個人的にはあたりでありました
これはまた美味しいと、ちょっと歩きつかれていたからだに染み渡ったのであります
前回も豆花食べたときは、疲れ果ててたなと思い出しましたが
そういう食べ物なんだろう、素晴らしいおやつである


食べ終わってから、ゆっくりと安平老街を歩いていきます
この混雑、物凄い人いきれに酔いそうになってましたが、
お祭り会場だと思えばテンションがあがるってな感じ


これが後から調べてみると、安平地区伝統の龍に剣の紋章なんだそうで
そういえば、街の辻辻で見かけたなと、後から写真撮っておけばよかったと後悔
こういうオブジェみたいなのがあっちこっちにあります


懐かしいカルメ焼に挑む幼女
懐かしいとか書いてみましたが、私も実際に見るの初めてだと
私が子供の頃ですら、もう屋台から姿を消していた昭和のおかしでありますね
こち亀とかで見たことがあるとか、そういう文化遺産である

そんなこんなで、老街もぐるっと堪能して、安平地区の海沿いへと足を向けるのである

【読書】台南: 「日本」に出会える街

2017-04-24 18:19:04 | 読書感想文とか読み物レビウー
台南: 「日本」に出会える街  著:一青 妙

久しぶりに台灣本を読みました
ああ、行きたい、いつもなら5月に予定が入っているんだけど
今年はちょっと無理そうと、そんな気分を潤すために
比較的新しい台灣本というわけで読んだのでありました
どうしても、こういうものは女性向けになってしまうんだが
それでも大変面白いというか、台南における様々なよいお店やら雰囲気やらが
丁寧に解説されていてステキだったのであります

著者が、台南の観光大使をされていたということもあってか、
広く、色々な台南の見所を紹介していまして
そこらの旅行案内本とはまた別の面白さがあってよかった
お店のセレクションが女性向けというか、
最近の台灣トレンドである文創と呼ばれるリノベーション店舗が多く、
非常にお洒落カフェなんかが充実していたのが印象的でありました
リノベは、お洒落感も凄いいいんだが、台灣の古い町並みを堪能できるので
単純に観光にもステキだと個人的に思うので
いくつかメモっておいて、また行くときには参考にしたいとか
思ってしまうのであります
まぁ、本でも書いていましたが、こういうお店は
なかなか競争が激しいらしいので、長続きしないのが難点のようですが
楽しそう、美味しそうと、興味深いところばっかりなのでありました

紹介は、台南駅周辺から、台南全域にわたっていまして、
マンゴーの里「玉井」だとか、郊外の紹介もありまして、
個人的には、甘蔗の名所だとか、塩田の跡地だとか
こういうところも面白そうだと思わされたのであります
いずれも、一日がかりで行かないといけないので大変なんだが
その価値ありそうだなぁと感じるのであります

お店の紹介が半分くらいといったところだけども、
現地でのやりとりや、文化交流についても触れていて
比較的新しい台灣情報を得られるという意味で
素晴らしい本だったと個人的に満足したと
そんなメモを置いておくのでありました
結局は、行ってみないとねぇという感じなんだが
この本だけでも、楽しそうなのが伝わってきてステキなのである
西市場というところはぜひいってみたい

おんな城主 直虎  綿毛の案

2017-04-23 21:16:03 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」
視聴完了であります
しかし、副題もうちょっとちゃんとしなさいとか
思ったりするんだが、古い名作何かをもじるシリーズが
意外と癖になっているこのごろ
今回の駄洒落はいかがなものかと思うんだが
作り手側は凄い楽しいんだろうなぁ、いいなぁ

今回はもう、ちょっとしか出てこなかったけども、
柳楽優弥が全部持ってったように感じたのであります
凄い楽しそうなというか、一人だけ明らかに演技の質が違うけど
もう、気合が漏れ出た感じが素晴らしかった
ギャグかと思ってしまうようなそれだったけども、
凄い演劇っぽいといったらいいか、圧倒されてしまった
まれの時のとは真逆のといっていい感じが
今回、ぐっときたので、凄い今後が楽しみだと思われたのでありました
素晴らしい、素晴らしすぎて声もでねぇ

すったもんだの末に、またひとつ乗り越えたでもないけど
ゆっくりと村つくりが進んでいるのも
箱庭的で面白いと思うのでありますが、
さらりと寿桂尼が倒れたり、世間というか世界が動いているのも
目が離せない感じではありますが
登場人物たちの関係性というか、
色々なことが楽しみになってきた、ネタがたまってきた感じがして
そろそろ大きな動きがあるんじゃねぇかと
期待しながら、来週を待ちたい
そう思うような内容でありました

さらっと、三河が大きくなってってるのもよかったですね
細かく状況説明を入れるという大切さがよくわかりました

【アニメ】龍の歯医者

2017-04-22 22:40:40 | ドラマ映画テレビ感想
NHKでやっていました、前後編のアニメ作品であります
和風ファンタジーで、日露戦争くらいの雰囲気の戦場という
なかなか面白げな背景に、てんやわんやを繰り広げると
まぁ、そんなお話でありました
面白かった、というほど、話に没頭できたわけではなく、
なんか映像凄いなぁと、そっちに感心してばっかりだったのが
残念なところでありますけども、
なんだかんだ、楽しめたのでメモっておく次第であります

どっかで見たことあるような演出というか、絵というか、
アニメだなと思っていましたら、
新しいほうのエヴァを作っている会社のようで、
序盤の艦隊戦なんか、使いまわしじゃないのかと思うほど
見たことあるそれでありました、
見ていて思ったんだが、戦艦とかがあまりにもリアルっぽすぎるというか、
マンガっぽくないからか、ちょっと合わないと感じてしまうのであります
どういったらいいか、絵柄なのか動きなのかわからんが
違和感を覚えてしまうのである
好きなんだけどもさ

さておいて、話は結構単純な活劇もので
事件が起こって、冒険して戻って落着という話、
その途中途中で、なかなか悲惨なというか
残忍な光景がさしはさまれるのがヤだなぁと感じたところであります
なんといっていいのか、人死にの描写がエグいと感じてしまう
もうちょっとなんとかしてもらいたいなんて
弱弱しいことを覚えてしまうのでありました
不思議だなぁ

とはいえ、その残忍さみたいなのが、ある意味よかったなというのが
主人公というかヒロインの死に映像の再現時でありまして、
あのシーンでの死体っぷりの衝撃度が、
よくわからん世界観で、何がどうなったかを
強引に理解させてくれたように感じられて
なんとも記憶に残ったのでありました
まぁ、あれもミスリードだったわけで、
てっきり、ベルがその役かと思ってたら
さらっと、最後に別人が出てきたので、また別の日の話なんだと
わかったというあたり、楽しめたといえるのかもやも

あの最後に出てきた別人も、
出現の感じからして、殺意を持つ人間ながら、
気絶しててそれがなかったから、生き残ったとか
そういうことだったのかしらと思わされるところ
結局、ああいうのはなくならないのだと、
遠まわしに投げやりになっているかのような印象でありましたけども
全体的に、ちょっと露悪的というか、
ヤな印象があると感じたのが残念でありました
もっと、すかっと爽やかでもないが、快活な作品で見たかったとか
思ってしまったのであります

なんだかんだ、がっつり見入っておいて
けちだけつけるという最悪のメモなのでありますが
文句言いつつも、わくわくして見ていたのでありまして
久しぶりに最近のアニメを見たなんて
思わせてくれた作品だったと思うのであります

冬の台南高雄旅行 15 安平古堡とオランダ積み

2017-04-21 22:44:00 | 冬の台南高雄旅行(2016)

台南といえば鄭成功

さて、安平樹屋も堪能したので次の観光地へと歩いて移動、
道すがらに、鄭成功像を見たりしながら、目指すのは安平古堡(アンピンクーバオ)
オランダによって建てられたお城であります
別名が、ゼーランディア城といって、なかなか堅牢豪華なものでありました
お城の周りが、市場といったらいいか、
非常に賑わっているところで、おみやげ物屋から食べ物屋まで
屋台やなんだかんだが、狭い路地にみっしり詰まっていて
ローカルな雰囲気が楽しい場所にあります


門前では結構な観光客がチケットを買い求めておりました

やはり似たタッチの入場券 50元で購入


入ってすぐ左手に、こんな建物があって、
なんだろうかとうろうろしたのですが、離れの邸宅のようなものだったようで、
中では、歴史の説明やら、資料が展示されていました
ここで、レンガつくりに関する知識を手に入れることができまして
後々紹介しますオランダ積みという技法が学べるのであります
これ重要なので覚えておくように


お城の遠景、残念ながら見所である高い塔が工事中で籠被ってます

本当なら、あの塔に登れるんだそうですが、
今回は工事中のため断念して、お城の城壁をぐるり一周してみたり
強い日差しの下、観光を楽しんできたのであります


城壁から見える、外の市場(マーケット)
こんなのに取り囲まれていて、えらい賑わいなのである
もともと、このあたり一帯が安平老街という古い町並みで
昔ながらの営みが、脈々続いている結果なんだそうだ



そして今回注目のといっていいのか、大筒であります
かの有名なアームストロング砲だと思っていたんですが、
後ほど訪れる別のところに、本物のアームストロング砲があって
こいつは違うと判明するのでありますけども、
これはこれでかっこいい大砲です
模型なので、ただの鉄の塊が台車に乗ってるだけみたいな感じですが、
城の要所要所に設置されていて、
そこから周囲を見渡すと、往時が偲ばれるというか
海に向かって攻撃できる様が想像できて、非常に楽しいのでありました
全部で4門か5門あって、どれも形状が違ってたんだが
詳しいことはわかりません


そして、冒頭紹介したオランダ積みによる城壁であります
ほどよく崩れていて、オランダ積みの情景がよくわかるだろうと
自分でも納得して写真撮ったんだが
結局オランダ積みってなんだという話なのである

たぶん詳しいサイトがどっかにあるだろうと説明をサボってしまいますが、
レンガの並べ方に特徴がありまして、より強固になるよう設計されているとか
そんなお話でありましたとさ、縦横の配置に妙があるという話なんだが
ともかく、全部同じ向きとか、互い違いとかではない積み方なのである
勉強になりましたね

というわけで、観光を済ませて、再び旅に出るのであります

【読書】LIFE SHIFT 100年時代の人生戦略

2017-04-20 21:28:18 | 読書感想文とか読み物レビウー
LIFE SHIFT 100年時代の人生戦略  著:リンダグラットン

なかなか示唆にとんだ本でありました
人間の寿命が100年になる、100歳が当たり前になってくる
そのとき、生き方がどうなるのかと、
そういうお話なのでありました
これがまた、ちょっと先の話とかいうのではなく、
すでに、現在生きている若い人たちは、おそらく100歳まで生きていくことになる
現在進行形の問題というか、課題、議題であると
そういうところでありました
考えさせられたのであります

すでに、現在ですら、70歳、80歳が当たり前といったところ、
なんだったら、70歳くらいで働いている人もそこそこの人数がいると
そういう状態になっていて、これもまた、
その人の生まれた年にもよるけども、
ずっと前なら、60歳で定年とか眠たいこといってたのは
まったくの嘘というか、随分遠い昔といったところで、
見渡せば、引退と呼ばれている年齢の人たちの
若いこと、若いこと、まだまだ働けるじゃないかというか、
働かないと、大変じゃないか、
なんせ、長生きするから、先が長いんだもんと
そういうお話でありまして、
他人ごとではないなというところなのであります

私にとっては、なかなか衝撃的でありまして
個人的な人生設計として、70歳まで生きられないと
結婚していない身の上も考えたうで、
結構がんばっていきてもそんなもんじゃないかと思ってたんだが
明らかに人間の寿命が延びているようなので
そうもいかないんじゃないか、
そうなってくると、生き方を変えていかないといけないなと
思わされたのであります、恐怖を覚えたのである

その生き方については、学習して、働いて、引退すると
こんな3パターンで生きていたのが、一昔前でありまして、
100歳時代になると、学習して、働いてが、何回かループして、
成功とは別に、長く働き続ける、そのために
常にスキルアップに努力が必要となるとか
まぁ、しんどい未来が占われていたのでありました
そうしないと、有意義というか、ステキな老後になりませんと
まぁそういう論調なのである

現代というか、以前を知っている世代だからか、
この考え方に不安というか、70歳越えても働かないといけないのかと
そう思うと、げんなりすることこのうえないなと思ってしまうんだが
その頃にも、元気で生きていられるとすると
そうもいってられないらしく、なんとも、深く深く
考えさせられたのでありましたとさ

面白いんだが、どうなんだろうな
これもまた、金持ちの理論なんじゃないかと
ちょっとだけ感じたんだが、身の上にもある話かしらと
気に留めておくのであります

NHKドキュメンタリー 阿修羅 1300年の新事実

2017-04-19 21:30:43 | ドラマ映画テレビ感想
内容的にはEテレと半々といったところで、
仏像として、美術品として、歴史遺物として
様々な考証を経て、新たにわかったことを解説した
非常に充実した番組でありました
大変面白かった

光明皇后による指揮のもと作られたというお話にも
ぐっとくるものというか、当時の世相や想いが
ひしひし感じられて凄いなと感動したのでありますけども、
これも含めて、やっぱり古代というものを勉強する場合
どうしたって、市井ではなく、皇族貴族のそれとなるんだなと
改めて思い知った次第であります

内容としては、庶民にも開かれていたとして、
蒸し風呂が紹介されていましたが、あそこでいう庶民というのも
はたしてどういう人間を指しているのか、
それは貴族ということじゃないかしらと思ったりもしたんだが
まぁ、それは、時代というか、そういうものだろうと
割り切るべき内容なのでありましょう

その光明皇后が、幼くして亡くなった子供を想い、
それを仏師に彫らせたのが、かの八部衆ではないかというのは
やや、感情的にすぎるんじゃないかと思ってしまったのであります
そういう新説も、なるほどと思えるし、
いい話だとも感じるんだが
それはまた、皇族、当時でいう支配者としてそれでいいのかと
思ってしまったりもするのであります
民草を思うというよりは、己のというあたり
人間的であるといえばそうなんだけども、
どうなのかなと考えてしまったのでありました

とはいえ、その慈悲というのか、
悲しみがあればこそ、
あの八部衆の特異な姿は生まれてこなかったので
どうといいがたいものがあります
あの仏の姿は、ただただ好きで仕方ないので
それが母性に、子を亡くした母というものの顕現だといわれたら
感動をよぎなくされると思うところ

科学的検証も大変面白い内容でありました
CTスキャンをとることで、阿修羅の中身が輪切りで見られるというのは
斬新に過ぎるというか、凄いことだなとこれもまた
感激して見入ってしまったわけでありますけども
中身が空洞であることや、骨組みがわかったり、
その肩が外れていることなんかもわかったりとか
なかなか衝撃的でありました、結構最近まで、腕が何本か折れてたんだと驚いたのである

塑像からの再現で、その途中に何があったかというのは
大変面白い思索だと感じたのでありますが、
ほかの塑像がどうなのかというのと比べてもらわないと、
阿修羅特有の事情だったのか、塑像とは
だいたいあんな感じで作るものなのかが判別できないなと
ちょっと辛く見てしまうのであります
でも、とても面白い内容でありましたので、これはこれでありますな

と、そんなわけで、現在展示されている姿が
これまた躍動感というか、今でいうジオラマ的なことになっているようなので
ぜひとも見たいと感じつつ、メモを終えるのでありました

【マンガ】あかぼし俳句帖

2017-04-18 21:18:54 | 読書感想文とか読み物レビウー
なんか、唐突にあれこれ最終回を迎えている
ビックコミックオリジナルでありますが
このほど、あかぼし俳句帖も終わってしまった
好きだったのになぁと、嘆いても仕方ないのでありますが
どうも、あれこれ投げっぱなしのままというか、
これが世に言う打ち切りというのだろうかと
哀しくなったのでメモっておくのであります

内容は、昔はイケイケでやっていた
自動車メーカーの広報担当のおっさんが、
なんとなし俳句をたしなみだして、その面白さに開眼していくと
まぁ、そういうお話だったわけであります

俳句が、まさかこんなに難しいものだとは
この本読むまで、まったく知りもしなかったわけでありまして
結構衝撃というか、非常に楽しく読めていたのでありますけども
基本というか、勉強しないと
様々なことは身につかないんだなと、改めて思い知ったのでありました

言葉を丁寧に扱っていくというのを
実にうまくマンガで読ませてもらっていて、
思いついた楽しさやら、その句のよしあしなんかも
大変わかりやすい、俳句の面白さみたいなのの
一端に触れられたようでもあって、
凄い気に入って読んでいたのでありました

最終回間際で、唐突にあれこれと片付いていく感じが
マンガとして切ないなぁと想ったわけでありますけども
というか、あれこれ捨てっぱなしの伏線が
本当はどうなるはずだったのか、気になって仕方ないんだが
それはそれとして
最終回で、落ち着くべくして落ち着いた感じは
綺麗にまとまって、よかったなぁと思えたりしたのであります
ほのぼのマンガなんだが、なんかに情熱をかたむけていき
四苦八苦して得るというのが
ダイナミックに描かれていると、読んでいて楽しいと思えてならないのであります

と、まぁ、読んでない人には意味不明なことこのうえないメモでありますが
よいマンガがひとつ終わってしまったと
悲しみを記しておくのであります

冬の台南高雄旅行 14 徳記洋行と安平樹屋

2017-04-17 21:20:25 | 冬の台南高雄旅行(2016)

バスに乗って30分ほどで到着
いよいよ、安平地区を堪能していきます
まずは超有名スポット安平樹屋を目指します


バス停からちょっと歩いたところに発見
安平樹屋を見るには、セットになっている洋館「徳記洋行」に入ります
チケットの絵柄は共通のようで、以前に赤崁楼に行ったときと似た図案であります
入館料 50元を支払って早速入る


入り口すぐに、洋館の離れだったと思しき建物があります
ここが、書家の家だったのか、書道教室だったのか
中に書にまつわる展示があるので早速入っています


こんな感じで、石版の机に水で字を書く練習ができるようになっておりました
ガラス戸に隷書の彫り物がしてあって、それが透けているんですが
これをなぞりながら練習するのかと思ったら、ただの飾り窓のようで
みんな黙々と自分の名前なんかを書いていました
久しぶりに毛筆を握ったけども、なかなか楽しい


十分に遊んでから、今度は本丸の洋館に移動します
白亜の豪邸を地で行くというか、そもそもこういうものを言うんだろうと
そう思わされる洋館であります
ここは、イギリス人の商館だったそうでありまして、
清朝の頃に建てられたものなんだそうな
貿易の拠点として活躍していたようで、その頃の貿易品なんかも展示されている


個人的に興味深いと思ったのがこの陶磁器でありました
ベトナムの安南焼に近い染付けでありました
清朝の頃というので、割と新しいものでありますけど
素朴な味わいがステキと見入ってしまったのであります

そうこうしながら、洋館もいよいよ後にして本命の安平樹屋に移動


じゃーん、なんて音をつけたくなる
これが有名な安平樹屋(アンピンシューヤー)であります
榕樹の樹に食い破られた倉庫でありまして、
自然の凄さというか、ラピュタ的なものを彷彿とさせるものであります


壁面を伝う榕樹(カジュマル)
本当にもう、ラピュタっぽい


屋根を突き破って伸びる枝、凄い迫力である

どこから樹で、どこから倉庫なのか、ほとんど見分けがつかないほど
縦横無尽に枝が張っているという印象でありまして、
見学するのに、専用の通路みたいなのがさらにこしらえてありまして、
そこを上り下りしながら、全体を見渡したり堪能できたのでありました


内部はこんな感じで、天井から枝が降りてきている


もはや屋根も吹っ飛んでいる

と、まぁ、有名観光地だけあるなという高い満足感を得た次第
ただ、樹を見ただけといわれればそうなんだけども、
これはなかなか見ごたえのある建造物というか、スポットだと感じました
年々台風とかにさらされて、倉庫部分が朽ちていっているそうなので
ひょっとすると、そのうち見られなくなるかもしれないと思えば
早いうちに見られてよかったと思うのでありましたとさ

おんな城主 直虎  おんな城主 対 おんな大名

2017-04-16 21:27:31 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」
視聴完了であります
今回も、いつになく、頓知的な内容で、
完全に一休さんやないか、と思っているところを
寿桂尼がばっさりやってからの、腹案で解決というのが
なかなか小気味がよく決まった回でありました
いつもそうだといえば、そうなんだけども
今回は特によかった

まぁ、そうはいっても、やったことは
申し開きにいったという話だけなので、
一話使うほどかというところは、
やむにやまれぬところであろうと苦心を感じたりするところ
さりとて、荒くれ坊主どもとの道中の頼もしさというか、
あれはあれで、謀反の心得ありなんじゃねぇかと
心配になるようでもあって
なかなか楽しかったのであります
あとは、鶴がやっぱり、井伊のことをちゃんと思っているんだと
それとなく示されたのも、
なんとなし安心を見えたように思うのであります
よいですね、それでも、悲劇的なオチになるんだろうが
積み重ねていってほしいものであります

一休さんをやりつつも、
物語としては、またしても一人、味方が増えたみたいな
そういうイメージで、今日をもって、内外がの憂鬱が
晴れていったかのようで、なんだかんだ、
着実に治めていっているように物語が進んでいて
楽しいのでありました
わかりやすい、それでいて、やや強引だけども
進んでいると思えるのがよいと
満足げにうなずいて見てしまうのであります

もっとも、奥方が一筆したためたのに、
それが反故になったというのが、
後々禍根となったりせんのだろうかと
不安に思ったりしながら、
あれはあれで、本当に運のない女だなと
改めて思わされたりしたのでありましたとさ

可哀想といえば、本当にかわいそうな人である