CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

台灣縦断旅行記 34 台中肉圓と桃園空港

2016-12-31 16:08:39 | 台灣縦断旅行記(2016)
強引に最終回である
ともかく、年内に終えておこうという感じであります
今しばらくお付き合い願いたい

台中の心残りとして、台中肉圓を食べるという目的を思い出す
彰化でも食べたから、正直台中でも食べるのはどうかしらと
思わなくもなかったんだが、台中站近くに
老舗があると聞いていたので、うろ覚え脳内地図に従って移動
珍しく発見できた!そんなわけで、早速入店


その名も台中肉圓(タイチュンロゥユェン)
電車というか、飛行機の時間も近いので
焦って一個注文する、一緒にスープもどうかしらといわれたけども
凄い熱そうだったので断念する
今思うと食べておけばよかった


店内にある老舗の称号


そして出てきた、肉圓 40元
あれ、彰化のより小さい…
ちょっとしょんぼりとか思っていたのでありますが、
外側のもちもち感は一緒、ただ、味付けはすでにされていて
テーブルで追加できる薬味はなさそう
そのままで食べるしかないかと割ってみると

台中の肉圓は、肉ばっかりなのでありました
ごろごろと肉の塊が入っていて、彰化のように
具材が多くない、だけども、この肉が凄い美味い
思わず、もう一個食べたいと思うような
濃厚な肉、そう、まさに肉という味と食感
凄い旨いとあっという間に平らげてしまったのでありました
台中では、食べておくべきものの一つじゃないかと
勝手に思うほど、大変美味しかったのでありました

これで無事終わったというわけで、
台中站から、高鐵台中站へと移動、そっから高鐵で桃園までいきます


台中站にあったダンボールモニュメント
このほかにも色々あったんだけども、ジブリがよろしいね


そして、待ちに待ったというか
ようやく手に入った、高鐵弁當 80元
いわゆる八角という八角形のそれであります
上に乗ってるのは豚肉でありまして、煮卵とホタテの揚げ物
下敷きにハムという具合で、シンプルな弁當
高速鐵道に乗るなら絶対食べましょうという名物だったので
楽しみにしたのですが、感激するほど美味いこともなく
さりとて旅情たっぷりに楽しめたので
そっちがメインだろうかしらと感じるのでありました

というか、短時間に食べ過ぎているから
味がわからないのかもしれない

桃園に到着、ここから空港へ行くバスが出ているので
そいつに乗り換えて急ぎ移動をします


バスチケット 30元
簡単に買うことはできましたが、バスが結構混雑していまして
時間によると、二台くらいやり過ごさないといけないかもしれません
今回は、無事すんなり移動できたのでめでたしめでたし
ココの時間を見越してちょっと早めに到着しておいたのもよかった


と思ったんだけども、どうも降りるターミナルを間違えたらしく
全く見覚えのないロビーに出て右往左往
あわてて、ターミナルをつないでいるモノレールみたいなのに乗り換えて
するするっと移動、せっかくだから写真撮っておけばよかったんだけども
割と簡単に移動できるので、間違えても安心してほしい(普通は間違えません)

無事空港に到着して、ちょっと時間があるというわけで、
うろうろとまたも、空港ウイングを歩き倒して
最後になんか食べ収めしておこうといつもの店に


生姜を使った豚肉飯と、字面だけ見て魯肉飯の親戚だと
勝手に判断して楽しみに待っていましたら


うわ、しょうが焼き定食だこれ…。
まさかの、台灣で豚のしょうが焼きを食べるという
がっかりイベントにしてしまう 220元
しかも凄いボリューミー、食べられるのか俺…
この日、最後だからと相当に食べまくってきたのでありますが
最後に、まさかの生姜焼きかよとテンションオチつつも
でも台灣の生姜美味いからなと納得して完食
ちなみにエダマメが物凄い辛かった
胡椒というか塩っ辛い

こうなってくるともうちょっと食べられるんじゃないか
そうだ甘いものを!
前回来たときに、食べればよかったと断念していた豆花屋があったはず



ピーナッツ豆花 50元
台灣といえばピーナッツ(花生)であります
これを食べておかないとねなんて、もうランドマーク狩も
きわまってきた感じでありましたが、
ほのかに甘い豆花は美味しく、さっぱりしたのであります
ただ、お店のおねーちゃんが凄い愛想なくて残念でしたが
まぁ、それはいいや別に

完全に遊び倒した、悔いはないだろう
そう思いたかったのでありますが
高雄、台南には随分行き残したところがあるなと反省しつつ
ともかくも、6度目の台灣旅行はこうして終わったのでありました

何が便利って、高鐵が便利で、ガイジン向けのフリーパスは
是非買って遣うべきだと力説したくなる便利さでありました
また来よう、次は何しよう、あれこれ考えつつ
空港マッサージを受けてみたりする(20分 300元)
本当に盲人のいわゆる按摩さんによるもので、
歩き倒した疲れが、するすると抜けていくようでよかった
そんなに高くないし、時間あるときには是非利用したいものであります
ただ、時間帯によっては、結構混んでるので
早めに到着しておく必要があるという
観光とのジレンマもあるのだけども


かくして、台灣を飛び立ち関西国際空港へ
珍しく綺麗な夕日が見られたので記念に撮影しつつ
無事帰国できたと感激ひとしおだったのでありました

と、満足していると


機内食があった…
ここに来て食えないとか、そんなバカなことはいえない
鶏肉のとろみがついた何かとご飯
スイカにケーキまでつくという豪華なそれに
まさに、もう食べられませんという域に到達して
台灣は食べに行く場所だなと、思いを強くしたのでありました

ちなむでもないが、この後、つい先日ではありますが
こんなに便利に利用していたトランスアジア航空が
会社解散という憂目にあったので
こんな豪華な空旅はもうできなくなるのでありました
残念極まりない

つらつら、いい加減書き募りすぎましたが
最後までお付き合いいただきましてありがとうございました
また行きたいと、いくたびに思わされる台灣に感謝
そして、よいお年を

台灣縦断旅行記 33 宮原眼科の鳳梨酥と太陽餅

2016-12-29 10:49:19 | 台灣縦断旅行記(2016)
そして、宮原眼科であります
知る人ぞ知る、なんていうほどでもなく、
昭和の頃、日本人の宮原さんが眼科を営んでいた場所を
台灣で流行のリノベーションして利用している
お菓子屋さんであります


立派な建物である
もともと眼科だったという話だが、
眼科でこんな建物必要だったんだろうか
よくわからんな



有名スポットなので、いたるところで撮影している人が
いや、自分もそうなんだけどもね
なかなか風情ある建物であります

ちなみにうっかり写真撮るの忘れていましたが
ここの名物アイスクリームを販売する入り口が
別途設けられていたんだけども、それがまぁ
とんでもない長蛇の列に思わず笑ってしまった
半分以上がガイジン観光客で、この人気凄すぎるなと
恐れおののいたのであります



外装がレトロ感を覚えつつもお洒落でステキ
取っ手が100になってるのは、創業に関するなんかだったと
記憶しておりますが、そういうのは
有名ガイド誌をご参照くださいという具合である



あまり店内を撮影するのはいかがかなと思わなくもないけども
ちょっと、撮影したくなる素敵仕様でありました
なんだこのお洒落すぎる建物は、これがお菓子屋か
呆気にとられるとはこのことである

と、建物に見とれてばかりで、冷やかしだと思われるとまずい
そんなことを思って、とりあえず購入モードに切り替える

ここで驚くでもないけど、さすがと思わされたのが
若いおねーちゃんなのに、日本語がぺらぺら過ぎること
そして、ぺらぺらのまま、凄い勢いでセールスされる
あれこれ買わされてしまう感じが凄い
今回の旅で一番消耗したというか、浪費、いや消費したのでありました
そもそもが高価なのでありますけども
長い旅を赦された代金と思って払うのでありました


そんなわけで、買い物が一瞬で終わってしまったんだけども
なんとも夢のような空間であったと
女子に大人気スポットに、おっさんが一人でのこのこ行ったと
そんなお話でありました、ちなみに戦利品は



こんな按配でありました
あれこれ買ったので、一個いくらか計算してないけども
合計で、1090元とか支払ったので
お菓子に4000円くらい支払ったんじゃなかろうかと思う
どうかしとる

しかし、これでいかにも台灣行ってきましたと
大手をふれる感じになったので、満足して
そろそろ帰国の飛行機がと思いつつも
うろ覚えで、もう一軒行ってみたい店を思い出し、探してみようと
運にまかせて、歩き始めたのでありました

台灣縦断旅行記 32 台中站周辺散策

2016-12-27 19:48:29 | 台灣縦断旅行記(2016)
こんなに長くなると思いませんでしたが、
あと2回、ないし3回くらいで終われそうとか思うんだが、
これをやっている間に、また新たに台灣行ってしまったので
記憶がごっちゃになったりして大変なので
足早に片付けていく所存

その割にドラマの捨て回みたいなタイトルでありますが
あまり時間もないため、宝覚寺からバスですぐに台中站へリターン
本当は歩いて、バナナなんとか園というスポットを見てこようと
目論んでいたのでありますけども、
朝早すぎたせいで、地図が手に入らず全然わからなかった&物凄く暑い
という、根性が足らない系の理由によってバスで移動
凄い不安でありましたが、運転手さんにメモで
「到台中火車站」と書いてみたらサムズアップしてくれたので
安心して移動したのである、バスは12元くらいだったんでなかろうか


台中站
ここも建物が古いというか、なんかいい雰囲気でほっこりする


またも登場する台灣鉄道人
台北、彰化、台中で見かけたわけだが
ひょっとすると、台鐵のそこかしこに居るんじゃなかろうか
写真撮ってるのが自分だけだったので凄く恥ずかしい

次の目的地は宮原眼科なのでありますが、
ここが10時オープンということでまだ入ることができず
場所だけ確認して、1時間くらい時間をつぶそうと
近くに市場を発見したので、ふらっと立ち寄ってみる


台北で見る市場と違って、
いかにも青物市場然としているというか
名古屋の中央卸売市場やら、西区の問屋街を思い出す感じである



内容も、いかにも青物市場と思いきや、
それこそ問屋街のように、お店屋さん向けの梱包済みのなにかれが
たくさん売られていて、なんというかステキと思うところ
ここでみやげ物とか買ったら、いかにも通っぽい気がするが
税関通らん気がするな

奥には魚市場もありましたが、そちらはもう店じまいだったようで
閑散としていたので残念でありましたけども、
特に買うわけでもないが、この活気というか
日常に触れられるのは楽しいなんて、格好をつけるのであります

さて、せっかくだから小腹を満たすものはないかと
市場の近くだけに期待して探してみるものの
こういうときに、まったく勘が働かなくてちっとも店が見当たらない
最終的に見つけたのが


手書きの店
おばちゃんが、近所のおばあさんみたいな人と
わーわー喋りながらやってたというか、
開店してるのか?よくわからん感じで
おそるおそる、やっているかと嘘中国語で聞いてみると
これまた全く通じない、こっちも何言ってるかわからないので
押し通ることにして
私「一人、内用、鴨肉麺(イーリェン・ネイヨゥ・ヤーロゥミェン)」
店主「是」
と、まぁ、「一人で、中で食べる、鴨肉麺を」てな具合で喋ると
なんとなし通じたようでありました
さほどに気にしない様子で、先にいた近所のお婆さんも
別に珍しいものを見る感じでもなく
こっちに座りなさいと、手振りで教えてくれて
ひっそり座る、そして


鴨肉麺(ヤーロゥミェン) 60元
真っ黒だ、凄い、京都の新福菜館のラーメンみたいだ
美味しさという概念から、色彩を一切奪った感じが
いさぎよいというか、凄いなと衝撃を受けたわけでありますが
食べてみると、よく煮込まれた鶏肉が美味い
いや、鴨肉、正式にはアヒル肉だと思ったんだが
ともかく美味しいのであります

麺は、相変わらずコシなくて、しょんぼりでありましたけども
スープは、何味と形容しがたいけども意外とあっさり
醤油とは違うんだと思うんだが、なんと言えばいいんだろう
八角の味もしないし不思議だ
肉は骨付きというか、もう肉をざくぎりにして入れてあるだけなので
こそぎ落としながら食べたのでありますが
意外と満足だったのである


またふらっと歩いていると、なんとなし面白そうなアーケードが
この感じは、いわゆる台灣電子街ではないか
と思ったら、アーケードに台中電子街って書いてあるな
今、写真見て気づいた


思ったとおりで、露天にCDか、DVDかのメディアを
量り売りよろしく単品販売しているというのが衝撃
これ以外にも、秋葉原や日本橋、大須といった
ああいう電子街の古いイメージそのままのお店が
ずらり並んでいたのでありました、面白い、買わないけど

このほかも、怪しいジャンク品売る店から
ちゃんとしたメーカーの部品販売の店とか、カメラの店とか
多種多様な電子機器販売店が並んでいました

さて、時間もちょうどよいというわけで、
台中といえばの名物スポット、宮原眼科へと向かうのであります

台灣縦断旅行記 31 台中寶覺寺

2016-12-25 19:36:57 | 台灣縦断旅行記(2016)
さて、四日目である
いよいよ帰宅、帰路につくというわけでありますが
飛行機の時間は夕方、昼くらいまでは遊べるというわけで
高速鐵道を使って台中まで移動します


すっかり気に入ってしまった、飯団(ファントゥン)
前日のセットは甘い紅茶だったが、今回は台灣らしく豆乳にしてみる
正直豆乳なんてと思っていたが、間違いでありました、凄い旨い
台灣だからか、どこで飲んでも一緒なのか
このあたりはわかりませんが、この飯団と豆乳の組み合わせが
抜群によかったので、みんなも買うといい 60元也

さて、台中について、もう時間がないからと
あわててタクシーを捕まえて移動開始
前日の高雄が嘘のように、晴れ渡っていたのでありますが
時間が惜しいというのと、台南でタクシーに慣れたというのもあって
今回もさらっと駅前でタクシーを捕まえてみる

運ちゃん「去哪里(チュウナーリ)?」(どこいくの)
私「バオジェスィー(寶覺寺)」
運ちゃん「唖?」
私「これ、これ」

と、「どこいくの」は聞き取れたけども、目的地の発音が悪く伝わらない
仕方ないので、手帖に書いてみせるのでありましたが「宝覚寺」と
日本語漢字で書いてしまったので、もうひとつという伝わってない具合でしたが
とりあえず出発したのでよろしいという具合である

この運ちゃんが、やたらよく喋る、しかも英語でという具合で
なんとなし、しどろもどろ英語でやりとりをしていたんだが
あんまり盛り上がれないなと、冷や汗をかきつつ
20分くらいで無事到着、180元といわれて
あれ、ちょっと高くね?とか思ったんだが、
気にしないことにして目的地へ


寶覺寺(バオジェスィー)
宝覚寺(ほうがくじ)と日本語で発音するそれであります
大きな布袋様で有名なというか、なぜか日本人がやたらやってくることで
地元の人はあんまり興味ない建造物だと聞いている
由緒正しい禅寺であります



なぜ日本人が多いのかといえば、ガイドブックに載ってるからというのが
一番大きなところでありますけども
意外というか、日本とゆかりが深いお寺でもありまして、
二次大戦の戦没者の慰霊をしていることでも有名なのであります
この写真が、慰霊碑であり、霊前でもありました
近くに、あの李登輝総統が建てられた碑もありまして
非常におごそかな場所でありました

日台の様々な戦没者がここに眠っているというわけで、
大きなお堂には、その名前を記した位牌が所狭しというか、
物凄い数納まっていまして、往時の写真なんかも掲げられて
なんとも、しんみりとした気持ちになるのでありました


その他も仏教建築というか、日本のお寺に近しいイメージで
観音様が、今までのような派手やかなそれとは異なる印象でおわします


でも、ここの本堂というか、メインはこちらの建物でありまして
先ほどまでのは、隅というか、もしかすると敷地が別なのかもという感じで
ひっそり建っているのでありますが
この白亜のお堂の中にお寺がありまして
どうも、もともとあったお寺を覆うように新築したような
不思議なお堂、こっちが、ありがたい布袋様を祀るところのようである


中には、ふくふくしい布袋様があらっしゃる
ともかく頭を下げて、拝み拝み、お金お金と
浅ましいことを考えるというか、すがるわけであります


さらに表に出ると、寛いだ布袋さまが
このおなかを撫でると、ご利益があるというのが
これはもう、日本のお寺や神社でもよくあるそれですが
みんなが触りたくるから、てかてかつるつるになっているおなかを
ありがたく撫でる、ついでに頭もと思いましたが
罰当たりはいかんと、とどまった、偉いぞ俺

そして


これが布袋さまの大仏であります
今回は、たくさん大仏というか、大きな建造物を見たなぁと
感慨深くなるところ、仕上げといっていい
なかなかに素晴らしいお姿でありました



ぐるりと一周まわって、彰化の大仏みたいに
中に入れないかと思ったんですが、この日は残念ながら
中には入れてもらえない日だったようで、扉だけ恨めしく見つつ
それでも、今回の旅行中で最大級の晴れ間の下
輝かしい布袋さまを堪能したのでありました

そう、凄い晴れのおかげで、
物凄く暑い、ちょっとしゃれにならないと
台灣の夏を味わったりしたのでありますが
ここにいたるまで、雨ないし曇りで本当に助かったと
胸をなでおろしたのでありました
台灣の暑さは尋常ではない、京都でなれたそれとはまた違う暑さがある

そう思ったりしながら、大変満足して次へと移動を開始するのであります

台灣縦断旅行記 30 高雄六合夜市と台北西門町

2016-12-20 21:23:23 | 台灣縦断旅行記(2016)

六合夜市に到着であります

高雄で最も有名な夜市だと聞いて、
すげぇ楽しみにしてやってきたのでありましたが
どんよりと、怪しい雲が出てきて
なんとなくやだなぁなんて思っていたのであります
でも、とりあえず夜市を楽しもう
と、思った矢先にすげぇ雨、まさに豪雨
さすが亜熱帯、熱帯性のいわゆるスコールめいたそれが
もう、ちょっとありえない水量でやってきたのである

傘なんざほとんど役に立たない降り方で
とりあえず退散しようと、手近なお店に入る
そのまま突っ立ってるのもなんだしと腹ごしらえに
飯も頼んでみる


蝦仁炒飯(シァレンチャォハン) 60元
いわゆるエビチャーハンである、
高雄といえば海産物、海鮮料理だろうと
まず食べてみたかったのがエビでありました
日本人は本当にエビ好きねぇと、いつだったかの
台北旅行中に言われたのを思い出したけども
今回も楽しみにして食べたのである

これがまた、非常にうまい
ほどよい塩味と、ぷりぷりのエビが
ああそうだ、これを食べたかったんだと
物凄く感激して、むさぼるように食ったのでありました
いやー、高雄素晴らしい、安いのにすげぇ美味い


これで雨がなければねぇ…
そんな風に思ったりしながら、豪雨の写真である
伝わりにくいけども、道が川になるとはまさにこれかと
屋台というか店から簡易の屋根が張り出していまして
そこそこ濡れないで歩けるかと思ったけども
なかなか難しい、みんな傘さしてるし道が狭いと
なんとも難航、観光の気力がどんどんと失われていく


エビ焼いてる…
美味そうだとじっと見て、また雨が強まってきたので
これはもう食べろという啓示だろうと次の店へ


蝦仁(シァレン) 300元
今考えると、これはボられたんじゃないかと
ちょっと思わなくもない値段であります
今までで一番張り込んだと感じるようなそれだが
これがまた、非常にうまかった
やっぱり蝦は偉い、蝦は美味い、蝦大好き
貧乏臭いことを考えつつも、
熱い熱いと一人呟きながら殻をむいて食べる
また頭が、脳みそが凄い美味いんだ
すげぇ満足だと、覚醒したかのようでありました


結局、あんまりにも雨が凄いのにげんなりして
そそくさと退散、これが目的だったのに
ものの30分くらいで夜市を去ることになるとは…
このリベンジを誓いつつ、蛇の店がここにもあるのかと
近くに風俗街もあるんだろうななんて考えつつ
高雄を後にしたのでありました

さて、台北


戻ってから気づいたんだが、今回の旅で
台南、高雄とめぐったにも関わらず、
マンゴー食べてないじゃんと気づいたのである
何してんだ、せっかくの機会に…
そうなると仇をとるしかないなんて思うわけで、
西門町をうろうろして、前日、前々日と
夜中に呼び込みに誘われたこの店に入ったのであります

呼び込みが独特で
「マングォ、イチグォ(注:苺を日本語で発音している)」
なんて感じで、やたら耳に残ったというか
怖いわと思いつつ二日間素通りしていたのである


マンゴーミルクカキ氷 120元
多分、芒果雪花冰でいいと思うんだが、氷が牛乳なのである
そこそこのサイズで、この価格ならお得と
ほくほくで食べたのであります、つめたいうまいあまい
やっぱり旬は違うなと、このとき5月後半でありましたが、
フレッシュマンゴーの美味さが身にしみたようでありました
高雄での雨にくたびれた感じが嘘のようである

ついでに、もう一軒マンゴーを楽しもうと移動



フレッシュマンゴージュース 70元
新鮮芒果果汁とかいう漢字じゃなかったかと思いますが
お持ち帰りにしてホテルで飲んだ
これもまた、濃厚なマンゴージュースで美味いのなんの
西門町は若者が多いので、店員の兄ちゃんも
とっぽい感じで、日本人のおっさんがわからず注文していることを
面白そうに眺めつつ、さりとて親切に相手してくれて
よかったのでありました

よい思い出を抱えつつ、ようやっと三日目終了
いよいよ帰国の四日目である

台灣縦断旅行記 29 高雄を歩き、木瓜牛奶を飲む

2016-12-16 16:37:34 | 台灣縦断旅行記(2016)
えらいざっくりしたタイトルですけども
夜市に行くには少し時間が早いということもあって、
せっかくだからと、六合夜市とは逆方向へ
軽く歩いて観光しようと、つらつら高雄の町を練ったのであります


まず、すぐ近くに観光市場のようなところを発見
こういうアーケードはなかなか好きですよと
大坂は天神あたりを思い浮かべながら
するすると露地へ入っていきます


こんな按配で明るいアーケード街
夜市めいてくるというか、屋台がそろそろ準備を始めると
そんな雰囲気もあって、実に過ごしやすいというか
いい気持ちだと思っていると、


屋台の果汁屋さんを発見
高雄まで来たんだから、せっかくだし木瓜牛奶(ムーグォニューナイ)こと
パパイヤミルクでも飲もうと意気込む

私「請給我、木奶(チンケイウォー ムーナイ)」
小姐「木瓜牛奶?」
私「是、是」

ここでしゃれ込んでというでもないが、
若者は木瓜牛奶を木奶と略して使うと聞きかじっていたので
さも現地人のように振舞ってみたんでありますが
思いっきり不審顔で聞き返されてうろたえたのであります
アイスミルクティをアミティって呼ぶみたいな感じ(いまどき言わねぇよ)
慣れないことをしてはいけませんね本当に



木瓜牛奶 40元
まさに目の前で、パパイヤをジューサーにかけて作ってくれる
非常にステキすぎると思って、また、おばちゃんの手の早さに圧倒されつつ
あっという間に出てきてご相伴
こいつがまぁ、とんでもなく美味い、甘いのにべたつかない
本当にすごい美味い
もっちりでもないが、シェイクみたいなのみ応えもありつつ
のどが渇いていたのに、こんな甘いもので大丈夫かと
不安になっていたのも嘘のように、あっという間に飲みきったのでありました
とんでもなく美味しかった、謝謝と笑顔で告げて後にしたのであります



あとは、よくわからないけども、またも町中に寺院があるので
もさっとそれを撮影、もういい加減に中はいいかと思うものの
面白いものがあるかもと、あれこれ見てまわったりしつつ
線香をあげて、地元のおばちゃんに笑顔を向けられたりしながら
ふらふらと歩き続けたのであります


高雄のマスコット、高雄熊
デパートだったと思うのですが、窓にステッカーが貼ってあって
これが有名な高雄熊かと感心しきり
くまモンとコラボといっていいのか、くまモンが殴りこみをかけていたのを
どっかで見たと思っていましたが
お互い仲良くやっている感じで落ち着いていたのが
いい塩梅だなと思ったりするところ


あとは名古屋人必見というほどでもないが、
まさかのスガキヤ、高雄にもあったのかというか、
高雄にあるのかと驚いてしまったのであります
凄い食べてみたい誘惑にかられましたが、ぐっとこらえつつ
台灣では「寿賀喜屋」なんて、とんでもなく
有り難そうな漢字を当てるんだと驚いたのであります
確か、日本名は菅木屋じゃなかったか?
台灣発音でも、寿賀喜屋は、スガキヤって発音しなくね?
あれこれ思うんだが、いいのである
名古屋に台灣ラーメンがいっぱいあるんだからとか、
わけわからんことを思いながら納得というか
一人うなづきつつ、いい時間になってきたので
いよいよ夜市に向かうのであります

台灣縦断旅行記 28 美麗島站

2016-12-12 21:57:01 | 台灣縦断旅行記(2016)

歩いて地下鉄駅まで行く途中に
大きな果物屋さんがあったので例のごとく撮影
木瓜ことパパイヤであります
高雄の名産の一つだ、これのジュースがすこぶる旨いと聞いたので
是非に飲みたいと思いながらあとにするのである


蓮池潭から歩いて少々、生態圏区という駅までやってきました
迷子になるかとどきどきしてましたが、
案外ちゃんとたどり着けるもので無事高雄の地下鉄へと合流

このときはまだ、台北の悠遊カードが使えなかったので
自販機でチケットを購入して乗車という段取りでありましたが
段取りは台北と変わらず、大変快適かつ、
電車の本数も多くて安心でありました
違うといえば


萌え絵である
この高雄地下鉄ガールズみたいなのが、
台灣のヲタクを中心にえらい人気を誇っているのだそうで、
このポスターやら、様々なデコレーションを見るために
地下鉄乗る人が増えて業績が上向いたとか、
どっかのニュースで読んだほど有名なそれであります
日本語がおかしいな
ともかく、こんなのが電車の側面にも様々プリントされているのである
進んでるな、色々な意味で

途中で高雄站も通りすぎるのでありますが、
このあたりの区間では、地下鉄アナウンスに日本語があって驚くのであります
台北は、中国語、台湾語、客家語、英語でアナウンスだったけども、
高雄のほうが日本により優しい感じで、大変ありがたいのでありました

この駅から25元で20分弱移動しますと
今回の目的地というか、高雄でもう一つ見ておきたかった
美麗島站に到着します
この駅から、高雄随一の夜市にもアクセス可能なうえに
観光パンフなどでも有名なまさに「美麗」な駅が見られるということで
降車後、おっかなびっくり地上へ向かうと


美麗島(メイリータオ)の語源、フォルモーサをそのままにと
言っていいんだかどうかわかりませんが
誰が、どんなカメラで撮っても美しくなる
素晴らしいスポットであります



ステンドグラスのような様相でありますが、
これが地球を表してんだったかなんだったか
何か神話めいたいわれも描かれていると読んだ気がするけども
まぁ、ともかく美しくて見事でありました

地下鉄の駅構内が存外広くて、この部分を中心に
長い道行きがあって、様々な施設前にアクセスしやすくなっております


ちなみに、構内には先の美麗な何か以外にも
普通のといっていいのか、これまた面白モニュメントもあったりして
和んだりできるのである
なぜ、ちびまる子ちゃんなのか、これも台灣で人気なのかもと
思わされたりしたのでありました


地上に出てみると、駅はこんな感じで
やっぱり近代的というか、かっこよさ重視な感じでステキであります

さて、ようやっと高雄中心部にたどり着いて、
早速六合夜市に出てもよかったのですが、写真の通りまだ明るいので
ここは近隣を散策しようと、ぶらっと高雄散歩を始めるのであります

台灣縦断旅行記 27 慈済宮と拱辰門

2016-12-08 11:57:54 | 台灣縦断旅行記(2016)

慈済宮
お医者さんの神様が祀られているんだそうで、
龍虎塔の前にある大きなお寺であります
結局、お寺見るのかよという具合でありますが
もう流石に元気がないので、さらっと流しただけでありまして



こんな感じでありました
門前の果物屋さんがとても魅力的というか、
のどが渇いて仕方なかったので
ここで買おうかしらと思っていたんだが
どうも、果物が大きいので躊躇してしまい
結局買わないまま、お医者さんに何を願うわけでもなく
さらっと見てあとにするのでありました


ゆるゆる歩いていると、警察の交通取り締まりが行われてまして、
普段は、双方向に行き来している場所なんだが
実際は一方通行に指定されているようで
ねずみ取りよろしく、ばったばったとバイクが捕まっていました
気の毒になぁと思ったりもするんだが
みんな笑いながら、なんとかしようと交渉していたのが趣深い

さて、のどが渇いたというのがいよいよ切羽詰ってきた感じなので
この感じなら、どっかにジュース売ってる店でもあるだろうと
うろうろ歩いていきました


いや、どこだよここ
明らかに店探しではない場所についつい入ってしまうのが
私のいけないところでありますが、
なんか史跡のようなものがあって、ついつい近づく
なんか万里の長城みたいな感じである


拱辰門
調べてみますと、昔ここら一帯にお城があって
その城壁の名残なんだそうであります
北門にあたるんだそうで素敵な城壁っぷりでありました
遠目に龍虎塔が見える
ずずいっと歩いていくと、民家のすぐ横みたいなところまでいけたり、
布団が野ざらしに捨てられていたりと
実に土地に根ざしている(違う)
いや、危険じゃなかろうかとようやく気づいたのでおずおずと戻る


蓮池潭に戻ってみると、ほどよく果物屋の屋台を発見
これでのどを潤おそうと買ってみる
芭楽?なんだろうか、しかも味付けが選べるらしく甘草を選ぶ


芭楽 50元
意外と高いななどと思ったんだが、とりあえず
ようやく果物だ、のどが潤う…とかじってみて驚く
まるで果汁がない、なんだこの食べ物
しかも、甘草のふりかけが、名前からして甘いと思ったけども
まったくそんなことなく、むしろ苦い?なんだこれ、
どう楽しむものなんだ

芭楽(バーラー)で、どうやらグアバのことを示すそうで
初めて食べたんだが、梨みたいな食感だけども
甘味が全くない、むしろ酸っぱい、なんだ、
どう楽しむものなんだ…
調べてみれば、旬は冬なんだそうで、それもあってだろうか
台灣で珍しく、まったく美味しくないと思ったものでありました
今度はちゃんと、旨いのを食べたい
あと、甘草は、多分カンゾウのことだから甘くねぇだろなと
うすうす気づいていたのであるけども、
看板で詳しく読むと利尿作用的な説明が書いてあって
水分補給したかったのに出してどうすると、踏んだり蹴ったりでありました

うろうろしていると、突然の雨が降ってきたので
高雄のお土産館みたいなところへ逃げ込む



猫とともに雨宿り
スコールのように、どしゃーっと降ってきたので
呆気にとられたのでありますけども
とりあえず難は逃れて、お土産品を見てまわる
高雄ゆかりのマスコットなのか、
よくわからん物体を横目に、マンゴーアイスとか発見して
こっちを買えばよかったとうな垂れたりしたのでありました
そこで、買いなおさないのが私ですね
ついでに、利尿作用が働いてきたのでいそいそと雪隠へ
どういう苦行なんだ

猫とじゃれあいつつ、雨が止むのを待ち
いよいよ地下鉄に向かおうと歩き出したのであります
相当にあやふやな地図を持ち、道々の看板をあてにしながら
地下鉄駅へと向かいます


これが凄い坂なんだがまったく写真で伝わらないそれ、
サイクリングロードで有名なんだそうで、
あとから知ったところですが、この坂道を歩き上り
ゆっくりと高雄中心部へと近づいていくのでありました

前回と引きが一緒じゃないか

台灣縦断旅行記 26 蓮池潭龍虎塔

2016-12-03 11:26:38 | 台灣縦断旅行記(2016)
ただの行ったところ記録だけになってて、
ぜんぜん役に立つ話とか出てこないのが恐縮ですが
それでも続く蓮池潭を進むの巻


ようやく到着したぜ、龍虎塔(ロンフーター)
近づくまでが、ギザギザの橋になってまして、
以前、漫画島耕作で読んだ、中華圏でギザギザの橋は悪霊が渡れないというそれかと
勝手に妄想というか、想像しつつ、わきわきと近づきます
これが意外と遠いのだ


ほぼ一緒の写真だけども近づいたらこれだ


龍から入って、虎から出る
すると、身体か、精神か、両方か、ともかく清められるとの御話で
まずは龍の中へと入っていきます
というか、さっき春秋閣でも龍くぐったな…



謎の絵巻物というか、既視感を覚える絵面であります
おそらく、地獄と極楽を描いていると思うのですが
極楽なんだろうか、何もせんでも乳を飲まされるというのがどうなんだ、
このあたりの感覚、儒教なのか、もっと違う何かかわかりませんが
エキゾチックである
さて、龍の中にはこんな按配で、壁画がびっしり、
これを見やりつつ通り抜けると龍の塔のふもとに出ます
写真で判りづらいですが、別に、竜虎と塔はくっついてないのである


せっかくだからと、龍の塔を上ってみる
屋根には、こんな按配で龍の彫り物がいくつもくっついている
なかなかというか、かなり彫りが細かくて驚いた次第、
ちゃんとしていると言うと失礼かもしれないが、
思ったよりもきめ細かい仕事でありました



塔は6階建てで、まぁ、上るのに辛い辛い
二重螺旋階段で、のぼりとくだりで別の階段なんですが、
ここまで歩いてきた疲れがどっと押し寄せるようである
途中、窓から下を覗いてみたのが竜虎の口の写真であります
運よく、そんなに人が写ってないですが
実際は結構というか、相当量の観光客でごった返していました
団体さんがはけていくと、スムーズに遊べますね



降りてきて、近くからの竜虎をながめみる、
龍の塔の隣に、今度は虎の塔があって、そっちを上っていく
当然同じ高さで6階建て、中身というかつくりは
龍の文様だった部分が虎に差し替えられているだけの
ある種コンパチ的なものであります
当たり前だけども、感激してしまう


虎のモチーフ
こっちも彫りが細かくて立派である
ちょっと持って帰りたいと思わせるような精巧さに驚く
毛並みを表現しようとしたのか、
毛羽立っているというか、とげとげしすぎだろうと思うんだが
これがなんか、よりかっこよく見えてしまうのである


虎の塔から見た、歴々のモニュメントたち
手前が龍の塔で、その次が五里亭で、もうひとつ向こうが玄天上帝
思えばよく歩いてきたと感慨深い
この写真が撮りたかったので上ったといっても過言ではないのですが
これで蓮池潭を満喫できたと快哉
塔から降りて、虎のお尻からトンネルを抜けていきます



虎の内部は、偉人録のようで、北極亭でも見た神将と古代偉人と思しき人々が描かれていました
三国志、あるいは、水滸伝ならわかるところだが
知らない名前だ、なんか知ったような名前を組み合わせられているようにしか読めないんだが、
きっと立派な人なんでしょう、ありがたい


そんなわけで、虎から出てきた
これで人間が一等上等になったかもと思いつつ
写真の通り、虎の口前で、物凄い一生懸命撮影しまくるおねーちゃん二人を
どいてくれないかしらと眺めながら、我慢しきれずに龍虎塔をあとにしたのであります
ガイジンさんの撮影は気合が違いますね
ポージングが素人とは思えないのである

とりあえずこれで、蓮池潭が堪能できた
正直高雄はこれで十分などと思ったりしたのですが、
まだまだ、これから本当の高雄といったら怒られそうですが
高雄中心部に向かって移動を始めるのである

台灣縦断旅行記 25 春秋閣と五里亭と啓明堂

2016-11-29 21:15:27 | 台灣縦断旅行記(2016)
続いて目指すは、五里亭であります


遠景より眺め見る
このとき5月ですが、すでに蓮が咲いているという暖かさ
さすが高雄、南国であるな


近づいていきますと、まず手前にある春秋閣に到着
龍とそれに乗った女神の立像があり、
これまたえらい迫力で写真を撮りまくる
正直、龍虎塔と、玄天上帝しか知らなかったので
こんなモニュメントがもう一つ
しかも相当の大きさで存在するなど驚きだったのであります


この龍の口から中に入ることができまして
胎内を移動、反対側まで抜け出ると
五里亭への道に繋がるという具合であります、
左右には塔があるんだけども、多分展望台だけなのでスルーして
龍の口内に早速突入


中には、またしてもと言っていいのか
壁画に仙人がうろうろしている具合でありまして
このあたりは中華圏の歴史というか伝説に精通してないと
どうもよくわからんのでありますが
神様なのか、仙人なのか、武将なのか
様々なそれこれが描かれています、割と絵がテケトーなのはご愛嬌


とりあえず龍から抜け出して、橋を渡っていきますと
到着したのが五里亭であります
中華趣味の立派な建物で、貴人がここで月でも見てたのか
今は観光地の展望台でしかないけども
とりあえず登ってみたりする、特に何がということもない


五里亭から、戻る道を眺める
中央の天女か女神の背中が凛々しいのでありますが
その向かいに、とんでもなく大きなお寺さんが見える
何回も昇り降りするのしんどいなと思ったりもするが、
この大きさは見ておかないといけないだろうと
重い足をひきずるように道を戻るのでありました

ここで、さしたる話でもないが現地イベント発生
写真を撮っていると陽気な感じの東南アジア系の若者が近づいてきた

若者「ニーハオ」
私「ニーハオ」

明らかに中華系じゃないけども、私と同じ程度の中国語知識なんだろう
完全に俺を現地の人間と勘違いしているらしく
あれこれと身振り手振りされつつ、なんかわからんうちに
一緒に記念撮影したのでありました

若者「シェーシェー、サンキュー」
私「プークァーチ、マイペンライ」

などと、さっき覚えた言葉に、確かタイ語かなんかで
問題ないとかいう言葉だったと思うんだが付け足したりして
なんか、笑顔で別れたのでありますが
やっぱり顔平たい族の区別はつかんよなぁと
思わされた次第であります、閑話


そうこうしている内に、啓明堂到着
見ての通り、とんでもなく大きなお寺さんであります
門前に屋台がいくつか出ているなど、
活気もあってステキという具合でありました
果物を青果売りしてたんだが、流石に買えないというか
食べきれないと断念、惜しいことをした



中は例によって例のごとく
ほかと代わり映えしないというと叱られるけども
いつもの派手やかな仏像神像のオンパレードでありました


立派なお寺だったようで、こういう壁の細工なんかも綺麗で
見ごたえは十分であります
このほか、石柱に掘り込まれた龍とかが凄い精巧で
恐れ入ったという感じでありました


龍の池があった
豪華な噴水でありまして、相当に立派な場所だと感心
十二分に堪能して、いよいよ最後のモニュメントにして
最大の関心、龍虎塔を目指します

台灣縦断旅行記 24 元帝廟北極亭の玄天上帝

2016-11-24 20:50:12 | 台灣縦断旅行記(2016)

とうとう、到着、北極亭
いかにも高雄に来ましたという気分が
いやおうなしに盛り上がるわけであります

ところで北極亭ってなんだ
そんなこと知るはずもなく、また調べるはずもなく
なんかよくわからんが、立派なもんだろうと
ここのメインであります玄天上帝に向かいます
そう、この帝も何者なのかまったくわからん
わからんが


この迫力であります
きっと立派な神様に違いない、いや、実在する人なんだろうか実わ



あまりの興奮に似たような写真をいっぱい撮ってしまったので
乱雑に並べてしまうわけでありますけども
大変大きな神像であります
そして当然のようにこの神像そのものが塔といえばいいのか
建造物になっていまして、彰化の大仏と同様
中に入れるのであります


おししのバックショット
おししと書いてみたものの、顔は龍でありまして
いったい何者なのか
ひょっとすると麒麟なのかと思ったりしたのですが
こいつもまた、雄雌がわかるように作られていました
すっかり、こいつらを尻から見るクセがついてしまった
変態か


まさかのおみくじマシーン
いまどき日本の神社でもそうそう見ない、
いや、そもそも神社じゃ見ないもんだけども
おみくじを出してくれると見えるおもちゃというか
ゲーム筐体であります
もう一つ金の卵を産む鶏のものもあったんですが
なんというか、非常に昭和っぽくてステキと思うのである


内壁の天女
中は、よくあるお寺さんと同じようなつくりになっていまして
当然のように上に登れるのでありますが、
外を眺めるようなところはあまりなく、神像や
この写真のような壁画がそこかしこにあるので
そいつをあれこれと見てまわるのであります


ご神体
おそらく本尊、いや本尊という呼び方が正しいかわかりませんが
玄天上帝の中にある、玄天上帝であります
正直、さほど中身について何がということもなく、
また観光客が多いので、あっちこっちと写真撮ってまわるのも憚れまして
ほどほどでここを後にするのでありました


上帝側から見た、護安宮
こう見てみると、結構高い建物だったんだなと思わされつつ
もちもち歩いて、次の建造物へと向かうのである
なんだろう、この感じがあと3回くらい続いてしまうんだが
読んでて面白いだろうか不安だけども続くのであります

台灣縦断旅行記 23 蓮池潭を歩き護安宮へ

2016-11-18 19:46:43 | 台灣縦断旅行記(2016)
さて、いよいよ蓮池潭(リャンチータン)めぐりを始める
気合を入れて踏破を意気込んだのでありました
何せこれのために、体作ってきたというか歩き込んできたからな


まずは全体地図を確認
じわじわと南下していくため、一番近い北極亭を目指します
湖からその大きな建造物は見えているので
迷子になるということが、あるはずもなく
意気揚々と歩くのでありました


天府宮
道を挟んで向かい側にありまして、まぁ遠巻きから写真撮るだけにする
そこそこの大きさで、非常に興味そそられるものがあったんだけども
この先、こんなのが山ほど出てくるだろうとスルーしたのであります


紫玄宮
こちらもスルーしたお寺さん
先ほどのところよりも、さらに小さいというか
ちょっとした集会所みたいな雰囲気でありまして
お参りする何かがあるのかどうかもわからない感じであります
歩いているルートは、湖すぐの道でありまして
その間に車が通れる道があり、その向い側にお宮さんが点在しています
結構な交通量ということもあって、
身の危険をおかすほどのこともないとスルーしたわけでありますが
そうこうしている内に、いよいよ北極亭が近づいてきた

さて、いきなり突入しようかと思ったのでありますけども、
つと、反対側に並ぶお寺シリーズに、ひときわ高い建物を発見する


護安宮、看板は護安寺って書いてあるけども、
たぶん、宮と寺は同じ意味なんでしょう(嘘くさい)
この上から、玄天上帝を撮影したら、なかなかステキじゃないかしら
我ながら、なかなかよろしい思いつきだと思うのだが、
一階の床が凄い綺麗で、これは靴を脱いで上がるものなんだろうかと考えあぐねる
すると、見かねたようにおばちゃんが近づいてきて

おばちゃん「中入ってもよいよ、上の階も入れるよ」

なんと日本語で喋りかけられる、やった、とうとう日本語を話す台灣の人に出会った!
流石高雄だぜ、日本語通じるぜ!
と喜び勇んでしまったのでありますが、片言ながら、
あれこれと世話を焼いてもらって、案内されないとわからないエレベーターを教えてもらう

私「多謝(とーしゃー)」
おばちゃん「不客気(ぷーかぁちぃ)」

と、心温まる交流をしたわけでありますが、
個人的にもっともテンションがあがったのは、この「不客気」でありまして、
意訳では「気にするな、いいってことよ」みたいな感じで、
感謝の返答に使うものなんだが、とある中国語会話動画で勉強していた際に
これを地の底から響くような低音で「ぷーくぁあちぃ」と現地の人は言う、
などと解説されていたんだが、まさにその通りの発音で感激してしまった
うなる低音というか、あんな声出せねぇよという感じで
おばちゃんのどこにこの声がしまわれていたのかと
惚れ惚れするバス声に、手を振ってお寺の中へと入ったのでありました


観世音菩薩像、ありがたい仏像がおわします
中はたいそう立派でありまして、ありがたい仏像がかなりの数おわします
3楼になっていたと思いますが、各階に立派な仏像がありまして
一階は大きな空間が切ってありまして、仏像が曼荼羅のように配置されていました


透明なストゥーパまである
中に何か入っているように見えるので、ちゃんとした仏舎利なのか、
それとも違うものなのかはわかりませんが、
極彩色と電飾、派手派手な感じが
仏教なのにいかにも台灣という感じがして面白かったのであります
なんせ、発光ダイオードで光ってるからな
日本のお寺じゃ見ない装飾である


千手観音
この仏像がまた造型が見事でありまして
あまりのありがたさに想いっきり拝んできたのである
迫力というか、いや、圧倒されたのでありますな、まだ新しいのかもしれない、凄い綺麗だ
さらに上階へと進むと、いよいよ屋上といえばいいのか、
テラスに出られるところを発見し、そちらへ向かう


テラスから屋根を見る、ちゃんと卍が描かれている
かなりの高さで、これもまた見事だなと
幸い雨が止んだということもあって、急ぎ、本来の目的地である北極亭を眺める


遠くに見える玄天上帝
もうちょっと迫力ある絵がとれるかと思ってましたが
カメラに限界があると痛感しつつ、とりあえず角度をつけて撮影できたのでよしと
ほくそ笑むのでありました、実際凄い大きいのだ
眺め見ると、またテンションがあがるものであります
歩きつかれるということがない


お宮の中の玄天上帝
ミニチュアというと失礼にあたりますが
お宮にあった神像であります
この神像をそのまま建物としてかたどった、大仏ならぬ、大神に
いよいよご対面とあいなるのであります

台灣縦断旅行記 22 新左營から高雄孔子廟

2016-11-16 13:58:31 | 台灣縦断旅行記(2016)
彰化から、高鐵台中へと移動して高鐵に乗って新左營まで移動します


新左營車站
凄い広くて綺麗な駅でありまして、
行った時点では高鐵の南端の最終駅であります
有名な高雄地区への玄関口になっていまして、
ここから、高雄観光をスタートさせます
手前に写っている金鎖(キングサリ)の木と花が
そこかしこで咲いているのが衝撃である、こんなにたくさん初めて見た

とりあえず歩いて移動開始、残念ながら地図が手に入らなかったので
相当おっかなびっくりで、確かこっちのほうだったという
あてずっぽうで移動しつつ(方向音痴であるが、気にしない)
大きな森みたいなものをいくつかやり過ごす
目指すのは、観光名所の蓮池潭
サイクリングロードやら、ジョギングコースやらの看板が見えているので
おそらく間違いないと思いながら、心細くも歩みを進めれば


高雄孔子廟を発見する
蓮池潭の北端に位置していまして、
まぁ孔子廟発見する頃には、間違いなくここが蓮池潭だと
安心していたのは、地理的にも明らかでありますが
とりあえず喜び勇んで突入するのであります

つい先ほども、彰化で孔子廟を見てきたばっかりだというのに
あれこれと物色を始めてみる
彰化のそれよりも大きいという印象がありまして、
人影はまばらながらも、観光客がちらほら見えます


中に展示されていた、台灣全土の孔子廟マップ
そうか、まだ行ってない孔子廟がこんなにあるのか
というか、そもそも台南行きそびれてるしなあ
などと反省しつつも、割と全部回るのいけそうじゃないか?なんて
考えてしまったりするのである
どうせなら、御朱印みたいなのをやってくれると
行く甲斐ができるんだけどなぁなどと思う


孔子が使っていたというか、ゆかりの物品
何か関係するのであろう物体が展示されている
なぜ笙があるのか、これって中華圏の楽器だったのか…
レプリカで展示されていまして、ちょっとした学問の教練所という雰囲気も
いい塩梅で作られていました
中国のドラマで見たことがある気がします


例によって位牌だけ飾ってある孔子様
もしかすると、これは孔子様の額じゃないかもしれませんが
ともかく、この単体のものと、三つの位牌が並んでいるものと
いくつかの廟の中に祀ってあったので
ありがたくこうべを垂れてきたのでありました

高雄だから特別に何かあるというはずもなく、
同じような、いや、同じ建物だなと確認だけして
さっさと先を急ぐことにします


立派な橋があったので、そこから門構えを撮影
あの門のさらに奥が孔子廟でありまして、
やっぱりここは敷地が相当に大きいと感じるところ
この反対側が蓮池潭になっていまして
いよいよ、その西側をくだっていく旅に挑むのであります


目指す様々な建造物たちが見える
蓮池潭西側にあるモニュメントというと語弊があるんだけども
超有名な北斗の神様やら、龍虎塔だとか
そういったものが見えていまして、
なんというか、ものすごくテンションがあがってきたのであります
写真だと近そうに見えますが、遠近感が死んでいるだけで
実際は南端まで2kmくらいあるはず

さぁ、歩くぞ

台灣縦断旅行記 21 彰化扇形庫

2016-11-10 17:45:45 | 台灣縦断旅行記(2016)
大仏も見た、食事もした、さて移動しようか
そう思ったのでありますが、先に予約していた新幹線の時間まで
もうちょっとだけある、具体的にいうと1時間ほどある
彰化から高鐵台中まで10分くらいと考えれば、
もう一箇所、寄ってみるだけしようかと
事前に調べていた、扇状車庫を見に行くことにしました


彰化扇形庫
その筋では有名なんだそうですが、
京都は、梅小路公園のあたりにあるのと一緒だと思われる
そっちは見たことないのですけども
電車、機関車の車庫があるとの由

ふらっとガイジンでも大丈夫かしらと思っていると
受付で電話番号と名前書いてねといわれて
ホテルの番号なんぞ書きつつ無事侵入成功


鐵人
台北駅で見たやつとちょっと違うな
思ったりしましたが、台鐵マンの鉄像をありがたく拝見


さらに進むといよいよ車庫登場
ディーゼルカーと機関車っぽいのが居る
正直、鉄道の良し悪しというか、種類がさっぱりわからないので
滅法に撮影したんだが
とりとめがないというか、パンチのない感じでありますけども
だらっと、アルバムよろしく


扇の要というでもないが、回転盤

扇型になってる車庫

趣味人にはたまらない種類なのか、
展示用の普通の車両なのかはわからない

結構な人出でありまして、
子供連れの現地の人がいっぱい
車庫をうまいこと眺められるようにと
展望台も備え付けられているので早速登ってみる


上から見るとこんな塩梅
これと反対側には、私が乗る台鐵の駅が見えていまして、
見ている限りは敷地が繋がっているんだけども
実際には、走って15分くらいの距離がありました

というわけで、全然時間が足らないので
感動ひとしおではあるものの、
ゆっくりしている暇もなく、撮るだけ撮ったからと
最悪のカメラ野郎っぷりで退散
と思ったら、最後に足止め
いや、実際は入るときに気づいていたんだけども


出口にあったアデニウムの大鉢
見事な枝ぶりに、足を止められてしまった
台灣ならでは、と言っていいのか
日本じゃ、露地でこんな無造作に扱えるわけもなく
しかも、大ぶりになるわけがない、
さすが熱帯だなぁと惚れ惚れしてしまった
台灣のお金持ちが、これを何色も寄せ植えにして
凄い大きい鉢で玄関に飾るんだと聞いていたが
いや、立派なものであると感激ひとしおでありました

汽車を見に来たはずが、これに一番感動してしまった

と、それはさておき、本当に時間が危ないと
急ぎ走って戻り、雨も止んでてよかったと思いながら
彰化から、ようやっと高雄へと移動を始めるのであります


最後に彰化駅正面
今回の旅で最も充実していた観光を楽しませてもらった

台灣縦断旅行記 20 老担阿璋肉圓と猫鼠麺

2016-11-08 21:01:16 | 台灣縦断旅行記(2016)
彰化の街をつらつら歩きしつつ、
昼飯に食べようともくろんでいた肉圓(バーワン・ロウユェン)を探す


小吃の街といった様相
この画面内に見える、彰化肉圓、阿璋肉圓、猫鼠麺の3店が
特に有名なのであります
事前調査の甲斐もあって、無事たどり着いて
あとはどの店で食べるかというところなのであります

とりあえず、彰化では、肉圓が名物だと聞いていたので
最有力の彰化肉圓か、老担阿璋肉圓のどっちかでと悩む
結局、老担阿璋肉圓の方に、蔡総統が美味しいといっていたという
新聞記事が貼り付けてあったので
こっちを選択することに、というか、明らかに混んでるのはこっちなのだな


名物肉圓(左)と貢丸湯(右)(75元)
バーワンと、ユーワンタンという発音でいいと思うのだが、
おっかなびっくり注文したところ、お盆で出されて
テケトーにカフェスタイルの机に移動して食べることとなる
なんか急いでいる人が多いというか、
ぱぱっと食べて、ささっとどっか行く感じで
人の出入りが激しいというか、にぎわっているお店でありました



デスクに薬味があったので早速使ってみる
薬味の味噌のほうはなんか甘い感じのタレで、
もう一つは、ラーメン屋の葱のように、
お代わり自由の香菜(シャンツァイ)でありました
つまるところコリアンダーでありますね
最近流行りのパクチーというやつさ

さて、肉圓(バーワン)
前日夜のバーツァン(肉粽)事件を思い出しつつも
ここではバーワンの発音が間違いないはずだと信じるところ
お肉、しいたけ、たけのこ?みたいなものが、
分厚いぷにぷにした皮のようなものに包まれていて
甘辛いタレがかかっている
この皮が、餅みたいに伸びる、食べて特に旨いというものではないが、
これに包まれた具が非常に豪華で美味しい
食べでが結構ある、もちもちと食べて完了
続いて、貢丸湯のほうは、魚のつみれと思われるものが
ごろごろと入ったスープでありまして
これもまた、すっきりというか、さっぱりあっさりしてて旨い
白の苦瓜も入っていたけども、この苦味がまたアクセントによろしい
格別に旨い、すげぇっと感動するほどではなかったけど
非常に満足してあっという間に完食
台湾人なみに、食うのが早くなってきたなと思いつつ
満足して離脱

ちょっと食べ足りないかな?
などと思って、思い切ってもう一品食べようと次の店へ
というか、一度通り過ぎたんだけども、
彰化に二度くるかどうかわからない以上、
やれることはやっておかなくてはと思いなおす


見事な扁額の猫鼠麺

彰化で、最も有名なお店でなかろうか、
様々に読んだ台灣本でも出てきたというか、
とりあえず彰化いったら、寄っとく?みたいな店であります
初代の店主が鼠に似たおじさんだったので
鼠麺という名前になったそうで、
別段、鼠や、猫の肉が入っているわけではない、あしからず


三宝麺(サンバオメン) 55元
多分、こういう名前だったと思うんだが
一番おすすめとされていたメニューを選ぶ

三宝というのが、乗っている肉のことを指しているようで
3種類の異なったつみれというか、肉団子が乗っておりまして
それぞれが旨い、特に棒状のやつが旨かった
麺とスープ自体は、台灣によくあるラーメン的なそれよなと
さほどに感動はしなかったものの、
この肉が確かに食べ応えを催すなんて思いつつ
あっという間にさらっと完食
流石に食いすぎだ、思わなくもないけども
割と空いている時間帯に入れてよかったと安心しながら
無事、昼食タイムを完璧な内容で終えたのでありました

行きずりの店に入るのとは違って
満足度の高いランチであったと思うのであります