池袋ウエストゲートパーク 作:石田依良
知ってるかい?このブログは本当に独身男性が書いているんだ。
こんな感じの出だしから始まって
なんというか、ポップというのか
軽いではない、一人称というでもない
語りかける口調とか、そういうもんでもないんだが
ともあれ、主人公の心情をかなり強く写しながらの文章で
時間を切っていくようなステキな小説でありました
とりあえず、1、2を読んだのですが
いや、まったくこの内容を知らないで読んだのですが
そうか、こういう話だったのかと
ちょっと驚いた次第、サスペンスでもないし、謎解きってほどでもないが
そういう要素めいたものを持ちつつ
キャラクタと、その世代の空気みたいなのを描き続けるという
活劇でありました、活劇?
人気が出たのもわかるなぁという題材で
池袋を舞台にして、裏側というか、
いわゆるそういう人たちのグラウンド
それは、世の中がたいそう裏と呼んではさげすむそれじゃなくて
そこの生活感というか、空気感は誰のものでもなく
その池袋に棲む人間のものなのさ的なはすっぱな具合で
色々、アウトローな事件が起きて
それを解決したり、巻き込まれたりと
騒動が続くのであります
一番驚いたのは、結構ばたばた人が死ぬというか
不幸になってしまうところでありました
勧善懲悪のとらえどころが絶妙というか、
その主人公の中の正義によって遂行されるので
危ないといえば、危ないのでありますが
読んでいるほうは、胸がすくこともあったり
納得いかないこともあったりと
よきにつけ悪しきにつけ、そういう人の物語だと
思わされてしまうのであります
と、まぁ、そんなところでありましたが
ちょっと想像していたよりも、卑猥な感じはない
いや、あるんだけども、そういうシーンをしつこく描く
どっかの偉い作家さんみたいなことはなくて
けっこうさらっと流す、だけど、結構エロいよねなんて
高校生あたりには十分の破壊力で、さらさら流してて
なかなかステキであります
あと、私みたいに、未だに東京に対してあこがれというか
色々思うところのある人間にはまぶしいというか
ああ、ここに、あこがれた世界があるのだわ
でも怖いから近づかないわみたいな
そういうことばっかりかかれていております
ふと、昔なんとなく知り合った、東京のある人が
こうじゃないけど、でも
こういう具合の組織というか、そういう空気の人だったなぁと
思い出したりしつつ、意外と古い小説だったんだと驚き
今はまったく違う世界なんだろうねと池袋のことを思いつつ
治安の悪いところの、うらぶれた青年のお話という
そういう小説でありましたとさ
なんとなし、簡単に読めてしまうので
続きも手に入ったら読んでしまおうと思わされるのでありました
知ってるかい?このブログは本当に独身男性が書いているんだ。
こんな感じの出だしから始まって
なんというか、ポップというのか
軽いではない、一人称というでもない
語りかける口調とか、そういうもんでもないんだが
ともあれ、主人公の心情をかなり強く写しながらの文章で
時間を切っていくようなステキな小説でありました
とりあえず、1、2を読んだのですが
いや、まったくこの内容を知らないで読んだのですが
そうか、こういう話だったのかと
ちょっと驚いた次第、サスペンスでもないし、謎解きってほどでもないが
そういう要素めいたものを持ちつつ
キャラクタと、その世代の空気みたいなのを描き続けるという
活劇でありました、活劇?
人気が出たのもわかるなぁという題材で
池袋を舞台にして、裏側というか、
いわゆるそういう人たちのグラウンド
それは、世の中がたいそう裏と呼んではさげすむそれじゃなくて
そこの生活感というか、空気感は誰のものでもなく
その池袋に棲む人間のものなのさ的なはすっぱな具合で
色々、アウトローな事件が起きて
それを解決したり、巻き込まれたりと
騒動が続くのであります
一番驚いたのは、結構ばたばた人が死ぬというか
不幸になってしまうところでありました
勧善懲悪のとらえどころが絶妙というか、
その主人公の中の正義によって遂行されるので
危ないといえば、危ないのでありますが
読んでいるほうは、胸がすくこともあったり
納得いかないこともあったりと
よきにつけ悪しきにつけ、そういう人の物語だと
思わされてしまうのであります
と、まぁ、そんなところでありましたが
ちょっと想像していたよりも、卑猥な感じはない
いや、あるんだけども、そういうシーンをしつこく描く
どっかの偉い作家さんみたいなことはなくて
けっこうさらっと流す、だけど、結構エロいよねなんて
高校生あたりには十分の破壊力で、さらさら流してて
なかなかステキであります
あと、私みたいに、未だに東京に対してあこがれというか
色々思うところのある人間にはまぶしいというか
ああ、ここに、あこがれた世界があるのだわ
でも怖いから近づかないわみたいな
そういうことばっかりかかれていております
ふと、昔なんとなく知り合った、東京のある人が
こうじゃないけど、でも
こういう具合の組織というか、そういう空気の人だったなぁと
思い出したりしつつ、意外と古い小説だったんだと驚き
今はまったく違う世界なんだろうねと池袋のことを思いつつ
治安の悪いところの、うらぶれた青年のお話という
そういう小説でありましたとさ
なんとなし、簡単に読めてしまうので
続きも手に入ったら読んでしまおうと思わされるのでありました