CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

池袋ウエストゲートパーク

2009-06-29 21:21:29 | 読書感想文とか読み物レビウー
池袋ウエストゲートパーク 作:石田依良

知ってるかい?このブログは本当に独身男性が書いているんだ。

こんな感じの出だしから始まって
なんというか、ポップというのか
軽いではない、一人称というでもない
語りかける口調とか、そういうもんでもないんだが
ともあれ、主人公の心情をかなり強く写しながらの文章で
時間を切っていくようなステキな小説でありました
とりあえず、1、2を読んだのですが
いや、まったくこの内容を知らないで読んだのですが
そうか、こういう話だったのかと
ちょっと驚いた次第、サスペンスでもないし、謎解きってほどでもないが
そういう要素めいたものを持ちつつ
キャラクタと、その世代の空気みたいなのを描き続けるという
活劇でありました、活劇?

人気が出たのもわかるなぁという題材で
池袋を舞台にして、裏側というか、
いわゆるそういう人たちのグラウンド
それは、世の中がたいそう裏と呼んではさげすむそれじゃなくて
そこの生活感というか、空気感は誰のものでもなく
その池袋に棲む人間のものなのさ的なはすっぱな具合で
色々、アウトローな事件が起きて
それを解決したり、巻き込まれたりと
騒動が続くのであります

一番驚いたのは、結構ばたばた人が死ぬというか
不幸になってしまうところでありました
勧善懲悪のとらえどころが絶妙というか、
その主人公の中の正義によって遂行されるので
危ないといえば、危ないのでありますが
読んでいるほうは、胸がすくこともあったり
納得いかないこともあったりと
よきにつけ悪しきにつけ、そういう人の物語だと
思わされてしまうのであります

と、まぁ、そんなところでありましたが
ちょっと想像していたよりも、卑猥な感じはない
いや、あるんだけども、そういうシーンをしつこく描く
どっかの偉い作家さんみたいなことはなくて
けっこうさらっと流す、だけど、結構エロいよねなんて
高校生あたりには十分の破壊力で、さらさら流してて
なかなかステキであります
あと、私みたいに、未だに東京に対してあこがれというか
色々思うところのある人間にはまぶしいというか
ああ、ここに、あこがれた世界があるのだわ
でも怖いから近づかないわみたいな
そういうことばっかりかかれていております

ふと、昔なんとなく知り合った、東京のある人が
こうじゃないけど、でも
こういう具合の組織というか、そういう空気の人だったなぁと
思い出したりしつつ、意外と古い小説だったんだと驚き
今はまったく違う世界なんだろうねと池袋のことを思いつつ

治安の悪いところの、うらぶれた青年のお話という
そういう小説でありましたとさ
なんとなし、簡単に読めてしまうので
続きも手に入ったら読んでしまおうと思わされるのでありました

天地人 関白を叱る

2009-06-28 20:52:51 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ天地人、今週ももっちり見ました

最近「かよ」をずっと見つめてしまう
ちょっとした恋みたいな状態になっておるのですが
まさかの大型姫様、朝日姫投入に
なんというか、この大河ドラマ、何がしたいんだろうと
またも思わされてしまったのでありました
先日の、着付けの人といい
効率よく太めの女中を使わないといけない規則でもあんだろうか
というか、あの朝日は斬新すぎるだろう
今まで、薄幸で痩せているというイメージばかりでありましたが
今回のでそういう、ステレオな見方はだめだと
教えられたように思ってしまうのでありました
いや、びっくりした

というわけで、やっぱり話以外のところに
ついつい目がいってしまうのでありますが
のっけから、私のようなのには理解に苦しい愛の詩の朗読
なんだあれと、思わされてから、よくわからない
兼続、三成、初音の三角っぽい感じ
だからなんだそれ
三成が、あんなよくわからない女のために
秀吉にいとまごいするとか、ちょっとどうかしてると
真剣に危ぶんでしまったのでありますが、
あの秀吉の喜び方を見ていると、うまいこと言っただけかとも
思ったり感じたり、それならそれでいいんだけど
なんというか、三成のキャラが不安定だなまったく

とりあえず利休はまだ死なないというか
時系列考えたら当たり前でありましたね
これから北条戦じゃないか
北条とどうなっていくのか、ちょっと楽しみでありますが
家康とのやりとりも
わざとらしいけど、ああいうのがいいなぁと
にやにやして終了

しかし、子作りに対しての反応様々は
おもしろかったから、今後も、かよの活躍に期待であります
いいなぁ、かよ

眠れなくなるお伽噺

2009-06-25 23:19:41 | 読書感想文とか読み物レビウー
眠れなくなるお伽噺  著:立川談志

談志の読み物ってのは初めて読みました
意外というのは失礼なんですが、筆まめな家元らしいのですが
今回初めて読んだ次第、いや、すり込みというのは凄いもので
読んでいて、そのまんま談志の声で朗読されているような
あの語り口が生き生きとした面白い文章でありました

主題は、談志流のお伽噺の現代解釈という具合で
ちゃんと寄席を見ていないわたくしでありますが
おそらく、談志が高座に上がってやる話はこんな具合なんだろうと
思うに至るような、ステキなお話
現代風にアレンジしたり、昔話につっこみを入れたり
また、その入れ方がちゃんと落語風であったりと
にやにやしどおしのステキな本でありました

軽妙な語り口と、サゲに至るところのスピード感は
いくつか映像で見た談志落語のそれそのものでありまして
下ネタで落ちるのも多いんだけども、それがまた
嫌らしいのではなくて、ああ、うまいなぁという具合でステキ
人情話も旨いけども、面白さでいくと
下品にもなりかねないような下ネタでのオチが
すげぇうまいよなと、改めて思ったのでありました
記憶に強く残ったのは、浦島太郎の話のところで
子宮回帰という、壮大なテーマで語ったところですが
その引き合いに出した

80過ぎて生まれた赤ん坊の話にて、
長い間子宮ん中にいたんだが、実際、春秋は外と変わらなかったとのこと
なぜですかと聞いてみると
折々、松茸が下から生えてくる

なんてのが、凄くステキというか本当軽快で素晴らしいと思ったところ
おっさんになったせいかなとも思うのでありますが
下ネタをするり、うまいと思わせるように語れるってのはいいなぁと
つくづく思ったのであります
まぁ、この小咄が談志作とは限らないのですが
あの声、調子で聞けるなら最大限に面白いだろうなと感じるのであります

常に世の中に挑み続けるような精神構造とか
また、いわゆるいちゃもんをつけて面白がるという構造は
落語のそれそのものだと思うのでありますが
談志風というだけで、風当たりというか、風速が大きいよなと
読んで感じた、ステキな読本でありましたと
記しておくのでございました

天地人 天下人の誘惑

2009-06-21 20:50:38 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ天地人
秀吉が兼続をほしがりました

そういうお話でありました
相変わらず色々求めてしまうのだが
そういうのは捨てておいて、とりあえず
突然幸村がワープしてきたり、初音が思いっきり絡んできたり
なぜか、陽炎の辻ではないかと思うような展開で
ある意味時代劇っぽい、いや、時代ドラマだな
歴史考証とか、そういうのはよろしい

上杉は直江で持っていると
言わせたいだけだったんじゃないかと
うがった見方をしてしまうのでありますが、
今回は、そういう噂に微動だにしない景勝が
久しぶりに、いや、初めてかもしれない
かっこいい、どっしりかまえた立派な殿様に
見えないこともありませんでした
まぁ、そのまえに、登校拒否になったりしたわけですが
それはよしなに

さて、今週に関しては、いよいよあれだ
利休がでてきたさぁ大変でありました
これは、私が知っている数少ないエピソードですが
利休の切腹を見守ったのがこの主従だとかいう話
次回、それをするのかしないのか
わからんが、正直、初音がどうしたよりも
そっちをちゃんとしておいてほしいと思ってしまうのであります

利休、どっしり構えてステキねなんて思ってましたが
持ってきた茶碗が必殺の黒じゃなくて井戸
ちゃんと高台にカイラギもあったんだが、新しい茶碗だなとか
偉そうなことを感じてしまいました次第
しかし、特別こしらえだったから、釜というか薬缶というか
なんか、ああいうのでよいものなのかと頭をひねってしまいましたが
あまり気にしすぎてはだめですね

ともあれ、清正が名前だけで本人でてこないとか
今後どうなってしまうんだろうと不安で仕方ないのでありますが
もっちり眺めていこうと思います

ハゲタカ 劇場版

2009-06-16 21:57:11 | ドラマ映画テレビ感想
誰かが言った

そんなフレーズがステキすぎて
数年前に悶絶を何度も繰り返した、個人的に伝説のドラマ「ハゲタカ」
その劇場版がさりげなく公開されていたので
慌てて見てきたのであります
ここ数ヶ月で、随分映画を見るようになった私ですが
驚いたことに、今まで見たどの映画よりも客の入りが多かった
凄いんじゃないのか?思うんだが
世間ではぱったり評価というか、評判になってない様子
悲しいけどそういうものでありますね
でも、内容はすげーよくできておりました

そもそも最近見た映画のそれこれは
確かに映画で見ないとだめな作品ばかりという
紙一重でもなく、馬鹿にしているような感想だったけど
これは、映画館で見なくても大丈夫なデキでありました
ある意味映画館で見る意味がないのか?とも思いましたが
それはまた違う、なんというか、やっぱり
よいものを、大きな画面と音とで飾るってのは
部屋の20インチに満たないくらいのテレビで見るのとは
まるで違ったのでありました

と、くだらない前置きはさておき、とても面白かった
凄く良かった、大変素晴らしかった
こういう美辞麗句を並べ立ててしまう、素晴らしい作品でありました
褒めすぎているというか、色々粗というのか
見えるところは見えたんだけども、期待して
期待通りで、満足して劇場をあとにできたので
これは優秀すぎる作品だろうと感嘆
舞台は、テレビ版から少し後、あけぼの電機も軌道に乗って
芝野さんが、今度は別のコンサルをやるというところから始まる

それがまた、ステキすぎる内容でありまして
「日本の基幹産業である自動車メーカー」
そういう設定であります
実際に今の日本経済の基幹に自動車メーカーが居座っているか
これはまた、色々議論が必要なのでありますが
そういうマスコミの煽りもしっかり描きながら進みます
内容は、勧善懲悪型というではないが
非常にわかりやすい、構造も理解しやすいというか
なんとなく想像に難くない内容であります
つまるところ、これは、本当の話じゃないな
そんなのはハゲタカにとっては当たり前のことであります
サンサントイズで通った道だ

さて、アカマという自動車メーカーでありまして
起死回生の新車を発表というところから始まる
そこに、暗雲たれ込めるというか、突然TOBが仕掛けられる
どういうことか、社長以下戦慄するなか
少しずつ実態が明らかになっていく

今回、もう一人というか、鷲頭、芝野と並んでいても
全く遜色ない、見事な敵役を演じた玉山鉄二の劉一華という男
中国の息がかかったというか、なんというか
まぁ、そのあたりの絶妙な胡散臭さと
NHK的な、その不穏さを隠す様が絶妙でステキすぎる
そういう裏読みしては、一人にやにやしているような
私のような性格に欠陥のある人種にはたまらない小細工も使いながら
NHKの映像で進んでいくわけであります

そこで困った芝野が鷲頭を呼び出す
彼は投資に失敗して、いわゆるファンドの時代終了のお知らせの
旗というか、シンボル的な扱いをされて腐っていたんだが
なんだかんだ復活して絡んでくる
そこからは少年誌さながらの展開で
わきわきしつつも、最終的には…
と、物語というか、小説的ですばらしいと
私には非常にストレスがたまらない、タメも絶妙で逆転もステキと
だが、逆転したその時のあの無常観というか

ああ、ハゲタカ見てる

というあの再現度だけでたまらん映画として終わるのでありました
内容にはとりあえずほとんど触れずで、楽しかったということだけ
今は記しておこうと思いますが、非常によい映画でありました
また、劉のしざまというか、さりげなく派遣工員を取り込んで
共産党員のように仕立てるしざまやら、
あのラストの不思議すぎる唐突さやら、
なんというか、深読みさせる材料がこれでもかと盛られているのも
最高に楽しいのでありました

もう一度見に行くのもいいんじゃないか
なんて、真剣に考えてしまったのであります

三沢光晴

2009-06-15 23:17:29 | スポーツ
先週の土曜日の衝撃ったら無かったです
どっかのニュースで、プロレスラーが試合で意識不明とか
その程度の流し読みで、またかね
とか思っていたところ、少しして、その倒れた選手が
あの、三沢光晴だと知ってからの
狼狽というか、もう、どうしたらいいかわからないほどの
ふるえというか、恐怖というか、真っ暗になったと
表現できるほどの衝撃でありました

こういう時にネットってのは便利だと思うところ
いや、この一連というか、三沢光晴死去に至るまでを
刻々と生の声で、嘘も混じりながら、混濁した情報の中で
右往左往した経験は、たまらないものでありました
いつもなら落ち着いていくつかを散見して判断という感じなのに
この時の、一報一報に振り回され続けて
途中、信じたくない情報の時は、嘘をつけと罵りながら
しかし、実際はそうであったと
振り回されて、疲れ果てた感じが、今も続いているのであります

既に二日も過ぎているので
落ち着けというお話なのでありますが
正直、中学生の時憧れ過ぎていただけにショックがでかい
こういう感じの落ち込みは、相撲で剣晃が死んだ以来じゃないかな
あの時もショックがでかかった
プロレスラーとしては、重鎮が次々死んでいってるというか
橋本とか、鶴田とか、ビッグネームが死んでいくわけなんだが
個人的にはそこまでプロレスにはまっていなかったおかげか
というか、全日寄りすぎたからか(鶴田はどうした)、
ピンときてなかったのでありますが
三沢は別格だと自分の狼狽えっぷりで気付いた
どうしようもない

中学生の頃、なぜかプロレスが流行っていた
これは局地的なものだと、最近地元を離れたことで
気付いてしまったのだけども
ハンセンやホーガンやベーダーなんかが
ぶいぶいいってた頃(新日混じってる)、全日本プロレスに
どっぷりとはまったのでありました
三沢のタイガードライバー、
川田のストレッチプラム、
この二つを見ただけで狂喜を繰り返すという
実に古めかしいプロレス視聴者だったわけであります

具体的に三沢のどの闘いがよかったとかは
正直ほとんど覚えていない、ただ、よくわからないけども
応援したくなるというか、好きなレスラーだからという理由で
登場するだけで大興奮、当時柔道部だったんだが
もう後輩を実験台にして、タイガースープレックスの練習したりと
楽しくて仕方なかった

しかし、年齢を重ねたせいもあったり、ノアの放送なんてやってねぇよと
未だ地上波アナログの自分では見ることもかなわなくなると
めっきりと追うこともなくなっておりました
正直、エメフロっていう技がどんなのか知らないのだ、悲しい
と、すっかり忘れていたんだが
なんだかんだと、プロレスのど真ん中で頑張ってんだなぁと
そういう噂だけで安心していたところ、この事件なわけでありました

色々、その直前の動画やら写真やらが目にはいるにつれて
確かに三沢なんだけど、チャンピオンだった頃の
あのスピーディーで、最高に強い受けのレスラーだった三沢でなく
ぼろぼろになっていると、見てわかるほどの三沢がいて
そして、動かなくなってしまった

同級生の数少ないプロレス仲間と
メールで小さくやりとりをしたんだが
プロレスが終わった
とか、いかにも年寄りという具合の感想というか
嘆きを呟いてしまったのでありました

何がどうというわけではなく、ただただ
三沢を失ったのが凄いショックだったので
思うままに書き留めておくのであります

ただ、こんな中で泣き笑いさせて貰った名も無き人のコメントに
「今ごろ、超人墓場で馬場に喧嘩売ってるよ」というのがありました
それはそれでいいなぁ、楽しそうだなぁ

天地人 戸惑いの上洛

2009-06-14 21:14:59 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ天地人
最近、色々ながら見してしまうので
ちゃんと見ていないというていたらくであります
が、京焼きの茶碗だけは見ました
あの時代にあんなのあったのか?
仁清か、乾山以降じゃないのか?
思ったりなんだったりでありましたが
はてさて

で、一番肝心なところを見過ごしてしまったのですが
あの「おりょう」さんというのは、利休の娘か?
たぶんそうなんだろうと思って勝手に見てたのですが
なんかわけわからないうちに、あの
福島を投げ飛ばすとか、おまえ、どんなおもしろい大河だよと
あっけにとられてしまったわけでありますところ
しかし、私のようなひねくれものへの対応に苦慮した結果なのか
あえて、福島に「男のくせに愛などと」と言わせたり
無理がある話なうえに、方々で愛染明王にたとえられたりしつつ
なんというか、それはそれで
いい消化方法かもしれないなと珍しく感心したのでありました

とはいえ、あの時代に愛という言葉がそもそもなかったとか
また難しいことを誰かが言うと思いますが
そうおうのは割愛割愛
しかし、あの三成とおりょうさんだと幕末時代劇じゃないのかと
ちょっと思ってしまうような内容だったのがおもしろいのであります
秀吉ほどの男が太刀の善し悪しを見抜かないというか
刀好きと景勝が言ってたのを忘れてるわけないんだから
あそこであの対応はなかろうと思ったんだけども
それは考えすぎでありましょうか

話の内容はまったく覚えていないのでありますが
最終的に、殿が出社拒否をし始めたというか
よくある不登校の児童みたいになったのが
ちょっと色々困ったお殿様だなと
思ってしまったのでありますけども
おもしろいのでいいやと
にやにや来週も見てしまいます

しかし、初音が片づけられそうになってましたが
そんなのは是非ともやめていただきたいと
思ってしまうところ
今回も同じような死に方なら、未来永劫
長沢まさみは女忍者で物語り中途で死ぬ役の人になってしまう
心配でなりませんところ

大相撲夏場所四方山

2009-06-10 00:21:18 | スポーツ
ちょっともなにも、もう一ヶ月経ってるじゃないか
というくらい前ですが、大相撲をまた
もっちりじっくりと見ておりました
なかなかおもしろ方と思うのです
朝青龍が負けて、白鳳まで負けるという展開は
ある意味おもしろいなぁとにやにやしたのであります
まさかの大関優勝でありましたが
一戦目を研究したうえでの、見事な投げで
力のはいったいい相撲であったのです

今場所は見所豊富というか
どれも力のはいるいい相撲ばっかりだったと思うところ
朝青龍が大関に負けた相撲なんかは、
あれはあれでありだなと思うような内容
個人的に大関のこしゃまっくれた相撲は嫌いなんだが
最近、吊りにこだわりすぎているのを逆手というか
外掛けに落とすという展開はよくできておりました
白鳳戦では、もう、色々痛んでたんじゃないかという具合で
残念ではありましたが、片手であれだけの相撲をとってしまう
朝青龍には次回なんとかがんばってほしいと思うところ

白鳳についても、相当よい相撲が多くて
琴欧州だったか、バルトだったか忘れましたが
どっちかとの力勝負なんて相当よかった
あれを投げで打ち破ったというのも見事
しかし、白鳳も強い、組んだら最強じゃないかと思うほど
見事でありました、だからこそというか
その14日間があったからこそ
決定戦で、まわしをとればの場面までいった緊張感が
すばらしかったと思うのであります

さて、その裏でといったらいいのかどうか
これは書いたら怒られるような気がせんでもないですが
千代大海の後半戦に、なんというか
あからさまな八百長の陰を見たように思います
まぁ、よくできたもので、後半戦になって
勝ち越し力士とばかりあたる千代大海、けがしてて
奇跡の勝ち越しというのは、正直できすぎじゃねぇかな
ありゃ、割りにも助けられたしどうにもこうにも…
と、やっかみというか、ゆがんだ目で見てしまったのですが
この千代大海も前半戦三日目くらいだったかに
すばらしい突き押し相撲を見せておりました
もしかしたら、あの一番があったから
後半にそういったはからいがあったのかもしれないとか
思ったり思わなかったりしつつ

相撲がにわかに盛り上がってきていると
勝手に興奮して過ごしておるのでありました
力相撲がいいですね、土俵の真ん中で
両者が吊り合うような、そんな相撲が見たいと思うのであります

サッカーワールドカップ予選 ウズベキスタンvs日本

2009-06-08 21:42:30 | スポーツ
サッカー日本代表おめでとー

というわけで、いつからそんなに常連みたくなったのか
今回はグループに恵まれすぎだったんじゃないかしらとか
色々思うところはありながら、なんだかんだ
応援して、いざ出場が決定しますと
うれしくて仕方ないのでありました
岡崎がワンダーボーイっぷりを発揮していて
かつての大黒を見ているようです、眩しい

試合はというと、非常に危なっかしい感じで
ひやひやしながらの視聴となりました
最初の20分くらいは、楽しくて仕方ない具合でしたが
そっから、なんか雲行きが怪しくなって
気付いたら、楢崎様を応援というか、祈るようになって
なかなか大変な展開でありました

審判がだいぶ酷いというのが
贔屓目だからでなくて、かなりそうだったようでして
後半も後半、ペナルティエリア内で転ばれたら最後
いきなりPKがあると思ってしまうような内容
エリア外でなんとか阻止しておりましたが
気付いたら、長谷部が突然のレッドカードに加えて
岡田監督も退場とか、なかなか凄い帳尻あわせ
いや、何にあわせたというのだ

さて、審判ばかりでなくて
日本も悪いところがいくつかあったよ
とか、ここで指摘できると
そこそこのサッカー好きを自称できるように思うのですが
実際問題、何が悪かったのかは
よくわからない具合でありました
なんか、俊輔がえらい忙しそうにしてたし
攻撃がピンとこないというか、攻撃していたイメージが
ほとんどなかったし
大久保が可哀想だったしとかなんとか
あれこれ感じたのですが、それを修正というのが
次回以降うまいこといくんだろうか、そっちが不安
何よりも、松井が結局使われないという恐怖が
一番不安というか、残念で仕方ない

実際ワールドカップに出るとなった今
スタメンがどうなっていくのかが、今後の楽しみであります
毎回毎回、ドラマと無理矢理仕立てられて
代表監督は呼ぶ気がなかったかもしれないのに
マスコミに煽られて、ひょっとしたらと思うような
悲劇のヒーローが仕立てられてしまう
その対象が松井じゃねぇか?なんて
思ったり思わなかったり、多分、次回とその次には
しっかり松井が呼ばれてしまうんだが、本番では…

なんてことをぼんやり考えてしまって
なんだか悲しくなってしまった次第
左の長友がよくなったし、中盤厚いし
もしかしたらFW起用というくらいしか松井が生きないのか
いや、松井ってFWじゃ生きないだろう
一人で、酒場の一流監督となって悩むのでありました
あと、本田は浮いてしまってるなぁと
ちょっと見ていて感じるのでありました

天地人 愛の兜

2009-06-07 21:40:01 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ天地人
悩める主君の巻でありました

というか、越後の国主とその第一家老が、
とももつけずに、ほいほい田舎参りとか
どないなってんねーん
と、まぁ、ありがちなつっこみが
方々から飛んだんではないかと期待しておるのですが
春日山から、上田庄までどれくらいあるんでしょうか
よくわかりませぬ

それはさておき、大人気の子役が大活躍の回でありまして
なんというか、あれを見ているだけで
ほのぼのしてしまう自分のおっさん具合が
悔しくて仕方ないのでありますが
素晴らしいですね、子供同士でああいう主従関係みたいなのは
ステキすぎてたまりませんところ
しかし、よく見てみると、子役も顔が似ているのを連れてきてたんだと
改めて驚いたのでありました、凄いなNHK

しかし、話としてはまたも
なんだか悩んで、それを自己解決して終了という
いたってシンプルなそれでありました
幸村が馴染みすぎているのが面白すぎたのですが
それはそれ
というか、あいつ、目立つ上になんで上杉の会合に
のうのうと出席してたんだ、なんも言わずに立ち上がるし

にやにやが止まらなくなってしまった昨今でありますが
ともあれ、無事、上洛することを決めて
めでたしめでたしと思いきや
唐突に、ついでのようにして兜の前立てを決めるイベントまで発展

理由とかは百ほどまた、文句言うところでありましたが
ある人にいわせると、いわゆる本編と呼ばれる
大河ドラマ紀行におきまして
愛宕さんとか、愛染明王とか出てきましたのでよしとしつつ
まぁ、なんだろう、屋敷でいきなり一人でかぶってたところは
こいつ、中学校上がり立ての子供かというような
苦笑を伴ってしまいましたが、いざ馬上となりますと
景勝、兼続ともになんというか見事な武者ぶり

やっぱり、甲冑姿で馬上というだけで
なんだかいいもの見た気分になってしまうあたり
私は、どっかの戦国祭みたいなのを見に行ったほうが
いいのかもしれないと思ったり感じたりしたのでありました
合成で布陣を見せておりましたが
ようようと馬が駆け回っていたので満足であります
ステキでしたね

来週もあれこれと大変そうで
楽しみであります

ほろ苦教育劇場 コドモダマシ

2009-06-06 00:42:40 | 読書感想文とか読み物レビウー
ほろ苦教育劇場 コドモダマシ
著:パオロ・マッツァリーノ

ちょっと前にも同じ人の本を読んだとうすら
覚えているようなそうでもないような
そんな具合でありますが
大きな字で、短くまとまっている小咄で、
しごく読みやすいという素晴らしい本でありました
本当、この手の本は電車の行き帰りなんかに
うってつけであります

内容は架空の家族の会話で、
世の中の疑問などをテケトーに流していくというか
誤魔化していきつつ、ふと、真実に触れてしまうようなと
まぁ、いい加減なお話でありました
そうだ、前回のも統計の嘘みたいなのを
これでもかと描く本だったから、そっから見ると
まったく一緒じゃないか
ちょっとだけマイルドになっているのですけどもね

特段、どの話が面白かったとは
あげられるものでもないのでありますが
なんというのか、根本的に
真面目に生きていくのはばかばかしいというか
そういうことは、大人というのはちゃんと
誤魔化して色々やっている
それも、コドモダマシみたいなことで
うまいこと取り繕ってんだというお話でありましたところ

残念ながら、まだお父さんになってない上に
今後もお父さんになる予定のない私には
現状、まだまだピンとくるほどではなかったんですが
暴論もたくさんあったりですが
呑んだ後とかにだらっと流すのには最適な
居酒屋でおっさんが垂れる愚痴にも似たものであります

しかし、この本の一番優れているところは
いちいち蘊蓄じゃないけども、どっかで聞いた話として
紹介するこじつけ話の、ちゃんとした出典を
本と一緒に掲載しているところであります
ここで紹介されている本をいくつか読んでみたいと
真剣に思ってしまったので
小説好きではなく、こういう、四方山話を
あれこれと散文めいて読んでいくのが好きな人には
ステキすぎる本ではなかろうかと
思ったり感じたりして

まるで読んでないみたいな感想になってしまいましたが
最近、本読んでも内容が頭に残らないので
これにて失礼つかまつるのであります

ころ

2009-06-01 22:04:50 | 食べ物飲み物
ころ

いわゆる「冷たいうどん」であります
最近、暑いからというわけでもありませんが、
煮えたぎるうどんはしんどいので、冷やしぶっかけにして
つるつるしこしこ食べておるので記しておく次第

「ころ」として紹介するのは、そもそも間違っておるのですが
いわゆるぶっかけうどんを最近すこぶる楽しんでおります
驚きの量のうどんを茹でて、冷水でしっかりと冷やし

納豆と卵

この二つをぐりぐりかき混ぜてほうりこむ
あとは、ぶっかけうどんのつゆを少しだけ入れたら終了
抜群にうまい、ハンパねぇ、マジうめぇ、うどんうめぇ

頭悪い感じでたまらないことこのうえない昨今ですが
この簡単きわまりない内容ながら、毎日食っても飽きないのがステキ
いや、実際はしんどくなってくるので、トッピングとして
ベーコンとか入れてみたんだが、これがまた
思いの外うまい、おお、俺天才じゃん
納豆とベーコンがこんなに合うとは
夢にも思いませんでしたが、それらをまぜて
「ころ」で食うというのがステキすぎてびっくり
最近、三日とあけずに食べておるのでありました

しかし、うどんというのは立派なもので
暖かいのもいいんだが、冷やして食ううどんのうまさといったら
筆舌に尽くしがたい、すばらしいことこのうえない
夏はそうめんとか思っていた時期もありましたが
やはり、冷やしうどん、いや、「ころ」もしくは「きしころ」で
つるつるしこしこいきたいものであります

と、まぁ、意気揚々と書いたのでありますが
この簡単料理によって、独身男性が生きながらえているかと思うと
立派なもので、香川の人がおやつまでうどん食っている理由も
なんとなしわかったように思うのでありました