NHK大河ドラマ風林火山を見たのでありました
ここのところ、ずっと重苦しい展開と
重厚なドラマにくらくらしているのでありますが
そのくらくら具合からすると
やや、小休止に見えてしまった今回であります
極個人的な感想なので
どこがだよ、という感じではありますが
たぶん、チバ先生の出番が少なかったせいだと思います(贔屓目)
とはいえ、今回は女性陣の奮戦が見ものでありました
なかなか、由布姫のあれやこれやもさることながら
三条、ネネ、ヒサとそれぞれに
あれこれが用意されていて驚き
特にネネが凄かった
完全に壊れてしまったように写るステキなネネ様
昨年の茶々を思い出させるような怪演技で素晴らしかった
控えめな女性であり、物語前半では兄を慕うステキな妹
そういう具合で、優しさ溢れる
ややもすれば、というか、あんだけ濃い俳優陣の中では
いささか毒が足りなさすぎると
さっぱり加減に、ちょっぴり残念とか思っていたのだがどっこい
腹黒さに耐えかねた壊れ具合が素晴らしかった
どうしようもないな、また、前半あんだけ理解していたということは
わかっていて、壊れた様を見せておるのだろう
そう思うだけで、女怖い、というステキ体験ができたのであります
色々な意味で感動した
あの八つ当たりを、三条あたりにもしてしまうところがステキで
そなたは腹じゃ、子供を生むための腹じゃ
と、たぶんどっかの大臣の失言について
さらりと言及したシーンだったんでしょう(違います)
卒倒しそうな具合で、本当、まさにそこで思いついたといわぬばかりの
毒の吐きぶりがステキでありました
最終的というほどでもないが
晴信がようやく対面したところで
奪え、さぁ奪え!
と迫り、泣きながら、怒り、笑い、どうしようもなさが溢れた瞬間に
子供を取り上げられて、手が残る
あのシーンは絶妙でありましたところ
あのうち震える手が、何もかもを取り上げられて失ったという具合の
せつな過ぎるそれが、素晴らしいことこの上なかったのでありました
打って変わってというか
もう一方、由布姫でありますが、こっちも
表情豊かというか、起伏の激しい、先週板垣が言ったとおりの
気性が激しい女という具合、ただ、それでも
本気だと信じられるといったときのあの顔と
それまで忌み嫌っていた顔との差には驚いた
あれは、説得力があるなぁとしみじみ思っておりまして
心を開いて、それを裏切られたという点において
素晴らしいことでありました
勘助が、なんであそこまでと思わないでもないですが
まぁ、そういう瑣末なことはよいとして
蛇蝎の如く嫌われた後、摩利支天を投げ捨てられたあの仕打ち
酷い、酷いだけに素晴らしいシーンだ
感激であります、姫のことと主君のことを思い
あれこれとしたというのに、あの仕打ち
勘助の悲劇がよく出てたように思います
もっとも、考えてみるとあの程度
姫様に八つ当たりされたという程度の話で
実際、最初数話における、恨みつらみを抱くに至った
あの頃の悲劇に比べればたいしたことではないなと
不幸な人はいつまでも不幸なのかもしれないと
不吉なことを思わされた次第であります
よかったからいいんだけど、いや、面白かったからいいんだけどですね
ヒサが酷い目にあったというのは
なかなかかわいそうなところでありますが
念願かなったのか、ようやく平蔵とくっついてめでたしめでたし
ただ、あの分だと、よくよくわかりませんが
あいつらまとめて、謙信につくんじゃねぇかと思うのであります
それはそれで面白いかもしれんと
もしかしたら、このドラマ通して
唯一幸せになれる二人という設定かもと思わないでもない
あの親父殿、名前全然覚えてないんですが
やたら滅法、味があっていい役者さんだなと感じたのですが気のせいか
どすの利いたというか、渋い声色と、ゆがみ顔を見せるときの様が
実にしっくりしてて素敵
なんか一介の侍大将としておくのは勿体無い具合に見えたのですが
今後、出番増やして欲しいなと願うのであります
と、まぁ、主人公陣として
勘助が凄い殺陣というか、間合いの外の敵を叩き殺すのはどうかと
ちょと思ったが、それはそれというもの以外に
見所がなかったため、小休止の様相
久しぶりに小山田殿が進言して、ステキと思ったくらいで
武田陣営が見られなかった残念な回でありましたが
それでも充分楽しめるのがステキと
褒めるだけ、褒めておいて、次週を待ちます
ここのところ、ずっと重苦しい展開と
重厚なドラマにくらくらしているのでありますが
そのくらくら具合からすると
やや、小休止に見えてしまった今回であります
極個人的な感想なので
どこがだよ、という感じではありますが
たぶん、チバ先生の出番が少なかったせいだと思います(贔屓目)
とはいえ、今回は女性陣の奮戦が見ものでありました
なかなか、由布姫のあれやこれやもさることながら
三条、ネネ、ヒサとそれぞれに
あれこれが用意されていて驚き
特にネネが凄かった
完全に壊れてしまったように写るステキなネネ様
昨年の茶々を思い出させるような怪演技で素晴らしかった
控えめな女性であり、物語前半では兄を慕うステキな妹
そういう具合で、優しさ溢れる
ややもすれば、というか、あんだけ濃い俳優陣の中では
いささか毒が足りなさすぎると
さっぱり加減に、ちょっぴり残念とか思っていたのだがどっこい
腹黒さに耐えかねた壊れ具合が素晴らしかった
どうしようもないな、また、前半あんだけ理解していたということは
わかっていて、壊れた様を見せておるのだろう
そう思うだけで、女怖い、というステキ体験ができたのであります
色々な意味で感動した
あの八つ当たりを、三条あたりにもしてしまうところがステキで
そなたは腹じゃ、子供を生むための腹じゃ
と、たぶんどっかの大臣の失言について
さらりと言及したシーンだったんでしょう(違います)
卒倒しそうな具合で、本当、まさにそこで思いついたといわぬばかりの
毒の吐きぶりがステキでありました
最終的というほどでもないが
晴信がようやく対面したところで
奪え、さぁ奪え!
と迫り、泣きながら、怒り、笑い、どうしようもなさが溢れた瞬間に
子供を取り上げられて、手が残る
あのシーンは絶妙でありましたところ
あのうち震える手が、何もかもを取り上げられて失ったという具合の
せつな過ぎるそれが、素晴らしいことこの上なかったのでありました
打って変わってというか
もう一方、由布姫でありますが、こっちも
表情豊かというか、起伏の激しい、先週板垣が言ったとおりの
気性が激しい女という具合、ただ、それでも
本気だと信じられるといったときのあの顔と
それまで忌み嫌っていた顔との差には驚いた
あれは、説得力があるなぁとしみじみ思っておりまして
心を開いて、それを裏切られたという点において
素晴らしいことでありました
勘助が、なんであそこまでと思わないでもないですが
まぁ、そういう瑣末なことはよいとして
蛇蝎の如く嫌われた後、摩利支天を投げ捨てられたあの仕打ち
酷い、酷いだけに素晴らしいシーンだ
感激であります、姫のことと主君のことを思い
あれこれとしたというのに、あの仕打ち
勘助の悲劇がよく出てたように思います
もっとも、考えてみるとあの程度
姫様に八つ当たりされたという程度の話で
実際、最初数話における、恨みつらみを抱くに至った
あの頃の悲劇に比べればたいしたことではないなと
不幸な人はいつまでも不幸なのかもしれないと
不吉なことを思わされた次第であります
よかったからいいんだけど、いや、面白かったからいいんだけどですね
ヒサが酷い目にあったというのは
なかなかかわいそうなところでありますが
念願かなったのか、ようやく平蔵とくっついてめでたしめでたし
ただ、あの分だと、よくよくわかりませんが
あいつらまとめて、謙信につくんじゃねぇかと思うのであります
それはそれで面白いかもしれんと
もしかしたら、このドラマ通して
唯一幸せになれる二人という設定かもと思わないでもない
あの親父殿、名前全然覚えてないんですが
やたら滅法、味があっていい役者さんだなと感じたのですが気のせいか
どすの利いたというか、渋い声色と、ゆがみ顔を見せるときの様が
実にしっくりしてて素敵
なんか一介の侍大将としておくのは勿体無い具合に見えたのですが
今後、出番増やして欲しいなと願うのであります
と、まぁ、主人公陣として
勘助が凄い殺陣というか、間合いの外の敵を叩き殺すのはどうかと
ちょと思ったが、それはそれというもの以外に
見所がなかったため、小休止の様相
久しぶりに小山田殿が進言して、ステキと思ったくらいで
武田陣営が見られなかった残念な回でありましたが
それでも充分楽しめるのがステキと
褒めるだけ、褒めておいて、次週を待ちます