CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

風林火山 信玄誕生

2007-10-28 23:20:54 | NHK大河ドラマ感想
NHK風林火山
ああ、もう、最終回が近づいてきている

とうとう、春信が信玄となってしまい
ハゲ頭が凄い勢いで増えていく世の中
どうしたものかと思ったり思わなかったりする中
今回も、かなり面白かったのでありました

序盤からギャグが冴え渡るというか
やっぱり、山本一家の話しがメインになると
ギャグが多くていいなぁと、冒頭の
孫子朗読方法についての論議から爆笑だったのでありますが
リツの健気さと、ナミの健気さと
この対になるそれぞれが、たまらんと思ったりしたのでした

さておき、私が大好きデンベエが
凄い勢いで不細工として認知されていくこのごろ
冴え渡ったのが、宇佐美様
それまでも、なかなか貫禄はあるが、名軍師という具合ではないな
などと、侮っておりましたが
今回の、あの表情をかえることなく、首をかきむしり
他人の死を望む姿には戦慄いたしました
ステキすぎる・・・
いよいよ、役者も揃った具合で
最終回が待ち遠しいのだが、オワってほしくない
そんな具合が心地よいのでありました

まぁ、色々思うところはあるものの
今回は、完全に次々と増える坊主にもってかれていたのでありますが
勘助の坊主姿の似合いっぷりに大満足でありました
あれでこそ山本勘助と思いつつ
内野さんなら、信玄もやれたんじゃないかな
そう思うほど、坊主似合いすぎでステキでありました

いよいよ、本当にもう
目が離せませんな

陶磁器を探す旅~安宅コレクション3~

2007-10-24 23:14:10 | 陶磁器を探す旅と名物
というわけで、青磁であります

先日、美の壺を見たおかげで
ああ、あの見てきた青磁の群は
やっぱ凄かったんだと
箔好みらしい納得をした昨今であります

私は国宝を見たのだ

それだけで十分だろうか
思ったりしつつ、高麗由来の青磁や
宋由来の青磁をたんまり見てきたのでありました

どうやら安宅コレクションというのは
その東洋美術の傑作というでない、結晶かもしれない
凄まじい宝である青磁を集めることが目的だったのか
そう思われるほど、膨大な数が保管されている様子でありました

青磁の良さが全然わかっていなかったので
その素人目で見て、なんか、つるっとしてて
あんまり景色がない、陶器よりも面白みがない
などと、物を知らないためにうそぶいておったのですが
そのうそぶいた中で、これはいいなと思ったものを少々

名前を覚えてこなかったのは不覚でありますが
青磁に文様が走ったものがステキだと感じました
最近、三島手のものがステキと思うようになってたせいか
実際、三島手の陶器もあったんだが
青磁で巧緻な細工が施してあるものがステキでありました

主に中国方面で作られたのに多かった様子
だが、高麗方面でもずばぬけて、とまでは言わないにしても
ある種、決まった形式だったのか



が描かれているものが凄いステキでありました
美の壺でいうところの、青空になるほど、雲はよくあうのだ
今思えばというこじつけでありますが
あの模様ステキよねなんて、気の抜けた
ふにゃりとした筆跡がステキだったのです
まぁ、どうしても織部風の落書きを追い求めてしまうから
そういう気の抜けた図柄に引き込まれるのかもでありますが
ステキでありました

青磁という名前でも
全然青くない奴とか、枕とか、なんか色々あったのを
覚えてはおるのですが
時間を置きすぎて、全然感動が蘇ってこないあたり
私の目利きは死んでいると言わざるをえないのでありましたと
情けないお話で
青磁について校了であります

鶴首のとか、つるり、と尻みたいになってるのとか
よかったのあったんだけどなぁ
うまく、言葉で捕まえられませんです
大皿も見事でありましたところ

風林火山 軍師と軍神

2007-10-21 21:46:38 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ風林火山視聴完了でありました

姫様死亡のショックで出奔というか
いとまごいしてしまうような
精神薄弱な軍師とはいかがなものか

思ったりしておったのですが、物語としてはなるほど
そういう回でありました
一方で謙信も部下に失望して出奔(こっちは本当に)
こんな君主いかんだろうと
ちょっと思うのでありますが、そうなんだから仕方ない
で、二人ともまったく修行が足らない人物だったんだなと
和尚様を目の前にして思わされた

それくらいでありましょうか

久しぶりの小休止というか
今後の戦まみれの前哨戦ということか
だいぶ落ち着いて見られたので、なんとも
感想もしんみりしてしまうのでありますが
とりあえず、殺陣があるといいなぁと
時代劇としての領分を思い出す次第であります

最近までまった知らなかったのですが
以前、馬の骨というアバンギャルドな時代劇を
NHKが放映しておりましたが
その時の主役が、なんと、今の勘助だったと
確かに凄まじい太刀筋で、妙なエフェクトはさておき
ステキだったかも、でも飛びはねすぎかしら
色々と御託を並べて偉そうに評しておりましたわたくし

今回見ていて、いったい、何を見ていたんだろうかと
ちょっとうなだれてしまった次第であります
前置き長いですが、

殺陣うまい

それにつきてよいかと個人的に落ち着いたのです
ステキ、足をかばうという殺陣
よくよく考えると物語序盤はばんばん斬り合いしてたなと
今更ながらに思い出したのでありますが
鞘というか、あの仕込みの部分を
片手でふりまわしながらの、あの、あの一瞬だけで
かっこよすぎる勘助・・・
などと唸ってしまった次第、というか効果音がやりすぎだ
火花とか散らすな、とちょっと思ってしまいましたが
それはそれ、よい頃の柳生十兵衛を思い出したのでありました
殺陣師とか一緒なんだろうか、カメラは遠巻きからとなっていたのは
謙信のつたなさを隠すためだったか
わかりませんが、刀構えたかっこうよさでは
ガクト侮れずなどと思っていたのであります

これに味を占めて、いい塩梅の役者にならんだろうかしらね
NHKがバックアップで、地味に磐音とかで人気稼いでいる
あそこでもそっと出てくれないだろうかと
願ったり考えたりしたのでありました

さておき、完全に漫画調子だなと
君主と軍師が朝飯を喰うという風景が面白かったのでありますが
それよりも次回の、総出で丸坊主大作戦が
楽しみで仕方在りません
あれは、社長が唐突に出家するとか言い出したから
役員が全員道連れで出家した
そんな意味なのかしらと笑ってしまったのですが

真田殿の坊主がまた、似合わなさそうだったので
来週が楽しみであります
しかし、坊主になると、ようやっと山本勘助という
具合に見えるのは、私の知ってる勘助が
さいとうたかをだからだろうかしらと思うのでありました

風林火山 姫の死

2007-10-16 23:07:00 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ風林火山
とうとう、姫様が死んでしもうた・・・

そんな回でありましたが、
本当、申し訳ないが、おっさんとしては
雪斉が死んだことのほうがショックでショックで・・・
素晴らしい演技というか、あの死にっぷりは
今まで死んできた数ある武将の中でも
また、別のおもむきがあって素晴らしかったであります
家康も出てきたし
もう今川に未練はないわ
などと思ってしまうのですが、桶狭間はやるんだろうか
時系列がわかりませんので
今後の今川がどうなるのか、それも楽しみであります

しかし、雪斉の外交能力のステキさが
かっこよく見られてよかったのでありました、
あんなシーン、三国志とか信長の野望とかで
ゲーム上だけだと思ってましたが
ちゃんと、使者が相手を説き伏せてかえってくる
まぁ、思いっきりそういうゲームを意識したのかもですが
見ていて違和感がないところが
一番不思議というか、面白かったのであります

なんとなし、テレビのこちら側として
ゲームやってて、自分が雪斉使って調略したみたいな
そういう感想を持ったのですが
私だけですね、しんみり

さておき、別方向ではデンベエと葉月が
なんとなくいい感じになってるのが
凄い微笑ましくて、なんだろう、どうして
平蔵達とは違って見えるんだろうか、不思議でならんのですが
あの二人が不幸せとなるような
そんな最後になりませんようにと
今から祈る次第であります

で、本編でありましょう、姫様の死
死に際の、目が見えなくなったのか
おかしいぞ、泣いておる、私は死んでいるのか?
というところが、優れすぎてて鳥肌が立った
すげい、なんて台詞吐くんだ

ちょっと今際の際に勘助の名前出すのはどうかと
お館様を前にして思ったのでありますが
まぁ、いいのかしら
お館様が、抱いている時の手の位置が
なんとなくいかがわしい位置にあったように見えたのが
少しだけ気に懸かるところです

死を聞いてから、突然
ばったばったと敵を八つ当たり気味に殺しまくる勘助は
どうかしらと思わないでもなかったですが
悲痛な面もちがステキでありました
来週は、殺陣を久しぶりに披露してくれるようですし
楽しみであります

陶磁器を探す旅~安宅コレクション その2~

2007-10-13 21:41:22 | 陶磁器を探す旅と名物
というわけで、かなり間が空いた
というか、もはやブログの運営ができていない
そんな体たらくになってしまいましたが
ともかく、書き始めた以上終わらなくてはなりません

さて、まずは、天目茶碗二点の感想でありますが

拝見、いや、この目に焼き付けられたのが
油滴天目茶碗
木の葉天目茶碗
この二点でありました
いずれも凄まじい名品であることを
勝手に解釈して、俺の目が焼ける、などと
わけのわからない感想を抱いて興奮しきりだったのでありますが

まずは、油滴天目
関白秀次が所持していたという
凄まじいそれでありました
国宝に指定されており、このところの安土桃山の頃の
数寄武将かぶれっぷりからして
この名物を見られただけで、十分に生きたと思ってしまったのであります

見た目はいわゆる、あの油滴天目
なんと言えばよいのか、ただ、実物に関しては
照明の具合かもしれませんが
全体的に不気味な青みを帯びておりました
特に内側、油滴となる部分と天目の部分
いずれもが、淡く、ほの青く光るのであります
何を入れても、めちゃくちゃ旨そうだ
あれで茶を、いや、白湯を呑んでみたい
などと馬鹿げたことを思ったのでありますが
天下のそれこれが所持したといういわれだけでも十分

そしてブツとしての、なんともいえぬ
妖艶な(まさに)、そういう佇まいがずば抜けておりました
当然のように、いろいろな人が集っておりまして
見るのもなかなか大変だったのでありますが
混雑を者ともせぬような
あの凄い佇まいが、もう、たまらん
意外と小さいもんなんだな、そういう感想ももちつつ
この興奮度合いはどうかしているほどでありました

そしてもう一点

木の葉天目茶碗
こちらは、加賀百万石前田家の家宝だったとか
なんで、前田の家の家宝が大阪にあるんだろうか
思ったりしたのでありますが
見られたからよし、天目茶碗の真ん中
いや内側の黄金に輝く木の葉が写し取られている
何が起きているのか、全然わからない
ただ、

すげぇっ

という一言のみの逸品でありました
本物の葉っぱを茶碗に乗せて焼いたのだそうで
判然と現れた、その、いや、写し取られたというほどの
凄まじい景色が腰をくだくほどの感動をくれました
なんだこれ、すげぇなおい

ま、ちょっと調べてみたら
意外と簡単にできるらしいと、最近は
流行ってんだそうだが、そういう無粋な話しはよい
これもまたバックボーンに語られる
前田家の家宝というところがステキ
ようやく、骨董と呼ばれるものの価値が
わかるようになって参りました

年月が経てば、その分よくなるのも然り

しかし、器が巡ったエピソードがあれば
なおのこと素晴らしい
つまりは、そういうことなのでありましょうや
骨董であるのだから、いわれを見て
それをまた、陶器のどこからか感じ取る
そういう体験ができる、わたしのような
著しく内向的で想像力豊か(妄想癖がある)な人間には
たまらぬものである

そんなことを
まぁ、流行の言葉で言うところの
箔好み
で表しつつ、言われに目を奪われ
その物自体のよさを伺う目利きが
だいぶ弱ってきた様子です、もともとなかったのに、もう

で、この美術館においては
国宝は確かにすごいが
所詮国焼の茶碗などどうというものではなく
宋、高麗由来の青磁が凄まじいのでありますが

これについては、昨日放送されてた
美の壺とあわせて、また、別の機会に

風林火山 三国同盟

2007-10-08 17:12:29 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ 風林火山
視聴完了であります

ちゃくちゃくと決戦への布石が打たれている
そういう印象であります
両者ともかっこよすぎる
言葉多くはいらぬ様子がステキでありました

個人的に大好きな雪斎が最後の大活躍をしているのが
一番よかったのでありますが
戦国時代最強の軍師だったらしく
そのうち、今川家を題材で
ひとつやって貰いたいと願うところ
武田、北条に同じ文句にて外交を行った
あの姿がステキで
また、勘助に茶をふるまっているところも
なかなかかっこよかった
あの頃、既に茶というのがたしなまれていたのかと
そこだけ気に懸かったのでありますが
まぁ、いいとしよう

さりげなく
織田信長の名前が出ておりましたが、あの時は
今川のバカ息子もさることながら
それを上回る阿呆であるはずの信長が
どう映っていたのか、ちょっとやって欲しかった気が
せんでもないのであります
あのままだと、織田家が凄まじい強敵に見えてしまう
そんなわけないのに

ま、外のことは関係ないので
話しを関東に戻しつつ
鬼美濃もどうやら、娘をやるのが嫌だったというのが
なかなかステキなお話で、ようやく
勘助の年齢に触れられておりましたが
このドラマだと現在幾つなんだろうかと気に懸かる
噂によると、先の信虎よりも年上だったとかいうはずだが
どうなんだろうか、そんなお爺ちゃんに娘やるのは
確かに嫌だよなとも思うですが
些末なことでございましょうや
いつ頭丸めるのか、姫君が死ぬから丸めるのか
そのあたりが謎であります

ちゃくちゃくと準備が整っていくなか
唐突にも見える、姫様病弱フラグが残念で
確かに、思い返してみると数話前からけんけん、咳き込んでたか
思い出したのですが、それはそれ
正直、全然気にしてなかったという可哀想な具合
来週死なれてしまうそうで、ご苦労様でありますところ
ちゃっかり、春信も相手しに戻ったり
適当に茶化したりと、唐突ないちゃいちゃぷりを見せて

姫の話はこれ以上ひきずらないという
ことになるかどうか
来週で見定めたいのでありましたとさ

陶磁器を探す旅~安宅コレクション~

2007-10-02 23:36:09 | 陶磁器を探す旅と名物
大阪というカテゴリも違う気がするのでありますが
さて、しばらく、息が続くかぎり
この安宅コレクションを見たお話を
ほそぼそさせていただきたく思います

安宅コレクション

私は若輩のため知らないのでありますが
いや、ただ、無知なだけですが
安宅産業という商社について何も知らなかったのですが
日本を牽引した商社のひとつだったようであります
そこの創始者であり会長であった安宅氏が集めた
まさに至高のコレクションが
それにあたるのだそうでありました

大阪にあります、東洋陶磁器美術館に保管されているそれ
いわれというか、まぁ、あらすじについては
私が説明するよりも、他で調べていただいたらよいのでありますが
かいつまんでおきますと(やるのか)

一大で巨万の富を得た人物が
その選美眼をもって、東洋陶磁器の収集をはじめて
やがて、それを事業規模でやらかし
挙げ句、傾く事業をおしてまで集め続け
その圧制にたまらず事業が倒れて
コレクションは霧散するところ
天下の住友だったか、の偉いところがいわゆる
コレクションをお助けして、大阪に寄贈してできた

そんなことであります
全然面白くありませんね、なんといったらいいか
ともかく、小説とかで聞いたことがあるような
ギャラリーフェイクとかで好まれそうな題材であります

で、そのコレクションを大展示しているということで
先日、大阪まで出張したのでありました
楽しかった、先日の細見美術館もよかったが
次元が違った
こっちの陶磁器、とくに、青磁をあのように大量に見たのは
産まれてはじめて、一気にあれに関する知識と
ガンプクがなされたのであります

ひとつひとつ撫でていきたいところでありますが
目的、一番見たいと思っていたのが

油滴天目茶碗

国宝だ、関白秀次が使ったあれだ
おそらくへうげもので、正親町の帝が手にしていたあれではないか
そんな凄まじいお宝が、いち個人に近しいところで
しれっと保管されていたという事実が凄まじいのでありますが
その全容等につきましては

次回