この世にたやすい仕事はない 作:津村 記久子
面白かった
とある女性が、様々な仕事を転々としていく
まぁそういうお話なのでありますけども、
この様々な仕事が、なかなか面白くて
よくこんな仕事思いついたな、いや、本当にあるんだろうか
など、考えてしまうような秀逸さで
非常に楽しく読んだのであります
さくさくっと読めそうな内容なのに、
なぜだか、じっくりと読み込まされる
独特の言葉選びなんかも楽しくて、
なんとも、読み惚れたのでありました
よい読書をした気がする
題名の通りであるものの、
紹介される仕事は、なんというか、仕事の重要さ、大変さ、難しさ、
こういったものが、ほどよくというか、
そこそこ重要で、あんまり大変じゃなく、難しくもないと
まぁ、そんな仕事あったら、みんなやるんじゃないかしらと
思わなくもない内容ながらも、
いざ、主人公が挑んでいくと、その仕事の楽しみ方みたいなのが
少しずつ見出されてきて、なんかいい塩梅になってきたと思うと
なにかれ、事件というほどでもないことがあって、
転職すると、そういう繰り返しで、やがて
仕事に関するひとつのことに気付くと
まぁ、そういう物語だったわけでありますけども、
これもまた、ちょっと疲れてきた、くたびれてきたと
そんな時分に読むと、じんわり効きそうなものでありました
女性特有といってしまっていいのか、
柔らかくて、ほんわかとして楽しい文章が心地よかったのでありますが、
何よりも、台詞選びと、言葉遊びが秀逸で
どっかで使う機会がないかしらという絶妙なつっこみなんかが
じわじわ効いてくる小説でありました
せんべえの袋に載ってる、豆知識的なものを考える仕事というのが
なかなかステキな仕事だと思ったりしたのでありますが、
バスの音声広告原稿を書くだとか、ひたすら他人を監視するだとか
物語が核心に迫る前に体験していく仕事が
なかなかステキで、軽く読めてよかったと思うのでありました
面白かった
とある女性が、様々な仕事を転々としていく
まぁそういうお話なのでありますけども、
この様々な仕事が、なかなか面白くて
よくこんな仕事思いついたな、いや、本当にあるんだろうか
など、考えてしまうような秀逸さで
非常に楽しく読んだのであります
さくさくっと読めそうな内容なのに、
なぜだか、じっくりと読み込まされる
独特の言葉選びなんかも楽しくて、
なんとも、読み惚れたのでありました
よい読書をした気がする
題名の通りであるものの、
紹介される仕事は、なんというか、仕事の重要さ、大変さ、難しさ、
こういったものが、ほどよくというか、
そこそこ重要で、あんまり大変じゃなく、難しくもないと
まぁ、そんな仕事あったら、みんなやるんじゃないかしらと
思わなくもない内容ながらも、
いざ、主人公が挑んでいくと、その仕事の楽しみ方みたいなのが
少しずつ見出されてきて、なんかいい塩梅になってきたと思うと
なにかれ、事件というほどでもないことがあって、
転職すると、そういう繰り返しで、やがて
仕事に関するひとつのことに気付くと
まぁ、そういう物語だったわけでありますけども、
これもまた、ちょっと疲れてきた、くたびれてきたと
そんな時分に読むと、じんわり効きそうなものでありました
女性特有といってしまっていいのか、
柔らかくて、ほんわかとして楽しい文章が心地よかったのでありますが、
何よりも、台詞選びと、言葉遊びが秀逸で
どっかで使う機会がないかしらという絶妙なつっこみなんかが
じわじわ効いてくる小説でありました
せんべえの袋に載ってる、豆知識的なものを考える仕事というのが
なかなかステキな仕事だと思ったりしたのでありますが、
バスの音声広告原稿を書くだとか、ひたすら他人を監視するだとか
物語が核心に迫る前に体験していく仕事が
なかなかステキで、軽く読めてよかったと思うのでありました