CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

花燃ゆ  妻と奇兵隊

2015-05-31 20:44:11 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「花燃ゆ」
視聴完了であります
有名な女台場のエピソードでありましたね、
これこそ大手をふって、女主役であることを
遺憾なく発揮できるそれだったろうに、
なんか、ちょっと控えめというか
もっと華やかな、絹着物の話とかを
紀行で説明でなくて、物語でやっても
よかったんでなかろうかな

しかし、考えてみると
女が着飾って仕事してたってのは
確かに安穏としておるというか、
まぁ、面白い話であるなと感じるのでありました
そこだけクローズアップしてしまうと
あんまり戦風景出てないだけに
ちゃらい感じになってしまったかもだから
今回くらいの地味さでよかったのかもしれぬ

と、そんなわけで、知らないうちに
偉くなっていた久坂が、あっという間に転落するというか
そこはもうちょっと丁寧に描いて欲しかったと
思うほどに、あっさりと、大砲の音だけで
全滅というのはもうちょっとあっただろうと
思わなくもなかったのですが、
ある意味で、萩の実家の人たちの驚きが
見えてない視聴者とかぶったとも
思ったり思わなかったりでありました
みんな演技うまいんだけど、それだけで
説明しきってるとは言いがたい
そんな風に思ってしまうのであります

さて、有名な奇兵隊もさらっと出てきて
まぁ、本当、これだけ見ていると
完璧に久坂よりも、高杉のほうが立派だよなと
思ったりしてしまうようなヒーローっぷりで
なんだろう、やっぱりずるいなぁと
思ってしまうのでありますところ
この後、こいつと組まされる桂のことも考えると
桂としては、久坂のほうがやりやすかったのかなと
ちょっとだけ考えてしまうのである
ただ、それだと、維新はならなかったかも
しれませんな、いや、やってたか
もっと薩閥が強くなっただけで

と、そんなあれこれを思ったりしながら
久坂の京都へいくのくだりは、
あの激情、いい塩梅じゃないかと
ちょっと見直したりしていたのであります
手前で負けたけども、それよりも大きい局面で
どうにかするため、その捨石となる
かっこいいなと思いつつも、
頭いいと、だいたいみんなああやって
自分のことを正当化するのかもなと
思わされたりしたのである
難しいところだと、維新を考えさせられる
そんな気分でありましたとさ

【読書】ジョナサン・アイブ 偉大な製品を生み出すアップルの天才デザイナー

2015-05-30 19:29:28 | 読書感想文とか読み物レビウー
ジョナサン・アイブ 偉大な製品を生み出すアップルの天才デザイナー  著:リーアンダー・ケイニー

アップルの、あのiシリーズの、
いわゆるミニマリストのそれを体現した、
デザインそのものの発想といったらいいか、
その根幹、根本のところにいる人物
ジョナサン・アイブの伝記めいた本でした
相変わらず、ガイジンの現在人を紹介した
ちょっとプロパガンダめいた本は、読んでるだけだと
すさまじい偉人だと思わされる
強烈な賞賛にあふれた内容でありました
本当にそうなんだろうかは知らないが、
そうだとすれば、完璧超人すぎるだろう、すげぇなこの人

子供の頃からすでに普通じゃないというか
完璧に、間違うことなく天才だった様子で、
子供とは思えないような緻密な模型を使って
デザインを試行錯誤する、そう、一個作って終わりなわけもなく、
どんどん改善、改良を加えて、そのプロトタイプつくりを
まったく厭わないという生き方というか
仕事の仕方が、ものすごい描写で描かれておりました
実際、本当にそれくらい作る人なんだろうな

アップルの歴史とも行きつ戻りつして、
非常に面白く、興味深い内容だったのであります
いつぞに読んだ、ジョブズの伝記で
この人のことをどう書いていたか
ぜんぜん覚えていないのでありますけども、
この本を読むかぎり、アップルはジョブズよりも、
むしろこっちの人のほうが重要なんじゃないか
そう思うような凄い描写がてんこ盛りでありました
天才というのはおるもので、集まるものなんだな

で、デザインにおけるシンプルさと
便利さというものがデザインの根底であるという
装飾、化粧ではないデザイン、
見た目は機能の結果であるという哲学が
はしばしから現れておりまして
なかなか凄いことだなと改めて思い知るわけでありました
この人の凄いところは、細部にこだわって、
かつ、内部にも相当に気を配る真摯さがあったことでありましょうか
仕事に対して真面目な人なんだな
そういう職人然としていることは
なんというか、大きな魅力だよなと
描写によって支配されるのであります
実際こんな人かどうかはわからんな
なんせ英国人だしなぁ、面白そうではあるけども

と、そんなことを思いつつ
日本人や、日本メーカーもちょろちょろ出てきたりして
意外とアップルとかかわりあったんだなと
驚いたりしたのでありました
特に2012年の工業化において果たした役割は
相当に大きかったんじゃないか、でも、その仕事をしたとは
決して口外できないというのは、それまた
凄いことだなと思ったりなんだったり
ともかく、デザインについて考えることができる一冊でありました

【読書】猫的感覚: 動物行動学が教えるネコの心理

2015-05-29 20:49:48 | 読書感想文とか読み物レビウー
猫的感覚: 動物行動学が教えるネコの心理  著:ジョン ブラッドショー

なかなか本格的な猫の本でした
エッセー的な読み物かなと
嘗めてかかったのでありますけども、
実際は論文とまではいかないけども、
それに近いくらい、しっかりと猫の行動を検証した
学術書に近いイメージの本でありました

猫の生態や、そもそも猫がいつごろから
イエネコとなったのかだとか、
そういうことをDNAから解析したり、
なつく猫と、そうでない猫との関わり方
それが遺伝的な要素なのかだとかを
あれこれと調べあげていて、結構びっくりだったのであります

書かれているとおり、犬好きの人というのに比べて
猫好きの人は、極端というか、
猫嫌いの人が極端といえばいいのか、
そういう不思議な派閥めいたものがあるなと
なるほど気づかされたりしたものでありますが、
猫に関する研究があまりされてこなかったというのが
結構衝撃的でありまして
本当に、つい最近まで、ちゃんとした
猫の食べ物のことすらわかってなかったような
そういう記述に慄いたのでありました
あいつら、生肉で生きているのな、知らなかった
猫缶がちゃんとしたものになったのも最近だそうで
なかなかどうして、考えさせられるのであります

人間とのかかわりにおいて、
猫というのは、有益さが犬に比べて乏しいと
そういうところがハンデであったというのも
納得できるところでありまして、
猫に関するきわめて、学術的なアプローチが
この本によってかなうようになったと
思われるのであります
とりあえず、首の後ろをつまめばいいのだ
それを教えてもらっただけでも
ずいぶんと喜ばしいのであります

そんなわけで、猫好きや、動物好きは
読んでおいて損がないというか
こうやって動物行動を研究するといいんだなと
そういう方面からの読み方にもこたえる
いい本でありましたとさ
フィールドワークやりたくなるような
そんな本でありました

花燃ゆ  決行の日

2015-05-27 21:51:49 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「花燃ゆ」
視聴ようやっと完了しました
都合があって、なかなか見られませんでしたが
じっくりと録画で見終えたわけですが、
まぁ、想像通りといったらいいか、
文サイドに関してはそんなもんかなと
まったり見守りましたけども、
もうちょっと、つっこんだ政治劇も描いてほしいなぁと
京都描写が物足りないと
思ったりなんだったりであります

松蔭のあとを久坂と高杉が引っ張っているという
この図式は当たっている感じでありますが、
なんというか、やっぱりこういう風に描かれると
高杉は魅力的に映るなと
破天荒っぷりが、なんというか洒脱な感じで
面白く見えるのでありました、ずるいともいえる

一方で、久坂は真面目にやってるという
そんな印象なんだけども、どうも、しっかり描いてくれてない
というか、なんか気づいたら、偉くなってて、
あっという間に多勢を率いているという
そんな印象になってしまうのが惜しいというか
残念なところであります、
松蔭のあとに、二人の松蔭みたいな感じで
それぞれがよいところを、久坂、高杉で
わけあってほしいと思ったりなんだったりであります
あと、久しぶりに出てきた桂に
なんとなく安心してしまうのでありました
あれは長生きしそうな雰囲気でよいですな

芸者とのどうのこうのも
そこそこ面白そうではあるけども、
よくある浮気騒ぎ的な描き方もせず
至極まっとうに、旦那を信じる女というふうに描いていて
ちょっと優等生すぎるんじゃないかしらと
心配になったりなのでありますけども
とりあえず攘夷、そしてぼこぼこにと
来週、その次くらいがどんな按配か
楽しみにしておくのでありました

あと、さらっと長州ファイブが出ていってしまったけども
もうちょっと、あのあたりも深く掘って
よかったんじゃないかと思わなくもないのである

平城宮跡

2015-05-22 21:52:21 | 陶磁器を探す旅と名物
先日、突然思い立って奈良までいきました
足腰の弱りを感じていたので
まぁ、できるだけ歩く、そして飽きないためにも
いったことない場所へ
そんなわけで、やってまいりました平城京

東大寺、春日大社、興福寺といった、
いわゆる奈良公園界隈は
ちょこちょこ遊びにいったりしたものでありますが
こっち側は初めてであります
調べるというか、たまたま奈良市役所の近くに
この遺跡があると聞かなかったら
いくことなかった場所でありますが
いやびっくり、行ってみてよかった
そんなすさまじい場所でありました

とてつもなく広い、まったく何もない、
いや、近鉄電車が走ってる

どう形容したらいいのか迷うのですけども、
平城宮跡という、平城京の遺跡が復刻でもない、
発掘されている場所なのでありますけども
本当にその宮があったとされる場所が
とりあえずだだっぴろい何もない場所に整地されている
なんだろう、ものすごい都会だとはいわないけども、
それなりに街なのに、この、正直、アレだ
無駄に広く、土地が開いているというのは
感動を呼ぶほどでありました
凄いのな、久しく、こんな広い土地見てねぇや

南から近づきますと、朱雀門という
一種きらびやかな門があります
なかなか豪壮だと感動しつつ、門をくぐってみると
目の前には近鉄の線路が、なんといったらいいかな、
奈良時代なのか現代なのか、このちぐはぐさというか
絶妙なバランスが、私のような人種には
たまらんスポットでありました

その線路をわたっていくと、いよいよ平城京の
広い広い敷地に入ります
はるか北には、太極殿という大きな建物がありまして
そちらへ向かいます
あまりの広さ、朱雀門から殿まで、何もない平地を
ただただまっすぐ歩くことができるのであります
本当に、真ん中を歩くというこの行為が
どういったらいいか、凄い気持ちがいい、とても楽しい
私は、どっかおかしいんじゃないだろうか(おかしいんだよ)
そう思いつつも、心浮き立たせて歩くのでありました

太極殿に入りますと、こちらもなかなか凄い
内部にはすめらのみことが、おわしたのであろう
立派な椅子というか、席というか、座がありまして、
そこを囲う四方の天井に四神が描かれている
凄い、本当に感動してしまう
庭先というか、正面から、今度は朱雀門を見ると
これまた見事な眺めというか、ただ広いそれが
なんか、えもいわれぬ感動を呼ぶのでありました

さらに、この近くに資料館や、実際の発掘現場だとか
さまざまに面白いものがあるのでして、
休日なのに、俺しかいないんじゃないかと
それほど空いているのに、こんだけ面白いというのが
なんとも惜しいと、ついつい
奈良を応援したくなるような
見事なそれを体験したので
そっと書き記しておくのでありました

お寺や神社もいいが、これはこれで
見事といわざるを得ない
こうなってくると、紫香楽宮も見に行かないといけないかも
そんな風にも感じるのであります

鶏の胸肉料理

2015-05-21 22:47:51 | 食べ物飲み物
前にも書いてそうだと
ちょっと思ったりしましたが
最近、しょーもない一人料理の話を
さっぱり書いてないと気づいたので
これ幸いと書くのであります

鶏の胸肉を使う

最近、金欠という慢性的な病が悪化しました都合、
なかなか材料を買う金も大変だと
おろおろしているわけであります
野菜は高価いし、輸入牛肉も値上がりしてるしと
踏んだりけったりである

そうなってくると、今まで買ってなかった何か
そういうのに手を出すようになるわけで
自然、鶏の胸肉にたどり着くわけであります
凄い安いんだもの、庶民の味方だ
正直、一人でもう10年以上過ごしているのに
いまだに、鶏の一枚肉を買ったことがなかったのですが、
100gあたりの安さに、ついつい手をだし
しかし、どうやって料理したものか、
皆目検討もつかないまま、あれこれやったのでありました

鶏胸肉 1枚
太もやし 1袋
だしの素 4g
にんにく 1片
オリーブオイル適量

以上であります
鶏胸肉は、適当な大きさにそぎ切り
これが存外難しいのでありますけども、
繊維の方向に直角となるように、そう、
今日の料理のおかげで理解した技でありました
これだけで、まったく味が変わったので
本当にやるべきであります

きざんだにんにくをオリーブオイルて炒めて
そこにもやしを投入、そのままフライパンを動かさず
じっと火を通して、だしの素をふりかける
さらに混ぜることなく、ほどよくしんなりしてきたら
鶏肉をもやしの上に並べる
そして、動かさずに中火でずっと蒸すように焼く
もやしの蒸気で、片面が白くなったら、
鶏肉をひっくり返しつつ、もやしの下にもぐりこませて
もやしで鶏肉を覆って、またそのまま放置

この間に、汁物というか、味噌汁でも温めておくと
非常に無駄がなくてよいですね
鶏肉に火が通ったのを見計らって、
やっともやしと鶏肉をかきまぜるようにして炒めて終了

材料費が驚くほど安いうえに、まったく手間もかかってない
なのに、ものすごく旨い、そう思ったのである
塩すら使ってないから、凄いヘルシーな気がする
最近、ウォーキングまで始めたから
見る見るやせてきたし、なんというかな、すばらしい

と、まぁ誰でも作っていそうなそれでありましたけども、
ただ、もやし蒸気で温めただけの鶏肉が、
こんなにジューシーというか、動かさないのがポイントなんでありますね
とても旨い、驚くほど美味しいと
貧乏生活を潤してくれているという
さもしいお話でありました、おなかいっぱい食べられる素敵料理でありました

【読書】捏造の科学者 STAP細胞事件

2015-05-20 22:33:50 | 読書感想文とか読み物レビウー
捏造の科学者 STAP細胞事件  著:須田桃子

思いのほか読むのに時間がかかってしまいました
専門的な記述は、出来る限りおさえてある印象だけども、
やはり先端科学の論文を寸評するかのようなそれは
難しいもんだなと思わされた次第であります
もう、今は昔というイメージにもなってしまった
STAP細胞事件をつづった本であります
事件というか、あの出来事、流れが、
この本でかなり整理されて、わかったような気分になれたのであります

結局、何も解決していないというか、
何を解決するべきなのか、途方もないと
そういう感じになってしまったんだなと、
頭がいい人が、いっぱい関わると、
どうしようもないオチに、うまくおさまってしまうんだと
そんなことを思った次第であります
そりゃ、一元的に誰が悪かったとか、何がどうしたと
さっぱりできるほどのことはないわけなんだけども、
悪事を隠すには、より大きな悪事をではないが、
あれもこれもと出てきて、
結局、追求すべき内容が散漫になってしまったのが、
それぞれ、よりどころを作らせたというか
責任転嫁をしやすくしたようにも感じられたのであります

本書では、STAP細胞というその論文がどうなのか、
という論点よりも、この事件、不正や捏造はどうだったか、
誰がそれを許したのかといったほうに重きを置いておりまして
非常に有意義であるように思われたのであります
個人的には、確かにこれが知りたいのである
さりとて、検証する人たちは科学者で、
そしてそういう人たちは、こういう非生産的
(そうではないと思うのだけども)なことに
時間をかけたくないという
まあ、需要と供給がまったくつりあわない状態なのも
あれこれ問題なんだろうと思わされたのでありました

また、組織のあり方とか、責任の所在というのも
凄い考えさせられるところがありまして、
こういうところが、なんというか、
日本的だったのかもしれないなどと
わかったような口を叩きたくなるのであります

しかし、読んでいて最初の頃の話は、
なるほど聞き覚えがあるというか
ニュースで聞きかじったなぁと思うものの
後半になるにつれ、世間が興味を失ったのもあろうか、
知らない話だったなという印象もありまして、
そういう飽きみたいなのも、
一つ、害悪というではないが、何か
あるのでないかとも思わされたのでありました

ともかく、色々考えさせられる一冊でしたが
興味深く、面白かったのであります

【ドラマ】64(ロクヨン)

2015-05-18 21:57:12 | ドラマ映画テレビ感想
久しぶりに骨の太いというか、
かなり力を入れたNHK土曜ドラマだと
わくわくして見ました
事前に、原作を読むという入れ込みようだったわけですが
今回については、それで正解だったかもしれない
そんな風に思ったのであります
なんだろう、読んでなかったら理解できなかったんじゃないかな
そういうわけで、ドラマとしてはちょっと
散漫な感じだったという印象でありました
凄い面白かったんだけど、食いつかれるそれではなかった

内容は原作のとおり、と、いいがたい感じでありまして
まぁ、原作全部やってると何話いるんだよと
そんな按配でありましたので、相当にはしょったこともあってか、
ちょっとというか、だいぶわかりづらい
そういう印象になってしまったと残念に思うところであります

さりとて、役者みなさんの演技と、演出、撮影はすばらしいもので、
映像については、大森さんぽいなと、通ぶった感じで語れるほど
ずいぶん、画面の作り方が凝っていたように思います
なんというかな、ハローライフのときを彷彿とさせるというか
好きなんだよな、あの独特の音と絵をあわせる感じ
だけども、それもあいまってか、ずいぶん重い
ともかくすかっとしないドラマとなったのが
まぁ、そもそも原作からしてそうだから
仕方ないのではありますけど、非常にヘビーでありました
せっかくのピエール瀧主演なのにというか、
むしろ、それでいて重いというのがよかったのかな
ともかく、面白かったのは確かなんだが
惜しいというイメージになってしまうのでありました

ステキシーンとしましては、
刑事課の立てこもり所への突貫シーン、
二課長をいびり倒すシーン、
そして、電話シーン全部

今回は別にそんなにキーワードでもないのに、
電話を使った演出が多くて、どれも凝ってて面白いなと
しみじみ感動というか、感心したのでありました
どの電話シーンもよかった
個人的には、ひきこもり説得シーンが大好きですが、
瀧の声をじっと聞いている、雨宮さんもステキでありました

で、こういうドラマにありがちなというか、
あれこれ省略したばっかりに、いっぱい人が出てたのに
なんかすぐに居なくなったりしたというのが
残念なところだったなと、個人的な反省点としてあげるのですけど
誰かそれに気づいて、もうちょっとせせこましくというか
人数少ない見せ方をしてくれると
もっと面白くなるかもなどと、
次回の骨太土曜ドラマを待つのでありました
面白かった、また、瀧主演で見たい

花燃ゆ  松蔭、復活!

2015-05-17 20:40:20 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「花燃ゆ」
視聴完了であります
なんか、突然幕末感が増したというか、
ちょっと前まで、江戸にいけないとか、遊学できないとか
あれこれいってたのが嘘みたいに
あれよあれよと、久坂が出世していくのが
ちょっとよくわかんない感じでありますけども
田舎者ながら切れる、されど純粋すぎると
そういうキャラクタが見てとれるようで
狙い通りに演じられているし、描かれてるなと
ちょっと感心しきりでありました

そんなこんなで、京都でなんとなし
バカにされてるわけでもないけど
泥臭い政治劇に騙されていくかのようなそれと、
なんというかな、ステレオ的な公家といい
危うい感じがステキでありました
けど、話が早いというか、
なんかもっと丁寧に描いておいてくれと
思わなくもないのでありますけど
あっという間に帰ってきた、高杉が本当にあれこれしたのか
さらっと台詞だけで、軍艦買ったとか買ってないとか
それでいいのかと思ったのでありました
あれって、長崎経由してなにやらとかいう
龍馬伝で第三部の頭だったところだよな
もうちょっとなんかあったんじゃないのか

あと、桂さんがさっぱり出てこないので
不審というか不思議で仕方ないのでありますが
今、幕末で、どのあたりというか
稔麿とかそろそろ復帰してもらわないと
池田屋も描けないというか、見たいと
思ったりなんだったり
序盤幕末京都という感じを楽しめる下地を
見たように思うのでありましたとさ

【読書】GO WILD 野生の体を取り戻せ!

2015-05-16 16:51:36 | 読書感想文とか読み物レビウー
GO WILD 野生の体を取り戻せ!  著:ジョン・J・レイティ

新手のトレーニング本とか、そういう体験記的なものかと期待したけども、
本格的といっていいのか、至極真面目な本でありました
どうも「野生」という言葉を誤解していたようであります

そんなわけで、最終的には、
野山を駆け巡るトレイルランをやろうぜ的な
内容だったわけでありますけども、
最近個人的に野山駆け巡りを楽しみつつあった自分には
なかなか、良著でありました
自然に囲まれて、できる限り、原始的な生活に近いそれを行う
これが、現代病から離れていくための
強力な解法だと、いわぬばかりの内容でありました
結構面白いし、やってみようかしらと
そんな気分になるものであります

糖分に対しての警鐘がなかなかすごくて、
炭水化物を完全に断ち切るかのような食事が、
万難を排するというわけだそうで、
これはちょっと極端すぎないか、
アメリカ人というのは、だいたいそうだよなと
洋書をいくつか読むようになったので、
この断定的な絶賛に抵抗力というか、
怪しいと感じる能力が備わったわたくし、
眉唾とまではいわないまでも、
少し減らしてみるくらいの方法は
なかなか魅力的かもと思うのであります

改善される症状が、鬱であったり、睡眠不足であったりと、
最近気になっていたそれこればかりなので、
なんというか、実によさそう、
すぐにでも走らないといけないと
思わされるほどでありましたが、
ともかく運動をするということが、圧倒的に体によい
そして、体に良いというのは、
現状を維持することではなく、進化、前進することだというのは
なかなか啓蒙でありまして、
いい考え方だなと素直に感動したのでありました
この心がけで生きていくと、何やらよい気がするのであります

そういうわけで、題名とはちょっと違うけども、
真面目に健康的な生き方というのを
教えてくれるような一冊でありましたと
メモっておくのであります

【読書】イスラム国 テロリストが国家をつくる時

2015-05-14 20:16:12 | 読書感想文とか読み物レビウー
イスラム国 テロリストが国家をつくる時  著:ロレッタ ナポリオーニ

話題の本といっていいのか、
珍しく時事的なそれを読みました
非常にわかりやすくて、ためになった
そういう感想を抱くほど
読みやすく、理解しやすい文章と内容でありました
本当にこのとおりなのかどうか、
それは、ニュースや何かで
自分の目でもって判断しないといけませんけども

さておき、イスラム国と呼ばれている集団が
どういうものなのか、どんな風にできてきたのか、
そういうのを生い立ちから説明しつつ、
詳細というべきか、その成り立ちについては
それまでのテロ組織と比較することで、
明らかに違うもの、異質という奇異のそれではなく、
実直と呼んでいいのか、まっとうな、
手本どおりの建国を行っている
そんな事実というのか、説明を書いているのでありました
これはなんというか、凄いことだなと
ニュースとして、本当に驚いたわけであります

あんまりというか、
ほとんど、時事的なそれには興味を抱いていないという
いかにも、駄目な年齢を重ねただけの男でありますため、
これは基本的なことだったのかもと思いつつも
テロ組織と呼ぶには、あまりにもしっかりしている、
前時代的な手法を、とても丁寧になぞっているというか、
暴力的に、世界のルールから逸脱しつつも、
彼らのなかで全うに、武力で切り取り、
その中で自治を行っているというのが
衝撃的であったのであります
インフラを整備し、社会保障というべきか、
国が本来やらなくてはならないことを成している
住んでいる、取り込まれている国民というべき人たちは
それに対価を支払う、それが税金であるとすれば
本当に、下手にずっと続いている国よりも
国らしくあるという皮肉がきいている事態でありました

また、そもそもなぜ彼らが立ち上がったかといえば、
それまでの国と呼んだそれこれが、
一部の官僚によって腐敗しているというそれで、
支配される側としては、それならば、
身近な安全を確保してくれるほうによるだろうと
どっかで聞いた、遠くの警察より近くのヤクザ的な
それじゃないかしらと思ったりなんだったりであります

茶化すほど笑える話のはずもなく、
物凄く恐ろしいことだと思いつつも、
どこか理解といったらいいか、何か、夢を見られる
見せられる力がある組織、それが彼らだとすると
カビが生えた革命組織なんて馬鹿げて見えるほど
新しい運動であり、潮流だと
思わされたりしたのであります
久しぶりに、真面目に考えさせられた
いい本でありました

ドライフルーツのココナッツ

2015-05-13 21:02:02 | 食べ物飲み物
先日、外国お土産で頂戴して食べました
なんて斬新な食い物なんだと
馬鹿にした感じで食べたんですが、
これがまぁ、とんでもなく旨かった
そんなわけでレビウであります
というか、ココナッツをドライフルーツにするという発想が
自分の中にまったくなかった
この驚き、この戸惑い、伝えたい

と、しょーもない話でありますけども
読んで字のごとく、ココヤシの中身をドライにした物体であります
食べると、なんといったらいいかな、
ロウを食べているようなシュールな食感なんだけども、
かめばかむほどというか、唾液がしみるほどに
じわりじわり、あの独特のココナッツ臭と甘味が
ふんわりと広がってきて、これがまぁ旨い、とてつもなく

最近甘いもの食べてなかったからなと
反省もあるのですけども、
好き嫌いがあるかもしれぬ、あの独特の香りとともに
やさしいというと聞こえのよい、さっぱりとした
柔らかい甘味がやってきて、なんとも
南国的なイメージに浸れるのでありました
これをヨーグルトに沈めて食べたら
より一層旨いんじゃないかしら
思うだけで、やりはしないのですが
結構衝撃だったのであります

ドライフルーツといえば、ついつい
マンゴーやら、マンゴーやら、マンゴーやらを
狙ってしまいがちでありますが、
値段とクオリティを落ち着いて比べると
ココナッツは、ものすごくいいものなんじゃないか
これって、そこらへんで手に入るんだろうかしらと
東南アジア土産に入れあげて
なんというか、最近すっかり熱帯の人のような
味覚になってきた次第でありましたとさ

おやつに、朝食に
ココナッツのドライフルーツおすすめと
そんなお話でありました

歴史秘話ヒストリア 「幻の巨大潜水艦 伊400 日本海軍 極秘プロジェクトの真実」

2015-05-12 20:34:45 | ドラマ映画テレビ感想
思わず前のめりになって見てしまいました
あの伊号潜水艦について、あれこれと調査した
ステキな番組であります
これは、ヒストリア枠じゃなくて、NHKスペシャルで見たかった
そう思わなくもなかったのでありますけど、
たぶん、そうするわけにはいかない、
暗くて深い事情があったんだろうかなと
いらんことを考えてしまうところであります

さておき、話に伝え聞いていた、潜水空母という
夢兵器といっていいのか、そういう潜水艦だった伊400について
その戦略意図と、建設の悲喜こもごもが
なかなか面白いスペシャル番組でありました
実際運用として、あんなにきちきちの積み込みで
大丈夫だったんだろうかな
いろいろ心配にというか、思うところがあったのですけども
楽しい、夢のある物語でありました

少し誤解を与えそうでないかと
思わなくもない構成でありましたけども、
あの当時の日本の基礎技術力は、酷い有様だったはずなので
目の付け所はよかったかもしらんが、
実際なぜか、飛行機が入らない、螺子が飛び出てたのあたりが
真実というか、ああいう工作レベルだったんだよなというのが
個人的にいいエピソードだったと思わなくもないところ
作戦自体が荒唐無稽だったかどうかは
夢の話なのでよいとして、
ちょっと納得いかないというか、
結局間に合わないで、特攻空母になったあたり、
あのずいぶん前の訓練中には、作戦がなくなったこと
意味を成さないことはわかってたんじゃないかと
思わなくもないのであります
小説かなにかになれば、
パナマは遠くになりにけり的な、手持ち無沙汰になった
乗組員とかが描写されるだろうと
勝手に思ったりしていたのであります

まぁ、なにわともあれ、沈んでいる映像が見られた、
八の字になってる機構だとか、実際のハッチの様子だとか
ああいうのがどきどきするなぁと、楽しくて仕方ない感じでありましたが
今年の夏か、来年あたりには武蔵で同じようなことを
してくれるんだろうかなと
期待したりのまま、楽しく過ごしたそれを
メモっておくのでありました
ロマンがありましたね
よし悪しとか、どうでもよくて、ただ、ロマンがあったのだ

【読書】天才たちの日課 クリエイティブな人々の必ずしもクリエイティブでない日々

2015-05-11 21:17:02 | 読書感想文とか読み物レビウー
天才たちの日課 クリエイティブな人々の必ずしもクリエイティブでない日  著:メイソン・カリー

面白い本だったけども、
暇つぶしにもってこいというやつで、
私のような鳥頭では、誰のどんな話だったか
まったく覚えていられない
そんな按配で、画家、作曲家、作家、科学者などなど、
さまざまな分野の天才たちが、どうやって仕事していたか
いや、日常、そのスケジュールをどうしていたかを
つらつら書き綴ったエピソード集でした
結構面白かった、でも、覚えてない

そんなわけで、かなりの人数の日常が書かれていたのですが、
あとがきにも記されていたとおり、
天才たちの仕事ぶり、日常もおおよそ4通りに分類できるわけで、
午前中(朝、日中)に働くか、夜に働く、
インスピレーションを待つか、毎日続ける、
この2種2通りの組み合わせで説明しきってしまうようで、
仕事の仕方に天才っぽさは関係ないのだなと
改めて思い知らされるのでありました

誰がどのタイプだったかというのを
まったく覚えていないのでありますけども、
それもそのはずというか、本当に、多種多様な人が
似たような生き方、いや、上述4通りのどれかなので、
なんというか味気ないというか、そこに驚きがないのであります
むしろ、これだけ数を並べられると
この4つのどれかに、自分も属しているのだなと
漠然と安心したりしてしまうのでありました

毎日続ける派、さらに、午前中、日中働く派の
健康的とも思えるそれこれは、羨ましいと思いつつも
最近、自分もそうなりつつあるのではないかと
思ったり思わなかったりなのであります
いや、創造的な仕事してないから、ノーカウントだなと
思ったりもするんだが、
自分の仕事ぶりを振り返ると、少なくとも午前中のほうが
働きがよいような気がせんでもないと、
弱弱しく反省することもあり、まぁ、煽られるようにして
午前中はせめてしっかり働こうと、心新たにしたのであります
どうでもよい

衝撃的というでもなかったのですが、
おきぬけが一番仕事ができるという人が、
4時に一度起きて、働き、二度寝して9時くらいからまた働くと、
なんと一日に朝を二回経験できるとかいう
もう、どうしたらいいんだという生き方をしているのが
羨ましいというか、それいいね、なんて思わされたのでありました
天才じゃなかろうかと思うわけだ

結局は、自分に合うそれを見つけるのが一番のようでもあるし、
途中で、生き方を転向することもざらのようなので、
倦んできたら、生活スタイルを変えるというのが
思いがけずよいのかもと、思ったりしたのでありました

花燃ゆ  女たち、手を組む

2015-05-10 20:42:18 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「花燃ゆ」
視聴完了であります
副題からして、どうも期待できないと
勝手に判断していましたが、
なかなか楽しかったようにも思うのであります
まぁ、ちょっと生きすぎというか、
やはり、危険なそれだと思わされてしまいますね
どう見ても、テロ組織だし、
それを正当化しているプロパガンダ的なものにしか
見えないというのは、私が佐幕だからだろうか

さて、そんな面白おかしいことを考えつつ
じっくりと見ていましたが、
なかなか斬新な嫁が登場したと
高杉嫁がステキでありました
ああいう手合いもおるよなぁと思わされつつ、
それがまた、高杉にちゃんと手なずけられている感が
なんというか、もうあの夫婦ギャグじゃないかと
そう思うようで、なかなかどうして
面白かったのであります
まぁ、高杉がイケメンすぎて、全部許されているようで
ずるいというのが、率直な感想である、まったくもう

と、そんな馬鹿話ばかりではなく、
どうも松蔭配下、いや、門下のそれぞれは、
全員がどうかしているのだなと
改めて思わされるようなテロ計画で、
それを実行してしまうあたりが凄いな
さらに、それを悪びれもせず、殺されそこなうようなやつは
排除してしまおうと政治的に動くというのも、
いや、それできるなら、最初からそうしておけよと
思わなくもない感じでありましたが
ともかく、一気に、長州の中心に久坂が出てきたと
衝撃でありました
なんでああなったのか、残念ながら、
ドラマ見ていた限りではまったくわからなかった、
そんなに優れた政治的な何かを見せたか、どうなんだ
わからんぞ

そんな混乱を催しつつも、淡々と先鋭化というか
危なくなっていく長州が、楽しいようでもあり
怖いようでもありと、
今画面に映っている人たちの何人が生き残るんだろうかと
怖いことも思い知らされるのでありました

真木泉とか、いつごろ出てくるんだろうかしら
なんだかんだ、楽しみだわさ