とにかくうちに帰ります 作:津村 記久子
短編集でありました
OLものの職場の作法というシリーズがかなり面白くて、
こっちのほうが表題作より好みでありました
OLという生き方が、なんとなくわかるというか
こういうこと、ありそうだよな
というか、実際あるんだろうなと
辛辣ではないが、独自のロジックによって
様々なことが蠢いていくといったらいいか、
ともかくおっさんと、完全に隔絶してしまっている世界観というか
没交渉っぷりが物凄く面白くて
同時に、怖いとも感じたのであります
私もすでに、この域なんでなかろうかしら
彼女たちの独自のルールというか、
とても整然としているような、物凄い情治主義のような
複雑怪奇なものが、読んでいると滑稽というではないが
面白くて仕方なかったのでありました
事務のおねーさんが、仕事をわざと遅くしたり
相手によって、相応の時間を使うというのは
本当、ありそうな話だと
つくづく思い知るのでありました
なんだろうかな、ギャルズには優しくしておかないといけないねと
なんか、考えてしまうのでありました
この内容については、まったく彼女たちからすると
意味不明のおっさんの言動や行動もまた
非常に面白くて、
なんとなく、おっさんがなぜそういう行動をとるか
これはわかるんだけども、永劫彼女たちには理解されないのかと
その場面を見るというのは
これもまた面白いのであります
そんなサラリーマン世界の独特の滑稽さも楽しめつつ
唐突に、スケート選手の応援をただただ願うばかりの女性の心情を
もう、まさに書きなぐったという感じの短編やら、
ちょっと毛色の違う、台風の日の奇跡といえばいいのか
やるかたない日常について短編と
あれこれ富んで面白い一冊であったと思うのでありました
ともあれ、OL進化論的な、あるいは、
スーパー派遣社員的な話で、和んだのであります
短編集でありました
OLものの職場の作法というシリーズがかなり面白くて、
こっちのほうが表題作より好みでありました
OLという生き方が、なんとなくわかるというか
こういうこと、ありそうだよな
というか、実際あるんだろうなと
辛辣ではないが、独自のロジックによって
様々なことが蠢いていくといったらいいか、
ともかくおっさんと、完全に隔絶してしまっている世界観というか
没交渉っぷりが物凄く面白くて
同時に、怖いとも感じたのであります
私もすでに、この域なんでなかろうかしら
彼女たちの独自のルールというか、
とても整然としているような、物凄い情治主義のような
複雑怪奇なものが、読んでいると滑稽というではないが
面白くて仕方なかったのでありました
事務のおねーさんが、仕事をわざと遅くしたり
相手によって、相応の時間を使うというのは
本当、ありそうな話だと
つくづく思い知るのでありました
なんだろうかな、ギャルズには優しくしておかないといけないねと
なんか、考えてしまうのでありました
この内容については、まったく彼女たちからすると
意味不明のおっさんの言動や行動もまた
非常に面白くて、
なんとなく、おっさんがなぜそういう行動をとるか
これはわかるんだけども、永劫彼女たちには理解されないのかと
その場面を見るというのは
これもまた面白いのであります
そんなサラリーマン世界の独特の滑稽さも楽しめつつ
唐突に、スケート選手の応援をただただ願うばかりの女性の心情を
もう、まさに書きなぐったという感じの短編やら、
ちょっと毛色の違う、台風の日の奇跡といえばいいのか
やるかたない日常について短編と
あれこれ富んで面白い一冊であったと思うのでありました
ともあれ、OL進化論的な、あるいは、
スーパー派遣社員的な話で、和んだのであります