CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

江~姫たちの戦国~ 本能寺へ

2011-01-30 21:43:17 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ江
視聴完了です
正式名称は「江~姫たちの戦国~」らしいので、
今回からタイトルは正しいほうでと思っておりますしだい

さておき、しれっと見て、だんだんと楽しみ方を覚えてきた昨今、
今回は、ほどほど、お江がうらやましいと思ったりしたのであります
なんせ、あの信長とあんだけやりとりをして、それを愛でる
そういう信長像というのは、なかなか
物語として面白いのでないかしらと感じるしだい
あんなに、よその子供に優しかっただろうかと
思わないでもないですが、信長に娘がいたのか
よく知らないのでわからないものの
もし、いないとすれば、娘ほしかったな的なところから、
ああいうやんちゃな小娘というのを
ほとほと愛でたくなるんじゃないかしらと
思えなくもないと、何を長々語ってんだかわかりませんが
ともかく、そう思ったのであります

というか、それを正当化するためにも、
やっぱり、江をまだ子役で進めておいてほしかったような
そんな気がしてならんのであります、惜しい
いや、今の上野さんも、なんというか
苦戦されているとわかっているんだが、そもそも
7歳や8歳の子をやれというのがなぁ
せん無いことです

さて、馬ぞろえで、観客の人数が少ねぇと
驚いてしまったんですが、これはもう
仕方ないですな、見せ方でなんとかならんかとも思いましたが、
馬の数をぎりぎりまで減らしたと思われる
あのやり方がぎりぎりだったんでしょう
出てきた武将に、森蘭とかがいて、
しかも初がキャーとか抜かすというのは、
さすがにやりすぎだろうと、いやな汗をかいてしまいましたが
まぁ、面白かったからいいやというところ
背中に梅を挿す姿がりりしかったのでよしとしますところ

で、名物として、と呼んでいいのか
あの頃から、お香を楽しむのって、あの形だったのか
私はよく知らないというか、怪しいことないかと
不安になってしまいましたが、
篤姫の時と同じ器だとか思ったりしつつ、それをまわしまわし
まさかの、東大寺 蘭麝香が、お江の手にいくとか
ちょっといろいろすげーなと思ってしまった次第
まぁ、いいんだけどな、なんというか
もそっと女の子らしく、そういうところに目がいっても
面白かったんじゃないかなとかなんとか

とはいえ、信長にたてついて、その後母であり妹である市がとりなして、
そこでやっと会話になったというところ、
あの常人とは会話になりえないといったところは
割と分かりやすく伝わってきたように思います
ただ、光秀へのやりようが、完全に八つ当たりめいているのだけ
なんとも閉口でありました
まさかの、お玉ちゃんが出てくるのもびっくりでしたが
にんともかんとも

今回で、本能寺が済むと思ってたのですが
思ったよりもゆっくりやるんだなと
その割りに、描写がとびとびだと
頭を抱えつつ、のんびり見守っていこうと思うのでありました

ともかく、江がもう少し大きくならないと
話にしづらいと、感じてしまうのであります
柴田の下にいる話も、ほとんどいらないんじゃないのかな
そんなことまで考えてしまうのであります

彦根城

2011-01-26 23:18:06 | 陶磁器を探す旅と名物
今更ですが、彦根城に登ってきました

思えば、彦根城周辺に遊びにいき、
博物館を見て、庭先で鉄砲隊の勇姿を見てと
そんなことをしていたのに
肝心の国宝「彦根城」には登らないとか
嘗めたことをしておったのであります
いや、城とかあんまり興味ないし
と、そんな体たらくなので仕方ないのですが

しかし、縁がありまして
先日登ってまいりました
本物の城は、正直ほとんど見たことがないという
残念なわたくし、
当時のままかどうかはともかく、
建築様式そのほか、観光用に作られたそれとは
一線を画する、ともかく不便で仕方ないところが
かなり魅力的でありました

わかっていたことではありますが、
階段が急すぎる
これがまた、素晴らしい
どんな角度だよと、ため息が漏れるほど
そして、お年寄りを殺す気じゃないのかというほどの、
圧倒的な傾斜をもって迎えてくれます
登って、外を眺めてみると
これはなかなか、ステキな眺め
先日の長浜城とは別の風景がステキでありました

彦根城に関しては、本当に城ばっかりというか
城だけでありまして、城内に
名物のたぐいが置いてあるわけでなく
そういうものは、全て、近所の博物館に収蔵されているのか、
そういうところは残念でありましたが
国宝に触れて、あまつ、登ってきたというのは
よい思い出となったのでありました

ついでに、庭園も見てきたんですが
これが、大変残念なことに
現在修理中とのことで、池が干上がって、
なんとも無惨な感じでありました
あれではなぁと、しょんぼりしたんですが
それは別にして、回遊式庭園という言い方でいいのか、
本願寺の別邸に似た作りに
なんだか、庭も見慣れてきたなと
妙な満足を覚えたのでありました

ひこにゃんには会えませんでしたが、
最近は、石田みつにゃんとかいう
新参者もいるようでありまして、
油断ならないところであります
しまさこにゃんだけでもどうかと思うのに…
こぼりんとか、作ってくれないんだろうかしら

長浜盆梅展 2011年

2011-01-25 22:45:20 | 陶磁器を探す旅と名物
ちょっと早かったですが、
見てまいりました
滋賀県は長浜で開催されております、
盆梅展慶雲閣

前に見たのが何年前だったか覚えもないくらいですが
今回は開始早々とのことで、三分咲きといったところ
まだまだ見頃には遠かったんですが、
庭に残る雪、館に入り、実際の会場広間に入ったときの
かぐわしい梅の香り、このあたりは
この時期、早くて寒い時期だからこそでないかと
勝手に喜んでおりました次第

今回は、「江」の影響というか、まぁ
いわゆる意識されたこともあって、
浅井三姉妹の名前を冠する梅があったり、
相変わらず迫力の200年を超える名物がいたりと
見ごたえは十分でありました
他人に薦めるにしても、「梅の盆栽」という表現をしてしまうと
どうしても、あの感動を伝えられないのが残念なところ、
数百年の樹齢といっても、古い盆栽程度の認識をされるので
悲しいことこのうえないのでありますが、
目にして、圧倒されるそれこれを見るのは
それはそれで楽しいものであります

今回は、パスポートなるものを購入して
このほか、長浜鉄道スクエアにて、本物のD51を見たりもしました
初めて入りましたが、リアルすぎる蝋人形の乗客が
本気で怖いところがステキであります

長浜城歴史博物館も懲りずに見てきたところ
前回見たときに、あまりのショボさにがっかりしましたので
期待しないで見てきたのでありますが、
今回は結構な史料が集められており驚きでした
浅井関連の充実っぷりがなかなか大したもので、
書状ばっかりではありましたが、眼福でした

さらに、黒壁美術館にて、ガラス細工を見てきました
こちらは、目を見張るような名品が数多く展示されていて
なかなかよろしかった
ちょっと寒すぎたのか、水琴窟が鳴らなかったのが残念でしたが、
ガレ工房のそれこれとか、新作のガラス細工もいろいろあって
非常によろしかったのであります

あとは、ずらずらと、黒壁にある骨董店を流して、
名物を食べてといったところでありましたが
2月を前に、長浜で遊ぶのは悪くないとか
地域のまわしものみたいなことを書いておくのであります

盆梅展は、夜に見てみたいけど
なかなか難しいなぁ

茶室 嚶鳴庵

2011-01-24 22:50:29 | 陶磁器を探す旅と名物
愛知県東海市にあります、
市営でやっておられる茶室であります
市営だとうたってしまいましたが、
実際に市が運営しているかどうかはわかりません
いや、安いし、間違いなく、市の施設だろうけど

そんな、しどろもどろな話はどうでもよく
何の気なしにぶらっと立ち寄って、美味しいお茶が飲めるという
ステキスポットだったので紹介といったところ
300円でお茶つきの抹茶をいただけるのですが、
菓子よし、抹茶よしと、
リーズナブルなのに、かなり良いと思ったので
ちょっと広めておきたいのであります
潰れるというか、仕分けされてはかなわない

茶室は、どうやら、もともと旅館料理屋だったところを
改築されたんだそうでして
庭は結構な広さで、なかなか落ち着いたたたずまい
茶室も、小間と広間がありまして、
どちらもそこそこ明るく見事であります
レンタルで使わせてもらえるんだそうで、
聞いてみたら驚きの価格

小間一時間170円

俺でも茶会が開けるじゃないか…
この驚愕のそれに心底驚いたしだいであります
京都の、ばかみたいに高価いそれとは大違いだ
まぁ、いろいろあるから仕方ないけど

そんなわけで、全国にこんな施設が
まだまだ山ほどあるんだろうかと思うと
ちょっと出かけるべきじゃないかと
開眼したというかなんというか、思うところが
さまざまにありましたので
まずはかけだしのメモをしておくのであります

お茶習おうかしらね、本当にもう

江 信長の秘密

2011-01-23 21:01:18 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ江
視聴完了であります

冒険心たくましすぎる姫様の大活劇でありました
ちょっとさすがに、子供設定なのに
あんだけあれこれしてはいけないだろう
あの年齢で、市から離れて遊びまわるとかは
さすがにやりすぎでないか
思ったり考えたりしましたが、いた、仕方ない
そんなことよりも
おしゃれな信長が、あれこれ出てきたのが素敵でありました

唐突にルイスフロイスとか、利休とか出てきて
なかなか驚かされましたが
ルイスフロイスはともかく、利休が胡散臭くて
ちょっとどうかしらと思わされてしまいました
もうちょっと重みがあってもいいんじゃないかしら
そう感じたりしつつ、全体的になよっとしているというか
まぁ、主題が女である以上しかたないのですが、
利休から、好きかどうかという話を聞くお江というのは
なんとも、むずがゆいというか、にんともでありました

使っていた茶碗については、一個目が青磁っぽいので、
二つ目は利休好みと言ってましたが、
あんなのあったかなというところ
勉強が足りませんね、えらいでかい茶碗だなと思ったのであります

個人的に素敵と思われたのが、
ねねが、信長に会いに来たところでありましょうか
本当かどうかわからない、夫婦喧嘩の仲裁話を下地にしてんのかなと
思ったり感じたりしつつ、もう少し
面白い感じで絡んでくれてもよかったんじゃないかしらと
どうせなら、なんていう危ないことで考えてしまいます

とりあえず、今現在は夢物語に近いことなので
何が起きても驚かないで
じっと見ていくのでありますが、
女どもの安穏としている姿は、ある意味で
姫様というところでリアルじゃないかしらと
思ったり感じたりしてしまうのであります
あれが、下々のとどうなったとかなると
話がややこしくなるけど、まぁ、一家のおひぃさまが
あれやこれやして暴れてるなんてのは
かわいいお話だよなと思ったりなんだったり

なんか、わけのわからない感想でありますが
とりあえず、思うままに

茶釜

2011-01-20 22:37:57 | 陶磁器を探す旅と名物
珍しく欲しいものができたのでメモっておきます

茶釜が欲しい

まぁ、前々から欲しいなぁとは
おぼろげながらに思っておりましたが、
炉を構えることも、風炉をもつことも
ちょっと高望みすぎるだろう、過ぎたるものだと
諦めておったのでありますが、
先日、町の茶を呑ます店にいったところ
なんと、茶釜がIH調理器に対応していた

これは正直、驚いたのであります

それから、少しだけIH調理器とはなんぞと
調べたところ、頭弱いのでまだ、しっかりと
理解できておらんのでありますが、
鉄ならば、熱を帯びるんじゃないかしら
そう思われるのであります
接地面で、電磁がどうしたとかで、抵抗があーなって、発熱
そんな仕組みらしいんだが、とりあえず、
茶釜なら、その仕組みにスムースに対応できるような
雰囲気であります
今思えば、あの、茶店で、これは
特別な茶釜なんですかと聞けば済んだ話しですが、
生来の恥ずかしがりから、聞けずにおった次第
調べても、もう一つよくわからないので
こうなったら、茶釜を探すしかないと
デパートまで行ったのですが、

茶釜って、そもそもどこで売られているんだろうか

とりあえず、食器売場にいったものの
当然のように置いてあるわけもなく
思えば、茶筅直しですら置いてないんだから、
そりゃ、探す場所を根本的に間違えてんじゃないか、
思って、ネットで通販を調べてみるものの
今度は、南部鉄器のそれぞれが出てきて
これはこれで欲しいものだなんて、
いらぬ物欲を刺激される始末

手に入れる日がくるのかわかりませんが
IHで使えるなんて思うだけで
ちょっと茶釜欲しいよなぁと背中を押されてしまったと
そんなことでありましたとメモ

しぼったそのまま垂れ口一番酒

2011-01-19 22:38:15 | 食べ物飲み物
「しぼったそのまま垂れ口一番酒」
という名前の日本酒を呑みました

流行っているのかどうかわかりませんが、
いわゆる地酒というやつでありまして、
信楽に遊びにいった時、
たまたま手に入れた、滋賀県のお酒であります

ところが先日、デパートなる場所を
うろうろとしておりましたら、
贈答品コーナーでこの日本酒が並んでいるでないか
知らない内に、贈答用にまでランクアップ(?)してたのか、
そう思うまま、折角だから、メモっておこうと
書き連ねておる次第であります

瓶詰めで売られておるのですが、
紫外線を遮断する特殊包装がしてありまして、
ちょっと高価な印象
日本酒なんて買ったことがなかったので、
はたして、この値段が高いのか安いのかも
皆目見当もつかないのでありますが、
口当たりはすっきりしてて、呑みやすかった

おっさん化が進んだおかげなのか、
昔は日本酒なんざ、呑んだ途端に吐いてんじゃないかと、
それくらい合わなかったモノでありますが、
不思議なもので、するすると飲み明かすことができたのであります
呑みやすいというのは、大きな特徴と
言えるんじゃなかろうかしら

と、呑み付けてもないようなヤツが
したり顔でレビウするのは
こっ恥ずかしいを通り超えて、
笑いがこみ上げてしまう感じでありますが
よい酒だったと思われましたので、
ひっそり、書いておくのであります

ま、器がよければなんでもうまくなるわなと、
身も蓋もないことも書いておきます
常滑の煎茶用のソレが、日本酒呑むのに
ほどよいと発見したことも書いておきます

納豆オムレツパスタ

2011-01-17 23:04:42 | 食べ物飲み物
大したものでもありませんが、
チャレンジしてみたので、メモっておき
次回に生かしたいとか
意外と前向きなお話

というわけで、少ない頭と材料で考えてみたところ、
パスタ、納豆、卵、レトルトハヤシルー
これだけあったので、
納豆オムレツをパスタに乗っけて、
ハヤシルーをかけたら、なんか
いっぱしの洋食っぽくね?と
凄いよいこと思いついたとか感じたので
とりあえずトライしてみたのであります

昔々、スパニッシュオムレツをのせた
あんかけのようなパスタを食べて
感激したのを思いだし
それに近づけるんじゃないかしら
そんなことを望んだのでありましたが

失敗した

いや、正確には、思ったものはできなかった
まず、肝心なことを忘れておりました
今まで、オムレツを成功させた試しがない
なんで、毎回、今度こそ出来ると思ってしまうんだろうか、
毎回同じやり方してんだから、結果が変わるわけないのに…
仕事と同じ、何か、超えられない壁を感じておるというか、
超える気がない昨今であります

そんなわけで、納豆の入った炒り卵のようなものが、
もさもさっと乗せられたパスタ、
しかも、洋皿でなくて、うっかりどんぶりに盛りつけて、
なんか、大変違うものになってしまったのでありました
食べてみたら、意外と美味しかったからいいんだけどもね
なかなか難しいものであります

そんなわけで、料理らしいことが、
パスタを茹でて、炒り卵を作っただけという体たらくで、
大変見苦しいこのごろ、どうやったらふんわりオムレツを
作る日を迎えられるのか
わからないまま、また、別の機会に挑もうと思うのでありました
なんと日記らしいことか

字面だけは、うまそうなものなのに
実際は、ただの飯でしかないのが
切ないやらなんやら、寒いから汁物作ればよかった

江 父の仇

2011-01-16 21:04:46 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ江
視聴完了であります
やっぱり画面が綺麗だ、色遣いが艶やかだ
そんなことを思った
姫達の衣装披露でありました

見所として、安土城がありましたが、
本当にあんな感じだったのかと、
最近、様々なマンガとかで出てきた通りに復元されており、
なかなか感激しました
天井に女神が躍るとか、上下の竜とか、
まぁ、楽しそうな城だことで、是非拝見したかった

話しとしては、江が知らなかった父の話しを
残酷な形で聞くというところでありました
きゃいきゃいと、琵琶湖あたりでうろうろしたり、
貝をとっただのどーのと、
確かに、あの頃の年齢を考えたら
多いに結構というところだと思うのであります
あれは、年齢表示をするべきだったんじゃないか、
そうでないと、観ているほうが流石に苦しいというか、
せめて最後のツアー企画で、触れておいたらいいのにと
残念に思ってしまったのでありました

絢爛豪華さに、めを奪われ、
そして、信長がカチンとくると、なかなか
大変な人であるというのは、解りすぎるほどわかり、
伝わる部分は凄かったように思います
ちょっと、柴田をよく書きすぎというか、
まぁ、そういうアプローチかと
考えさせられましたが、
よき父風の何かが見え隠れしており
よろしいように思われたのであります

人物描写としては、そのあたりが多くて、
あとはやんちゃな姫様というところ
どっちも、見せたいように見せてもらったと
満足してはおるのであります
まだ、序盤すぎて、登場してくるのも
おかしなところだから、仕方ない

そう思いつつ、ここいらで
各将とどう繋がるかを観て、
後半に繋がる部分を観ていきたいと思うのであります

あとは、なにげに、織田勢揃い踏みで役者あてられているのに
ちょっと驚いてしまいました
これは、有楽も出番あるんじゃねぇか
いらぬ期待をしてしまいます

江 姫達の戦国について

2011-01-11 22:51:06 | NHK大河ドラマ感想
今更ながらですが、なんとなく
書いておこうと思うところ
先日、めでたく第一回を見終えて
あれこれといつもの通り、
だらだらと何かしら書き連ねたわけであります

現在、というか、今後1年弱、
見守るにあたり、色々考えているところとして、

・なるだけ楽しもう
ハナからバカにした見方をしてしまいそうなので、
それは阻止しようと思うところです
様々に突っ込みどころが出てくるだろうなと、
一話の時点でも、かなりスルーしたのでありますが、
あんまり、時代考証がどうしたとか、考え方があーだとか、
そういうのはその手に詳しい方に任せて、
なるべく、平たく観ようと心がけますところ
この心持ちからして、既に反しているような気が
せんでもないですが、いた、仕方なし

・小道具とかに注目していこう
これは、既に方々でも注目されているかと思いますが、
着ている着物の壮麗さを考えると、
小道具とか、セットとか、そんなところを
ちょっとしっかり観ていきたいとか思ったのであります
奇しくもでもないですが、火曜ドラマ枠で
フェイクが始まっておりまして、こっちで、
なかなか凝ったというか、なんか、
試している感じがあって面白そうなので、
同じく、大河の小道具の豪華さを確認していきたいと
思うのであります

と、三つくらいなんか上げられるかと思いましたが、
なんか全然浮かんでこなくて焦っておるのですが、
とりあえず、じっくり観ていくにあたって、
あんまり、つまらないつっこみ入れずに
じっと観ていこうと
なぜか書いてしまった次第であります

最近気付いたんですが、ドラマにつっこみ入れるってのは、
ちょっとどころか、かなり無粋なんだなと思ったので、
反省がてら、書いてみたのでありましたとか
なんだかんだ、楽しみにしていくのです

海を渡った古伊万里展

2011-01-10 22:26:32 | 陶磁器を探す旅と名物
京都伊勢丹の美術館「えき」KYOTOで
観て参りました
海を渡った古伊万里展ということでありまして
ごたまんと、古伊万里の数々
そらもう、目をサラにしてといった具合で
じっくりとっくり、それを味わったのであります

奇しくもというか、
先日から読みあさり続けておりました
ギャラリーフェイクにて、なんとなし、
セラミックロードというのは知っておりました
その実学というではないですけども、
美術館の説明とともに、
実物を観て感動したというわけであります

並んでいるのは、伊万里焼きのあれこれ
正式といっていいのかわかりませんが、
有田焼のそれこれであります
これの、古いの、新しいの、柿右衛門なの、
柿右衛門風なの、オランダ会社のなの
あれこれ、様々な年代と時代背景を背負った
逸品たちを観て回れるステキな展でした

磁器については、まだまだ、
まるで解っていない私でありまして、
有田焼と伊万里というのが
ほぼ=であるという事実も知らないまま
ああ、そうだったのかと、のんべんと観てきた次第
作としては二通りありまして、
絵付けと染め付け、
染め付けのは、なるほど、よく観る
古伊万里だなぁと思うのでありますが、
絵付けのそれこれも、赤絵のものがかなり見事で、
思わず眺めてみたくなるようなのが
ごろごろと展示されていた次第

さらに、聞いてはいたが、具体的にどういうものか
さっぱり勉強が足らなかった、柿右衛門についても、
少しだけ勉強ができました
絵の様式といえばいいのか、絵付け師のそれというか、
窯のものをいうのかとその様式を学んだのであります、
どうやら、口紅があって、花鳥画で、余白が美しい、
だいたいこういったところでないかなと
素人らしい例え方をしておきます
そう観てみると、柿右衛門窯の染め付けという
怪しいジャンルのものも、なんか、
絵が似ていると見えるところ
なかなか、バッタもんが消えないわけでありますね
あな恐ろしい

そういった、凄いものをいくつも観てまわりましたが、
一番よかった展示物は、あんまり脚光浴びてなかったけども、
オランダの農村を染め付けた皿だったと
個人的に思うのであります

なんというか、見事に滑稽でして、
日本で、完全に観よう見まねでオランダっぽい農村を
書いてみましたと、筆舌尽くしがたい、
あの、とりあえずやっつけてみた、みたいな絵ヅラが
本当に秀逸で、見事で、素晴らしかった
あれこそが、オリエンタリズムだろうと
勝手に思ったんですが、
あの手は、貴族には流行らなかったのかなぁと
気になってしまうところであります
その他にも、ケンタウロスをとりあえず書かせてみた皿とか、
そういうジャンルのもいくつかあって
当時の文化交流と
職人達の心意気というか、やってみようというスピリッツが
素晴らしいと思える逸品でした

明の滅亡と、伊万里の興隆がリンクしているとは
まったく知らなかったんですが、そういう
歴史的な一片も知れて、凄く楽しかったと思いつつ、
小さい展示会なので仕方ないですが、
説明文が大ざっぱだったのだけ気になったのであります

何個かセットで売られるようになったのは、
幕府の新しい制度のためであるというような説明で、
それが、具体的になんなのかまるでわからなかったのが
気になって仕方ないのです

でも、面白かったからいいや

江 湖国の姫

2011-01-09 21:22:38 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「江」
栄えある第一回を見ました
すげー、画面超きれい
龍馬伝の埃っぽさがいかに、あれだったかが
ものすごくわかるような気がしたのであります

天地人の時よりも、画質がよく見えたりしたのは
もしかすると、地デジに私が対応したからかしらとも
思わなくもないですが、
思った以上に、しっかりした画面作りに
ちょっと感激してしまいました
あと、調度品、あれもすごかったというべきか
衣装がなかなか、凝ってて見事でありました

辻が花というのでいいのかわかりませんが、
お市が着ていた最初の赤い着物が
まぁ、見事で、綺麗で、驚いた次第
そのあと、嫁いでから、角が取れたことを示すかのように
だんだん、淡い色になっていくのもよかったですが、
それぞれ、恐ろしく美しい着物で
ちょっと、大丈夫かと、予算的なものを心配したのであります

話としては
信長ダイジェストを見たような感じで
まぁ、あんなもんだろうなというか、
むしろよくやったほうだと感じた次第
もっと、まったく戦闘シーンというか、
戦っぽいところないかしらと心配しておりましたが、
もしかすると、最初で最後という
まさにそのままの意味で使うことになるのだかわかりませんが、
姉川あたりの再現は見事でありました
あんなにエキストラ使ってくるとは思わなかった
滋賀県がんばりすぎだろう(あれが滋賀かどうか怪しい)
呼んでくれたら行ったのに

というわけで、セットが使い回しなのは
いつもの通りでありますが、
あのアングルで映されてしまうと、
ああ、風林火山ときとまったく一緒だとか
詮無いことを思ってしまい、なんというか、いけませんでした(私が)
色々、思うところはありましたが、
顔見せくらいかと思っていた、各武将が
それぞれいい味が出てて、
特に、信長のトヨエツはちょっとびっくりしました
あれは、ハマってんじゃないか、
写し方もよかったと思いますが、
迫力がよく出てて、ステキだと感じた次第
ただ、あれも、すぐ死んでしまうかと思うと
残念でありますね

あとは、よもやの狂言師将軍というのが
なかなかステキでありました
ちょっと、信長を面白く思っていないところの演技が
笑っているそれで、なんか、そのまんま狂言になってんじゃねぇかと
心配になってしまいましたが、なかなか
面白かったと思うのであります

とりあえず、始まったというのは見届けて
今年一年しっかりと、見届け続けたいと思ったりしつつ
お江が、思ったよりも馬に乗れていて、
あれも写し方が上手かったのか、いい感じじゃないかと
これが終わったあとに、剣客商売リメイクで、
三冬でもやってくれないかなと、いらんことを考えるのであります

影法師

2011-01-06 22:44:22 | 読書感想文とか読み物レビウー
影法師  作:百田尚樹

BOXが面白かったので、
思わず読んでしまいました
題名の副題が、The Shadowとなっていたので、
てっきり現代物だと思っておりましたが、
びっくりなんと、時代物
これは素晴らしいと、喜んで読み終えたのであります

作者の方の描きたいものが
なんとなし見えたような気がする読後であります
前のBOXの時もそうでしたが、
ともかく、友情を描くこと
それに苦心されているような、そういう印象
今回は、友情と献身というべきか、
賭けるということを描いておったように感じました

命というのが適切だと思うのですが、
その命というのが、人一人分の生涯であり、
その生涯が多数の人に幸福をもたらす大きな可能性をもつ
それを一つ賭けて、何かをなすこと
それを犠牲という形で為したことが
友情であってどうしたこうしたと
あれこれ考えて、なかなか感動を覚えたのです

前回の感想を自分で忘れておりますが、
多分文章の癖は一緒なんだろうなと、
妙に長い、文章というのか一文の廻しが独特で、
いくつかのミスリードをわざわざやってから
種明かし的な終劇を迎えるというスタイルは
前回同様でありまして、
そのあたり、ちょっとご都合が過ぎるなぁと
思わなくもなかったりしますけど
面白かったからいいやと、
許してしまえるのであります

BOXの時もそうでしたが、
動きの描写が好きなのか、殺陣がけっこう
さらりとしながら、細かく書かれて
しかも、出番が多いというところがよろしくて、
脳内でその動作をしてみる楽しみも
十分に堪能できたのでした
殺陣描写がしっかりしているからか、
想像しやすいのもよいことだと思います
それが実際どうだというのは、言わぬがハナ
そんなところは時代劇っぽくていいなぁと
また、感心するのであります

今回は、さほどに女がからむこともなく、
過去の思い出を振り返りながら
現代に追いつくという話しでありましたが、
ちょっと、盛り上がりには欠けたかしらと
思わなくもないところ
一番の見せ所が殺陣ではなかったからだと
思うのでありますが、
必殺剣が披露されるというのに、そのシーンが
あまり印象的で凄いわけでもない
また、必殺の剣が封じられる場面が出てきてしまうとかが、
少しばかり、カタルシスを下げていた
そんな表現でいいんだかわかりませんが
残念に思ってしまったのでありました

この題材は
前にあさのあつこさんも書いてたなと
思ったりなんだったりしつつ、
時代小説というのは、一定ジャンルとして
確固たるモノなんだなと改めて感心したのであります

なんの感想なんだ

年末年始のNHK 2010から2011

2011-01-05 21:56:52 | ドラマ映画テレビ感想
というわけで、昨年もなんだかんだと
NHK観て過ごしておったのを思い出しつつ
今年は、昨年にくらべると
なんか深夜帯もさほどでなかったなと感じたところ
ドラマの再放送もなかったし、
番組たまご系のもなかったし、
少し物足りなかったように思うのでした

そんな中、いい加減総括しておかないといけなかった、
「龍馬伝総集編」
ちゃんと前後編と観たのであります
龍馬伝全体の感想を書いてねぇな、総集編の時書くかな
とか、あれこれ考えていましたが
総集編が、まさかの、龍馬伝の弥太郎ヌキという
チャーシュー入ってないラーメンみたいな出来映えで
凄くモノ足らない状態でありました
考えてみると仕方ないのですが、
おもとの出番はあれくらいでよかったかもと感じつつも、
はしょってしまうと、あっと言う間だなぁと観ながら
感じたのでありました
久しぶりに観た、武市さんやら、以蔵やらが
何か、眩しいというでもないですが、
平井兄にもちゃんと出番があってよかったと
安心したりでありましたとさ
あんだけはしょられると、中岡の出番が
ちょうどよい具合に見えて不思議でありましたね

「タイムスクープハンターSP」
年末に本放送を見逃していたので、
眠い目をこすりながら観ておりました
内容としては、かなり隙間を攻めてきたなと
ハレー彗星にまつわる、明治時代の話しとか、
誰が望んだ内容かわからないところが、
いかにもタイムスクープハンターっぽくてよかった、
でも、できたら、海援隊のほかの隊士のその後みたいなのを
カナメールに実況して欲しかった、
もちろん、惣の丞とダブル出演で…

さておき、内容は、やっぱり本放送の続きかと
思ったりしつつ、考えてみると
このレポーターはまるで使えないというか、
こんなヤツ記者として雇ったらダメじゃないかと
心配になるような感じで面白かった
最後のシーンで、まさか、コケるとか
ちょっとどうだよと、笑いが止まらなくなってしまったのも
よい思い出であります
絶妙な胡散臭さの見せ物小屋とか、
その小屋の中にいる、すごい女とか
相変わらず、変なディテールが素晴らしいと
感嘆したのでありました

あとは、紅白歌合戦で、
桑田圭介がなんか、よからぬことをするんじゃないかと、
冷や冷やして見守ったのと
やっぱり、水木先生は出ないで、夫人だけだったかと
確認したのが印象的なのでありました

他にもいくつかあったように思いますが、
些末なこと、ひっそりおっとりと、年越しをしたのであります

サキモノ!?

2011-01-04 19:56:14 | 読書感想文とか読み物レビウー
サキモノ!? 作:斎樹真琴

現代劇であります
サキモノの話しらしいとだけ聞いて、
なんとなし読んだのでありました
正直、題名からして、本当のそれじゃなくて、
なんとなくそれっぽい、架空のお話かなと
わけのわからないことを思い
流行りの四文字カタカナというあたりで、
侮っておりました次第
内容は、硬派とまではいわないですが、
普通にサキモノの話しでありました

それも、サキモノそのものというよりは
それを売る、サキモノ紹介業者のお話であります
社会人なら、一度や、二度、こういった勧誘を
受けておるのでないかと思われますが、
多分に漏れず、わたしも、一時期辟易した次第、
その経験を思い起こさせられるような、
サキモノ勧誘の手口を紹介というと語弊のある、
サキモノを売る側の視点で、サキモノで働く、
その姿を描いておる小説でありました

題材がサキモノ取引でありまして、
確かにそれに対する蘊蓄でもないですが、
そのテクニックなり、実際の現場というのが
生々しいのか、結構描かれておりまして
これはこれで興味深い内容なのですが、
この小説はそこだけで終わらずというか、
それに加えて、新人から中堅にステップアップする
社会人を描いた小説にもなっておりました

主役の女性が、サキモノ営業に疑問を覚えたり、
覚えなかったりしながら働き続け、
それに疑問をもつ、若いものが入ってきたときに、
様々に思う、また、そのリアルタイムで、
自分が進んでいた先にいるかもしれない、
上司の失脚や、ふてぶてしさなんかが
ごたまぜに描かれていて、大変面白かった

営業職というのはどこも大変ですが、
サキモノ営業は、本当に大変なんだろうなと思ったり、
その物事の善悪とは別のところで、
働くことについて、ちゃんと考えさせられたというか、
なんか読んで追いつめられたり、奮起させられたりと、
わりといい塩梅の心持ちを覚えられた
ステキ小説だったと思うところ
人を選ぶかもと感じるところもありますが、
あえて、若さによる一方的な主張があったり、
それをふまえた、話しの展開なんかが
なんとも、しんみり面白かったと
珍しく、じっくりとっくり読みふけって、
考えさせられたという小説でありました

未来がどうなるかはわからないが、
それでも働いていく力強さみたいな、
一番大切な姿が描かれていたように思えて、
ぐだぐだ過ごしている自分に、少しだけ
活を入れられたような気がせんでもない
よい本でありましたとさ