CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

サッカーワールドカップ ドイツvsイングランド

2010-06-29 22:05:19 | スポーツ
つい先日の試合でありますね
他に観てないのかと言われると
本当、今回は前々観られてない
お恥ずかしい話であります

そんなわけなので、最新でもなくなりましたが、
なかなか劇的な試合で興奮したので
綴っておこうというこころみであります

まぁ、書くこともないというか
結局は誤審の話だけになってしまうんですが、
いつからこんなに差がついたんだろうと
利いた風な口を叩きたくなるほど
ドイツとイングランドに差があったと感じました
多分、前線に大好きなクラウチがいなかったせいだと
やっかんでおきます
デフォーとか、その昔スパーズ応援してた頃には
お世話になったステキFWがいたりしましたが、
そういうFWが働くとか、
中盤が組み立てるとか、そういうレベルが
全部、ドイツのほうが上手かったように見えました

若すぎて選手の名前が全くわかりませんでしたが
前線と中盤の選手が見事すぎてびっくり
セカンドボールはほとんど支配してたんじゃないかと
みまがうほどの見事な守備でありました
凄い上手い技みたいなのは
よくわかりませんでしたが、あんだけ
がっつんがっつん取ってたら、そりゃ、
うまいにキマってんだろうという具合でありまして、
イングランドがちっとも、ボールを回せないのが
可哀想に見えたものであります

しかし、一番可哀想だったのはルーニーだったろうかと
ちょっとだけ思うところ、いいところが
まったくありませんでしたね
予選と、チームのほうでは相当に活躍してて
こりゃ、とんでもないことになるぞなんて
思っておったんですが、なんともはや
ツキにも見放されていたように思います

と、まぁ、あの疑惑判定があそこでゴールだったら、
と夢想してしまいますが、それでもやっぱり
ドイツが勝ったんでないかなと思うくらい強かったのでありまして
だからといって、疑惑判定は議論としてどうかと言われると
あそこで、同点になって後半迎えたほうが
観ているこっちは、すげー楽しかっただろうに残念だ
なんて思った次第
あれは、選手がどうしたというのもありますが、
観ているこっちも残念でありました
ああいうのがあるからサッカーだと言われるかもですが、
まぁ、実際そうなんですけども、決まっていた試合も
やっぱり観たかったと思ってしまうのでした

南米勢が、笑えるほど強いなか、
盛り上げるためにも、なんとか、ドイツには
頑張って欲しいようにも思うのでありました

映画 BOX!

2010-06-28 22:35:38 | ドラマ映画テレビ感想
映画版のBOX!を観てきました
久しぶりの邦画、いや、映画でありました
以前に小説のほうを読んでおりまして、
ここにレビウも書いてたと思ったんですが、
あの青春小説なら、そこそこ面白いだろうななんて
思ったりなんだったりで、ひっそりレイトショー

期待を裏切らず面白かった

凄い感動とか、泣くほどすげーとか
そういう所までいきませんでしたが、
小説の雰囲気がよく出てたし
何よりも、ボクシングの画面が結構しっかりしてて
(素人が観てるからな)
もっとへなちょこな感じかと思ってたら
アクションがちゃんとしていて、脚本もしっかりでと
大変よい作品でありました

スポーツものらしいすがすがしさが見事で、
ちょっと尺が短かったのか、主人公の成長が
めざましすぎたのが残念でありましたが、
それでも、主人公のユウと、カブ、ライバルを
軸にして進んでいく話は
ぐっと身を乗り出して見入ってしまう内容でした

初っ端のシーンが、小説でも掴みとして
派手なシーンだなと思ってたんだけども、それを
ほぼマンガの出だしみたいに描いていて
このシーンだけで、面白い映画だななんて
思ってしまった次第、無論、凄い感動とかじゃなくて、
しかも、言うほど凄い映像でもないんだけども、
ユウが語る、駆け抜けていく風のような感じが
凄い出ててよかったと思ったのでした

小説と若干変更というか、ちょっとやってほしかった
うすら暗いところは、大幅にカットされてて、
男臭さが抜けておったのが残念でありましたが、
その代わりに女分を増やすという間違ったこともなく、
男子高校生の青春を描いたんだなぁという感じが
とてもステキで、見終わったあとに
静かな感動というか、ああ、清々しくていいなぁと
感心してしまったのでありました

俳優さんもそれぞれ相当に頑張っておられたようで、
特に、長尺のボクシングシーンを、多分
カット無しでワンラウンドこなしたと思われる、
カブ役の市原さんは凄いの一言
ユウ役の人も、白洲次郎の若い頃やってた俳優さんだと、
にやにやして観てたのですが、どっちも
よくよく考えれば、高校生じゃねぇよなと思いつつも
そういうことはどっちでもいいのかと思わされる
熱い物語に、納得というか、しっくりきたのでありましたとさ

似た名前で社会派のやつをやっておるようで、
あんまり脚光浴びてないのが残念ですが
よい映画でありました

龍馬伝 西郷吉之助

2010-06-27 21:06:41 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ龍馬伝
ようやっと、薩摩の大物西郷どんが出て参りました
高橋克実さんで、ちょっとコミカルすぎないかと
心配しておりましたが、
無理矢理ナレーションで不安感を煽るという手法は
いかがなものかと思いつつも、腹黒そうな西郷どんで
だいぶ安心しました
加えて、小松帯刀もちゃんと出てきたのでびっくりでした
セクスィーでもよかったんじゃないかとちょっとだけ思ったんですけど、
高橋さんと並ぶと、完全にコントになる危険がありますね(どうでもよい)

今回は序盤にクライマックスがあったような
そんな印象になってしまいました
勝塾解散のシーンはなかなかに見事で
まぁ、武田鉄也が、完璧に金八だったのは仕方ないにしても
陰で言われております、日八先生として見事な演説
あれで卒業していくような具合は
すごく感動的でありました、よかった
ちょっと、龍馬が、先生のいうとーりじゃみたいなのが
浅く聞こえてしまって残念でありましたが
それでも、あの全員のなんともいえない表情といい
すばらしいことだったように思います

あのあと、だんだんと分かれていくシーンとか
結構印象的で、本当、高校の卒業式みたいなイメージで
ああ、ああいうのいいなぁとちょっと遠い日の桜を思い出したような
ステキ体験でありました、いいですね卒業、
そこで、ぶーたれていた陸奥を誘って
だんだんとついてくるところもなかなかよかったんですが、
もそと、陸奥が、ほか連中に誘われてもなんも言わないのに、
龍馬に誘われたら仕方ないみたいな具合になったら
なおのことよかったというか、漫画的で面白いと
ちょっと期待しておったのですが、ともあれ、よかったです
あれが、陸奥宗光だと、先日、人に教えてもらって
びっくりしたものでありましたが、楽しみです

んでもって、久しぶりの岩崎一家が相変わらずで
安心したのでありますが、あのまんじゅうを
親父が食べるんじゃないかと、どっかで予想された通りになって
腹をかかえて笑ってしまったんですが、そんな調子から
すぐに、あの演技ができてしまうところが
あの一家の俳優さん全員のすごさが伝わったものでありました
すげぇ、本当にあれはすばらしい
武市さんのことをちゃんと立てるところも
親父殿、馬鹿ではないんだなと思った

そして、以蔵の件もクライマックスがどうなるのか
ちょっと、予告で不安になってしまったんですが
それはそれとして、まんじゅうを食うことでしか死ねないところを
台詞なしというか、説明最小限で表したあの画面は
見事としか言いようがなかったのであります
感激してしまった、弥太郎のうろたえをみて
それを解釈して、武市にお礼を言いながら死に向かう
すごいなぁと感心してしまった

結局死ねない仕舞いとなってしまい、
どうなるやら心配で仕方ないのですが
先にも書いた、予告の画面で、明らかに鞍馬天狗が出てきてたのが
本当、どうしたらいいんだろうと
楽しみ半分、不安半分で思ってしまいつつ
来週をまとうと思います

名物を探す旅~智積院~

2010-06-23 22:05:16 | 陶磁器を探す旅と名物
少し前でありますが、智積院にいって参りました

京都観光かよという具合でありますが
なかなか30がらみの男が、
ひっそりと禅寺に行くとかやらないものであります
いってみて、30超えたからわかるようになったと言いたい(願望)
あの静けさに、思わず心が洗われたのであります
あれはなかなかすごいことだと思います

庭がすごいというのがポイントでありますが
その池を使った見事な庭園が、すばらしい静けさでたわります
本当に静かでたまらない
別に人が少ないからとかじゃなくて、なんというか隔絶されて
圧倒的に作り込まれた庭という、異空間が静けさを作るようです
庭にはとてつもなく肥えた鯉がおるのもステキですが
時折水音が立つというのもまたまたすばらしく
ただ、ぼうっと眺めていたくなってしまうのでありました

そんなステキすぎる庭も大変でありますが
ここは宝物庫がありまして、先日見損ねた
長谷川等伯の国宝障壁画:楓図、桜図を見てきました
へうげものでおなじみというべきかわかりませんが
その本物を見て参りました
前知識があったせいかとも思いますが、
やっぱり、楓図よりも、桜図のほうがうまく見える
確か息子の作だったと思われますが
あれは、本当に上手いというか、思わず息をのむ美しさでありました

白を使って、画面が華やかだからそう感じるのだろうかとも
思ったりしましたが、それはそれとして
その大きな枝ぶり、そこに咲く桜が
とてもきれいで、魅入られてしまうのでありました

と、そんなわけで、たいした感想も書けないくせにといったところですが
行った、そして、見た
それだけで、なんというかすごく体験をしたんだなと
色々細かに書きつづるのでは届かないものを
じっと、さわったように思うのであります

寺めぐりもいいなぁ

八日目の蝉

2010-06-21 23:00:04 | 読書感想文とか読み物レビウー
八日目の蝉 作:角田 光代

NHKの同名ドラマがあまりも面白かったので、
ついつい原作にも手を出してしまったという次第です
これがまた、原作のほうもとてもステキでありました

第一印象というでもないですが、どうにも、女が、男が、
なんていうことをうずうずやる小説のように思えてしまいますが、
実際は、確かにそういう側面もあるんですが、
ずっとずっと読みやすくて、ドラマで感じたのと同じ、
ただ、親子の愛情というのを描いたそれでありました

原作は二部構成になっておりまして、
一部がきわこの話、二部が薫の話で
二部の終わりで、わずかだけすれ違うという感じ
このあたりは、ドラマのほうが分厚く描かれてたなと
感じたりしながら、いつだかの時と同じように
ドラマと見比べての読みになってしまいました

ドラマは本当によくできていたと
いつかの別作品と同じことを言ってしまいますが、
凄く綺麗にまとめられていて、そして
全く過不足なく、原作と同じ物語で、
それでいてドラマとしても完成していたと
読んでみて改めて感動した次第
テーマというのか、愛情というのがとても綺麗というか
ステキで、切なすぎて、ほろほろしてしまう感じで、
おっさんが真面目に読んではいけないと思ったのであります

原作版は、ドラマ版と違って
二部構成がしっかりしているおかげもあって
薫の気持ちというか、薫側も描いているので
より深く、愛情というものに接していく感じが
ステキに彫り込まれていたように思います
なんというか、この事件のやるかたなさも
全てを静かに見つめて、どうしようもないが
そこにあったのは、とてもよいことだったような、
そんな錯覚とも、なんともつかないものが
見事に描き出されていたように思えたのであります
本当に秀逸きわまりない物語

エンゼルさんのところが、ドラマよりも
少しばかり俗世的になっておったのは興味深い
ところでありましたが、それはそれとして
どこを抜いても成り立たないとまではいわないが、
深みがなくなってしまうような
全体がからみあったストーリーというべきか、
全ての出来事が、テーマを描いていたのが
ステキすぎた、見事な小説でありました

人情物というジャンルとは違うと思いましたが、
本当に、面白い小説だと脱帽したのであります

龍馬伝 寺田屋の母

2010-06-20 21:18:48 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ龍馬伝、きっちりすっきり視聴完了です

題名とは裏腹というか、もっと
ほかの副題をつけるべきだったんじゃないかと
首をかしげてしまうくらい、出だしと、中盤、後半で
まるで違う印象の展開でありました
面白かったからいいんですけどね

蛤御門の変を中心として、長州と薩摩の確執を
がっつりと描いた回だったとは思うのですが、
弥太郎ナレーションも含めて、
なんというか、言葉で対立を説明しすぎてる感を
少々覚えてしまうところ、尺が足らないのか描きづらいのか、
後者のような気がしますが、唐突な対立が
形作られているような具合に見えてしまうところ

どうも、薩摩が悪いというか、なんでというのが
もう一つ見えないまま、それよりも慶喜のほうが
よっぽど悪者に描かれているように思えますが
あれもこれも、悪者にしないといけないという意図なのか
なんとも難しいところです
こういうところが、幕末を描く上で難しいところなのかもですな

で、長州勢の見事な敗退っぷりはすばらしく
久坂先生なんか、本当、激情のまま死んだというにふさわしい
すばらしい松下村塾生という具合で、眼福でありました
ステキすぎる役者さんだった、かっこよかった
それを止められなかったし、乞食の格好で逃げ続ける桂先生も
なかなかすばらしいのですが、彼の活躍はもそっと後ですね
というか、現状、ちょろちょろ出てくるけど、
なんかぴんとこない感じが残念です

で、合間合間に拷問を挟むようにして土佐が写りますが
これもなかなかすばらしかった、オオクワガタだと思うんだが
あの相撲も最高にいい場面が撮れておりましたけども
あれは合成だったんだろうか、どうなんだろう
あのクワガタ二匹は相当の役者だと思うのであります
そして、相変わらず容堂公が怖すぎてすばらしい

そして、いよいよ武市派瓦解のクライマックス
毒まんじゅう事件もやってくるようで、
まぁ、今回の武市さんの扱い方から、ああいう感じかなと
色々予測されていたようで、方々で見かけた通りでありましたが
あれをどのように誤解するのか、あるいはしないのか
どんな処理で、自白につなげていくのかが楽しみであります
なんとない、いやな予感がするのですが、
弥太郎がよけいなこといってとか、なんか大変なことに
なりそうな気がせんでもないです

あとは、おりょうさんを着々と攻略していく
龍馬の女ったらしぶりに感心したりしつつ
てきぱきと幕末が整って参ったようであります
いよいよ、西郷さんも出てくるようですし
楽しみで仕方ない、とっとと、中岡を出せ

ワールドカップ オランダvsデンマーク

2010-06-15 23:03:41 | スポーツ
4年に1度と思いつつも、もう、この日記を
つけだしてから、3回目くらいかと
思い起こしたりする、ステキワールドカップ
3回前は、日韓だったと思うのですが
あの時は、パラグアイを応援し、
前回については、オランダを応援していたような
そんな覚えもあるのですが
今回もやってきました

いくつか試合をやっておりましたが
なんだかんだ、ちゃんと見られたのは
やっぱり、大好きオランダの試合でありました
オランダvsデンマーク
正直なところ、サッカーを見るのは
凄く久しぶりでありまして、その前に見たのは
多分、生で見た、京都サンガ戦だったように思います
そう考えると、サンガというか、Jを
貶めるつもりはありませんが、なんというか
凄く新鮮なものを見たように思ったのであります

面白かった、
見ていて、点は入らないし、同じように
ゴール前までいきながらも、はじき返される
その繰り返しという、退屈な試合だったようにも
思えるのでありますが、
見ているこちらというか、私としては
すげー面白かった、
なにせ、試合というかボールの動きが早い

前にも書いたと思うんですが、
本当に、うまいチームというのは
2タッチしたら罰金でも貰うんだろうかと
そう思うほど、球離れが早い、
ボール廻しが圧倒的でありました
小さなトライアングルとか、そういうレベルじゃなく
ただ、まわしていくにしても、
無駄なタッチが全くない、だから、
無駄なのか、そうでもないのか
見ている私の理解が及ぶ前に、
攻撃に有益な形になっていったりして、
本当に、まったく目をはなす隙がなかったのであります

結局のところ、大好きオランダが
鬼のような攻撃で勝ったのでありますが、
デンマークの旨さにも
舌を巻いたのでありました、凄い

日本が同じポットであるのが
凄く残念だと思いつつも
見応えのある試合と個人的に楽しめて
今回のワールドカップも
なかなか楽しめそうなのでありました

個人的には、セルビアを応援したいかなと
セルビアvsガーナを見ていて思ったのですが
今年は、呼び知識がないせいで
応援したい選手が見つかっていないのであります

オランダも好きだけど、ダービッツいないから
どちでもいいなぁとか
思ってしまうのでありました

ローマで語る

2010-06-14 21:52:22 | 読書感想文とか読み物レビウー
ローマで語る  著:塩野七生×アントニオ・シモーネ

塩野七生の本で新しい
ただそういう理由で買ってしまった
本を買うときは、ちゃんと中身を確認しましょう
これは、小説とか、いわゆる塩野七生本ではなくて、
彼女と、その息子との対話集
しかも、映画について語り合うという
ただの親子のお話でありました

内容は、正直、そんなに映画を見ない私にとっては
さっぱり理解できない代物でありまして
二人が、あれはどうだったとか、そういうのを
親子として語り合ってるわけなんだが
どうにも、その会話を楽しめない
映画話としても、わからないから楽しめないし
親子対話としてどうかというと、とりたてて親子らしいところもない
なんというか、なんでこの本を俺は手にとったんだと
がっくりしてしまった次第でありました

だからといって、すごくつまらない本というわけでなくて
完全に、私が読みたかった本でないというだけでありまして
映画監督とか、俳優とかの名前が出てきても
もうひとつぴんとこないのですが、
見たことない映画でも、その内容が歴史物であったり
あるいは、まったく関係ないというか、
人情ものとか、喜劇とかであっても、
この二人が解説してくれるとすごく面白そうに見えてしまう
そういうところがステキでありました

映画とか、物語のとらえかたというのは
いわゆる娯楽であるのだから
こういう人が言ったからなんて理由で見たらだめだとも
思うわけでありますが、
そこはそれ、権威に弱いわたくしのようなのには
ああ、そうやって見るものなのか、そこがおもしろみなのかと
説明されるとありがたいところでありました
また、見るかどうかは全く未知数というか
確率として低いんですけども、見ようと思ったときに
ここで見かけたタイトルを優先しようかなとまで思うのであります

個人的に心にとまったのは
300のお話でありまして
先日テレビでやってたそうですが、うっかり見損ねてしまい
見た人が、実にすばらしいB級映画だったと褒めておったんですが
それについて、同じようにB級と断じておきながら
それでいて、その時代考証むちゃくちゃでも
戦術考証はなかなかよくできてたとか、
なんか聞いてるとすごい話だったんじゃないかしらと
興奮したものであります

洋画をよく見ますという人には
すごく面白いのかもしれないと思ったりしつつ
わたくしのようなのにも、それなりに
映画の面白さとかを教えてくれる本でありましたとさ

龍馬伝 愛の蛍

2010-06-13 21:10:22 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ視聴完了
近頃は、ちゃんとまじめに見ております
だけど、今回は若干退屈でありました

つくづく自分の好みがわかりやすいよなと
我ながら残念に思ってしまうのでありますが
どうにも、愛情ものに疎いというか、拒否感みたいなものがある
どうしてだろうかと考えるのもばかばかしいのですが、
人情ものだとほろりと見てしまうわけでありますが
愛情ものはちと、見てられない具合になってしまいます
今回、話としては、おりょうさんと龍馬の今後を作ってくうえで
大変必要なことだったんじゃないかしらとも思うんだが
なんというか、なんだかもうひとつ
オチも、寺田屋のおとせさんだと思うのですが
それが母親に似ているというのが、また、なんともはや
まぁ、うまい役者さんがあれで終わりかよ、
なんて思っておりましたので、それはそれでありだなと
考えたりもするのでありますところ、
いくつか話が混じってわけわかりませんね

さて、今回の見所というのか、あっと思ったところは
新撰組の台詞が多かったところでありました
ご用改めをちゃんとしゃべるけど、まぁ、理不尽きわまりない
じゃましたなとも言わず、さっさと出ていく
あのなんというか、酷いことこの上ない
粗雑きわまりない新撰組というのが
なかなか新鮮でありました、いいなぁ
人情味とは違うけども、どうにも、
この人たちやだなぁという具合がよくよく出ていて
それでいて、人間くささみたいなのもあるという
あれがなかなかステキでありました
泰造がしゃべるとちょっと、まだ安定感というか
もっと太い声のほうがいいなぁとか
思ってしまったのですが、慣れるでしょう
慣れるほど出ない可能性も高いですが

あとは、武市さんのいい話やら、
弥太郎が面白い役回りじゃないところで出てきたくらいで
なんともはやというところ
ただ、あの茶人が何者だったのか全然わかりませんが、
容堂先生が感激しながら茶を飲んでいたのが
すごく印象的でありました
志野の大ぶりの茶碗ですばらしかったですね
ああいうのが一つほしい、本当にもう

もしかすると、あれで酒を飲みたいと
殿様思ったんじゃないかしらとも感じましたが
それはそれとして、最近の容堂シーンが
印象派とよんだらいいのか、なんか、ちょっと
浮き世から離れすぎていて怖いのであります
目が離せないようになるんだが、意味が理解できないのですね
好きだからいいんだけど

以蔵の叫び声も悲痛でなかなかよろしかったし
陰惨な幕末が、よくよく出来ておると思うのでありました

あるキング

2010-06-11 23:47:20 | 読書感想文とか読み物レビウー
あるキング  作:伊坂幸太郎

久しぶりに読みました、伊坂幸太郎の小説であります
方々で物議を醸しているというか、
伊坂ファンからすると、賛否両論になっているらしい本作
私も、ああ、いつものと違うと感じつつも
それなりに楽しく読んだのでありました
賛否云々になるという部分については、
伊坂幸太郎に何を求めているかというところなんじゃないかしらなんて
偉そうなことを思った次第
今回のこれについては、いつもの、伏線を回収する
そのすべてが封じられていて、それを期待していると
すごくもの足らない、そういうものでありました

内容としては、私もシェイクスピアなんざたしなまないので
全然わからなかったんですが、いつだったか
NHK教育でやっていたマクベスを思い出すような展開というか
内容がいくつもちりばめられておりまして、
そういう元ネタを知っていると、ひょっとすると
もっと楽しめたのかもしれない
ある意味古典落語みたいなものだったのかもしれないとか
またまた、偉そうな感想を抱いたのでありました

それが、じゃぁ面白かったかというと
なかなか判断の難しいところで、
読後感のよさみたいなのは無く、何を言いたかったかも正直よくわからない
ただ、つらつらと描かれている文章の形が
面白いというか、次のページを読まざるをえないような
語りかけ調というか、謎の語り手による調子になっているのが
また、嫌らしいというべきでありましょう
何かあるのかしらと、思わせぶりが続いたあと
結局なんもないじゃないかと、そういう感想が近いと
個人的に思ったのであります

とはいえ、面白かったようにも思える部分はいくつかありまして
野球を題材にしていて、それでいて、野球がどうしたというよりは、
ある種の天才というものが現れると、どんなことになるのか
それを描いた作品とも思えたのでありました
陳腐というと聞こえが悪いのですが、はしばしから
物語的すぎるというか、突然ファンタジーになったり
設定自体がファンタジー以外のなにものでもないところもあるんだけども
その荒唐無稽さは、よく考えてみれば
いつもの調子とかわらないじゃないかと、モダンタイムスを思い出したりして
その不可解なことが当然であるという世界を
いつもは描いていたのに
今回のこれは、不可解なのは主人公のずば抜けた野球センスだけで
そのほかは、わりと現実に近いというところで
そのギャップをなんとか描こうとしたのではないかなんて
勘ぐってしまうのでありました

短いし、さらっと読める
それは間違いが無く、しかも、飽きるとかつまらないと投げる前に
読み切れてしまうという読みやすさは
やっぱりすごいことだなと感心して
その後、惹かれるところは、さほどなかったものの
こういう本も面白いなぁと感じたので
よい話として、メモっておくのでありましたとさ

SかMか 体の闇がわかる本

2010-06-09 21:48:38 | 読書感想文とか読み物レビウー
SかMか 体の闇がわかる本 著:団鬼六

そういう愛好家でもなければ、団鬼六先生の小説は
一本も読んだことがない恥ずかしいわたくしでありますが
キャッチーなタイトルながらも、
ふつうの読み物として面白いと聞いた
この本を読んでみたのでありました
ああ、面白かった、なんとすがすがしいことだろか

特段にいかがわしいことなんぞなくて、
先生がどうやってSMというものをとらえているかというか、
先生が、SMについて語るという感じで、
時折対談が入ったり、思い出話が入ったりしながら
その周辺機微みたいなのを教えてくれる
そういう感じでありました
SMとは何かということについては、思ったよりもふれられていないというか
大変わかりやすく解説されているから、
なんか、途方もない変態性みたいなのは
まるで見られることなく、なるほどなるほどなんて思ったりしつつ
爽やかに読めてしまうのが魅力でありました

幼少の頃、先生がSMを意識したという話が
最初のほうには書かれておりまして
まぁ、その内容がかなりショッキングで
やっぱり先生はすげぇ、つうか、怖ぇなんて
思ったりもしておりましたが、
読み進めていくうち、人間をSかMかにカテゴライズというのか、
まぁ、たぶんに偏見に満ちているというか
そりゃねぇだろうと思うような分別も混じっているんだけども
なぜか、投げてしまうような酷いことはなくて、
もしかしたらそうなのかなとか、あるいは、
笑いながら読み進められるような、これは文章力の違いなんだろうかと
感銘をうけたのであります

いずれも変態性について言及する部分は
ちょっと相容れないというか、すげぇとしか言いようのない部分もあったり、
全体から、まだまだというか、全く本当のところまでは
この文章では読み解けません、書いていませんよという
隠されているというべきか、伏せられたところを少しだけ感じるような
猫かぶった感が読みやすさを助けてくれます
とはいえ、実際に見たことあるハードなSM情景とかは
やっぱり、なかなか形容しがたいところはあるのですが
そこに催すという具合よりは、素直に感心するような
そういったことを感想として覚えるのであります

人間はSとMに分けられるし、
そのそも、SとMどちらももっているものだということ
その多寡みたいなのを制御するのか、できればうまくいくし、
できないと大変なことになったり、
もう変態になってしまうといったところが面白かったのでありました

何よりも、こういうタイプがSに多いといったような
よくある与太話みたいなのを、先生が大まじめにぶっておりますと、
ああ、思い当たる節があるなんて考えてしまって、
自分がどっちだろうかと、なぜか悩むとまではいわないけども
そわそわ、知りたくなってしまうという
そのあたりが、面白い本だったと、感じたのでありましたとさ

龍馬伝 池田屋に走れ

2010-06-06 21:13:17 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ龍馬伝
今回もちゃんと視聴完了です
よそ見せずに見た、ちょっとだけ洗濯物たたんだりとか
雑用してたけども(するなよ)

まず、情けない話でありますが、
今回、武市家の金魚が二匹とも元気だったことがありました
ああ、先週のは気のせいだったか、すげー恥ずかしい
ものすごい発見したと嬉々として書き込んだに飽きたらず、
実はどっかの掲示板で質問したりしてました
恥ずかしや、恥ずかしや
コメントまでいただいてましたが、色々、
考えすぎてはいけませんね

さておき、金魚ついでに、弥太郎が出てきて
相変わらずのいわゆるツンデレを披露していたのが
とてもステキでありました
テンプレどおりという感じでありますが、
あの時代劇調というか、運が向いているときに、
厄落としをかねてほかのひとにおすそわけするなんていうのは
個人的に、いい話だなぁと感心した次第
ああいう消化の仕方は、なんか、とても好きでありまして
はしばしに、ああいうところが弥太郎には出てて
すごく好感をもってしまうのであります
相変わらず口がひどいというか、言い方知らないところは
そういうキャラでありますが、すばらしいことです

娘が生まれての馬鹿親、馬鹿翁っぷりも
見事でありました、あの家族は本当
弥太郎の言葉でいう極楽なのかもしれません
あの台詞も、よくよく考えてみると
弥太郎の半生においてもそうなのかもと深読みします(よしましょう)

さておいて、題名は池田屋でありましたが
本編は、操練所のほうだったように思いますが
あのパワーアップしたジャングルジムやらで
やたら楽しそうな男どもというところが
またまた、男子校くさいとほほえましく見守るなか
紀州のまた、うさんくさいというか、いけ好かない奴が出てきての
おもしろエピソードでありました
ああいうキャラ立ちする奴は学園ものでは必要だよななんて
とんちんかんなことも思いますが、
ああいうことを含めて、龍馬が仕切っていくという姿は
実際のところどうなのか、本当にあんなに
龍馬が仕切ってたんだろうかとちょっと思った次第
だって、龍馬ってあとからきたし、さほど頭よくなかったじゃん
どうだったんだろうか

亀弥太説得のシーンは、まるでちょっと前の勝先生に
説得されるシーンの生き写しのようで、
しゃべり方も勝先生っぽくなってきて
なんというか、弟子っぽいなぁと龍馬を見たところ
そういうのを考えてなのか、あんまり
勝先生が出てこなかったのが残念でありました
たぶん意図的なんでありましょうが

あとは、土佐の荒ぶる殿様が極楽を見て喜ぶ図が
とてもステキだあったくらいでありましょうか
酒飲んでるときと、そうでないときで
言うことが全く違った人だとかいう逸話も残っているそうですが
基本、飲んでいる時しか出てねぇよなと思うところ
それでも、極楽を眺める姿と、下士をゴキブリ扱いするところで
まるで一緒なのが怖いなぁと、演技にひっぱられてしまうのでありました

池田屋シーンの処理もステキでありましたし
絶妙に、三隊士以外は顔見えないようなカメラワークにも
驚いた次第、来週は新撰組とけっこう絡むようで
何か、鞍馬天狗を思わせるようなところが
楽しみであります

人間が古くできてんな俺