久しぶりにテレビのレビウであります
なかなか骨が太くて面白かった
いや、太いというか、興味のある話題を
わかりやすくまとめてくれていたというべきか
見入ったというか、なるほどなぁと
感心しきりの一時間でありました
作家、山崎豊子さんにつきましては、
不毛地帯、沈まぬ太陽の二作を読んで、
そしてドラマや映画で見て、なんというか
感動といったらいいのか、あまりのことに
恐れおののいたというか
すさまじい衝撃を受けたと記憶している次第であります
読んだのが20代も後半くらいだったというのが
自分としてもよかったと思うわけですけども
その小説の取材について解説してくれると
それだけで十二分に見る価値が、いや、見たいと
心のそこから思って見守ったのでありました
戦争にクローズアップしたということもあって、
不毛地帯と大地の子、そして、ほぼ遺作といって過言でない運命の人
これらの取材手法と、その足跡というのが
まぁともかく凄かった
個人的に不毛地帯が大好きだったということもあって、
この周辺取材のすさまじさには圧倒されたわけですが、
それ以上に、大地の子、そしておそらくは二つの祖国にも向けて、
中国との関係、その間にあった何かを
どれほど描こうと働いていたのかというのが
まぁ、まざまざと見られて感動でありました
表面をなでていただけの私としては、
そのあたりから、運命の人で沖縄問題というあたり、
そもそもというか、沈まぬ太陽の日航問題も含めて、
いやな言い方をしてしまうと左傾化しているなんて
わかった風に知ったかぶっていたわけですけども、
まぁ、そういうことがどうであったかはおいておき、
少なくとも思想的な何かとは別に、
中国との間に確かにある事実を調べて描いていたという情熱には
圧倒されたのでありました
あれはもう凄いとしかいいようがないな
印象的だったのは、運命の人における、
女性とのあれこれについて、西山氏が激怒したとは聞いていたけども
その電話に向けて「あんたの伝記を書いてるんじゃない」と答えたというのが
まぁ、男前すぎてすげぇなとあっけにとられたというか、
この番組を見て、一番よかったと思えた瞬間でありました
正直なところ、運命の人はそんなに面白いと思えなかったんだけども
それは、ノンフィクションとして読もうとしたせいで、
フィクション部分が茶番めいて見えていたという
私の目のくもりだったんだなと、
それをわざとやって、そこにあった別のものを描いていたんだななんて
ともかく、目がひらいたようで楽しかったのであります
いい内容だったと感激しつつ
そういえば、以前に司馬遼太郎もやってくれていたよなと
文豪シリーズというので、池波正太郎あたりを
ちょっとやってくれないだろうかしらと
願ったりしてしまうのである
なかなか骨が太くて面白かった
いや、太いというか、興味のある話題を
わかりやすくまとめてくれていたというべきか
見入ったというか、なるほどなぁと
感心しきりの一時間でありました
作家、山崎豊子さんにつきましては、
不毛地帯、沈まぬ太陽の二作を読んで、
そしてドラマや映画で見て、なんというか
感動といったらいいのか、あまりのことに
恐れおののいたというか
すさまじい衝撃を受けたと記憶している次第であります
読んだのが20代も後半くらいだったというのが
自分としてもよかったと思うわけですけども
その小説の取材について解説してくれると
それだけで十二分に見る価値が、いや、見たいと
心のそこから思って見守ったのでありました
戦争にクローズアップしたということもあって、
不毛地帯と大地の子、そして、ほぼ遺作といって過言でない運命の人
これらの取材手法と、その足跡というのが
まぁともかく凄かった
個人的に不毛地帯が大好きだったということもあって、
この周辺取材のすさまじさには圧倒されたわけですが、
それ以上に、大地の子、そしておそらくは二つの祖国にも向けて、
中国との関係、その間にあった何かを
どれほど描こうと働いていたのかというのが
まぁ、まざまざと見られて感動でありました
表面をなでていただけの私としては、
そのあたりから、運命の人で沖縄問題というあたり、
そもそもというか、沈まぬ太陽の日航問題も含めて、
いやな言い方をしてしまうと左傾化しているなんて
わかった風に知ったかぶっていたわけですけども、
まぁ、そういうことがどうであったかはおいておき、
少なくとも思想的な何かとは別に、
中国との間に確かにある事実を調べて描いていたという情熱には
圧倒されたのでありました
あれはもう凄いとしかいいようがないな
印象的だったのは、運命の人における、
女性とのあれこれについて、西山氏が激怒したとは聞いていたけども
その電話に向けて「あんたの伝記を書いてるんじゃない」と答えたというのが
まぁ、男前すぎてすげぇなとあっけにとられたというか、
この番組を見て、一番よかったと思えた瞬間でありました
正直なところ、運命の人はそんなに面白いと思えなかったんだけども
それは、ノンフィクションとして読もうとしたせいで、
フィクション部分が茶番めいて見えていたという
私の目のくもりだったんだなと、
それをわざとやって、そこにあった別のものを描いていたんだななんて
ともかく、目がひらいたようで楽しかったのであります
いい内容だったと感激しつつ
そういえば、以前に司馬遼太郎もやってくれていたよなと
文豪シリーズというので、池波正太郎あたりを
ちょっとやってくれないだろうかしらと
願ったりしてしまうのである