CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

秋野菜

2006-09-28 08:43:17 | 食べ物飲み物
というわけで、先日のナスに続いて
ピーマンとかトマトとかししとうだとか
いわゆるナス科植物、夏野菜を大量にいただいたので
全部炒め物にして食べたのでありますが

秋だからって美味いのはナスだけだ

という結論に達しました
同じナス科だから、こりゃ秋にはうまくなってんだろうなどと
明らかに属からして異なる物体どもを尻目に
全部同じ調理方法で確かめてみたこと事態も
間違ってる気がせんでもないですが、
しっかり炒めて食べた次第であります

まず、昨日の教訓を生かして
秋ナスはしっかりとじっくりととっくりと
炒めてくたくたにするのが美味しさの秘訣だと
勝手に判断して、ピーマンも同じようにしてみようと
ピーマン炒めを作ってみました
わたくし、一人暮らしをはじめてもう6年くらい経ちますが
ごく最近、今年の夏になって初めて
ピーマンのヘタと種は取って使うと知り喫驚
まぁ、よくよく考えたら、チンジャオロースや
酢豚の中でピーマンの種って見たことなかったなと
注意力のたらなさ(問題が違う)を痛感した次第でありますが
ともあれ、わたしのピーマン料理は
タネそしてヘタがそのまま投下されております
じょわじょわー
おお、なかなか美味そうな音がする

所詮ピーマン、あの臭みやらなんやらは
明らかに青いうちに採ってるからだと思うのだが
今日日赤くなるまでピーマン収穫しない農家なんぞ
いるわけもないので、もくもくと緑ピーマンを
炒め続ける、それもしっかりとくたくたになるまで
と、意気込んでやっていると、だんだんと香ばしいニオイが
ああ、ナスと違って、あっという間に焦げてくる
なんだお前、気合を入れろ、夏野菜のくせに(関係ない)

それにもめげず、しっかりと菜箸で転がしまくり
全面的にへなへなになったところで終了
味付けは塩とソースを少量
出来上がった物体はなかなか香ばしくてうまそうであります

早速食してみたところ
なるほど、ピーマンの中でもヘタ付近の若干実が厚いところ
そこはうまい、なんか甘みを感じる、すごいな
さすがナス科だ、昨日食べたナスと似た味がする
(注:味付けにごまかされている)
感激しながら、下とか胴のあたりの薄っぺらいところを食べる
ああ、味はおろか、なんとしょうもない・・・
がっくりして、秋茄子とか、どうとかでなくて
ピーマンそのものが、大してうまいわけではない
そうしておきます、俺の腕が悪いとか、それはそれ
素材が腕を求める自体、おこがましいのだ

というわけで、ピーマン炒めは失敗と結論づけようと思ったのだが
驚きが一つ、なんと、常人は食べないとされる
ヘタおよびタネが美味い
お気づきでありましょう、しっかりと炒めまくったおかげで
ヘタはくたくたで食べ応えというか噛み応えがあり
タネはカリカリで香ばしい
つまり、ピーマンの食べ方として間違ってるところが勝因
うまいというほどのものでもないが、食えるといったところ
ありがたいとせつせつ食べきった次第であります

でもって、万願寺とうがらし
こちらについては、なぜかヘタを取って調理
われながら、その判断基準がさっぱりわからない
このヘタこそ食えるんじゃねぇかと思うのだが
ともかくヘタだけ切って、あとは適当にざくざくと
そしていためる、じょわわー
相変わらずいい音がするのであります

こちらはタネが大して気にならないから不思議
なんでだろう、これのタネ食えるんだから
やっぱりピーマンの種食べるのは間違ってない気がする
色々思うのだが、ピーマンと違って
大して炒めてなくても美味しい、不思議なものであります
この調子なら赤い奴もうまいのかもしれない
さりとて、カプサイシンをそのまま摂取するつもりはないので
やるこたぁないですが
とりあえずししとうは美味いということが判明したのです
ただ、秋だからっつう美味さでは無い気がする

そしてトマト
よくよく考えたら
トマトは炒めて食べてねぇと、いまさらでありますが
ざくざくと切って食うのと、一個をかじりついて食うのと
二通りの食べ方を試してみましたが
終わってみると、切って食ったほうがうまい
だいたい食べる部分に無駄がないというか
かじりついていると、ヘタ周辺がたくさん汚く残るが
切った場合はそのあたりも含めて、綺麗に食べられる
蛮人ではないのだから、調理というほどでないにしろ
手を施したほうがよいと思ったのであります

なお、夏と秋とでどっちだといわれても
さっぱりわからず
というかそろそろ抑制用のトマトになってるだろうから
比べること自体間違ってる気がせんでもない
まぁいいや

と、一人あれこれ考えながら
生野菜を調理して食べるという行為だけで
不思議と栄養状態が上向いたような気がするんだから不思議
実際はピーマンを大量に摂取しただけだというのに
朝から元気な本日です
がんばって働きましょう、あー、だるい(台無し)

秋茄子

2006-09-27 08:37:53 | 食べ物飲み物
うまい、これが本当にうまい

秋ナスの美味さに舌鼓どころか
大阪城を破壊しそうなほどであります
なんだこの美味さはまったくもう

そんなわけで、もともとナスが好きだったのでありますが
一人暮らしでそうそうナス買ってくる機会もなく
だらりと過ごしていたこのごろ
知人が農家でナスが余ってるという理由でもらってきたのですが
これがもう、本当、久しぶりに食ったからかと
錯覚しましたが、違うね
俺の料理の腕が上がったとか、絶対違うね
素材そのものが美味いのであります、秋は違うね

まぁ、一人で興奮のあまり
ナスばっか食ってるこのごろなのですが
ナスはやはり炒めるに限るというか
炒めるしかできない私にもおいしく食べられるステキ素材であります
油をやたら吸うというか、ナスがあるだけで
油をどれだけひいてもすぐなくなってしまうのが
なんといったらよいのか、炒め物男としては切ない
いや、他のが焦げ付いたり、あとあと洗うのが面倒だったりとか
ともかくそんなところだが、その油を吸って
ずっと熱していると、あるとき、きゅうにくたくたになる
このナスの、くたくたっぷりがもうたまらん
この時期のは特に、もっちりしたナス肉(注:ナスの皮じゃねぇところ)が
とろりと下の上で溶けるような、あーたこれはもう

なんでこんなに美味いのだとせつせつ考えたのでありますが
どうも種が少なくなることで、実の部分が増えているから
もっちり部分が増量になってステキと
そんなところではなかろうかと思うのであります

栄養価らしい栄養価はまったくもってなく
ただ、水で膨らんだだけのみょうちくりんな野菜なのに
この美味さはステキすぎる・・・
感動しつつ、ナスと万願寺とうがらしを
適当に油で炒めて、ちょっとソース入れただけで
アホほどうまかったのでここに記録しておきます
本当は醤油を使いたかったんだが、醤油切れてたので仕方なし
でもうまかったのでよし
ひき肉とかあったら、さらに美味かったかもしれません

というわけで、食欲の秋を踊り狂うように燦燦と輝く
秋ナスのステキっぷりに心打たれたので
ここに記しておきます
美味い料理の基本は、美味い素材を使うことだと
力強く宣言できます
素材がよけりゃ料理なんざ、どうでもいいんだよ
本当にそう思うところであります

柔道ワールドカップ

2006-09-26 08:41:46 | スポーツ
柔道にもワールドカップというタイトルがあったのか・・・
世界選手権とか、色々毎年あるのは知ってるが
どれがどの大会なのか、大会に価値があるか
さっぱりもう疎くなったこのごろだったのですが
先日、久しぶりに、しかもゴールデンくらいに放映と
柔道とは思えないような大抜擢に
ついつい見ていたのであります
その感想

弱っ

女子はともかく、男子の弱さに驚いたのでありました
ルールの改正もあるし、各国の自力があがってきたのもあるし
と、枚挙に暇の無い言い訳でありますが
今回に限っては、完璧に戦略ミスだったのでしょう
斉藤先生も自分が悪いとおっしゃっていた様子なので
いたしかたありません
というか、なんだあのふがいなさわ

男子については、本当どうしようもないというか
テレビで日本戦しかやらない上に、日本が弱いという
最悪極まりない状況
別に俺がののしられるわけじゃないんだが
なんとなし、昔柔道をしていたものとして
どういうわけか、申し訳ない気分になるのは
なんでなのか
競技人口も多いし、間違いなくすばらしい柔道をする人材のみが
あの場所に立っているのは事実だとせつせつ思うのですが
それらが勝てないんだから、もう日本の柔道は
世界的には終わりを告げたのかもしれませぬと
気弱なことを感じた次第

もっとも、今回については、星とり勘定で
完璧にミスをしており、ロートルの野村を
勝負どころで使ってほぼ全敗という先鋒失格の働きぶり
なんかメダルを取ったという実績で選ばれているだけで
実際に現在調子がいいとか、確実に引き分けられるとか
そういうのが無かったように思うのであります
もっとも、引き分けを最初から狙う柔道は
あの大会、日本を背負う以上ありえないんでしょうが
それでは戦略が立たない、やるかたなし
そんなところでありました

特に印象に残る試合もなく、男子については
なんだそれ、みたいなところで終わり
相変わらず韓国はすぐ道着が脱げやがるなと
頭にくるものの、服装が乱れる汚らしさが
世界柔道的には指導対象にならない様子なので流され
バカ正直にまったく上着の脱げない日本選手の潔さだけが
個人的によかったのであります
というか、ガイジンは組んでくれないから柔道ならんし
組んでくるところはすぐ道着脱げるしとか
言い訳ばっかいってたら勝てるもんも勝てなくなるだろうから
日本はとっとと世界柔道から撤退したらいいのです
国内柔道だけで、やったらよかたい
鎖国だ、鎖国、現在の日本柔道を文化特区として
伝統芸能みたくしたらよかと
相撲も凋落はなはだしいなか、柔道も落ちるとなれば
日本において根付くスポーツは野球だけとなります
古来、自発的というか発生したものは
ガイジンに負けるようになったら、それはそれで
世界的に広めたという
全柔連発足当初の嘉納先生の目的は果たせるものの
なんとなし寂しいのであります

柔道で人格形成がしっかりできたらいいな
というか、体罰とかを超えた調教というか訓練が
若い青少年を矯正する柔道でなかろうかとか
いらんことを考えたりしつつ
ともかく、日本柔道は終わった感があるので
世界大会は諦めようと勝手なことを思った酷い試合だったのでした
たぶん、話題にもならないんだろうなと
それが一番悲しいのですが
高井とかもうちょっとがんばれると思ったんだけどなぁ
立ち技がいわゆる柔道の形式とならないので
ここは高専柔道に力入れて、寝技中心で選手育てたらどうだろうと
ちょっと思ったのでありました、立ち技3、寝技7くらいだったら
まだ勝てないかな、寝技警戒しだすと立ち技も入りやすいだろうし

女子は、まだディフェンディングといえるかもと
感じるところでありました、まだ雅恵さんが現役なのが
一番サプライズだったんですが
若手もぼちぼち育っている様子だし
なによりも谷本の調子が相変わらずよかったので
とてもステキ、あの一本で勝つか一本で負けるかの
わかりやすい柔道は見ていてスカっと爽快
今後もがんばってほしい
そう思わせてくれました

えらそうなことを書きなぐりましたが
なんというか、お前はどんだけ強いねんという具合の
言動はなはだしいのですけど
端々から感ぜられる通り、口だけ玄人なので
よしなに差し引いて読んでいただけましたら幸いです

功名が辻 関白切腹

2006-09-25 08:38:57 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ功名が辻
珍しくといってよいのか、すばらしい
人情話(?)でありました

前半に秀次の切腹話
正直なところ、秀次についてはあんまりなぁと
個人的に思っておったのですが
なかなかどうして、立派につとめておりました
最後に関白の仕事をとか言って
讒言をするのは、かっこよすぎるのではないかと
ちょっと思ったのでありますが
本当にあれくらい聡明だったならば、
勝手に余計なことせずに、ちゃんと報告なさいと
思わないでもなくと、色々考えて
やっぱり秀次のことを嫌いなんだと気づいてしまったこのごろ
台無し

さておき、一方で拾の話も泣かせる展開でありました
どんどん大きくなったなと思っておりましたが
それが豊臣のお家騒動と並んで展開
新一郎達の動きもさることながら
どんな家でも、必ずおきてしまうのだわねと
しみじみ感じ入るお話でありました
これは、豊臣という大きな家と対比しながら、
山内の家の話という構図が面白かったように思います

まぁ、ナニがよかったって
拾の役の演技がすばらしかった
別に人の親になったことはないのだが
息子が出ていく姿を送る親という図は、泣けるな本当に・・・
昨年の義経が寺に出されるお話と
よくよく似た具合だったのでありますが
今回のはよく泣けた、達者でな・・・

一番ステキと思ったのは
数々の切腹のあとに、秀吉と茶々の笑顔のアップで始まる
あの場面だったのでありますが
秀吉が、悪いやつになっていっている
そんな具合が見て取れるステキな演出
その秀吉が、いよいよ来週お亡くなりになるとのことで
眼が離せないのであります

最近のもちる事情

2006-09-23 08:35:33 | 星里もちる
もたもたと仕事をしているので
その合間に、せつせつ日記更新なんぞ

さておき、最近というかもう一年近く
星里もちる界隈が静かすぎて困っております
ルナハイツの映画を見逃したのが痛手だったのですが
その後、ルナハイツ2が作られるかどうか
そのあたりで時間が止まってしまった気がする
少なくともそれから半年は経過してるのではなかろうか

とりあえずスペリオールに戻ってきている様子もないし
他小学館系はチェックが甘いので
見つけられていないだけかもでありますが
無印ビックとか、またもスピリッツにカムバックとか
色々思うところ、エイサクがスピリッツに戻ってきたんだから
いけるべさと、個人的に思わないでもないのでありますが
現状、あのサラリーマンをまったり狙った感を考えると
やっぱスペリオールがよいわねとか
もう、一人で勝手なことばかり考えるのであります

次回作を鋭意創作中なのか
わかりませんが、また読みたいと願いつつ
復帰の日を待つのであります

事故とはいえやるかたない怒りと虚脱感

2006-09-21 09:20:41 | 雑感
とてつもない青空に吸い込まれそうな秋でありますね

電車の窓から見えるそこが
なんといいますか
クリスタルブルーのそれという具合で
ぼんやりまったり、眺めていたのであります
外を眺める余裕の無い日々がここのところ続いただとか
色々、考えるところがあったりなかったりしつつ
今朝の涼しさと、すがすがしさを
満員電車という匣の中で眺めておりました
人身事故なんざ大嫌いだ
亡くなった(未確認)人には悪いと思いつつも
他所でやれなどと思う私も
いつかは、同じことになるのかもしれない
はた、そう気づいたので、ポエッておきます
聞いてください「おっさん醜いでしかし」

<ポエム>

事故で満員の車内はみつしりと人が詰まってゐる
押しつぶされるやうに、ぎうぎうと軋む匣の中身たる
サラリヰマンの群れは、みな一様に無表情で
どれもこれも墓石であり、無縁仏である
女が一人、窮屈そうに所在の心もとなさを憂えてゐる
ただ、それでもどこか諦めたような表情で
詰め込まれることをむしろ、楽しんでゐるかのやうに
涼しげな貌が酷くうらやましく思えたのである
満員の原因たる人身事故も
おそらくは同じ貌をして、無縁仏であり墓石となったのだらう
それならば、涼しげな女はし合わせのように思える
鈴のような声で泣かなくとも、酷く羨ましい女は
匣の中で、ただ、涼しげでゐる

端で何に怒り狂ふかわからぬ
憤怒のおっさんの醜悪極まりない鼻毛の伸びた顔を晒し
その汚らわしさに負けぬほど、何に当たるかもわからず
必要以上に暴れながら、車外へと向かおうとしつつ
そのあまりの穢れに、無縁仏たちは一様にカチンときて
車外へ降ろすことを拒絶するのである
愚か者は罰を受けねばならぬ
かくして暴れる醜い化け物は、匣へと閉じ込められ
二、三の恨み言を呪詛の如く呟きつつ
憤怒に染められた赤い顔が、脂ぎり、憎憎しげに歪んだのである
無縁仏たちは思う
ざまぁみろ
しかし、化け物はなほ、悪びれることもなく
こともなげに携帯電話を取り出して、大声で喚く
「あー、わしわし、電車がな、電車が」
ぶち
トンネルに吸い込まれ、それは失笑にかわる
真っ暗なそこに冷たくたわる、冷ややかな感情が霧になって
化け物を覆い隠すのである

かくして、魍魎は匣へと閉じ込められ
その傍らで、涼しげな女が身を任せてゐたのである
女が酷く、うらやましく思えたのだ

</ポエム>

えー、書いてる途中で厭きたのがとてもよくわかる
アレでナニなできでありますが
ともかく、満員電車というだけで酷く人間は疲れて
やりどころのない怒りに襲われるのだと
記しておくだけ記しておきます、めもめも

魍魎の匣 京極夏彦

2006-09-20 08:39:10 | 読書感想文とか読み物レビウー
魍魎の匣  by京極夏彦

読みました
超有名作家の代表作であります
以前に巷説百話を読んで、もうひとつぴんとこなかったのですが
最高傑作とうわさ高い魍魎の匣を読んだのであります
もう、何が楽しみって、ほら
「みつしり」と「ほう」でございます

さて、あまりにも期待しすぎてというか
散文的な情報しか持ってなかったものですから
とりあえず文庫を見ただけで面食らったのでありますが
なんだこのレンガ、本じゃねぇだろおい
その分厚さに、鈍器を思わせるステキな仕様
読み終わって考えてみるとこの本の形までもが
匣だったのではなかろうかなどと
頭おかしいことこの上ない読後感であります

ともあれ、ミステリーでありSF(少し不思議)であり
読み応えのあった小説です
一思いに読んだのはよいですが、そのあとの
すげぇ疲れっぷりはあまりおすすめできないところ
でありました、さすがレンガ、そして鈍器だわ
頭が鈍い感じがする

で、内容はといいますと
まず、どこで仕入れたわけでもないのですが
わたくし、このお話がてっきり時代劇風というか
江戸以前、室町あたりのお話とか勝手に思って
妖怪が出てくる怪談小説だと思っていたのですが
全然違う
舞台は戦後まもないくらいの昭和中期、でよいのか
ともかくそれくらいのばたばたとした時分
そこで、どうやらお馴染みらしいキャラクタたちが
不可解な事件の真相に迫っていくという
ミステリーな具合でありました

あまりつまんでしまうとネタバレこのうえないことになるので
詳しくは書けないのでありますが、とりあえず期待とのギャップを
まず、「みつしり」と「ほう」について
わたくし、怪談小説だと思ってたので
この言語というか単語が、一番怖いところでぽっと出てきて
読んでいる途中で「きゃーーーっ」などと
少女のような悲鳴をあげられると楽しみにしていたのですが
驚愕の事実、ほとんど出てこねぇ(ぉぃ

もっとも、その独特というか
単語から知れ渡る不気味さと、えもいわれぬ妖艶さは
十分伝わる次第だったのでありますが
猟奇的な部分も含みつつ、ステキな内容でありました
猟奇部分を触れた感じで克明に描くという小説は
見ていて、なんかどす重たいものを感じさせますが
それはそれ、久保先生という人となりが
なんともはや、ステキでありました、ある種ステキ、とてもステキ

ミステリーなので細切れになった
様々なヒントが最後に全て集まって解明という形ですが
意外と序盤からヒントが多くて
さくさくと、ああやっぱり、などと思えたりするのも
読みやすいところであります
ぐいぐいとひきこまれて、その猟奇事件に
うおおお、などと唸っているとなかなか
物語の前後関係がわからなくなって大変ですが
よくよく考えると、時系列にしっかり並べられると
あの事件の真相はとてもよくわかるのでありました
真相というでもないか

ともあれ、読み応えと面白さは抜群で
途中、京極堂と呼ばれる中前寺氏の話がなんというか
しつこい、うっとうしい
などと思ってしまったのですが
あの人はペテンめいたことを、大げさにやってると楽しいのに
説教くさくなるとダメだわなんて
勝手なことを読み手として感じたのです
キャラクタはそれぞれよかったんだが
やっぱり、ヒロインというべきか匣の娘と久保先生
そして、雨宮氏のことが
忘れられない思い出となりそうなのでありました

事件の発端というか
最初の事件と呼ばれているものについて
わたしにはわかりませんが
きっと、年頃の娘さんにはとてもわかりやすいんであろう
あの意識感覚がはかない感じで楽しかった
その後の悲惨な状況もかんがみると
ますますその部分が美しくて
そして、匣の娘との関係が抜群であります

最終的に
鈴のような声で「ほう」とつぶやくのでありますが
ここが、怖いではなく、ただただ
ああ、とてもうらやましいと思える
そういう結末で、わたくしも大変満足したのでありました
ステキ、みつしりだわ、時代わ

と、そんな散文めいた感想文であります
秀作です

功名が辻 太閤対関白

2006-09-19 08:31:30 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ巧妙が辻がやっておりました

後半戦に入って、俄然面白くなってきたと思うのは
贔屓目でありましょうか、かなり面白い
ここ数年で、後半になって盛り上がるドラマは
見てないように思うのですが、どうだろう
最後に成功して終わる主役だと
こんな展開になるのでありますな

さておいて、豊臣の世の中も
まったく磐石ではなかったとうかがわせる
お家騒動がかなり面白かった
どろどろとした政局もさることながら
奥向きの発言力が強くなってくるところとか
派閥闘争とか、リアルといったらいいのか
なんかな、面白い、とても面白い

よたついた秀吉が一豊に
どちらにつくかを強要するところもさるところながら
秀次のダメっぷりがもう、たまりません
なんであんなに空気読めないかなぁ
昨年の義経を見ているかのようなこのやきもき加減が
面白いとせつせつ思うところであります

茶々のわがままっぷりもヒートしてまいりましたが
あの、年寄りに触られるが嫌ぢゃと
言い放つところのあの表情といい
なんというかな、茶々の顔芸を見ているだけで
ドラマが面白く見える、素敵
あれを秀吉が見抜いていないのか、どうか
それはわからんが、切ない限りであります
一豊たち宿老があんなに偉い立場で、しかも年寄りだったと
全然気づきませんでしたが
若造どもに向かって
「秀吉様の恐ろしさをお前らは知らないのだ」とは
このドラマにおいて、ここまで説得力があるものは他になかろうと
思わず手を打ってしまうようなステキさ
面白かったでありますよって

一方でもないですが
実際、山内家のために選択を迫られる夫婦
ちゃっかり六平太が屋根裏からやってきて
何してんだこいつと思ったんだが
今後、どうするのか、どうなるのか
楽しみであります

あのなんでわざわざ天井裏から出てきたのか
不思議でありましたが
慧眼な方に伺ったところ
おそらく、三人の撮影スケジュールが合わなかったんだろうとのこと
なるほど、そういうこともあるんだなと
余計なところに感心しつつ

来週も楽しみであります

サボテン

2006-09-14 08:50:08 | 雑感
サボテンを育てております
よく聞くというか
日本で著名な金鯱というサボテンと
食べるとトべるといううわさの烏羽玉でありまして

この烏羽玉のほうが先日
かわいらしいといったらいいのか
愛くるしいピンク色の花を咲かせたのでありました

もっとも、花を咲かすのは毎年のことで
去年もその前も咲いていたのでありますが
今年はその後の様子が違いました

ピンク色の実がなったのであります

すわ、ドラゴンフルーツとかほざいてしまいましたが
まったく別物でありますところ
ともかく、ピンク色で、なんといったらよいか
ぷっくりとした、麦チョコのピンクのやつみたいな
そういう物体が、無造作にてろりんとくっついている
なんだこの珍妙なものは・・・

食べられるんだろうかと
すぐにそう考えたのでありますが
中に黒いものがいくつか、ああ、タネか・・・
と、気づいた後に、はた、タネを採取して播いてみたい

そう思ったときにはもう
食べようという気持ちは雲散しており
今では、こっそりと回収された
実のなれはてがわが手元にあるのであります

さて、問題は播種なんだが
俺ももとはといえば、農学科出身
もと農夫の威信にかけて、サボテンごとき発芽しねぇとかいう
笑えない状態は避けないといけない
しかし、ただでさえ栽培が難しい烏羽玉を
タネから本気でやれるのか?
一年に2mmくらいしか成長しないこいつだぞ
色々思いつつも、とりあえず
発芽に適する時期をまたなくてはなるまい
そういきまいて、よくよく考えてみて

サボテンて春播きだよな・・・

と、まぁ、当たり前の事実に打ちのめされたのでありました
回収してから、常温、普通の場所に置いといて
このタネ生きていけるんだろうか・・・
来年の5月まで、もったり置いておくことになりそうだと
考えて、嘆きつつ
サボテンと生きる男の戦いが
たぶん、始まったのであります、つづかない

本読みと音読

2006-09-13 08:45:03 | 雑感
世の中で、ひきこもりが楽しめることといったら
はるか昔から、本読みとラジヲを聞くことだけだ

とか、心無い人が言うものでありますが
残念ながら、そのとおりだとしみじみ感じ入る生活です
さておき、本読みをもったり続けておりまして
クラウゼヴィッツの戦争論に手をつけてから
早一ヶ月、まだ一巻すら終わらないというダメっぷり
読んでる途中で寝てしまうとは
どういう了見だね君
自分で自分に、先生口調で話しかけてしまう
本読み、ラジヲに加えて、独り言まで装備した
完全な一人上手状態であります

ともあれ、この全然進まない一本は
たぶん、私が今後生きていくうえで
必ず役に立つはずだと、半ばムキになって読んでんですが
電車の中で数ページ進めて、気づいたら寝ていたり
家に帰って、その部分を復習するように読み直してまた寝たり
さっぱり進まない、そして進まない間に
前の分を忘れて、話がさっぱりつながらない、なんだ
この人は何を言っているんだ
ロシア人の考えることはわからん、などと
作者批判に至ってしまうのでありました

これではいかんと、ふと、声に出して読んでみることにしたのであります
いわゆる音読、叫ぶ詩人の会、詩吟(だいぶ違う)
ともあれ、声に出して読んでいると、しっかりと
脳みそに一度入ってから、外へと出ていくので
思ったよりもスムースに理解というか、少なくとも
文が頭にはいるのでありました
そして、読んでいて、発音の区切りとかを意識すると
さらに文章は、文節にわけられて、よりいっそう理解を助ける
おお、すげぇっ、だから小学校の先生は
わざわざ本を読ませたのかっ、改めてしゃべるということの
すばらしさに言及できたこのころ
おそらく、柳沢教授であったら、はたっ、と気づいて
最高の笑顔を見せる瞬間であろう
そんなわからんことを考えながら、それでも進みが遅い
なんせ音読は電車の中では無理だ
戦争論を音読しているサラリーマンが車内にいたら通報される
というか、俺でも嫌だ、そんな奴

思いつつ、ちまちま進めているこのごろなのであります
相変わらず、さっぱり中身理解できておりませんので
簡易レビウすら書けないのでありますが
夜な夜な、独身男性の部屋から詠唱される戦争論
おそらく、かつての軍人宿舎ではよく見られた光景でありましょう(ねぇよ)

さて、音読の効果として本の理解もあったのですが
もっとすばらしいことに気づいたのであります
ひきこもり=他人との会話がない
というのは、もはや、常識というか自然現象にも勝るほど
当たり前の状態なのでありますが
そうやって、使わない部分はみるみる退化していく
人間は使わない器官はすぐに衰えてしまうのです
しかし、音読をすることで、発声するという
すばらしい技能を思い出すことができたのだ
おお、俺の声が蘇っていく
これも、リアルというか気持ち悪い話でありますが
しばらく、他人との会話が無い状態が続いていたというか
実際、無いのでありますが
声が、だんだんくぐもってくるし、カツゼツは悪く
何せ声が出なくなってくる、しゃがれたというと聞こえがいいが
萎れた声なのだ、なんだそれ、ちゃんと喋れ
そう思われることで、ますます発声ができなくなる
他人と会話をするのが命がけという
ひきこもりには大変な難儀
しかし、それをやすやすと打ち破ることができる音読おそるべし

最初は本当に、もう
琵琶法師かくやというような声で
おどろおどろと読んでいましたが
今では、はっきりと、闘争についての論述とかを
嬉々として読み解ける次第
すばらしい、みんな音読をせよ、他人と喋るときのためにも
で、音読しているとさらに気づくのでありますが
本に書いてある文章というのは、やはり
どうやっても話し言葉とは剥離、いや、乖離してしまっている
まるで違うのでありました
こんな言葉遣いしねぇよとか、本じゃねぇと
発音されてもわかんねぇよといった、難しい単語が頻出
やはり会話には、単純化が必要だし
漢字に頼るような、単語の羅列では会話はなりたたない
あくまで、ひらがなですらすらとわかる部分でないといけないのだ

そんな興味深いのかそうでもないのかということまで
たかだか、本読みに見出したのでありました
まぁ、そう言いながら、現在はちょっと本休みというか
別の本読み出してしまったのでありますが
音読は、速読できないが理解を助け
また、眠気もこなくなるのでステキと思うのでありました

ただ、小説でも少しやってみたんだが
小説の場合、ナレーションが自分の声というだけで
全然雰囲気でなくなるので気をつけよう
それはよくない方法だ、あれはやはり
頭の中で、色々と考えながら、創造、空想しながらするのが
よいのでありましょうと

思ったりしつつ、今夜もおそらく
独身男性の部屋から
闘争と戦争の本質、また、戦術と戦略の違いについてが
英々と語られるのであります、朗々

オシム監督を考える

2006-09-12 09:00:14 | スポーツ
イビチャ・オシム氏であります

ジーコ政権の後半2年頃から
代表監督、オシムのほうがよくね?と
まことしやかにうわさになっておりましたが
心臓悪いから絶対無理とか
ジェフが弱くなるからヤダとか
おじいちゃん実家帰るんじゃね?とか
さまざまにあった様子で
わたくしも、名前だけしか知らなかったのであります

便利になったもので
最近はインターネットなどで、あれこれ情報を集められ
どうやら、アイスクリーム好きで
ジェフの試合の日は、近くのコンビニで
凄い戦術眼を駆使して、最高に美味しいアイスクリームを探してるとか
ステキなことも教えてもらったものであります
あと、背がすげぇ高くて、ちょっと猫背気味とか
そんな断片的な情報で
どうやら名将らしいといううわさだけが一人歩きしてる
もしかしたら、ただの甘党なだけじゃないのかと
個人的に思っておったのでありますが

先日、Numberという雑誌のオシムジャパン特集を読んだのでありました

なんたることか・・・
そこに、事細かに書かれていた監督歴や
経験、さまざまな事項が燦燦と、いや違う
なんというか、凄いことだったんだろうと
色々難しい問題もある中戦ってきた人だったのでありました

祖国や、その近隣でも名将で名が通っているし
事実、多くのタイトルを手がけたり
力強く働いてきた、その場で名選手を育てることもあったし
オシムのフットボールは、とてもすばらしいものである
そんなことが書いてあったのでありました

それを読んで、どうしたことか
悪い日本人の典型であるわたくしとして
ああ、オシムをもってして日本が弱いままだったら
世界的に物笑いの種になってしまう・・・
そんなことを憂うのであります

さまざまな業界とのしがらみもあるんでしょうし
まぁ、ゴシップではありますが、某広告代理店が
金にならないと判断すると、とたんにスポンサーとかつかないし
儲けが出ないから、発展しないと
日本らしいといえばそうなんだが、あまりよくない傾向がある
このあたりが、オシムのそれを邪魔してうまいこといかないのでは
どうなんだろうか、誰が困るでもないのに
自分が困るかのように、おろおろしてしまう次第

日本のサッカーについて
2002のときとかにも、あれこれ言われていました
それに2006でも、そうだったんだが
基本的に日本はまだサッカー後進国であるし、
まだまだサッカーぽいことはできてない
歴史がもったりしてて、海外というか
長い間やられてるクラシカルなサッカーとは一線を画している
こう考えられたのでありました

土地柄も出るのでしょうが
治安の良さとかもあって、サッカー場に女性がちらほら見られる
これも類まれなることなんだそうだ
考えてみれば当たり前でありますが、
海外でおそらく、ヨーロッパとかでサッカーつうのは
男のなんといいますかな、男が下品に燃え上がれる娯楽なのでは
なかろうか

そうなると、そういった素地がないところ
つまり、女性がきゃーとかわーとか
あまつ、男でもミーハーなのがわらわら集まってる
別に難しいこと考えずに
それをよりエンターテイメントとして楽しんでるといったことになると
某広告代理店の出番によって、このエンターテイメントは
脈々と続けることを許されているとかなんとか
思うのでありました

ヨーロッパの領主の時代が長かった
いや、領主の時代の影響が強いといったほうがよいのか
もっと歴史を勉強しなきゃいけないが
そういった土地と人間のつながりが強すぎて
それを代表するチーム同士が戦うという
代理ご近所戦争がヨーロッパ各地のリーグ戦だとすれば
日本も、本来ならば戦国時代に遡って
その頃のあれこれでやらないといけなくないか
しかし、維新の傷が生々しすぎるというか
あの頃に、その頃の時代について巧妙な情報操作を行われ
土地進行よりも、ひとつに集中する中央集権となった
そのため、あれやこれや

だんだん、わけわからんことになりましたが
ともかく、サッカーでオシムを使うということは
強くならないわけがない
そんな雰囲気を感じてしまったのである
それに応えるだけの選手がいるのか
また、チームがあるのか
オシムの考え方とか、あの難しい練習ばっかりクロースアップされて
各チームはどう思ってんだろう、Jリーグからも
孤立してしまうのではなかろうか

はらはら、さまざまに思ってきて
はた、と気づいたのでありますが
結局、ジーコはそのあたりもわかって
海外組だけを徴収し、Jリーグを信用しなかったのではないか
ジーコもきっと、ヨーロッパでマスコミとかに
手ひどくやられてきたんだろうし
それを考えると、スポンサーと喧嘩せずに
上手にやるという方法を選び、また
世論調査するスポンサーもジーコを擁護し
ああ、このファンとの剥離が

などと考えたが、ふがいない結果に憤慨している人は
ファンとみなされておらず、お金を使わない人なので
それに嫌われることは全て
広告代理店の想定内なのでなかろうか
踊る人だけ踊らせよう、その人たちのために
そういうマーケティングがあるのではないかとか
だんだん、陰謀説が強まってきて
中学生のようにあれこれ考えてしまうのでありました

ともあれ、そんな状況から
レジスタンスの如く、サッカー好きたちは
あれがよい、これがいかんと
口をすっぱくして言うのだが
その口のはしばしから
オシムをアイスクリームのショーケースの前で見たという
情報が漏れることを考えると
おそらく、どんなことよりも最重要なことではないかと
あの身長を育てることに何か因果関係があるかもと

今後、子供たちはアイスクリームを食べるとよいだろうとか
考えてしまうのであります

ちょっと心配になって、今、オシム、アイスで検索したら
全然ひっかかってこなくて、なんだ
結局、こういううそ情報が画策して
一番オシムが困ってんじゃないのかと
思ったとかどうだかでありましたとさ、長々何書いてんだかな

功名が辻 豊臣の子

2006-09-11 08:28:38 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ功名が辻
今回もちゃんと見られました

ひたひた、そんな感じで
豊臣の世の中が動いている
それがすげぇよくわかる内容だったように
思われたのであります
ここ数回、いや、最初からかもしれませんが
秀吉が感情を爆発させる演技が多くて
正直、またかよ、とか
思ってしまうんじゃないかというくらいでしたが
今回は、今までの中で一番の爆発ぶりだったように思うのです

母逝去
その前後で、ねねが、秀吉の孤独と不安を聞かせ
それをねねだけは悟っていて
秀吉はただ、思うがままに生きている
この不思議な夫婦の間と
母の死を悲しむ感情とがいりまじって
すげぇのな、本当、もらい泣きしそうになってしもうたわ

母というか肉親というのが数少ない理解者である
そういう秀吉の孤独だったんでなかろうか
そんな風に思いながら、
太閤に茄子を食わすというたか・・・
と泣きじゃくるところは凄い、おお、感動
そんな具合で圧倒されたのであります
政局はきなくさい感じで進んでおりますし
朝鮮征伐に関しては、明国への討ち入りとして
ひょっとすると、当時、半島は明国の属国だったのかと
思ってしまったりもなんだったりでありましたが
前線の恐ろしさを
さらっと六平太に語らせるとか、なかなか

派手な戦争がなくなってきても
今は、政治的なものが始まってる
それを千代がさとして、家康が隠して、一豊が歩く
そんな具合でありました
というか、今後すげぇ複線とかはられてるし
楽しみだなと思うのは私だけか
やたら盛り上がって参りました、そんな具合であります

秀次がもうひとつという具合も
よく出てるというか、原作だと
もっとバカだったように思うのだが
そのあたりは補正がかかっているようで
今後どうするかが楽しみであります
というか、来週もう切腹になるのか?
謀反騒ぎは面白いですね

原作といえば、秀吉が千代にちょっかいだしにくるところと
六平太がこっそり千代によからぬことをしていくところ
この個人的にすげぇ重要な事件が
放映されるのかどうか
とても気になっておる次第、どうなんだろうか
秀次にあれこれ言い聞かせる場面が
事細かな内容で、どれだけ信用していないかを
見せていたように思えるだけに
原作路線のその部分は期待したのです
どうだ、どうなんだ

あとは千代がまた、淀に呼ばれて
厠に行くからと、あれこれ悶着起こす事件と
なんか、ここにきて、原作エピソードが
いくつも残っててうれしいというか
やるのかやらないのかが気になるところ

やらなくてもいいんですけどね

と、あとは関が原とその後がどうなるか
それを楽しみにして
残りわずかを見ていこうと思います

イエメン代表vs日本代表

2006-09-07 08:55:06 | スポーツ
いやー、勝ててよかったねー

そんな安堵の言葉が漏れる試合でありました
なかなかどうして、点が入らないのはいつものことでしたが
こう、その試合内容よりもお送りされる
画質とか、音声とか色々な悪さも気になって
最初、君が代が流れたときは
AM放送じゃないのかこれ、と思わずつぶやいてしまったのですけども
すげぇ不思議なアレンジというか
親しみやすい演奏となっていてちょっと面白かった
画像も光がまぶしくて、なんか
古いフィルムを見ているかのようでした
ノスタルジ

さておき、始まってみてからは
再三アナウンサーがピッチコンディションが悪いと
言い続けておりましたが
高校サッカーの予選とかであんなの見たことあるなぁと
もったり観察、あれを理由に勝ち負けは
ちょっとやだなと思いながら見ていると
試合は別にどうということもなく
日本のペースで進んでいる
そんなところ、正直、あまり感想がなかったのでありました

とりあえず加地選手が前日に外されるみたいな
怪情報が出ており、わたくし一人であたふたしておったのですが
ふたを開けてみるとちゃんと右サイドでうろうろしており
ちょっとだけ安心、ただ、アグレッシヴさがなかったので
残念でありました
加地選手は、中田選手みたいに怖い人が
無理やり走らせるとかすると威力を発揮するように
思われたのであります
年長だし前代表の生き残りだし、リーダーシップを
発揮せにゃならんのかもしれんが
性格の問題もあって、それは違うかもしれんな
もう、ものすごい擁護っぷりになってしまいますが
ともかく、宇宙開発をしていたのはいただけませんでしたが
一説によると「あれは、加地選手なりの冥王星へのお別れ」という
実に興味深い観点が披露されていて、サッカー好きの人は
本当すごいこと考えるなと関心したのであります
ともあれ、守備攻撃ともに、後半までずっと
どこかに写っていたのがステキでした

遠藤の調子がもうひとつぱっとしなかったのか
こちらもまた冥王星への盛大なお別れを告げつつ
よいところが無かったのだが、あれはたぶん
高地のせいでしょう、こっちも擁護してしまう
いかん、ヤットさんにはもっとがんばってほしいのだ
なんとなく、地味だけど好きなのだ
ファイト、いや、ガンバ
空気が薄いからボールがよく飛ぶとかいってましたし
サントスもぴりっとせんかったのも全部そうだそうしておこう

前半は、ほとんど見せ場もなく、しいていうなら
巻が利き足の頭を使っても決められなかったところと
それを見た、オシムの顔が面白かったくらいで
何事もなく終了
なんか一回くらい、ピンチが訪れていたようにも思いましたが
事故みたいなのだったからよしとしよう
それよりも、遠藤と加地選手だ

ハーフタイムに入り
オシムがしかりつけたのか
小姑のような嫌味をいったのか
そこが大変気になったのですが
何事もなかったかのように後半開始
ああ、気づいたら佐藤がいる
知らないうちに佐藤もビックなFWというか
用心棒先生みたいな具合に扱われていて驚きでありますが
開始早々からミドルを放っていき
ステキと思わせておりました、佐藤は冥王星に未練が無い様子

しかしそれでも試合は動かず
相変わらずだらだら、見ていて面白かったのは
なんか中盤と守備の選手がいったりきたりで
結構頻繁にポジションチェンジしてて
羽生があっちやこっちや
トゥーリオが、前や前や
佐藤が右に左にと
並べてみるとみんなあんまり動いていなかったのかもですが
真ん中で鈴木の活躍がステキに見えました
髪が長いし黒いから目立つのもあるかもしれません

そして我那覇投入してもやっぱり
戦況はそんなに変わらず
個人的に大熊コーチの声ばかりが目立って
あの人が一番最初に倒れるんじゃないかと
ひやひやしていたのでありますが
すごいですよね、サイドサイド!って
そこまではっきり言うと相手にもろ解りじゃないのか・・・
その内、敵が日本語を理解できる通訳を
ベンチ入りさせるんじゃなかろうか・・・
心配ですが、すごかった
なんであんなに声通るんだろうか

結局、ロスタイムに得点という
日本のお家芸みたいなところで終了
我那覇がいれたというのが素直にうれしいというか
喜び方がとてもうれしそうで
こっちまでうれしくなったのでありますが
今後もがんばってほしい、しかし25歳とは思わず
俺よりそんなに下なのかと驚いたのです
もっと上に見えるんだが、こりゃまだまだ期待できるなぁ

そんなところです、最後の最後に
うわさの梅崎選手が投入されていましたが
彼が入るときは、すごい熱心にオシムがあれこれと
説明していたのが印象的
あのオシムにあれこれ言われるという経験だけで
行った甲斐があったんでないかと思ったのであります
ちゃんと一度だけボールさわって
コーチの声どおり、サイドでキープしてたしステキ
一度抜きにかかったりと
なんか見せ場というか、何かした感じはあったのでよいのでしょう
本当はもっと球離れよく進むのがオシムサッカーなんでしょうが
我那覇の横でどうしたらいいかわからないように
うろうろしていたところも見られましたが
今後が楽しみであります

と、まぁ、そんなことを考えつつ
無事終了でめでたしめでたしでありました
途中、テロップで撮影は現地によりますみたいなのが流れて
凄い抗議がテレビ局に寄せられてるんだろうかと
違うこと心配になったりと大変でありましたが
強くなっていってほしいです
あと、松井が早く見たいです

夏風邪

2006-09-06 08:49:08 | 雑感
最近、夏風邪をひいております
8月の頭くらいから
ずっと続いている感じなのでありますが
これがさっぱり治らない
どうしてかかったかもわからない
そんなところ
夏に引く風邪は、原因特定が難しいというか
寝冷えからくる何かではないということだけわかるのだが
寝苦しく暑いから布団使ってられないと
結局治る環境にもならないと、てんやわんやであります

そのため、治っては戻りを繰り返し
はや一ヶ月
途中、薬に頼ってその効能を調べようと思い立ったのでありますが
なかなかどうして

さて、民間療法の中に
風邪薬と一緒にポカリとユンケルをちゃんぽんして
10時間寝たら治るというのがあったかと思いますが
これをとりあえず実践
まぁ、ポカリ持ってないので、野菜ジュースにして
ユンケルもチオビタのちょっと高い奴
そして寝る時間だけは12時間確保

・・・・

治らない
やはりレシピどおりにやらないと何事もダメなのだ
痛感しつつ、それを三日ほど繰り返すと
なんとか平常に戻ったのでありました
しかし、三日かかったってことは自然治癒してるってことでは
と、思ったりしたのでありますが、とりあえず
治ったことを喜ぼうとぼやぼや過ごして
一週間後、呑みすぎた翌日

風邪復活

しまった、治ってなかった
というか薬でごまかしてた?
薬の悪いところというのをまざまざと感じた次第
とりあえずぐずぐず体調崩している暇はない
こう見えて、茶入探したり、陶芸の里めぐったりと
俺も忙しいんだ(暇)
そんなわけで、再度同じ用法で
今回は一日で治すのに成功
うおお、やっぱり効くのかこの方法

と、まぁそう思ってまた一週間過ごして
昨日くらいからまた喉が痛いと
よくよく考えてみると、前のときと症状が違うから
別のを拾ったような気がせんでもないのですが
かかっておるのであります

そこで、自然治癒能力を過信してみることにする
放置だ、放置
人間、気合で風邪くらい治せるはずだ
そんなわけで、現在薬のまず、栄養剤呑まず
ただ、焼そばと野菜ジュースだけで過ごすのであります

この後、何日で治るのか
というか治るのかどうか
それを観測しつつ、生きていこうと思っていたところ
昨日NHKで、サプリメントでしっかり補完しつつ
栄養状態をよくしておけば
風邪なんかひかないよバーカ
みたいなことをやっていて、ショック
そんな、サプリメントなんて高い食べ物(違う)買えないわ
それならば、ワンランク上の梅干買うもの

あれやこれや、考えるというか
貧しさにむしばまれながら
もったりと生きていくのでありました
日記のネタがなくなってきたので
苦しいことこのうえありませんが
明日はきっと、イエメン戦の話とかできるからよいでしょう
加地選手にがんばっていただきたいと
ただそればかりを願うのでありました

喉痛いだけだから、放置でも大丈夫だよなきっと

ドラゴンクエスト3

2006-09-05 09:10:19 | 読書感想文とか読み物レビウー
ちょっと前になんかはまりはじめていた
ドラクエシリーズでありますが、3を先日
クリアしたのでありました

もう熱が冷めてしまった具合で
あんまり盛り上がることなくとなったのが
ちょっぴり残念だったのでありますが
幼いというべきか、小学校の頃の記憶をたよりに
SFC版と、まったく新しいものをやるのは
面白かったのでありますが
当時と苦戦するところが全然違って新鮮でありました

ガキの頃は、ネクロゴンドの洞窟までは
あんまり苦戦した覚えがなかったのでありますが
今回は、もう、ジパングのやまたのおろちが強ぇのなんのって
絶対バランスおかしいだろと、
思わずコントローラーを投げちらかしてしまうかというほど
圧倒的に強かった、なんだあれ
二回攻撃で二回炎を吐かれるだけで
ばったばったとやられる味方たち、ガッデム
酒だ、酒で眠らせろ、眠らせたところで殺るんだなどと
わけわからないことをつぶやいたりしながら
まったく勝てなかったので、悔しいながらレベル上げなんぞしたり

この年齢でゲームやりながらレベル上げするというのが
どういうわけか、すごい屈辱のようにも思われて
結構大変でありました、あとエジンベアって
入るのに毎回きえさり草がいるのでありますね
昔、あそこでよくセーブしてた覚えがあったんだが
どういうことだろうか

ともあれ、その大苦戦をしたやまたのおろちを
ランシールだったかの試練の洞窟をクリア後に殺ると
個人的に順序が間違ってると思ったんだが
ともかくそれで無事終了
しかしランシールの敵が弱くなってた気がするんだが
俺だけだろうか、どうなんだろう

と、まぁ、やってて意外とドラクエ3も不親切というか
船とってからの動きが自由すぎて大変だなとか
思ったのでありました、オーブを集めるというところの
ヒントがなさ過ぎてびっくり、普通
なんも知らないやつだったら、イエローオーブなんて
手に入れられないんじゃなかろうか・・・
不安にかられつつ集めたのでありましたよ
ちなみに商人の名前は「なんば」これで
なんばパークを作って、一人で爆笑したのもよい思い出です

で、まぁ、バラモスもほとんど苦戦することなく
正直、表ではやまたのおろちよりも強い怪物に出会わなかったと
思ったのでありますが、地獄の騎士だったか
がいこつ剣士だったか、ネクロゴンド洞窟で出てくる
骸骨野郎の焼け付く息攻撃に、ガキの頃は苦戦したのになぁと
思い出にひたりつつ、簡単にクリアしていったのでありました

ちなみにパーティーは
ゆうしゃ、せんし、ぶとうか、そうりょ
このメンバーで、この並びのまま
当時、戦士を前に出しておくとよいとか
そういう攻略方法があったような気がするんだが
人一倍自尊心が強かった私、勇者以外が先頭を歩いて
なにが救世主だなどと、わからないことをつぶやき
どうやっても勇者を後ろにさげないで進んだのでありました

さて、バラモス以降もさくさくと進んで
なんか、色々と記憶にないというか
あの温泉の町ってあんな位置だったか?とか
すっかり覚えがない事態に右往左往したのでありますが
やはり、やまたのおろちほどの苦戦を強いられることなく
さっさと進みます、途中で、僧侶がすべての魔法を覚えてしまったので
思い出したかのように転職

これが失敗

三人を豪快に転職させたので、大きく足踏み
戦士→武闘家
武闘家→戦士
僧侶→賢者
この転職ルートは小学校のときとまったく同じ動きなのでありますが
他人に言わせると意味がない転職だとかなんだとか
いいんだよ、個人的に好きなんだから
誰に言い訳するでもなく、魔法使いとか
魔法使える戦闘員だとかが嫌いなので、こんな具合で
最後の城についたところで、勇者以外のレベルが30
これは勝てない
思いつつも、とりあえず進んでみると
意外なことにさっさと話が進んだのであります

最後の祭壇までやってきて
例の前座たちを余裕で撃沈
やはり、こいつら使いまわしキャラデザインシリーズも
やまたのおろちよりも弱い
そう思いながら、もう世界最強はやまたのおろちじゃないのかと
個人的に信じつつ、いよいよ真のラストバトルに

うおあ、強ぇっ

一瞬にして三人が死んだときは
さすがに再度、コントローラーを投げるほどの憤慨
なんだあの攻撃回数と異常な攻撃力わ
二発の凍える吹雪だか、激しい炎だかをくらったところで
仲間が倒れまくり、まったく勝てる気がしない
これはいかん
とうとう、やまたのおろち以上の敵にようやく出会ったのでありました

そこからが長かった
ここまで順調に進んでいたのだが、何回トライしても
絶対勝てないので頭きてやめてしまい
しばらくゲームを寝かしていたのでありますが
なんとなく、レベル上げをしようと
ぼちぼち、ルビスのお守りの塔で
うろうろ、はぐれメタル狩りをしたりして
ささやかに過ごすこと数週間
味方のレベルも転職組が40くらいになったので
さすがに勝てるだろう、だいたい、勇者が54とかだったら
負けるはずもねぇと思っている矢先
小学生の頃あこがれだった、「しあわせの靴」だとか
「不思議なぼうし」だとかを手に入れて、なんか
感動をしたのでありました

転職組がアホほど強くというか
このリメイク版は武闘家が最強じゃねぇか?と思うような
すごい強さに驚いたのでありますが
なべのふたを装備した彼の戦いっぷりに惚れつつ
いざ再戦、強い、が、レベルがあがったわれわれは違う
とうとう、やまたのおろちよりも強かったラスボスを倒して
なんとかクリアしたのでありました

さて、お約束のようにクリアした後に
なんかあるんだろうなと思ったのでありますが
まだそこには手を出さず
とりあえず、楽しかった思い出だけをそっと胸にひめて
なんか、ちょっといやらしい感じの装備を捨てられず
ふくろの中にためている勇者を思いながら
大人になってしまったななどと
子供の頃の思い出をなつかしんだという次第でありました

女キャラ使わなかったから意味なかったけど
女キャラ優遇されすぎですね、防具の幅が
全然違うじゃないか、悔しくなりつつもとりあえず終わったのでした
感動があんまりなかったのだが

やまたのおろちの強さだけは忘れない

そう思ったのでありましたとさ