CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

坂の上の雲  少年の国

2009-11-29 22:03:29 | ドラマ映画テレビ感想
NHKスペシャル大河ドラマ坂の上の雲
ついに始動であります
待ちわびた、思えば長かった、というか、
長すぎた、しかも、まだかかるのか
色々思うところはあるのですが
何年も心待ちにした甲斐があったというべきか
すごく楽しみにして、この第壱話に挑んだのであります

ああ、すげぇ

臨場感というではない、なんだろう
この高画質すぎる画面はどうだ
これでもかと、惜しげもなく使い捨てられていくセットが
たまらんと感激したり、まぁ、いらぬところで
まず感激してしまったのがいけませんが
最初にそこが眼についてしまうのでありました
すごい、メイキングとかもいくつか見てきたけど
あの、軍艦出航シーンが、まさかはりぼてなんて
誰がわかろうかとあっけにとられるような出来
すさまじい、すさまじすぎる

と、そんなお金つかえば当たり前的なところは
まぁ、それはそれとおいておきまして、
実際の話のほうですが、
思ったよりも速い、進み方がけっこうなあれであります
この調子でいくと
今年だけで、日清戦争までいくんじゃねぇか?
まぁ、それはそれでありがたいんだけども
どうなんだろうか
駆け足すぎて驚きの展開でありました

ばたばたと、主要人物が語られていくところは
なかなか爽快で見やすかったのですが
掘り下げが少し浅いというか、なぜ、のぼさんとじゅんさんが
あんだけ仲がいいのかとか、そのあたりがわかりづらい
このあたりは残念でありました
しかし、通常の大河ドラマみたいに、その少年期に
三話もさけないから仕方ないところではあります

とはいえ、役者全員から立ち上るような
なんともいえない熱気みたいなのが伝わって
ああ、こういう時代だったのかなという
妙な説得力を感じてしまったのも確かでありますところ
なんだろう、ちょっと、色眼鏡にすぎるのかもしれない
何見ても感動してしまう
是清役で、西田御大が出ておられたのも
イメージどおりというべきか、すばらしいなぁと感激したのですが
今回の目玉だったと思われる、あの
外人とのやりとりシーンがなかなかステキで
中国人通訳をつかっているあたりとか
なんとも、明治っぽさがたまらんと感激したのでありました

しかし、ドラマとして、これが万民に受けるのかというところが
すごく気になってしまうのは確かでありまして
なんというか、いいとは思うけど、笑いどころとか
感動どころがわからないという意見がでそうで
そういうものじゃないんだがなと、よくわからない反論をする自分の未来が
すけて見えるようでいやな感じであります
あと、予告というか、前評判でいろいろ流していた映像で
やっぱり、一話分見てたんじゃないかと思うほど
見たことある映像ばっかりで
ちょっと新鮮みにかけてしまったと感じたのも確か
面白いけど、期待がふくらみすぎていたかもしれない
そんなことを思ってしまいましたところ

まずは、今年分でどうなるか
楽しみに視聴していこうと思うのであります
しかし、渡辺謙がナレーションとか、豪華すぎるだろう
なんか役あたってんのかしら

ニッポンの算数

2009-11-26 22:57:43 | 読書感想文とか読み物レビウー
ニッポンの算数 著:入子祐三、柳瀬修、津村靖

本というか、ドリルという表現が正しいものであります
「尋常小学校の黒表紙算術書」
というものを現代語訳というか、現代によみがえらせたものであります
ようは、古い小学校の教科書であります
なかなか面白い試みで、当時の教科書がどういう意図で作られ
それを活用する教師はどうであったかと
まぁ、教育のエキスパートと思われる作者の人が
研究してみようと、そういう意図から作られた本でありますところ
ただ、内容は旧仮名遣いが飛び交う、算数ドリルでありまして
これが非常に楽しい、なによりも、当時の
小学校ってすげぇなと感心しきりな内容でありました

まず、当時の情勢としまして
多くの日本人が小学校、いわゆる
尋常小学校を卒業したら、みんな働きはじめている
そういうバックボーンがありました
必然、この教科書で教えることは
卒業して、すぐに働けるようになるための教科書であります
正直、今ある、どれこれよりも、よほどせいておるし、
深いし、なんというか、直結している
生活に根付いているように見えるのであります

具体的には、和差積商の四則演算と、分数小数
そして、比例という考え方から、利子利息の計算がはいる
つまるところ、経営の基礎になるんだろうかな
そういう算術を教えてもらえるのであります
当時の子供は、すぐに、留守番ができるくらいの数字扱いが
できておったというわけであります
(実際、できていたかはおいておきましょう)

そういった案配で、なかなか楽しいものでありまして
今、自分でも理解できているか怪しいことを
小学生にして学べるような練習問題は面白くて
最近はやりの、大人向けのドリルみたいなのに似て
それよりも、もっと複雑というか、ある意味ぞんざい、
なんというか、問題側に譲歩が見られない感じがすばらしい
練習問題が、きれいに割り切れるなんてほとんどねぇんだもの

というわけで、なかなか、基本の数学ってのは面白いなと
感心して、ずっと、もちもちと暗算で解いて楽しんでいたのでありました
かなり時間かけて読んだというか解いたのですが
こういう本もたまにはいいなと、やっぱり
最近のおっさんと同じく、算数ドリルにはまってしまう
そういう具合でありました

旧仮名遣いとか、割、分、厘、毛とか
なかなか最近きかない単位とかを見かけると
ちょっとうれしくなったりして、
さりげなく、壱やら拾やらが出てきて、算術ではなく
商用ではこの字を使うのだと、国語まがいのことまで教えてくれて
いい教科書だと感心したのでありました

陶磁器を探す旅~2009ドームやきものワールド~

2009-11-23 20:45:43 | 陶磁器を探す旅と名物
ついに行ってきました、国内最大級のやきものイベント
ナゴヤドームで開催されておりました
ドームやきものワールドであります

たぶん、開始当初から目をつけていたと思うんだが
毎回毎回、何かしらのじゃまというか
主に仕事のせいで行けなかったのでありますが
今年は三連休に絡むというすばらしいことで
仕事もあったんだが、かなりテケトーにこなして
いざ、いって参りました
いや、すごいな、そうか、これは見本市だったのか

そんなわけでありまして、
別に商社で働いているわけでもないのですが、
よくよく喧伝というか、業界というか、社会人していると
そこかしこから聞いてくる、そういう業者が一斉に集まってくるイベント
通常のやきものイベントというよりは、商談とか
そういうのをイメージさせるような展示風景とか
なかなか面白いものでありました

ナゴヤドーム内に、かなりの数の店が軒を連ねるわけであります
そして、そのコマにあれこれと飾り付けられた陶器を見て
ああでもない、こうでもない
思ったり考えたりしつつ、店主と話しをして値段交渉をしたりと
なかなか楽しいのであります
よく考えてみたら、やっぱり、ふつうの焼き物イベントと
やってること一緒じゃないかと思うんだが
色々イベントというか、展示も充実しておりまして
今年、いや、今回は常滑焼きがクローズアップ
最近、気をいれて観察しております常山窯や、
加藤嘉明氏だとか、あれこれ展示されておりました
ただ、個人的には、ひいきにしている常滑焼きブースが
少し離れた場所におかれていて
あれは、なんとなく損じゃないかなと心配してしまったのですが
まぁ、それはそれ

このイベントでは、焼き物だけでなく
色々な雑貨でもないんだが、端切れを扱う店もあったり、
漆器なんかも充実していて、食器のお祭りとしても
面白かったように思います
最近ご執心の植木鉢の系統はほとんど見られませんでしたが
花器、茶器が充実しておって、なかなか面白い
そして、あれだけの九州方面の焼き物を見る機会は
滅多にないため、感激して見てきました

今回、特に目についたのは、萩焼の店の多さでありました
東海圏でやってるんだから、美濃焼系統が多いのかと思ってましたが
思いの外、萩焼が多い、また、信楽もなかなか面白いところで
信楽なのに志野とか焼いている窯が出ていたりと
興味が尽きない内容
古代焼きという、須恵器みたいなものまであったり
あれこれと堪能できたのでありました
ただ、個人的に、これだという出会いがなかったのが残念で
面白いイベントでありましたが
そこだけが心残りでありました
最近、自分でどういうのがほしいか
よくわからなくなっているため、
ちゃんとせななと反省するところ

しかし、聞いたことのない焼き物を見て
まったく信楽と区別がつかなかったり
伊賀焼、美濃焼でも、信楽同様のそれが出ていたりして
つきつめてしまうと、どこで焼いても
似たような味はだせるんじゃないかと思うと
なんというか、色々、目がよどんできたとあえいでしまう具合でありました

勉強が足らないというか
何を勉強すればいいか
自分の美術眼というのが、わからなくなってきたのであります

天地人 愛を掲げよ

2009-11-22 23:12:36 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ
通例よりも一ヶ月以上早い終幕
以上ってことはないか、3話足らないくらいかしら
色々思いますが、なんとか
このマラソンも完走したのであります

ああ、終わった

そんな具合でありました
いや、ぶっちゃけ、ダメだろうそんな感想じゃ
自分でも思うのでありますが
なんともかんとも、つっこみどころが多すぎて
もはやどうしたらいいかわからない具合が怖くて
どうしようもなかったのであります
とりあえず、これだけはと思ったところで、

・大名の伊達様と並んで、なんで上杉ごときのしかも家老とか
・若い武将にあの時勢にて、三成て
・初音、歳くえ

ああ、書いてて詰まらない
この感想文はダメだ

ともあれ、なんとしたものか困ったのでありますが
お船が歳食ったのだけよかったなぁと思ったり
お館様は最後だけ、またもあのひきこもりぎみだった頃に戻ったりして
んもう、なんて感じたんだが
毎度毎度驚かされる、連載開始当初の映像とかと見比べると
なんだかんだ、やっぱり変わってたんだなぁと
景勝の道程を懐かしく思うのでありました
洞窟のあとで、景勝アップで止まった瞬間
あそこで終わってしまうんじゃないかと
ちょっとびっくりしてしまったんですが
主役は、兼続でありました

駿府では、殺されてもなんら文句いわれないような
そういう口ぶりだけで過ごしておったのと
なんか、昔語りの口調が、
親父殿にそっくりな具合だったのが不気味だと
ちょっと思ったのでありました

あとは、長生きしすぎながら
最後まで画面を愛らしく飾ってくれた「かよ」こと、
あき竹城が、とてもよかったと
記憶に残る大河ドラマでありました

で、次回でありますが
まさかの楽しみすぎる予告
なんだ、あの予告サギみたいな映像は
ちょっとしっかりとつくりすぎじゃねぇのか?
今年だけ、なんでこんなにチープだったのか
ていうか、あんなにロケやって大丈夫なのか
予算的な心配をすげーしてしまうんだが
思ったよりも、来年の竜馬も楽しそうなので
また楽しみであります

これを書き終わったあと、今年はじめの日記でも読み返して
当時どう思っていたか
思いをはせようと思うのでありました

ともあれ、一年間、話題にさせていただいたのも事実
文句いいながらも、じっと見ていたのも事実
面白かったのでありました

抹茶を喫する

2009-11-18 22:31:25 | 陶磁器を探す旅と名物
実家の近所に、抹茶を飲ませる喫茶店というのか、
バーのような風情で、抹茶、煎茶を飲ませるという
すごいお店がありまして
もたもたと飲んで参った次第、その感想であります

お店は大変有名らしいので
とりあえずここでは名前出すのやめようと思うのですが(なぜだ)
ああいうタイプのお店が全国にどれくらいあるのか
京都にもあるんだろうかと、ちょっと
ステキと思ってしまった次第
なにせ、バーのように静かで、マスターというのか
茶頭というのか、それが一人、頼んだ抹茶を点ててくれる
また、いい茶碗で飲ませてくれるとか
どういう趣味の店なんだろうと、驚いてしまうのであります

抹茶も様々な種類があり、かつ、
濃茶、薄茶の分別もあり、品種まで指定できたり、
常滑焼きを使った煎茶まで飲ませてくれるとか
本当、日本茶をふんだんに楽しめる、喫茶店なのでありました

そういうプロに点ててもらうお茶ってのは
なかなか緊張するなと、上質の薄茶を飲ませてもらったんだが
いやいや、薄茶だというのに、すげー濃い
そして、どことなく甘い、すごいな
お茶を飲んでいるという明確な舌触りがたまらず
それでいて、鼻の裏から抜けていくような香りも絶品
いいお茶は鼻に抜ける香りがまるで違うと
素人でも、驚いてしまうほどであります

飲ませてもらった茶碗も見事なんだろう
もう、おしゃれ空間だから、何見てもすごいなと
感心して圧倒されてしまう
なんというか、おちおち茶も飲んでられねぇと
ちょっと思ってしまったんだが
今度は、もう少し、心を大きくというか
気圧されることなく、ゆったりと楽しんできたいと
思ったりもするのであります

中国茶を飲ませる店ってのもよかったが
抹茶を飲ませる店というのも、なかなか
あじなものだと感心したので
記しておくのでありました

天地人 大坂城炎上

2009-11-15 20:48:23 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ、もう最終回の前回かよ
驚きと、また、その盛り上がらないっぷりの唖然というのか
これも驚きだ、ともかく、驚かされたのでありました

前回も展開速いと驚いておりましたが
今回もなかなか、なんせ
冬の陣終わったら、次の瞬間には大坂城が燃えてんだから
なんというか、すげーな本当
どんだけ、戦シーンやりたくなかったんだ
そんなことを思ったんだが、ひょっとすると
予算的な問題で仕方なかったのかもしれませんね

と、同情的な意見も述べておこうとおもうのですが
やはり、つっこみどころが気になってしまって
なんというか、どうしたらいいか困るところ
珍しく、ロケでの合戦シーンがあったのですが
あれも、よくよく深読みというか、邪推しますと
真田の旗で戦しているシーンというのは、
ほかの番組で使い回ししやすいという打算があったりするんじゃないかとか
もう、素直にドラマを楽しむことが皆無でありました

驚いたというか、ちょっと不可解というか
なんか、理解できなかったんですが
千姫を助けた幸村が、どっかいくとき
雪みたいなの降ってたように見えたんだが
あれって、確か、夏の陣だったと思うんだが
あれは、なんだ、蛍だったのか?いや、俺が勘違いしてるか?
わからないまま、天地人紀行で夏の陣があとだったと言ってたし
やっぱり間違いないだろうと思うところ

また、幸村がどうなったのかも
まったくわからないのもすげーなと驚いたのですが
最大の合戦シーンを、最小の力で描いたというか
もう、描いていないのか
わからないまま、すげーことになったと思うところ
功名が辻のとき、中国大返しで秀吉の一人芝居とか
安くあげることをやってたけども
今回のはあまりにもひどくないかと感じたところ

こういうテーマでやるなら
戦国でやるべきでなかったのでないかとか
速くも反省モードに入ってしまうのは
いけませんところ
来週、拡大版になるんだそうですが
大丈夫だろうかと、不安で仕方ないまま
過ごしていきます

光速シスター

2009-11-09 21:32:44 | 星里もちる
光速シスター 1巻  作:星里もちる

もちる先生久しぶりの新作です
怪獣の家が終わってから
ずっとずっと、どんだけ、もう、書かないんじゃなかろうかと
不安にかられておりました私
とうとう新連載が始まったというのが
この光速シスターでありましたが、これがまた
不定期連載のような具合で
しかも、再開するたびに、最初の数ページで設定紹介しているから
もう、全然話し進まないというか、大丈夫だろうか
そのまま、フェードアウトとかひどいことにならんだろうか
本当、どんだけ心配したかわかりませんが
ともあれ、単行本が発売されました
そして、雑誌連載はあいかわらず不定期でありますが
なんというか、軌道にのった感があって
こっからが楽しみな具合であります

さて、1巻につきましては、まぁ
出会いから発展までという具合で、正直、
設定とかなんというかな、色々あるんだけども
ある意味で、ウォーキングにも似た、あの
とりあえずそういうものだから
という具合で進むドタバタ加減がとてもいい
ああ、もちる漫画読んでるなぁと、ハナのリアクションとか見てると
思うのであります

しかし、少し休んでおられた間に
ちょっと作風、いや、画風がかわったというか
全体的にかわいらしい感じが強化されてしまったのか
正直いって、表紙が恥ずかしい、なんだろう
ただ、女の子が描かれているだけだというのに
すげーこっぱずかしい、しかも、シスターで
妹がどうしたとか書いてるし
ああ、俺ぁ姉萌えなうえに、できれば
北川さんおほうがいいなぁとか
相変わらず、もちる先生の書くショート女はかわいすぎてしかたねぇと
色々もんもんとしたのでありまして
今後も楽しみでしかたないのであります

まだ、単行本化してませんが、
別雑誌で連載している、夜のスニーカーも楽しみというか
いい案配で、どちらも、もちる先生ぽいテンションで
しばらくは楽しめそうだと思うのでありました
次出るのいつなんだろうなぁ
それだけがネックだなぁ

天地人 大坂の陣へ

2009-11-08 20:57:29 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ天地人
ああ、もう、残すところ2回なのかよ
早っ

と、思ったかどうかはさておき
ただ、今回の展開の早さにはさすがに驚きました
一部でナレーション無双と揶揄されておりましたが
まさか、5年の月日が、あんなイメージ画像だけで流されるなんて
思いもしなかったのでありますが
そのあとに、いきなり、子供店長からごつい青年に成長したりと
違う意味で面白かったのであります
墓までもっていかないといけない秘密を
さらりと話したり、死ぬ方において、それはいかんだろうと
その死に様について思わされたのでありますが
まぁ、仕方ありません

遠山どのも大活躍しすぎでありますところ
なんというか、もう、あと二回だしいいじゃん
なんて思ったりしてしまうんだけども
いかんともしがたい、なんだろう
この気持ちとつきあうことこそが
今回の大河の楽しみであっただろうかと
思い返してしまうのであります

さて、主役とはいえ、伊達とあったり
秀忠に気に入られたり、淀の方と遊んだりと
まぁ、山城守ごときが暗躍しすぎだろうと
思うのでありますが、今回は
ちゃんと殿も大活躍、というか
いつのまに子供生まれてたんだ、感動薄すぎるだろう
あの、上杉のぼこだというのに

怒りはさておき
その殿が、まるで信長かと思わせるほど
はっきりと、徳川からの使者を受け入れたところは
すげーかっこよかったと思うのであります
なんというか、それまでのこととか
あれだけ言ってきた義の話とか思うと
素直に喜べないんだが、やっぱり
上杉の殿様がかっこいいというだけで、いいんだよと
納得してしまうところ
いや、納得したかっただけだ

そして、もしかしたら
一瞬にして終わるかと思った大坂の陣は
やっぱり、冬夏あわせたままでありましょうが
なんとか一話とってもらえそうなので
真田の死に様とともに
楽しみにしたいと思います

陶磁器を探す旅~秋の信楽~

2009-11-05 21:26:05 | 陶磁器を探す旅と名物
先月10月の三連休中に
信楽で信楽焼祭がありまして
例の如くいってきたわけでありますが、いや、驚いた

どっからこんなに人が沸いてくんだ

本当、驚きました
よくよく考えてみると、去年は雨だったんじゃなかったか
それでも近くの小学校だったかのグラウンドに車を停めて
バスで移動とかしていたわけだが
今回は、そのグラウンドもあふれかえり、かなり離れた
中学校だったか、高校だったかのグラウンドに停めての
参加ということにあいなったのであります

天気がよかった、三連休だった
様々な要因が考えられるのですが
加えて、先日レビウしました、魯山人展もやってるし
もうびっくりしすぎてぐうの音も出ないような人出
おちおち、陶器見ている暇もねぇ

と、まぁ、そんな中でも
もくもくとあれこれ探しておりました
最近、園芸に凝りはじめたので
陶器鉢のよさげなのを探すということをしていたんですが
思いの外こういうのがない
あるんだが、ちょっと小さいとか、もう一つなってないとか
なかなかぴったり思うのがないものであります

まぁ、それでも最終的には蔵出し市やっている倉庫の奥底から
素晴らしい焼き物を見つけて買ったわけなんですが
意外と信楽では陶器鉢が作られていないのかもなんて
思ったりしたわけであります

壺だとか、花入れの類はすごくたくさんあるんだが
あの土味やらをいかしたような
ステキな植木鉢というのはなかなかない
なんか、小さい盆栽鉢みたいなのになるんだが
それだったら、常滑で朱泥のいいやつ買うよなんて
思ってしまうところ
できれば、素焼きでと思ったりもしつつ
信楽特有の灰かぶりになってるヤツも欲しいなぁと
あれこれと見てまわっておったのであります

で、今回、いつもいかない場所もふらふらしたおかげで
とてつもないお店も見つけて大ラッキー
まぁ、名店なんだと思うんだが
ちょっと気付かなかった、いや、
今までいったことないところだったからと
色々並べてしまいますが、それはそれは見事な
信楽焼といえば、これだろうと言わぬばかりの
凄い器がごろごろしている店でありました

あんだけの喧噪だったというのに
やはり敷居が高く見える、というか、高いんだが
ともかく人が少なくて、落ち着いて見られる
正直並んでいる皿だとか、茶碗だとかは
垂涎といってもさしつかえない
凄い迫力のそれで、これは欲しいと思わずうなってしまった次第
しかし、当然のように、べらぼうに高価い

いいものを見て、まずは目を肥やそうと
悔しく思いながらも
またよい店を発見できた喜びに今回十分楽しめたのでありました

このほか、例の如く
陶芸の森では新人作家がごたまんといたし
陶芸館では、面白展示もあったしと
いつもどおり楽しい信楽でありまして
早く金持ちになって、ああいうのを
おしげもなく買いあさりたいと思ってしまうのでありました

秋の信楽、ステキであります
ちょっと道路混みすぎて帰るの大変だったけど

來來亭

2009-11-04 21:29:18 | 食べ物飲み物
來來亭というラーメン屋が滋賀県を中心に発展しております

チェーン展開しておりまして、
まぁ、黄色で赤字の看板となると
様々な地域に似たような看板の店があるよなと思うところ
滋賀ではそれは來來亭というのだな
なんて思ったりして、ちょっと通ったりしておったのであります

あまりラーメンを食べ歩いたりとか
うまいもの探しめぐりというのをしたりなんて
そういう積極性を持ち得ないので
たまたま、近所にあったという理由だけで通っておったのですが
先日、その馴染みの店と別の店舗、別支店で食べたのですが
いや、驚いた

店によって、かなり味が違うな

正直、天下一品とか、王将とかでもわかってたことでありますが
こういうラーメン屋で、しかも、鮮明に違うと感じたのは
ちょっと驚きでありましたところ
これは、チェーン店としてダメだとか
そういう下世話なことを言うわけではなく
なんというか、ほんのちょっと違うだけでも
馴染みにしている店と違うと気づけるものなんだなと
そういう味覚的な何かに感激したというお話

來來亭という店では、麺の固さや背脂、醤油などなど
色々トッピングじゃなくて、微調整をしてくれるサービスがあるんだが
そういう面倒なことが嫌いな性格なので
馴染みの店では、いつもノーマルで頼んでおったのであります
ところが、先日おとなった別の店では
ノーマルで頼むとまるで違う味
そこで、その店にいくのをやめたらよかったんですが
なんとなく、実験じゃないがやってみたいと思ったので
もう一度食べにいき、初めてのトッピングをしてみる
先日の違和感を思い出して、たぶんこのあたりを調整すれば

ぴったりになった

これにも驚いたのでありました
つまるところ、調整すると同じ味が楽しめるんだから
やっぱりチェーン店としてはしっかりしてんだな
それを各店舗で、それなりにアレンジしてんだな
ということでありました
まぁ、同じものを食べたいと思ってた私は面食らったというか
最初からそう指定させろよとも思ったりするわけなんだが
よくよく思えば、そんなわけにもいくまいなぁとか
なんだ、別に書いておくようなことでもないんだが
一つ勉強になったというか
トッピングの面白さに気付かされたので
自分のなかの小さな事件として、メモっておくのであります

美味ければなんでもいいんだけどね

北大路魯山人展

2009-11-03 19:41:39 | 陶磁器を探す旅と名物
滋賀県立陶芸の森でやっておりました
北大路魯山人展を見てきました
先日の信楽焼祭の時は、人が多すぎて
とても見てられなかったので
ちょっと時期をずらして
今更いってきたのであります

というか、先日の信楽祭の話書いてないのか

まぁ、いいや
とりあえず、話題として熱い間に書いておきます
陶芸の森という場所、個人的には大好きなのでありまして
なんせ、すごくよくできている場所なのに
人が少ない、とてもすがすがしい
この二つだけで十分
そんなところであります
が、今回は違った、そこにあんなにたくさんの人を集められるものか
魯山人のすごさをそこにもかいま見たのでありました

さて、魯山人については
前にNHKの単発ドキュメンタリーで見たなと思ったんだが
その大半を忘れておりまして
ともかく、とんでもなくわがままなくせに、才能にあふれた
手に負えないじじいだったと思っておったのですが
おおかたそれであっているようでありまして
今回、展示物のほか、その当時のことなんかが
パネルで解説されておったんですが
いやー、噂にたがわぬというか、あれこれ
才能を振り回して、振り回されて、なんか
よくわからんうちに、わがまま放題して死んだ
そういうじじいでありました

人となりはともかくとしまして
今回の展示では、たくさんある魯山人のその作品の中から
星岡茶寮で使われていたという、ちょっとユニークなものが多かった
なんというか、料亭で使われているから
しっかりと、使うこと重視で作られているというそれであり
器が思いっきり自己主張しているそれでなくて
でも、すごくいいものだな
なんか、見てると楽しくなるなというものばかりで
すばらしい展示の数々であります

しかし、このじじいのすごいところは
本当、青磁、陶磁器、漆器と
ありとあらゆる食器をとりあえずてづからやってみたところ
また、織部、志野、京焼、備前、信楽と
どこのそれも、すげーうまいこと焼いてしまうという
とんでもないチート性能であります
なんだこのじじい、絶対生きてた頃恨まれただろうな

しかし、どの作品も今まで色々みてきたそれとは
若干異なる、これこそが魯山人の魅力なのかなと
おぼろげにわかったような気がする次第
魯山人展については、何年か前に
京都の大丸で見たと思ったんだが、あのときとはまったく違う
なんというか、ありふれたといっても過言でないような
よくできた器がたくさんあって、すごく感動したのであります
つまるところ、これで飯を食ってみたい
そういうお話であります

飾っておく器というのは、それなりの価値と意味があるわけですが
今回のこれは、食器として使ってどうかというところに
主眼があるわけで、その職業が違うと思うところ
こういういい器で召し食ってみたいよなぁと
改めて感激したよい展覧会でございましたというお話

余談でありますが、パネルのなかに
魯山人が料理について語っている部分があったんだが
その料理が納豆茶漬けでありました
この納豆茶漬けに関する記述の詳細緻密で
とてつもない着眼というか、うまそう、と思わせる文章は
それひとつで作品だよなと感激して
同時に、納豆にここまで語ってしまえるじじいというのは
やっぱり憎めないというか、すげーなと
ただの食道楽としてあこがれてしまうのでありました

うまいものをうまく食う
そのために器がいる
シンプルでありまして
魯山人とは、そういう人でありました

天地人 哀しみの花嫁

2009-11-01 20:50:29 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ天地人
最近、ちょっと色々たてこみすぎてというか
この話しかここに書いてないのは問題だな

と、そんなことはどうでもよく
今回は、ここ数週間を反省して
ちゃんと正座して見ておりました
途中苦しくなりましたが、それでも、伊達がちょっと出てきて
治水の苦労のあたりのくだりだけで
もう、満足できるほど、弱ってきておりますところ
ちょっとだけ、上杉の内情というか
政治のあとがうたわれておりましたが
あんだけでは、全然わからんというか
もっと貧乏をしていたところから
はい上がってきた感、そうだ、藤沢周平の漆の実のなる国みたいな
ああいう薄暗さと絶望感が
もっと、こう、見たかったのに

思ったりしてしまいますが
今回のこのテイストのなかで
あおそ、だとか、紅花という単語が出ただけで満足すべきでしょう
考えてみると、ここでべにばなが産地になったりしてたのかと
なかなか深いというか、遠くのようで
意外とはっきりしたところに発祥があるんだなと
米沢のことを思うのであります

おしむらくは、治水のところで
その指揮がどうだったかとか、
あと、小さな天下に満足しているという描写を強くするためにも
できれば、もっと現場で働いているとか
予算の都合があるなら
せめて、書物や、なんか会議みたいなところで
困っていてほしかったように思うのであります

あと、たぶん一番見せたかったんであろう
花嫁うんぬんのところも
まぁ、仕方ないのかもしれんが
正直、顔の区別がつくまえに退場となったような
そんな印象でありまして、直江の家は呪われてんじゃないのか
というか、子供店長しかいなかったんじゃないのかと
思ってしまうような展開でがっかりでありました
まぁ、嫁とのいざこざを、主役だけでなく
その娘でまでやられたら勘弁ならんのでありますが
それにしたって、ちょっとなぁとか
わがまま放題久しぶりに思いました

しかし
一番気になったのは、あき竹城が出てなかったことで
こういう回には出ない役割になってんだろうかと思うところ
あれがいるいないで、だいぶ違うのになと
すっかりあき中毒になっておる次第
最終回まで出ていてほしいと思うのですが
どうなるのか、楽しみであります
来週、大阪の陣て、冬とも夏ともいってませんでしたから
ミラクルで一話にしてどちらも消化するんでしょう

おとしどころは、どこになるんだろうな、ほんとうに