終わった人 作:内館 牧子
定年退職後の悲喜劇を描いた小説でした
いや、悲劇でいいのかもしれない
救いはなかったようにも感じたんだがどうなんだ
そんなわけで、まだこういう年齢ではないうえに、
ここに出てくるほど、仕事中が情熱にあふれていないため
どうもピンとこないままながら、
なんとも不憫だなと読み進めた小説でありました
そこそこの会社員生活を歩んできてのリタイア、
ただ、もっとやれたはずだという気持ちを燻らせたまま、
定年にぜんぜん順応できないまま、
なんだかんだと、うだうだしている男の悲哀とともに、
「終わった人」というそれを受け入れるというか、
そうなっていく様を眺めるといった様子で、
物語が進んでいき
最終的には、なんか、悲惨じゃないかと
個人的には感じたのであります
定年後にこんな恐ろしいことしか待っていないとしたら、
生きるというのはなんだろうかね
そう思わされたんだが、
実際そういう年齢の人が読んだらどう感じるんだろうかな
かなりステレオタイプといっていいのか、
こういう、まだまだ現役だと血気盛んで困ったおっさんというか
爺さんというのは、確かにいるんだろうなと思わされる
そのキャラクタの秀逸さには、頭が下がるのでありますけども
それがリアルだからか、その後の様々な問題というか
立ち上がる問題や、崩れていく何かが
これまた、リアルに思えてしまって
なんとも哀しい気分になってしまうのでありました
悠々自適って、どういうことかと
改めて思い知るわけであります
人間、なんというかな、楽しみを持って生きないといけませんとは
よくいったもので、そういうのがないと
一日の大半をつぶさないといけないとなったとたんに
人生が破綻するのだなと、なんか
戒めのように読めてしまったのでありますが
最終的なオチ部分については、
自分には存在しない何かだなと思わされて、
私たちの世代は、こういう感じではない
もっと別のリタイアの悲劇が待ってるのかもなぁと
ぼんやり思わされたのでありましたとさ
くわばらくわばら
定年退職後の悲喜劇を描いた小説でした
いや、悲劇でいいのかもしれない
救いはなかったようにも感じたんだがどうなんだ
そんなわけで、まだこういう年齢ではないうえに、
ここに出てくるほど、仕事中が情熱にあふれていないため
どうもピンとこないままながら、
なんとも不憫だなと読み進めた小説でありました
そこそこの会社員生活を歩んできてのリタイア、
ただ、もっとやれたはずだという気持ちを燻らせたまま、
定年にぜんぜん順応できないまま、
なんだかんだと、うだうだしている男の悲哀とともに、
「終わった人」というそれを受け入れるというか、
そうなっていく様を眺めるといった様子で、
物語が進んでいき
最終的には、なんか、悲惨じゃないかと
個人的には感じたのであります
定年後にこんな恐ろしいことしか待っていないとしたら、
生きるというのはなんだろうかね
そう思わされたんだが、
実際そういう年齢の人が読んだらどう感じるんだろうかな
かなりステレオタイプといっていいのか、
こういう、まだまだ現役だと血気盛んで困ったおっさんというか
爺さんというのは、確かにいるんだろうなと思わされる
そのキャラクタの秀逸さには、頭が下がるのでありますけども
それがリアルだからか、その後の様々な問題というか
立ち上がる問題や、崩れていく何かが
これまた、リアルに思えてしまって
なんとも哀しい気分になってしまうのでありました
悠々自適って、どういうことかと
改めて思い知るわけであります
人間、なんというかな、楽しみを持って生きないといけませんとは
よくいったもので、そういうのがないと
一日の大半をつぶさないといけないとなったとたんに
人生が破綻するのだなと、なんか
戒めのように読めてしまったのでありますが
最終的なオチ部分については、
自分には存在しない何かだなと思わされて、
私たちの世代は、こういう感じではない
もっと別のリタイアの悲劇が待ってるのかもなぁと
ぼんやり思わされたのでありましたとさ
くわばらくわばら