CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

龍馬伝 龍という女

2010-05-30 21:08:54 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ龍馬伝
今日はちゃんと姿勢を正して見たのであります
なんか、毎回ちゃんと見るたびに
くだらないところで、よくわからない感想を覚えてしまうんですが
先に書いておきますと

今回のOPってすごいな
これだけで、全然大河っぽくないんだろうな
私がみはじめた、ここ数代の大河ドラマだけでも
この派手さというのは無いというべきか
非常に斬新だなと感じた次第、
大河がつまらなくなったとかいうことを
なんとなし言ってきておりましたが、
今面白いと思っているこれは、本当に昔のがよいと言っている人からでは
遠いものになっているのかもしれない
これが、正しい大河の進化だったかはわからないとか
なんか、妙なことを覚えてしまった次第
それにつながるのか、今回は、私が個人的に大好きな
殺陣がふんだんにあったのでそのあたりも注目でありました

題名の通り、主題はおりょうさんのはずでありますが
確かに、おりょうさんもかなりキておるというべきか
あれは気が強いとかいうよりも、なんか
ちょっと違うものじゃないかしらと心配するような
すさまじいトゲっぷりがびっくり
ちょっとやましい心で見てしまうせいか
着ぶくれというか、たぶん、胸部のボリューム的に
日本の衣装があわないんだろうなとか
いらぬことまで考えてしまいましたが
本当、すさまじくけしからんことですね

そんなおりょうさんと絡めて
以蔵が捕まるところが大胆にというか
あのころの土佐藩のやりざまを
合間合間に、容堂公を挟んで、下士を奈落に突き落とすという出来
すばらしいと思ったのであります
毎回、容堂公の杯が違うのも気になりますが
後ろの軸も、なんか、おどろおどろしい絵になってたのが
すげー印象的でありました
小道具に力入れすぎだろう

そう、小道具といえば、
私の見間違いかもしれませんが、
武市の妻が写ったシーンで、うしろの金魚鉢に
二匹金魚がおりましたが、片一方が死んでたように見えましたが
暗示かなんて思いつつ、そうでもなかったんだろうか
誰か確認してくれんだろうか

話がとびとびになってしまいますが、
いよいよもって、以蔵まわりの話
正直、よくできているというか、いい時代劇だぁなんて
感激してしまったのであります
こういう幕末ものを見たかったんだよなぁと
殺陣満載でやってくれるところがたまらなかった
何せ、生来の佐幕派でありますから、どうしても
新撰組とか出てきてしまうと肩入れしてしまう、うう

とりあえず、以蔵についてもすばらしかった
あの犬っころっぷりと、女のところに駆け込んでから
自分の立場を顧みて、ぐっとこらえて虚勢をはる
そして逃げ出すというあの絶望感がすごくよく出てた
その感情をもったまま、うろうろと逃げまどい
出てくるのが新撰組

しかも強ぇのなんの、一回目というか冒頭の部分での
近藤の横薙ぎ一閃がかっこよすぎる、砂埃のエフェクトとか
ちょっと神がかって見えました、すげーなんだこの漫画時代劇わ

また、以蔵と新撰組全員が、どうやら仮面ライダー出身だそうで
そのなにかあるのか、殺陣もいい案配でみれました
ちゃんとした殺陣とはきっと違うと言われるんだろうけども
いいタイミングで斬りつけて、逃げて
確かに、刃がわざとはずしている感は否めませんでしたが
それでもすげぇよかった

龍馬と近藤が刀を交えるとか、ちょっと
幕末ものとしてはやりすぎなほど豪華な殺陣もすばらしかった
何合も打ち合うんじゃなくて、するりと近づいて
いきなりのつばぜり、そして下がりながら障害物を投げる龍馬に
動じず近づき、すのこ向こうの龍馬を切り払う近藤
かっこよすぎる、あの殺陣何回も見たい、すげぇ、すげぇよ
不気味すぎるというか、新撰組が
いい案配でやくざっぽくてとてもステキと興奮さめやらぬ感じであります

捕まるところの大殺陣もすごい見応えたっぷりで
こういうのが見られるだけですげぇというか
よくよく考えてみると、勝塾のシーンとかも
すごい数のエキストラというか、人間使っているよなと
感動してしまうのであります
やっぱり、人が画面にいっぱいいるっていうのは面白い
最期のとりものシーンなんか、圧巻でありましたね
たぶん、何人かは勝塾の人たちなんでしょう
ひょっとすると、ちゃっかり、龍馬とかも入っているかもしれません(ぉぃ

そんなわけで、今日は見応えたっぷりおなかいっぱいと
楽しくてしかたなかったのでありました

だから、おりょうさんの京都弁がまるで聞けないなんて
そんなことは些細なことだと思ったりなんだったり
するのでありました
いや、私も京都人ではありませんが、あれはないなと思ったので
たぶん思われてんじゃないかしらと、書いておくのであります

陶磁器を探す旅~さかずき美術館~

2010-05-27 22:06:05 | 陶磁器を探す旅と名物
春の大型連休のこと、ちょっと前にレビウってましたが、
美濃のあたりで、焼き物を探してうろうろしておりました
その時に、もう一つ立ち寄ったところ
それが、二度目の幸兵衛窯でありました

前にも一度レビウったような気がしますが、
かの人間国宝「加藤卓男」を生んだ、
美濃でも一等になるだろう窯であります
今回は、さらにその近くの
さかずき美術館も見てきたのでありました

まず、さかずき美術館から見たのでありますが
ちょっと嘗めておりました
いや、あそこ解りづらい、
細い細い道を通ってこないとたどり着けないんですが、
その細い道に面したところに、
公民館みたいな建物が見えるのであります
ああ、そこがさかずき美術館かななんて、思って
前回は華麗にスルーしてしまった、
なんせそれだとすれば小さいから

なぜかガイジンみたいな文法になっておりますが、
ともあれ、今回ちゃんといってみてびっくりしたんだが、
その建物はなんの関係もなくて、
細い車の入口を進むと、奥に随分広いスペースがあって
結構な大きさの美術館と、販売店が併設されておるのです
今思えば、あれもまた、加藤さんの家の何かなんだろう
そう思うところですが、
このさかずき美術館に置いてある貯蔵品が
本当、とても素晴らしかったのでありました

名前のとおり、確かにさかずきを数多く飾ってあって
なかなかに見所が多かったのであります
特に、民族学っぽいというか、ひっくりかえったり
穴があいていたりといった、杯も置いてあったし、
軍隊さんが携帯していたという、杯コレクションなんか、
なかなか、個人的にはとても気に入った次第、
ああいうコレクションこそが、趣味だよな

無論、美濃焼をはじめ、瀬戸、有田、九谷といった
地元以外のそれこれもいっぱい置いてあって
非常に見応えがあったのでした
なんとか九楊さんだったか、書家の人の作品もあったり
楽しかった

だが、この美術館は二階に岐阜の国宝人物の作品を
無造作に飾っているという凄まじい魅力がありまして、
そちらの志野、織部といった美濃焼の名品が
もう、本当に凄かったのであります
ああ、これが、500万円級の茶碗なのか
す、すげぇ

そこで感激しきりとなってから、
今度は売店にいきます
まぁ、普通の売店かしらと思っておりましたが
当然のようにギャラリーが併設されておりまして
そこになんと、
あの趣味悠々だったかの陶芸回で、卓越した
陶芸技術を見せていた、世良公則さんの展覧会が、
さらにその世良さんがプロデュースしたという
若手陶芸家とのコラボレーション企画でありまして
そこに、未来の加藤幸兵衛だけでなく、
未来の常山、山田想さんまでエントリー

思わぬところで出会ったと驚きと喜びを感じつつ
にまにまとそれらを見て、また、
そこではない、普通に販売されているものも、どこか
ステキに見えて、すごくガンプク楽しんできたので
ありましたというご報告であります

会社では教えてくれない仕事のルール

2010-05-26 22:06:15 | 読書感想文とか読み物レビウー
会社では教えてくれない仕事のルール
著:長井亮

ハウツー本であります
ちょっと年齢的にだいぶキている私としては、
正直恥ずかしいと思ってしまうような
そんな題名でありましたが
勇気を出して読んだのでありました
だって、ルールに縛られたいんだもの

そんなよくわからない動機で手にとったんですが
内容は、コンサルティングの内容というよりは、
心理カウンセリングに近いような内容で、
描き方からすると、以前に読んだ
ぼうず丸儲けのカラクリに似たような具合でした
小さいテーマというか、話題を少ない文章でまとめて、
最後に偉人の言葉でしめていくというもの
よくできている、そんな、また
身も蓋もない感想を抱いてしまうのであります

実際のところ、ハウツーとしてどうだったか
なんか役に立つ部分があったかと言われると、
いくつかあったような気がせんでもないが、
そうでもない部分もいくつかあったし、半々というか
まぁ、面白読み物だわななんて
偉そうなところで落ち着いてしまうのであります
うなりあがるほどの感銘を受けるといった
そういうことはありませんでしたが、
言われてみれば、当たり前のことでありながら
それを、脈々つらつらと簡単な言葉で書いてあるのが
魅力であると思うのです

こうやって、いくつかハウツー本を読んできましたが
ビジネス書に関しては、本当に、どれ読んでも
書いてあることは一緒だよなぁと
そんなことも思うような内容で、特段目新しいことはなく
チャレンジブルな心と、前向きに考えること
ともかく考え無しではいけない
そのために、習慣づけるのが必要だと
そういうことでありました

明日からどれかやってみようかななんてのも
いくつか、どこでも言われたようなところでありますが
いざ、やろうと思うとなかなかできない
他人に名前つきで挨拶するとか、そんな、
就職活動本にでも書いてありそうなこととかもありつつ

ステキだったのは、偉人のなかに
ジョゼ・モウリーニョがあったことでした
大切なことは自分の意見をもつことだ、
そして、批判を恐れず発表することだ

ステキですね

チェイス 国税捜査官

2010-05-25 21:43:00 | ドラマ映画テレビ感想
NHKの社会派土曜ドラマだと思われます
サスペンスではないんだが、
重たい話題に、一話からとんでもない暗さで
これは、外事警察で懲りてねぇな馬鹿野郎と
嬉々として見ていたのでありました
脱税によって、様々な人生を狂わせていく
ステキな内容、毎回毎回うさんくさい男どもが出てきては消えてと
どきどきというよりも、なんだ、この、なんだよと
ひっぱられる感じがとてもステキでありました

が、最期まで見て、結局なんだったのか
え?ひょっとして、国税とかそういうのどうでもよくて
もしかすると、愛憎劇!?
そんなどんでん返しとも違う、すごい裏切られ方をして
先週終わったのでありました
個人的な感想でありますが、なんか
期待と違う展開になっていくところで、それでも
その現実をみずに見ていた自分が
ちょっと残念だとか思うところ

先に書きましたとおり、テーマとかは
すごい好きな内容でありまして
脱税のために、あれこれと画策されていく様
いちいち絡んでくるうさんくさい人々
これがことごとくよかったなぁとにやにやしつつ
それでいて、全然笑えないというか
とてつもなく暗い内容で進んでいき
正直、父娘の軋轢がうまっていくあのあたり
あれが、チェイスの核だったんじゃねぇかと
最期までみたところ思ったのでありました
人間ドラマとしてすごく面白かった、そんな感想になったのであります

そんなわけで、たまたま入ったうどん屋で
カレーがうまかったとかいう、残念な結果でありますが
それはそれとして、楽しんだというドラマでした
一番の収穫は、ARATAさんという役者さんでありまして
まさか、あのピンポンのスマイルだとは
あとで聞くまで全く気づかなかったんですが、
怪演でありました、主役だったんじゃないかと思うほど
見事な具合で、あのなんともいえない演技にひっぱられていた
そう言っても過言ではなかったように思います

次回もなかなか面白そうなテーマのもので
土曜ドラマをしばらく見続けることになりそうです

龍馬伝 故郷の友よ

2010-05-23 21:17:22 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ龍馬伝
きっちりと正座して視聴完了
面白かった、すばらしい

相変わらず凝縮されているという感じで
よくよく思い返してみると、さほど物語は進んでなくて
よーは、勤皇党が瓦解というか、崩壊して
武市さんが捕まりました
そういうお話であったかと思います
七卿落ちだったか、なんとかという事件だったように思いますが
まぁ、絵に描いたような悪い薩摩のおさむらいが出てきて
今後が見えてきたように思うところであります

相変わらず久坂の書き方というか、あの役者さんの
久坂はいいなぁとほれぼれしてしまったのでありますが
烈士という風情というか、まぁ、あの
危険そうな具合がとてもよかった
それを煽るために出てきたとしか思えない
薩摩のアレもまたまたすばらしく
この描き方からすると、最終的に龍馬は薩摩に殺られるという
そういう話になるんじゃなかろうかと
勘ぐってしまうほどでありました
おさな様が殺しにくるとかいう
悪い噂もありますが、それはそれとしまして

ぎらぎらとしつつも、合間合間に明るい話題をという
気遣いなのか、あれも対比だったのか
弥太郎が成り上がっていくシーンがなかなかよかった
武市の家族のありかたもまたよかったし
二人が、またいがみあいのようにすれ違いながら
そのあとに、武市夫婦の会話、弥太郎一家のシーンと続くのは
残酷だけど、すごいことだなと感動してしまった
特に武市のシーンは泣いた
あんなべたなと言ったら失礼だけども、ちくしょう
泣かせにこられて泣いてしまうとは不覚と思いつつ
あの、声がけを無視して夫婦の会話を繰り返すところよりも
さいごに、いってらっしゃいませと送り出したところ
あそこが印象的ですばらしかったのでありました

弥太郎がいっぱいでてきてうれしかったけど
なんか、全体的に感動基調で悲しかったのが切ない

それはさておき、まぁ、顔見せとはいえ
少々どころかだいぶ強引だなと思ってしまった
以蔵を探しにきたのが新撰組で
しかも、近藤、土方、沖田ってのが
まぁ、仕方ない、仕方ないとは思うが
今までの作りからすると、ちと、やりすぎでないか
そんなメンバーで見回りしないじゃん、たぶん

ふらっと三人でてきて、さりげに泰造がいたのがステキでしたが
ちょっとあのシーンだけだと近藤っぽくねぇなと
思ってしまいましたが、おいおい、台詞があるのかも含めて
楽しみであります、そんなに前に出てもらうものじゃないんだが
どうなるんだろうかしらね

勝先生も、すっかり先生でありましたし
来週も楽しみであります
やっと、ヒロイン登場のようでありますしね

外事警察

2010-05-18 20:49:37 | 読書感想文とか読み物レビウー
外事警察  作:麻生幾

同名ドラマをしっかり見て
うわ、NHK年末にどんなことしてくれんだと
恐怖というか、絶望にたたき込まれた
それはそれは薄黒い作品でありました、その原作
私は想像力が貧困というか、ともかく
何か知っている話の別メディア版というのは
なかなかどうして、最初に見た奴の印象から抜け出せなくなるというか
ああ、よくできてるなと
作品としてちゃんと見てないことになってしまい
理解を助けてくれることもあるんだが、
今回は完全に失敗でありました

何せ、テレビ版とまるで話が違う

これはいい意味で面白いというか
ハゲタカの時に同じ事思っただろうがと
自分でも思うのでありますが、今回は
その時以上に違う、まるで別物でありました

そのせいで、もう、話が全然理解できない
こいつ、役者さんの顔も声もわかるのに
やってることと、役としての立ち位置がまるで違いすぎる
ていうか、おまえ、誰なんだ

そんなわけで、ちゃんとわからないという最低の状態でありましたが
なんとか読み終えてみて、やっぱり、理解は届かず
なんというか、なんか解決したのか?
何かよかったのか?
事件は起きたけど、それって投げっぱなしてことなのか?とか
本当、悪いことばかりが続いていき
サスペンスというか、こういうので最大の見せ場である
オチの怒濤で、完璧に置いていかれてしまい
一生懸命読んだのになんだこれという具合になってしまいましたとさ

話はすげー面白かったのでありますが
腰を据えて、一気に読み上げてしまわないと
酔っぱらって帰り道に読むとかそういうのでは
全然話しにおいついていけないので注意されたしと
読む前の俺に言いたかったと反省しきりであります

結局、小説としてどうだったのか
なんか見所読みどころがあったのか
聞かれたら、わからないと答えるほど
ちゃんと読めなかったわたくしでありましたとさ
日記じゃないか

龍馬伝 収二郎、無念

2010-05-16 23:56:33 | NHK大河ドラマ感想
龍馬伝視聴完了
用事があって生で見られませんでしたが
ちゃんとビデヲで見ました、今回ビデヲ撮っておいて
本当によかった、明日もう一回見よう
そんな、ステキすぎる回だったと思うのであります

監督さんなのか、脚本さんなのかわかりませんが
やたら、対比がうまいよなとつくづく思うところ
今回も、金策に走る龍馬と弥太郎、ま、
こっちのはさほどでもなかったんだが
兄という軸だったのか、収二郎とゴンペイ兄さんが
凄くよかった、特にゴンペイさんは何してんだという
あの具合がすこぶる面白かったのでありました

こう考えてみると、土佐の面々は贅沢だよなと
しみじみ思い知った次第
あの春嶽の横にいた人も、なかなかキャラ立ってるというか
あんなのばっかり出てくるから、幕末って怖いなぁなんて
思ったりもしますが、見ていて楽しいというか
演技、ドラマとして面白いのは、土佐の面々だよなと
弥太郎のほんわかパートやら、
容堂が本当、どうしようもないくらい怖かったりとか
大変面白い、もう、面白いしか言わなくていいや

そんな具合でありますが、今回一番印象に残ったのは
なによりも、弥太郎一家だなぁと
あのなんかいい、一家という感じがとてもステキで
岩崎家は、親子揃っていい嫁貰ったんだなあと
しみじみ感心したのでありました
うらやましいことこの上ない

そういう家族的なことも多くて
ゴンペイ兄さんの家族に関するそれこれもとてもステキで
だんだんと暗くなってくるものの
見応えたっぷりで、楽しくてしかたないのでありましたとさ

陶磁器を探す旅~2010陶芸作家展 美濃と出会う~

2010-05-12 21:54:41 | 陶磁器を探す旅と名物
2010陶芸作家展 美濃と出会う

という、イベントを見てきたのでありました
最終日の5月4日のこと、100人の陶芸作家作品を
生で見られるという素晴らしすぎるそれを見てきました
場所は、セラミックパークMINO
展示即売会という具合でありまして
机の上に作品がずらり並べてあって
気に入ったら買うことも可能という
なかなかステキな催しでありました

雛壇といったらいいのか、いわゆる目玉として展示されていたのが
人間国宝「鈴木蔵」氏をはじめとする、土岐や多治見で
無形文化財となっておられる方々のそれこれが
まず凄かった

何が凄いかと言われると、何一つ説明できないあたり
私の名誉に弱いところでありますが、
あれだけ並べられていると、ライティングとかそういう加減をヌキにして
やっぱり、ここに飾られている人の作品は
どうにも、陶器の気迫みたいなもんが違う
そうやって感じたのであります
嘘じゃない、本当にそう思ったんだよ

まぁ、鈴木蔵氏の作品にあっては400万円という
とてもとてもステキすぎる志野茶碗をはじめに
手頃とは言い難い値段ながら、手にしっくりきそうな
すげぇ茶碗がごろごろ並んでおりまして
まさにガンプク、そして、凄い人だかり

感想が散文になってしまいますが、
思った以上の人手で賑わっておりまして
なかなかの盛況加減でありました
多分、相当数が関係者なんであろうと思いつつ
ずぶの素人のくせに、展覧会で
必死に値踏みをしてきたのでありました

で、無形文化財コーナー以外でも、
魯山人と、半泥子の展示コーナー
これまた、凄いものがさらっと置いてあるなと
感激しきりに穴があくほど見て参りました
やっぱり、どっちもとてもいい、なんせ
使いたいと思わされてしまうところがいい、
飾っておくだけじゃないところがいいなぁなんて
思ったりもしますが、どうやって使うかわからない
陶器も置いてありました(ちゃんと見てこい)

あと、知らない内に作家さんの名前を覚えてきておりまして
へうげもののおかげもありますが、あれに参陣していた
幾人かの作品も見かけられたし、
個人的に百貨店とかでいいなと目をつけていた人もいたり
なんだか楽しくなったりしてしまい、興奮さめやらぬところ
美濃焼はやっぱりレベルが高いなというか
いいなぁという気持ちが大きくなってしまいますところ

いくつか欲しいと思ったものもありましたが
ぐっと堪えて、結局買わずじまいとしたのでありますが
とても面白かったのであります
おそらく毎年やってんでしょうが、
ぐるり、現代陶芸を見るのは楽しい
信楽、常滑とは違ったというべきか、
がらりと洒落たものが見られると、美濃焼について
思ったりしたのでありました

志野と織部があるだけでテンションがあがってしまう癖だけ
なんとかせななりません

龍馬伝 攘夷決行

2010-05-09 22:27:57 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ龍馬伝
弥太郎がちっとも出てこないと
なんだか、物足りないという危ない病にかかりつつ
今週は、勤皇党が成れ果てていく様が見事でありました

ちゃんと追っているんだから
突然というわけでもないんだけども、
やはり、唐突に粛正が始まったみたいな印象となる
この事件、勝と一緒にいた以蔵がなかなか開花したというか
いいところでありましたけども
結局というのか、武市一家に戻ってのお家騒動
さらに、そのお家がいきなり瓦解していくという
この見事な崩落ぶり、平井といい、以蔵といい
どちらも、完全に時代から乗り遅れたというか
周りが見えていなかった、特に平井に関してはそうだなと
対比でもないが、海援隊(違う)にいった
元勤皇党のメンツの台詞が表していたように思います

生々しいといったらいいのかわからんが
武市が阿呆のように、自分が信じているところを話す様が
憐憫に溢れすぎてて直視できないほどでありました
すげぇ、根底で解ってると言っているような
また、言いながら、認めるときが来たことを、未だ否定してるような
凄まじく複雑な、救われない薄ら笑いを浮かべる
半平太の哀れが、もう、たまらんたまらん
龍馬が必死になればなるほど、その差は広がっていき
最期というでもないが、武市が
それを認めることが、自分自身全部を否定することになるという
あの結論

いたたまれなさすぎるだろう

正しいと思ってやっていたというのは
本当、残酷なことだなぁなんて思うんですが
まぁ、大人なんだから責任はとらないといけませんと
酷いことも思うのであります
さほど調子にのってたわけでもないしねぇ

しかし、慶喜がびっくりするほど小悪党に描かれていて
凄まじいものでありました、あの小躍りぶりは
歴代というか、見事な悪党ぶりで
今後が楽しみでしかたねぇじゃねぇかというところ
幕府も阿呆窮まったという具合が
じわじわ出てきてて面白いのでありました

右往左往が、各段階というかそれぞれの立場で描かれて
それでいながら、お国もとの土佐では
のほほんと女どもの会話というのがまた
いいなぁと思ったのであります
そこに関わるのか、来週弥太郎が帰ってきて
綺麗な嫁ちゃんとなんかあるようなので
楽しみなのであります

よきかなよきかな

八日目の蝉

2010-05-05 11:38:38 | ドラマ映画テレビ感想
いつもだったら絶対見ないジャンルなんだけども
一話目から、壇れいさんの演技に釘付けというか
すげー、もう、見逃せないほどのめりこみました
同名小説のドラマ化で、小説の方は未読
ただ、高畑さんとか、おひょいさんとか、
岸谷五郎とか、もう、いい役者がいい演技してて
全部が物悲しいという
ステキすぎたドラマでありました

救いがないというわけでもないんですが
親子の愛情みたいなものを、親子じゃないもので表現といった
高尚すぎてよくわからないそれであります
私の実母に説明したところ
よくある話
なんて言っておりましたので、そういうもんなんでしょう
昼ドラっぽいといえばそうかもしれない

痴情のもつれから発展して
とんでもない誘拐事件になるというのが筋でありますが
この誘拐事件というのが、誘拐という言葉では
語りつくせないような、なんとも愛情にあふれたというべきか
いや、誘拐された子供からすれば
たまったもんじゃないところではありますけども
本当の愛情というのは、そうやって理解できるものなんだろうかと
凄く深く考えさせられたのであります

なにせ泣ける、とても悲しい
そういうものでありまして
娯楽としてそんなことしたらダメだろうと
思ったりもするんだが、感動した
すげーすげー感動した
マジで泣いてしまったあたり、涙腺が弱りすぎていると
反省しきりであります

途中のエンゼルさんの話あたりが
一番面白かったというか、高畑さんがうまいなぁと
改めて感心したのでありました
魅せられた、そんな感想をもちました
とてもとても感動、胸を打たれた名作だと思われました
原作読もう

龍馬伝 海軍を作ろう!

2010-05-03 01:02:05 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ龍馬伝
帰省して家族と視聴ということでありました
オヤジやお袋がはまっているのを見ていると
なかなか感慨深いと思うんだが
同世代で友達できないはずだとも思ったりなんだったり
今日もがんばっていこう

さて、なんか軽い感じのタイトルというか
先週の怪物に対して、爽やか分を補給できると思ったら
どっこい、今週も先週以上に容堂公がはりきりすぎでありました
四賢君だったか、あの集まり、あの飲み会
絶対行きたくねぇなと冷や汗というか、嫌な汗をかきつつ
ころころと、転がり落ちるとか生易しくなく
急転直下で色あせていく武市さんが本当にかわいそうです
輪を掛けて、以蔵もかわいそうなんだけど
なんというかな、あの二人にているんだろうか
武市は容堂を、以蔵は武市をと
どっちも悲しいことになっているのが、なんともかんともであります

その薄暗さと、頭悪いというか
最高に楽しそうな海軍についての塾の風景が
対比というには残酷すぎるそれこれで
みんなすげーなー、あれこそが学問にいきてなんとかと
まばゆく見えてしまったのであります
くしくもというのか、冒頭の
若ぇのはいいなぁ的な発言がしんみりと
最近身にしみてしまいますところ

しかし、沢村争奪戦もなかなか面白かったけども
男子校のように、すげー頭悪く盛り上がっているというか
なんか、あの異様な有様が見ていてすごく愉快でありました
ああいうのがいいですね、まったくほんとうに
いやいや来ていた、勤王党組も
すっかりと溶け込んでいくようなところは
ちと、性急すぎるだろうと思わなくもないですが
あれはあれ、そこがよいとも思われるところでありまして

一番よかったのは、勝先生とであった以蔵という部分でありました
あそこは笑わせながら、先を知っているだけに
悲しいシーンだなぁなんて、しんみりとしてしまうのであります
あの純粋さ、地球儀みてあの反応というあたり
実際のところ、学問に関してはもうひとつも二つも
武市から見て足らなかったんだろうなともまた思わされつつ

以蔵一人旅が、悲しい結末となっていくのが
すごく見所だと思われます
一人ぼっちになった、武市が以蔵を呼んだあたりもよかったなぁ
勝の護衛してんだもんなぁ