怒涛の関西将棋 著:谷川 浩司
谷川名人による関西将棋の歴史紹介本でありました
将棋の本なんだけども、将棋そのものはほとんど出てこない
図面すらも現れないというもので、
しかし、関西将棋界というものについて大変わかりやすく
面白い本でありました
谷川名人の視点からという話なので
関西の将棋界が中心とはいえ、
大山名人、中原名人時代というものをリアルに経験している
そのあたりの話や、その頃の雰囲気みたいなのが
古くは、坂田三吉の話から遡って語られていて
非常に勉強になったのでありました
特に、この坂田三吉という人を含めた
昭和の将棋指し、実力制名人というものの前の世代
そのあたりの歴史が解説されていて
物凄く興味深いのであります
このあたりはもう、本でも語られていた通り
ちょっとした伝説というか、一種の御伽噺のようでもあるので
読み応えというか、あらすじだけでも面白い
ドラマチックすぎる展開というか、そこここ
この生き様みたいなのが、ちょっと
そのように作られすぎているという事実なんかも触れていて
大変興味深いのでありました
売れるということはつまり、そういうことであって、
そして、当人もそのあたりをわきまえていたり
さらには、その虚像とは別に人物があるというお話でありました
この坂田三吉から、系譜でもないが
弟子筋として関西の将棋人たちは存在しているような
そういう連帯感というべきか、
東西に分かれて、独特の何かがあるという雰囲気であるとか
将棋界の政治にはぎりぎり触れないままに、
それでも、何かの違いであったり、
そういったこだわりともいうような派閥とまではいわない
土地による意地みたいなのが解説されていて
大変興味深いのでありました
若手も着々と伸びていて、弟子を育てることや
弟子がどうするかということなんかも
さらっと触れつつ、谷川名人が過ごした時代でも
大きく変わっていった、将棋に関わる人たちの関係なんかも
興味深く語られていて、大変勉強になったのでありました
こういうのを読んでいると
自分はやっぱり、将棋が好きというよりも
将棋に関わっている様々なものが好きなんだなと
思い知らされるのであります
谷川名人による関西将棋の歴史紹介本でありました
将棋の本なんだけども、将棋そのものはほとんど出てこない
図面すらも現れないというもので、
しかし、関西将棋界というものについて大変わかりやすく
面白い本でありました
谷川名人の視点からという話なので
関西の将棋界が中心とはいえ、
大山名人、中原名人時代というものをリアルに経験している
そのあたりの話や、その頃の雰囲気みたいなのが
古くは、坂田三吉の話から遡って語られていて
非常に勉強になったのでありました
特に、この坂田三吉という人を含めた
昭和の将棋指し、実力制名人というものの前の世代
そのあたりの歴史が解説されていて
物凄く興味深いのであります
このあたりはもう、本でも語られていた通り
ちょっとした伝説というか、一種の御伽噺のようでもあるので
読み応えというか、あらすじだけでも面白い
ドラマチックすぎる展開というか、そこここ
この生き様みたいなのが、ちょっと
そのように作られすぎているという事実なんかも触れていて
大変興味深いのでありました
売れるということはつまり、そういうことであって、
そして、当人もそのあたりをわきまえていたり
さらには、その虚像とは別に人物があるというお話でありました
この坂田三吉から、系譜でもないが
弟子筋として関西の将棋人たちは存在しているような
そういう連帯感というべきか、
東西に分かれて、独特の何かがあるという雰囲気であるとか
将棋界の政治にはぎりぎり触れないままに、
それでも、何かの違いであったり、
そういったこだわりともいうような派閥とまではいわない
土地による意地みたいなのが解説されていて
大変興味深いのでありました
若手も着々と伸びていて、弟子を育てることや
弟子がどうするかということなんかも
さらっと触れつつ、谷川名人が過ごした時代でも
大きく変わっていった、将棋に関わる人たちの関係なんかも
興味深く語られていて、大変勉強になったのでありました
こういうのを読んでいると
自分はやっぱり、将棋が好きというよりも
将棋に関わっている様々なものが好きなんだなと
思い知らされるのであります