街とその不確かな壁 作:村上春樹
久しぶりの村上春樹
多分、またわからないまま、手ごたえを得ずに読み終えてしまうだろうなと
思ったり考えたりしながら読んだのだが
今回は、より一層わけわからんというか、結局なんだったか
さっぱりわからんまま終わったんだが、
あとがき読んで衝撃的だったんだが、旧作のリファインだったそうで、
はたしてもともとはどういう物語だったのだろうか
それすらもわからんし、まぁ、これはこれでいいかと
とりあえず読み終えたというメモだけおいておくのである
ありていに、簡単な話しとしては、
ある種の失恋話しで、それをずっと引きずってる男の話しのようにも思えたんだが
それにしては、入り組んでいるし、もしかしたら
最初はそういう話しのつもりだったけど、それがそんな単純なことではなく
ただただ深く何かがあるために、男子たるもの失恋すると
ああいう感じになるのだという、そんな話しだったりしたんだろうか
それはそれで面白いというか、
ようやく、村上春樹と会話できそうとか思ってしまったけど
多分そんな感じじゃないな
そんなわかりやすく軟弱ではないだろうと思えば、やはりわからんと
思いつつ終えたのである
想像上の街、高い壁に囲われた街という抽象的なお話で、
そこから来た少女と、そこへ行った男と
そんな行き来の話しのようでもあったが、
人間の影とか、本当のとか、そういうともかく実態のない話しばかりで
だけど、それが厳然とあって、そこに囚われるでもなく、
その内にある語られることのない因果みたいなのに縛られているような
そういうお話であって、色々設定は面白いので、
もしかするとそれぞれが何かのメタファーでとか、そういうことかとも思ったけど
それすらも、もはや放棄したんじゃないかと
そういうしゃらくさいことはしないという感じですらあるのか、ないのか、
よくわからんまま、でも、なんかありそうな風だけで話しは進んで
街に入り、街から戻り、また街へ行き本当に帰る
そんな物語になっていたのであった
最初の街から戻るくだりくらいまでだったら、
やっぱり壮大な失恋話しだったで辻褄があいそうというか
そうであってほしいとか思いつつ読んだわけだが
そんなはずもなく、もはやそういうことではないと突き付けられたようでもありながら
さりとて、強く愛した人をもつとそこで燃え尽きる話しとかがあったりして
なんというか、もやっとして読み終えたのであった
結局なんだったか、わかることもなく
また、村上春樹を読んだという事実だけ手に入れた読書であった
久しぶりの村上春樹
多分、またわからないまま、手ごたえを得ずに読み終えてしまうだろうなと
思ったり考えたりしながら読んだのだが
今回は、より一層わけわからんというか、結局なんだったか
さっぱりわからんまま終わったんだが、
あとがき読んで衝撃的だったんだが、旧作のリファインだったそうで、
はたしてもともとはどういう物語だったのだろうか
それすらもわからんし、まぁ、これはこれでいいかと
とりあえず読み終えたというメモだけおいておくのである
ありていに、簡単な話しとしては、
ある種の失恋話しで、それをずっと引きずってる男の話しのようにも思えたんだが
それにしては、入り組んでいるし、もしかしたら
最初はそういう話しのつもりだったけど、それがそんな単純なことではなく
ただただ深く何かがあるために、男子たるもの失恋すると
ああいう感じになるのだという、そんな話しだったりしたんだろうか
それはそれで面白いというか、
ようやく、村上春樹と会話できそうとか思ってしまったけど
多分そんな感じじゃないな
そんなわかりやすく軟弱ではないだろうと思えば、やはりわからんと
思いつつ終えたのである
想像上の街、高い壁に囲われた街という抽象的なお話で、
そこから来た少女と、そこへ行った男と
そんな行き来の話しのようでもあったが、
人間の影とか、本当のとか、そういうともかく実態のない話しばかりで
だけど、それが厳然とあって、そこに囚われるでもなく、
その内にある語られることのない因果みたいなのに縛られているような
そういうお話であって、色々設定は面白いので、
もしかするとそれぞれが何かのメタファーでとか、そういうことかとも思ったけど
それすらも、もはや放棄したんじゃないかと
そういうしゃらくさいことはしないという感じですらあるのか、ないのか、
よくわからんまま、でも、なんかありそうな風だけで話しは進んで
街に入り、街から戻り、また街へ行き本当に帰る
そんな物語になっていたのであった
最初の街から戻るくだりくらいまでだったら、
やっぱり壮大な失恋話しだったで辻褄があいそうというか
そうであってほしいとか思いつつ読んだわけだが
そんなはずもなく、もはやそういうことではないと突き付けられたようでもありながら
さりとて、強く愛した人をもつとそこで燃え尽きる話しとかがあったりして
なんというか、もやっとして読み終えたのであった
結局なんだったか、わかることもなく
また、村上春樹を読んだという事実だけ手に入れた読書であった