星の子 作:今村夏子
架空と思しき宗教というか、ネットワークビジネスめいたものに巻かれている家族の物語
面白おかしいとか、狂気が滲み出ているとか
そういう感じではなく、ちょっと変わってるけどまぁ普通みたいな生活と
やっぱり、そういう感じだから疎外されているような日々と、
それでも普通にある日常、友達とか
そういうものが描かれていて
凄くとらえどころのない日常風景が浮かぶのが凄いと思って読んだ
実際こういう感じなのかもしれないなという
共感ではないが、理解ができそうなといったらいいか、
嫌悪とは異なるが、忌避してしまいそうな境遇の人を
人として見ることができる物語で、とてもよかったという気分で終わった
結構投げっぱなしでもないんだが、
お姉ちゃんがその後どうなったのか、
家族は星を見てどうなったのか、
友達の彼氏はどうなったのか、
色々と余韻や余白のある物語で、かなり親切というか
気持ち穏やかに読める普通の小説になっててよかった
まぁ、それでいいのか?と思わなくもないのだが、
他の作品にあるような不気味さは控えめで、なんかいい話しだったという方が強くて
いい話しだなーと、そんなに気分落ち込まずに読めたのがよかったと思うところ
すっかり今村夏子作品にはまってしまってて、
求めるものが先鋭化してしまうなと反省しつつ
こういう話しもいいなと思ったのである
色々な人に、それぞれの普通があるという当たり前を読めたような
そういう気分である
架空と思しき宗教というか、ネットワークビジネスめいたものに巻かれている家族の物語
面白おかしいとか、狂気が滲み出ているとか
そういう感じではなく、ちょっと変わってるけどまぁ普通みたいな生活と
やっぱり、そういう感じだから疎外されているような日々と、
それでも普通にある日常、友達とか
そういうものが描かれていて
凄くとらえどころのない日常風景が浮かぶのが凄いと思って読んだ
実際こういう感じなのかもしれないなという
共感ではないが、理解ができそうなといったらいいか、
嫌悪とは異なるが、忌避してしまいそうな境遇の人を
人として見ることができる物語で、とてもよかったという気分で終わった
結構投げっぱなしでもないんだが、
お姉ちゃんがその後どうなったのか、
家族は星を見てどうなったのか、
友達の彼氏はどうなったのか、
色々と余韻や余白のある物語で、かなり親切というか
気持ち穏やかに読める普通の小説になっててよかった
まぁ、それでいいのか?と思わなくもないのだが、
他の作品にあるような不気味さは控えめで、なんかいい話しだったという方が強くて
いい話しだなーと、そんなに気分落ち込まずに読めたのがよかったと思うところ
すっかり今村夏子作品にはまってしまってて、
求めるものが先鋭化してしまうなと反省しつつ
こういう話しもいいなと思ったのである
色々な人に、それぞれの普通があるという当たり前を読めたような
そういう気分である