定食屋「雑」 作:原田ひ香
大仰ではない、女性が生きていくうえで自立をする話し
と読んだけども、どうだろうか
旦那が家に帰ってこず、居酒屋で美味しくもないものを食べている、
そういう現実に、美味しい物を正しく食べないとと、やや押しつけがましい妻が、
想いではなく、生き方を新たにしていくというお話で、
キャラがうまいというか、こういう人、いっぱいいそうだなという
ほどよいわがままさというか、自分正義の強さみたいなのが
実にリアルで、そこで折り合いが合わないという、心の狭い男もまたと
思わなくもないのだが、その陰に女があったりするという
これまた、しょーもない感じも含めて、今そこにある問題っぽくて
とてもよかった
結局はそういう夫婦間のそれこれというよりも、
居酒屋「雑」の女主人との関係、そこで得るもの見るものというのが重要で
不思議な縁もあわさって、人生そのものが大きく変化していくというのが
ドラマチックというには、ノー天気すぎる感じだけども
コロナのこともあいまって、色々と変化せざるをえない、
受け入れていくといった感じが、それぞれのキャラクタがうまく補完しあっているようになって
難着地したというのが面白かったと思うのである
基本的に、なんだかんだ、前を向く内容で終わるというのがとてもいい
ちょっと、一人称が入れ替わりすぎて
一瞬わけわからなくなったりとしたんだが、それはそれとして、
出てくるキャラクタそれぞれの心情が、言葉ややりとりに出てこず
内面での言葉として出てくるのが、小説的でいいなと
こういうことあるなーと思いつつ読んだのでありました
生きていくのは簡単ではないという話しでもないのだけど、
割とうまくいっているように見える、今はそれで充分という
そこで生きていくという姿が見える小説で
非常によかったとメモっておく
大仰ではない、女性が生きていくうえで自立をする話し
と読んだけども、どうだろうか
旦那が家に帰ってこず、居酒屋で美味しくもないものを食べている、
そういう現実に、美味しい物を正しく食べないとと、やや押しつけがましい妻が、
想いではなく、生き方を新たにしていくというお話で、
キャラがうまいというか、こういう人、いっぱいいそうだなという
ほどよいわがままさというか、自分正義の強さみたいなのが
実にリアルで、そこで折り合いが合わないという、心の狭い男もまたと
思わなくもないのだが、その陰に女があったりするという
これまた、しょーもない感じも含めて、今そこにある問題っぽくて
とてもよかった
結局はそういう夫婦間のそれこれというよりも、
居酒屋「雑」の女主人との関係、そこで得るもの見るものというのが重要で
不思議な縁もあわさって、人生そのものが大きく変化していくというのが
ドラマチックというには、ノー天気すぎる感じだけども
コロナのこともあいまって、色々と変化せざるをえない、
受け入れていくといった感じが、それぞれのキャラクタがうまく補完しあっているようになって
難着地したというのが面白かったと思うのである
基本的に、なんだかんだ、前を向く内容で終わるというのがとてもいい
ちょっと、一人称が入れ替わりすぎて
一瞬わけわからなくなったりとしたんだが、それはそれとして、
出てくるキャラクタそれぞれの心情が、言葉ややりとりに出てこず
内面での言葉として出てくるのが、小説的でいいなと
こういうことあるなーと思いつつ読んだのでありました
生きていくのは簡単ではないという話しでもないのだけど、
割とうまくいっているように見える、今はそれで充分という
そこで生きていくという姿が見える小説で
非常によかったとメモっておく