CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

いだてん  時代は変る

2019-06-30 21:57:47 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「いだてん」
視聴完了しました
いきなり変わってという感じだけども、
実際は、結構近い時代だから、そんなに飛んだはずもないのに
思いっきり方向転換したみたいな感じだから
なんといっていいか、違うドラマが始まったと
これは制作の思惑通りなのでありましょう
なかなか斬新で面白かったと思うのであります

徹底的というでもないが、とりあえず、田畑さんが
前主人公をディスりまくるというのが斬新というか、
だいたい、一部のうちから、もう一人の主人公である志ん生も
ボロクソに言ってるあたりからして、
感じ悪いというイメージだったんだけども
それを続けていくというか、その地のまま
新しい主人公になるというのが
物語的に面白いなとつくづく感じたのでありました
ただ、なんか、むしのすかんキャラであるなと
そのあたりだけは思ってしまうんだが
ああいうバイタリティが、色々変えていくんだろうな

と、そんな按配で、面白おかしい物語として書いていたけども、
さらっと、体育協会関係のどろどろというか、ごたごたが書かれて
非常に興味深かったのでありました
そうか、ああやって、陸連とかできていったのか
なるほど、すげぇなというか、あれは暗部じゃないのかと
なんか、いらぬ想像を掻き立てられて
凄い面白かったんだけど、もはや大河ドラマというそれとは
まったく関係ない、ちょっとした
野次馬的なものを覚えてしまったのであった
面白い

てこ入れも含めて、かなり調子を変えてきた
そんなこともあるのかとも思ったりしながら
でも、それがいい感じで当たってくれと祈りつつ
戦争をどの程度描くか
そのあたりが気にかかるけども、
楽しみを継続していこうと思うのである

【映画】イミテーションゲーム

2019-06-29 21:42:15 | ドラマ映画テレビ感想
天才数学者にして、二次大戦の英雄の一人に数えてもよい男
アラン・チューリング博士の物語でありました
チューリング博士が、エニグマ暗号を解読するその姿を描きつつ、
戦争に関わることと、英国特有ともいえるジェンダー問題とを
暗いタッチなんだけども、見事に描いていた力作でありました
すげぇ面白かった

チューリング装置の設計話のところが、
素人でもわかるような解説を挟みつつ、何をしていたか
凄く理解しやすいビジュアルで再現されていて脱帽、
また、それを見せながら、博士の天才っぷりと孤独ぶりが見事に調和して
大変面白い、人間ドラマとしても見ごたえたっぷりだったと
思うのでありました

出てくる人たちをぼんやり眺めていて、
これはシャーロックなのかと思わなくもない
出演者たちでありましたけども、
昨今、イギリスではジェンダーを取り扱う内容を盛り込まなくてはいけないのかと
かんぐってしまうくらい、そちらへの丁寧な説明も含まれていて
なかなか考えさせられてしまうのでありました
当時、確かに同性愛というものを異常、違法としていた
その姿を描きながら、ひとつとして、同性愛そのものの行為を描かなかった
だけど、心の機微として、その移ろいというか、
チューリング博士の孤独と恋情、あるいは、愛情というものが
物凄く伝わってきてよかったのでありました
凄いわ本当にもう

素直に物語だけを見て楽しく過ごしたので、
特にこれと思わなかったんだが、感想をまとめるにあたり
色々と思い返してしまうと、最終的に博士がああなってしまったのは
結局、MI6の仕業だったんだろうかなとも
思ったり思わなかったりしてしまうのであった
いや、でも、ほかの人たちはそれなりに幸せだったし
やはり考えすぎかとも感じるのだが
ともかく、エニグマを打ち破ったときのカタルシス、
そこにいたるまでのいざこざと、組織、人間の葛藤なんてのが
凄い面白かったのに、
そのあとにまっているもの、彼らが守ったものについての残酷さが
尺は短く、ほとんど語られることがなかったのに
迫ってくるような演出で、凄く心に響いたのでありました
なんて面白かったのだろうか

そんな風に感じつつ、天才の話、特に数学の天才の話というのは
やっぱり面白いと表層的な部分で随分楽しんでしまった
そう書いてメモを置く

【ドラマ】ミストレス

2019-06-28 21:32:34 | ドラマ映画テレビ感想
NHKドラマ10だったかの枠でありました
相変わらず女性向けのセンセーショナルな物語をやるなと
いつもの通り、絶対、自分向けに作られていないとわかっているのに
見入ってしまったドラマでありました
というか、NHKのああいうタイプのドラマって
誰向けに作ってんだろうか、
やっぱり見てるから、俺なんだろうか(絶対違う)
そんなことを考えつつ、
少なくとも、40そこそこの男性が見るドラマではなかったと思うのでありました

NHKにしてはという言葉は
もう使えないのかもと、昨今の様子を見ていて感じるのですが、
今作もまた、使いたくなるような刺激的な内容で、
何がといえば、濡れ場シーンの濃厚さに中てられたというか
驚いたのでありました、しかもレズシーンとか
ちょっと攻めすぎだろうと思うんだが
衝撃的だったのであります

物語としては、仲良しの四人の女性たちが
それぞれに悩みや、なんだかを抱えつつ生きていくと
こういうタイプのレディコミ系の漫画を読んだことあるなとか
感じたりしたのでありますが、もう
そのテンプレを、本物の女優さんで相当に作りこんでやるというのが
新しいドラマ体験だったと感じたのでありました

主人公の一人である精神科の女医さんが、
いざこざのあった男の息子と、本当にもう、
唐突としか言いようのない恋というか、まさに落ちるといったシーンがあったけど、
ここの演技とシーンの作りこみが凄まじすぎて
なんというか、息をするのも忘れて画面に魅入られたのでありました
すげぇわ、女優さんの演技の衝撃たるやというか、
長谷川京子すげぇよ、でもそんなわけあるか、理解できねぇと思っているんだけど
ドラマに流されてしまうかのような説得力があふれ出てて
「あなたのことが好きぃ」とかいう台詞と表情が
しばらく夢に見るんじゃないかというくらい衝撃だったのであります
官能的とか、感動的とかじゃなく、怖いとかに近い感情を催したのであった

その他も、見所が多すぎてというか、
なんか凄い話だったなと、全体的に終わってみると
それなくね?と思ってしまうところがてんこ盛りだったのに
なんか、いい話だったっぽく終わったのが
納得できないような、これはこれで見事だったと思うのか
自分でも消化できないままなのに
なんか楽しかったと思えたのでありました

是非を問うものではない

【映画】帝一の国

2019-06-27 21:21:48 | ドラマ映画テレビ感想
原作漫画は読んだことないけど、
かなり出来がよいと聞いてみてしまった
とある学校の生徒会長になれれば、やがて総理大臣になることができる
学生を舞台にした、政治戦争みたいな真似事を
コミカルに描いた物語でありました

あまり深く考えずに、ぬぼっと見るのにちょうどよい感じで、
なかなかツッコミどころ満載の内容ながら、
俳優たちの体当たり演技というか
主に帝一の頭よいのか悪いのかわからないキレ者っぷりが
本当に素晴らしくて、そのキレ芸みたいなのを
堪能する映画だったんじゃないかと思ったりしながら
にやにや見終わった次第でありました

さしたるロマンスがあるわけでもないし、
滾るようなアクションがあるわけでもない、
いや、実際はそこそこアクションしていたけども
そこが見所というわけでもなくて、
政治闘争という一種の喜劇を楽しく見ることができて
アップテンポに過ごしていける物語だったと思うのであります

色々な陣営を行ったり来たりしながら、
自身も何かを積み上げていき、友情だとか、絆だとか、裏切りだとか
そういうものを実に解りやすく、漫画チックに堪能できて
にやにやして見終わる映画だったと思うのでありました
授業風景がまったくなく、ずっと選挙運動しているという
異様な学校だったけども、
あれはあれで楽しいことだなと、ごっこ遊びが
やがて大きなことに繋がっていくであろう世界観が
ちょっと楽しかったようにも思うのであります
どっかにああいう手合いばっかりの学校があったりするんだろうかねと
考えてしまうのであった

【読書】どん底から最高の仕事を手に入れるたった1つの習慣

2019-06-26 21:03:42 | 読書感想文とか読み物レビウー
どん底から最高の仕事を手に入れるたった1つの習慣  著:福島 正伸

会話劇で見せる、仕事に関する物語でありました
あまり、うがった書き方はよくないと思いつつも、
ちょっと机上というか、精神論、あるいは、理想論が過ぎる
そうとも思えるほど、読んでいる分には明るい未来に満ち溢れた感じなんだけども、
具体性というか、実際にそうするということもわかるが、
その実践的なところから乖離したようにも思える内容でした

独立志向の強い人物と、安定のため大企業に就職した人物の
二人が、友情を保ちながら、お互いの足らないところ、足りているところを
共有して、お互いの苦難に打ち勝っていくというストーリーで、
これはこれで、よい話だと思える内容だったのであります

当人たちの年齢があがるにつれて、困ってくることが変わる
それぞれの立場から補完しあいながら乗り越えていくというのが
なかなか興味深くて、単純に自分がしたいからと独立するのと
組織の中にありながら、自分のしたいことをするというのは
さほどに差異がないという指摘が、物語として行われていて
このあたりは興味深いと思えたのでありました
結局、独立できるほどの気概や能力があれば、
社会に属しながら、よりよい立ち位置を占めるというか
求められていることに答えられるという
そういう話じゃないかとも思える内容でもあった

うがちすぎるのもいけないし、絶望もしていないのだけども
本書では、ちょっと理想的すぎる話に終始していて
つっこみどころが多いという印象を受けたのだけども、
そういう気持ちによって、新しい未来が開けるというのは
もしかするとそうかもと思えるくらいの
強い意志というか、気合を感じたので
なんとか、自分にも転用できないかと考えたりして
よい読書をしたとメモっておく次第でありました

【読書】魔女の笑窪

2019-06-25 21:31:09 | 読書感想文とか読み物レビウー
魔女の笑窪  作:大沢 在昌

久しぶりに次へ次へと読みたくなる小説でした
短編連作といったつくりなんだけども、
ある謎の非合法組織というか、隠れ里というか、いまどきそんなといった感じの
アングラ遊郭から逃げ出してきた女が、
その過去に、追っ手に追いつかれてしまうといったサスペンス的な内容
序盤は女を使った裏稼業のコンサルティングをしているという
これもまた、インモラルに触れる危ない人たちのオンパレードで
殺すや、殺されるやが楽しいのだけども、
だんだんと、主人公の謎が明かされてくるに従って
迫ってくる恐怖というかプレッシャーが凄くて
ついつい次はどうなると読みふけってしまった

キャラクタと雰囲気を楽しめたら
もう小説として勝ちだなと、物凄く気に入って読んだのでありますが、
設定が九州天草というあたりも面白くて、
作者の出身考えてみると、その島は、三重県にあるんじゃないかなどと
いらんことを想像したりと楽しかったのだけども
地獄のほうがましという言葉だけが何度も出てくる
その場所の恐ろしさが、主人公のタフさを見せたあとに、
主人公が考えるだけで吐き気を催す、というか、本当に吐瀉してしまうという
結構衝撃的な描写が凄くて、なんというかな、
なんかしらんが、ともかく面白かったというか
目が離せなかったのでありました

基本的には台詞劇のようでもあるし、
かなり危ない橋を渡っていく感覚が楽しくもあって、
強いんだけども、なんか危なっかしいというか、
その強さが不安定なところが魅力的で
ずいずいと引き込まれてしまうのでありました

男女の機微も面白いし、
生死のかかったやりとりが、必要以上に軽い印象なのも
実によくできていて、せつな的に生きている様子が
小説の面白さに拍車をかけていたというか
読んでいて、とても興味をそそられたのでありました
仕事が速いというのも読んでいて、飽きないところなのかもしれない

ともかく、なんかしらんがえらい気に入って読んだ
面白い小説だったと記しておくのであります
実際はハードボイルドアクションといった感じで、
そんな難しいなんとかがどうした、なんて説教も暗喩も何も見えないのが
またいい小説だったと思えるところであります

【読書】湖西線12×4の謎

2019-06-24 21:23:46 | 読書感想文とか読み物レビウー
湖西線12×4の謎  作:西村 京太郎

西村京太郎サスペンス十津川警部シリーズであります
名前は知っているという、あの十津川警部のお話でありました
内容は典型的なというか、ある種、古典的、伝統的な
日本の刑事物という感じでありまして、
列車が関わるというのが味噌になっている物語でありました
現在の私の在所に近いという理由で、
なんとなし、湖西線の物語を読んだのでありますが
そうか、サンダーバードのことだったかと
読みながら感じた次第でありました

滋賀県の北部、それも湖西側、おそらくは高島のあたりが主になっていて、
そこらで死体がいくつもあがってくるという
なかなか難儀な事件が発生して、その謎を追っていくと
そういうお話でありました
まぁ、正直なところ、事件の謎とトリックについては、
それは十津川警部の想像だけではないかと
思わなくもないのだけど、
それによって事件が伸展するし面白いからいいかと
読み進めたのでありました
タイトルの通り、12×4という暗号めいたものがなんなのか
そのあたりがキーだったんだが、
これを決め打ちのように片付けてしまっていたのが
不思議でならんところだけど、まぁいいのだ

しかし、結構な頻度で殺しは起こるし、
思ったよりも大きな事件に巻き込まれていくしと
なかなか面白くて、犯人候補というか、
裏切り者のような感じで、
いくつか人が出てくるのも面白く
ついつい読まされていったのであります
描写説明も、おそろしく丁寧で、何度も説明が行われるから
ちゃんと読んでいると、なんとなし
十津川警部のような気分にもなれるというのが
読書的発見でありました

まったく関係のない事件ではありましたが、
琵琶湖で死体があがるというと、
身元不明のが、ずっと長く事件として解決してねぇなと
実際のそれとなんとなく重ね合わせてしまったりしつつ
御当地舞台という視点で物語を読むのも面白いと
思ったのでありました

いだてん  種まく人

2019-06-23 20:55:49 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「いだてん」
第一部完といった感じでありましたね
いいまとめ方だったし、色々感動もあったんだけども
あまりに最終回っぽすぎるので
来週から、もっと視聴率がとなってしまうんじゃないかと
不安で仕方ないところであります
大河ドラマとしてはどうかと思うけど、
ドラマ自体は面白いと思うんだがなぁと、個人的感想を連ねるのでありました

さて、てっきり、清公の嫁さんは死んだと思っていたら
割と元気にはつらつとしていてよかったと思うところ
結局シマちゃんは帰ってこないという、そのせつなさだけが
重苦しくのしかかるようではあったけども
教え子たちの活躍が、それを慰めるような構成でもありまして
なんというか、感動的だったと思う次第でありました

前半戦のオールスター登場というところで、
三島天狗までしれっとかえってきてたのは
ちょっとやりすぎじゃねぇかなと思ったんだが
本当に帰ってきてたんだろうか、どうなんだろう
大運動会という楽しげなイベントが、よかったようにも思うし
実際に批判があったとおり、それでころじゃないと
そういう人たちも多くいただろうと思うところだけど
それでもやったことで、笑顔があったというのは
ひとつ、よかったのではないかとも思ったり
そんな明るい話がさほどにあった時代でもないのかなとも思ったり

まぁ、そもそも、駅伝大会とかの最初も
完全に一部で盛り上がっているだけだったという感じもあったから
今更というところもあったのかなかったのか
色々思うところがありながら、とりあえず
戦前が終わったようなので、一気に話が飛んで
来週から戦後の復興になるというのも
楽しみであるような、新しい気持ちで見られるようなと
あれこれ思いつつ、とりあえず見続けようという気分だけ
記しておくのでありました

【ドラマ】デジタル・タトゥー

2019-06-21 21:13:44 | ドラマ映画テレビ感想
NHK土曜ドラマでありました
今、世の中こんな感じなんだろうかな
youtuberという職業について、色々面白く楽しめたドラマでした
舞台装置でしかなくて、結局は、昔からあるテーマで、
政治家の父と息子の確執
そういうのが描かれていて、
それに加えて、ネット炎上のあれこれと
あまりよくわかってない世界だけど、
だいたいあんな感じなのかなとぼんやり眺めたというお話であります

もっと若い頃は、こういうドラマで描かれるネット世界が
うそ臭すぎて笑っていたんだけども、
今回については、そういうものかどうなのかなと、
半信半疑で見たというか、むしろ、ドラマを楽しめたので
知らないほうが世の中楽しいこともあるなとか
物語と関係ないことで感心したのでありました

さて、人気ユーチューバーが失踪してというくだりだったわけだけども、
ネット上で、突然失踪するというのは、よくよく考えてみれば
昔からある話だよなとも思ったりしながら、
でも、顔だししてると大変だなとも感じたりする
炎上案件というのが、人間のサガめいたところもあって、
正義なんて言葉で塗り固めた、嫉妬や憎悪といったものだという
これも、別にネットに限らず、むしろ、ネットでそういう露悪的なところが
人間増してんじゃないかしらと思わずにいられない感じで
無責任発言の楽しさと危険がよくよく見られたように思うのでありました

また、題名の通りの部分、過去が取り消せないというデータの恐怖については、
本当、最近つくづく恐ろしいと感じているところ
自分が若かりし頃を思い返すと、今の時代に若者じゃなくてよかったと
ほっとしているわけでありまして、もっとも、
この文章も、既に自分にとっては、消せないタトゥーになってるのかと思うと
暗澹たるものでもあるわけだ
もっと、面白いもの書きなさいよ、何してんだよとか

と、あれこれ書いていこうかと思うほど、
とりたてて何がということもなかったわけで、
トリビアの二人が、弁護士として働いているという絵面だけで
なんか面白いと感じていた感は否めないけど
案外、高橋さんの演技って好きだなぁと感じたのでメモっておくのであります

大河とか朝ドラの出番も近い気がする
割とあれこれ、どんな役でも当たりそうなところが
ステキだわと感じたのであったとさ

【読書】上昇思考幸せを感じるために大切なこと

2019-06-20 21:56:08 | 読書感想文とか読み物レビウー
上昇思考幸せを感じるために大切なこと  著:長友 佑都

先日、長谷部選手の本を読んだので
同時期くらいのものだと思う長友選手の本も読んでみた
こちらもなかなか面白かったけども、
大半はサネッティが凄いということを知らしめる内容でありました
それはそれで正しい

メンタルの持ち方、自己鍛錬の方法なんていうところが、
先日の長谷部本とそっくりというか、
やっぱりトップアスリートになるということは
どこかしか、そういう部分が似るというか
そういうものなんだろうなと
ジャンルや、カテゴリのようなもので
大枠が一緒になってしまうんだろうと感じてしまうほどでありました
負けず劣らずというか、より一層の努力をするタイプだと感じたのであります

生い立ちをよく知らなかったというか、
確か、大学で太鼓叩いてたという話だけ有名な感じだったので
母子家庭で、結構名門のサッカー学校で
レギュラーだったり、そうじゃなかったりを繰り返していたというのは
意外というか、そうなのかと思わされたところでありました
無名の学校で無名の選手なのかと勝手に思ってたんだが
ポテンシャルは秘めていたのでありますね
でないと、いきなりシンデレラボーイになれるわけがないわな

と、そんな風に書いてしまうと、なんかうがちすぎなんだが、
実際、あの大飛躍に繋がる地道な努力をずっと続けていたのは間違いないようで、
これもまた、チャンスはつかめるように準備しているかどうか、
そこの大切さが問われるというお話であったように思うのである
やっぱり、そういうのが才能でもあるし、
成功するための大切な要素なんだろう

世界一のサイドバックに果たしてなれたのか
そのあたりはわからんのだけども、
サッカー選手として一流になるためには
人間そのものが一流にならなくてはならないと
サッカーだけではない、もっと大きなものを見ているという話が
結構印象的でありまして、意外な感じもしたのであります
まるで違う世界に当たることの恐ろしさと楽しさを
十二分に味わっているというか、
そういう場に身をおくことを畏れていない
むしろ望んでいるという生き方が
これまたかっこいんあと感じたのでありました
また、語り口でそういうのをひけらかす感じがないのもいい

と、そんな按配で、
生きていく姿を綴った本でありましたが
上昇思考というものを育てて、それに育てられてインテルで活躍した
そういう日々を見ることができる一冊でありました
もっとほかのチームメイトの話なんかも
聞いてみたいというか読んでみたいと思ったのである

【映画】マッドマックス 怒りのデスロード

2019-06-19 21:31:42 | ドラマ映画テレビ感想
なんか、唐突に思い立って見てしまった
話にしか知らない映画というジャンルでありまして、
ネタ映画扱いもされているように思うが、
ともかく、世紀末世界というものを
これでもかと実写化した実に素晴らしい映画だそうだと、
北斗の拳を小学校のときに見守った世代からすれば、
これが元ネタだとわかりつつも、
その北斗の拳感というか、修羅の国めいた感じを楽しみたくと
じっと見守ったのでありました

すげぇ

見終わって、思わずつぶやいてしまったのだけども、
もう、まるで説明しないまま、唐突に物語が始まって
まったく説明された覚えがないのに
なんとなく、物語が見えてくるという体験をして
つくづく、映画というのはすごいものだと
感心してしまったのでありました
なんでだろう、ウォーボーイズたちが、
どういう生き物かさっぱりわからないままのはずなのに、
死に急ぐ生き物なんだな、そのまま生きてても
いずれ死ぬから、かっこよく死にたいんだなとか
わかってしまったのでありました
多分、意識しないうちに説明されていたんだろうけど
すごいな、映像とか、しぐさから
そういうことを想像させる内容だったということでありましょう

そんなことに感心しながら、
誰が敵で味方なのかもわからないうちに
逃避行となって、そのうちに愛が芽生えて、
また戦いが起きてと
基本的に、すさまじいアクション、カーアクションと呼んでいいのかしらんが
どういう機械かわからないトラックで爆走する姿なんかが
やたらかっこよくて、また、意味がわからない太鼓とギターを装備したトラックとか
まぁ、かっこいいとしか言いようがないんだが
もう、考えることをやめたくなるような視覚刺激が素晴らしくて
どんな物語だったか、よくよく考えるまでもなく
ただただ、圧倒されて見入ってしまったのでありました

ストーリーは、時折思い出したようにシリアスになって
夢を探しにいきつつ、それよりも現実をみようと
凱旋するという物語であったように思うんだが
その間に起きたことと、起こしたことのすさまじさは
筆舌に尽くしがたいというか、映像で見ないと
あるいは、特に意味のない旅だったんじゃないかとも
思わなくもない内容で、なんとも驚いたのでありました

何かの是非を問うようなものではないので、
怒りと、戦いの姿を二時間半くらい見続ける
ただ、その体験をする映画でありました
映画館で観たら、もっと楽しめたのかもしれないと
ちょっともったいなかったと反省するのである

【映画】アトミック・ブロンド

2019-06-18 21:40:11 | ドラマ映画テレビ感想
ベルリンの壁崩壊の時代、
東西冷戦のカギになりうる、スパイたちのリストをめぐって、
各国のスパイが死闘を繰り広げるアクション大作

そんな感じでありました
思った以上にアクションがすごくて、
海外の女優さんはすごいなと、感心こえて感動してしまった
すごい体当たり演技というか、力のこもった殺陣で、
殴る蹴るの痛そうな感じが素敵でありました
でも、やっぱり小柄な女性がどれだけ殴っても、
質量のある男には、そこまで効かないよなと
感じてもしまったんだけど、よくできたいたと思うのであります
割と残酷に刺したり弾いたりしたし、すごかったわ

見どころは、そんな血みどろのアクションシーンでありましたが、
スパイが、スパイのための情報をめぐって争うというお話で、
そこまで、知恵比べといった内容ではないものの
誰が、裏切り者なのか、という、典型的な推理トリガーが
かなり面白くて、最終的にどうなんだ、
それなのか、本当にその落ちなのか?と
ちょっと、物語から置いてけぼりをくらったような
唐突といったらいいか、ちゃんとオチてるかなぁと
首をひねってしまうラストだったけども、
おおむね楽しく見られたのでありました
誰が悪いとか、よいとか関係なく、
それぞれが、自分の仕事をして
最後にすべてを手に入れたのが、主人公であったと
そんな話だったんじゃねぇかしらと思うのである

壁崩壊前夜のベルリンというのが、
あんなにスリリングというか、
アナーキーで、アングラな印象ましましだったのが
素敵すぎてたまらなかったところ
そこで、スパイたちが殺し合いしているというのも、
よくよく考えてみると、歴史的な大きなうねりの中で
ある意味しょーもないともいえる、
小事、さりとて、とても重要な情報合戦というのが
なんとも面白くてよかったと思うのである
なんにせよ、命が軽いなと思ったんだが
敵と味方という概念はあるが、
正義と悪という区切りではないというのが
露悪的にも見えるようで、
主人公も、じゃあ、正義の味方だったかというと
さらさらそんなはずもなくというところで
まぁ、にやりとして終わるような感じではあったけども
ちょっと、いろいろ納得いかないとも思うようになったのであります

ともあれ、アクションに満足できる一作でありました

【読書】ホモ・デウス

2019-06-17 21:08:10 | 読書感想文とか読み物レビウー
ホモ・デウス  著:ユヴァル・ノア・ハラリ

ようやく読み終わった
そんな気分で閉じたのであります
前作サピエンス全史は、なんだかんだ面白いとずいずい読み進められたけども
今作はちょっと理解に時間がかかるというか、説明が丁寧すぎて
同じ話を何度も聞いているみたいになって、
たとえが悪いけども、大学の授業みたいでげんなりしたのでありました
いや、大学の様々にあるから、このたとえがそもそも成立しないのは
重々わかっている、が、そういう風に思ったのだ

と、まぁ、そんな言い訳めいたことも、
さて、どっから沸いてでてくるのか、
そういう試行錯誤というもの、それを意識と呼ぶにして
意識を持つものは人間だけなのか、多分そうなんだ、だから人間偉い
そういうお話で、どんどん話は進んでいくのでありますが
意識とは何かについて、最近科学が進歩したことで
どうもただの反応の一巻でしかないという結論に至りつつあり、
そうなってくると、人間というデバイスが、どういう反応を起こすのか
そのバリエーションのひとつでしかない、
いわゆる、アルゴリズムの一部でしかないというのが
本書が言いえたところでありました

やがて、このアルゴリズムというものが
今まで人類が築き上げてきた宗教や、思想といったものの
新しいアウトプットだというお話でありまして、
前作の信用や、共通認識というものがホモサピエンスの凄いところだという話が、
より発展すると、その共通認識される事象が
すなわち、宗教や、ルールなんてものになると
そういうお話でありまして、
さらに、それが突き詰めてきた昨今、アルゴリズムと呼ぶそれとなって
もう、人間というか、データが流れるという事象が
いわゆる意識や、行動の原理ではないかと
そういうお話になっていったのでありました

何かが欲しいとか、好き嫌いといったこと、
情動と呼ぶそれこれについては、
所詮、データと、そこに人間が何かしか感じる
そのアルゴリズムの演算結果でしかないというお話なんだが
まぁ、そうかなとも思うし、だからといって何がでもないなと
なんとも、読み終えて、ふわっとした気持ちだけ抱いて終わったのでありました
こねくりまわしすぎて、話が面白くないというか
自分には、理解が遠い読み物だったと
思ったりもするのであった

いだてん  大地

2019-06-16 20:49:54 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「いだてん」
視聴完了しました
わかっていたけども、悲しいお話でありました
しかし、まさか、シマちゃんのほうだったとわ…

何がショックって、シマちゃんが居ないというのが
何よりもショックでありまして、
てっきり長生きするもんだと思っていたのに
いや、まだ、死んだと決まったわけではないのかと
一縷の希望を持ちつつ見守ったのでありますが
やっぱり、大地震という描写は
見ているだけで、なんとも、嫌な気分になってしまうものでありますな
これは経験したというほどではないにしても、
生々しく感じたそれこれを
思い出してしまうようで、世に言うトラウマというやつなのかと
思ったり感じたりであります

基本、そのお話だからか、全体的に
いつものような明るさがなくて、それはそれで
きっちりと、清公の姿がまたよかった
インパールから帰ってきたり、関東大震災生き残ったり
大変だな本当にもう
まるで違う話のように思えて驚いたのでありました

と、その影でもないが、やっぱりそうかというところで
シマちゃんと、五りんの関係が
少しだけわかったという感じでありましたけども
なかなか考えさせられたのでありました

あっという間というでもないが、いよいよ、金栗編が終わりなんだそうで、
戦争は飛ばしてということなのかなと思ったりしつつ
そうだとすると、五りんの謎は残したまま進むのかと
そのあたりが肝なのかもと考えたりしつつ
ともかく、来週は明るく楽しくを望んでしまうのでありました

【ドラマ】腐女子、うっかりゲイに告(コク)る。

2019-06-14 21:49:14 | ドラマ映画テレビ感想
土曜の夜にやっていた、NHKよるドラ枠でありました
タイトルが、どこのラノベだよという感じでしたが、
ラノベとか読んでそうな年代が主人公なだけで
内容は、結構ハードな同性愛テーマのものであります

原作があるようなのだけども、読んだことないので
ドラマの感想のみとなってしまうけど、
クイーンの曲にあわせて、毎回テーマとBGMが編まれていて
なにげに見入ってというか、聞き入ってしまったのであります
ゲイであることに悩む少年と、
そうと知らず恋に落ちたような感じの少女のお話で、
二人の出会いと、愛くるしいかもしれない感じは
なかなか楽しく見られたのだが、
同性愛について、はっきりと世間から拒絶されるターンに入ってからは
まぁ、重苦しいし大変だと衝撃を受けた

解りやすい悪役といざこざがあっての顛末が
最終的に危険な水準まで進んでいたけど
実際、ゲイが同級生にいてどんな反応したかなと
自分を省みたりしてみたのだが、
あそこまで拒絶することないような気がするなと
考えたところで、
そこが問題じゃないということに気付いたりして、
よくできたドラマだったという感想に至る

結局、友情のいざこざというか、
青春特有の、惚れたはれたと、許す許さないのお話が、
たまたま違和感のある部分、今回はゲイというところに
集約されて、最悪の状況と結末を導いてしまったんだと
そんな風にも見えたのでありました
とはいえ、終業式シーンは衝撃的というか
ちょっとやりすぎだろうと思ったりもしたんだが
青春ドラマと思えば、ああいうのもありかと
しみじみ楽しみつつ、ゲイだからどうしたというところよりも、
腐女子だからこそ迫害されていた、また、いるという事実のほうが
ずっと重かったようにも思えて、
考えさせられたのでありました
もっとも、このテーマは、げんしけんが随分昔に取り組んだそれかとも思うと
どちらも、年月がたって市民権を得たんだなと
そもそも、ヲタクというものが
こんなに世の中に浸透するだなんてという感想にまで
繋がってしまいそうだと思ったりしつつ
楽しく見終えたのでメモっておく