CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

将棋ウォーズ2級で角換わり(2100)をとる

2024-08-31 21:53:14 | 将棋

角換わり

盤面は後手番
多分狙ってなくても勝手に出る戦法カード、上位者はこれの序盤定跡を死ぬほど研究してるんだろうが
さっぱり知らないので、なんか出た、角を持ち合ったから気を付けなくては
と思っているばかりで、ちんたらしてたら負けるというのが級位者の角換わりである(言い過ぎ)

さて、自分の序盤は初手が角道を開けるばかりのため、
後手番の時に無理やりこの形になってしまうことが大変多い
盤面も無理やり交換させられた(先手から交換にきた)わけだが、自分から交換しにいってなくても出るものらしく、
このあたり条件がよくわからないところと、調べてみると条件がちょっとずつ変わっているそうで
まぁ、ともかく獲得はしているのである

交換後はひたすら王手飛車におびえながら指していくわけだが、
ここからは、銀の繰り出し方やら、なんだかんだがあるらしいけども
別件で調べていた木村定跡系を個人的に多用していて、
現代定跡と異なる感じが、むしろ、相手の戸惑いを生むようでよい結果となることもしばしば
慎重に矢倉まで組みに行くことが多いのだが、矢倉に組んだ頃、相手と銀交換等なされた場合に
角銀で飛車を虐められる展開が大変多く、だいたい負けるので注意されたし
いわゆるバランス型という、玉を中央で威張らせて、できるだけ角を自陣に打ち込ませないようにするのがよさそうだが、
個人的には、矢倉にしてから、右辺を全交換して、力戦にするのが
勝ちを拾う近道のように感じているのであった
個人的には、角換わりは運と気合と無茶攻めで勝つものである

春の台北で遊ぶ 15 松山文創園区

2024-08-29 21:05:02 | 春の台北で遊ぶ(2024)
さて、次なる観光地へと向かうためMRTで移動
国父紀念館駅で下車して、おしゃれスポットの方へと向かう


途中台北ドームを横目に、ここでもしかしたら台湾チアが見られるんだろうかと
思ったり考えたりしながら、そんな出会いなどあるはずもなく
さっさと目的地に到着




松山文創園区であります
いくつかのリノベスポットのうちの一つなわけだが、
よくよく考えてみると、こういうおしゃれスポットにほとんど来てなかったと
反省がてら、やってきたのでありました
古いたばこ工場か何かをリノベしたものらしいのだが、
一番大きな建物は、工場というよりはお役所みたいな様相で、かなり豪華でありました


台湾で文創といえば謎のオブジェというわけで、そこかしこにキャラクタ的なものが

目玉のおやじ様の何か

階段のイラストも洒落ていてすごい

基本的に建物はそのままにして、中には雑貨屋さんなど、
色々な店舗が入ってて、まぁ、ちょっと洒落た商業施設といった感じであります
博物館ではないが、それに近しい雰囲気もあり、
お店もみっしり入っているわけじゃなく、結構高級感のあるおしゃれ店舗が数店という感じで
ゆったりと観ながら、あれこれと楽しめるのがよいところ
それなりに人はいるのだけども、がっつり行き来しているというほどでもなく
静かな雰囲気もあって、かなり過ごしやすくてよかった




いわゆる台湾ぽさという、最近ウリになっているそれも全面に出ているが、
日本統治時代の雰囲気をうまく取り入れていて、ステンドグラスではない影絵みたいなものが
そこかしこに作られていて、かつ、ちょっと和風というのが渋いというか萌える(エモい)
古いカメラなんぞも扱っていて、このあたりもまた、日本製品含めて古いものがマッチしてて
なんとも趣が大変よろしい




せっかく来たからと、久しぶりにサニーヒルズのパイナップルケーキを購入して
土産物調達にもはかどったのでありました
日本でも買えるからと言われるものだが、やっぱ現地で買いたい
なにより、美味いからなぁと、おしゃれ店舗もあわせて大変よかったのである
喫茶店も兼ねていたようで、パイナップルケーキだけでなく、生菓子のケーキも食べられたみたいだったが
とりあえず見ているだけで出てきたのでありました、
ちょうど焼き上がりの菓子がなかったということもあるのだが、まずまず
食べておけばよかったかもしれぬ


建物の反対側に出てみると、いかにも工場跡といった感じの部分がある
こちらはまだ使ってないのか、あるいは、コンサートホール的なものなのか
この時は開いていなかった


ちょうど抜けたところに、変わったビルだなと思っていたら誠品のデパートだったようで
涼みがてら中を見ていくことに



誠品まで来て、何サボテン見てんだという感じであるが、
いい感じのインドアプランツの店もあって、大変楽しかったのである
安いし、洒落てるしいいなーと指をくわえてみるばかりである




ぐるっとあっちこっちめぐって、喉も乾いたというわけで小休止
喫茶店に入って、おしゃれラテなんぞ飲んで過ごしたのでありました
ビルの上の方だったので、101やら、ドームの屋根やら見えて面白かったのである
コーヒー、紅茶にクッキーで375元と結構なお値段であったが
大変美味しくいただけたので満足でありました

ゆったり楽しんだので、さて、次の観光地わとまた足早に移動を開始する

つづく
16 華山1914文創園区と昼間の龍山寺

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14 劍潭古寺

【読書】ほんとうのサステナビリティってなに?

2024-08-28 21:08:32 | 読書感想文とか読み物レビウー
ほんとうのサステナビリティってなに?  著:関根佳恵

農文協という渋い出版社の本であります
いくつかあるらしいんだが、知人に勧められて2巻にあたる本作を読んだ
いわゆる環境問題と農業漁業といった第一次産業の関係を解説した本で
なかなかわかりやすくて大変よろしいと満足したのでありました

タイトルの通りで、持続可能な社会とは何かというときに、
なんとなく環境とか自然とかと近しそうなので、農業とか漁業は、
そういう社会に不可欠なんじゃない?という印象に対して、
そういうものも、ちゃんと考えないと、持続可能な開発、産業とならないことを
しっかりと説明していて大変よいと思うのである
現状、大規模農場の在り方とか、農薬の過剰使用、養殖環境の劣悪さ等々、
今の食を支えるそれこれもまた、持続可能なものとは
かけ離れてしまっているという点を解説して、
まぁ、こういう方法で、ちょっとずつよくなっていますよという
不耕起栽培だとか、パーム油のための環境基金とかの取り組みが紹介されていて
これもまた立派なことだと思うばかりである

とはいえ、現在、すでに、人類のシステムに組み込まれてしまっている
こういった農業漁業の在り方を、地道に変えていくというのも重要だが
それではやっぱりうまくいかないというか、その生産力の肩代わりはできないのは
なんとなしわかるところで、だからといって、それを解決できるかといえば
今はまだ、何もわからないといった感じもして歯がゆいのであるが
仕方ないとも考えてしまうところであった

大量生産については、大量消費との表裏一体な部分もあるし、
その効率化によって、支えられているという部分も否定できず
でも、大規模農家は一定のラインを超えてしまうと、
規模の効能がなくなるということもあるらしく、ほどほどでやるという
一番人類が難儀とするそれを強いられざるをえないという
まぁ、それこそが持続可能社会かとも思ったりするわけだが
なかなか難題揃いのようでありました

個人的に興味深いと思ったのは、酪農が40頭を上限として、いい感じの面積でやっていけば
家族一つ食べていくくらいは稼げるというお話で、
このあたりも、しっかりと読み込んでないので、それがどれくらい本当なのか
あるいは、そういう人が何人まで保たれるのかによるよなと
みんながやりだしたら暴落するそれから逃れながら、うまくやる方法が
あるのかないのかと考えさせられるところながら、
ちょっと希望のある話しだなと読んだのであった
これもまた、突き詰めてしまうとカーストの徹底に繋がってしまいそうで
案外古い人類はちゃんとわかってたんじゃないかと
今更ながらに、無責任でテケトーなことを思ってしまったのである

資源のグローバルな移動だとか、
色々と考える要素が多すぎて、本当にどれが正しいとか
まったくわかるはずもないが、何かしなくてはいけないけど
一発で解決とはならない、そういう問題を扱っていて
面白いと思って読み終えたのである

春の台北で遊ぶ 14 劍潭古寺

2024-08-27 20:55:57 | 春の台北で遊ぶ(2024)

劍潭古寺
帰ってきてから調べてみれば、もともと剣潭のあたりにあったお寺だそうだが、
日本統治時代に台湾神宮増築のあおりでこの地に移動してきたそうで、
さりとて、その頃の建造物をそのまま持ってきている部分も多いようで
なかなか趣深い、よい古跡となっているようである




ぼちぼち参拝者がいたのだけども、みんな拝むだけでさっさと帰っていってしまうので
中に入ってじろじろ見ているのは、我々親子のみ
じっくりと堪能できたわけであるが、流石に由緒正しいお寺だからか
内装が豪華であった



左右の弟子像も豪華である



庭の方に出てみると、こちらもよくできていてよい庭園になっている


さらに本堂の脇のあたりにより古い様子の庭園がありそちらへ




お墓でもあるのかと思ったのだが、そういうわけでもないようだが
裏本堂のようなところがあって、金ぴかの像があり、またもありがたく拝拝
さらに、このお堂が上に登れるようで、せっかくなので上へ



本堂屋根も見えたり、なかなかの眺めだが、
だからどうしたと言われたらなんとも言えないところである


境内に生えていた木をなにげに撮ってきたんだが
キモい姿で見事である、なんだこの妙な枝ぶりわ、
成長点どこだよと思いながら、あまりの気持ち悪さに魅入られてしまったのであった
と、まぁ、台湾満喫とは異なる情緒を味わいながら
とりあえず満足するまで拝み倒したので、お寺をあとにして市内中心部へと戻っていくのであった

つづく
15 松山文創園区

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13 濟南鮮湯包で昼食

【読書】話が通じない相手と話をする方法

2024-08-26 21:03:44 | 読書感想文とか読み物レビウー
話が通じない相手と話をする方法  著:ピーター・ボゴジアン

割とセンセーショナルなタイトルのようにも読めるが、
対話とは何か、そのための方法と努力について書いた本で
大変ためになる内容であった
これは、昨今のキャンセルカルチャーしかり、SNSではびこるいったもん勝ち、エコーチェンバーに
なんとか対抗するというか、古式ゆかしい対話という人類の英知について語っていて
よい本だと思いつつ読んだのである

とはいえ、流石はディベート文化の国だけあって、
言い負かすという話し、そういう行為についてのあれこれの知識や知見が豊かだなと思ったのだが、
そうではなく建設的に物事を進めるための努力という、
ごく当たり前のそれについて、かなり詳細に記していて、
そうではない、口喧嘩によっぽど困っているというか、
実際、現状日本ですら、そういうこと多いよなと思っているところ
対話の大切さというものが身に染みるようで面白かったのである

とはいえ、読んでいると、途中で何度も注釈が入るけど
結局、自分が口喧嘩を吹っかけていることになりかねない、
そういう人をイデオローグと呼ぶそうだが、対話のふりだけで聞かない人になってないか
それが、自説を押し付けるためにこれらのテクニックを使ってないかということにも
かなり文章が割かれていて、このあたりは表裏一体だし、
だいたい自分は正しいとそもそも思っているから、このくびきからは逃れられないのではないかとも
思ったりしつつ、さりとて、建設的でありたいという気持ちのまま読み進めたのでありました

相手の気持ちになる、相手の話を聞く、拘泥しているところに付き合わない、
相手の逃げ道を用意しておくなどなど、交渉において大切なことがいっぱい書かれていて
これは全部覚えておいて損はないなとも思うのだが、
この通りにやってしまうと、下手くそな場合、相手の逆鱗に触れること必至だなとも思ったりして
対話の難しさを改めて思い知ったのでありました

自分から答える、そのために、相手に質問をさせるとか
こういうテクニックかっこいいなーと思うのだが、
日本語でというか、自分の身近でこれをやると
いかにも勉強してきたテクニックを使っている感じがひしひしして、
というか、日本語の会話の中でこういう感じの論法って出てこないよなと思ったりするんだが
そこはビジネス会話として、びしっとやるべきなんだろうかとか
色々考えさせられるのでありました、
そういうのに引っ張られ過ぎると、テクニック披露が目的になってしまって、
本来の対話にたどり着かない可能性も高いよなぁと
読めば読むほど難しさが増してくる問題だと思って読み進めたのであった

話しが合わない人というのは絶対いるけど、
そういう人と対話をするということ自体は、とても大切だと思うので
なんとか、ちょっとでもものにできるといいなーと読みながら思ったのである

光る君へ  誰がために書く

2024-08-25 21:08:19 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「光る君へ」
視聴完了しました
とうとう、晴明が死んでしまった
このドラマ、割とナレーションで人を片付けがちだったけど
流石に大御所晴明といったところか、プロジェクションマッピングみたいなのに包まれて
星になったというのは、相当にかっこよくてよかった
占星術師とは異なるとは思うが、星読みであることは確かだろう最期がかっこいい

副題がわかりやすい感じで、
まぁ、書いた、書こうと思ったということ
それそのものを肯定しているという、大作家のきざしが見えるという
わかりやすいお話だなと、それはそれとして大変楽しんだのだが
もう、それを一気に吹き飛ばすといっていいのか、
終幕間際の「そなたが女でよかった」という父上の言葉、
そしてそれを受けたまひろの表情
これだけで、この回、あるいは、ここに至るすべての物語が救われたみたいな感じが
凄いよくて感動してしまった
自分のために書いたとしても、つまりはそれがすべてを肯定した
あれほど、男であったならばというカウンターになっているのが
本当にもう感動的すぎてすごいなと、しみじみかみしめたのであった

と、そんなラストシーンに持ってかれてしまったので
序盤の印象が薄くなってしまったんだが、
割といい感じで、伊周が図に乗ってきてて、それと決別をはっきりさせる困った弟と、
なんだかんだうまいことやってる、実資とか諸々が
いかにも平安貴族のそれこれという感じで楽しかったところ
こう見ていくと、現代人ぽいというか、慾がさしてないように描かれている道長が
非常に奇妙というか、変わった貴族なんだよなと
改めて思い知ったりするわけだが、これはまぁ、ドラマのそれというものだろう

さておき、うまいこと帝のお眼鏡にかかった感じで、
一見すべて綺麗におさまったかのように、
まひろが召し出されて、道長の奥さんも喜んでというのが
今後、どのようなドロドロ展開を呼ぶのか、その前日譚というか、
前菜のようにしか見えないのは、このドラマにだいぶ鍛えられたということか
ともかく楽しみだと思うばかりである
なんだかんだ、かつての属人でもある、染衛門とうまくやっていきと
来週はとりあえず悶着ありそうだけども
楽しみが続く、先週も思ったけど、いよいよ新章といった感じが楽しみでありました

次回よ早く、そう願いつつである

将棋ウォーズが初段になったのと1万局指した話し

2024-08-24 22:08:23 | 将棋

10秒将棋がおかげ様で1万局達成であった
このちょっと前に初段になれた、10秒だけなので初段じゃないと言われたら、ぐぅである

しょーもない自分語りである

2016年ごろから将棋ウォーズをつらつらやってきて、
コロナ華やかなりし頃についサブスクやって、危険なレベルで廃指ししてしまい、
命というか社会人としての危険を覚えて、2か月でやめたりとか
愉快な将棋生活を送っているわけであります
先日、8年ごしでやっと初段になったのでありました、とてつもなく長かった…
もっと早くなれるもんだと思っていたんだが、そんなに甘い世界ではなく、
3級あたりで止まってから、ずいぶん長くかかったのでありまして、
さらには初段に上がったのも、割とラッキーが続いたという面も否定できず
まぁ、そういうものよなと思うところである

どうやってなったか、勉強したか
そういうお話をするほどのことは何もしていないので、
あきらめずに指し続けたとしか言いようがないわけだが、
それはそれとして、初段に上がったと喜びのあまり、Xでポストしたら
自分にしてはすさまじく、インプレッションが1万超えて、
知らない人からじゃんじゃんいいねされるという初体験までさせてもらえて
大変よかったな、などと思っていたんだが、
世間では、「初段になれました」投稿は結構多くあるんだが、
正直ここまでなること、あんまりなくない?とか不思議に思っていたところ
コメントのひとつから、「まもなく1万局ですね」というのがあって、
はたと気づいたのである
1万局指して、ようやく初段になるという人が珍しいということに

ここで、長い苦節の話しなんぞできたらいいが、
本当に気づいたら1万だったし、2か月だけのサブスク時に無茶苦茶指してたので、
8年間、ほぼ絶え間なく毎日3局を繰り返していただけにすぎないのであるが
喜びがひくにつれて、俺は将棋にどれほどの時間を費やしたんだと
今度は恐怖がやってきたのでありました
これから、書きながら計算していこうと思っているわけだけども、
10秒将棋だから、100手平均として1手6秒で計算すると1局600秒で10分、
割と現実的っぽいなと思うのだが、実際はもっと短くて7分くらいだとしよう(なんで1手から計算した)
それでも7万分である、1166時間、48日…
あれ、意外と少ないな(なんだかな)
まぁ、トータルにする意味がそもそも薄くて、
1日20分程度将棋に費やしていて8年間続けたというだけの話しだから、
そう大した話しでもないなと、思いつきで書きだしたこのブログをどうしたものだと
とりあえず、書いたまま、投稿しておこう

さておき、初段投稿は1万インプレ超えしたわけだが、
その数日後に1万局超えたのを投稿したら数百にも満たなかったようなので
やっぱり、1万局は関係ないんじゃないかとも思ったりしたんだが
将棋ウォーズに費やした時間を割り出しておきたかったので、
この投稿には満足である

春の台北で遊ぶ 13 濟南鮮湯包で昼食

2024-08-22 20:55:44 | 春の台北で遊ぶ(2024)
さて、お金持ちエリアから一旦離れて、
そろそろ昼食をというわけで、MRTでぶらっと移動して
ガイドブックなどでも有名な小籠包の店にいきましょうと

やってきたのが、濟南鮮湯包
日本向けのガイドブックのほとんどに掲載されていて、
日本語通じるし安心安全とのことで楽しみにしていったのでありました




蒸し物として、小籠包はもちろん、韮の入った餃子も注文、
注文方法は自分のケータイでささっとやっちゃう、日本でも居酒屋でおなじみになってきた方式、
これは楽だと思うものの、wi-fiが無いわと焦っていたら
ちゃんとお店のそれを使わせてもらえて無事アクセス、そして注文注文
凄いさくさくできてしまうので大変ありがたかったのである



味は結構あっさりめで、どれもそつなく美味しいといった感じ
青菜炒めと酸辣湯も頼んで、ともかくスタンダードなそれを堪能したのでありました
いずれも日本人向けといっては失礼だが、大変食べやすくて、
むしろパンチが足らないとか贅沢を思うほどでありました



さらに、トンポーロまで頼んで、割包風にして食べるとか
かなり散財したのだが、まぁ、この旅で一番の贅沢をしたのは間違いなく
なかなかのお値段だったわけだが(全部で1474元)、満足したのでよしとするのである
なんとなく、もっと安い店というイメージがあったんだが
有名店になったからか、しっかりお値段だなという印象だが、
さして広くないけど、次々日本人観光客がやってくるので、繁盛しているのだろうとうかがえたのである



さて、昼食も食べ終わったので、次の観光へと移動移動
特にこれがという目的はないものの、父親が飛行機好きなので
せっかくなら、松山の飛行場でも見せてやろうとMRTの文湖線なんて
マイナーなそれに乗って飛行場を通過してみる
駆け出しのころに一回だけ乗った線だなと朧気な記憶ながら
とりあえず飛行場を通過して、馴染みのないそれを堪能し、せっかくだから
どこか良い駅はないかとテケトーに降りてみる



劍南路駅である
どうやら、大きなお寺があるということらしいので、
今回の旅の目的にかなったそれだと、降りてからわけもわからず住宅地を歩いて移動、
結構いい感じのエリアじゃないかなという、閑静な住宅街ながら、
ところどころペイントされて美しく彩られていたりしたわけだが
はたして、台北においてどういう地位にある地域かは不明である


劍潭古寺
そして到着したのが、結構な古寺
後々調べてみたら350年の歴史がある、かなり古いそれらしく
わけもわからず見てきたわけだが、随分新しいというか、よく手入れが行き届いていて
凄い綺麗なお寺だったわけで、なんとなし、わからないまま観光拝拝に参詣したのでありました

つづく
14 劍潭古寺

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12 大稲埕慈聖宮天上聖母と陶朱隠園

【読書】方舟を燃やす

2024-08-21 20:55:03 | 読書感想文とか読み物レビウー
方舟を燃やす  作:角田光代

ちゃんと読めたかな
そう不安になってしまうくらい、読んだ感想に自信が持てない小説だった
面白かったという安易な言葉が使えないけど、書かれていたこと、
それを読んだということはとても楽しかったと思っているわけだが
タイトルの意味はさておき、ここに書かれていた物語は、
あるいは、物語ではないのかもしれないと思うほど
自分の身に覚えが有るというのと錯覚しそうなくらい、
そこらにありそうだったものを描いていて、凄く興味深く、面白かったのである

序盤から、代表的なオカルトを信じているかどうか、
そういう時代を過ごしたという少年期の話があって、
それを下地にしながら、長じてきてなお、オカルトがまだはびこっている
それはもはや、オカルトではなく、新興宗教への信仰であったり、
何かしらの疑念、陰謀論への幕開けであったりといったことが
ずっと不穏に続いていて、その中で、まぁそういうこともあるな、ないなと思いながら
明確な答えはなく、かといって、それを否定や賛成もできない宙づりのまま、
そうだと信じた人を見たり、信じないという人をみたり、
その一見をもとに、そういう人だと判断していた自分に気づいて
後日、かつてオカルトを信じた人が、新興宗教を否定していることに戸惑ったりと
このあたりの機微が、ものすごくリアルというか、世の中だいたいこういう感じよなと
物凄く納得しながら読んだのでありました

物語は、そういう不穏な時代、そしてそれは事実というか、
実際にそういう日々であったと思わされるほど、ある意味史実通りなんだが、
その中に、きっとこういう人たちがいて、その場にいたらこう考える、
そう考えた人がいてもおかしくないというものが見えて
とても考えさせられる内容になってて、凄くよかったのである

まったく事件らしい事件は起きないといっても過言ではない、
実際は、様々な大きな事件があって、そこに付属する自分の所属しているところでの何かがあって
それは人のなかで、それぞれにある思想や想いとリンクしていてと
まあ、なかなか考えさせられるところばかりで、これからもずっと続いていくんだなと
妙な納得のようなものを覚えるのでありました
本当、小説として、エンタメとしての事件は一切ないが、
生きているだけで、そういうことにずっと包まれているような感覚は
覚えておいて損はないというか、そういうものだなと
改めて思い知ったような感じがして、凄くよかったと思うのである

タイトルがまた、象徴的だと読み終わったら感じ入ったのだが
その感想もまた、あたっていない気がしていて、
でもこの瞬間、確かにそう思った自分はいるなと
そこが重要なのかとメモっておくのである

春の台北で遊ぶ 12 大稲埕慈聖宮天上聖母と陶朱隠園

2024-08-20 20:53:47 | 春の台北で遊ぶ(2024)

さて、とりあえず市場に用事はないので
まぁ見るべきものは見たという感じで移動を開始する
孤独のグルメで出てきた店だったと思うのだが、素食の店の近くも通りつつ、
きた道と変えて、あんまり歩いたことない方向からMRT駅を目指すことに


予定外というか、前から気になってたけどたどり着くことができていなかった
意麺王の店舗を見つけてちょっとテンションがあがる
まぁ、やってないから食べられないんだけどもな
このあたりにあるとは聞いていたが、メインの問屋街よりは離れたところなんだと認識したのであった




うろうろ歩きながら、問屋街から離れても乾物屋とかが軒を連ねていて
見ているだけで楽しいこのあたり、そういえば、大きなお宮があるはずだと
よたよたして到着したのが、大稲埕慈聖宮
これが下町のお宮でかつ、門前に食べ物屋が軒を連ねるという
台湾で見たかった風景を完璧になしているところですごくよかったのである
朝飯にしては遅い、昼飯にしては早いという時間なので
屋台はほとんどやってなかったんだけども、
それでも地元の人がごはん食べていたので、なんとものんびりしつつも
地の空気を堪能できるようですごく楽しい





かなり立派で大きなお宮さんで、とりあえず拝拝みしつつ
うろうろと、あちこちを見て回る
名前からして、媽祖様はじめ女神様を祀っていると思われる
海ではないが、航空の無事を祈りつつ、あれこれすっかり堪能したのでありました




さて、さくさく進んでいかないと時間がすぐになくなってしまうと
ごはんもかなり惹かれたけどもぐっと我慢して、見ているだけでスルー
駅方面へと進んでいくと、どうやら正面はこちらだったらしく、
大きな看板というか、名称碑を見つけたりしつつもちもちとMRT駅へ
途中、懐かしの木綿(きわた)を見つけたりして、台湾だなーと感心しつつ進むのであった

MRTに乗って、続いてはちょっと珍しいものを見つけにいこうと乗り継いでいく
黄線、赤線から青線へと乗り換えていき、到着したのは市政府駅
ショッピングとかほぼ興味ないのできたことないエリアながら、
どうしても見たいものがあったので、勇んでやってきたのでありました



微風信義や、新光三越など、高級デパートが軒を連ねる界隈で
貧乏人にはまったく縁のない感じが実にすばらしい
街並みがともかく整ってて美しいし、流石の高級デパートといった感じで
お店もふらふら入っていける雰囲気とはちょっと異なる(気後れしすぎ)



慣れないながら、うろうろとして、食事できるところでもあるかと
ちょっと入っているレストランとかチェックしながら移動したのだが、
まぁあんまりピンとくる感じではなかったので、とりあえず微風信義を通り抜けて
遠目に見える台北101をみやってから、いよいよ見たかった本命のビルへ


陶朱隠園
引っ張ったわりに一枚しか撮ってなかったのだが、
日本の熊谷組が建てたらしい、至極珍しい億ションである
なんかねじれた格好になってて、販売も1部屋とかチンケな売り方ではなく
1フロアみたいな感じで売ってるそうで、何十億とかするような場所だそうだ
当然そういう超絶リッチマンが住んでいるようで、車のまま上階まで移動できたり
ともかく凄い億ションなんだそうで、なるほど、ねじれてるしかっこいいと
感心して見入ってきたのである
もっと近づいたら、いい写真がより撮れたかもしれないけども、まぁ、不審者として捕まるのも困るので
遠目からちょっと見て、なるほどと感心してから、用は済んだとばかりに
この高級住宅街を後にしたのでありました
そろそろ昼飯にしよう

つづく
13 濟南鮮湯包で昼食

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11 迪化街を行く

【読書】Mine! 私たちを支配する「所有」のルール

2024-08-19 20:55:44 | 読書感想文とか読み物レビウー
Mine! 私たちを支配する「所有」のルール  著:マイケル・ヘラー  

人間の根源的な欲求なのか、性質なのか、
「所有」の概念の強さと、それをうまくコントロールする方法を記した本で
非常に興味深くて面白かった
子供が「私の!」と叫ぶというのは、英語圏ならタイトルの通り「Mine!」になるわけで、
これは万国共通なようで、確かに、自分の物だと思うことと、
それに引っ張られることの多さは色々あるなと感じるところ
大人になっても、一度自分のものと思ったら、それの価値があがってしまうという
実験結果もかなり面白くて、このあたりは、引用もされていたが
行動経済学的にも興味深い内容なのが大変楽しい

それをうまくコントロールすることで、
全体をよりよい方向へ導くことができるのではないか
そのあたりが、この本の目的において大分大きな地位を占めていたと思うのだが
法律のデザインとして、所有の性質を使うことで、
人の流れや行動をコントロールしてしまえるというのが面白く、
たとえになっていた、野球のホームランボールは誰のものかというのが、
一つの事件をきっかけに、うまくデザインしたものを出してさえいれば
その後、かなり整ったゲーム運用、あるいは興行を行えたのではないかというのが
面白いと思ったのである
まぁ、机上論と実際は乖離するものなので、割と夢物語かもと思ったりもするが
早い者勝ち論の根強さと、それを打破することというのは
案外簡単にできることもあるようだし、直観的なもので法律に相容れていないというのは
知っておくべきだなと思うばかりである

何かが誰かのものになるという論拠をどう示すかというのは
考えるほどに面白いところで、根源的な早い者勝ちというものも
具体的に早いとは何を示すかというのも面白いところで
また、それを手に入れるために費やした労力に報いるという考え方もまた
すんなり受け入れられそうだけど、明示ではないなというのも
大変楽しいのである
結局誰かのものというのは、ちゃんと話し合って
当事者同士の納得を持つしかないということかと思うほど
そんなこといちいちやってられない世の中をどうやって回すかは
大変楽しい作業だと思ったのであった

著作権に対してのルールの面白さはずぬけていて、
ミッキーマウスの賞味期限というのは、それを守り続けることによって
創造を阻害しているという視点はまったくなかったので
なるほどなと思ったところ
そこに、ロビーされていたのかもしれないとすら思えるほどで
根っこにおいておくものが何か、今一度考えておかないと
これから先、もっとそういう事案が増えていくんだろうなと
先行者有利をどこまで引き延ばさせるかというのの難しさがわかる
いい本だったと思うのである

光る君へ  月の下で

2024-08-18 20:43:25 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「光る君へ」
視聴完了しました
まるで物語のはじめのような、そんな印象の一回で
これまでとずいぶん雰囲気の違う回だったと思うのである
これが第一回だったら、ちょっと新しすぎてダメだなとか思ってしまったような
ここまで積み重ねた物語からの、このはじまりというのが
凄い印象的で面白かったと思うのである

大半が、源氏物語への一歩に費やされたわけで、
その間、左大臣が通い詰めるというのはどうなんだと
暇なのか、なんて思わされるまひろサイドからの見え方だけだったが、
序盤にあった通り、あれこれ内裏の方もあり、かつ、道長が帰れないほど働いていてと
このあたりは、ミスリードを誘っているというか、
土御門でもなく、本宅でもなくというところの第三の場所として、まひろに通っていたと
そう思われそうな感じにしているのは、わざとなんだろうか
割と真面目に通ったし、ちゃんと仕事をさせるためだったのもわかるのだが
なかなか不思議な物語になっていたというか
わざと、まひろ側からの、物語っぽいつくりになってたのかとか
難しいことを考えたのであった
それにつけても、娘を抱える道長を見る、はらはらした感じが
まひろと、いとのまなざしが、なんというか、実によかったなと
知らぬは男ばかりなりといった感じがわざとらしく面白かった
そこまで含めても、通い詰めたという事実が、色々と重いな

相変わらず暗いままの、中宮様だったけども、
ひょうたんへの顔写生が見事すぎて、あれは誰を書いたのかしらないが
今まででてきた中で、一番出来が良かったなと
隠れた才能的なものを勝手に感じてしまったんだが、
あれはなんかの伏線になるんだろうか(ならないだろう)

ちょっとイメージ映像が多すぎてというか、
いよいよ、物語が湧き出てきたシーンとか、そこに至るまでの機微とかもあわせて、
完全に売れっ子作家になるデビュー時のそれみたいな描写が
滑稽といっていいのだろう、象徴につぐ象徴演出で面白かった
あのあたりは、もしかしたら、脚本家先生の実体験も混ざっているというか
そういう感じなのか、様々を含めたメタというやつだったのか
なんか、とても浮いているという感じが
むしろ面白くてよかったなと思うばかりでありました

とりあえず、いつから紫式部と名乗るのか、
名乗らないのかもわからないが、源氏物語がどのように連載されていくのか
新しい世界が面白そうと思いつつも、
月を見ながらの告白ともとれるそれが、これまた
あまりにも少女漫画で、とてもよかったなと満足したのである

パリオリンピック2024

2024-08-17 21:01:51 | スポーツ
せっかくだから備忘録がてら、パリオリンピックを見たという感想を
後世の自分に向けて書いておく

オープニングが鮮烈であった
東京オリンピックが正直どうかと思う出来栄えだと思っていたところ、
パリがお出ししてくるそれが、大分斜め上で面白かった
世間的には賛否の否が多いらしいのだが、
マリーアントワネットが生首になってるのはさておき、
そこからのメタル激奏は最高にアツいと思ったし、
実際すげぇかっこよかったので、これはこれでありだったのではと
甘いことを覚えたのであった
結局、オープニングというのは何が求められるかというのの答えは出ないものの
あまりあれこれと意図を盛り込むよりも、
勢いで突き進んだ方がお祭りっぽさがあっていいんじゃないかなと
完璧な個人の感想をしたためておくのである

競技としては、もろもろ事情もあったと考えられるけども
がっつり見て楽しんだのは、ボルダリング女子で、
これについては東京大会でもかなり楽しんでいたので、
そこを上回る面白さというか、展開のハラハラさが最高によかったと思うところ
残念ながらメダルに届かなかったけど、凄い健闘だったし、
もうちょっとで完登というのが最高にクールで、めっちゃかっこいいなと
手に汗を握りながら応援したのである
ボルダー競技の難しさというのが、体格によるところもあるというのは
競技としても仕方ない面もあろうかと思うのだが、
もう少しどれかで取れていたらという惜しさがまた、
見ている方としては凄く盛り上がったように感ぜられるのであった
しかし、なかなかクリアできなかった段階を一度クリアしてしまうと
再現性極めて高く、さくさくとそこまでは進んでしまうという
まるで往年のファミコンアクションゲームさながらの動作が
本当にもう凄いの一言でありました
とてもかっこよかったと思うばかりである

柔道も変わらず面白く見ていたんだが、
角田選手の巴投げの極まり方が素晴らしくて、
ただただ、それを見ているだけでもすごく楽しかったのだが、
男子の中量級くらいで、絶対に肩車で決めると意地になってた選手と
それを絶対に受けきってやるという対決が見ていて、
いい加減にせーよと思いつつも、最終的にはなんか、もう頑張れと
どっちも応援して、最終的に力尽きてお互いを称えあっている姿が
凄く印象深かったのである、競技としてどうなんだと思わなくもないが
一つの技をきわめていって、それだけでなんとかしようという
愚直とも異なる、極めてきた技を見るということがとても楽しかったのでありました

なんだかんだ、結局凄く面白かったから
やっぱりオリンピックというお祭り自体は好きなんだよなと
確認できたので、十分に楽しんだ大会であったとメモっておこう

春の台北で遊ぶ 11 迪化街を行く

2024-08-15 21:05:25 | 春の台北で遊ぶ(2024)


さて、迪化街といえばまずはこの廟から始まるなと勝手に思っていて、
ありがたく拝拝してから進むのである
醒心宮と福徳宮、いわれも知らずに毎回通り過ぎて、おししが可愛いなとか
そんな感想しか抱いていなかったのだが、金運の神様であったり、道教系の立派な廟にあたるそうで
大層ありがたいものである、今調べたらこの間口の狭い廟でも二階まであったそうで
上がってこればよかったかと今更思うのであった


さて、この看板は、実際の道順ではもうちょっと進んだ先にあるけども
前回同様、とりあえず副題回収よろしく掲げておきつつ




相変わらずの素敵な街並み、老街風ではあるものの、
実際はすっかり観光地化が進んでいるので、古風にしているだけで実際は新築というか
半新築のようなお店も多くて、少々がっかりではあるが、やはり眺めはよいのである
相変わらずかっこいい消防署も眺めながら、楼を歩いていくいく




実際古いままの建物というか、清朝様式ではない古さ、
統治時代くらいに建てられたビルっぽいものとかの趣が最近は好きで、
この建物とかもそうじゃないかしらと勝手に思うのだが、ふもとに野菜の種子屋さんが入っているというのが
いかにも問屋街っぽくて好きなのである
楼のあたりのなんともいえない雰囲気もよいが、それを生かしてドラマか映画もとられているらしく
その展示がされている一角もあった




そして、にゃんこスターたち
なんかやたら猫をみかけたので、手あたり次第撮ってみたんだが、
結構警戒心が強くて、よく逃げられてしまい、いまいちよいのが少ない
春だったからか、孕んでるのも何匹かいたようだが、いずれも街に溶け込んでいた
お店の人も飼ってるわけでもないだろうが、邪険にもしてないのがよい





途中で、土産買い物もしつつ、南下してきて、いつものように永楽市場前までやってくる
しかし、今回の目的は廟巡りなので、その手前の台北霞海城隍廟に入る
相変わらず人気で、人も多いのだが、金ぴかの神像がいかにもご利益ありそうで
拝拝してくるのでありました
前も調べて書いたような気がせんでもないが、金ぴかだからてっきり金運のそれだと思って熱心に拝むのだが、
実際は月下老人なんだそうで、そっちは縁遠いし、そもそも間違ったお祈りしてるから
叶うものもかなわぬといった感じだろうかなどと思うのである
しかし、いつもいつも、廟前のデスクにお供え物が大量に乗っていて
信心深い人が多いんだなと思い知らされるのでありました

と、ごくごく普通の台北観光をとりあえず楽しんで、
時間を惜しみつつ、そろそろ駅へと移動を開始、
せっかくだからと、いつも通らない道をたどって戻るのであった

つづく
12 大稲埕慈聖宮天上聖母と陶朱隠園

前の
10 朝の廟巡りとバイクの滝

【読書】タイムベンダー 時を歪める者

2024-08-14 21:05:40 | 読書感想文とか読み物レビウー
タイムベンダー 時を歪める者  作:タイン・トゥーバー

SF小説なんだと思うのだが、
結構マジ物のオカルトのようでもありという、
若干怖さを覚えながら読んでしまったんだが、上位者の存在と運命を描いた小説でした
のっけから、知った名前がいっぱい並んで、
ジョンレノンやら、ミックジャガーやら、プレスリーやらと、
そういう音楽系のお話かとも思ったりしていたんだけど、
その音楽が、そういう上位者を理解しているものの力であったというような
そんなお話でありまして、まぁ、そういうこともあろうか
どうかしらねと思いつつ読んだのであります

SF設定的には、ありそうな、外宇宙とでもいうようなところもあわせて、
地球外に様々な生命体、それも知的なそれがいて、
そういうのがいくつか寄り集まって、地球というちょっといい感じの惑星に
あれこれやってきていたり、そこで何かしていたり、
でも、それは、一番大きな、あるいは、高みにある上位者の仕業とでもいうような
そういう導きの結果であるみたいなお話

主人公は、その導きのさらなる先へと行く何かを知っている
そういう定めを背負っているといえばいいか、ある種の覚醒者みたいなものだと
そんな感じで、気づくと、ミュージシャンとして活動しているんだが
ヨガやったり、なんだかんだで、だんだんとスピリチュアルの開発が進み
それに伴って、上位者からの使者のようなものと対峙したり、ある種の対決になったりと
じたばたしつつ、着実に目覚めが高まっていくといった内容でありました

しかし、謎の滅茶苦茶美味しそうなチョコレートとか、
もうこれは、完全にハーブあるいはドラッグ的なそれだろうという描写が
随分ふんだんに盛られていて、作者がいっそ、葉っぱキメながら書いてんじゃないかと
勘繰りたくなるというか、いや、スピリチュアルは結局そういうこととつながる
あるいは、そういうことの先にあるものなのかとか
色々考えさせられたのである、でも、凄く楽しそうでいいなーとか思ってしまう

様々な導きと出会いがあって、
宇宙の真理に近づくというお話のようでもあるし、
啓蒙する宿命を描いたともいえるような
不思議なお話でありました