CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

ボクシング見た

2008-07-31 21:59:20 | スポーツ
先日、テレビでボクシングやってたので見たのであります

恥ずかしいと言うほどのことかわかりませんが、
ボクシングをまともに見たことがなくて
辰吉と薬師寺がぶいぶいいわしてた世代だったはずなのに
なんで見てなかったのか
我ながらよくわかりませんが
とりあえず、先日、チャンピオン内藤さんの試合をテレビで見たのでした

真面目に見入ったのは多分初めてじゃないかな
そう思うくらい凄い集中して見てしまったのだが
素人でも結構わかるもので、前半は
なんかチャンピオン弱いなぁというか、うまいこといってないなと
思っていたところ、中盤からじわじわと強くなってきて
そして第10R、電撃的な決着

なんて面白いんだろう

思わず声をあげて歓喜したのでありました
はじめの一歩とか、漫画で読んでると
すげぇパンチの応酬って感じがしてしまいますが
ああいう必殺パンチじゃなくて、ジョーのいない世界に産まれてで
読んだみたいな「どのパンチが効いたかわかんないようなKO」が
きっとあるんだろうなぁと感激した次第
今回のはわかりやすくというか、見ていると
正直早すぎて、どの手が当たってどんな風になったのか
全然わかんなかったんですが
あの超スローモーションのおかげで、おおお、すげぇ!と
眼で追えなかった部分を再見して感動
凄かったのです

しかし、内藤チャンピオンは、変則的な動きで
敵を翻弄するタイプだと聞きかじってはいたものの
あそこまで、うねうねと変わった動きで
しかも両脚をガニマタに開いてかっこう悪い感じだなぁと
初見で思ったのですが
あの動きというか、あのガニマタもちゃんと理にかなってんだろうなと
勝手に驚愕、左フックだったかがキマって
相手がふらふらになったあと、ラッシュをかけてましたが
あのラッシュの時、天井からのカメラが捕らえていたのが
すごいかっこよくて
どっしりと両脚を開いて構えて
どんだけ上半身が左右にふれようとも、しっかりと踏みしめて
右、左、右、左と凄いストレートが放たれる
かっこよすぎる、凄い、なんて凄いんだ

また、あの上からの映像で初めてわかったんですが
ボクサーのストレートパンチというのは
弾丸というか、まるで槍みたいだと素直な感想を抱きました
凄い、素人がやると、全身で殴りかかってる感じになるけど
ボクサーのそれは、訓練された動きで、
もの凄く洗練されてて、早い、そして強そう

ずぐん、

なんて音が聞こえそうなパンチが、本当に真っ直ぐ
どうやって腕を伸ばしているのか全然わかりませんが
拳が真っ直ぐ伸びていくんだけど、拳から肘にかけてまでの部分が
本当に真っ直ぐ、凄い勢いと重さで発射されてる
そんな風に見えて感激したのでありました

左右の大振りなフックは、ガニマタとあいまって
かっこわるいなぁと思ってましたが
スローでみたり、ラッシュの時を見ているかぎり
とんでもなく力強くて、なんて重たいパンチなんだろうか
吹っ飛ばされる挑戦者を見て、またまた感激したのでありました

あとは、細かいところですが、
接近戦になって、ショートレンジで凄いスピードのボディを
何十発も放つ姿とかかっこよくて
また、凄い早い、かっこいい
あの数cmなんでしょう隙間で、素早く鋭いパンチを出す
チャンピオンの凄さを見て
きっと凄い練習してんだろうなと、尊敬をしたのでした

こんな面白いならまた見たいなぁと
改めて思ったので、次回というか、また
機会があれば、是非見ようと思うのです
挑戦者も強かったと思うんだが
やっぱり、チャンピオンが強かった、内藤選手かっこいい

ミーハーな感想でありましたが、満足です

オトコマエ!

2008-07-30 22:12:28 | ドラマ映画テレビ感想
半年以上前だったでしょうか、
最後の木曜時代劇「鞍馬天狗」が終了して
ステキだったわ、感動だわと
能書きをたれまくったのでありますが
その後番としてやってきたのが
装いも新たに、土曜日で、30分で、若手で
と、不安と期待がいりまぢる中始まった「オトコマエ!」でありました

舞台は維新の30年前くらい、
お江戸の北町奉行遠山の金さんとかが大活躍のお話
そこで、新進気鋭の町人上がり「藤堂逸馬」と
幼なじみの「武田信三郎」が、てんやわんやを起こしながら
お江戸を駆け抜けていくという具合でありました

なにせ30分番組、もの凄いテンポで
テンポがよいというか、早回しのコント見てるような具合で
ぽんぽんと話は進んで、何か事件が起きては解決する
そんな具合でありました
面白かった、と言っていいかは微妙でありますが、
殺陣が刀ではなく、あくまで召し捕らえてから
吟味するという手前じょう、殴る蹴るの応酬といった具合

ただ、最初の一、二話くらいが、そんな派手な殺陣で
あとは、半ばギャグというような、ほうきで殴られたりに近い、
発憤した沢田美代子に叩かれたりとかそんな具合
どたばた時代劇として、十分に面白かったので
晴れ晴れと見終わったと思うのであります

斬新な試みも多く、カット割りがあれこれ分割されたり、
ともかくギャグ漫画みたいなことを大まじめにやってみたり、
夢の中のお話を、まっとうに役者さんでやると
異様に見えるけど、演者さんの本気度が高いと
その滑稽さが、清々しく面白いと思えるとか
なんか難しいこと思ったけど、最終的には大笑いさせてもらったりと
なんか、随分気に入って見ておりました

役者の中で役者になるという話もあったし、
NEOの役者がやたら出てきたり、ちょい役にも事欠かず
凄く娯楽として楽しんだのであります
こういうのを、今回の続きじゃないにしても
またギャグ時代劇としてやってほしいなぁと
NHKに願いたいと思ったり考えたりしつつ

磐音の二幕を見るかどうか
現在思案中であります、NHKの時代劇は
もっと頑張ってもいいと思うというか、
評価されるべきでないかと思うんだがどうだろう

監査法人

2008-07-29 21:53:40 | ドラマ映画テレビ感想
ちょっと前になってしまいますが
すげぇ期待して見てしまった、NHK名古屋制作
土曜ドラマ「監査法人」
それについて、それこれであります

ハゲタカの再来か

そんな気合いというか、気持ちが入りすぎてしまったため
なんというか、なんか、ドラマに大して申し訳ないことになった
そんな具合で、正直ドラマとしては無難だったのじゃないかと思うんだが
つまらなかったと、辛辣な感想になってしまいます
残念だ、何が残念かって、
ずっと企業と監査の話だけやってればいいのに
よくわからん家庭の話が出てきたりとかするのが残念だった

監査法人という、わたくし、大人になったけども
まったく存じない職業についてのそれこれで
大変勉強になったのですが、なんか新手の刑事物みたいな内容で
実際の監査とは少々違っていた様子
ま、そんなことよりも、あのドラマでは
おそらく、どこの監査も危ない通り越えてもうダメなんだよと
言わぬばかりのえらいことになっておりましたが
NHKは今の日本を潰したいんだろうかと
ひやひやした次第であります

若手の会計士が、大手監査法人で厳格監査をしていくんだが
様々なしがらみやらがあって、厳格監査なんて
バカみたいなことはできませんというお話でありました
脇役とかも相当豪華で、とんでもないクオリティだったと思うのだが
どうも家庭というか、人間味を出そうとしたせいか
はてまた、ロケ地が名古屋だったからか(ぉぃ
なんだかしょっぱい感じになっておったのであります

あれは、名古屋市役所か、旧熱田区役所かと言うような
ステキな建物が出てきたり
静岡の港として紹介されたあれは、常滑港じゃねぇかとみたり
セントレアっぽいところが山ほどでてきたりと
個人的にはにやにやできてよかったのでありますが
それとドラマの内容は別であります
さっぱり詳しくないので元ネタが全然わかりませんでしたが
あれは、中央青山の話とライブドアの話だったんでしょうか

そんな内容で、大手監査法人がツブされて
新進気鋭の氷河期世代の新興会社の不正がバレてと
それなりに面白かったように思うのだが
どっちも、なんか、カタルシスがなくて残念だった
うやむやとして終わったという感じであります

ライブドアにしては、もそっと暗い部分が出てもよさそうなのに
怪しいルートから金借りてた程度の表現だし
経営者もクライアントに殴られるだけだったしと
不満が残る内容でありました、よいテーマだったと
思うのでありますが、重ね重ね残念でありました

とはいえ、監査という仕事がある
そして、それが、ああいう形で、現状ではあんな話になってると
そういうことだけわかったら十分だとも思えますので
なかなかどうして、ありがたかったと閉じるのであります
しかし、銀行を悪者にしたがりますね
というか、悪いんでしょうね

1000の小説とバックベアード

2008-07-28 22:09:07 | 読書感想文とか読み物レビウー
1000の小説とバックベアード  作:佐藤友哉

調子にのってまた読みました
よくわからんが、期待の新人らしいそれこれ
なんか色々聞いてみますと、若いのに
すっかり固定ファンもいて、ステキというお話
で、とりあえずなんとか賞を受賞していたので読んだのでありますが

楽屋落ちかよ

なんか、凄く残念感というか、いや、多分思惑にはまってんだろうが
凄い、文章全体から不気味さとか、そういうかっこいい言葉じゃなくて
気持ち悪さみたいなのが伝わってきて、背中がうぞうぞとしたのです

別段よろしくない描写があったり、気持ち悪いことを
えんえんと書き殴ってるわけじゃないんですが
多分、文体なんでしょう、なんか書かれている
全ての事象が、ああ、書かれているというわざとらしさとは違う
なんだ、ともかく気持ち悪い
ある、文を字数を揃えて羅列したり
韻を踏んで羅列したり、対象を比較させ続けたり
同一単語を繰り返したり、リピート内容を対象をかえて何度もやったりと
なんか、色々凝らされているというか、
何か、眼にありありと映るようにそういうのを
連綿と綴ってある部分が、凄く読んでいて印象というか
いわゆる、気持ち悪さとなったのであります

話の内容は、なかなかステキで
小説と、それっぽいものとを生業にしたり、なんだったり
ともかく、小説に酷く執着したようなお話で
小説が好きでしかたないけども、かわいそうな人たちを
これでもかと集めて、争わせたというか
内輪ウケっぽい内容がテンコ盛りで
そのあたりも、かなり気持ち悪くてステキでありました

作者が小説ってこういうものだと
そう、小説を使って言いたいのか、なんだったのか
そういう表現を楽しませるエンターテイメントだったのか
読んでて色々考えさせられたので、なんだか
不思議な気分でありますが、若いからでは済まされないものが
そこかしこに見え隠れしておりました

ただ、ずろずろと並べたてられるそれこれが
どっからか借りてきた言葉みたいな風で
それを狙ってるのかもとも思うんだが
ともかく、感情移入というか、ストーリーに入り込みそこねたら
その違和感というか、気持ち悪さが凄くてびっくり
最終的に、それで終わりかーと
思わず呟いてしまったのでありますが、ともかく
自分には肌あわないと思ったのであります

しかし、心に突き刺さるというか
多分、そういう人が世の中に多いのだから
当たり前の感想のようにも思うが
根拠のない自信で膨れ上がった若者がゴミクズだというのは
まさしくその通りで、しかも27を越えているなんて
もはや人間としてクズ以下でしかないというあたりは
ごめんなさいと、思わず謝ってしまうくらいの衝撃でありました

ところどころというか、いちいち
台詞が台詞めいていて、クサイのでありますが
だからこそ、辛辣に罵るあたりは爽快でステキでした
ああやって、まくしたてるというか
だんだん狂気においたてられるみたいな長台詞を
言ってみたいものだとほれぼれするのであります

言葉を愛するものが、言説を弄して
罵倒するというのは官能であります

そういうお話でした

篤姫 将軍の母

2008-07-27 20:59:29 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ篤姫
視聴完了いたしました

家定はいないし、薩摩も代が下がったとあって
なんとなしがっかりな昨今ですが
久しぶりに尚五郎大活躍
そして、なにより、井伊殿大躍進でありました
安政の大獄をさっぱり流した回でありましたが
もそっとひどい仕打ちをしててもよかったでないか
思わないでもなかったですが、
西郷さんが、あんな目にあってたなんて
ぜんぜん知りませんでした
歴史は次々知らないことが出てきますね、まったくもう

さて、西郷どんへの処遇を見て
なんだか、盛り上がってきている薩摩侍
だんだん、幕末っぽくなってきたなとにやにやしてしまいます
ようやくこれって幕末ドラマだったんだなと
思ってしまった次第、今後、総仕上げにあたるのか
天狗党の話とかあるだろうか
楽しみで仕方ありません

篤姫まわりは、どんどんと
権力というか、手足がなくなっていく感じが切なくて
本寿院はどうしたんだろうかと、そればかり気になってしまいます
あんだけ母として大泣きしてた人が
最後になんかあっただろうにと思うのだが
いや、まだ出番があるだろうから
何もないのか、どうなんだろう
少し気がかりであります

あとは、家茂様ともよろしくなっていく様子で
いよいよ、皇女を迎え入れるだけでありますが
どうなるか、楽しみであります

私の結婚に関する予言38

2008-07-23 23:26:20 | 読書感想文とか読み物レビウー
私の結婚に関する予言38  作:吉川英梨

負けました。

読後に思ったのであります、
面白かった、負けたと思うくらいの面白さでありました
抱腹絶倒とかそういうわけじゃないのですが
なんというか、ころころ転がっていくストーリーと
非常にうまいことまとまったと見える感じと
ギャグ一辺倒じゃなく、シリアスも結構重めで、
少しだけサスペンスあり、推理あり、
でも、やっぱり基本はラブロマンスだった

そんなエンターテイメントな作品でありました
どういう経緯か知りませんが、単行本で1000円切るという安さ
これはお買い得だと思ったのであります

カバーイラストからして、ギャグ臭漂う感じで
笑って仕方ない内容かと思っておりましたが
意外とそんなこともなく、東村アキコにダマされた感じですが
非常にステキな内容、おっさんが読んで喜ぶタイプの小説じゃ
ないような気がせんでもなかったですが
少しばかり、経営めいたものとか、さりげなく経済のなにかしらが
見え隠れしたりしててステキ
グローバルという安っぽい言葉とは違いますが
経済界を飛び回った風な感じもまたまた、ステキでした

あらすじだけ読むと
遭難して、出会った男に惚れて、不倫して、浮気して、
元彼と揉めて、誘拐されて、殺人事件に巻き込まれてと
まぁ、完全にギャグなのですが
そのそれぞれが、ギャグと思って読んだせいで
なんか、真面目じゃんと面食らうデキ
殺人事件に絡む一連の部分は、結構鬱話っぽくて
ずいずい引き込まれてしまったのでありました

こういう作品を読んでて、自分の読み方がよくねぇなぁと思うのだが
これを書けるってのは本当すげぇな
見てきたのかなとか、色々考えていくと
バイタリティ溢れすぎている主人公に焦りを覚えてしまいます
なんつーか、過ごしている時間の濃度が違ぇ
こんだけ濃いことをして過ごせるもんなんだなとかなんとか

基本ギャグだし、ラブロマンスだから
そういうこと考えないで読むべきだろうと思うのだが
凄く脱帽というか、負けた、人生ちゃんとせな、
なんて思わされたりもした優れた作品でありました

また、読後感もすげぇ爽やかで、オチとかも個人的に大好きな形で
たまらなんだので、是非是非肩の力を抜いて読んで欲しいと
偉そうなことを思うのであります
3時間くらいで、一気に読み上げてしまいましたが
先が気になるというか、なんか読んでしまう力が強くて
よかったです

のぼうの城

2008-07-22 22:28:32 | 読書感想文とか読み物レビウー
のぼうの城  作:和田竜

話題の小説だと聞いておりました
かの石田三成忍城攻めのお話
へうげものでちょっとだけ、あの壮大な失敗劇を見ておりましたが
それを小説という形で読んだ、というか
かなり有名なエピソードなのでありますね
そうそうたるメンバーとまでは言わないにしても
石田三成、大谷刑部がいるだけで
個人的には鼻息が荒くなってしまうのでありますが

その、石田方と、忍城にこもった成田家の戦いでありました

感想としては、面白かった
これに尽きたのであります
心躍るというか、なんというか、こういう小説好きだなぁと
読んでいてにやにやできるステキなお話
一癖も二癖もある男共が出てきて、
それらを中心にして、籠城戦が描かれる
考えてみると、ただ、それだけなのでありますが
実に面白い、キャラが立ってくる様と、それらが
いよいよ戦い始めるところは、痛快で、爽快で
少々短いというか、さっぱりあっさりしすぎている感はあるものの
こんだけ、読後感爽やかならいいじゃないと
思ったりした次第であります

戦略的とか、戦術的とかじゃなくて
どことなし、ドラマの脚本めいた内容で
台詞で、結構話は進んでいくし、合戦風景は一方的で
絵巻というか、まさによいところが存分に発揮されていて
なかなかにステキ
ただ、もっちり読みたいとか、そういう欲求が強いと
薄い内容だとがっくりすることもあるやもと思いますが
ともあれ、よいキャラが、暴れ回っておりました、おしまい

そんな漫画みたいなお話でした

作者がどんな人なのかよく知りませんが、
ただ、私が思うだけなのか、文体というか、なんだろう、
進め方と台詞まわしが、どうにも司馬遼太郎臭くて
にやにやがたまらない
さくさくと調べたことが連ねられるあたりもいいなぁと思ったが
やりとりと、台詞の落とし方、地文に入れたり
台詞にしたりの、文章の散らばり方が
個人的に好きでありました

読み足らないくらいがちょうどよいかもと思ったりしつつ
ステキだったので感想をしたためておきます
もそっと、重いというか、なんかあってもいいかなと
思ったりなんだったりもします

篤姫 天璋院篤姫

2008-07-21 21:56:02 | NHK大河ドラマ感想
篤姫視聴しました

日ごろ一人で見ておりますが、実家で親と一緒に見ました
あの年頃の人々にも大人気のようです
さておき、家定ショックからずるずるという内容
やっぱり暗いのでありました
どんよりなお話で、少々残念だったんですが
相変わらず篤姫の衣装はすげぇなあと惚れ惚れしつつ
今回ので確定ですが、
井伊様の悪者っぷりがすばらしいです

現在、彦根近いところに住んでおりますので
なんというか、えらいことだと思うのですが
あれはあれ、梅雀さんの演技はすばらしいと思うところ
あのふてぶてしさというか、なんというか
久しぶりに悪者が出てきたという感じで
あとあとが楽しみになっていく模様

あと、よくわからないうちに
薩摩が反幕になってるのが不思議だったんですが
ともかく、小松さぁがどれくらい活躍するのか
眺めていこうと思うのでありました

そういえば、篤姫の衣装ですが、
あの割烹着みたいなのは、なんとか院になると
デフォルト装備なんでしょうか
似合っていたというか、かわいらしいので
ステキだと思ったのであります

でもやっぱり、あれを着て
母泣きしておった本寿院様も見事でありました
院様として、今後、本寿院がどうなるのかも
ちょっと気になるのです

経営を見る眼

2008-07-17 21:41:56 | 読書感想文とか読み物レビウー
経営を見る眼  著:伊丹敬之

ビジネス書を読みました
なんだかんだ、色々読んできたよなと
ふと思ったのですが、こういう亜種みたいなのを読む前に
まず、経営学そのものの勉強とかしとかないと
わけわからなくね?
なんて、思ったりしたのでありますが
今回のこれは、そういう下地無しでも分かり易かったのであります

いや、そもそも自分の年齢はともかく
社会人ステージとして早すぎた内容だったと
読み終わってから気付いたのでありますが
途中から、マネージメントすることに対するあれこれ
それが刺激的というか、面白くてよかったのですが
本書では、日本的とは呼ばないしたとえてもおりませんが、
人間の感情を侮らず、ほどほど、に色々やるのがポインツではないか
と、ちょっとだけ触れてありました
それが一番難しいと、しっかり書いてありました

前回読んだ本でもそうでしたが
やはり、こういう本はなんとなし読んでそうかもねーと
思うだけで、実践するかどうかはよくよく考える
その考え方、試しかたはここにある
そういうわけでありまして、読んだら
いきなりスーパー経営者になれるわけもなく
そういう世界もあって、そういう考え方もしないといけないのねと
下っ端としては参考程度に読むのでありました

ただ、ちょっと面白かったのは
マネジメントは全ての方向から発生しているような理論でありました
いかにして、頭ごなしとするか、感情に棹ささずうまくしむけるか
そんなのに腐心することもたまには必要でしょうよと
そういうこともちょろちょろ書いてあって勇気づけられます
多分世の中の大半のサラリーマンが
上司のいうことをいかに聞かずになんとするかを考えておると思いますが
その思考は、そんなに間違ってないんじゃないかなと
この本は言ってくれたと勝手に思っております

というわけで、リーダーのありかたと経営のありかたの部分が
大変面白かったので、よろしいと思うのですが
所詮は、字であります
その通りにいくわけもないし、色々な機微
テクニックについては、結局自分で発見しないといけない
ただ、それでも、あれこれ揉まれて足り
色々、感情ではないモメ型をするとよいのでないかなとも
思ったり考えたりさせられたので
読んでよかったとしておこうと、思いこみます

ま、考えたことなど役に立たないということでありましょうや

Jリーグ 京都vs鹿島

2008-07-16 21:29:27 | スポーツ
サポのまねごとすらできてない昨今ですが
なんとなし、京都を気にしている次第です
さきほども、試合終了間際から見ることができたので
放送を見ておったのでありますが、いや、驚いた

サンガがアントラーズに勝つなんて…

ちょっと、小躍りしたくなってしまうような
ステキな内容だったのでありますが
なんともはや、今年のサンガはさすがに違う様子です
だって、ほとんど寄せ集め選手だもんなぁ(ぉぃ

しかし、やはり良い選手を捕まえてくると
それなりに戦えるのは間違いがない様子でありまして
今期に関しては、柳沢が本当にすごいな
このFWが、なぜ代表張ってたのか、わかった気がすると
ちょっとだけ思うのでありました
今日だって、岩正背負ってワントップのくさびやってましたが
ポジション取りと、当たり負けしない体の使い方は凄い
パサーに徹してしまうのは確かにどうなのかというのかもだけど
あんだけ、前線できっちりボールおさめてくれるんなら
そりゃ立派だぜと感嘆

リプレイで一点目も見ましたが
なかなかかっこいいヘッドで、個人的にはナイス補強だったと
つくづく思っておる次第であります
本日宵山、なので、祇園繰り出すために
柳沢がうなりあがるほど善戦したのかしらとも
思ったりしますが、ともあれ
フェルナンジーニョ、シジクレイとステキであります
昨年までいた、ブラジル人達が悲しいことです
というか、パウリー帰ってこないのかしら
ひょっとして契約解除してる?
不安です

たまに見て感激しているだけというわけで
チーム状況もよくわかってませんが
知らないというか、京都以外で知ってた選手が
半分くらいいるのかしらと改めて思ったりして
不思議な気分
また、一度、西京極に繰り出さないといけないなと
思ったりするのでありましたとさ

陶磁器を探す旅~京都国立博物館~

2008-07-15 22:24:54 | 陶磁器を探す旅と名物
何度も訪っておりますが、またも行って参りました
京都国立博物館
だって二週に一回無料なんだもの

そんなわけで、のっぺりと行ってきたのでありました
もう、何度も見ているし、そうそう中身が変わらないと
わかってきた昨今でありましたが
今回は、目当てだった、陶磁器ではなく
屏風、書、仏像が大きく内容を変更していて
なかなか見応えがあったのであります

最近、あれこれと古美術関係に興味を示しておりますが
いかんせん学がないのでなんとも難しいのでありますが
書について、まずは感激

字の上手い下手というのを
美術として見られるかどうかというのは
一つ、見る側を試しているなと勝手に思っておるのですが
その領域に踏み込めたかどうか
書というのは、写しから始まるらしく
その整いっぷりとか、色々、余白の使い方に至る前まで
ただ、粛々と文字がつづられているというのが
ステキかどうかを見た次第、実際うまいなぁと思ったのであります
漫画の読み過ぎですが、やっぱり
トメ、ハネ、ハライがしっかりしている字は
見ていてかっこいいとつくづく思うところ
楷書とはまた違うとは思いますが
読める文字を、定型フォントのようにきっちりと書いてある姿に
感激を催した次第
書家についても、ちょっと勉強しようと思いました

また、屏風についても、狩野派のなんとかさんのを見て
ああ、やっぱり余白がうまいんだなぁと
構図の妙をそれなりに捕らえたりして楽しみ
仏像については、ちょっと前までお気に入りだった
像のまたがったなんとかの代わりに入っていた木造に
気を奪われたりと、なんだかんだ堪能

同時期に、藤原京の頃の考古物もあり
色々見ていたのでありますが、ともあれ
これらを全部コンプリートしてぇなぁと思うのでありました

前回と代わらない陶磁器でもありましたが
そこではやっぱり、天目の名品、鼈甲と禾目を見て
にやにやしっぱなしだったりと
相変わらず楽しかったのであります

そして、特別展でもないですが
琉球を中心とした工芸品、螺鈿物の展示がステキで
それを堪能した次第
螺鈿で吉祥文様を描くなんていう贅沢なそれこれとか
琉球ならでは、と言うほどか、ともあれ
文化を示す、栗鼠と葡萄図の螺鈿細工にため息を漏らして
最高だったのは、螺鈿で書をしてあるという
とんでもない逸品だったのでありますが
世の中には、凄いものがいっぱいあるのだと
またまた、新たに感激を覚えたのであります

どれくらいの頻度で中身が変更されているのか
よくわかりませんが
今後も、しっかりと見て、少しでもよいものを目に写したいと
つくづく思うのであります

篤姫 二つの遺言追記

2008-07-14 22:17:19 | NHK大河ドラマ感想
わざわざ別立てにする必要はまるでないのですが
ちょっと、気になったことを一つであります

家定が倒れた時でありましたが
まぁ、随分綺麗な牡丹の花が飾られていて
あれは、薩摩藩邸と呼ぶのか、薩摩藩江戸屋敷に
豪華な牡丹の掛け軸があったよなと
ぼんやり思い出したりしたものでありますところ
実に見事な花で、家定が剪りたくなるのも
頷ける話だったのであります、が、

牡丹咲いてるって、時期おかしくね?

つと、気になったのであります
もしかすると、あの当時の江戸だったら
7月に咲くもんなんだろうかと
ちょっとだけ思ったのでありますが、
いやいや、うちの実家のあたりだと5月には終わってるくらいの
早咲きになるんだが、寒牡丹にしてもおかしいし、晩生いうてもたいがい…
なんだろう、どういうことだ、考証ずれてる?

というわけで、調べてみようと思ったとき
便利なのがインターネッツであります
信憑性に劣るものの、とりあえずもっともらしいし
なにせ早いというので、さきほど調べたところ

現在でいう8月に死亡

NHKしっかりしろ、おい、牡丹咲いてるにゃ無理ありすぎるぜ
思ったのでありますが、まぁ、そういうのはどうでもよろしい
ともかく美しい話だったとしておけばよいのか
ちょっと思うのですが、しかし、8月とすれば
ますます、あの棺桶というか、ましました場所は
凄いことになってたんじゃねぇかと
いらぬ心配もしてしまったのであります

なんにせよ、家定にもう会えないのだけは確定で
悲しい限りであります
大老もまもなく亡くなるとして、幕末の英雄達は
うずらうずらと出てくるのか、ちょっと楽しみであります
というか、勝海舟がまず楽しみでありますところ

篤姫 二つの遺言

2008-07-13 21:12:30 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ篤姫

うわ、家定死んだ

驚きが絶望を呼ぶ内容でありました
あまりにもあっさり、というか、さっくり
あいかわらず、死がせまってくる男をやらすと
すげぇいいなぁと思ったりするんだが
これは、贔屓目でありますね
今でも、ありありと、組!の時の切腹風景が
まぶたに写ります
あのときみたいな笑顔じゃないか、まったく

牡丹の花が
またずいぶんと綺麗じゃないかと
感激していたのでありますが、
なんともかんとも
あそこに棺おけはあったんだろうか、
あの頃の葬儀形態がよくわからないのでありますが
牡丹が咲く頃なら、結構というかだいぶあったかくなってるし
篤姫が到着したときにはすごいことになってたんじゃないかと
不安になってしまったのであります

しかし、碁石の演出は見事だったように思うのですが
あれが、なかなか、男女で同じようなものを持ってるというのは
古典的ではありますけども
尚五郎とのお守り騒動とも似てというか、ステキと
思ったしだいであります
ま、あの小道具も、家定の寂しそうな笑顔あってこそでありましたが
ともあれ、ステキ

話としては、井伊様がえらい悪党っぷりでびっくり
今回の井伊様はあの様子、いや、ここのところというか
今までよろしく扱われたことないかもとか
浅い知識で思うのであります
彦根が黙ってたらいいんですが、滋賀に住んでると
いらんことに心配であります

はてさて、あのぜんぜん謝ってないのに
謝り倒していた演出も面白かったのでありますが
慶喜がなにやら心変わりしたようにも見せられており
なかなかどうして
また、大久保が以前とぜんぜん違って
なにかしら、悪者のようになってきているのが
ちょっと不自然で気になるのですが
薩摩は薩摩でよろしい雰囲気
みんなが意気あげて稽古はじめた姿はステキでありました

しかし、こちらもばったり
私は史実を存じませんが
これにより、薩摩が大きく転換してたとしたら
なかなかこれも面白いことなんだなと思う次第
島津ではなく、大久保、西郷の薩摩となっていくのは
どういうことからなのか
また、楽しみであります

しかし、大御所がばったばったと死んでいくので
今後が不安でなりませんが
来週か、その次くらいには
ひょっとして、井伊様退場かしらと不安であります
名物が見られることなく、大久保どんが妙な西洋かぶれしてたのが
印象的な次回予告とともに
邪推をしてすごす次第であります

チョコレート革命

2008-07-09 21:30:32 | 読書感想文とか読み物レビウー
チョコレート革命 作:俵 万智

最近短歌というか、川柳の長いヤツというか
五七五七七に凝っておりまして、
折角なので、古典じゃないのを読んでみようと
随分と懐かしい臭いのするそれを読んだ次第であります

すわ、女

私は短歌というのを侮っておりました
凄い、歌風と呼んだらいいのか、
たった数行のそれの中で、凄い個性とアクが出ること出ること
もの凄い女を意識させる、柔らかいといえるような、
芯の強いといえるような、生暖かいといえるような
そういう歌をたくさん読んだのでありました

いつごろ創刊というか、作出されたのか
よく知りませんが、なんともかんとも
時代臭ではないんだろうが、酷く人間臭いというか
その人、俵万智の輪郭がぼんやりずっしりと嗅げるような
凄い内容というか、見事な歌風に中たって大変
そんな、何編というのか、いくつかの
主題とテーマに沿って詠われておりました

本の性質上なのか、最初は
ライトな感じから始まって、世界放浪記みたいなのとか
人間というか世界というか、そういうのを考えさせられるような
風刺でもない、何かうやむやしたそれこれが詠われる
それを読んでて、暗い作風だ、などと思っておりましたが
あるギター少年へのオマージュという形で詠われた一遍は
これが凄く爽快というか、それまでとまったく違う歌風で
驚きの連続、ここで初めて
短歌というものの表現の凄さに気付かされた次第

その編が終わったあとも、他人のことであったり
自分(一人称)であったりと
思ったこと、感じたこと、見た景色が
含みをもって詠われており、情緒すげぇなと舌を巻くのでありますが
時折、じゃなくて、突然始まる
不倫にまつわるあれこれの歌が怒濤というか
これを詠みたいがために、この本出したんじゃねぇだろうかと
連綿と、という表現でよいのか
なんか、小池田マヤの四コマ漫画みたいな
次の四コマ、次の四コマと
歌がリレーしていくような具合で圧巻

妙に生々しいような、見たことないけど
そういうもんなんだろうなと思わせる
うまい表現もあったり、チョコレート革命とは
そういう意味だったのかと唐突に知らされて
読んだことを少しだけ後悔したりと
なかなか面白かったのでありました

しかし、流石なのかなんなのか
鋭いでもなし、嫌味でもなし、驕っているわけでもなし
実にうまく、何かを切り取ったような歌が見事で
読んで損はないなぁと改めて思いましたところ
これはなかなかステキだと感じたのであります

最近短歌を読んでんだが
わずか数十片程度でへこたれ気味というか
もう、似たような句調しか出てこねぇ自分に絶望してましたが
この人の凄いところは
破調をとてもさりげなく、とてもスムースに使って
ややもするとポエムとかわらないそれを詠うところにあると思う
というか、形式ばった詩集じゃないのかこれ
そんなことを思ったりしたのでありました

とりあえず、句の内容にどれこれ感心もしたけど
何より、凄い情景への肉薄やら、情緒への探求やらが
わずかな言葉でできると教えてくれるだけで
十分楽しい本でありましたとさ

みだれ髪のチョコレート語訳も読もうかと思いましたが
みだれ髪自体をよろしく知らない内に読んではならぬ気がして
今は封印中でありますが、短歌、面白い
ステキでありました

意思決定のための分析の技術

2008-07-09 00:04:25 | 読書感想文とか読み物レビウー
意思決定のための分析の技術  著:後 正武

珍しくビジネス書なんぞ読んでみました
以前に、金持ち父さんシリーズでちょっとだけかじりましたが
今回はより具体的な内容であります
このあたりからして、自分の年齢を改めて考えるのですが
それはさておき
意思決定という、非常に重要らしいことについて
あれこれと書いてある本でありました

ざっと読んでみて、要約してしまうと
こういう本は価値がなくなるのが通例でありますが
ともあれ、ちゃんと考えていけば、ちゃんとなんとかなるだろう
そういうお話であります
理論づけていけば、少なくとも大きな間違いは起こさないと思うよ
そういうアドバイスをしてくれる本
そういう印象であります

きちんと分析をする、とりわけ
分析と、感情とが入り交じったりして
正しい判断ができなくなることが多いから
こういう点に気を付けて考えてみようね
なんていう語り口で、分析というものが
物事を分解して考える、あるいは整理することで
その際に、分解の仕方やら、整理の仕方やらを
懇切丁寧に書いてありました

MECEだったと思うのですが、
分解する際に、重なり合わず十分条件となること
つまり、分解したら、それぞれの因子は独立しているが
どれ一つ欠けたとしても、元の者に戻らない
そういう分解の仕方をなさいな
そういうお話、これが一番の収穫であります
ありがちなのですが、何かを分析するに従って
どつぼにはまって、同じレベルのものを混合してしまい
正しい結果にどうやっても近づけなくなったり
プライオリティがつけられなくて
にっちもさっちもいかなくなったりとか、そういう時に
どうやったらよいかしらと

書いてあった本であります
それなりに勉強となったし、考える時
どういう探りかたをしたら近道かがわかったようにも思ったりして
値段の割にはよかったんじゃないかなと
最終的に、そんなところに落ち着いた
よくよくできた本だと思ったのでありましたとさ

まぁ、こういうのは読んだあと実戦できてなんぼですねと
今更ながらにつくづく思います