CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

アジア大会 U21 日本代表vsパキスタン代表

2006-11-30 08:40:38 | スポーツ
日本弱っ、つまんね

そんな感想を夜中につぶやいて
俺の睡眠時間を返せ、返せってばヨー
などとつぶやきながら寝てしまった昨夜であります
酷い試合でありました、勝ったけどもさ

立ち上がり、いきなり本田のFKが炸裂したときは
ボールが早すぎて、入ったのかサイドネットだったのか
全然わかんないくらいステキだったのでありますが
さっぱり客が入っていないせいで
盛り上がってよいのかどうかもわからない
不思議な環境で試合が始まっておりました
前半を見ていると、かなりミスも多いが
それでいてポゼッションを維持できるところから
相手は弱いんだなとせつせつ思っておりましたので
こいつは、大量得点での勝利が約束だわね
なんて一人評論家気取るところ

そのまま前半は、突然もろくなる守備以外は
安定したもので、ボールもよくまわるし
サイドから切り崩すのもうまいこといってるしと
にやにやしてみていたのでありますが
そのサイド攻撃から、鮮やかに追加点
いやん、ステキ、まるで練習のようだわ
大変満足でありました

試合途中でパキスタンの選手の中に
明らかにお前21以下じゃねぇだろうという
頭皮のさらけ具合がなんともいえぬ方がいて
また年齢詐称かなどと思っておりましたが
オーバーエージ使ってもよいとは知らず、その詐称疑惑の人を中心に
次第に勢いをつけてくるパキスタンでありました
まぁ、それでももったりもちもちと
崩してる割りには入らないし
なによりミス多すぎ、敵にパス出しすぎという状況で
前半が終了

ここでもう寝ようかしらね
なんて思って、本当、寝ておけばよかったのでありますが
後半が始まります、しかし
前半を見ていて思ったのですが、カレンは先発していたのか
平山はもっと面白いことしないのか(そういう役じゃねぇよ)
酷い観客だと自分で思いつつも観戦
戦術とかフォーメーションとか
そういうのはわからんが、ともかく
走り回ってる姿が映らない奴はダメだと
加地選手以外の全員に思っているこのごろでありますが
カレンと平山の働きぶりはどうだったのでありましょう

とか言ってるうちに、追加点
なんか冗談みたいというか
凄い攻撃だなと思わず手を叩いてしまったのでありますが
シュートミスのボールがどんぴしゃで合わさって
頭でゴールというステキっぷり、おお、かっこいい
3-0となって決定だな、さぁ、寝ようかと
またも思ったわりには寝られず、ちょっとトイレいって戻ってきたら
あれ、1点入ってる
雲行きが怪しくなってまいりました

このあと、負傷退場が出たり
急に悪くなってくるコンディションというか試合の状況
圧巻はパキスタンの二点目でありましたが
あのシュート自身はとんでもねぇすげぇシュートだったが
あれを打つ前、完全にどフリーだったのは
一体全体どういうわけだねと、監督も思ったのでなかろうかと
唖然とする内容
解説いわく、後半になってから明らかにスタミナが落ちてる
なるほど、そんなところでパスミスが致命的なほど多く
そしてパスカットもすげぇ多い
おいおい前半のあれはどうだったんだ、嘘だろというほど
後半のやられっぷりは見ていて痛々しかったのであります
こりゃ引き分けもありうるな
などと思いつつ、新しく入った選手もなんかしらないが
さっぱりキープできないし
押せ押せムードにやられながら後半40分を過ぎる
いきなりのイエロー、はい、退場、いやんばかん

平山が面白いことしなかったせいだなと
違う期待を裏切ってくれたことにがっかりしながら
劣勢の中終了となったわけであります
途中で、シリアとかの代表が見にきてたというから
きっとわざと苦戦して見せたんだわ
陰謀説をなんとか支持したいのでありますが
実際のところ、あれが実力でありましょうと
がっかりしたのでありましたとさ

不安なまま、この大会は続いていきます
次回に期待です

剣聖~乱世に生きた五人の兵法者~

2006-11-29 08:45:20 | 読書感想文とか読み物レビウー
久しぶりに小説を読みました
かたわらで、じっくり戦争論を読んでおりますが
さっぱり進まないので、口直しというわけでもないですが
すらり、読んでみたのが時代小説の
オムニバス版、剣聖であります

池波正太郎、津本陽、直木三十五、五味康祐、網淵謙錠
の五人の作家さんの時代短編小説を集めた
ステキなものでありました
題材は、上泉伊勢守、塚原卜伝、宮本武蔵、佐々木小次郎、柳生石舟斎と
これまたビックな剣豪ばかりが揃っていて
もうあれだ、正直これは男子がとりあえず
読んでおくべき娯楽小説でありました

というわけで、事細かにレビウするのも無粋なので
ざらっと表面だけを撫でさせていただきますと

作家さんがそれぞれ違うというのがポイントというか
CDみたいなオムニバス版というのがあるとは
夢にも思わなかったのでありますが
それぞれの作家さんが、それぞれ確立したスタイルで語る
剣豪が五人語られているのも確かでありましたが
小説家が五人競演しているというところも
興味深い一冊でありました

特に池波正太郎の「上泉伊勢守」の話が面白くて
まぁ、収録されてるなかで一番長いのだから
当たり前といえば当たり前なのでありますが
なんともいえぬ、時代小説の息吹というか
言の葉と空気感の妙がステキ
剣客商売とか、ああいったものを
しっかりと読んだことがないので表しがたいのですが
いわゆる時代小説という感じがとてもステキ
会話の文が多い、言うほど多くはないが、ともかく
会話中心で物語はまわりつつ
殺陣のシーンは、やはり一瞬にかけている
これは他の作家も全部そうでしたが、そこまでの
緊迫感がステキでありました
子供とか出生の謎をいくばくかはらませて
剣豪の祖であります、上泉を描いていくのはかなりステキで
私もしっかりした知識ありませんでしたが
これで、上泉最強説を支持できるというものであります
そんな出来でありました

かわって、塚原卜伝のお話でありますが
こちらは秘太刀というのか必殺・一つの太刀について
その開眼とか、研鑽の風景が語られる小説でありました
これもなかなかどうして、短編時代小説として
ステキすぎる出来であります
個人的にこれは高校生くらいに読ませて
練習がどんだけ大切かということを
こんこんと悟らせたい、そういった一遍でありました
もっとも、途中で夢遊病でもないが
神様と対決しだしたりするあたりは
修行のしすぎで頭がどうかしてしまったのではなかろうかと
現代人の考えで思わず、はらはらしたのですが
それはそれ、つらい修行をしたからこそ
幻覚ではなく、本当の神と刀を交えることとなったのであります
と、茶化すのはさておき
実際のところ、一番殺陣がステキな小説で
一つの太刀の凄さというべきか、相手方が
刀とはまったく異なる武器を使うところでの
異種戦で面白すぎた
悟りを開いたというか、開眼した剣豪の強さが
ひしひしとそこに語られたのでありますが
なかなかどうして興味深いものでありました
足の裏で間合いを探るあたりとか、描写も惚れ惚れであります

で、宮本武蔵と佐々木小次郎については
基本的にできるだけ史実に基づこうとしているのか
吉川版を否定するために書かれた
そういった小説家同士の意地が見える作品であります
時代小説というよりも、伝記みたいなものを
読んだのかしらね
そういう感想になりますが、最近ではメジャーになってる
武蔵と小次郎の年齢差についてや
武蔵の理論的な思考とかにこつこつと突撃している
そういう具合で、二人の剣豪が謎に包まれている
それを説明してもらったそんな具合でありました

二天一流が、二刀をもって修行をなして
実践は一刀であるというお話はなるほどでありました
個人的にチャンバラが好きな自分としては
講談師さながらの、二刀でざんばらりんと
敵を蹴散らす様が好きなのでありますが
そんなわけねぇだろうと、静かに否定される
そういう小説でありました、夢がない(ぉぃ
ともあれ、史実に基づきすぎると時代小説は面白くなくなる
そういうお話もつれり書かれておりまして
なかなか興味深いものでありました
そして、謎が多すぎて困る佐々木小次郎についても
初めて聞くようなお話が書かれておりまして
物干し竿を持つようになった見解やら
その生き様について、吉川版の
いわゆる敵役としての小次郎ではなく一人の剣豪として語られるのは
新鮮でもないですが、ステキでありましたとさ

そして最終、柳生のお話
こちらも史実というか資料を洗いなおしている
そういう内容に見えましたが
柳生大好きのわたくしとしては大変楽しめました
ステキ、やっぱり剣豪は柳生に凝縮されるべきよ
上泉を先に読んでいるからこそ
この柳生の話が生きてくる、そういう具合でありましたが
新陰流の起こりから、柳生新陰流の開眼
そして無刀への悟りがステキで、個人的に無刀大好きな身分として
この上なくし合わせな小説でありましたとさ
最終的に活人剣への開眼は無刀より出でるあたり
ステキです、無刀かっこいいなぁ

と、まぁそんなところで
さくさくっと実は数週間前に読み終えていたりしたのでありますが
なかなかどうして、娯楽として堪能できたので
ここに記しておくのでありましたとさ
総括しますと
上泉伊勢守が最強

そういうお話でありました

功名が辻 種崎浜の悲劇

2006-11-28 08:49:31 | NHK大河ドラマ感想
というわけで、NHK大河ドラマ功名が辻であります
もうちょっとで終わりというところにきて
一豊にとっての大勝負がやって参りました
ずっとサラリーマン大河だと思っておりましたが
しっかりと、熟年離婚の危機についてまで
言及するあたりどうなんだろうと
はらはらどきどきと
とりあえずそういう感想だったとしておきつつ

千代がどう見ても打たれたと思ってたのに
無事という展開に思いっきり笑ったのでありますが
それはさておき、虐殺までの経緯を
事細かに説明しつつ
どうしようもねぇなという具合で
一豊が決断したというお話になったのは立派であります

しかし一豊も、六平太が言うがままに
なんでも決めてしまうのはどうかしら
あまつ、六平太も勝手に新一郎巻き込んだりして
ちょっと面白かったのでありますが
話自体はシリアス一辺倒、虐殺があり
その後のことが悲劇でありました
あくまであれが戦争であるということなのか
新一郎の戦死が悲しい
新一郎界隈については、かなり泣かされる場面でありましたが
新衛門の通常ボケ老人なのに、あのときばかりは
しっかり、はきとした発音で褒め称え
ふかぶかと一豊に頭を下げる場面では
思わず泣いてしまうところでありました
よかった、すげぇよかったよ
ずっと大河を見てきて、考えてみると
新一郎はけっこう大きく関わっていたというか
数少ない古参になるなといまさらながらに思ったのだが
初陣から今回にいたるまで
ちゃんと見てきたからこそ、感動もひとしおでありました

そして、もう一人、初回登場から
ずっと見守ってきた六平太の死も天晴れ
ちょっと、そりゃねぇだろうと
思わないでもなかったが、まぁ、たまには
恋愛からめたひきこもごももよかろうということにして
なんか全体にわたって刑事物ドラマみたいな風情でありましたが
満足でありました
最後に思いを告げてから死ぬあたりが小憎いなと
そこだけ妙に時代小説風だと勝手に感じ取ったのですが
こちらも迫真というか、すばらしい演技でありました
かっこよかった、死ぬ間際は本当に死ぬんじゃねぇかと思ったしな

で、話前後してしまいますが
新一郎の死に様について、あそこで
すばやく介錯するように、六平太がとどめを刺したシーンが
結構お気に入りでありますところ
あれがかっこよかったなぁと、いまさらながらに思うのだが
その後、自殺をしたのは責任をおっかぶるためというより
新一郎を死なせてしまったせいみたいにも見えたのですが
どちらにせよよかったのであります
てっきり陰腹でも召しているかと思ったのですが
そうではなかったが、なかなかどうして

というわけで、ちょっと遅れてしまったので
実は記憶があやふやになってしまってたりもするのですが
六平太が天晴れだったのと
新一郎も立派だった
それで十分だと思われるのであります

つくづく主役なのに影の薄い一豊が
不憫でならんのでありますが
もう一度、老いさらばえた体で
六平太と一騎打ちしてもらいたかった気もするのだが
そこまですると少年漫画になってしむかと思うのだが
いよいよ最終回が近づいて参ります
どうやって終わらせるのか、楽しみでしかたないのです

U21親善試合 日本代表vs大韓民国代表

2006-11-22 08:41:49 | スポーツ
しょーもない試合でしたな

そんな妙な言葉を使ってしまうくらい
見ていてたるい試合でありました
どっちもどっちちゃうかと、似非関西弁が
軽快に炸裂してしまうような内容
どうせ親善試合なんだから、あんな試合するくらいなら
コテンパンに負けておけばいいのにと
いらんことを考えてしまったのであります

さておき、内容は、最初は韓国強ぇな
こりゃ勝てるわけねぇなぁなどと思っていたのでありますが
後半はどっちもどっちの展開になって、なんとも言えず
しかして、前半見せ場をちょろちょろと韓国が作って
すばらしいシュートで1点目
あれはFWが凄いんだよな、3人がかりでとめられていないのは
本当どうかしていると思わないでもないが
きっとFWが凄かったんだろう
シュートが隅下に突き刺さるというか
サイドネットにばびっと決まるのはステキだわと
枠に飛ぶすばらしさを感じたところであります

前半の当初は日本が押しているというか
要所要所を押さえているように見えたのでありますが
アナウンスは韓国が押していますなどといっており
俺の目も節穴だわなと、一人自嘲しておったのですが
その言うとおりに、だんだんと韓国押せ押せになってきます

まず中盤で勝てない
セカンドボールが拾えない
やたら敵にパスをする

インターセプトされるのも多かったような気がするが
なによりも、敵にダイレクトパスが多かったような
そういう残念なことでありました
再三にわたるピンチもあったし
いわゆる展開が遅いというのもよくわかった
みんな足元でとめてから動かすのな
前に別の試合見てたときは
もっとうまいことはたいて、ワンタッチプレイが
多かった気がすんだが気のせいか

激しく韓国プレイヤーにチェイスされるわ
すぐ取られるはと、散々でありましたが
それでもサイド攻撃はステキで
右、左両方とも、すげぇいいクロスが
あがっていたような気がしました、ステキね
特に水野、あれは凄い、彼だけ凄かった

はずしても笑ってるFWとか
そんなところはA代表の真似せんでもよろしいと
思ったりしつつ、もったり試合を進める日本
終始押されているし、妙なジャッジの審判だったが
どちらにも不平不満のでるジャッジで
助けてもらったり、そうでもなかったりして
なんとか前半を終了という具合でありました

で、後半、がんばってた水野からのクロスをずどんと
ステキなことでありましたが、あとは特に見所もなく
後半も終盤でようやく逆襲というか
電池の切れた韓国代表をきりきりさせておりましたが
あそこでもう1点ほしかったのに、みんなでせっせと
宇宙開発を進めていたところで残念終了
まぁ、引き分けでよかったんじゃないですか
そういう具合で落ち着いたのであります

さて、試合自体はどっちゃでもいいと
あんまり真剣に見てなかったのでありますが
テレビの思惑もあって
やたら名前が連呼される平山が
あいかわらずもったりしてて、面白かった
別に凄いとか凄くないとかで計ったら
間違いなく凄くないのだが
動きが全て面白かった、リアクションとか、もったり具合が
笑いの壷を衝いてきてステキステキであります
あれは、ああいうキャラクターだと思うと
なんかにやにやしてしまうのですが
不思議なオーラというか、そんな高尚じゃないものが
漂っておりました
手以外で決めるとか言って、思いっきり手出してたところが
大爆笑だったんですが、皆様いかがでしたでしょう

その平山の動きを詳細でもないがずっと見てたんだが
もったりとボールを持ってから、もたもた動く
不思議とあんだけもったりしてるのに
なかなか取られない、キープできてるってことは
凄いんじゃないかと思ったり
決めきれずに倒れて頭抱える姿が
なんか、滑稽で、笑顔を漏らさないだけいいと思うのだが
笑いを誘うしぐさでありました
今後もがんばっていただきたい

と、そんなわけで、水野凄いわね
平山面白いわねといったところで
噂の乾も、ちょっとしか出番なかったので
残念きわまりなかったですが
オリンピックに日本が参加する場合は
がんばってほしいと思ったのであります

功名が辻 土佐二十万石

2006-11-20 08:50:04 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ功名が辻
本当、もう、あとちょっととなってまいりました

戦国物を放送する中で
やっぱり、関ヶ原というのはすげぇ
大きなイベントなんだなと、改めて思った次第
別に山内一豊については、関ヶ原なんざ
家康についたというだけで
なんも働きとかなかったので
小さな出来事のはずでありますが
どうしたことか、関ヶ原が終わったら
なんか、番組が終わったみたいでありました

私だけなんだろうかと思いつつも
とりあえず見ていると、土佐のあれこれについて
一豊が悩み続け
直正を困らせ続け
家康のタヌキっぷりが面白くなるにつけと
そんなお話

もうあとは蛇足かなぁとか思っておりましたが
ところがどっこい、土佐入国が面倒になる
それはわかっていたが、ここに
六平太の生き様が付加されるとわ・・・
関ヶ原だけでなく、この戦国の趨勢を決めてきた男が
ついに表舞台に出てくる
そういう感じに見てとれたというか、もう
これはドラマとして面白い、フィクションだとわかっているが
これは面白いと感じ入ってしまいましたのであります

あくまで、山内家ではなく千代につかえている
そういう風に見える展開だし、あの
一豊が召抱えると言ったときの、六平太の微妙な表情が
本当、すげぇな
男として惚れた女の旦那から、ああ言われる
これはどうなんだろうか、その葛藤というか想いを考えると
六平太かっこよすぎというのが定番感想になるところであります

さて、六平太がずばずばと方針を決めていくのはよいとして
そのおかげというか、そのせいで
本当、一豊がさっぱり役立たず
挙句、戦わずに済ませたいとか、信長の代から戦ってきた
歴戦のつわものとは思えないような台詞が残念
まぁ、そういうドラマだったので仕方ないのだが
なんか、史実がどうしたとか抜いておくならば
六平太になぜ、千代は惚れていないのだとか
いらんことを考えてしまうのでありますが
ともかく、面白くなってまいりました

つらつらと、箇条書きで思ったことを
さらに並べさせていただきますと

六平太からすれば、天下の毛利に仕えていた経験があり
その大大名の家臣だった男が
山内一豊がごとき小物の下につくというのが
まず、思うところであろう
さらに、その男が、うだつが上がらないにも関わらず
惚れた女の旦那であるというお話

かつて、その惚れた旦那と取っ組み合いをしたこともあったし
その時に負けてしまっている、しかも
小りんを寝取られたりしてるし(妄想)、なんか
色々六平太的には思うところがあったろう
そう考えてしまうと、もう、来週目が話せないのであります
というか、俺の目が節穴ならいいんだが
六平太死んでなかったか?
これで死んだら、なんというかな、酷いというか悲しいというか
こんだけの前ふりの後死亡ってことは
主人公六平太だったのか?と、年始のスペシャル番組で
六平太列伝とかやらないだろうかと
まったく無い期待を抱いてしまうのであります

と、まぁ、散々パラ六平太のお話ばかりを思う大河ドラマでありますが
考えてみると、一豊もかわいそうなもので
特に活躍の場もなく、出番はことごとく三英傑にとって変わられ
最終的には六平太に持って行かれる
これはこれでかわいそうすぎると思わないでもないところですが
そういううがった見方している、私が一番いけない気も
するところでありました

しかし、今週の一豊は
驕ってみたり、儚んでみたり、あれこれ忙しい上に
律義者といわれる割には、その描写が少なく
しかも家康についたという事実が、そうじゃないだろうと
思わせてしまうあたり
難しいのであります

とりあえず、来週、千代がものすごい元気だったので
大丈夫だろうと思いつつ、待つのでありました

陶磁器を探す旅~京都国立博物館・常設館~

2006-11-17 09:00:25 | 陶磁器を探す旅と名物
というわけで、前回の続きでありますところ

特別展示の京焼については
あれこれそれこれと
大変面白かったのでありました
最近になって、ラジオとかでもやたらCM打ってるとこ見ると
あんま流行ってないのかもなどと思ってしまうが
もそっとじっくり見たかったものでありました

で、特別展示館から、隣の常設館へと移ります
こちらでは、秋の京都らしく、紅葉にまつわるエトセトラ
といったところで、紅葉柄の何某が
なにやらたくさん展示されているとのこと
早速入ってみる

まず感じたのが、公民館のような風合いの建物であります
壁、階段、廊下、その全てが、公民館というか
JA会館というか、古い学校というか
ともかくそんな作りであります、なんともいえない
別に悪いとかいうわけじゃないが
その古さが、心地よいわと思いつつぶらりと観賞

すっかり忘れてしまったのだが(最悪だな)
着物とか、刀とか、掛け軸とか、あと紅葉柄の屏風や焼き物も
数多く置いてありました
確か二階建てで一階には焼き物が、こちらは
出土品なども含めての焼き物がありまして
古代中国で焼かれたのであろう陶器のあれこれ
京焼のほかにも、備前と織部が数点ずつあったように思われます
これ、というわけではないのですが
むふふ、などと言いながら
それを見ている、ただ、正直なところ
特別展示のほうでお腹いっぱいというか、だいぶ疲れてしまって
華麗にスルーといった具合の流し見でありました
ちと勿体無かったな
また、常設だから次回にでも見ようなどと、次回があるかもわからんのに
思ったり思わなかったりするところ

で、もったり焼き物見てまわって
兵馬俑から持ってきたのか、そうじゃないんか
わからんが、そういう物体も何点か見学
ぐるぐると進むと、唐突に
考古学博物館といったらいいのか
中学校の歴史の教科書を思い出すような
土器、土師器、須恵器の山が・・・

このみぐっとした形(なり)が・・・

思わず左介よろしくつぶやいてしまったのだが
ひょっとすると、記憶にある中で初めてかもしれないと
弥生土器の、あの教科書どおりの姿を見たのであります
というか現物だ、目の前にあるのだ
あのごわごわとした粘土細工の結晶のような
すげぇ壷というか、甕というか、それが

ちょっと真剣に感激して
それをじっくりとっくりと見つめてきたのでありました
改めてというか、初めてなんだろうなこの感動
凄い物体だな、これ何しに作ったんだろう
どうやって使うつもりだったんだろう
色々考えてしまったのでありますが
あの形のステキさと、ありのままさに感動を重ねて
慈しむような視線を向けて一階は終了であります

他にも、銅鐸だとか鉾だとかがあったように思いますが
それはそれとして、祭器の類よりも
やたらでかい甕と、ゴージャスな土器に
心を打たれたのでありました

これだけで元をとったとか
わからんことを思いつつ、さらに二階へと進むところ
噂の紅葉特集ということで、紅葉柄の様々な物体が展示
ここは別に思うほどでもないなと
それなりの工芸品等々を見てまわったのであります
たぶん凄いものなんだろうが、興味がないのでスルー

そして、着物の展示を見て、何百年経っても
ちゃんと着れるところがすげぇななどと
見当違いなことを考えつつ、もちもち進む
男の子としてステキすぎる日本刀の展示室では
少し時間をかけて、それを見る
どうも、その筋の方がいらっしゃった様子で
刀の肌について、あれこれとぶってらっしゃったのが
印象的でありました
合ってるかどうかわからんが、とうとうと薀蓄を述べられると
すげぇなと思うということだけわかった
俺もああなろう、なりたい

で、長船と虎鉄(字が違うようだ)がありましたので
穴が空くほど見てきたのであります、なんかわからんが
ステキなのでよし
そういう具合で、もったり観察
まさか、天下の京都美術館でそれはなかろうと
思うのでありますが、どうも、研ぎというか、なんか悪い
肌に汚れなのか、あの、時代劇でよく見る
刀にぽんぽんとなんか粉ふる、あの粉振った後が見える
なんだろう、なんかとても残念な気分になる
徳川美術館の展示品ではこういうの無かったななんて
思ったりしつつ、思ったよりも直刀に近い形を
ほうほうと眺めたのでありました
虎鉄は何本か見たことあるが、相変わらずわからん
兼定は数珠になるっつうのは、講談関係で知ったところだが
虎鉄は石灯篭が切れるくらいしかわからんところが残念
また、今度勉強してもう一回みたいところです

一本だけ、諸刃の剣があって驚いたのでありました
日本刀で諸刃があるんだなとびっくりしたのでありますが
祭器として使うらしく、また剣と紹介されていたのが
印象的であります、日本刀作りでもああいう技術があるのだな
そんなところ、あとは、村正あたりを作ったとかいう人の
短刀だったか、国宝が何点かあった気がする
いずれにせよ、青みを帯びた剣肌が好きなのに
そこに粉乗ってたのが残念でありました

で、さらに進んでいくと、いよいよさっぱりわからん
軸のコーナー、そしてここで驚愕でありました
「古田織部」「細川忠興」「千利休」
なにこのオールスター
今まで、全然興味もなかった御仁でありますが
そのヒーローそろい踏みに驚き倒したのであります
それらの手紙を軸にしたもの、茶室にかける奴ですな

織部のものについては、金策の話だったり
土産ものの話だったりと
漫画でゲヒヒヒとか言ってるそのまんまっぽくて
思わず笑えてしまったのでありますが、ステキ
ステキすぎるぜ織部ありがとう織部
と、思ったりしながら、そのコーナーで
相当の時間を潰し、さらに奥へと進むのであります

ここで、水墨画とか、蒔絵を見る
なるほど、これとかは見方がわかる
なぜなら、美の壷を見たからだ
というわけで、NHK教育を見続けた甲斐があったというもの
ステキステキと鼻息あらげながら
蒔絵、水墨画の「観賞の壷」をなぞりながら
金粉の粉の違い、水墨画の表と裏
そいつを丹念になぞってきたのであります
そして、それをなぞると、あら不思議、本当に
ちゃんと見たような気分になれるのでありました

蒔絵については、あの番組内で紹介されてた気がする
かきつばたの蒔絵箱があって
興奮のあまり卒倒しそうになったのですが
熱心にガイジンさんがそれを見ていたので
横からちらちらと見て終わる
ともあれ、よいものを見た
そういう感想で帰ってきたのでありましたとさ

このあと、さらに、茶室の公開があったので
それも見てきたのでありますが
とりたてて何もなかったのでよしとして

美術館めぐりのために、まず
勉強しないといけないと感じた秋でありました

アジアカップ予選 日本vsサウジアラビア

2006-11-16 08:45:29 | スポーツ
嘘だ、日本が強いわけがあるまい

そんなことを思うようになっていた
この数年でありましたが
なんだろう、ドイツワールドカップ前の親善試合のドイツ戦のような
おお、日本強い、強いよ、と見ていて
楽しくて仕方なかった不思議な試合でありました
よかったんですから、喜びなさい私

ツインタワーといい、中盤の左右といい
真ん中がちょっとだけ手薄だった気がせんでもないけども
もう、なんか、誰もが縦横無尽に走り回って
サントスが前めの右や左に、
ジーコの遺産加地も、一皮向けたのか前めの左右に展開
クロスオーバーしながらの波状攻撃が
心躍ったのであります

圧巻というか、やったなと思ったのが
我那覇の二点目でありました、ステキ
左サイドを大きく崩して、折り返し、そこに
右から中央に切り込んできた加地がスルー
あれはスルーだ、空振りじゃない(擁護)
ともかく、そしてその裏で待っていた我那覇があわせるだけ
なんと美しい、ステキすぎる
相手のDFが完全に加地に釣られていたのが
素人目でもよくわかったのがステキ
というか、加地どっから走ってきたんだろう
カウンター気味だったこと考えると
自陣のゴール前から走ってきてねぇか?

と、まぁ、加地ばっかり見ていたのは
いつもの通りでありましたが
はてさて他もみんながんばっていたのでありました
中村もステキで、リズムがよいというのか
溜めすぎず、ちゃんと前へ、しかも裏へと
ぽんぽん落としていく様がかっこよかった
カウンターのとき、中央で
我那覇ないし、巻のポストも光ってたし
なんだ、同じチームかこれ、ナニがあったんだと
驚きすぎたのでありましたが、大変面白かったのでよいのだ

点を取られたところが残念だったのはよいとして
なんか、このチームになってから
相手のコーナーキックを落ち着いてみてられない気がせんでもない
そこが気になるところであります
DFの高さがあんまり無いように見えるからでありましょうか
どフリーというほどでもないけど
かつての、中沢がいたらとりあえずアジアは大丈夫という
そんなのが感じられなくてはらはらするのです
トゥーリオもがんばってんだが、DFにいなかったりするしな
PKはずしたのは面白かったからいいけど(よくない)

後半、がっくり運動量が落ちてからは
もったり攻められまくりだったのが
怖かったのでありますが、先行逃げ切りできたし
後半切ったカードも、山岸はよくわかんなかったけど
羽生が凄くよかったように思われました
スティールと言ってよいのか知らないが
チェイスしたり、相手がもたついているところを
さりげなく奪ったりとバスケみたいだなとステキっぷりがよかった
高松もポストプレーとしては完璧なのかはわからんが
ともかく勝ち続けてたし、ターンシュートという
ステキな見せ場もあったのでよし
今後、期待できるオプションというのになったんじゃねぇかと
大満足でありましたとさ

これで、今年終わりかと思うと
大変よかったなぁなんて感じ入ったりもしたのであります

と、ここまで考えて
もしかしなくてもサウジアラビアが手ぇ抜いてたんじゃねぇか
そういうことも考えてしまうところであります
別に一位で通過せにゃならんというほどでもないし
アウェーだから遠いし、疲れてるし、札幌だから寒いし、津波怖いしと
そんなことであんまりだったのかもしれないと
思わないでもないところでありました
素直に喜べと、自分に思うのですが
こればっかりはなかなか
だいたい、なんか前回一人異彩を放っていた
凄いヒゲの人とかいなかったのが気がかりでありましたところ

ともあれ、一位で予選を通過できたので
また本戦でがんばっていただきたいと
思ったりするのでありますね


平成たぬき合戦ぽんぽこ

2006-11-15 08:52:45 | ドラマ映画テレビ感想
なんの気なしに
先週末に見てしまったのでありました
ヒットメーカージブリが作った割には
確か、そんなに話題にならなかった作品であります

過去に何度かテレビで放映されていて
それをもったり見ておりまして
今回も同じように見ていたのでありますが
年齢を重ねてみて、初めて面白いと思えることが
結構あるもんだなと、しみじみ感じ入ったので
レビウであります

先に全体的な印象についてはやっぱり
爆裂面白いとか、また見たいとか
夢や希望をいただきました等のことは
さっぱり無かったのでありますし、正直、普通の作品
あるいは、退屈だったということに
なったのでした

どうも、全体的に緩やかに進むお話と
その起伏の少ない道を遠回りしながら
だらだらと続いたといった感触がありまして
途中で、なんか退屈すぎてがっかりと感じたのでありました
たぬきがあれこれと画策する様が
いくつか描かれておりましたが
具体的な作戦や、その様相を事細かにやりすぎてるような
なんか、またなんか新しいいたずらしたのか
それそこまで放映するのか、なんだ、ナニが言いたいのだなどと
いらんことを考えてしまいつつ、ずずいと見守るのであります
古典からの引用が多いせいなのか
のっぺらぼうの話がかなり長い間
コントのように繰り広げられておりましたが
もういいよ、とかつぶやいてしまった、こう
こらえ性の無くなった自分が切ないところであります

さて、そういうわけで、あんまり面白くなかった
みたいなお話でありましたが、それはそれとしつつ
うがった見方やら、歪んだ見方をすると
これは大変面白いなと、薄汚れた今の自分からは
新しい発見があり、なかなかどうして

昔はまったく面白いとも思わなかった場所が
俄然面白くなったというべきなのか
あの長老が踊念仏の開眼に至る様だとか
過激派と穏健派にさりげなく分かれてしまうあたりだとか
あのたぬきの人間くささみたいなのが
子供ではよくわからなかった部分というか
ありゃ、わざとやってんだろうが
人間がとりあえず集まったときに談合して、集会開いてみたいな
そういうところが、いかにもたぬきで風刺している
こういう部分がわかって驚いたのでありました
ステキ、だけど、わざとらしすぎて鼻につくわ
そんなところ
環境がどうしたとか表層的な事件が風刺してると見せかけて
そうではなく、それに対してあれこれ考えるたぬき達自身こそ
風刺の対象でありましたとさみたいな
とりあえず今回はここまで思ったのであります
もう一回みたら、もう一つそれによってなんか示唆されることが
あるような気がせんでもないが、まぁいいや

というわけでありまして、確かに全年齢対象で
子供が見てもちょっとだけ笑えて
大人が見てもちょっとだけ笑えて
総括すると、みんな退屈みたいな
残念なところに落ちた作品ではなかろうか
勝手ながらに判断したのでありました

ともあれ、あの講談師さながらの落語調子で進むのは
あれはれで面白いもんだなとしみじみ
ナレーションが主に進行させるというのに
ちゃんと聞きいってしまうところが
妙なのでありましょうと思ったり思わなかったり
妙な感心もしたのでありましたよって

まったく物語とは関係ないのですが
あの落語のとうとうと語る様
いや、とうとうは失礼なんだろう、こう起伏をつけて
思わず聞き入らせる、そして笑いどころをそれとなく知らせる
そういった説明は大変勉強になるというか
是非身につけたいと切望するところでありました
あれはよいですね、ステキであります
ああいうリズムのよいしゃべり方と言葉選びが
ステキだわと、これまた
本当、もう、どうしようもないばらばらな感想を抱くのでありますが
とりあえず、おそらく万人共通でにやにやしたであろう

玉と砕けて玉砕

が、わたくし過去何度見ても、ベストな表現だと
感服するのでありました
男の生き様でありますね

功名が辻 三成死すとも

2006-11-13 08:47:12 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ功名が辻
なんといったらいいのか
絶賛三成デーでありました

関ヶ原が終わりその
戦勝報告と、その褒章についてのあれこれと
まぁ、戦後のなんとやらをもたもたと紹介
一豊近辺は、一豊がなんかげんなりしてるという
残念な具合で、なんというかな
サラリーマン大河としては、それ無しだろ
部下がお祝いしてくれてるのに上司が宴会出ないのまずいだろう
と、すっかり中堅格となった新一郎あたりは
思ったのではなかろうかと、いらぬことを考えるのであります
新人とか新米なら、辛気臭い上司がいないほうが
のびのび楽しめるってなものだが
世間体だか、なんだかってものがな・・・

と、まぁ、そういうおっさんくさいことを
考えさせられるのはステキでありましたが
その残念を踊りであらわして倒れる始末
戦勝祝いはもっさりした感じで、どうなるのかしらというか
家康に顔つき見られたら、飛ばされんじゃねぇかと
思ったら案の定(違う)、土佐に左遷でありました

土佐左遷については、あれこれ史実があるそうで
当初は土佐九万石だったが、計りなおしたら二十万石あったとか
まぁ、そんなことはともかく、めでたく国主様扱いで
よいのか悪いのかわからんが、立派なことになり
ここでは大喜びの大宴会、現金だな一豊・・・
六平太の口ぶりがなんとなし
視聴者の声をあらわしていたように聞こえたのは
気のせいとして、一豊方はステキな終わりでありました

千代が相変わらず若ぇなっつうのと
意外と酒豪だったんだなというのがステキ
あの酒豪っぷりが、後々の土佐のあれに引き継がれたとか
そういうお話だったらどうしようと
ちょっと思わないでもないところであります
土佐の置けない杯とか、酷いですよねとかなんとか

さて、一豊方が主人公とはいえ上記の通りで
なんか主人公のくせにうじうじしすぎだぜと
あきれてしまう傍ら、燦燦と輝いたのが敗将石田三成
かっこよすぎる
あのつかまってからのことといい、家康と見詰め合うところといい
小早川に罵詈を浴びせる様といい、すげぇ
歌舞伎役者さんはこれだからすげぇ
途中からしゃべり方が、そういう伝統芸能味を帯びていたように
わたくしには思われましたが、はてさて
すさまじい気迫でありました

その魂にあてられたのか、小早川が心身喪失となり
酷い有様でありましたが、立派なこと
淀殿戦勝報告の際に、小早川がよだれ垂らして呆けていたところは
あの後フォローなしなのかと、ちょっと驚いたのですが
史実では気をやってしまって2年後に憤死だそうでありますな
諸説あるようだが、その説をとっておきます

淀殿もすばらしい働きぶりでありましたし
家康と今後対峙するという姿も見せた、すげぇ
天下人たちの戦いが面白かったのでありました
というところで、次回予告で
なんか、あり得ないことがおきていたような気がしますが
土佐をどうするか、熟年離婚の危機は訪れるか
楽しみにしながら見ていこうと思います

陶磁器を探す旅~京都国立博物館~

2006-11-09 09:05:39 | 陶磁器を探す旅と名物
さらに仕事に追われる日々が続き
堪えかねたために二度目の脱走をはかった私
今度は、東山七条まで逃亡いたしました

ちょっと前でありましたが
清水焼会館に行った際、ポスターで見た
京焼展覧会が催されているとのことで
喜び勇んで、初めていったのであります

京都国立博物館

この名称はよくよく考えると
京都国という国が作った博物館なんだろうかと
いらぬことを考えてしまうのでありますが
九州だろうとなんだろうと、全部こう表記されんだから
間違いはないのでありましょう
京都にある、日本国の博物館でありました
中は特別展示館と常時展示館とがあり
特別展示館のほうで「京焼~みやこの意匠と技~」が
開催されていたのでありますが、これがなかなか
見ごたえのある内容でありました

まずまず、古めかしい建物の中に入って
すわ、広がる展示物、おおお、いっぱいある
まずは京焼とかぬかしながらも
その京焼の源流となったんであろう、華南三彩と呼ばれる
中国から東南アジアで焼かれたらしい
なかなか立派な器やら、壷?やらが並んでいる
むぅ、古いというだけでそんなによい皿か?
ちょっとそんなことを思ったりしながら
ぐるぐると見てまわる

ここで、初めて気づいたというか驚いたことがあったのですが
割れた茶碗とかも、発掘された場所の名前で
大切に保管されているのであります
どれもこれも16~17世紀に焼かれたらしく
渡来してきたのもあるんだが、京都に埋まってた
割れ物も多いのだそうでして、これらがあれだ
考古学の発掘物と同じような展示をなされているのであります
さらにいうと、その解説も考古学のそれなのでありました

わたくし考古学めいた発掘なんといいますと
てっきり、縄文土器やら弥生土器なんぞといった
いかにもな物体しか思いつかなかったのでありますが
そうではない、古代から比べたらかなり新しい部類のはずなのに
さっぱりわかってないことが多い
どうやらそういうことで、そのような時代についても
発掘物を手がかりとして時代をつむいでおるのだと
まぁ、発掘ロマンについて開眼したのでありました
後々に、その発掘ロマンについて書いてあるコーナーがあったのですが
発掘して出てくるものは、本当に良いものではなく
捨てても惜しくないような焼き物しか発掘できない
そういうことなんだそうで、本当の名品とやらは
まずめったなことでは出てこないのだそうでありました

なるほどであります
そういうこともふまえると、ありがたく並べられている
いくつかの皿が、古いんだろうが大したことねぇなぁという
私の感覚は合っていたのだと誇らしく思うところ
しかして、こういう骨董の分野になれば
たぶん、見た目がよいとか悪いとかじゃなく
単純に誰が使った、どれくらい古い、そのあたりが価値基準になろう
奥が深いというよりも、基準があれこれなのだわと
一人もんもんと考えたのであります

というわけで、骨董よりも古いというか
発掘物関連の物体には正直よいと思われる
ステキなものは発見できなかったのでありますが
京焼が盛隆を誇り始めた時代の展示物
どうやら代表作と呼ばれている「御室焼」と「乾山焼」というのが
登場するのでありました、このあたりから名品らしい
目利きを養うため、うへへ、などとつぶやいて見守るわたくし
まわりには老男老女、ああ、若者なんぞいるわけがない
仕事に追われて逃げてきたのに
どうしてこんなところで潤されているんだろうと
いらぬことも考えつつ、名品の数々を見る

京焼というのはやっぱり絵付なのだわと
改めて感じたのでありますが、三彩と呼ばれる色付けが
ポイントなんだそうで、なかなかカラフルな
ステキ焼き物が並んでおりました、これについてはもう
信楽や備前の及ぶところではない、やはり
彩色というのは圧倒的に美しい
そういう結論を持つのでありました
さておき、御室焼なんぞという名前からしてなのでありますが
どうやらこの頃より高級志向というべきか
京焼=高価という図式でもないが、そういうものが成り立っていたそうで
貴族やらなんやらが好んで使う、ステキな物体
それゆえに華美を狙ったとかなんとかだそうで
今なお、京焼高ぇなと思うのは間違いでないのでありました
京焼は高いから京焼なのだ、間違ってはならない

一つ賢くなったと思ってから
いよいよ、京焼の代表作たる作品群を見る
中国の影響を受けたといわれる大きな壷に
赤、青、黄で美しく模様づけされたステキ物体
キジの形をした香炉、どでかい皿、壷、などなど
なんか天下とった秀吉の後ろに飾ってあったような
どでかい壷とか皿が、わんさか、おお、これは凄い
それをたらふく見たのであります

その京焼全盛の頃を過ごして、また時代が近づき
明治の頃などなんだとと展示は続き
どうやら衰退は、陶器が一般向けになったことだとか
世界的な日本ブームが終焉したことだとかが影響と
様々あった歴史が描かれて、途中で
アールヌーボーだらなんだらと融合した近代京焼とか
もうわからん、といったところで終了したのであります

途中、京焼の名人が作った
信楽の土の茶入れがあって、それにたらふく感動したのでありますが
これにより、信楽で茶入れが焼かれている事実を知り
いよいよ、信楽進出を心に決めるのであります
散文になっておりますが、ともかくそう思ったのだ

まだまだたくさんあり、磁器に近い壷もあったり
ものすごく美しい桜色の陶器については正直
これが京焼の実力かと、瞳孔が開くかというほど驚いたのでありますが
「旭彩山桜文花瓶」であってるのか、これが凄かった
白磁のような風合いで、うっすらと桜色を帯びる姿
その桜色の淡さと移ろいが、あまりの美しさに卒倒しそうなほど
これはすげぇ、本当にすげぇ
っつうか、これ京焼とか関係なくね?

結局、京焼とはどういうものか
よくわからないまま、様々な時代の
京都で焼かれた陶器を見てまわったのでありました
常設館についてはまた、次回にでも

陶磁器を探す旅~近鉄京都プラッツ~

2006-11-08 08:53:29 | 陶磁器を探す旅と名物
仕事で追い詰められていたことから
会社から脱走をはかり
挙句、京都近鉄に逃げ込んだときでありました
7階催会場にて「華と陶」展というのが
開催されておったのであります

京都近鉄はあと半年くらいすると
オサラバになるという悲しい運命を
たどっておるのでありまして
その閉店セールを狙うため、ちろちろと
暇を見つけては、値札の確認にいそしんでおる昨今
ここの6階だったかなんだかに
陶器屋というか、食器屋さんがあるのでそこの
おつとめ品コーナーをうろうろしておるのでありますが
今回のは、そうではなく
それを上回るといったらよいのか
実際のところ、陶器、という美術品の展示みたいな
そういう展示会を催していたのであります

最近も、相変わらず
茶碗に眼がないとしつつも、茶入れ、壷関係に
興味を示しておりまして
その食指を動かすというべきか
今回の陶器展では備前焼の特集がなされており
鼻息荒く早速そこへと

言ってみると、近代生け花といったらよいのか
得たいのしれない植物が、がすがすと挿されている
そういった作品がずらずらと並んでいたのであります
うおお、すげぇ、アンスリウムがこんなにも
というか、ハスの葉っぱ枯れてるやん
とかなんとか、よくわからん熱帯風の植物が
寂びたというのか、備前焼の華美さのない壷やら
花入れやらに突き刺さっておる姿は凄いのでありました

値札は全部ついてないので
ナンボでだったのかわかりませんが、とりあえず
なんか凄いもんを見た、そういうことにしておきつつ
理解できない芸術はさておいて
綺麗なデンドロビウムだとか
あからさまに浮いてる鶏頭だとか
そんなのを観賞したのであります
わかったことは、備前焼の壷は、バッタモンと本物の区別が
まったくつかないということでありました
素人にそんなもんわかるかよ・・・

それが備前のナニなのかはわからないのでありますが
独特の土色、表面には油膜とは違うが
あんなような角度を変えたときに虹色に見えるような
奇妙な光沢というか、肌加減
釉薬のせいなのかわからんが、ともかくそれと
焼加減でついたと思われる、壷表面の色変化
そのあたりがそれぞれ、いわゆる、景色が違うとかいう
それだったような気がする(遠い)

無理やり納得しておき、もたもたと
備前も大して見るところねえななどと
無知をひけらかしておったのでありますが
その展示会の奥で販売コーナーを発見
そりゃデパートの展示会だから当たり前だよな
そう思って、そちらにいくと
なにやら、近代備前焼の有名人なのかそうでもないのか
わからんが「山根義秋」さんという作家さんの陶器が
販売されておったのであります

後々気づいたのですが、その
いけばなの陶器も全てその人の作品だったらしく
ほほうなどと、わかったふりしてうろうろ
ああ、見覚えのある物体がいっぱい並んでる
香合だわ、見たことあるけど使い方のわからないそれだわ
なぜか女言葉になりつつ見ていると、すわ

茶入れだ

時が止まりました
思わず、息を呑むとはこのこと
ガラスケースなどまったくなく、生で目の前に
備前の茶入れがあるではないか、うおお
す、すげぇ、肩衝きだ、畳みつきから腹にかかるまで
微妙な風合いが、すげぇ
と、覚えたての言葉を使い切ってみたりしたのだが
ともかくあれだ、茶入れがもったり置いてあるのだ
値札を見る、16万、高価ぇっ
先日手に入れた4000円程度の物体とはわけが違うのであります
そりゃそうだな、だいたい大きさが違うもん
ちょっと大きいもんな

大きさが値段に反映されるという典型的な名古屋思考はさておき
その物体を穴があくほど見て、何度も嘆息を漏らし
さりげなく回りを伺う、おお、全然人気無いのか
また柱の影だから、係員から見えぬ位置じゃ、お救いせねば(ぉぃ
一瞬、古田左介が乗り移ったかというところでありましたが
とりあえず長年というでもないが
茶入れ見物にあたり、自分で不思議でならなかったところ
蓋について、触れてみたのであります

とりあえず、触っちゃダメとはどこにも書いてなかったので
考えてみたら、そんなに困ることでもなかったのかもしれませんが
茶入れの蓋に触れてみたのであります
噂に聞くところでは、茶入れの蓋は象牙でできてるらしい
俺のやつは、プラスチックだった、たぶん5年したら自壊する(しません)
さて、本物、いや16万もするような物体だとどうなのだ
むぅっ、プラスチックではない

それしか解らなかったのであります
情けないが、象牙がどういうものかよくわからんので
じっと見て、確かに、なんか年輪みたいなのが
表面に見えるのでもしかしたら削りだしなのかもですが
それが鹿の角なのか、象の牙なのか、はてまた
別の動物の骨なのか、まったくわからんのでありますが
少し、ひやり、そういう沈んだ冷たさが心地よく
なかなかの物体、ひっくり返してみると裏側には
私の持ってるうそものと一緒で、金箔というか
金色の銀紙が貼り付けてある、これはこういう拵えのものなのだな
感心して、しっかりと見ておいた
結論、よくわからん、でありましたが、満足

そっと戻しておいて、また眺めてみたのでありました
肩衝きの横には茄子と見せかけて、大海の茶入れもあり
ほほうと見てきたのでありました
横に服仕、桐箱とならんでいて
さて16万の内訳はどうなってんだろうかななどと
下衆の勘繰り、そういう感じで満足してきたのでありましたとさ

他にも、色々な食器の類とかもあったのですが
食器については備前はあんまりだなと
個人的な趣向が判断したので、特に興味もなく
ただ、香合、香炉、茶入れ、そういったものの
備前を見た、そういう貴重な体験をしたのであります
ガラスケースごしでもなく、実際に触れられてというのは
大きいなぁなんて思ったりなんだったりしつつ

ついの器探しは続くのであります(そんなに壮大ではない)

信長の棺

2006-11-07 08:41:49 | 読書感想文とか読み物レビウー
日曜日、功名が辻を見て
ほうほうとうなづいた後
テレビ朝日だかなんだかでやっていたと思うのですが
信長の棺
同名の小説のドラマが放映されておりました
その感想

原作を読んでいないので
いかんともしがたいところでありますが
もう第一に、松本幸四郎はすげぇな
それであります
最近はドラマをよく見る(注:NHKしか見てない)ようになったので
演技というものが眼につくというか
それなりに、うまい、へた、が
理解できる、いやさ、感じられるようになったのですが
松本幸四郎はうまかった、すげぇ
ナニが、どこがと言われるとなかなか難しいのですが
全体的な雰囲気というか、さりげない所作とかが
いちいち芝居がかってるのを忘れさせるステキさで
ため息が漏れてしまったのであります
顔芸が凄いよな、表情が、眼が

で、その松本幸四郎を主人公として
まず役者なんだが、テレ朝太閤記と同じく
功名が辻に出演しているメンバーがまた
似た時代なのに違う役どころをやっていて苦笑というか
もう、三成がどう見ても、直政にしか見えず面白かった
ああいう三成もいいよなぁと思うんだが
もう一つ抜けているというか
優しそうな印象を持ったのでありますが
いやはや、特に物語に大きく絡んだわけじゃないけども
よかったのであります

あと何人か居た気がするんだが
ねね様が、ねね様なのかそうじゃないのか
わからない役やってたのに驚いたくらいであります

そういう楽屋オチめいたことはこれくらいにして
お話は、本能寺炎上、そして信長の死体がどうして出なかったか
そういうお話でありました
ネタバレしてよいのかわからんが
まさか、黒幕があの人という展開で
最近、この展開流行ってるのか、それとも
学説か何かで一番有力なのか
わかりませんが、某と同じ様相で面白かったのであります

その裏に気づきつつも、物書き牛一という人が
主人公として、信長の遺体を捜すため
あちこち嗅ぎまわるという推理物めいた展開
途中で、山の民だとかぬかす
秀吉子飼いの特殊工作集団とかと悶着しながら
だんだんと事実に近づくというお話でありました

物語冒頭で、信長から大事なものとして
牛一が箱を預かっていたのだが
それもなんか物語のキーに違いない
あれにどんな凄いもんが入ってんだろうか
名物集だろうかと、偏った期待をしていて
箱をあけたら、中に金塊しか入ってなくてずっこけたのですが
なんか、もう一つ、期待もたせるところ違うだろうという
作りだったように思われたのであります

人間模様も、2時間にまとめるためはしょられてしまったのか
物語の端を担う楓という女、これが山の民の血族だが
表世界で育てられたとかいうややこしい人で
牛一を気に入っていたらしく、よくよく誘うでもないが
旦那様のためならばみたいな展開になってたところ
牛一は、死んだ嫁さんに操を立ててるらしくそれを断る
しかし、この人を通じて真実に近づけるかもと
牛一が、楓つれて里に行くくだり
行って、その裏心を読まれて、殺されそう、危うし
そうなった刹那

ここにお子がおります

おいおい、牛一いつの間に仕込んだお前・・・
驚きすぎる展開、しかもナニが凄いって
この子供がいる発言で、この場の危機を脱した後
楓が出てこない、子供どこいったんだよ、牛一何してんだ
わたくし置いてけぼりだったのですが
ともあれ、そういうのは些細なことということか
信長の死体のありかの前には、そのような謎はちんけなこと
というわけなのかなんなのか
いよいよ、大詰め、そのからくりがわかり
最後、信長の墓があった場所につくが

そこは変わり果てていて、さっぱり所在がわからない
で、牛一が、突然夢想の中で信長と再会し
物語が終結と、なんだ、全体的にファンタジーだなと
そういうお話でありました(酷い要約だな)

時代劇づいているこのごろ、面白かったので
よしとするのでありますが
渡辺いっけいが出ている時点で、江戸っぽい雰囲気になると
個人的に思ったのですが、それはそれ
娯楽時代劇として楽しめたので、ここにメモしておくのであります

功名が辻 関ヶ原

2006-11-06 08:51:13 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ功名が辻
おそらく、今シーズンで最も盛り上がる回だったので
なかろうかしら、どうかしら
そんなことを思いながら
俄然気持ち高ぶらせてみたのでありますが
始まって驚いた

うわ、その時歴史が動いたやっとる

おそらく、方々でそう揶揄されているのでありましょう
まさか三宅アナが唐突に現れて
戦況を事細かに説明する展開がやってくるとは
先々週くらいから流されていたステキ予告の
大決戦っぷりとは大違いといってはあれかもですが
まあ、ともかく驚いたのでありました

しかし、それはそれとして面白かった
と思ったのであります
ドラマじゃねぇじゃん、というつっこみかくや
その通りでありますが、わたくし、まともに
大河ドラマの関ヶ原シーンを見るのが初めてという
新参者ゆえ、あの解説は大変わかりやすかった
んでもって、もともと大して働いていなかった
一豊の扱いからしてこれは間違いなかっただろう
まかり間違っても、島左近大憤激とかそういう
西方のあれこれなんざ見せる必要もなく
ただ、なんかすげぇ盛り上げていたのに
全然役に立ってねぇな一豊・・・という事実だけが
真実でステキだわと思ったのであります

趨勢は、小早川勢のおたおたぶりから端を発して
一気に決戦といった様相
朝6時に布陣、見ていると休む間もなく14時には終了らしい
福島隊突撃が8時頃とか言ってましたから
実に6時間の攻防で天下が分かれたということか
すげぇな・・・

最近戦史ものがステキと思っているので
この時間の概念と距離の概念がとても大切よね
なんて解ったふりしてみていたのでありますが
関ヶ原、西方から東方それぞれの本陣の距離がどれくらいだったのか
そこがよくわからんかったのでありますが
とりあえず、六平太めちゃくちゃ足速いなちうのは
ドラマだからと切り捨てるべきでありましょうが
感じたところであります
というか、六平太がこの天下を分けてねぇか・・・
もともとそんな話だった気もすると、思ったり思わなかったりしつつ
三成の人望の無さが命運をわけた
そういう結末でありました、ステキ

主人公が関ヶ原で活躍してないんだから
あんまり合戦シーン見せられないと思ってたのですが
それはそれとして十分に、あれこれ出てきて驚き
通からの情報によると、あのシーンはほとんどが
葵徳川三代だかなんだかのシーンを流用してんだそうで
初めて見た私には全然わかりゃしなかったのですが
どうやら、その時歴史が動いたでもよく使われてるとかなんとか
倹約してるわね
と、思ったりするのでありますが、その分を
次年度の川中島に費やしてほしいとか
勝手なことを思ったのでありました
ともあれ、騎馬があれだけ揃うのと、武者揃えが立派なところ
このあたりはさすがNHKと感じたのであります
民放の時代劇ではなかなか
ここまでそろえられないんだろうなと、思うとかんがい深い
もそっとがんばってもらえたらもっと嬉しいと
思いつつ、今後もNHKを見守っていくのです

関ヶ原も終了して
あとは、余生にまわるのでありましょう
今回の活躍しなさっぷりから、どうやって加増の話になるか
わかりませんが、ともあれご立派でありました
もうまもなく終わるのねと
しみじみ思いつつ
個人的には、今回の関ヶ原後、使い番の知らせではなく
一豊自身が

「千代、帰ったぞ」
「お命のお持ち帰りこそ、功名の種でございます」

と、若い頃と同じ台詞を
年季とともに出していただけたら
泣いたかもしれないと、思ったのでありましたが
無いものねだりはいけませんね
そんなところでありました

もったりサッカー

2006-11-02 08:42:52 | スポーツ
というわけで、昨シーズンは
大いに盛り上がったというか、応援して
大変満足いく結果におちついた
トッテナム・ホットスパーと
インテル・ミラノでありますが、
今期は、インテルはともかく、スパーズがだらしなく
最近の体調不良は
こういった、フラストレーションからきてんじゃねぇかと
疑ってしまうこのごろであります

セリエAについては、相変わらず
日本人選手がぼちぼちといるおかげで
週末のサッカー番組やら、ニュース番組やらで
ひっそりと情報を得ることができるのでありますが
プレミアリーグの情報がさっぱりなくて
スパーズの情報が、ほとんどわからん
マッチレポートとか読んでももう一つ、なんといったらいいか
ガイジン特有の言い回しのせいか
ナニがどうだったのかわからんままに終わってしまっており
中田英が現役だった頃みたいに
深夜に放映してくれないだろうかと
せつせつ思うところであります

今期のスパーズはガナーズに後一歩というところで
差をつけられたため、UEFAカップに出ておるわけですが
(結果的にこの状況なら恥かかずに済んでよかったのね)
昨シーズン、さっさと敗退したのと違って
今年は順当にコマを進めている様子
まぁ、こんなこと書いておいて、明日には負けてんじゃねぇかと
ちょっと気がかりではありますが
ともあれ、UEFAカップはまだ残している

しかし、本戦、プレミアリーグの出来が驚くほど悪い
なんでこんなに弱いんだと、頭をひねるのでありますが
よくわからず、とりあえず動いている場面を見たいと
せつせつ思わせる狂犬ダーヴィッツについても
先だってのUEFAカップでキャップを勤めたみたいだが
どうも調子悪いのか出てない
いや、もう年齢的なものなんだろうか、
気がかりだが、やっぱり見ることができないので
やきもきしているのであります

サッカー見たけりゃ衛星で見なさいというお話なのですが
なかなかどうしてと思いつつ
悔しいのでグランパスの応援でもしておこうと
思うのでありました、どっかのクラブで
ダーヴィッツとらねぇかなぁとか

そんなことを思ったりしながらの
もったりサッカー観戦を続けておりますと、メモ

太閤記

2006-11-01 08:33:06 | 読書感想文とか読み物レビウー
番宣をたまたまみかけたので
ちょっと見てみようとビデヲに録画
昨夜ちゃんと見たのであります
テレビ朝日太閤記

個人的に民放時代劇というと
水戸黄門だとか、大岡越前だとか
ああいうのばかりだと思っていた
ぬるい時代劇視聴者なのでありますが
太閤記を鉄板でやるとなっては
正月の大型時代劇みたいなのをやるんだろうかと
ちょっと期待
そんな具合でありました

で、見て配役に死ぬほど笑ったのでありますが
もう、方々でそのあたりのつっこみは入っているだろうと
想像にたやすいのでありますが
まさか、秀吉役が橋之助様だとは、驚きでありました
体中からなんといったらよいのか、上品さがにじみでていて
どこが秀吉なんだろうと
ちょっと思ったのでありますが、これでまた
途中で柄本氏が別役で出てきたりするから、もう
大河ドラマを一年近く視聴してきているこっちからすると
なんともいえない、かみ合わせの悪さというか、むぅぅ

しかし、面白いのは確かなもので
全てが鉄板、今川がたわけ扱いだったり
秀吉が縦横無尽に活躍したりと
なんといったらいいのか、おいおい安っぽいというか
エピソードオンパレードだなと面食らったのでありますが
ここにいたり初めて、大河ドラマというのは
史実をどうのこうのというのに敏感なドラマなんだなと痛感したので
ありました
このドラマだけなのかわかりませんが
ともかく大衆ドラマという具合の、小難しいことのない
ごくごくベタな太閤記っぽくて
最近、知識ばかり増えて頭でっかちになっていた自分には
身の程を知るのにちょうどよい清涼剤的なものを
受け取ったのでありました

豪華なキャストと言っていいのかわかりませんが
大河ドラマともかぶるし、千利休が人切りしそうだし(しねぇよ)
なんともかんともでありますが
今後もまったり視聴したいと思ったのでありました
ステキ、ちょっとどう見ても江戸時代みたいな雰囲気だったり
やけに上品だったりするけど、それはそれとしてステキ

民放ドラマをバカにしている風になってる気がしますが
そんなわけでもなく、ようやく大河ドラマというのが
どういうもので、どれくらい予算とか使って
ちゃんと作ってるのか、あるいは
今後作らないといけないのかをここから
ひしひし学んでいこうと思ったのでありましたとさ