CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

サッカー親善試合 ドイツ代表vs日本代表

2006-05-31 08:37:01 | スポーツ
ちゃんと早起きしてみたよ

早起きできた自分をまず誉めたいと思いつつ
朝から、いい気持ちで出社できた
ステキな今日であります
まさか、ドイツと引き分けるとわな

あれこれと思うところをすべてうっちゃって
今最大の感心ごとは
加地の容態はどうなんだ
これにつきます、どこもかしこも
ドイツと引き分けたとかちゃらちゃらぴーぴーとうるさい
そんなことより加地がどうかを知らせろ
なんのための報道機関だ貴様らっ、働け馬鹿っ
と必死にほえたくるのでありますが
芳しい情報が入ってこないところ
頼むからここにきてワールドカップ出られないとか
勘弁してくれと思うのであります

まぁ、そんなに心配しているわりにはというか
負傷退場前の加地は、あんまりよくなかったようにも
思われるところでありました
二回くらいクリアミスがあったのが
すげぇ気になったのですが、大丈夫だろう
結果として点が入ってないならそれでいいわ
それと、中央でパスをもらってあわよくばシュートしようという
あの攻撃的な加地をわたくし
初めてみたように思えて、やはりドイツ大会は
加地の大会になってくれたのむからと思ったり思わなかったりしつつ
ともかく帰ってきて欲しいと思うところです
加地に関しては追加召集に誰とかそういうのを
思い浮かべようとも思わないあたり
俺は加地に何をされたというのだろうかしら

さて、加地への愛だけでかなり行数を使ってしまいましたが
試合の方は、なんというかかつてないほど
よかったというか、なんというか
ショートパスがずばずば決まって、あっというまに前線へ繋がった
あの展開をわたくし日本代表ではじめて見た気がする
というか、今まであんなことできたためしなかったのに
なに?結局これまでの親善試合は全部フェイクというか
テストだったのけ?とあっけにとられたのでありますが
とても楽しく見えたのであります

DFは結局高さを克服できないとか
そういうレベルではなくて、ただ、マークが甘かっただけに
見えないでもないのですが
フリーキックを貰わないことという目標をかかげればいいじゃないと
気づいたところでもありました
がんばって欲しい、日本代表

前半終了したところで
中田がめためた怒り狂って、宮本と口論していたところが
いい感じに見えたのでありますが、ちゃんとしたディスカッションになったんだろう
課題にあげられていた、DFとMFの距離感はどうだったんでしょう
私にはわからん、わからんが、福西が凄かったと
思われたのが個人的にとてもステキ
渋いというか、なんか安心してみていられたように思います
本番もあの調子でお願いします

FWは高原がどかんどかん決めておりましたが
怪我あけのわりに、かなりがんばってたような気がする
柳沢を応援したいところです
後半投入された大黒もよかった、決められたらもっとよかった
予選で、柳沢大黒の2トップのイメージがとてもよかったし
オプションこれでいいだろ、電柱なしでかまうまい
玉田はどこにいたんだ(こら)

一昨年の年末にちんちんにされたドイツと引き分け
これがよかったのかどうか、わかりませんが
シュバインシュタイガーという奴だけは許せないと
思ったり思わなかったりしつつ
ドイツもダイスラーいなくなったから寂しいのよね
本番までもう少しであります

この試合とまったく無縁だが
オランダのファンデルファールトが怪我したとか
ダーヴィッツ追加しね?と願ったりしてしまうのだが
無理かな

加地の復帰をせつせつ願います

柳生十兵衛七番勝負 島原の乱 最終回

2006-05-30 08:44:29 | ドラマ映画テレビ感想
とうとう最終回をむかえました
NHK木曜時代劇柳生十兵衛七番勝負島原の乱
タイトル長ぇ
思いましたが、なんというか、さすが最終回
すさまじい内容というか、充実っぷりでした

前作も最終回の殺陣と内容はステキすぎでしたが
今回は、さらに輪をかけて面白かった
ストーリーが特に面白いという印象で
殺陣ばかりのドラマではなかったのだと
改めて思い至った次第

まずのっけから、殺陣の大盤振る舞い
というか、もうずっとチャンバラしててくれと
思わずつぶやいてしまうくらいの
充実の剣戟でありました
円城寺戦もかなり面白くて
てったさんがあんなに力強い殺陣をふむ人だとは
まったく思わなかったんだが
本当に私は公家というものに対する考え方を
改めなくてはならないというほどの
剣豪ぶりでありました
回転して蹴り入れたり、刀の使い方も堂に入っておりました

意外なというか、これこそ柳生なのかと
あっぱれな最後のシーン、まずは
お約束の胴抜きでフィニッシュ
すばらしい、まさかあんな罠というか
幕ギレを用意しているとは天晴れでありました

そして休むことなく今度は
又右エ門と再対決
流石鍵屋の辻の剣豪、こっちもまた強い
公家戦の剣同士の戦いから一転して
こちらは力勝負といった具合
押し合いとか、ともかく力の入り方がすげぇ
また、ぶつかってから、両者が相手の肘を捕まえて
動きを止めるとか
随所に組手がしこまれていて、圧巻でありました
面白いシーンだというか
あれ、かっこいいな・・・
目潰しとかそういうのを回避するのか
相手の刀を奪おうとする仕草とか
また剣を持ったままで殴り合うように肘をぶつけたりとか
一挙一動に、渾身の力がこめられていて秀逸でした

途中で二人が抜けあったときは
相打ちかと思うような内容でもありましたが
最終的には、まさか、そんな具合だとはと
こちらも喫驚、そりゃないだろうと
ちょっと思ったが、十分武士の生き様を見せていただいた次第
かっこよかった
ちなみに又右エ門については
円城寺を追っていく途中で、柳生の忍者衆が襲われているところへ
踊りこんでいって切り払うシーンが1番よかった
大きく踏み込んで、そして
回転しながら相手を上段から真っ二つ
舞うような姿が印象的で、又右エ門のベスト殺陣であります

そして最終というか
話をしめくくるための江戸の陰謀話
ここはストーリーがよかったのだが
あえてふれまい
ステキだ、これでこそ柳生一族のなれはてと
鉄板の内容にうなってしまいましたが
まさか、このあとに、十兵衛と但馬の戦いが見られるとわ・・・

眼福の一戦
本柳生同士のおどろおどろしい決闘になりました
従者の類が誰一人としてやってこなかったところは
今思うとおかしなものでありますが
そんなのはどうでもいい
史上最強の親子喧嘩ではなかろうかと
殺し合いをするすばらしい両者

技の巧みさにおいて、最初十兵衛を圧倒しておきながら
十兵衛の怒りが乗った、力強い剣戟におしこまれる但馬
考えてみれば、あれだけ若さに差があれば
力勝負では不利でありましょう
それでも、庭先から切っ先を十兵衛に向けたまま
するすると壇上へと上がるところのかっこよさは凄い
夏八木先生は眼力がすさまじいわと
男惚れであります

最終的には、これまたお約束通りの
両者向かい合ってから
十兵衛が二刀を見せかける内容
二刀目を抜く瞬間が隙ということを瞬時にみとったであろう
但馬の剣が十兵衛の大刀を襲う
その刹那、十兵衛は己ではなく但馬の懐から刀を抜く
そして二刀にて、あの但馬を追い詰めたっ!!
うわっ、なんだ今の、失禁してしまうっ
感激のあまり、そう思った私でありますが
ともかく決着

この後というか、この殺陣前後の様子で
今回のドラマは但馬守のドラマだったと
心に刻まれたのであります

「わしは、徳川家剣術指南役柳生但馬守宗矩であるぞ!!!」

ちびってしまう、やめて、怖い
凄い剣幕で啖呵をきって、おもむろに刀を抜くところ
そして、終わってからせつせつと恨みというべきか
哀れを見せて、腹を切る仕草の背中
あの裃をさっと背中に投げるところは
男かくありなんといった
恐ろしい説得力がありました、そして、まるで
本当に切ったことがあるのではないかという
潔い型、しかし、ふいに笑いが
この地獄の底からわいてくるような笑い声で終了

影となった十兵衛の思惑やいかに

最後はまた、十兵衛ものの鉄板であろう
光家に皮肉をいって旅にでるという満足のもの
秀逸でありました
また、次回作がありそうな引きの作りもよかった
終わった瞬間に、やった、次回作あるにゃこりゃ
とか思ったのであります

ま、長くなりましたが
それくらい面白かったと、そういうことにしておいていただきつつ
秀逸なドラマでありました、ごちそうさま

功名が辻 開運の馬

2006-05-29 08:35:33 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ功名が辻
しかと見ました

とうとう、待ちに待ったというべきか
一豊の持つエピソードでもっとも有名な
馬話が公開されておりました
内容はもう、文句がつけられないくらいステキでありました
なんというか、ほとんど小説のままでやったのが
ステキと思われるところ

小説でも、この挿話については
千代がこざかしすぎる
と、一豊が逆ギレ気味に叩いたりなんだったりと
酷い男っぷりだったと思ったのですが
正直、このドラマのほのぼの加減だとそのあたりは
やんわりやるだけで、一豊のいい意味で古い男っぷりが
発揮されない気がするなぁとやきもきしてましたが
見事にやってのけた
あの締めつけられるでもないが、夫婦喧嘩っぷりが凄い
すばらしい、よくやった一豊、そして千代
そんな風にしみじみ見ておりました

まぁ、その場を濃が見ていたのはどうかしらと
思わないでもないですが、あれはあれ
久しぶりに一豊の話が面白かった次第であります
相変わらず、悪い手本じゃないが対比として
中村一氏があしらわれるのが
可哀想で仕方ないというか、ロンブーの人が
悪い男だと思われるのではないかと
実際はどうだか知らないが気の毒に思うところです
史実の通りというか、人情話のような
中村一氏と一豊の徳川以降の話が放映されるか
心配であります
あれがないと、中村はツンデレじゃなくて、ただの嫌な人になってしまう
がんばって欲しい
あと、生瀬氏がもう、茂助として出ているのに
NEOのせいでコントにしか見えないのは私だけだろうか・・・
合わせて楽しみです

うってかわって
本能寺への伏線がはられまくられたこのごろ
濃と信長の話がちょっと余計だなと
光秀と昼ドラみたいになってるのはいかがかと
残念に思いますが、そういうのは外にして
信長の怪演がすばらしいと思われます
舘ひろし凄いな、これは当たり役でありましたな
背中に孔雀の尾を挿したり、椿を指したりと
なんかかぶいている感もさることながら
狂気に触れていくところも凄いと思われます

来週はキンカンがまた蹴りちらかされる様子で
楽しみ楽しみ
このまま本能寺まで走り抜けて欲しいところであります
本能寺と一豊はあんまり関係ないよねと
思うところですが、さてさて

今回はこざかしいとされながらも
泣いて許されたりする千代がまたステキだわ
ああいうふうにヨメに操られてみたいとか
思ったり思わなかったりしながら
夫婦というのを描いているのではないかと
今回のドラマを楽しんでいるこのごろでありました

秀吉がいないと、空気が軽いというか
違うな、泥臭さがなくなるんだなと気づいたのでありました
好きだけど、暑苦しいのかしら柄本秀吉

欧州チャンピオンズリーグ バルセロナvsアーセナル

2006-05-25 08:59:34 | スポーツ
もうすっかりカビが生えたくらい遅れた話題でありますが
欧州CLを見ました、久しぶりにフルタイムの海外サッカーを見たので
興奮のあまり転げまわったというか
一人フーリガン気分を味わったりと、なんというかな
一人暮しを満喫したそういう感じでありますが(何言ってんだかな)

私もにわかスパーズサポを続けている以上
ノースロンドンのガナーズなんぞ、尻の穴呼ばわり(ア○ル)してしまう
余計なところだけがんばっているのですが
そんなおいらですら、CLのガナーズは強かった
ように見えた
最近サッカーというとJリーグと日本代表くらいしか見てなかったので
なんか、ちょっとしたことがとても凄く見えると
ただそれだけのことかもしれませんが
レーマンが退場になった後も、怒涛の攻撃を見せるガナーズに
肝を冷やしました
名前忘れたけどガナーズは左サイドが凄いよねとか

もう方々で言い出し尽くされた感じがあるでしょうが
やはりレーマンの退場についてはイエローカードにして
オンゲームで1点をバルサに与えるという処置だったら
もっと面白かったのかしらと思うところ
しかし、レーマンが退場したからあれほど
ガナーズの攻撃とかに張りが出たのかもしれない
そうとも思われるので、なんともはや
もしもボックスが欲しいところであります

さて、海外ゲームを見ていてやっぱり
FWの決定力というのはすげぇなと改めて痛感
というか、FWに限らず、Jリーグあたりだったら
ちょっと触ったらみんな転びまわるし笛吹かれまくるっつうのに
この試合の笛の少なかったこと少なかったこと
よくわかりませんが、Jリーグの審判だったら
もっと試合が中断してたのではなかろうか
そんないかにも海外かぶれなことを思ってしまった次第
止まらない試合ってのは面白いんだなと
またサッカーの新たな良さを教えていただきましたですよ

話それましたがFWについては両チームともすげぇ
ティエリ・アンリとサムエル・エトー
この二人は本当にすげぇな
ああ、これがFWなんだなともろ手を上げて喜びました
どちらにも同じようなというか
後ろから来たボールをワントラップするときに
背負ったDFをかわして、隙間なくシュート
この一連の動作の美しさとかっこよさが筆舌に尽くしがたい
しかもシュートが枠に飛ぶし
何よりも驚きました、シュートは枠にちゃんと飛ぶものなんだなと
キーパーに当たるんじゃなくて
キーパーに弾かれるんだなとも思いました

そういえばMOMが誰になったのかわかりませんが
個人的にバルサのキーパーが凄かったように思われます
キーパーがMOMってないのかもしれませんが、個人的に
ステキだと思われましたです

怒涛の攻撃と鉄壁の守り
すげぇ美しい4バックのラインとか
なんか様々に、かっこよすぎてたまんね、という雰囲気を
どちらのチームからも貰ったのでありますが
やはり、最終的には数的有利だったからか
若干運動量というか集中力が落ちたのかもしれないガナーズを
おいらが個人的に大好きなラーションが切り崩すという
すばらしい展開で終了
ラーションいいですね、ぼくぁ、ラーションとコクーが
いたらそれだけでサッカーを見た気分になれます(意味がわかりません)

背が高いってのはすごいな、それでいて
動きがすばやいってのも重要なんだな
そう感じたところ、いつか日本も
平山があんな風になったらなぁと、ぼんやり考えてしまうのです

ともあれ、そのラーションの活躍もあり
下馬評通りにバルサが勝ったそういう具合
ただ、プジョルとキーパーがいなかったら(いるからバルサなんだが)
ガナーズが10人でも勝ってたかもしれない
そう感じられたのであります、あのドリブルでどんどん抜いてった
足の速い左サイドあたりにいたガナーズの選手
凄かったなぁと、名前覚えろよと自分でも思うのでありますが

来期のCLも楽しみであります
スパーズは出られませんが、これくらいの試合をするんだろうか
いちどスパーズの試合もフルで見たいなぁとつくづく感じるところです

個人的に、ベンゲルはホモくさいというかなよなよしてる感じがするので
あまり好きになれないとか、勝手なことを言ってしまうのですが
ライカールトのかっこよさは異常だろうとも思うこのごろ
マーティンヨルもいい、モウリーニョもいい
監督の良さというのがどこにあるのかわからないが
共通して、背が高いのかもしれない

次回の日本代表監督は元草津のキーパーだったあの人はどうだろうか
唐突なことを思いつつ、せつせつ過ごします

夏姫春秋

2006-05-24 08:45:39 | 読書感想文とか読み物レビウー
夏姫春秋 作:宮城谷昌光

というわけで、先日の太公望に続き
同じ作者様の別小説を読みました
わたくし、この小説を読んで
中国の歴史を本当に知らないのだと痛感
だって、これが何時代なのかすらわからん

春秋戦国という時代があったらしいとか
なんとか十六国とかなんとか、様々あったような
そういうことを中学生くらいの歴史で習ったような
そういううろおぼえはあるのでありますが
今回のこれは、前回読んだ、太公望よりも
数百年あとの話らしい、というわけで
手探りながら感じたところをレビウ

上下巻とありまして、上巻で夏姫という人の悲劇を
下巻で楚王の荘王:旅だったかと、その腹心になる巫臣の話でありました
正直上巻は面白くなくて、しかもそこはかとなくというか
なんともエロいので、読んでておっさん困ったのでありますが
この当時のならわしなのか、12,3くらいの女でも
そういうのの対象になるのねと
既に時代を超えた何かを感じつつ
神より与えられた美貌をもつ女、鄭の国の娘であり
陳だとか、宗だとかに、売られまくるというか
嫁ぎまくる女「夏姫」のお話でありました

傾城の話というべきか
この色香というよりは、妖怪じみた魅力にて
次々と男は堕落していき、没落というかぶっちゃけ死にまくるという
大変なお話でありました
実際は実の兄と夫婦のような感情を持ったり
その兄がなかなか政治に翻弄されながらも生きていく様が描かれたり
この夏姫をとりまく男どもの環境変化も面白いのですが
基本的に復讐と陰謀のオンパレード
古代中国では恨みを晴らすことが生きることと=になるような
そういう風習があったとか、そんなお話でありました
ともあれ、そういう復讐心を芽生えさせるような
ひきこもごものど真ん中でいつも
身体を嬲られては、悲しむ夏姫という存在がありましたとさ

かわって下巻
ここから、戦国史らしくなるというか
晋という国と楚という国の対立から
様々な攻防が見られるようになって参ります
ここで、前王であった楚の商臣にかわって
新しく就任した後の荘王こと旅が、その英知というか
英雄の様をいかんなく発揮
個人的にこの小説で1番面白いところだと思われたのですが
様々な王としての逸話とともに、時代が動いていきます
そしてその時代が動くなか、またも、なぜか、どうしてなのか
夏姫が関わってくる次第
夏姫には風の神、風伯が宿っており
それを手に入れれば、神を味方にできると楚王が興味を示す
そこでつれてくるが、神がたたると見たりと
なんか呪術的なことがいくつかあって
夏姫は楚王には召されないで済むこととなる
ただ、そこで運命的な出会いをする巫臣という
楚の優れた臣が、ぶっちゃけひとめぼれして
後半、夏姫をさらうために国を裏切るみたいな話に

そんなばかな

思ったりもしますが、遠因というべきか
本当のところは、折り合いが悪くなった重臣達から逃れるため
巫臣は国を抜けたのであろうと思うところ
ま、そんなことはどうでもいいのだが
ともかく、嬲られ続けながらも、その光を失わない
すさまじい美貌をひけらかす夏姫への描写と
晋楚の会戦における策謀と因果の説明が面白かったのであります
小説後半は、さくさく読めてしかも面白い

そんなところでありました
まぁ、結局、王がかわると国は大きく傾くらしいことと
優れた宰相が様々にいたのであるなと
英雄に触れつつ、そこに美女の影があってもいいじゃないとか
そういうことを思いました

あまり読みつけたでもないですが
ラストあたりについては、ハーレクインかこの小説わと
目を疑ったような展開になるのですが
それもそれ、ハッピーエンドというか面白い小説でありましたとさ

史記でも読むべきかと思わされた作品です、秀逸

柳生十兵衛七番勝負 島原の乱 第六話

2006-05-23 08:33:56 | ドラマ映画テレビ感想
NHK木曜時代劇柳生十兵衛七番勝負島原の乱

いよいよ佳境に入ってまいりました
今回は、見せ方ががらっと代わったというか
いきなりの殺陣というか、また
浪人達との戦い
これまでの人情話があってから、仕方なしに十兵衛が切る
そういう路線とはかわって
とりあえず切ったという具合でありましたが
よくよく考えると、これまでの5話をふまえて
それ相応のことがこの人にもあるのだろうな
そう、見る側は思ったわけであります
ああ、また但馬の上で踊らされているのだこの人たちわ・・・

そんな具合で、まず最初の殺陣
これが、これまでの剣術とかわって
泥沼での殺し合いという様相でかっこよかった
泥にまみれながら、相手の目潰しに泥を跳ね上げたり
組付いて倒れこんだりと、おそらくは戦場風景のそれ
前回の浅野の殿様(違う)と戦ったときの剣法を
さらに泥臭くした具合でありました
また、小粋な演出で棒相手に刀が火花を散らすとか
チャンバラとしての見所もあって満足でありました

最終的には、脇差で一刺しという
今までの胴抜きとは違う一手で
プラトーンみたいな叫びが、なんだあれわ・・・と
ちょっとドラマにおいていかれる感じでしたが
よかったです

んでもって、とうとう露見する朝廷の悪巧み
但馬守があっさり騙されているのは少し不思議に思いましたが
えてしてそういうものなのかもしれない
ここは、都合よく進もうとも面白いからいいやと
そのまま追っていくと
島原で蜂起した浪人達をなんとかするため
いや、もう、なんともならんのだが
又右エ門が改心したり、唐突な解決が見られたのですが

本日第二の殺陣、マロとの戦いがまた面白かった
この戦いは今週まで続くので続きが楽しみで仕方ないんだが
袖を使って目潰しをするとか、あの貴族強かったんだなと
呆れてしまった次第
頭よくて、悪くて、強い、なんて悪役だ・・・
ほほほほ、とか言いながら迫ってくるあたりは
おそらく孫と見ていたおじいちゃんとかは、孫が泣き出して
大変だったんでなかろうかと思うのであります
あれは迫真というか、なんというか、凄い演技であります
迫力とか、そういう言葉じゃないな、怖いんだよ、怖い

目潰しをされた後に、十兵衛が逆手で刀を持ってたのが
ちょっとかっこいいなと思ってたのですが
今週、どういった刀術が見られるか、今から楽しみであります

と、まぁ、そんな具合で
途中、十兵衛がつぶれた片目をさらしたところに
かっこよさがあったり
折れた刀はすぐに次の刀用意できるものなのかと
不思議に思ったり
なんだかんだでしたが、来週が最終回というのが残念です

功名が辻 迷うが人

2006-05-22 08:43:57 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ功名が辻
しかと放映されておりました

見所は三木城攻めでありましょうか
兵糧攻めについてあれこれ思うところが
迷いという形で放映されておりましたが
あれはどっちが悪いというか、どっちも悪いんじゃないかと
思うところ、民草が迷うのは確かによくないが
そういう世の中なんだから仕方なかんべ
勝手なことを思ってしまいます

先週危惧しておりました、松寿丸の件について
結局、一豊の手柄となったのはどうかしらと
頭をひねってしまうのであります
あれは、まぁ、六平太の暗躍=半兵衛の遺言というところでしょうが
そんなもん原作と史実を知ってる人しか
半兵衛が官兵衛の子供かばった美談を推察できるわけねぇと
ちょっと残念でありました
まぁ、そういう物語だから文句言ってたら
さっぱり見るところがなくなってしまうのですが
明智のヨメさんを相手にできたりとか身分が違いすぎるあたり
どうしてなん?とか思ってしまいました

あと、救出された官兵衛についても
なんかぼさぼさになってたっつうだけで
どうして足が悪くなったかとか、そういうのがわからず残念
膝が伸びないような場所でずっと閉じ込められていたから
膝が腐って足をやったというくだり
ここは重要ではなかろうかと思うところ
なんか昨日の展開では、その後の三木城攻めとあいまって
捕虜のときにちゃんとご飯食べてなかったから衰弱した
そんな風にも見えてしまいます
そうじゃねぇだろ、あの悲惨さがもっと出たら
信長や秀吉の感動がまた違ったと思うのだがなと
少々残念

ただこのエピソードで見事というか面白かったのは
一豊の下手な芝居で、郎等達も揃って
戦場の習わし~とか言うあたりで
茶番とは言わないけども、あのちゃちっこさが
ああ、今年の大河をちゃんと見せてもらってると
すごくステキ
やっぱり一豊は、秀吉とか英雄どもと絡むのは無理あるし
下っ端のサラリーマンとしてひきこもごもしてるところが
ほほえましくていいなぁと、あの
中村一氏のツンデレっぷりとあいまって1番の見所でありました
ここでツンを迎えて
褒賞の時に「必ず返す」とか言っちゃうあたりステキだわと
ああいうなんといったらいいか、機微のあるところが
描かれると、底辺サラリーマンとしては勇気付けられます
いいなぁ、これが平成版功名が辻だよなぁ

さて、話変わって三木城にて
兵糧攻めのあと、酷い有様というのをやっておりましたが
見ている限り、みんな汚いだけで
そんなに飢えている風ではなかったわね
そう感じたところ
特にこりんについては、言うのはなんだが
お前健康体すぎだろう、なんだその栄養たっぷり感の頬わ
と思わずつっこんでしまいましたが
ともかく、こりんがこれで退場だったら
なんか夢見が悪いわねぇと感じるところです

あと、一豊の槍を振り回すシーンについては
やっぱ、うまいなぁと感心したところ
様になっているというか、かっこいいのであります
ああいう、地味ながらしっかりと演じられるところが
凄い一豊らしい魅力だなと、主演の上川さんの凄さを思うのであります

最終的に、信長とお濃のなんというか
昼ドラみたいな部分が、全てをかっさらっていった気がしますが
最終評定で、林と佐久間を放逐したところは
かなり面白かったように見えました
揃いも揃って、すげぇなこりゃ
そう感じたが、少々説明不足な感じもしました
あの二人がどれほど働いてなかったかが、もそっと触れられてたら
信長の増長だけがまねいたことではないと思えたのだが
まぁ、そういう物語なのでよいかとかなんとか
偉そうになって参りましたのでこのあたりで

次回の馬揃えを待つばかりです
別に馬持ってなくても、信長は一豊のこと知ってるのは
ちょっとどうかなと思うけども、楽しみ

太公望

2006-05-18 08:49:16 | 読書感想文とか読み物レビウー
太公望 作:宮城谷昌光

面白かった
素直な言葉ですらりと語ってしまいます
いや、実際はもう、なんというか
凄いの、超面白いの、前に椰律素材読んで感動したけど
やっぱり中国の歴史関係小説は抜群に面白いの

今回は、太公望こと呂尚の半生を描いた
すばらしい作品を読んだのであります
わたくし、見識が狭いため、小説でどんなジャンルに
誰が凄いのかとか、そういうのさっぱりわからないんですが
きっとこの作者の人は、中国古代史関係で
なみなみならぬ著書がある傑人でありましょう
でなきゃ困る、この作品を世に出しておきながら
小説家としては中とか言われたら、わたしは
生きている間にあと何冊傑作を読まねばならぬのか

と、まぁ、そんなこたぁどうでもいいのですが
物語は、呂尚が幼い13,4といったところから始まります
いきなり、因縁となる商の受王に族を滅ぼされるところから
幼い子供で連れだって、長い放浪生活をするという展開
もうこの時点で既にひきこまれて、大丈夫か
がんばれ望、負けるな彪とか、
小説の中に没頭していくのであります(読み手が)

この手の歴史にさっぱり詳しくないので
どこまで本当で、どっから違うのかは
よくわからんのですが、とりあえず
小説っぽさというか、創作だと思われる部分も
心地よくて、剣の修行をするところや
妖術めいたものが登場する場面とかも
冒険活劇のようにして読めて、もう、なんだ
史実がどうしたとかいいやという気分になれたのであります

そして、出てくる登場人物たちの
非常にステキな性格設定がまた魅力で
誰も彼もが何か小さなものでも光を持っていて
それが随所で活躍するところなんかあーた
俺もやればできるのかもしれないとか
高校生くらいに読ませておくべきではないかと
真剣に考えてしまった次第
女性もよく出てきたけど、特にいかがわしい描写が出てくるとか
そういうのはなくて、またそれでいて
男女の機微がとてもうまく描かれていたように思われます

個人的に、蘇侯の娘で受王の寵愛を受けた姫と
望との出会いから、ラストにいたるまでは
思わず感動で涙が
というか、全編にわたって、最初に苦楽をともにした
族の生き残りと再会したり、また分かれたりといった
この、なんだ、泣ける、これは泣ける
心底から久しぶりに感動したのであります
ええ、はなしやわ・・・そういう具合でありました

継という族の妹のような娘の話もしかり
鬼王と約束するところもしかり
ああ、もう、読んでない人全然わかんねぇだろうけど
とりあえず面白かった&感動した
そういうものでありました

さて、この小説は陰謀と渦巻き方と
そのかわしかた、仕掛け方、そして
王たるものは威光という、実力とはもうひとつ違う
権謀策術に優れるだけが正しいのではないと
そういうことを十二分に説明してくれており
男として、どう居きるべきかそういうことも考えさせてくれました

どちらかというと、男気とかではなく
地に足をつけて、人と関わり合い
相手を決して軽んじることがなければ
少なくとも進むことはできる
最終的には天祐とも呼べるものがあるのかもやもと
そんな教訓を得たりして
説教大好きな自分には、最高でありました

戦争とは勝ちに行くのではなく、相手の負けを確認しにいくもの

この言葉を胸に生きていこう
そう考えた、ステキ小説でありました
高校生必読、そして、蘇の娘と青に萌えるがいい

サッカーワールドカップ

2006-05-17 09:06:57 | スポーツ
サッカー日本代表の23人も選出されて
驚きの展開でありました
個人的にキリンカップの出来はねぇだろうと
素人サッカー好きとしては
不平を言わざるを得ない内容でありました
というか、おいらみたいなのを
生き生きとさせてくれるすばらしいつっこみどころで
ある意味ステキ

それはそれ

さて、選ばれた23人についてですが
サプライズと呼ぶのかどうなのか
世界的に見たら、日本がワールドカップに出られることが
サプライズではないかとか、もう
そういうことを考えてしまうのでありますが
まさか松井が落選とは・・・・
ショックがでかいのであります
個人的にオラーニャからダービッツが去った以上
もう見たいと思うプレイヤーがおりませんわこりゃ
とか、ドリフみたいに思っていたというのに
見てるだけで面白いプレイヤーがまた一人・・・ああ
なぜだジーコ、松井をフランスまで見にいったやんけお前

これでまた4年後となると松井29歳
ちょっととうが立ってるという具合で
松井はひょっとするとワールドカップを知らずに
終わるのかもしれません
というか4年後出られる保証無いしなよく考えたら
残念きわまりないけども、そのまま
腐ることなくせめて、CLとかに出場できるような
大きな舞台で羽ばたいて欲しいとせつせつ願うところであります

誰がいるとかいらないとか言ったらダメなんだろうが
個人的に玉田要らないだろうと(言うなよ)
グランパスが奮わない今、なんとなく癇に障るというか
なんというか、お前ふざけるなと思ってしまうのですが
これは栓の無いこと、柳沢が怪我しておらず
アントラーズでハットをもう一回くらい決めていたら
玉田呼ばずに終わったのかもとか
よくわからないことを考えてしまいましたが
それ以上に、巻がつれていかれるけど
何分ピッチに立てるか心配なところであります
がんばれ巻

さて、ジーコの選出というかこの
なんというかよくわからんが、4年間について
いったい何があったのか、どう考えていたのか
さっぱりわかりませんが、日本は世界と戦うのだわと
改めて思った次第であります

勝手な想像力を働かせると
ジーコからすると、まず最初にブラジルみたいなチームを作ろう
ダメだタレントが足らないという挫折から始まったのだろうか
そう感じてしまいます
外側のサポーターの声というか
あいつを出せ、これを試せといわれている全ての人物が
ジーコから見たら、全部一緒に見えていたのが
問題ではなかろうかと思われます
ジーコがどれくらい凄い選手だったのか
わたくし鹿島で唾吐いた話くらいしか知らないので
わかってないのでありますが
あのロナウジーニョやアドリアーノが
こぞって握手を求めてきたり
インド遠征時には、ジーコの選手時代の質問が飛び交ったりとか
おそらく私では想像できないほどすげぇプレイヤーだったんだろう
そんなすげぇ人だから、他人を見たとき
全部俺よりヘタ、アシュケー
とか思ってしまったのかもやも

となれば仕方が無く
日本で誰かを出せとかそういうのはジーコからすれば
ナンセンスだったわけであります
そこでジーコは考えた、ブラジルには無い
日本の凄いところを考えてみよう
どうせ誰使ったって一緒なんだから
ヘタとか巧いとかは、とりあえず海外出てれば
それなりだろうからよいとして
あとは、体力だ、体力のある人物を使おう

ジーコはそう考えたのではないでしょうか
いつだったかの会見でも、日本は体力がある
90分間走り回る体力があるチームだと
言ってたようなそうでもないような気がする
そこで白羽の矢が立ったのが加地、加地亮

日本代表に右サイドという概念をもたらした
すばらしいプレイヤーとあのジーコに言わしめたんだから
よほどのことだろうと、よくよく考えてみても
代表はじまったばかりの頃
何故加地なのか、どうして加地なんだ、加地をおろせ
みたいな雰囲気があったような気がすんだが
ジーコからすれば、雑魚の言うことなんざ
耳を傾ける必要もなく
加地の、あの何度走っても衰えることのない
すさまじい体力に目をつけていたのでしょう
若いんだから4年も走ってりゃそのうち巧くなる
そこまで考えたのかもしれない

結果として、左足でミドルとかいう
必殺技まで身につけてしまい
日本代表として個人的には中田の次くらいに
重要な選手になったのであります
つまるところ、ジーコからすれば
最初から飛車角落ちどころか、金銀も抜けてるような
将棋をせにゃならんから
せめて歩を成らせる、その時間を精一杯使おう
っちゅうことで、メンバーはほぼ固定
あとは通訳として、中澤やサントス、宮本をつき従え
残りは体力勝負
多分僕たちが知らない内にサバイバル長距離走とかやったんだろう
怪我するまで鈴木が強かった理由はそこにあるのではなかろうか
だから、キャバクラとか行く奴は
体力が落ちてしまうからダメなのだ、きっとそうだ
ジーコが行きたかったのに誘ってもらえなかったからじゃない

と、まぁ、この4年間で
みんなが言っていたことをまとめただけでありますが
このメンバーでがんばっていくことは決定したので
朗報を待つばかりでありますね
ブラジル代表発表を見て、勝てるわけがないと思ったが
そういうこと言わないでおこう
ブラジルのD代表くらいに練習つけてもらいたいとか
そういうことも言わない、応援しよう

柳生十兵衛七番勝負 島原の乱 第五話

2006-05-16 08:35:31 | ドラマ映画テレビ感想
いよいよ佳境に入ってまいりました
NHK木曜時代劇柳生十兵衛七番勝負
面白い、面白すぎるよ
毎週、こんだけ楽しみにできる番組は
なかなかなかろうと思うところ
大変満足な出来映えでございます

さて、先週は、浅井長政(違う)が出ておられまして
なんというか、あの方は
本当に演技うまいんだなと
時代劇への解けこみっぷりのすばらしさが
群を抜いておられます、ステキ
話のほうでは、いよいよ、但馬守と十兵衛の間に
亀裂が生じたというか、仲の悪い親子像が
浮かび上がりつつあって
そっちはそっちで目が離せないのでありますが
各地の武将、そして、それをそそのかす又右エ門の暗躍が
見ごたえあります

今回も殺陣がかなりすばらしく
ツッ転がし合いというか
あの合戦で使いそうな(憶測)剣法がよかった
押して、押して、そして斬りかかる
ああいう力強い殺陣が個人的にとてもステキです
剣技にこだわった殺陣は、第2話にて
既に消化していると個人的に思っているので
今後、あと2回でどんな殺陣が出てくるのか楽しみであります
ステキ、ステキすぎるわよ
個人的に十兵衛のフィニッシュがいつも
逆袈裟か胴抜きで終わってるので
大上段とかも見たいと思うのであります

余談ではありますが、今回の長政様(違うって)は
噂によると、実際に薩摩示現流の使い手だとかなんとか
そういう役者さんがどんどん時代劇してくれると
個人的にとても楽しいわと
思ったりしつつ、今週も楽しみであります

ああ、もうすぐ終わるかと思うと切ない

功名が辻 天魔信長

2006-05-15 08:41:50 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ大好評放映中!
とはいい難い雰囲気になってきた
功名が辻でありますが、それでも応援し続けます
悪いわけじゃない、うちのお母んとかに聞いて
なんとなしわかったが
あれくらいの世代の人からいわせると
誰が主役かよーわからん
そういうことがあるそうだが、まったくごもっとも
未だに主役は秀吉ではなかろうかと
思ったり思わなかったりするのですが、それはそれ
今回もやはり、六平太がよかったのであります(主役以外ばかりだな)

天魔信長というサブタイトルの割には
あんまり信長が出てなかった印象でありますが
その短い間に、かっこいいというか
あれだけ派手な着物が似合う信長俳優は
そうめったにいないだろうと
舘ひろしの伊達っぷりに感動でありました
赤を基調にした天守で、妹の市がべた誉めしておりましたが
尋常の人間があそこに住んだら3時間とかからず
気がふれてしまうのではないかと
そう思っていたのではないか、お濃は(思ってません)
美濃の二人と尾張の二人の対比を
これでもかと押しとおしていて、見所溢れておったように思います
濃と光秀をくっつけようというのは
余計なことだと思うのでありますが
市と信長があやしいというのは面白いから続けて欲しい
なんかよくわかりませんが
このまま、あの夫婦はどうなるのか心配です

で、合戦というか中国征伐にかりだされてるから
一豊はちっとも千代のところに帰ってこれず
女々しいことばっかり言ってるのが
気がかりというか、おまえ主役なんだから・・・と
声をかけたくなってしまうのでありますが
愛すべき男、六兵太がまた大活躍でありました

あそこで二人、抜き身で喧嘩みたいな雰囲気
あれをやらせると、とたんに一豊の男ぷりが上がって
やっぱり地味だけど主役だなぁとか
よくわからないことを思ってしまうのですが
縦横無尽に働きつづける六平太
そして、唐突だった気がせんでもないが
半兵衛が病に倒れるところ
その直前に六平太としゃべるというのはいかがなものかと思ったが
六平太をしのびとして使うというところに
一豊には無い、軍師というか
割りきった戦国武将の一人が見えたように思います

少し早足になりすぎてる感があるのですが
もう少し、黒田勘兵衛と竹中半兵衛の友情と
勘兵衛の頭のよさがわかるエピソードが欲しかった気がする
二人で、何か妙案について語り合うとか
そういうのがあったら、なんであんなにしつこく
勘兵衛をかばおうとするのか、説得力が出たろうになと
少々残念
さらに言うと、息子だったかなんだかを
信長あたりに殺せといわれるのに、それを
半兵衛がかくまうといったような、ステキエピソードがあったはずなので
あれをやってくれれば、死に様が
もう少しかっこよく、死ぬ間際に秀吉に向かって
千代が好きだったとか
意味のわからないこと言わないで済んだろうに

と、だんだん辛口というか
文脈が乱れてきてしまいましたが
ともかく、半兵衛の逝去には不満が残ってしまいました
好きだったのになぁ、殿の半兵衛

次週から、秀吉が乱れまくる様子でありますが
そろそろ三河殿をまた出していただきたいわと
英傑の登場を心待ちにしてしまいます

というか、一豊がかっこいいという場面が
本当に少ないなこのドラマわ・・・
もっと明るく、うきうきするような展開にしていただきたかった
そう考えてしまいますところ

NHKあれこれ

2006-05-11 17:18:53 | ドラマ映画テレビ感想
ここ一週間くらいのNHKの番組という番組が
ことごとく面白かったのでつれつれと
思うがままに書いてみようと思うのこころ(小沢昭一風)

ダーウィンが行く!
多分、そういう題名だったと思われるのですが
先週の功名が辻の前に放映されていた
ミツバチの話をえんえんと語り続けるという
暴挙というか、相変わらず天才的な番組作りでありました

ミツバチがどうやって生活しているか
また蜂蜜ってすごいのよ的な紹介がわんさかあり
個人的に素人養蜂をやりたいと思っている身分としては
ステキなことでありましたが
いやはや、新しい発見もありステキ

8の字ダンスと呼ばれる行動を、確か
中学生くらいで学んだと思われるのですが
あれが、私が習った頃より進化しておりました
腰を振りながら情報系のフェロモンを出しているとか
出してないとか、なんかそんな話があった気がすんだが
凄いな、ちゃんと研究されてんだなと
改めて感動であります、そして蜂蜜のことばかりを言って
決してローヤルゼリーについて触れなかった
また、プロポリスについても触れないところが
NHKの男気でありますと感激した次第
ああいう、企業に肩入れしてしまうかもしれないことは
絶対やらないっつうんだからすげぇな
ともあれ、蜂蜜を燃料にしてあんだけ大量の蜂が
越冬するのかと思うと驚愕でありました
あまり役に立たない知識ではありますが
冬の巣箱は、妙にあったかいから、中にゴキブリとかが入って
大変だったりするので、気を付けたほうがよろしい

プラネットアース
これも爆裂面白かったというか
衝撃映像てんこもりで、流石NHK、ステキ
こういうところにもっと受信料を生かせ馬鹿と
常々思っておるのでありますが
様々事情があって、一回目と三回目しか見られず
なんかすげぇ損をしたような気分になった番組であります

一回目のホオジロザメだったかなんだかの
跳び上がってアザラシを食い散らかす映像の
迫力が本当、生涯忘れられないほどのステキを
わたしに与えてくれましたとか
三回目の洞窟内でコウモリの糞に群がる
数万に及ぶゴキブリの映像をなんの躊躇もなく流し
本当、生涯忘れら無いほどの傷を
わたしの心に与えてくれましたとか
見所満載でありました、ステキ

特に三回目の洞窟探検の話が面白かったのでありますが
くだんのコウモリの糞を喰うゴキブリの様が衝撃的すぎて
自分の糞に埋もれながらゴキブリに喰い殺されるコウモリ
痛々しいというか、うわぁ、と言うほか言葉を持たない
素晴らしい展開でありました
僕は怖い、あんな生活体系があるんですね的なことを
いけしゃぁしゃあと流してしまうNHKが怖いんだ

ともあれ、研究者以外はもう立ち入ることができない
凄い洞窟の映像とか、言われないとそれが凄いかどうかわからんが
ともかく綺麗なのは確かという
鍾乳石じゃないが、あれらの結晶も楽しめて
改めて、大自然の素晴らしさをあますことなく告げてくれました

ちょっと前にアニメでやってた
火の鳥の一場面にそっくりだわと感動したのもよいですが
本当、NHKはよい仕事をします、グッドジョブであります

その他、サムライ7だとかサラリーマンNEOだとかも
すこぶる面白かったし、アグリーな感じでありましたが
サラリーマンNEOの中で、チョウザメの話を
こんこんと続けていた心意気に感動
お金が泳いでいるね
とか、かわいらしいぬいぐるみに喋らせるなど
アグレッシブさもさることながら
セルフパロディを誰かに叱られるまでやり続けようという
あの心意気、やはりNHKはすげぇな
と、せつせつ感じ入りましたとさ

ワインの名酒みたいなのが
貴族が作ったものに多いのは道楽で作ってるからだと
どこかで聞いたのでありますが
NHKの作る番組についても、同じ事がいえるかもしれないと
思ったり思わなかったりしつつ
職員が不正をしないようにしつつ、最高の番組作りを続けてほしい
そのためにも民放化はしないでいただきたいと
思ったり思わなかったりのNHKであります

キリンチャレンジカップ 日本vsブルガリア

2006-05-10 08:42:30 | スポーツ
というわけで、久しぶりの日本代表戦でありました
キリンカップ 日本代表vsブルガリア代表
前日までの噂通り、ブルガリア代表は二軍以下の構成で
やってきたとかなんとかでありますが
日本も残念ながら敗戦
しかし、見ようによってはというか、日本も二軍みたいなもんだしと
言い訳がたたないことも無い気がしますが
個人的に心配なのがDFであります
DFに関しては、代表A代表だろあれ
その割りにお粗末な具合で2失点
その他にも、ほぼ決定的というか、崩されまくって
右往左往しているところが、いかがなものか

サッカー好きの人から話を聞いてみますと
既に四年後が楽しみだねという論調になっている様子
いやいや、神様ジーコだから、大丈夫だよ
そう素人ながらに思うのですが、ここはやはし
中田をセンターバックにして、中盤にジーコ投入
これが1番ではなかろうかと思うところ(絶対違う)

それはさておき、国内組最後のテストマッチみたいなふれこみで
どの選手も気合は凄かったように思われます
前述の通りDFに関してはなんかみんな当確くさいので
あんまりやる気が感じられませんでしたが
巻とか、巻とか、巻とか
凄い、がんばってる、つぶれてる、ホッケーやってたんだって
そんな豆知識も得ながら
ガッツで1得点、おめでとう、でも多分ドイツにつれていかれない
酷い話だと思いますが、仕方ありませんね

さて巻選手についてでありますが
決めた1点以外にも二回くらい、よいチャンスがあったような気がします
難しいボールでしたので、どちらも枠を外していたと思いましたが
あれについては、なんというかな、どうして頭を使わなかったんだ
Jリーグ見ている限り思ってしまいます
ヘディングだったら、どんな無理な体勢からでも
絶対決めていたような気がしてしまうのですが
それは贔屓目でありましょうか
おしい、DF二人くらいひきずりながら
右足で合わせた感じのシュート、あれをダイビングヘッドにしていたら
とか思いますが、利き足が頭と答える男をもってして
足を使わせたということは、絶対無理だったのでしょう
残念、あれらを全て決めてたら当確だったかもなのにね

もう一人のFW玉田もがんばっていましたが
ちょろちょろ動き回って精力的な具合
ただ、決定力が無さ過ぎ、何本外しとんねんおまえ
畜生、おまえのせいでグランパスが、ううっ
とか思わず私怨も沸いてしまうくらいですが
あんだけ数打って、一本も入らないというのは
どういうことかと残念すぎるのでありました
なんか、ゴールの匂いがするというか、もしかしたらそろそろ決めるかも
と思わせるというか、そんだけの数については
高原と通ずるものがあるのかもと思いましたが
FW争いは混迷きわまる模様であります
久保、柳沢、高原は当確なんでしょうね、あと一人か・・・
いっそ、FWは3人で、MF一人増やしたほうがよくねぇか?
とか考えてしまいますが、そのあたりは神が決めますね

と、そんな具合で
試合と全然関係ないことばっかでしたが
やっぱり欧州人は足が長いなぁというのと
早いしうまいなぁと感じた試合でありました
ただ、二軍でこられて負けたってことは
そりゃ、ブルガリア代表にフルメンバーでこいというのも
失礼な話だわねと感じるところ
所詮、西欧人にとって極東の民族は敵ではないのかもしれません、
イギリス、オランダあたりなら、蘭印、マリアナの頃を思い起こして
ステキなことになるかとも思わないでもないですが

まぁ、私にとっては
ダービッツがオラーニャ落選したことで、ワールドカップは終わりましたけどね
俺は、何を楽しみにしてワールドカップ見たらいいんだろうか・・・

見知らぬ侍

2006-05-09 08:40:42 | 読書感想文とか読み物レビウー
久しぶりに本読んだー

そんな、頭悪い感じでありますが
読書というのは続けていないと、すぐに疲れてしまって
なかなか読むという行為を続けられないのだなと
何事も体力だと痛感したこのごろ
この小説とはまったく関係ありませんが
みなさん、本は読みつづけましょう

見知らぬ侍 岡田秀文

時代小説といえばよいのか、いわゆる
お侍さんや農民やらが出てきて、江戸だか戦国だかの
そういう時代を描いた短編小説集でありました
表題の見知らぬ侍というのがメインで
全体的にミステリーな具合
本物のミステリーを読んだことがないのでわからんのですが
謎があって、それを解明していくような
そういう小説でありました
もしかしたら、鬼平とかも、こんな感じかもと思うところ

基本的に悲劇

そんな感想でありましたが、どうも悲しい
あるいは寂しい終わり方ばかりで
幸福オチ好きにはおすすめできないのであります
ネタバレせずに感想というかレビウーというのは
なかなか骨が折れるというか、おいらには無理という具合ですけども

5本の小説が掲載されており
個人的にステキ、と思ったのがハナにあたる
幻女夢行であります
・ある日、若い侍の夢の中に女が現れる
・その女となんかいい関係になってしまう
・夢に女がいるから、現実に女はいらないや
・しかし現実にもよい女が現れてしまう
・夢の女の嫉妬が始まる
そんなところであります
このなんというかな、おいおいそりゃねぇだろうと
思わせておきながらも、女の嫉妬は怖いのだわと
せつせつ感じさせる内容がステキでした
というか、やっぱ女が絡む話好きなのだ私わ
痛感であります

表題になっている見知らぬ侍も、どきどき感というか
なんだろうね、ネタバレにならなきゃいいと思いつつも
ジェヴォーギンの獣だったか、そんなような
フランス映画の話とよく似てた気がせんでもないです
特異的な文体とそれ自体が巧妙なトリックになっておりまして
読み終わったときに、はぁ?なんで?とか思いつつ
思わず読み返して、なるほどという塩梅でありました
ミステリーを読んでいると、つくづく自分の浅はかさと
踊らされっぷりがわかって切なくなります
でも好きだわ、小説ってステキよね

あと3本あって、どれも、いわくありげな具合で面白かったのでありますが
最初の上記2本がお勧めでありました
時代劇好きの人というか、時代劇が好きで
ミステリーなんかもたしなんじゃう人向けなんでしょう
そんな人、星の数ほどいそうですが、大衆向けなのであります
さらさらと読みつつも、しっかりと時代劇の気分が味わえて
個人的に、よい読み物だったわと思った次第
まぁ、総括すると、よいヨメならば夢の中だろうがなんだっていいじゃない

愛に飢えていると、少々切ない内容でありました
ああ、いい女に言い寄られてみたい(注:そんな話は無い)

功名が辻 秀吉謀反

2006-05-08 08:44:47 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ功名が辻
大型連休にもめげず放映されておりました

個人的には、その前のダーウィンがどうしたという番組の
ミツバチに関する話も面白かったのでありますが
また別の機会に触れるとして
今週の功名が辻、非常に面白かったのであります

開始から半ばくらいまでは
もう、主役は秀吉で、この番組は
新太閤紀ではないかと感じていたのですが
まさか、それが壮大なフリだとは気づかず
すげぇ楽しめました
秀吉の活躍と栄達っぷりがまばゆいところ
光秀の陰気との対比もすごい綺麗に出ておりましたし
権六とのいざこざも、触れる程度とはいえ
確執が深まってきた印象もできました
謹慎中の不安な様もすげぇよく出ていたし
半兵衛の機転でうまいこと回避するあたりの
人たらしとして、また、腹黒い秀吉の様が
すげぇよく出ていて面白かった
特にねねに無理やり宴を盛り上げさせようとかするあたりの
必死っぽさと、自害しようとするねねに
「おみゃぁの亭主は百姓あがりだでしつこいでよぉ」と
今までで1番スマートでステキな名古屋弁炸裂
すばらしい、秀吉
あんたが主役だぜまったく

と、その宴については、千代のはっちゃけぶりと
置いてけぼりみたくなった一豊の姿がステキで
なんというか、この亭主役に立たねぇなぁと
やれやれ思って、他の方々の華々しいところが
えんえんと流れる

そして、舞台は一変
松永彈正の謀反説得という大役をおおせつかるところ
ここで、できたのかと思わせて
豪快な失敗をしでかす一豊
そこに嫌味をこれでもかと浴びせる秀吉
すばらしい、この挫折感というか、なんともいえない
後味の悪さがとてもすばらしいと感激でありました

相変わらずサラリーマン時代劇だわと
せつせつ見ておりましたが、今回の一件は
順風満帆に見えた街道にかげりがさして
やがて、上司に疎まれていくというひきがねになった
ステキエピソードだったように思われます
もっとも、彈正のところに一豊よこすという選択は
ちょとねぇだろうと思うんだが
まぁ、いいか、爆発も面白かったし
平蜘蛛も出ておりましたが、もそっとあれの説明があったら
ステキだわとか、最近へうげもので知ったばかりのくせに
思うところであります

へこたれてしまう一豊は
その秀吉に誉められた槍さばきにてそれなりの功名を立てる
あの心中の乱れっぷりはすばらしいと思うのです
その落ち込むところを、金八先生とヨメちゃんに
さとしてもらう、あの情けなさも合わせて
一豊の受難がすげぇよく書かれていた気がします
凡庸な亭主殿で、力一杯でもなく生きておるのだな
そしてそれを支えているのは妻でありますと
馬を買ったとか、智恵を授けたとかよりも
何よりな内助ぶりであったと感じられました
ステキ

そして、秀吉陣営としては
いよいよ如水も出てきて面白さがきわまってくるところ
戦国時代の1番面白いところを
ずずいっと描いていく、楽しい時代劇でありましたとさ

一豊が、というか、主人公達が
たいして活躍しなくてもよいというのが
またステキな気がします
次週の信長が見物だわと、このあたりで感想とさせていただきます