CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

べらぼう  逆襲の『金々先生』

2025-02-23 20:58:45 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「べらぼう」
視聴完了しました
今回の筋肉坊主は、なんとなし、悪い奴なのか
楽しみであるなという出だしで、大変よかった
というか、後半の内容が忘八対決とでもいうような感じが
実によかった、まるで悪役のような絵面が本当に素晴らしい(実際悪い)

とりあえず瀬川の苦難というか苦境が見事で、
あの報われなさは素晴らしいなと、脚本の鬼さを味わいつくした感じである
まぁ、それを緩和するために狐様が渾身の「ば~か」を見舞ってくれたので
これまたいい感じではあるが、
実際ああいうやつ、いや、人の親切というか、そういうものに気づかず
普通にやってて、最悪の選択をするやつというのはいるよな
特に物語では必須のキャラよなと思いつつ
流石に今回のは、蔦重ひどすぎるとか思ったりして
すっかり脚本の手の内でありんした

過酷な風俗労働の姿を見せつつ、
それとは別で、蔦重がどうなるかというところが
忘八の後ろ盾もありながら、でも、忘八を敵に回す市中という
まぁ、今でもそこら中にありそうな裏社会とのあれこれっぽいのが
いい感じではあるなと思うのだが、
本当、物語として、これこそ金々先生より凄いことになるのではと
楽しみな感じが実によかったと思うばかりである

鱗の旦那の復活も割と早かったし
はたしてこのオチがどうつくのかがまったく見えないので
楽しみしかないわけだけども、
とりあえず花魁の行く末も気になるというか、どうなってしまうのか
のほほんとした皮をかぶせてあるけど、結構あれやこれやが危機的な状況だという
緊迫した展開がすごく楽しいのだが、
蔦重だけ、そのあたりへの危機感が完全に抜け落ちているようで
なんというか、やきもきしてしまうのだが
そこがまた、大変面白いと思うばかりでありましたとさ

次回予告もものすごく気になるところで、
今回のを引き金に、早々に源内のところの若衆と女郎が悲恋の末を遂げそうで
気が気でないわけだが、本当、次回は結構ハードっぽいなと
楽しみでありながら、不安を抱えていくのでありました

べらぼう  好機到来『籬の花』

2025-02-16 21:03:40 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「べらぼう」
視聴完了しました
細見売り合戦で、吉原が乗ってるような乗ってないような
結局、蔦重が一人で奮戦という様相に、
仕方ないから下の連中が乗っかるという
まぁ、群像劇的な体なのはいつもの通りだけど、
今回も、がっつり男前だった花ノ井改め瀬川が見事で
実にすかっと江戸っ子調子で楽しかったと思うのである

とりあえず本屋との闘いだったわけだが、
あれやこれやと、売るための工夫というのを思いついて
すぐ突っ込んでいく、それでいて、頼むときが結構ひどいというのが
コミカルかつ、テンポがいいから見逃してしまうけど
蔦重もたいがい忘八だなと思わされて笑ってしまった
いや、笑っていいのかわからんけど
過酷な労働環境を用意するやつだなと思ってしまった
やらされている若侍がかわいそうに見えたけど
今もああいうのいっぱいあるよなとつくづく思い知るばかりであった
そういう意味で、やはり商才とは
ああいうやつのことを言うんだろうな
自分もすごい働くからより質が悪いというか
だいたいそういう人が、ああなるんだよな

それはそれとして、でも、頑張ってる人が成功している
そういう話は好きなので見ていたわけだが、
まぁ、一筋縄ではいかない展開でとりあえず今週は気持ちよく終わっておきながら
来週ひどいことになるんだろうという予告
かつ、うろこの旦那が生きて帰ってきたという驚きも含めて
なかなか、今後どうなるやらが楽しみである
うろこの旦那は結局中の人のお約束通り死んでしまう運命なんだろうか
まぁ、そうなんだろうな、寂しいかぎりだ

兄さんがとてもいい人だけど役に立たないというのが
実にいいキャラクタだなと思いつつ
いつか、あの兄さんと別れなり、なんなりが用意されてそうだなと
そちらが怖いと思うのであるけども
とりあえず、予告でものすごく強そうな坊主が出てきていたので
いろいろ忘れてしまうくらい衝撃を受けたわけだが
本当にもう、来週が早くも楽しみでならん

べらぼう  鱗が剥がれた『節用集』

2025-02-09 20:55:14 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「べらぼう」
視聴完了しました
思ったよりも早くというか、あっという間に鱗型屋がとっ捕まって
やっぱり、愛之助さんは長生きできんなと思ってしまったんだが
あの感じからすると、一旦抜けるけど最終版でもう一回出番あるんじゃねぇかな
どうだろう、あってほしいかもなと
思ったりしながら見ていたのである
今回のは、蔦重と同じ気持ちで、なんというかやりきれない
嫌な話しだったなと思うのだが
実際は、そうでもないはずなんだけどなぁ
なんだかんだ、蔦重にすっかりドラマとして掴まされているということかと
その求心力というか、のめり込みを自分で驚くばかりである

また新しい本をという話しがあって、
そこで楽しんでいるというのは、なかなかいいところだったわけで
相変わらず新しいことを仕掛けて、あれこれ汗をかくということが
本当に好きなんだなという感じが素敵というか
今、なかなかねぇなと思わされるまばゆさすらあって
見ていてとても楽しかったわけだが
その陰で、悪いことをしている、それについて知っていて目こぼししていた
その気持ちがすごくわかるというか、
むしろ、お稲荷さんに相談してたみたいに「乗っ取り」ができるなんて
本当にかけらも考えてねぇんじゃねぇかなとか
なんか、そう思ってしまうのは、お人よし過ぎるということか
忘八の息子だけど、そうではないという感じがしすぎるというか
実際は、結構ざっくばらんに、そのあたりの善悪までいかない、よしあしは
緩やかなんじゃねぇかなと、今回ので思ったりしたのである
まぁ、くよくよ考えるというのが
蔦重にあってないと思う、視聴者の心がそう見せてしまうのだろうかしらね

と、そんなことやってる間に、
更生した鬼平がぱぱっと仕事をしてしまって、
しかも、なんか売ったみたいな感じで終わったというのが
遺恨を残す感じになったのがなかなか楽しそうで
もう一回、何かで出てくる感じなのか、
来週とっとと解決してしまうのか、わからんが、楽しみにしたいのである

それはそれとして、新しい青本とやらは出たんだろうか
いや、これから出すのか、どうなんだろう

あと、色々小ネタを挟んでくるなとは思ってたけど
一通り過去の出演作を触っていくスタイルなのか、
高家の話しはうまいなと思ってしまったんだが、
政宗いじりするんだろうか、気になるな

べらぼう  蔦に唐丸因果の蔓

2025-02-02 20:57:45 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「べらぼう」
視聴完了しました
唐丸がどうなってしまったのか、まぁ帰ってくるんだろうなと
想いはするものの、それはそれとして、あの浪人がなんだったのか
そっちの方が気になったんだが、あれはその内再登場する唐丸が明かしてくれんだろうか
そうじゃないなら、次回さっそく復活しそうな鬼平に
種明かしをしてほしいところだが、はてさて

今回は、源内先生の山師稼業のことと、
今のお江戸の状況をわかりやすく解説する
マクロな回だったと思うのだが、
何も産業がないところに新しい儲け話をという、今でいうデベロッパー的なやつだよなと
感心して見ていたというか、蔦重だけじゃなく
そういうことやってた人は、あっちこっちに、今と名前が違うだけで
いっぱいあったってことだろうと思いたいのである
源内先生がちょっと天才すぎるので、それはちょっとという感じもせんでもないが
まぁ、江戸時代にだいたい今でいうあれこれはあったよ、なんていう話しは
ちょこちょこ聞くのでそれをドラマで見せてもらえるなら
なんか面白そうと、この展開も楽しみにしていきたいと思うのである

蔦重が結局どうするかというお話で、
相変わらずあっけらかんとしてるから、
色々ひどい目にあったけど、そう悟らせないというのがいいなと
思ったりするわけだけども、次回以降はさっそく諍いになっていきそうで
物語としては大変楽しそうで、わくわくしてしまうわけだが
先にも書いた通り、鬼平の旦那がちゃんとして帰ってくるというのが
一番楽しみで、今後の展開も含めて
鬼平と蔦重とという組み合わせを見たいと
願うばかりである

唐丸は、結局金庫持って逃げられたんだろうか
それとも、金庫は沈んでしまったんだろうか
そっちも気になるなぁ

べらぼう  『雛形若菜』の甘い罠

2025-01-26 20:50:35 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「べらぼう」
視聴完了しました
まぁ、そうそううまくいかないなと、わかっていたけど
しょんぼりする展開ながら、忘八どもの動静が個人的に
毎回気になるというか、あまりに日和見すぎるだろうというところが
それでいいような、実際はもうちょっと切れ者であってほしいようなと
色々思いつつ、まだ、その実力を見せてないだけではないかと
期待しながら見てしまうのである
まぁ、それはそれとして、にゃー祭だったのはなんでなんだ
番宣でも、「やらしてもらいにゃす」と聞こえて、
えらい活舌の悪い俳優だなとか思ってたら、本当にそう言ってるシーンだったとはと
衝撃だったんだが、猫可愛がりというやつが
あの頃の江戸で流行ってたというお話なのか、理屈がわからん
猫可愛いからいいけど

と、その猫がいたずらして、花瓶が倒れるという酷いありさまだったわけだが、
てっきり、そういう嫌がらせをラブリンがやってきたんじゃないかと
勝手に思っていたんだが、そんな女子高生みたいなお話ではなく、
しっかりと詰められた怪しい話しだったようで、
そう見ると、案外早いうちに蔦重のところのおやじは見抜いていたんじゃないかと
思ったりしなくもないのである
なんだかんだ、愛してやまないという展開になりそうで
いかにも朝ドラっぽいが、そういうの見たいと思ってしまうのである

花魁たちの金をどうにかしようなんて、
そっから、色々考えて、PRイベントをでっちあげてしまうという
あの企画力はすげぇなと思うばかりだけども
あんだけ働いて、最後自分だけ外されるとか、
現代でもよくあるそれじゃないかしらと思いながらみてしまうわけだが、
それにその場ではぶー垂れず、帰り際に捨てセリフでちきしょーめというのが、
やっぱり後味というか、暗くなりすぎなくていいなと
バランスをつくづく考えさせられるのである
堪えないというわけではないのだというのがまた、深みとして伝わっていいなぁ
このシーンも、落としどころをちゃんと親父さんが用意してくれているとも見えるのが
まぁ、なんというか、いいなぁと思いたいのである
違ったりしたら、ということはおそらくないだろうが
よいことだわ

徳川の方はとりあえずよろしくないことが
着々と進んでいるけど、吉原と離れすぎているせいか
もう一つピントきてないのだが、田沼という体制が今をどうしているか
そのあたりをもうちょっと見たい、いや、これから見られるのかと
そっちも大変楽しみなのである

しかし、公文書偽造とか、すげぇなと思ったんだが
アレ、史実じゃないよな流石に、どうなんだ

べらぼう  千客万来『一目千本』

2025-01-21 21:03:31 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「べらぼう」
視聴完了していたんだが、gooが攻撃受けているせいで
ブログの更新ができなかったので、回線かえて日付も変わってメモっておく次第

思ったよりもスピーディーに蔦重の仕事ができあがっていくようで
このあたりはつかみでしっかりと成功を重ねておくという
作劇上の都合かもと、いやな見方もしてしまうわけだが
見ていてテンポよく、いい塩梅で蔦重が仕事をしてて
気持ち良い内容で素晴らしかった
なんだかんだ、あれこれと考えてやっている人が
ちゃんと報われたという姿は見ていて心地よい
ドラマはこうあってほしいとか、最近年齢を重ねたせいで
つくづく思うところである

とはいえ、相変わらずおやじさんにはぶっ飛ばされるし
そのあたりの描写は、割とさっぱりしているように見せて、
結構どぎついというか、ひどいなというありさまだけど
肝心の蔦重が屁とも思っていないというので、なんとでもなるというのが
なかなかよいところだなと
見習うべきものを見ているようでもある

今回は花魁たち勢ぞろいで、キャラ立ち凄いなと笑ってしまったんだが
それ相応にあれこれ準備して、実際にそういう本があったようなので
そこからの起草だとしても、120人は大変だよなと
改めてその生産力というか、逞しさに感心したのでありました

鬼平がかわいそうなまま、とりあえずは破産するところまでいったようなので
しばらく出てこなくなって、次に現れたらすっかり鬼平になってんだろうと
楽しみにしたいところだけども、どうしても、大富豪に見えてしまいそうなので
不安は残るんだが、こういう鬼平がこのドラマの鬼平かと思いつつ
帰りを待つばかりである
最後も、なんだかんだ、大通として上がった感じなので
江戸っこ的にはOKなのか、花魁と蔦重が言ってるだけなのか
わからんが、気風良く進んでほしいと願うのであった

幕府のほうも不気味というか、かなりよろしくない状況だと
絵面から伝わってくる作りになってるのはいいなと思うのだが
はたして蔦重とどう絡むかも含めて、大変楽しみにしていくのでありました

あとは、ラブリンがどれくらい悪いやつになっていくか
今回のもわざとだったのかわからんのだが
いろいろ楽しみが多いと思うのである

べらぼう  吉原細見『嗚呼御江戸』

2025-01-12 20:59:54 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「べらぼう」
視聴完了しました
今日は落ち着いてがっちり見入ることができて、
改めて面白いと感心して見終えた気持ちでありました
結局、なかなかのひどい目にあってるけど、あっけらかんとしたもんで、
テケトーにぱぱっとやっちまおうみたいな生き方が
見ていて気持ちがいいなと、これは日曜の夜にいい感じじゃねぇかなんて
思ったりしているわけだが、まぁ、今は景気がいいけど
その内ひどい目にもあうんだろうな、あの気性じゃぁなと
考えたりしつつも、まずは大変楽しんでいるのでありました

内容がどうしたというのも野暮な感じで、
当たり前のように源内先生とつてができて、その仕事が見られてと
時代劇として満点のそれよなと観ていて感激したわけだけど
出てる全員の演技がなんというか、仰仰しいとは違うんだが、
ある意味時代がかったそれなんだけど、そこがいいなと今のところ
大変演出というか、雰囲気を気に入っているのでありました

特にやりすぎなくらいの江戸っ子感がよくて、
蔦重もいいが、それ以上に、花ノ井花魁がすばらしいなと、
小芝風花という女優をちゃんと認識できてなかったといってはなんだが、
声がすごくいいんだなと感動して見てしまうのである
無論、その雰囲気、目で殺すそれも出ているんだが
セリフ回しに独特の色が出てて、凄いなと、声色の出し方引き方が
引き込まれるようですげぇと思うばかりでありました

まぁ、そこに、源内先生も、さらっとあのテンションのままで
また気風がいい感じというのも残ってて、
多用される仕方のない洒落駄洒落の数々が、全然嫌味じゃないというか
耳に障らない、気持ちよく口上として抜けていくのがいいと
自分じゃ絶対できねぇなと恐れ入りやのなんとやらだと
とりあえず、伝染されつつメモに書いておくのである

まずまず、蔦重が無料働きというか、もはや持ち出しさえさせられてるという状況だが
本人気づいていないのか、それでいいのか、
そのあたりあっけらかんとして、ひやひやしながら見るものだろうと
楽しみに視聴続ける所存

べらぼう  ありがた山の寒がらす

2025-01-05 21:01:07 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「べらぼう」
タイトルだけ見てると朝ドラ見たいだなと思ったのだが
癖になりそうな江戸ことばが飛び交って
景気の良いお話と見せかけて、のっけから大火だ、女郎が死ぬだわと
なかなか大変で、その度に蔦十があれこれ正論ふっかけて
ぼっこぼこにされて、その後にわりとケロっとしてるというのが
なんというか、一種異様だなと思ったんだが
それもまた、クセになりそうな感じでよかったと思うのである

叱られて、あれくらいケロっとしてたら気持ちいいもんだなと
あれで、しょぼくれたりしたら物語として当世に向かないんだろうと思うほどに
なかなかよくできてると感心してしまったのである

とりあえず知らない時代のことなのは前回同様ながら
なんとなく、大河ドラマというよりは、時代劇を見ている感じで
楽しくもあり、これからどうなっていくかが楽しみになっているのでありました

顔見世という感じで、田沼、鬼平と出てくるところが、
まんま、池波世界のそれなんだなと思うと、色々感じるところが変わってくるわけだけど
鬼平はとりあえず、あの鬼平とは違うアプローチになりそうだし、
田沼はどのような政治家として描かれるかが
楽しみだなと思う反面というか、結構センシティブといっていいのか、
賄賂政治というものを取り扱うということ自体が、チャレンジブルだなと感じているのでありました
余計な横やりが入らずに走り切ってほしいと思うし
そういったメッセージを載せるものであってほしくないと願うばかりである

子役時代から始まるかと思っていたので、いきなり出演で大変そうだなと
主演を見守りつつ、気風のいい江戸言葉とダジャレの数々が
なんだかんだ、口癖に伝染りそうだと思いながら
とりあえずの一話を見終えたのでありました

しかし、店の旦那衆の悪そうな感じと、
眉潰してる女将の恐ろしさが、実に素晴らしいなと
啖呵きる安達祐実が見られるか、これまた楽しみでならんのでありました
気風のいいセリフで、ばんばんコンプライアンスなんか屁でもねぇみたいな
そういうドラマを期待してしまうのであった

光る君へ  物語の先に

2024-12-15 21:14:06 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「光る君へ」
最終回視聴完了しました
まさにエピローグといった感じで、余韻、あるいは「であったとか」の部分であったと
思ったりしたのである
話しとしては、先週の衝撃的な引き際よりも少し前、
北の方に呼ばれる前、久しぶりに道長と出会った、あの瞬間に終わってたんじゃないか
そう思える感じだったのだが、これはこれで、
それぞれのその後というのをはっきり書いてくれるのは、これはまた楽しいと
見られて大変満足である
このあたりは、セリフの上で、光る君の最期が描かれなかったというところを尊重しながら
このドラマとしては、蛇足であろうかもだが描くという矛盾でもないけど
何か思うところがあったのかなと感じさせるほど
いい感じだと思ったんだが、考えすぎだろうかね
でも、大河ドラマという一種歴史再現の劇であるとすれば、必要だよな

実際の話し、ここまでの盛り上がりから
まったく反対というでもないけど、本当に、その後のシーンを切り抜いて並べたといった
ある意味平坦で、静かな回だったし、
なんだったら、最後の千夜一夜的なそれこれは、穴を埋めていただけではないかと
そんな感じすらもある展開で、
個人的には、道長には、仏の糸を手繰っていてほしかったと思ったりするのだけど
このドラマとしては、まひろと一緒であるということが
とても重要かとも納得できるし、
倫子様のすばらしさというか、その心中はと思ってしまうのだが
その後の物語は、まひろと出会うところで仕舞となり
始まりにたどり着いたところで、円環が満ちたみたいな感じで
綺麗に終わったと感じたりでもあった

まぁ、そこに至るまでに、ききょうさんと話ししてるシーンがあっただけで
凄くよかったなと思ったのだが、ききょうさんのメイクが気合入りすぎだったので
せっかくなら、紫式部もそれくらい盛ってくれてもよかったかなと
思わなくもなかったが、本当のラストシーンでそれを見せるためだったかとも感じたり
これからの世を予感しつつというあたりは
この物語とは、本当にまるで違うものになってしまうのだなと思わされたりで
案外、ここで断絶してしまうものだなと
思わされるばかりであった
歴史は地続きだから、これでいいはずなのに、あまりに違う
これまでの夢とも異なる世界とは、まるで違うものが始まるという予感で終わるというのが
ラストとして破調だなと感じるばかりであった

乙丸長生きだなと感心したけど、いとさんの姿がなんとも悲しいが
父上がまだ生きているというあたりとか、色々と物語の中で
ある意味変わらなかったものとして存在した彼らがいてというのが
とてもよかったと感じたのであった

総集編にあわせて、全体の感想書くかわからんが
かなり楽しめた大河ドラマだったので、
今年一年、なんだかんだすごくよい年だった気すらしてしまう
それくらい、平安時代に親しみ、楽しんだドラマで
大変よかったとメモっておくのでありましたとか、なんとか

光る君へ  哀しくとも

2024-12-08 20:47:56 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「光る君へ」
視聴完了しました
あっという間であったというか、ただ刀伊の入寇をやるだけだとアレだから
無理やり噛ませたようにも見えなくもないというか、
多分そうなんだけど、物語としてはいろいろ整理がつくので
よかったねというお話だったなと
生々しく感じたわけだが、とりあえず
そのあたりの朝廷の混乱が見られて、大変満足でありました
公卿も大変だなというか、現場のことはまったく伝わらないものだなと
つくづくわかる感じで、だけど、それを仕方なしとしてしまうところが
次男のいいところだなと感心したのである
名を挙げた男というのは、ああいうものなんだろう
英雄然としてて、凄くよかった

しかし、そこもまた、政争の具であったかというのが
結構ショックといったらショックだったわけで、
その真ん中にいる道長のあの態度は、確かにちょっとどうかとというか
正しいのだが、それ故にややこしいなといったらいいか、
なんかずるいポジションで、ずるい男だなと
こればっかりは公任可哀そうと思った次第である

実資の実直さが、ここでしっかりと発揮されて
その迫力も見事だったけど、恩賞はその程度となって、
そこに道長から手づからの何かとか、そういう展開とかあるかと思ってたけど
そんな、朝廷に泥塗るようなことするわけもなくといった感じで
なんというか、しょんぼりだが、
事実、真ん中というのはそういうものなんだろうなと
今もって続く、地方軽視とでもいうようなそれを見たと
満足なのであった

で、まぁ、その翻弄の中、いやいやなりに帰ってきた藤式部であったわけだが
はたして、最終回くらいに紫式部と呼ばれるようになるのか、ならないのか
その名前の成立を知らないでいるため、そこが気がかりでならんわけだが
最終回にあれやこれやのキャラが勢ぞろいしそうなのが
最高に楽しみと予告を見て思ったのだが

あの引きに至る、北の方様との対話というか
一種の戦闘シーンが、ものすごく心に響いたというか
お茶の間凍り付いたんじゃないかという感じが
最高によかったと、一刻も早く最終回が見たいと思うばかりである

乙丸帰ってこられてよかったな
あの泣き言も含めて、実に乙丸という見せ場で見事だった

光る君へ  刀伊の入寇

2024-12-01 20:53:48 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「光る君へ」
視聴完了しました
なんか、まるで違うドラマみたいじゃないか
そんな風に思いつつ見たのだが、久しぶりに戦がある大河ドラマの画面で
なんとも感慨深い感じで見たわけだけども
このドラマに戦闘シーンは新鮮だなと思ったのである
案の定というか、集められていた主要人物が全部でてきたな

結構驚きというか、
まぁそうかなと思っていたわけだけど
周明が死ぬという結末だったわけだが、
てっきり、乙丸の方が死ぬんじゃとひやひやしていたところなので
周明だけなら、まぁ、作劇場仕方ない死として受け入れられそうだと
酷いことを思ったのである
とはいえ、親切に大宰府まわりであれこれ世話を焼いてくれたのに
その結果としてこれというのは、誰もいないといっていたけども
彼が見ていた患者が残ったんじゃないかと
思わなくもないが、まぁ、そこはそれという感じなのか

来週まで続くような感じになったが、
とりあえずまひろの旅はどうも終わってしまいそうな風にも見えるし
都に戻って、最後の波乱でもないが、正妻との決着が待って居そうなのは
ちょっと楽しみだと思うのだけど
紫式部日記というものへの言及となるのかわからんが、
今回でてきたあれこれが結実する展開で最後終わるのか
道長は、最後に死ぬのか
色々想像しながら見守るばかりである

娘の英達も見たいが、そこまで尺があるかしらね

追記
そういや、なにげに赤染衛門の話しがとても面白かったのを思い出した
先週ものすごくいい感じで、「衛門がいいのよ」なんて殺し文句が出て
お方様凄いなと感心したわけだが、
今回のこれで、同じような感じだけどまた違う意味でそのままを認める
やはりお方様の愛というか、上に立つ人としてのなりが素晴らしすぎるな

光る君へ  はばたき

2024-11-24 23:37:42 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「光る君へ」
視聴録画で完了しました
墓までもっていくかと思ったのに、さらっと賢子のことを
道長に言っちゃうのかと、思わず声が出てしまったくらい
驚いたのであるが、それはそれとして、
物凄くひきずってる道長が面白かった
いや、純情な感じにも見えなくもないが、
本妻からしたら、最低の男だな本当にもう

ある種残酷なといっていいのか、
なんか、吹っ切れたように楽しそうなまひろの姿というのが
いかにもといった感じでもあるわけだが、
物語を終わらせたという一つの区切りで、勝手にあれこれ
まぁ、勝手するのは当たり前なんだけど、好きなように生きていく感じが
爽やかでもあるが、ひどいなと道長に対しての仕草として
どうなんだと思わされたりもするけど、なにともいいようがない
こういうお話だなと、圧倒というか、わからせられるような展開で
大変よかったと思うのでありました

宮中の方はこれにていったんといった風にも見えてしまう感じだったけど
実際はそれと地続きで、さりとて、物語としては
最後の地となるかわからんが、大宰府にてといった具合で
なんか唐突に大宰府に人集まったなと思ったら
まひろまでいって、そして、大乱かと
楽しみな展開になるようで、このあたりは大変ベタ展開になると思われるので
今から楽しみで仕方ないところだが、
はたして、どこで終わるのか、凄い気にしつつ
また来週を楽しみに待つのである
あと、二回なのか、三回なのかわからんが、はたしてという感じが
凄くいいと思うばかりである

光る君へ  望月の夜

2024-11-17 21:01:21 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「光る君へ」
視聴完了しました
ある種のクライマックス、象徴的シーンとしての
望月の歌が詠まれて、ドラマとしてというか、
まさに極まったところが描かれたなと、そして、これが本当にもう
予見というか、欠けていく日々の始まりかと思うような
なんともいえぬ不穏さがあって、とてもよかった
ドラマ終わったら、どんな気分になってしまうだろうかね

三条帝の退場がすごく急な感じで、
というか、譲位はさておき、そこから亡くなるまでが早くて、
その条件とした東宮の退位、それを聞いた道長というシーンが
言葉少ないけど、実に様々に思わせる絵ですごくよかった
本当、どういうつもりというか、どうだったのか、
思うと、道長の妙にツいているときって、
だいたいこんな感じだったかなとも思うのだが、
ずっと、そういう不思議に包まれて生きてきてたんだろうなと
思うばかりである

そうかと思えば、摂政と左大臣の兼任が不興を呼び、
これもまた、とてもわかりやすくささやき女将みたいな感じで、
そりゃそうだなと思うばかりだが、
それでもまた、何も為せないと嘆き、
いつものように、まひろに愚痴りにきてというあたりが
いつも通りだが、もはや、そういうことではないという女性側の機微というのが
物語としてはっきりと観てとれたような、
また、同じように、同じような感じできた道長の浅はかさが
いかにも男のそれという感じもするし、
諭ながら、もはや次はということはない、常に移ろっている女性の心を
セリフにはまるで悟らせることもないが、そう思わされてしまう
まひろの所作というか、たたずまいというのに結構衝撃を受けたのである
ドラマだから、わかるけど、自身のことだとしたら
このすれ違いは絶対理解できないだろうなと、うすら寒くなったのである

まぁ、そこに追い打ちをかけるように本妻がとうとう見つけてしまうという
それに至り、二つの物語といっていいのか、流れがはっきりと見えた
そんな風に思える回で、描かれているそのものから、
まったく違うものの動きの方が気になるという感じが
凄く不思議だったけど、とてもよかったと思うばかりであった
象徴的すぎるけども、三姉妹がすべての地位を占めたというあのシーンも
独特の雰囲気というか、宴のシーンすべてが嘘のように見える
その演出だったのか、あるいは、そういう物語であったのか
あまりにも平安絵巻っぽい雰囲気が、
これまでのドラマと地続きのようで、そうではないようなと
不思議な気分になって、とても満足したのでありました

大宰府の話しはクライマックス前くらいにもってくるのか、
あるいは、触れないのかもとも思ったのだが
最後まで、じっと見続けなくてはと思わされる
望月であったと感じ入ったのでありました

光る君へ  輝きののちに

2024-11-10 21:07:29 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「光る君へ」
視聴完了しました
割とおとなしめといっていいのか、最後がどこになるかわからんが、
予告見ていると、道長の退場はちょっと早めになるのか
とりあえず今回でてきた大宰府の話しが、結構派手になるだろうと思うので
そこを楽しみにしたいわけだが、
現状の説明とでもいわぬばかりの、実資との問答が見ごたえあってよかった
あれは演技がというよりも、あの問答の内容そのものがよかったし
シーンとしてすごくいいなと見入ったのである
無論、演技もよかったのだが、いかにも歴史物ドラマの鉄板といったシーンで
すごくよかった

三条天皇とのあれこれについては、
かなり美化されたとみるべきなのか、
実際は道長が相当の嫌がらせをしていたらしいと聞いたんだが、
そういう感じではなく、体が弱ってきていて政治に差し支えがあるというのは
確かにというところでもあるし、実際はどうであるかはこの際なと
そういう感じの落としどころで見事ではあったものの
その釈然としないところを先の問答で見事に描いたというか
結局、私利私欲ではないかというあたり、
民の顔が見えているか、視聴者としては見えているようなシーンをいっぱい見てきたが
実際どうであるかというのが、よくできてていいなと
感心と感動を催したのでありました

そして、天皇の周りも誰を贔屓でもないが引き上げるかという問題があり
その悩みというのが、一見独りよがりにも見えてしまうのが
道長目線のドラマだから仕方ないのだけど、そこまであしざまではない
仕方なくというところは、道長と結局一緒というのもよかった
そして、それをしても、道長の方が仲間が多いということだなと
このあたりの差が残酷で、これこそが政治なんだろうなと思うばかりであった

それはそれとして、大宰府の名前が急によく出てくるようになってと
完全にこの後を見据えた感じだなと思いつつも、
そちらへ役者が流れ込んでいって、おそらくは娘を振った男は死ぬんだろうなと
思ったりしながら、はたしてどうなっていくか楽しみに見守るのである
ジュディオングはなかなかよかったな
まひろもすっかり年を重ねて、大人になったなと思うばかりである

光る君へ  川辺の誓い

2024-11-03 22:26:32 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「光る君へ」
視聴完了しました
どうなるやらと思ったら、なんか、出来上がった二人の
最後の美しい時間みたいな感じの回で、
これは、最終回あたりで、ものすごくいい感じの出来事として
片付けられてしまうんじゃないかしら
そんなことすら思う名シーンだったと思うのだが
まぁ、それはそれとして、不倫だよなと感じたりもするのである
そういうレベルの仲ではないというのもまたわかるんだが
そうなんだよ

三条天皇との闘いに苦戦を強いられるという
いかにも平安貴族バトルという展開が、
なんか、妙に新鮮に感じてしまうくらい
このドラマの描く平安時代にはまっていたと衝撃を受けるのだが
ああいう、謀略を使うというか、ああいう感じのことを
久しく見てなかったように思っていたところにやってきたのが
なんというか、懐かしいとすら思うような感じで
大変よかった
一旦、帝のターンみたいな状況だけども、
次週くらいに普通に道長が復帰していて、反撃していくんだろうなと思うと
それはそれで楽しみなのだが、貴族バトルというのの本筋もまた
見たいと思ったりしたのであった

今回は、次女の素行がまずすぎるだろうということが
一番よくないというか、理解できたところであるわけだが、
それはそれとして、ドラマとして、二人の関係というのが
ちゃんと確かめられたみたいな感じで、
宇治でのあれこれ、その直前のなんとなく、実家に帰っていた紫式部という姿と、
病に倒れていた道長というそれらが、
川で、一緒に流れてしまおうという軽口で
生きていくことを、改めて誓い合うというのが
最高に恋愛ドラマだなと衝撃を受けたわけだが
なんというか、凄いなと感心して、残りの話を楽しみにしていくのでありました

しかし、本妻にバレての何かというのが
来週さらっとさしこまれるのか、はたしてというのも気になってんだが
もう、そういうレベルのドラマではないのかもなとも思ったりするのである