唐突にNHKにて夜に放映されていたアニメ「火の鳥」
手塚治虫の名作をなぜこのタイミングでと
不思議で仕方なかったんだが、なんか記念年とかだったんだろうか
と思いつつ見ていたんだが、
なんか古臭いなと、物語がではなく出来栄えがと思って調べたら
2004年制作だったそうで、合点がいったというか
あんまりアニメ見てなくても、なんとなく古いというのは気づくもんだなと
妙な感想を覚えたのは余談
さて、超名作であるが、実際のところ読んだことなくて
このアニメ化がどの程度どうだったかは、わからないままなのだが
かなり面白く見たのでありました
今見てもというか、当時の世界観と常識、道徳みたいなのがある中で
新しいものを描こうとしていて、それが、今の世界観で見てどうかというのが
非常に面白いところだったんだが、多分、原作を2004年アップデートしているのを
2025年に見ているという複雑怪奇な感じなので、どの程度神髄に触れたかわからないけど
SFとしてもだけど、物語の面白さに感動したのでありました
いくつかの話しが集まってというSF連作という体裁なんだが、
個人的には、一本だけの短編として成立していた
時空を繰り返す鎌倉時代くらいの話しのが面白かったんだが、
これは趣味の話しでもあるかもしれんが、
どろろの世界観と似てて、あのあたりのことが、御大は得意だったんじゃないかと
いや、そもそも当時の人たちは鎌倉室町あたりへの造詣が深かったのかもとか
あれこれ思ったのであるが、これもまた、本編と関係ない感想であるな
繰り返す運命の面白さが、いかにもSF的で、ショートショートっぽさすらもあるのが
とてもよかったと思うのだけど
そこに描かれている輪廻と因果というのが、仏教的素地とあわさって
凄く好きだなと思ったのである
これもまた、夢十夜にあった1000年を待つ話しにも似てて
日本人の感性に訴えるテンプレなのかもしれんと
個人の感動を全体にすりかえてみたりする
本作といっていいと思うのだが、このアニメでは命とは何か
それを描く物語であったとしていて、
輪廻を見せつつも、繋がっていくもの、その絆それこそが命だという
象徴的な終わりを設けていて、なるほどと思ったんだが
多分原作は似ているが、きっと違うことを御大は思いついていたのかもなと
思ったりしつつも楽しく見終えたのでありました
仏教的なものが根底にあるというところが
現代社会には、むしろ宗教的に見えてしまうような気すらして不思議だったというか
自分がこの世界で古びてきているということかとも
気づかされたような気がするのであった
物語を借りるなら、命の流れから
やがて零れ落ちていく雫になりつつあるということかもしれんと
思ったりするのは壮大すぎる
手塚治虫の名作をなぜこのタイミングでと
不思議で仕方なかったんだが、なんか記念年とかだったんだろうか
と思いつつ見ていたんだが、
なんか古臭いなと、物語がではなく出来栄えがと思って調べたら
2004年制作だったそうで、合点がいったというか
あんまりアニメ見てなくても、なんとなく古いというのは気づくもんだなと
妙な感想を覚えたのは余談
さて、超名作であるが、実際のところ読んだことなくて
このアニメ化がどの程度どうだったかは、わからないままなのだが
かなり面白く見たのでありました
今見てもというか、当時の世界観と常識、道徳みたいなのがある中で
新しいものを描こうとしていて、それが、今の世界観で見てどうかというのが
非常に面白いところだったんだが、多分、原作を2004年アップデートしているのを
2025年に見ているという複雑怪奇な感じなので、どの程度神髄に触れたかわからないけど
SFとしてもだけど、物語の面白さに感動したのでありました
いくつかの話しが集まってというSF連作という体裁なんだが、
個人的には、一本だけの短編として成立していた
時空を繰り返す鎌倉時代くらいの話しのが面白かったんだが、
これは趣味の話しでもあるかもしれんが、
どろろの世界観と似てて、あのあたりのことが、御大は得意だったんじゃないかと
いや、そもそも当時の人たちは鎌倉室町あたりへの造詣が深かったのかもとか
あれこれ思ったのであるが、これもまた、本編と関係ない感想であるな
繰り返す運命の面白さが、いかにもSF的で、ショートショートっぽさすらもあるのが
とてもよかったと思うのだけど
そこに描かれている輪廻と因果というのが、仏教的素地とあわさって
凄く好きだなと思ったのである
これもまた、夢十夜にあった1000年を待つ話しにも似てて
日本人の感性に訴えるテンプレなのかもしれんと
個人の感動を全体にすりかえてみたりする
本作といっていいと思うのだが、このアニメでは命とは何か
それを描く物語であったとしていて、
輪廻を見せつつも、繋がっていくもの、その絆それこそが命だという
象徴的な終わりを設けていて、なるほどと思ったんだが
多分原作は似ているが、きっと違うことを御大は思いついていたのかもなと
思ったりしつつも楽しく見終えたのでありました
仏教的なものが根底にあるというところが
現代社会には、むしろ宗教的に見えてしまうような気すらして不思議だったというか
自分がこの世界で古びてきているということかとも
気づかされたような気がするのであった
物語を借りるなら、命の流れから
やがて零れ落ちていく雫になりつつあるということかもしれんと
思ったりするのは壮大すぎる