CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

2013年 常滑焼まつり

2013-08-28 20:45:08 | 陶磁器を探す旅と名物
今年もいってまいりました「常滑焼まつり」
もう、いいかななんて思ってましたが
機会があれば、ついつい行ってしまうものであります
なんだかんだ、見てきて楽しかったので
また、もさっとメモっておく次第

ただ、私の盛り上がりとは違って、
なんとなし出店が少なく、ちょっとこじんまりでありました
何が影響していたのかわかりませんが、
ちょっと出ている人数も少なかったし
なによりも、出入りの人数が少なかった
もっとも、午後から夜にかけてはかなりの人数だったそうで
朝から、夜へと人気が移ったのかしらとも
思うのでありました
もっとも、おかげで、午前中にかなり充実して
見てまわれたのであります

毎年同じところばかりを見てしまうのでありますが
今年も、彫り物や、絵付けなんかの美品を
ありがたく見せていただいたり
高校生による、格安の販売についつい突き動かされたりと
なかなか楽しいものでありました

今回については、そんなことも思っていたのですが
陶器とは全然関係なく、企業ブースの賑わいに注目しました
名鉄、JAL、ANAといった企業が
3階で出店を出しているのですが
それぞれが、なかなか面白いグッズを販売しておりまして
多分、こういうコレクターがいるんだろうなと
ついつい目を細めてしまうような
キーホルダーだとか、ボールペンだとかを見ていたのでありました
個人的には、ドマイナーな駅名のキーホルダに心奪われるというか
マイナーというと失礼なんだが
自分になじみ深い常滑線界隈のそれぞれは
なんというか、手が伸びてしまいそうになるのでありました
市内にしても、豊田本町とか
また絶妙なセレクトぶりだなと感心してしまった

ANAでは、機内食用なのか、
ANAのロゴのはいった、小さい器がいくつか出ていて
これがなかなか、値段の割りに安い、とてつもなくよい
そんなわけで、うちの母なんぞが
えらい気に入って買っていたのでありますが
そういう主婦層というか、そこそこに
異常な人気を博しておりました

ところ変わって、セラモールも賑わいよろしく
日ごろ手を出しづらい高級陶器にも
ついつい手を伸ばしつつ、今年は
中央の公園に山野草コーナーが出来ていて
じっくり見てまわったり楽しんだのであります

同日、名古屋でど真ん中祭をやっていたそうなので
それに人手を食われたんだろうかと考えたり、
さりとて、客層がまったくかぶらんだろうと
思ったりと、あれこれ常滑の未来を気にかけたりしているのでありました
偉そうだなぁ

NHK時代劇  妻は、くノ一

2013-08-27 20:31:53 | ドラマ映画テレビ感想
NHKの面白時代劇枠の「妻は、くノ一」の
地上波放送が終了しました
なかなかというか、かなり面白かった
この枠のアクションレベルが、だんだんと上がってきている
そんなことを確認させてもらったというか
抜群に面白い殺陣と演出を堪能いたしました

アクションは、相当に力を入れていたようでありまして、
どこからどこまでが俳優さんで、スタントはどこなんだと
ちょっとわからないくらい自然になじんでいて
非常に驚きでありました
いや、スタント使ってないというオチかもしんないと
思ったとかなんとかでありました

そして、前回の猿飛三世のときもそうでしたが
やっぱり忍者はこうでないとなというような、
単純なチャンバラとは違う、殴る蹴るを交えながらの
飛んだり跳ねたりの切り合いは見ていて興奮でありました
また、女性の殺陣ってのは個人的に好きすぎるので
ここまで、いろいろなレベルが上がってるなら
NHKでどうにかして、三冬さんを再現してもらえないだろうかと
真剣に感じてしまうのでありました
剣客やってくれないかなぁ、女剣士ものの小説どっかに落ちてないかなぁ

さておき、そんなことを思ったりするほど
惚れ惚れアクションに見入っていたんですが
話の方もよくある体ではありながらも
演技のよさが光って、なかなか面白かったのであります
キャラクタもほどよく配置されていて
それぞれが役割をきっちりこなして、
哀しくもあり、かわいそうでもありと思いながらも
笑うではないが、明るい場面つくりで
全然暗い気持ちにならずに見られたと
あの時間帯にもってこいの内容だったと思うのであります
もうちょっと、わびさびってる時代劇もいいんだが
アクションを派手に、画面は明るくという
この潔さは、今後も続いてほしいなと思ってしまうのでありました

因果と仇とすれ違いと、
時代劇として申し分ない盛り込み具合に
田中みんさんの、まさかの明るい演技に度肝を抜かれ
できれば続編みたいなと思いながら
メモっておくのでありました
田中さんが、あんな飄々とした翁をやられるとは
夢にも思いませんでした
また、洒脱で合うから驚きでありましたね
ステキでありました

八重の桜  帰ってきた男

2013-08-26 10:32:40 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「八重の桜」
わけあって、先ほど視聴完了いたしました
なんだ、すげぇ面白い回だったじゃないか
ちょっと節操ない感じだけど、仕方ないけど

そんなわけで、ジョーの顔見世を含めて
人となり、情勢、同志社についてとが
事細かに説明されて素晴らしい内容だったと
個人的に大喜びです
わかりやすい、なんというか、とてもわかりやすい

何よりも、京都編になってからの兄つぁまの言動が
いちいち理解できないと感じていましたが
今回の件で、根底に耶蘇教があったというところで
ものすごいアハ体験というか、合点がいった次第
この脚本は本当よくできてると感心しきってしまった
素晴らしい、すべてがつながってみえるし
違和感がほとんどないというか、スムースにそうだと思える
こんなわかりやすい本見たことねぇ

そんなわけで、すっかり楽しくなってしまったのでありますが
相変わらず、槇村の使い方をよくわかっている兄つぁまの所作といい
当時の時代人たちの考え方と、割とざっくりあれこれ進む感じといい
これが明治という時代だよなと、なんだか
楽しくて仕方ないのがドラマから伝わってきてすばらしかったのでありました

ともあれ、久しぶりに会津面々もでてきて
着々と、みんなが苦労したけど生きているという感じで
まぁ、もうちょっと悲惨さを見せるのも一つの仕事かとも
思わされるのでありますが
見ている側としては、この華麗な転身は悪くないといいますか
非常に面白いと思いながら見てしまうのでありました

知らないうちに江藤の乱が片付いていて
山川が片腕亡くしたりしていましたが
西南戦争がどう描かれるか
そこで、会津人の何かが昇華されるのか
あるいは、そこに耶蘇の何かが現れるのか
なんだかんだ楽しみであります

今回は、ほのぼのパートだったのに
久しぶりに楽しめるといった感じで
思惑ではないが、大きなものにかかわっていくという姿は
やっぱり面白いんだなと
前回、尚さまと、あんな別れ方しておいて
いきなり鞍替えはいかがなものかと
思わなくもないのでありますけども
それはそれ、次回回収するようなので
どうなるか、楽しみに待ちたいと思うのでありました

【読書】オレたちバブル入行組

2013-08-21 21:19:18 | 読書感想文とか読み物レビウー
オレたちバブル入行組  作:池井戸 潤

話題作を読みました
実家に帰ったら、母が読んでいたという
まぁ、いかにもな感じの出会いでありましたが
なかなか面白く読めたのでレビウであります
テレビ見てないけど、これでみんなと会話できます

さておき、内容は銀行ものと思ってましたが、
どちらかというとサラリーマン無宿といった具合で、
初期の島耕作を彷彿とさせるような、
読んでいて腹たてながらも、それを解消すると
まぁ、そんな按配でありました
結構骨が太い経済物だろうと身構えて読んでいたのですが
そういうわけでもなく、とっつきやすく
銀行だからどうしたとかいう話でなく、
社会というか、会社というか、組織への
不満とやるかたないそれを描いたという
このあたりは、ドラマ七つの会議見て思ったのと
さほどにかわりないのかもしれません

ちょっとやりすぎ感があるというか、
まぁ、物語上そうなるだろうなというストーリーなんだが、
なんというか、さすがにもうちょっと人間味というか、
そこまであけすけに悪いことないだろう
悪いにしても、うまいことやるだろうと
いくつか思わなくもなかったのでありますが
その、悪党も白党も、みんながみんな
売り言葉に買い言葉的な生き方で
そこまでいきがったりしないだろうと、ちょっと動転するというか
それこそが、バブル入社という人たちの
メンタリティなんだろうかと
わからないと感じつつも、読み進めてしまうのでありました

快適に進んでいくし、スムースに落ちていくというあたりは
最終的に追い詰められる敵側がかわいそうという
ダイハード見ているような気分に
ならなくもないのでありますけども、
ドラマ的に、仇役の妻女が出てきてひと悶着とか
落とし前のつけかたが、ちょっとだけ悪ぶった感じとか
なかなか、完全に悪オチするような
ひどい展開でないのが、ほどよい読後感でありまして
面白かったと思うのでした

京都 五条陶器祭り 2013

2013-08-20 20:41:06 | 陶磁器を探す旅と名物
今年はもういいんじゃないかな
そんなことを毎回思っているような気がしますが、
なんだかんだ、今年も行ってまいりました
京都茶碗坂の陶器祭り
凄い暑いけど、凄い面白かった、そして
油断していると、無茶苦茶雨降ってきた

そんな按配でして、夜の部で
ちょろっとばかし見たという具合なので
偉そうなレビウも書けないところ
さりとて、見てきてみれば、
なんだかんだと面白い器があるものだと
今回一点いいなと思ったのも得たので
まずまずだったと思うのであります
いや、縁がなくて買えなかったんですが、
この買えないという経験が、また
陶器祭りっぽいよなとか、通ぶるわけです

毎年と同じく南側から始まって
いわゆる新進気鋭の若手作家を含む、
一品もの空間を楽しみ
今回は、竹筒のように見える素敵すぎる器があって
内側が漆のような色合いで、なんというか
あれはすばらしかったと思うのであります
これが手に入らなかったのでありますが
まだまだ、そろそろ陶器はいいかなと思っていても、
これはほしいと思うようなものが
ぽろりと出てくるのが
陶器祭りのステキなところでありますね
願わくば、別の会場で会えますように

イベントとしては、特になんの変化もなく、
いつものとおり、北側のいつもじゃ入れないような
陶器屋に入って、高そうなそれを
眼福よろしく見てくるといったことを続け
清水焼のよいやつを、やっぱり高いねなんて
今年も確認する作業を繰り返すと
まあ、そんな按配だったのでありますけども

来年も、こんな調子で見にいくんだろうなと
うろうろ思うのでありましたとさ

【読書】パン屋を襲う

2013-08-19 21:10:45 | 読書感想文とか読み物レビウー
パン屋を襲う  作:村上春樹

村上春樹さんの小説を読みました
読んでみたところ、まだ駆け出しの頃に書いたものだそうで
珍しい短編であります
内容は意味不明、そういう点において
非常に村上春樹っぽい本なのかもしれない

そんな適当な感想を書いてしまうのですが、
なんか、よくわからないふわふわした世界観みたいなのがあって、
それに共鳴できないと思うものの
なぜか、目を離せないというか、すいすいと
目が字を追っていき、頭の中にスムースに入ってきて
情景とかも浮かんでしまう
これはよい文章なんだな、そう思ったりしながら
その実、内容はよくわからないと
まぁ、そんなところでありました

ギャグとか、コメディとか、感動とか、衝撃とか
そういうのとは違う、読んでみて、
なんというか、不可解というほかないような
不思議な気持ちになれるという
珍しいものでありました
なんだろうかな、何が起きたのかももうわからん
夢を見たようなというと、聞こえがいいかしら

唐突におなかが空いたから
パン屋を襲おうと思ったという
ただただそれだけの話でありまして
そこに思想だとか、なんだとかは、
単語として出てくるけども、一つも役に立たないというか
なんも関係ないという感じでさらっとしてて
それでいて、何か不快なイメージが落ちるというでもなく
なんともはや、形容しがたいのでありました

これを受けた、再びというもう一遍があって
こっちはもっと難解で、というか、
これはある意味でファンタジーなのだなと
変な納得をしてしまうといった
まぁ、ともかく、短編小説なのでありましたとさ
挿絵がドイツ人によるものだそうで
それがすこぶるよろしいとの触れ込みで
絵本というジャンルになるんだそうですが

私の知っている絵本とは違うななんて
思ったりなんだったりしつつ
読み終えて、うやむやとしている
そんな按配なのであります

八重の桜  尚之助との再会

2013-08-18 20:51:01 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「八重の桜」
視聴完了いたしました
今日も面白かったなし

京都編で躍動する八重を描きつつ
尚之助さまとの最後を演出という
なかなか小憎いそれでありました
ちゃんとした別れとして描かれたのは
なかなかよかったのかしらと思うのであります
説得が、結構危なっかしい論法でしたが
あれでこそとも思えるあたり、ステキでありますね

そんなこんなで、速攻、次週ジョーと出会って
なんかいい塩梅になってしまうのは
いささかどうなんだろうかと考えてしまうのでありますが
残り話数も少ないし、今回だって、しれっと一年経ってたしと
仕方ないのかと思わされるところでありました
唐突に出てきて平和と愛を歌う男か、
どうなっていくのか、ちょっと不安を交えながら
楽しみなのであります

さておき、槇村の描き方が
すげぇ適当なおっさんと見えてしまうのでありますが、
そこを軸にして、明治政府の瓦解を描いていたのは
非常に面白いところだと感じ入った
特に、最後は岩倉と大久保だけで、
その後酷い目にあう、彼らを追いやるのは
なかなか考えさせられるところ
やっぱり、江藤はよろしく描かれないものなんだなと
もうちょっと、江藤がどうして大久保とというあたり
描写がほしかったなとないものねだりしてしまうのであります
こっから、江藤の乱ではなく、西南戦争に
傾いていくようなので
なかなか残念ではありますが、あのあたり、
山田顕義あたりも含めて、司法と明治を描くのも
ちょっと面白そうよねなんて思うのでありましたとさ

とはいえ、活躍する八重というのを見ていて
それはそれで楽しいと思えたので
明治の今後よりは、もうちょっと市井というか、
八重まわりの話になっていくかなと感じて
それでも、楽しませてくれそうだなどと
期待してしまうのでありましたとさ

【読書】シンクロニシティ 法医昆虫学捜査官

2013-08-15 21:37:15 | 読書感想文とか読み物レビウー
シンクロニシティ 法医昆虫学捜査官  作:川瀬 七緒

サスペンス小説を読みました
なかなか珍しい視点だろうと、昆虫学からの謎解きという
個人的な趣味とも合致する内容で
堪能させていただきました
面白かった、火曜サスペンスとかに向きそうな内容だけど
絶対映像化できない代物だ

そんなわけで、ウジとか、ヤスデとか、アシダカグモとか
あれ、昆虫じゃないのが多い…
なんて思ったりしましたが、ヤスデやアシダカはさほどに
活躍しないのでいいものの、見た目的にアウトな内容を
綿密に文面で再現してありまして
読んでいるだけで、凄惨というか、酸鼻きわまるそれが
浮かぶような内容でありました
基本的に、死体にハエがたかる様が鍵なわけですね
これは流行らない

だけども、その推理ロジックとかはかなり面白くて
思わずそうなのかと引き込まれてしまうような内容
話の軸というか、真ん中のところは
古くからある、謎解き田舎話のテンプレートどおりというか
ちょっとだけ、トリックというか、
村の伝説とかかった、悲しい現代風刺をまぜつつと
内容盛りだくさんで、小説としてもかなり面白かったと思います

あまりトリックというか、話の根幹にかかわらないところでは、
ウジの成育日数や幼齢によって、おおよその死亡推定時刻がわかるとか、
アリが重要な証拠を掴んでいるだとか、
面白い話が多く、実際にこんなことがあるんだろうかと
思ったりもしながら、昆虫会っぽいというか、
昆虫マニアたちの生き様みたいなのも見え隠れするあたりが
なかなか素敵で、どこの世界もマニアはろくでなしが多いなと
にやにやさせられるのでありました

最終的にすかっとする話というほどではないものの
なかなか、よい塩梅の読後感で、最終的な部分では
怒涛の展開とは言いすぎなものの
まさにクライマックスという、場面転換の嵐は
ちょっと先が気になっていると、もう何読んでるか
わからなくなるほど、先を進めてしまい
引き込まれたのでありました

たぶん、サスペンスものとしては非常にベタなものだったんだろうと
読みが足らない私で思うほどでありますけども
非常によくできてて、読み応えと面白さがあったと
褒めてしまうのでありましたとさ

【ドラマ】激流

2013-08-14 13:44:49 | ドラマ映画テレビ感想
NHKの火曜ドラマでした
重鎮の俳優さんが跋扈するのではなく
年齢的にも中堅の俳優さんで固めた
なかなか面白いドラマであります
というか、これはドラマじゃないと面白さが出ないんじゃないか
そう思うくらい、しっかりと演技と脚本とを
楽しませてもらいました

内容は、ちょっとしたサスペンスという感じでありまして、
まぁ、正直なところ、全然感情移入できない犯行というか、
なんかいろいろな事件が起きていくんだが
それぞれが、俳優陣の迫真の演技によって
もう、そうとしか考えられないというか
そのおぞましさみたいなものが、
ひしひしと感じられて、面白いドラマだと
見入ってしまったのであります

色恋を扱いそうな題材だったけども、
そういうシーンはほとんどないというか、
相当に薄くて、それよりは
ただただ、人間のあさましいところと、
嫌悪を催すほどの罪悪みたいなのが
さらり、つらりと
感情のもつれみたいなのから描いていて、
まぁ、キレる演技の多いこと多いこと
そして、そのバリエーションの多いこと多いこと
激流とはこのことなのかと
絶対そうじゃないことを思うほどに
楽しかったのでありました

途中、仲間のだれかが死ぬんじゃないかと思ったりもしてましたが
なんとかそんなこともなく、でも、
もしかしたら生きているかもと思った
冬葉は生きてなくて、しかも、かなり衝撃的というか
違和感というか、そもそも、
あんな名前の山、京都にないじゃんとか
そういうことを思ったのであります
よくよく考えると、あれでばれないわけがないよな
ドラマだからいいんだけどさ

そんなこんなで、
最近じゃすっかり、現代ドラマも見るようになったなどと
のたまわったりして、楽しんでいるのであります

好きだモノ。。。「メガネ」

2013-08-13 20:25:31 | ドラマ映画テレビ感想
NHKの番組たまごでやっていました
まぁ、平たくいうと、美の壺の拡大版といいますか、
昔々に、金魚についてクローズアップしてた
同じようなスペシャル番組をやっていたと思いましたが
今回は、メガネについて、ただただ
メガネをかけているコメンテーターが語り続けると
まぁ、そんな番組でありました
見てて思ってしまったというか、元も子もないんですが
もっと、メガネのことだけをこんこんとやって、
スタジオトークいらないんじゃないかなと
まぁ、そんなことを思ったのでありました

番組全否定みたいな感じになってしまうのですが、
メガネについてあれこれ調べているという部分は
やっぱり、さすがNHKと言っていいのか、
いろいろな物というか、物象をたくさん集めてこられる
これはすばらしいなと、江戸時代のメガネとか、
メガネが載ってる面白本とか、
取材で海外のメガネ博物館にいったりとか
実にすばらしいと思いながら、鯖江という街について
きっちりと記憶できたのであります

特段にメガネを使わない人間としては、
なんとなしかけている人に興味がわくというか、
あれはあれでジャンルよな、などと
いわくありげなことを思ったりする由
もう少し、そういうところとか、ファッション的なところで
すすっと近寄ってと、いろいろ考えていたら
アプローチの仕方が、美の壺そのまんまだと
自分が毒されていることにも気づくのであります(なんだかな)

今後があるなら、いろいろなという話ですが、
どうにも、ディープピープルくらいのコメンテータを集められたら
もっと違った結果だったんじゃなかろうかなどと
偉そうなことを思ったりしながら
次回があったら、なんだかんだ見てしまいそうだとも
思うのでありましたとさ

【読書】英国一家、日本を食べる

2013-08-12 21:00:17 | 読書感想文とか読み物レビウー
英国一家、日本を食べる  著:マイケル・ブース

イギリス人のフードジャーナリストと思しき人物が、
一家で日本に遊びにきて、あれこれと
日本の食べ物を食べ、人にふれ、街を歩くといった
そんな珍道中を綴った、面白エッセーでありました
いや、食に関するレビウ集でもありました
北海道、東京、京都、大阪、福岡、沖縄と
三ヶ月で、かなりあちこちをめぐり、
地場のものを食べたり、日本人でもめったにいけないような
すばらしい名店や、面白スポットにいったりと
なかなか楽しそうな旅行記でもありました

基本スタンスがイギリス人というだけあって、
上から見下す的な描写が多いというか、
茶化しかたが酷いというか、なかなか辛らつなブラックユーモアを
交えつつもも、嫌味だったり角がたつほどのそれでなく
訳者が上手なのかもしれないなどと思ったりもするものの
ただの食道楽本とは違って、文化ものというか、
ガイジンの面白い反応なんかも垣間見える
飽きのない非常によい読み物です

食事については、だしの奥深さや、
素材を生かす手法など、和食の本当の部分というのを
綿密に取材しておりまして、そこは
さすがに本職というか、まじめに描かれていて
日本人でも知らないような、ステキな和食世界が
わんさかとでてきてうらやましい限りであります

そうかと思えば、ソウルフードとでもいえそうな
串焼きや、たこ焼き、お好み焼きを
激賞しておりまして、これは世界にうって出られると
かなりいきまいているのが面白かった
イギリス人に言われたくないとも思ったんだが
それはそれ、非常に楽しそうでありました

書いている方が面白がっているというか、
そういうのが伝わってくるかのようで、
いつも読む、まわりくどいガイジン文章よりは
読みやすく、それでいて日本にはない語彙というか
たとえがふんだんに盛り込まれていて
文章としても楽しめたのであります

ただ、三ヶ月の話のうち、大半が東京でありまして、
福岡、沖縄については、わずか一章しか描かれていないのが
大変残念でありましたところ
そんなに何もなかったのかとも思ったりしましたが
原著は、もっと長いんだそうでして
完全版を出すには、長編になりすぎる
そんなこともあったのかしらとうかがわせる
なかなか、実も量もつまった
よい一冊でありましたとさ

食通気分にも浸れて、面白かったのであります

八重の桜  兄の見取り図

2013-08-11 20:46:01 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「八重の桜」
視聴完了でありました
今週もというか、京都編が凄い楽しみになってきた
これは後半も面白そうだと
そう思わせてくれる、すばらしい回でありました
面白い、絶賛してしまう

偉そうなことをいうと、この会津から京都へのターンは、
あんだけ会津を愛していたという脚本から
相当に難しいよななどと、素人ながらに思っていたのに
今回ので、京都で一旗の部分に違和感というか
その論理の組み立てにうなってしまった
ちょっと、やられた感もある説得ではあるものの
それは置いといても、京都にいてなお、会津を思うという
それがよくよく出ていたように思うのでありました

序盤の家庭内のいざこざについて、
結構はらはらどきどき見せられるものの
中心にいる、覚馬の構えたところが非常にきいてて
なんかわからん説得力と、あの頃の男というのが
ありあり浮いてきてすばらしかった
まぁ、それはそうなるものかもしれぬなどと
ついつい思わされた

その後、槇村とのやり取りとか、その他、
会津にかかわるあれこれの怨嗟というか、
八重が憎いと思うそれこれを、まさに八重とともに
視聴体験させてもらった後で、
さらっと、黒谷本陣で本心を語り、学問を諭すというのは
いや、よくできていた
あの伝授のシーンは、鉄砲が届いたときのオマージュでもあるのか
兄とのつながりというのが、なんか
凄く伝わってきてステキでありました
たまりません

そんなこんなで、上々の滑り出しを描き
それでいて、天下国家ではいざこざが速くも起きていると
それを、襄と絡めつつ、山川妹とともに語るという
行き届いた脚本に脱帽でありました
次回からもなんだか楽しそうで、
ちょっと朝ドラっぽくなりそうで心配してたんですが
考えてみると、最近朝ドラにはまってるから
関係ないじゃんとか、酷いことを思いつつ
私もまた、大河好きとは違うジャンルの視聴者として
一人見ているのかもしれぬと
思ったり書いたりしておくのであります

今後も楽しみであります

タイムスクープハンター シーズン5

2013-08-08 21:16:32 | ドラマ映画テレビ感想
今シーズンもすっかり楽しませてもらいました
もう、おなじみとなったNHKの時代考証番組(違う)
タイムスクープハンター シーズン5
毎回欠かさず視聴することができました

毎回レビウしてもいいかもと思ったりしてましたが
どっぷり構えてというか、まぁ、ちょっとレビウしづらい回もあったりで、
全編手放しで喜ぶ按配でなかったこともありまして
いくつかをピックアップして思い出メモをしておこうと
思うのでありました

個人的に一番よかったなというのが
明治うさぎバブルのお話でありました
明治という時代もよかったけども、なんというか、
本当にそこかしこで行われたんだろうなという協奏曲感が
凄くこの番組らしくてステキでありました
テーマが、一般人の俗世に極めて近しいのがいい
そんな風に思えたのであります
前シーズンの河童の回にも似た面白さがありました
巡査が優しすぎたのは、まぁ物語というか
この番組のおなじみみたいなものだから
なんということもなかったのですが、
いつの時代にも、ああいうことはあるんだなと
今に通ずる話というのがステキでありました

他にも、今回相当に力が入っておりまして
前シーズンにもまして火薬の量が多い
すっかり予算も手に入るようになったんだなと
改めてうれしく思うのであります

火薬がましましになったというわけで、
会津戦争を描いた、八重の桜との隠れコラボ話も
よくよくできていてよかったのであります
取り扱った内容は、八重本放送の翌週という形だったのは、
やっぱり、八重で見せたものをタイムスクープハンターで補完
そういう前後関係というか、上下関係みたいなのを
ちょっと感じてしまったのでありますが
内容はものすごく面白かった、
エンターテインメントとしても抜群というか
よくよくお約束を扱うといった具合でありましたが
コラボしておきながら
台詞でただ一言「八重という女性」が出てくるだけという
その様もなかなか見事というか、さりげなくかつ、
非常によかった
八重も楽しんでいる身分としては、大変よい回でありました

矢文、眠ってはいけない戦国など、他にも珠玉の回がありましたが
さすがにというか、予算が潤ってきた影響もあるのか
役者さんが、だんだんとこなれてきているのが
ちょっと残念に感じてしまうこのごろであります
最初の、ほとんど素人というような具合が
なんか、変な生々しさを産んでいて
見ていて病みつきな感じでありましたが、
さすがにちょっとなぁと、思うこともしばしば
だけど、あのかつらというか、マゲへの執着は
並々ならぬものがあるなとも思い
次回シーズンも楽しみたいと願うのでありました

【読書】無地のネクタイ

2013-08-07 21:24:44 | 読書感想文とか読み物レビウー
無地のネクタイ  著:丸谷才一

なんでかわかりませんが、
どっかのブックレビウで評判がよかったので
どんな本かもわからないのに手に取りました
読んでみますと、随筆集というかエッセー、コラム集
そんな本でありました
最近、そういう本ばっか読んでんな

ちょっとしまったかしらと思ったものの
読んでみると、いやびっくり
凄い面白い、かなづかいが古いのが難点かと思ったけど
読み進めてみれば、なんてことはない
すらすら読めるというか、まぁ当たり前の話なんだが
それでいて面白いのでありました
語り口がよいというか、気風の良い言葉づかいが
前に読んだ、鮨の本ともよく似ていて
このあたりは、江戸弁というか関東弁ないし、
文語もそれに入るのかと思うほどに
すがすがしく切れ味よく響くのでありました
正直、久しぶりに上手い文章を読んだと
何をもってかわからんが、思い知ったようなのでありました

内容は、あれこれと様々なことにわたるのですが、
まぁ、右に左にと、はっきりと傾くし
まったく賛同できない話もあるのに、憎めないというか
いやみに聞こえてこないというか、
それはそれで面白いと思わされるような
そんな魅力にあふれているのであります

触れている内容がそうだったから、
影響を受けたゆえそう書いてしまうのかわかりませんが、
よい文章というか、政治にしろ、なんにしろ、
偉く語る、記すなら、面白みがなくてはいけない
文章としての芸がないといけないという趣旨のことが
まづまづ書かれていまして、これはなるほどとうなづく次第
面白みが古典にならっているところだとか、
まあ、鼻白む言い方をすると教養を試すかのような
そういう内容がなかなか面白いと思うのがステキ
特に、そういった内容でスピーチできないやからが
山盛りそこかしこにおりますなといった、
まぁ、それは政治家に限定して語っておりましたが
全てにおいていえることだななんて
感心しきりだったのであります
本当に残念ながら、私も教養が足らない
もっと頭よいと、これはもっと面白いのかもしれない
あるいは、つまらないのかもしれない

そういうことを考えたりできたあたり
非常に貴重でよかったと思い、
そして、短文の集まりだというのに
ずっしりと読み応えを覚えたのは初めてだと
なんだか感激した読書だったのでありました

土曜ドラマ 七つの会議

2013-08-06 20:46:21 | ドラマ映画テレビ感想
NHK土曜ドラマ「七つの会議」
最終回レビウも含めての感想であります
なかなか面白かった、最終的にまたNHKがねじ屋を殺すかと思ったけど
そんなことなくてよかった
というか、誰も死ななかったのが意外だ

そんなわけで、安心したような
どこか拍子抜けしてしまったような
そんな気分で最終回を終えました
あのままひたすらに隠蔽を続けていくのかと思ってたら
まぁ、物語としてはそうなるわなという感じではあるものの
社会正義?によって告発に至る
あのあたりは、もう少しだけ長く描いてもよかったんじゃないかと
ちょっとだけ思いました
あれでも十分に、周りとの違和感というか、
その空気と壁が見えていて、それを打破したというのは
よくわかったんだけども、
何か、カタルシスがないというか、ちょっともったいないなと
そんな感想を抱いてしまったのであります

伏線を回収していくというのではなく、
本筋を少しずつ解き明かしていくという手法で、
やがて出てきたのが、20年前の事件で
それがまったく同じ手法であったというところ
これが肝であったわけですが、
そこに立ち向かった主人公の姿は、まさに打破したという
それなんだけれども、見ていると
なぜか社長のほうに肩入れというか、
ああ、社長は仕事してる、社長としての仕事をしてるなと
親会社と取引しているところを見て
思わされたのであります
そう、あそこで、私はそう思ったのに
主人公は義憤を覚えたというところで、
ちょっと移入できなかったのでありました

でも、様々な人がそれぞれ精一杯生きていて
それはいいのか悪いのかというのを超越しているかのような
錯覚に陥るといった、あの現場の風景と空気は
絶賛に値すると思う次第
ああやって、不正とかは行われていくし、どこか、
自分たちのなかで許していくんだろうなと
そんなことを覚えるのでありました
だからこそ、それを打ち破るのがかっこよくて
打ち破ったからって、破滅ではなく
新しい一歩であったという終わり方は
まぁ、よくよく考えれば、あのあと、ろくなことにならんと
思うものの、物語の引きとしては
いいところだったように思うのであります
社内政治家が復活していたのが
なるほどなぁと思わされて凄くよかったのであります

十分に面白い内容だったし、
はまりこんでいたわけでして
なかなか楽しませてもらったのでありました