CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

柳生十兵衛七番勝負 島原の乱 第四話

2006-04-29 08:47:32 | ドラマ映画テレビ感想
NHK木曜時代劇
柳生十兵衛七番勝負 島原の乱

今週もしかと見ました
というか、本当、みんな見たか?
まさか見てねぇなんてこたぁ無いよな?
こんな骨の太い時代劇、多分もう見られないぞ?

ものすごい鼻息で迫ってしまいそうなくらいステキすぎるのです
このドラマシリーズについては、殺陣がいい
殺陣を見ろ、あの殺陣がいいよねとあなたが言ったから
みたいな具合で紹介をしておりましたが
違うな、時代ドラマとしても秀逸だな
時代劇というではなく、なんというか
見たことも会ったこともないはずの
十兵衛達の生活風景というか、情勢がなんとなく理解できて
今回の一件が、どれほど古臭いことでありながら
時代に取り残された男たちの美学であったかと
せつせつ感じ入った次第であります

本来、こういうのは幕末とかのテーマになりがちだと
私の浅い経験では判断しがちでありましたが
三代家光の頃、そうか、関ケ原あるいは大坂に赴いたもののふの
最後を飾る年代でもあったのだと感じ入りましたです

大変ベタな話展開だと言われたらそれまでですが
そのベタなのを、物凄い濃い墨で
極太の筆を用いて、半紙に字を書くと
そういった具合で(意味がわかりません)
こ・れ・だ
といわぬばかりのすばらしいお話でありました

あらすじというほどでもありませんが
・十兵衛が侍を尋ねて畑を耕す爺さんに声をかける
・その爺さんが侍(ありがち)
・その爺さんの不名誉な死を迎えた息子と十兵衛そっくり
・十兵衛に1日息子を頼む
・しかしその父息子の暖かさは十兵衛も欲しかった
・最高に切ない親子の会話、侍の初陣の時の自慢とか
・父上とかよんじゃう、母上とかよんじゃう

もうここまででたまらん
このくだりを茶番ではなく、最高の演技で放映したところが凄い
役者が凄いんでしょう、村上先生がかすむほどでありました
さすがゴリさん、渋い、かっこよすぎる
その後は、いつものように又右エ門と悪巧み一家みたいな具合で
その悪巧みに結局ゴリさんが乗ってしまう
しまわざるをえないという事態になるのだが

もう、なんだ、ネタバレばっかりだけども
不名誉の死を遂げた息子の仇を討つため
その前夜のゴリさんの過ごしっぷり
そして、ゴリさん老夫婦のなれはて
ここが、おいらはその時代に住んでいないというのに
十兵衛達から見ても、古臭い、まさに時代遅れの男だと
またその家族だと思うすげぇ内容
そして、死に花を咲かす、死に場所を求める、武士の有り方
全てが凝縮されていたように思うのでありました
ここ凄い、何回見ても凄かった
剣術ではなく、戦場を駆け巡った武士の行き様であります
また、その妻であることとか潔さとか
泣いたわ、としがいも無く

ベタすぎて、また、時代ドラマとして
おおよそ聞かせてもらえる、ありがちなセリフ
「助太刀無用」「お見事」「御武運を」
こんなのを、わざとらしいではなく
その場で使うのが最も適当で、もっともすばらしいと
お手本のような内容で披露されたことに圧巻
すばらしいお話でありました

もっともゴリさん、流石に年齢からくるものもあるんでしょうから
殺陣は無理するなとか思ってましたが、それはそれで
凄い内容で合戦という形の殺陣を意識されていたのか
あの戦いも見物でありました、ただ槍先を持たれたところで
十兵衛ならすぐ決着できたのではないかと
ちょっと思いましたが、そこは葛藤があったのかとか
考えたりしたところ
槍尻で足を払うだとか、組み合いになったら蹴倒して間合いをはかるとか
戦場の殺陣がふんだんにあったところ
やはりすばらしい出来でありましたよ

仇役だったデビット伊東もなんか
久しぶりに見たけど、思った以上に似合うなぁと
演技も役柄もすばらしかったと思いつつ
又右エ門がどうして1000人の浪人を連れていかなかったか
そこは、又右エ門が武士としてゴリさんに惚れたからかなと
補完したりしてしまうところです
もう一揆が始まっていたから軍用金だけが必要だったのか
わかりませんが、ともかく
面白かった、秀逸です

オルガングラインダースウィング ジミースミス

2006-04-27 08:44:45 | ドラマ映画テレビ感想
Jimmy Smith Organ Grinder Swing
ジミー・スミス オルガングラインダースイング

久しぶりにjazzCDを買ってきた次第であります
前前から欲しいと思っていながら
2000円を捻出できない生活をしていたのですが
とうとう、夕飯を1週間人にたかるという方法で乗り切り
(注:ポイントは上司や歳の離れた先輩におもねることだわ、
詳しくはサラリーマンNEOすしすきか?で調べるとよい)
ようやく買ったのであります
まぁ、一緒に最近でかなり渋いところをついていると噂の
ウィントンマルサリスのも買ったのだがそれはそれ

さて、ジミースミスでありますが
私の拙い調査によると、オルガンjazzの名手だそうで
ピアノjazzから踏み込んだわたくしとしては
似たような楽器だからきっとオルガンもかっこいいだろう
っていうか、オルガンjazzっていかにもjazzぽくね?
具体的に言うとルパン三世ぽくね?とか
jazz好きに笑われるどころか、刺されるんじゃねぇかと
そんな思考によってたどり着いたわけでありますが
ハモンドオルガンで、もう、なんだ、アルバムのタイトルどおり
グラインダーなスウィングでありました

ギターに名手ケニーバレルを連れているあたりからして
半端ねぇなこのトリオとか、わかったようなことを口ずさんでしまいますが
ギターも跳ねるような、それでいてやはり
ピアノとは違う、オルガンの、薄い音が何百枚も重なったみたいな
すげぇ音階の上り下りが楽しい一品でありました
じっくりどの曲がどうしたという聞き方してないというか
自宅で飯作ったり食ったりしてるbgmに使ってるので
正直、全部同じ曲に聞こえておるのでありますが
なかなか渋いjazzでありました

ただ、個人的にオルガンjazzっていうと
もう、すげぇ猫が走り回るみたいな騒がしいというか
ぽろんぽろんぴろんぴろん言うような楽曲かと思ったのですが
そうでもなく、静と動が混在というか
騒がしくなったと思ったら静かになってといった感じで
ちょっと、自分が欲しいと思っていた音楽と違っていたのは
残念でありましたが、多分、そんなジャンルないんでしょう

で、どうやら、これはファンクという分野にも
造詣が深い代物なんだそうだが
ファンクの意味がわからないので、そのファンクっぷりを
お伝えできないのが至極残念であります
ともかく、聞いて貰えたらわかるんじゃない?
俺はわかんなかったけど
と、身も蓋もないことを書いておきつつ
ステキなアルバムでありました

個人的にザ・キャットと迷ったんですが
あちらはオーケストラ仕様だとか聞いてひいてしまったのでありますが
トリオくらいで、ジャガジャガオルガンひいてるような
そんな曲やアーティストがあったら
どなたかご紹介くださいと
せつせつお願いにしつつ、このあたりでどうも
オルガンジャズなのか、ジャズオルガンなのか
ジャズのオルガニストなのか
もうなんか呼び名ばいっぱい有りすぎてわからんのですが
ステキですね

トッテナムとダービッツ

2006-04-26 08:33:38 | スポーツ
さて、ワールドカップも近づいてきて
だんだん盛り上がってきたと感じるのは
個人的な贔屓目でありましょうか
サッカー界隈が面白くて仕方ありません

とりあえず大好きダービッツがオランダ代表の
予備選考に残ったという
ステキなこと33人選ばれているそうで
こっから10人くらい落ちるんでありましょうか
大丈夫か、オランダが優勝できるとかよりも
ダービッツが含まれるかどうかのほうが
個人的に重要だとか思ってしまっているあたり
わたくし、オランダ代表サポではない様子であります

オランダ代表については、セードルフとかマカーイとか
往年ではないはずなのに、早くも選考からもれている
お年寄りというか、有名選手が
うぞろうぞろとおるわけですが
若い選手も豊富なんだそうで、正直
日本代表の現状を見ているとうらやましい限りであります
いいなぁ、カイトとか本当にいいなぁ

と、まぁ、にわかオラーニャ好きとしては
これくらいにしておきつつ
本題というか、主役のダービッツについてでありますけども

ここ数試合はずいぶんパフォーマンスをおとしている様子で
予備選考からさらに残れるのか、だんだん心配になってきたのであります
トッテナムの試合をさっぱり見られないので
どこがどうなってるかわからんのでありますが
先日は宿敵というか、あのレーマンがいるアーセナル
ドローに持ちこむためのすげぇアシストをしたにも関わらず
公式HPでは5.0の低い評価だった模様
なにやら退場もしているらしいし、そんなもんかと思ったりもしつつ
ダービッツが退場するってことは調子いいってことじゃないのか?と
間違った判断基準でおろおろしてしまうところです

トッテナムも好調を維持して
アーセナルよりも上にいたりするから
CLでバルサがアーセナルに勝ってくれれば御の字といった具合
CL出場については、あれこれルールが大変みたいですが
CLでダービッツが見たい、んでもって
またどっかデカイ移籍をしてくれまいかと
思ったりなんだったりしつつ
もう、キャリア的にはそろそろ引退かもしれんのうと
少し寂しくなるのでありました

まぁ、ファンデルサールはともかく
コクーががんばってんだから、ダービッツにもあと
3年はがんばって欲しいところでありますとか

なんだ、全然ボケてないじゃないか今日ってばよ
公式ページでセリフがケンカ腰になってんのが
デフォルトになってるダービッツ
ステキすぎるわと鼻血を流す日々です

追伸
というか、私のための覚書
ダービッツの誕生日て3月13日なのか・・・
友人の御子息の誕生日でもあり
わたくしにとって、大切な日でもあり
これはあれだ、運命だとか
よくわからないことを覚えたのでありました

柳生十兵衛七番勝負 第3話

2006-04-25 08:41:32 | ドラマ映画テレビ感想
先週も面白かったのであります
柳生十兵衛七番勝負

大筋の流れでは、敵方に武器が流入するという
戦争というか一揆にとって正念場の話
どれもこれも悪い奴ばかりと思いつつも
今回は、商人話はなかなかどうして面白かったです

オチの部分は、なんというか
勘解由のときと一緒やんけっ、と思わず叫んでしまいましたが
それでも、ああやって翻弄されるのは
見ていて面白いものでありました
やっぱり商人てのは曲者でないといけませんね

さて、今回は前回の殺陣がおそらく
近年の時代劇屈指の名勝負だったせいか
期待をしすぎてしまい、こんなものかと思ってしまいました
実際は、中国剣法風の何かと柳生という
異種戦で面白かったし
あのアクロバット剣法は、どこの国が作った時代劇だ
と思ってしまうくらいでステキだったのですが
なんか、やっぱりいつもの正統派というべきなのか
流派の違う日本刀での戦いがステキと思ってたので
少々面食らった格好となりました
それでも、二人組で妙な刀振り回して近づいてくるところは
すげぇなとか、なんであれで十兵衛の刀折れないんだと
ちょっと思ってしまいましたが
あの敵方の刀重たそうでしたね、あれは青龍刀なんじゃねぇかと
思ったくらいであります

ともあれ、やたら回転斬りを多用するところに
十兵衛がいつものとおりにばっさり胴を払って終了
ただ、悔恨というか、無念の表情が
抜群によかったのであります
村上先生の表情変化がステキだと感じるこのごろ

しかし今回については、但馬守のやりざまとか
そのあたりが説明されていて
全体の物語にとって重要だった様子であります
今後、あのお公家さんとの智恵比べというか
怖いことが続くのかと思うと
楽しみです

四郎時貞は、まぁ、見守る方向で考えます
あれよりも正雪のほうが気になりますが
今回はどこまで活躍するんでしょうか

今週は槍との対決が見物であります

功名が辻 長篠の悲劇

2006-04-24 08:39:02 | NHK大河ドラマ感想
今週も放映されておりました
NHK大河ドラマ功名が辻

主役は六兵太かもしれない

そんな気がというか、いよいよ
色濃くなってきた、あの存在感
あくまで裏から千代と一豊を助けている風だが
その様子がかっこよすぎるだろう
死ぬなどと、軽くヒステリーを起こしてしまう千代を
優しくなだめるところや
戦場での機微について、遠まわしに語るところなど
すばらしいですわな
今後も、六平太の活躍に御期待ください
そんな具合でありました

さて、今回についてですが
六平太はさておいて、久しぶりの大型合戦
長篠の戦いでありましたが、なんか一瞬で終わってしまって
大変残念でありました
なんかあっという間すぎて面白くなかった・・・
今回の大河は野外合戦も面白いと
勝手に期待していたせいもあるのですが
もうちょっと、まぁ鉄砲が活躍というか
信長が勝つところをばりっと描いて欲しかったように思いました
欲張りでありましょうか

もっとも、戦に入る前の
信長と猿が頭あわせて、地図を見入るところ
あの駆け引きはすげぇかっこよかった
秀吉の、いかにも猿っぽい動きながら
智恵のある様が本当かっこいい、ステキだわ
できる旦那様だわ

というわけで、そのできる旦那様のことを汲んで
しかと働いたねねもすばらしかったのであります
少々前に出過ぎていた千代をなだめるというか
叱りつけるところも凄く立派
武将がどうあるべきかを諭すところもよかったのであります

で、とうの千代については
なんだかいつもと違ってというか、小やかましい女という具合で
どうも旭とからむとよくないわと
個人的に思っていたのでありますが
噂というか、見方として、あの千代は
身ごもっていたため情緒不安定になっていた
という、革新的な解釈と言うべきか
なるほどと思わずうなることがあったので
あれはあれで自然なのやもしれぬとか納得

ただ、せっかく子供ができたのに
全然喜べなかったところはすげぇ残念
そして、どこかファンサイトで指摘されておりましたが
功名が辻第1回目の戦勝帰還の「命拾うたぞ」発言が
長篠の帰りだったとかそうでもなかったとか・・・
だとすると少々残念だわやと思ってしまいますが
何か事情があって、実は
功名が辻というドラマは苦境に立っているのかもしれないと
いらぬことを考えてしまいます
視聴率はわかりまsねんが、あまり話題になってないから
予算が削減されたとかないだろうなと心配です

と、ドラマと関係ないところになってしましましたが
色々悶着あるなか、終わってみると
不破市之丞天晴れという具合
もう、津川先生様様であるわ
そう感じ入ってしまいました、すげぇ、あの臨終じゃないけど
床に臥したところの演技は圧巻でありました
千代が泣くシーンで、少々ほろりとくるかと思ってましたが
違うな、あの演技に泣くかと思ったわや
思い出シーンが流れるあたりで、なんか
すげぇいい叔父様だったんだなと改めて思わされて
ほろほろと来てしまいました
惜しい役者が退場してしまう・・・心残りであります

と、まぁ、そんなところでなんだかんだ
見所多かったなと、せつせつ感心しつつ
源助は気の毒だったけども、名古屋弁が変だったなと
いらぬところを気がかりにしつつ
今週終了であります

秀吉あたりに向かって
「仕方にゃー」とか猫ひろしみたいなこと言ってたが
あれは「仕方にゃぁが」か、「仕方にゃぁて」が
まぁ、古典でありながら他府県にも解りやすく
なおかつそんなもんだろうという発音だろうとか
よくわからないダメ出しをしてしまいます
目上の人に「しゃーないがや」とは言えないしなぁ

背負い水

2006-04-20 08:45:38 | 読書感想文とか読み物レビウー
背負い水  荻野アンナ

芥川賞受賞作品だそうであります
あまりというか、わたくし
文壇関係にまったく情報を持っておりませんので
どういうことなのかわかりゃしないのですが
ともかく、ありがたいことは確か
どんなものかも解らずに読んだ次第

で、内容はといいますと
背負い水、食えない話、四コマ笑劇「百五十円×2」、サブミッション
とまぁ、上記4つの短編小説が折り重なったものでありました
本の題名にもなっている「背負い水」がメインだったのですが
全体通して、なんだろうか
女性作家のあれこれというか、前に読んだ
ダメな男に恋をしてだったか、あんなようなお話で、
一人の女性のひきこもごもを、面白おかしくつづったような具合

背負い水につきましては
・女性が主人公
・同棲している
・同棲相手は謎の多い男
・女性が浮気ともいい難いが、なんともいえないおっさんと
どうにかなってみようかと踏み出してみたが失敗する
・背負い水という、人間は一生で呑めるだけの水を
生れたときから背負ってきてて、それがなくなると死ぬ話を聞く
・あらいやだ、同棲男とはまだ水が切れていないのかしらん
いや、切れたようだ
と、おまえちゃんと読んでないんじゃないか?というような
不安極まりないそんなところでありました
あらすじにすらなっていないのですが
ともかく、なんかうやむやして様々に誤魔化されているというか
同棲男が嘘をついていることをつつくことすらも疲れたというか
つついたら壊れるんだから、つつかないでおいたが
もうそれも御免こうむるぜ、みたいな具合だったように思います

実際は、本当の書評をされている方にお尋ね頂きたいのでありますが
まぁ、そんな具合、その他の短編もとりあえず
モテないとか、終わりつつあるとか、切ない女子の話で
30がらみで、一人身で、いわゆる負け組っぽいそれこれが
そうではなくなるか、あるいは、そのいかに負けているかみたいな
それをつづったのでありますところ
個人的に食えない話は、その描写だけステキでありました

こちらは
・作家の女子が主人公
・とりあえず男運とか勝ち組とかそういうのは見たことがない
・悔しいからダイエットする
・その興亡
と、まぁそんな具合で、これもまた
そんな話じゃねぇだろうと読んだ人に殴られそうですが
そうだと思ったんだから仕方ない
作中で、ダイエットに苦しむなかその苦しみを
創作意欲に転換して、小説を書くのでありますが
その描写が一部挿入されて、なんというか笑い話になってました
多分ダイエットをしている女性なら
すげぇ共感を得ることができるのであろう描写がそちこちに
ちりばめられていて、そこが面白かった気がします

あと二編はなんだかよくわからなかったのですが
最後のサブミッションだけは男臭いというか
男が主人公でありました
これも、個人的に読み所はオチになる前のところでして
とある女性と恋のようなものが始まる瞬間を描写してあるんだが
そこが秀逸であります
全編通して、意味がわからんなぁと
だらだら読んでいるんだが、その意味がわからんままに
不案内な説明文章によって、もやもやとした心が芽生え
ああ、これが恋に落ちる瞬間なのかもだなとか
勝手に合点がいっておったのですが
ここだけステキ、あとは特にべつにとかなんとか

おとしめるような内容になっている気がしますが
さくさくと読むにはよかったのでありました
しかし、女性作家はこういう文章を書く人が多いのだろうか
ちょっと思うところながら
共感を呼ぶ文章は、呼ばれない人からすると
何か反作用を及ぼされるのかもだなと
考えてしまいましたとか、本当、この本と関係ない感想でごめんなさい

都会のミツバチ

2006-04-19 08:50:42 | 昆虫学
どうということでもない話題でありますが
久しぶりに昆虫関係を

仕事場の近くに畑がありまして
どうも収穫をしなかった、十字花科の野菜が
凄い勢いで抽苔したらしく、一面菜の花畑ぽくなっております

まぁ、綺麗ねぇなんて言いながら見てみると
案の定というか、まぁ、都会では
彼らも苦労しているのでありましょう
けっこうな数の飛ぶ虫がいくつか
じっくりと近づいて見て
ハナアブ関係が大量だなと
刺されないとわかった瞬間に捕まえてみようとか
奇怪な行動をしてしまったわけですが(注:仕事中)
そこに混じって
ラブリーな顔つきの同じようなカラーリングの虫が

ああ、ミツバチではないか
それも、日本ミツバチ、アピスヤポニカ(注:うろ覚えなので気にしないこと)

かわいらしい、ステキ、ステキだわ
興奮のあまりハナアブなんて三下は早々に捨てて
その一生懸命な働きっぷりを観察
改めて、昆虫による花粉媒介は重要なのだと
その動きから悟った次第であります

まぁ、ミツバチの何がラブリーかというと
ハナアブと比べたら一目瞭然
目の大きさと配置が抜群にかわいい顔つきになっております
なんだ、ハナアブは所詮アブなのであります
じっくりとみたら、ハエの親戚なのだ、かわいくない
毛が生えた顔も、ぺたぺた壁にひっつく口吻(口のことね)も、
対になった翅も、なにもかもがかわいくない
というかハエっぽい、嫌い(酷い)

ところが、ミツバチときたらどうだ
愛くるしい顔、明らかにアリに近い顔つき
顔の毛も首(注:胸部)の毛も
ふっさー、という具合で愛くるしいことこの上ない
圧倒的に、生物として、また、成形に格差がある
次元が違う、いやん、ステキミツバチ

そんな具合で、ほうほうとうなずきながら
一人で見ておったわけでありますが
あの首や顔に、ぺっとりというか
ふっさりと花粉をくっつけて、黄色くなってる姿のかわいらしさと
尻をふりふりしながら、頭だけ花の中につっこんで
懸命にミツを吸う愛くるしさは異常であります
まぁ、その愛くるしさとともに
花粉媒介をしているのだと思うと、彼ら、いやさ
彼女達は立派だなぁと思ったりなんだったり

しかし、日本種のミツバチということで
養蜂関係のではなく、自生している分だとなんとなく
推測できるのでありますが(西洋ミツバチが養蜂の主であります)
行動範囲がだいたい2km、遠くても3kmまでのはず
となると、この田舎臭さが残るとはいえ
鉄筋コンクリートに囲まれた街中で
いったいどこに巣食っているんだろうかと素朴な疑問であります

昔、名古屋城に上った時、天守近くの屋根に
凄い大量のミツバチがたかっており
間違いなく城に巣を作ってんだなと思ったのでありますが
この会社近くの奴も、お寺さんとか、お城とか
重要文化財めいたところに住んでいるんだろうかと
お城づとめ?とか
いらんこと考えたりしつつ

刺されない程度にめでているのでありました
しかし、本当、かわいらしさが異常だわ
アシナガバチもそろそろ見たいと思うのであります

柳生十兵衛七番勝負 島原の乱 第2話

2006-04-18 08:59:33 | ドラマ映画テレビ感想
放映中にこれを見られるよう産んでくれて両親ありがとー

そんなことを考えてしまうくらい
このドラマに出会ったことを喜んでやまないこのごろであります
NHK木曜時代劇 柳生十兵衛七番勝負 島原の乱
タイトル長いなぁと思いつつも
ステキすぎるこのごろ
第2話にして、おそらく番組史上最高の殺陣が披露されたんじゃねぇかしら

鈴鹿真太郎がバテレンだとか
お家取り潰しの話とか
いかにもな話もたくさんあるんだが
正直、この番組にとって、それは枝葉でありましょう
あくまで一般的でもいい、奇をてらわなくていい
しっかりとした物語に、最高の殺陣で味付けをしてほしい
そういう具合に、見事答えてもらったような
すげぇ面白い戦いでありました

まず、些細なところからは
又右エ門との遭遇、夜の屋敷で
十兵衛と二人、刃をあわせるところは
暗がりで、ギラリギラリの抜き合わせ
そして、ジャリジャリ感が伝わりすぎる、すばらしい鍔迫り合い
むちゃくちゃ力の入る競り合いは
鬼気迫るものがありました、というか又右エ門がすげぇ
鬼になったと先週言ってたのがマジだよこの人という
すげぇ気迫と、まるで性格を違えてしまったような
悪者顔への変遷がステキステキ
この又右エ門の鍵屋の辻をちょっと見たかったと
ほとほと残念に思うところ

もっとも、ここは簡単な鞘当に近い
軽い殺陣でありましたのでさらりと流して

やはり、本番の鈴鹿真太郎戦が白熱でありました
どっかで見たことあるな、秘剣馬の骨の人か?と
わたくし思ったりしておりましたが、あれはひょっとすると
秋山大二郎ではないか?と、錯乱してしまうくらい
すげぇかっこいい殺陣でありました
興奮でもう、あーた、鼻血が、3ガロンぐらい(死ぬて)

殺陣への入り方は、前作のぐっさん時と同じような感じで
ひょっとするとそれはふまえられたものなのかもしれませんが
あの時よりも、さらに悲壮感というか
背負うものが増えた具合で、かっこよかった
鈴鹿の抜き身の落ち着きと、怒りに身を奮わせる様
信じた味方を斬ったのち
キリシタンがゆえに、腹を切れぬという悲壮まで
凄いかっこよかったのであります

殺陣については、申し分なくて
連続突きの鋭さと
刀をかつぐような、あの独特の構えが
おいおい、かっこよすぎんじゃねぇーの
また鼻血が4ガロン(もういい)
構えと足運びがとてつもなくかっこいい
これは今までも思ってましたが、今回は
前回に引き続いて、敵役の殺陣がすばらしいからもう
腰を落として二人のうなるような殺陣
早い、鋭い、強い
見ていて、もう、ずっと、おおぅうぉぅぅぅううぉおおおとか
俺、どこか悪いんじゃないかと思うほど
唸り声が止まらなかったのでありますが

なんといっても、やはり最後の部分
機先を制した感じで
鈴鹿が十兵衛の刀をおさえこむ
十兵衛の刀が下、鈴鹿の刀が上、そして
鈴鹿の片手が十兵衛の切っ先を下へと抑えこんでいる
十兵衛は弾き返そうと下から上へと向かう方向へ力を
鈴鹿がじりじり、それでいて寄る、刹那
ジャギィっ!
音とともに、鈴鹿の刀が十兵衛の刀の上を走って
十兵衛の鍔元に刃が食いこむっ
この一瞬の、うわっ、切られたっ!と
思わず自分の懐を探ってしまうくらいの凄さは近年見たことがない

さらに、ここで終わらず、いよいよ、鈴鹿万全の体となって
渾身の一撃を十兵衛の鍔元から振り抜くようにして
鍔元より、十兵衛の左半身に斬りかかる
すげぇ、ここで、ズバァッという効果音

場面は十兵衛正面で、背中を見せている鈴鹿
その正面の十兵衛が、二本を手に持ってフィニッシュモーション
決まった・・・・
静寂のあと、どさりと倒れる具合の鈴鹿
かっこよすぎる、また、死に際の
え?今死んだの?みたいな、ぶつぶつ言いながら死ぬところとか
かっこよすぎたぜ鈴鹿真太郎

しかし、早くも十兵衛の二刀が見られるとは
夢にも思いませんでしたが
やっぱりあの二刀を広げた形のフィニッシュは
すげぇかっこいいなと、改めて惚れ直したのであります
今週は、商人が相手の様子なのであんまり凄い殺陣は
見られないかもしれませんが、今週のあれがあればいいかと
思ったりするほど秀逸でありました

しかし、話は普通でよいとか言いつつも
なにげに本筋も、また、役者の珍妙さもあわせて
面白くなっております
楽しみな番組です

功名が辻 妻対女

2006-04-17 08:51:40 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ功名が辻、千代が泣いてましたね
貰い泣きするか思いましたよ

今回は、久しぶりではなかろうかという
一豊と千代が主役の回でありました
合戦が絡まないせいもあるし
また、途中で、六平太が言っていたとおり
他の大人物達は、権謀からむ騙しあいに明け暮れておるわけで
そりゃ物語としてそちらの方が面白いなと
戦国ながらの切なさを感じたのでありますが

千代も一豊もよかったのでありますが
今回、こりゃ主役だなと思ったのが六平太であります

随所に見られる、六平太の顔芸というか
胡散臭い顔から、作り笑顔というか
なんか、能面でもないけども、作り物の表情を晒す瞬間が
あちこちに見られてすげぇよかった
吉兵衛に頭下げているときのなんともいえない目線の使い方とか
抜群に面白い、格が違うというわけではない
忍びは物事を知っているかもしれないが
大義を持って居きるわけではない、それを思いながら
実直にすぎる、一豊以下の男たちを見て
バカにするでもなく、なんともいえない表情がステキ
かっこよすぎるぜ六兵太
かっこいいけど、千代は任せたくないがな

その胡散臭い男が、まぁ、あちこちから出てくるところも
凄く面白かったが、それだけでなくて
ちゃんとギャグパート(違う)も用意されており
厠のあたりで、一豊が小りんに追いかけまわされる
一種のドリフ喜劇が面白かったのであります

一豊のなんというか、コント臭い動きがすげぇ面白くて
最初の厠で覗かれていることに気づいたときの
あの一連の動き、間、ステキ、ステキすぎるわ
腹を抱えて大笑いしました
2度目の用心しまくるところもよかったけど
なんというかな、あの肝の小さい様といえばいいのか
苦手なものを嫌がる姿というのが面白かったです
いいなぁ、ああいうのを挟んでくれると
話が重たくなくてステキだわ

もっとも、その軽いコントのあとに
千代の涙というのが待っていたのでありますが
なかなか、あの山芋を食べたりするところもかく思うが
やっぱりあの時代、あれは千代にとって
相当つらいことなんだろうなと思いました
かわいそうと言ってもいけない気がするが
本当、あの涙は思わず誘われてしまいました
切ないわ
千代のせいじゃないかもなのにねぇ

ともあれ、小りんが容赦なく悪い女役になってて
あれはあれでかわいそうなものだなと思いましたが
見事、その悪い嫌な女としてせつせつ過ごし
子供を代わりに産むとかぬかすあたりの
あのコデマリの花をバックにするところが
また、小憎い演出だわねと感心しました

ほら貝をバックに、また
長篠への出征がはじまりますが
確かあれを聞きながら、念願の子供を仕込むんじゃなかったかと
ちょっと思ったりもするところ
そこはそれとして、次週の大暴れが楽しみです

旭がかわいそうかもですねぇ

指輪物語

2006-04-13 08:46:41 | ドラマ映画テレビ感想
ちょっと前になりますが
指輪物語3部がテレビ放映されておりました

前後半に分かれて放映されていた様子なのですが
わたくし気づいたのが土曜日だったので
三部の後半のみという体たらくでありましたが
それでも面白かった

名作だ名作だといわれておりまして
ファンタジーとはこういうものだぜと
外人さんが、わかりやすく説明してくれたと
勝手に思ってるのでありますが
原作読んだことがなく、テレビ放映分だけで
1,2,3と見てきたわたくしとしては
なんか、壮大だったけど、主役はサムじゃないのか?と
ひどく当たり前の感想になってしまいました

ま、そんなこたぁどうでもいいのですが
見ていて、感じたことを少し連ねておきたいと思いつつ
外人さんがああいうのを書いたとき
初出がいつなのかわかりませんが
多分、イスラムと十字軍の戦いがベースになってんだろうなと
おぼろげながらに感じました

3部後半冒頭にて、闇の住人側からの攻撃で
砲弾のかわりに人間の頭を打ち上げる描写がありましたが
あれも、コンスタンティノープルあたりで
イスラム側がやってたような気がします
というか、塩野七生情報しか手がかりがないので
はたして大丈夫か怪しいこと極まりない感想でありますが
ともかくそう思ったのです

ホビットとかエルフとかは
イタリア、ドイツ、フランスのいずれかなのか
なんとなし、イタリアのイタリアたる前のフィレンツェとか
そういうのなのかしらとも思ったりしつつ
なんだかんだと真剣に見入ってしまいました
面白かったのよ

最終的に、指輪がアレでフロドがどうしたという部分も
ステキに過ぎると思うのですが
結末もなかなかどうして
サム大活躍の一言で済んでしまうような展開

どうやら原作はもっと違うのだそうで
どこかで見つけられたら読みたいわねと
まったくもって、当たり障りないことを考えつつ
CGってすげぇんだなと
敵の象兵をなぎ倒す、バスクリンのような亡霊がかわいらしいと
映像美も堪能しましたとさ

と、ここまで書いておいて
ひょっとするとイスラームじゃなくて、あれって
モンゴルだったりするのか?とも
思ったりしつつ、中央アジアよりもさらに東については
西欧からすると未開である以上に醜悪と恐怖がつまった
闇の国なのかもしれませんねと
思ったとかどうとか、全然ボケどころのない日記でした
申し訳ない

サラリーマンNEO

2006-04-12 08:39:58 | ドラマ映画テレビ感想
またNHKがやってくれました
火曜日23時から放送しております
サラリーマンNEO
昨日、初めて気づいたというか、見たのでありますが

なんだこれは

個人的に23時過ぎたら深夜だと思っているおいらには
痛快極まりない面白テレビでありました
ステキ、深夜臭が凄いわ、NHKなのに
うまく説明ができないのでありますが
コントなのか、ドラマなのか
よくわからないまま、わからないものを
CMはさまずにノンストップで放映するという
あのスタイルと心意気は流石であります

昨日、なにげなく見てから
30分間、まったくテレビの前から移動することができなくなったくらい
しっかりした視聴を経験したのでありますが
要約すると、いつもここからのあるある系コントというか
サラリーマンの日ごろの悲哀をコミカルに寸劇として見せる
そういった番組だったように思います
なんか、安っぽい感じの作りと安っぽいこだわりが
おいらくらいの世代のサラリーマンにはたまらんのではないか
受信料払うべきじゃないのか
思ったりなんだったりしたのでありました

詳しいことは、来週の火曜日に是非とも
視聴いただきたいと思いつつ
なんとなく、ウゴウゴルーガを思い出した
この香ばしい何かがとてもステキな番組であります

個人的に一押しなのが、「Re:」だったか、名前忘れましたが
寸劇というか、超短編ドラマ
ものの1分無いくらいのナレーションのみのドラマ
ああ、なんか、千夏のシュートを思い出したんだが(違います)
ある普通のサラリーマンが
ある女性社員からメールを受け取って
その文面から女性社員が自分に気があると間違い無く勘違いしてる
そこで、渾身の返信文章を書くという
スペシャルドキュメンタリー
と、以上のようなことをナレーションが前回のあらすじのようにしてしゃべるだけ
という、アバンギャルドというか、唐突すぎて
また、卑怯なくらい煽られてしまいました
次回がこんなに気になることは久しぶりであります
というか、今回の内容が無さ過ぎて
次を気にしないといけないに決まってんじゃん
完全にやられた、これは面白い

ちなみに、上記ドラマ内のドラマっぽい部分では
その「勘違い」したと思われる(注:まだ一言も勘違いとは語られてません)
文章のはしばしに、女子っぽい顔文字とかが
ふんだんに盛り込まれていたメール画像が出てんだが
それを見て、まさに不敵な笑いを浮かべて返信を書こうとする
サラリーマンが流れておったのですが

面白い、これは本当に面白い

全国のサラリーマンのニッチ層を狙ったと見せかけて
相当数のバカサラリーマンが期待していると思うのですが
どうでしょうか
こういった、シチュエーション系であるある感という
妙な連帯感というか、俺にもわかるという煽りを使うエンターテイメントは
数十年前に太宰治が通った道だと勝手に思っていたのですが
鉄板王道というのは、カタルシスが凄いなと
せつせつ感じたとか、来週も見たいと思うところでした

柳生十兵衛七番勝負 島原の乱 その1

2006-04-11 08:50:14 | ドラマ映画テレビ感想
木曜日に引っ越して新たにスタートとなりました
NHK木曜時代劇 柳生十兵衛七番勝負 島原の乱

これは傑作の気配が

何度も言いますが、わたくし
ほとんど時代劇を見つづけていたわけではないので
知っている劇が偏っていたりとかするため
なんとも申し訳ないことでありますが
それにつけても、今回の七番勝負は面白い
殺陣のよさが半端ないな

ちょっとデジャヴを感じるような
街辻で決闘から始まる今回というか、前回と一緒でありますが
藤四郎戦は相当面白かった
同門対決ということで、出鼻の構えは一緒
そこから、迷いのある十兵衛が追い詰められるが
やはり、逆転して見事な勝利
途中の鎬の削りあいとか、刃を巻くところとか
両者の刀の持ち方から、腕でぶつかるところ
肩で当たり崩すところとか、もう
すげぇ、ちょっとゲームの格闘場面みたいだけどすげぇ

剣術を習ったことないので
あれが有効なのかはわかりませんが
迫力の殺陣でありました

また、後半のそのメインもよかったんですが
開始当初の荒木又右エ門との真剣勝負も面白かった
こちらも、柳生同士らしく
相手の刀を奪う動作とかがたくみに入れられていて
刀のなにがしよりも、組合や組み手みたいなものを
ちょろちょろと入れてるところがかっこよかった
無論、大上段とかもすげぇし
抜き打ち、抜き胴とかも抜群でしたがいやはや眼福

して、今回の殺陣大盤振る舞いっぽい具合で
1番興奮したというか、もう
鼻血が止まらない具合だったところが
藤四郎と十兵衛の刀を抜く動作でありました
藤四郎がギラリという具合で抜くのに対して
十兵衛が後悔を抱きながら抜く
ここで刀を抱くでもないけども、なんといったらいいのか
あの抜き方かっこいいのであります
そして中心線を居抜くような構えであります

思えばこの場面に入ってくるときの
十兵衛が肩で風切って入ってくるような動作
あれがかっこよすぎんだよな
時代劇でも、というか、十兵衛が
あの巨大な村上さんが(ぉぃ
肩で風切りながら、ぬぅ、と出てくる
おまえ、それはかっこよすぎるだろう・・・
和服ってのも、ああいう歩き方させると
すこぶるかっこいいんだなと、猫背ではないが
やや前かがみ、いや、前がかりになった体のラインで
肩から入ってくる
今度わたくしもやってみたいと思ったとかなんとか

ともあれ、殺陣が充実
鍔迫り合いよりも、腕同士で押し相撲にするっていうのは
わたくし初めて見たのでありますが
言われてみると、確かにあれは利に叶ったステキなことではと
素人ながらに思うのであります
ああ、かっこいい、そして力一杯の殺陣は本当すげぇ

で、話の方もかなり面白く
あのあやしすぎるお公家さんとか
小物臭さ爆発の敵役やらなんやら
四郎時貞はあれでいいとしても
なかなか今後が楽しみであります

テンポのいいストーリーと
妙にこだわってるのかなんか力の入っている殺陣
どちらもステキすぎる時代劇
今週も非常に楽しみであります

ま、何がいいって、ワイド時代劇で
村上先生が荒木をやっていたのに
今回、その荒木を十兵衛として斬らないといけない
そこがキモではないかと思うのでありました

たまらんのう

功名が辻 一番出世

2006-04-10 08:41:45 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ功名が辻が
昨日もステキに放映されておりました

なかなか重たい話から一転
小笑いを含む、ステキ和み話でありました
同僚に出世をねたまれるという話から
それによっての苦悶と葛藤
その裏側では、秀吉の思惑と女狂いについて触れるなど
なんか充実の一本でありましたよ

個人的にとてもステキと思ったのは
菅井きんさん演じる、御母堂
この名古屋弁が巧みにすぎて驚きました
一般の人にもわかる程度で、それでいて
しかと名古屋弁にしておく、この塩梅は結構難しいと
常々思ってたんだが、見事にそんな具合
あのなまり、はたして他地方の人には理解できているのかと
少々気になりましたが、考えてみると
赤かぶ検事が全国放送されているんだから
まぁ、なんとかなるんだろうかしら
ステキ、というか、懐かしい

ちょっと調べてみたのでありますが
菅井きんさんは東京出身だそうで、それでいて
あの発音を真似するのはたいそう骨の折れることであったろうと
せつせつ思うところ
同じように、御母堂の言葉につられて
名古屋弁でしゃべる秀吉については、やはり違和感というか
もうひとつ発音の違いが見られましたので
他地方の人には大変難しいのであろうとか
なんだ、まぁ、名古屋弁しゃべれるから偉いのかと言われたら
当時は名古屋勢が天下に近かったから
もうちょっとがんばったら現代語は名古屋弁がベースになってたんだよと
三河の人が天下取った世の中で思うところです(・・・・。)

さて、そんなことはさておき
あのねねの騒動もかなり面白かったのですが
やはり今回キモだったのは
全国のサラリーマンが固唾を飲んで見守ったであろう
同僚三人のひきこもごも
まぁ、日曜ゴールデンな時間に時代劇見ている若いサラリーマンがいるか
それについては、まったく言及することはできないが
個人的にたまらん具合でありました
流石にドラマにすぎるとも思ったが
ドラマなんだからあれくらいやってもらって当然よねと
しみじみ思う、中村一氏のねたみっぷり
またそれと反対の行動を取る堀尾の素敵っぷり
好対照で、嫌な奴っぽく中村が描かれたけども
あれの気持ちもわからんでない
それに、困る一豊のこともわからんでもない
もっと理解するために俺はちょっと一豊の役回りになってみてぇとか
誰に向かうわけでもなくつぶやいてしまったわたくしでありますが
出世は遠い様子であります

今後、関ケ原後には、風の噂によると
中村、堀尾に抜かれてしまうとのことだが
それを考えると、俺は中村役をやったほうが
最終的に喜ばしいのかと思ったりもしつつ
そういうことじゃなくて、人間描くのに
ステキだわと
あの風呂に入る堀尾夫婦を見て思ったのであります

1番大切なのは出世することよりも
キャッキャウフフってできる嫁を探すことだな
と、海よりも深く思ったのでありました
次週はまた、こりん騒動になるようだし
楽しみであります
てんやわんや感が、このドラマのよいところですね

忍者の里

2006-04-06 08:58:37 | 雑感
わたくし、やんごとなき理由(会社に疲れた、天気がいいなど)によって
どうしても名古屋へ帰らないといけない
そんなとき国道1号線を走っていくのであります

そして関西方面から名古屋まで行こうとすると
米原経由の高速道路は、
雪という難敵がまっていることが多々あるのと、
事故という魔物が住んでいると評判なので
未だ1度たりとも使ったことがないのでありますが
国道1号は、その手から比較的はずれております
まぁ、比較的というだけで
実際は、些細な事故で長蛇の渋滞となるのでありますが
それはもう運が無かったとあきらめるのみ

脱線

ともかく、わたくし1号線をずずいっと走るのですが
滋賀県から三重県へとわたる
鈴鹿峠を挟むあたり
その三重県側、滋賀県側どちらもでありますが
大変空いております
時間にもよるのでしょうが、土日の昼頃などというと
本当、車がまばらで誰も居ない
大丈夫か1号線と少々心配になるほどでもありますが
そのせいか、ついつい急ぎがちというか
ぶっちゃけ、スピードが出てしまうのであります

まぁ、出てるつっても、わたくし高速道路を高速教習でしか乗ったことがねぇ
というなかなかこの年齢で聞いたことがないような
ステキヘタレスキルの持ち主なので、大したこたぁないんだが
それでも、俺は風になった、とかバカなことを考えるようになると
後ろが気になる、そんな不安を抱えながら運転しているのです

さて

滋賀県、三重県というと何が有名かと聞かれて
赤福とか間違ったことを答える人が多いのですが
時代劇好きにはとても重要な忍者の里であります
鈴鹿のあたりから、湖西にかけて
伊賀、甲賀の里があることでとても有名
ハットリ何某から、ケムマキ何某まで
大変有名な忍者が多いのであります(柘植の飛猿とか出しなさい)

忍者村とかあるのかもしれませんが、何せ忍者の里だ
俺ごときがたどり着けるほど明るい場所には無い(注:方向音痴)
そんな具合で実態は見えないが、おそらく
今の今でも忍者がそこかしこにいるのだろう
そう信じてやまないのであります

そんな折、忍者に会いました

話を戻すと、車の少ない国道1号線
調子こいてへいへいと鼻歌まぢりにアルファステーション聞きながら
(余談だが、鈴鹿峠のあたりは電波が悪いのでよく途絶えるのだ、
しかしアルファステーションはかなり強力な電波らしく、
名古屋でも聞けたりするのだ、すげぇ、ZIPは聞けないのに(余談長い))
走っているその背後に、そう、背後だ
まるで映画のようだった

ん?

わたくし、ルームミラーというのか
あれで後方をさりげなく確認したところ、ちらり
黒い豆のような物体が、ゆっくり蛇行しているのが見えた
そう、豆粒のように後ろだ
なんだろうか、わたくし気にせずそのスピードを保って走る

そしてまたちらり、伺ってみると
あな恐ろしや、豆粒が丹波黒大豆みたいになってる
ちょっとまて、どんだけスピード出してんだ、なんだ?
バイク?相変わらず蛇行というか
大きなグラインドで二車線をめいっぱい使って
すげぇ勢いで迫ってくる
そして、その黒大豆が、パンダカラーだと気づいた

!!!!!!

なんでこんなところに交機がっ
ブレーキを踏んだら大変なことになる
さりげなくサイドブレーキとエンジンブレーキを使って
するすると速度を落とす、落とすほど
よりくっきりと近づいてくるパンダカラーのどでかいバイク

なんとか難をまぬかれた
あのスピードだし、あとはわたくしの車をかわして
先へと進んでいくだろうと安心していたのもつかの間
姿が消えた
ルームミラー、サイドミラー、後方確認
どれをしても姿が見えない、なんだ消えた?
幽霊?峠で死んだライダーの亡霊?バリバリ伝説?(古い)
そこで気づいたのであります
奴は忍者だ
その後、忍者は突然わたくしの左横に現れて
滋賀県警だったか、なんとかというゴシック文字を見せ付けてから
あっという間に消え去っていきました
怖かった、俺がバイクだったら
多分首をもってかれていたんだろう(注:忍者はそういう仕事しません)

というわけで、一瞬にして車の死角に入ることができる
あのでかいバイクに恐怖を覚えたのでありました
流石滋賀県、忍者雇うとはなかなかやりおる
伊達に京都の植民地してねぇな(酷い)
そんなわけわからんちんなことを思いつつ

安全運転で今日もがんばってください

サッカーこのごろ

2006-04-05 08:53:40 | スポーツ
サッカーが面白いこのごろであります
さて、先日はエクアドルとキリンカップが行われて
相手が5軍だとか、なんか、様々なことが言われましたが
とりあえず勝ったからよしとしたいところ

サントスのがんばりというか
あんだけ散々に穴だと言われていて奮起したのか
いつだったか、村井選手にとって代わられた以来の
ステキパフォーマンスだったように思います
守備はともかく、攻撃参加がよかったですわね
その分というか、サントス選手上がりっぱなしだから
加地選手が目立たなかったのが個人的に残念ですが
よしとしよう、勝てばよいのだわ

そして気になるのが
小野選手のもうひとつ加減
なんかぱっとしない感じがしております
危ない、もしかしたらワールドカップに行けないかも
と、そんなこたあないかとも思うのですが
代表戦に関わらず、レッズでも
あんまりうまいこといってないような感じ
長谷部選手のが働いているというか
がんばってる感がステキになっております
世代交代?冗談ではない、まだ若い

個人的に小野選手は怪我のしすぎで
厳しいチェックがきたら
すぐに球を離すという癖がついているのではなかろうか
あまつ、代表だと
球を離した先の相手が、どうしても後ろにしかいないのではないか
と、まわりのせいにしてみたりするのだが
小野選手にはがんばって欲しいところであります

そんな具合で、FWについては
なんか色々ある様子ですが、やっぱり佐藤、巻あたりは
厳しいのかなと思ってしまいました
よくよく言われている貢献度というジーコの考え方からすると
予選シンガポール戦の久保決勝ゴール
アジアカップで何度も見せた玉田のゴール
予選北朝鮮戦で見せた大黒のゴール
なみに、なんかすげぇありがとうと言えるものがないと
危ないのではなかろうかと考えてしまいます
浅はかかしら
柳沢が怪しい状態なのが、個人的には
大変残念でありますが、あとは鈴木が
久しぶりに復帰するのかどうか
もう5月が楽しみで仕方ないところでありますね

と、代表はこれくらいにして

もうひとつの代表というか
個人的に気になって仕方ないのがオランダでありますが
ダービッツのパフォーマンスが悪い
ここ数試合いいところ無しの模様であります
決勝ではないにしても、PKを与えてしまったりとか
まぁファールはお家芸みたいなところもあるんだろうが
それにしてもなんだかよくない様子
実際の試合がわたくし、地上波なので見られないのですが
どうにもこうにも子犬状態が続いているようで
オランダの若手がぶいぶい台頭してきているこのところ
メンバーに入れないのかもと思ってしまうところです

ヨーロッパではCLでインテルががんばってると
わたしとしてはうれしいところ
リケルメよりもアドリアーノと押したいところ
あとがんばっているロナウドとか
がんばってるのになんともならないラーションとか

ともかくだ、やっぱり
わたくしサッカー好きなのねと
ここのところ強く感じているのでありました
別にボケるところひとつもないのですが
レッズが小野を名古屋に売らないかなぁと
玉田へのパサーを募集したいところです