CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

タイムスクープハンター シーズン4

2012-06-28 19:58:18 | ドラマ映画テレビ感想
タイムスクープハンターのシーズン4が終わってしまった

30分番組になってしまいましたが、
その分内容が濃く、より面白くなっていたように
思うところでありました
満足したというか、満喫したという感じです
相変わらずというか、お約束どおりに、
沢嶋さんがどうにかなって終わったあたりに
むしろ安心すら感じてしまうこのごろですが、
年末くらいのSPに期待したいところであります

しかし、だんだんとこなれてきてしまったというのか、
最初の頃に比べると、出てくる人たちの
演技レベルが上がっていると感じるところ(失礼な)
よりわかりやすく、面白い内容を見ているので
満足なのでありますが、
以前のように、危なっかしいというか、なんか、
まじめにやってるけどどっか可笑しい、
あの滑稽さみたいなのも懐かしく思ってしまうところであります

ただ、こなれてきたせいなのか、
ちょっとお約束くさい内容もいくつか見られるようになってしまい、
それはそれで面白いけども、なんというか、
強引すぎやしないか、いや、賊とか、モザイクとか、
もはや鉄板ギャグみたいな扱いになってないかと
ちょっと不安に思ってしまうのでありますが
まじめに、当時の状況をレポートしてくれるという部分と
ドラマ性とのはざまでゆれるのがとてもステキであります

個人的には鉄火裁判がツボだったんですが、
河童騒動も捨てがたいとかあれこれ思ったりしながら
とりあえずシーズン4の人気投票も終えてきたのでありました
またやってくれるといいなぁと思いつつも
題材が難しいよなぁと、改めて思い知らされるのであります
闘茶とか、医僧とかも面白かったけど、
源平以前の関東とか、鎮西とか、蛮族いっぱいの状況を
ちょっと見たい気がするのでありました

はつか大根

2012-06-26 21:42:16 | 食べ物飲み物
料理というよりは、家庭菜園であります
自分で作ってみました、はつか大根
赤とか、白とか、紅白とか出てくる混ぜ物でありましたが
まぁ、無事発芽して、太るところまでといった感じで
プランターでもそこそこ遊べるなぁと
感心しきりだったのであります、

さて、そのはつか大根
育てるのはさほどに難しくないというか、
本当に、播いて、水やっておしまいといった感じで、
非常に簡単だったのでありますが、
問題は食べ方でありました

聞いたところでは、サラダがよいとのことだったので
男はやっぱり、丸かじりと、かじってみて
まぁ、びっくり、辛いのなんの、これは大根おろしにしたほうが
よかろうか?などと、どこの言葉かわからないことを
つら、ほざくような感じでありました
生はよくない、葉っぱなんか、まんま葉っぱじゃないか、
これは美味しいとかそうじゃなくて、
草食ってるだけだ、文明から遠すぎる

そんなわけで、前にはかた大根で試したとおり、
炒めてみたのでありますが、こいつがびっくり、
大根て炒めると甘くなるのな、
そして、前回、はかた大根の根がうめーうめーと、
馬鹿みたいに言ってましたが、
どうやら、大根はみんなそのようすでありまして、
もちっとしながら、甘味があって、
非常によろしかった
そんなわけで、葉っぱごと食べたんですが、
なんだかんだいって、火を通すという行為が
野菜を食べるうえで非常に重要だと
改めて思った次第なのでありましたとさ

自分で作って、無農薬だからと、
意気揚々としていましたが、おいしい食べ方の前には、
そんなものは瑣末なことだと
感じたりもするのであります
よろしいことですね、もう少し凝った野菜も作ってみたいものです

ドラマ 鍵のかかった部屋

2012-06-25 21:08:09 | ドラマ映画テレビ感想
たまには、民放も見るんですよ、
しかも社会派じゃないやつも!
と、声高々に叫びたい心境でありますが
ついさっき最終回が終了したドラマについて
少しだけメモっておくのであります

全部見たというわけではありませんでしたが、
結構がんばって、半分くらいは見たという感じであります
一話完結型というのは非常に見やすくていいなぁというのと、
やっぱり、内容はどうあれミステリー系は、
ついつい見入ってしまうなぁという、
非常に楽しんでしまったのであります
エンターテイメントですね

佐藤浩一のおっかなびっくり演技が、
なんとなし、マジックアワーを彷彿とさせて、
ついつい魅入られたというか、いい仕事、演技するなぁと
改めてほとほと感心したのでありましたけども、
内容も非常によかったと思うのであります

本格ミステリは、ほとんどというか、まったくたしなまないので
これくらいの、ああ、俺でも解けるといった内容で、
考えるけど、熟考しない感じで進んでいくのはステキでありました
また、結構出てくる犯人なり、あれこれが立派で、
俳優さんもがんばっているという印象がまたよかった
一昔前は、動機とかが非常に重要だったように思いますが、
動機がどうよりも、トリックがどうしたとか、
それだけをおっていくのは面白いなとほとほと感心したのであります

最終回も、憎い演出というか、
結局どうだったんだ?と思わされるような終わり方で、
まぁ、続きが作れそうな、そうでもないようなという
結構いい塩梅で終わったのもよかったと思うのであります
早いところ第二期をやりそうな気がせんでもないが、
どうなんでありましょう
やらないままでいたら、いい、うやむや加減でもあるんだなぁと
割と、しっかり見たということを報告がてら
書いておくのでありました

余談というか、雑談でありますが、
最近はCG技術もすっかり発展してるのか、
OPとかかっこいいなぁと感心したのもよい思い出であります

平清盛  見果てぬ夢

2012-06-24 22:47:01 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「平清盛」
ちょっと、ばたばたしていたので、さっき、
録画していたのを見返しました
面白かった、回想がステキなドラマは本当
大好きすぎる

いよいよ平治の乱というわけで、
その敵味方のすみわけがなされたというか、
わかりやすく公卿のそれこれが悪顔ですばらしかった
新しくでてきた藤原家の人々とか、
おいおい、でんべぇじゃんとか思ったけども、
それはさておき、塚地と笑いあったあたりは、
あの白塗りに鉄漿で、えもいわれぬ迫力というか、
不気味さがよかった

しかし、重ね重ねというか、初動が悔しいところであります
どうやら、この回に限らずですが、
伏線回収が楽しいドラマであるということを考えると
序盤の低調は、まぁ、予定どおりなんでしょうが
予定通りすぎて駄目だったという典型で
非常に惜しいと思われるところでありました
そんなわけで、伏線回収が非常に切れたすばらしい回でした

ああやって、過去映像を見せられると、
なるほど、やっぱりあれはガキの演技をしてたんだなとか、
いまさらながらに思い知らされたりするのですが、
とはいえ、あれは完全に序盤だったけど、
つい4話くらい前までは、あんなだったようなとも
思ったりしてしまうところ
とはいえ、義朝とのやりとりをここにもってきて、
また、嫁がどっちも病気で死ぬというあたりも重ねてきて
でも、お互い、やってることが違う
そういうのがわかりやすくてよかったね

そんなわけで、笑い分はまったくないものの、
また、戦に向けて面白さがうなりあがっていく
そんなわけであります

中国古典「名言200」

2012-06-19 21:26:25 | 読書感想文とか読み物レビウー
中国古典「名言200」  著:山田史生

また懲りずにお言葉ものの本を読みました
前回読んだロシュフコーが、注釈がないからいけなかったと
反省したものでありますが、
やっぱり、注釈がついてればついてるだけ邪魔に感じてしまう
わがままでありますね

そんなわけで、訳者の人と感性があうかどうかが、
こういった本の肝なんだろうなとしみじみ感じつつ
中国古典の名言について、それこれと読み下してくれるのであります
いや、読み下すだけの本だったらまた違ったんだろうが
これに関しては、著者の読み方を紹介したり、
なんか、途中で飽きたのか、自分話が書いてあったりと
ちょっと、これはブログまとめ本か?と思うような、
えらいテケトーなつくりで驚きでありました
もっとも、その脱線そのほかも、軸があるといいますか、
言っていることは一貫されておりまして、
なるほどなぁ、そう読むんだなぁと思ったりするのですが、
それにもう一つ共鳴はできなかったのでありました

自分をどの立ち位置と考えるかということから、
なにやら、批判の精神を発揮するという感じなんだろうかなと
難しいことばを繰ってみるわけですが、
実際そこまでどうのこうのというでもなく、
もう少し力を抜いて、このあたりでという
訳者の像は見えてくるのでありますが、
なんというか、お言葉本としては、なんか違うなと思わされたり、
哲学は難しいとか、よくわからないおとしどころであります

とりあえず読んだ、何かよい言葉があったかというと
覚えていないといった、最悪きわまりないそれですが、
どこから読んでも大丈夫な本として、
電車のみちみちにステキと思う本でありました
えり抜きで読むよりも、さっさと論語あたりを
しっかり読んだほうがよいんだろうかとも
思ってしまうのであります

平清盛  清盛の大一番

2012-06-17 20:48:00 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「平清盛」視聴完了です
なんだよ、インターバル回かと思ってたのに
抜群に面白かったじゃないか
とうとう覚醒した清盛が見られる!そんな、
より今後に期待をさせてくれる
ステキすぎる回であったように思うのです

大宰府に目をつけた清盛が、見事な手腕でそれをなすという、
一番見たかったそれが今回かなったという感じでありました
大宰府で、地元の天下り屋を叩いていく手法のあたりが、
いかにも、望んでいた清盛像そのままで楽しかった
まぁ、わかりやすすぎていけないねという声もあがるんでしょうが、
あれだけ、さらっと恐喝を見せてしまうあたりは
ステキ極まりないのでありますな
NHKよくあんなの流したな、このご時勢に

腹黒いやつと付き合っていくには
黒くならないとねなんて、そういう感じで開き直ったような
そういう描かれ方で、よい人とは一言もいわず、
でも、終始不気味なまでの笑顔で過ごす清盛というのが、
より一層、黒く見えて本当にステキでありました
これだ、こういうのを待ってたんだ
なんて長い前ふりから、このカタルシスなんだろうかな
龍馬伝のときも同じようなことを書いた気がせんでもないですが
主人公が明らかに成長していると見られるのは
凄く楽しいことでありますね
長いドラマを見ている甲斐ってのは、ここにあるなぁと
しみじみであります

今まで、マツケンさんは、ちょっと浮いてるかななんて
偉そうなこと言ってましたが、今回の笑いながら息子投げ捨てるあたりや、
さらっと腹黒いことやっちゃうあたりなんかは、非常によろしくて、
また、あれだけ意気揚々としていた、玉木義朝との対比もよく、
主人公として描かれながら、清濁が存在してて
ステキだわねと感嘆であります、絶賛だな

そんなわけで、後白河も遊び相手を見つけたという感じで
今後が楽しみすぎて怖いのでありますが、
さりげに、宋の天目茶碗が出てきて、割と立派な
螺鈿をあしらった天目台とともにで心憎い演出、
あれって、多分なんとかという銘までも特定できるんだろうな
いいなぁ、レプリカだろうけどほしいなぁ(無理)

そして相撲風景は、もっとクローズアップされるかと思ったら
割とあっさりでちょっと残念でありました
もうちょっと出てもよかったというか、
せめて、勝者への言葉はかけたほうがよかったんじゃないかと、
豊真将のために思ってしまいましたが、
あれだけ熱戦してて、面白かったのに、それよりも面白いものと
そういう演出だと思えば、犠牲になったのだと
悲しく思いつつ、このために出演された豊真将にも
拍手を送りたい次第であります
何気に相撲シーンは、迫力ある画面でとれてて、
関白が、思わず息を呑んで食べ物に箸をつけるところなんか、
演技のうまさもさることながら
演出も見事だったなとほれぼれでありました
いいなぁと、満足したので今日はよく眠れそうだと
書いておくのであります

ドラマ テンペスト

2012-06-14 22:45:39 | ドラマ映画テレビ感想
NHKのBS時代劇「テンペスト」
地上波放送がついに終結
無事見終わったので、レビウであります

原作未読のため、それとまた比べたいとも思うのですが、
琉球を舞台とした、幕末の動乱期を描いた
なかなか面白い内容でありました
ただ、いや、なんだろうな、凄い
いろいろ詰め込まれているというか、要素が多すぎて
ドラマに向いてなかったんじゃないのか?と
思わなくもないような、そんな部分もあって
とりあえずドラマ単体の感想としては、可もなく不可もなくと
さして、熱中して見たという感じではなかったのであります

話はかなりシリアスなんだけども、
変にというか、不用意にコミカル要素みたいなのが付加されて、
また、ファンタジーでもあったりするためか、
なんだろうかな、意欲作という言葉は
まさにこういうののためにあるんだろうなと
そんな気分になってしまったのであります
なんとも、CGが浮いてしまったり、いろいろ思惑はわかるんだけど
もう一つ、それがなってないというか、到達してないような
そういう歯がゆい感じがして、なんとも残念
俳優さんたちは、かなりの熱演だったと思うんですが、
特に高岡早紀なんて、抜群にいい役どころでいい演技だったのに
なんか、こう、惜しいという感想になってしまったのが
しょんぼりであります

とはいえ、10話で中だるみするような話は一切なく、
連続で様々なテーマが出てきて消化されてと、
非常によくできた内容の濃いステキなお話でありました
ガクトのあたりとかも、話面白いのに
なんというかな、ちょっと見せ方が残念な部分が多すぎたんじゃないか
というか、やっぱり、あのCGが浮いてたのが
どうにもいただけなかったんじゃないのかと
あれこれ反省してしまうのであります
面白かったんだけどね

と、そんなわけで、どうもしっくりきてなかったんですが、
最終回の今日にいたっては、もう早回しというか
打ち切りにでもなったのかと疑うほど
あれよあれよと話が進んでしまい、なんというか
着地点が強引すぎないかと心配になったりしたのですが
ともかく、時代劇の新しい世界を
なんとか構築していこうという作品だったと思って
今後を楽しみにしていきたのでありましたとさ
塚原卜伝とか、このあとやってくれないかなと
ひそかに期待するのであります
あれは、新撰組の後番かな

共食い

2012-06-12 23:59:23 | 読書感想文とか読み物レビウー
共食い  作:田中慎弥

話題になった、芥川賞受賞作品であります
読みました、前に読んだのが、苦役列車だったことを考えると
結局、ちょっと話題になったものに、やっぱり弱いというか、
なんとも、ミーハーな自分であります
そういえば、苦役列車は映画になるらしいし
ちょっと楽しみであります

さておき、今回、そんな気分で読んだのでありましたが、
読み終わって思うところは、「やっぱり芥川賞だなあ」などと、
そんなことなのであります
なんと表現したらいいのかわかりませんが、
苦役列車の人と、作者がぜんぜん違う人のはずなのに
なんだろうか、雰囲気というか、文章の何かしらが
とても似ている、多分これが、芥川賞をとる作品の特徴なんだろう
そんなことを思わされたのです

内容は、いや、これもよくわからんというか
恥ずかしい話、この単行本を読んで、二作掲載されてたんですが、
この作者の人は、魚釣りが好きなんだろうなとか、
そんなことだったりして悲しいところ
だけども、その釣り描写が関係ないように見えて、
その描写がくどいというか、細かいというか、濃いというか、
ともかく描写されるほどに、やるせなさみたいなのが、
蓄積されていくかのような雰囲気、
これが文章をおうごとにましていくというのが
なんとも、こう、重たい、ああ、これが芥川賞の空気
そんな風に思わされるのでありました

内容は、救いようもないといったらいいんだろうかな、
共食いの意味が、ちゃんと汲み取れなかった自分の
頭の弱さを嘆きたいところでありますが、
人間の衝動と葛藤とを描いていたと、
わかったような感想が、本当、ぴたりと当てはまるというか、
そんな人間劇場が見られたと思うのであります
面白いとかとは、また別の話ですけども

そんなわけで、短編だからすぐ読めるのが
芥川賞のいいところだよねなんて思ってましたが、
なんか難しいことを考えることもなく、
なんだか憂鬱な気分になるのが芥川賞なのかもねというのも
新しい知識として加えつつ
この話題作を読み終えたのでありました
二本目の第三紀層の魚のほうが、ちょっと分かりやすかったというか
面白かったように感じるのであります

映画 外事警察 その男に騙されるな

2012-06-12 00:30:59 | ドラマ映画テレビ感想
ジャンルはNHKというんじゃない気がするんだが、
ともかく、NHKで何年か前にやっていた、
ろくでもないほど黒いドラマ「外事警察」の映画を見てきました
そう、今さっきのこと

大変面白かった、これは映画館で見るべきだ

そんな感想を思わず書き込んでしまうわけですが、
なんというか、NHKのドラマから映画という流れにおいては、
以前にハゲタカを見ていたんですが、
正直、ハゲタカを見たときは、面白かったけど、
別に映画である必要なくね?といった、
そういう悲しい感想を抱いてしまったのであります
ひょっとすると今回もそうじゃないか、
あのテレビで見たほうが、落ち着いてみられるというか、
別段、映画館で大音量や、大画面にする必要性が感じられない
そんな映画なんじゃないかと
不安にかられていたんですが、外事警察は違った、
すごく面白かったし、大画面で見ないと駄目だというほど
迫力のある画面が作られておりました

まぁ、何が凄かったというか、その点におきましては、
もう、すっかり俳優さんとしてもキャリアを積み上げつつある
田中泯さんの初登場シーン、
どういう役柄かは説明できませんが、ともかく、
この初登場シーンで、暗闇にうごめきながらこちらに、
あの恐ろしい眼光を向けているという
そんなシーンがあるんだけども、その迫力たるや、
下手なホラー見ているよりよほど怖い、
あれだ、まさに田中泯、そのものがぶつけられていた
凄まじい恐怖というか、大きな動揺を覚えさせられたと
その一事だけでも、十分に映画としてすばらしいと
思わされたのであります

と、まぁ、うがったような書き方になってしまいましたが、
話の方もかなり面白くできておりまして、
大変よかった、2時間20分て、長いなぁなんて思ってましたが、
ほとんどあっという間というか、やっぱり時間足りないせいか、
ちょっと強引というか、外事警察というドラマそのもののキモである
協力者獲得がずさんだったりしたのは残念ですけども、
それを強引にしてもなお、破綻しないようなつくり、
ところどころ、これはどうかな、無いなぁなんて
思ったりもしつつ、それにがっかりする暇を与えず
次々展開していくというのは凄くよかったと思うのであります

また、この内容をNHKがらみでやっちゃうか、
むしろ、NHKだからやれちゃうのかと思わせるほど、
ちょっとストーリーに絡んでくる国が面白くて、
そういう押しもしてくるかと唸らされたのでありました
いや、凄く面白かったんだ、ともかくなんというか
面白かった、すげぇ

そして、ヒロインじゃないんだが、主役の一人として出てくる
真木よう子もよくて、こういう少し暗い感じの役やらすと
抜群にうまいよなぁと感心しきり、
ドスの利いた声がまた、迫力というか
映画の雰囲気にもあってて素敵でありましたところ
もっとも、そのせいというか、ちょっと残念だったのが、
ドラマのヒロインというか、もう一人の主役だった
陽菜ちゃんこと、オノマチさんが、ちょっと目だってなかった
脚本上仕方ないとはいえ、なんというか残念でありました
その点をふまえると、ドラマ見ている人向けの映画だよなぁと
そうもとれるのであります

外事警察って何?的な説明は一切はぶかれて、
いきなりのドラマ展開という感じで、ステキでありました
ドラマ見てた人には絶賛であってほしいと思ったりしつつ
面白い映画見たとメモっておくのであります

平清盛  叔父を斬る

2012-06-10 20:46:34 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「平清盛」
無事視聴完了しました、いやー、目が覚めるほど面白かった
笑いシーンなんてのは、まったく存在しない
非常に重たい内容ではありましたが、
いままで積み重ねてきたこともあわせた、
平氏と源氏それぞれの処刑風景というのは
見せ方としてぐっと生きていたように感じました
凄くよかった、対比が抜群に生きてた
行き過ぎて、ちょっと困った

と、そんなわけでして、まさかの、
義朝が斬れないというそれでありましたが、
このあたりは史実に近いのかもしれないと思うところ
相当にこの決定に抗ったとされているそうなので、
この様相はともかくとして、話として
すごくよく消化してたんじゃないかと思うところであります
また、それぞれ切られてしんでいくそれぞれの思いも
なんというか、平家は一門一丸という感じながらも、
源氏はバラバラで、だが、それはそれで潔いというんだろうかな
義朝の苦悩もあわせて、いい見せ方だなぁと
ほれぼれでありますところ

そして、その惨劇のあとにいけしゃぁしゃぁと宴が催され、
あの、満面の笑みと、癇に障る笑い方の後白河
それを彩るテーマソングにもなってる今様
おちょくり方として、こんなに優れたものはないだろうというなか、
かつて見た、親父のそれと並んだような、
舞う清盛というのに、なんとも、成長してきたんだなという
感慨みたいなのを覚えたのであります
よくできてたなー、面白かった

その、かつて親父もこんな場で、ひどい目にあったというのを
さりげなく思い出させるように、藤原家の興亡も
ちらりとのぞかせてと、非常に気の利いた
繊細な話の作り方に感激してしまったわけでありますが、
来週以降、いよいよ第3部みたいなイメージになるんでしょうか
また、悪ぶった風の笑い方しているというのは
気になりますが、それを腹黒く動かして、
政治にからんでいってほしいと、期待するのでありました

叔父と清三朗のやりとりも泣きそうになりましたが、
義朝と鬼武者のやりとりもなかなかよかったですね、
あれは、心が通ったそれだったのか、
そうではない、あの母を見てそうすべきとした心なのか
まだわかりませんが、源氏の複雑さがよく出てて
ステキなんて感じたものであります

次週も楽しみだ

草原の風

2012-06-09 21:01:36 | 読書感想文とか読み物レビウー
草原の風  作:宮城谷昌光

久しぶりに読みました、宮城谷先生の小説
今回は後漢をたてた、賢帝の誉れ高い劉秀こと光武帝であります
凄い人だということだけは、
いろいろなところで聞きかじっていたのでありますが、
実際何をした人なのかは、
もう一つというか、ぜんぜんわかってなかったところ
この本で補完できたと、そんなことでありました

素直な感想としては、
面白かったけど、過去のそれよりは、おとなしい

そんなところであります
多分これは、光武帝そのものの評とも一緒なんでなかろうかと
思ったり考えたりするところ
なんというか、優等生過ぎるというのか、
それゆえなのか、何かしら文章の動きが重いというか、
物語というよりも、資料をあたっていくという
そんな感じになっていたこともあるかと思うのです

物語は、光武帝という人がどうやって起って
どうやって治めていったかというところでありまして、
治世そのものにまでは、ほとんどというか、
治世の大半が、鎮圧とか制圧であったんだろうかなと
そんな内容だったのもそれでありました

出てくる優秀な人材たちもなかなかに凄いのでありますが、
儒教的な正しさというのにのっとって、
実にすばらしい皇帝が、なるようになっていきましたと
まぁ、平たくいうとそんなお話でして、
爽快さとか、そういうのとはちょっと遠い
そんな風に思われたのであります

とはいえ、これで後漢の端緒を見つけたというわけで
この後、あの献帝にいたるまで続くかと思うと
大変凄いことだよなぁと思ったり考えたりしながら
決してあきらめない、だが、天というものにしたがっていけば、
己が正しければ生かされ、そうでなければ誅されると
まぁ、そんなことを思わされて
運命論者になってしまいそうな、危うさもあったのでした

三国志で遊んでてよかったなぁというのは
国というか、出てくる土地の位置が手に取るように
わかったことでありましょうか、
そういう人には、なかなか面白いものだと思われます
これを見て、三国志を見ると
どこから反乱がおきて、それらがどういう人々なのかも
ちょっとだけつながっているように見えて
なんとも、楽しくなるのであります
陳留のあたりとか、昔から英傑揃いだったようでありまして
興味深いのでありましたとさ

緑豆もやし

2012-06-04 22:55:28 | 食べ物飲み物
最近、もやしの摂取量が増えています

そんなどうでもよい情報を垂れ流しながら、
一つ、もやしについて書いておこうとメモ

さて、一人暮らしも長くなってきて、
すっかり炒め物も安定してきた、平たくいうと、
毎回同じのしか作れない、
そうなってくると何かしらアクセント、あるいは、
より簡略化して、栄養価を高めるなど
そういった目標を立ててくるわけでありますが、
それらをあれこれと考えた挙句、昨今気づいてしまったのが

もやしの、栄養とコストと満腹貢献度の高さ

あまりの優秀さに、今まで何をしていたのか、
なんと無駄な人生を送っていたのかなどと、
大仰に思った次第なのでありました

別段、何に使っているというほどでもないのであります、
すっかりイベリコ豚にご執心なため、それを、簡単に炒めて食べる、
その際に、ツケナでもないんだが、何か野菜的なものがほしいと
そう考えて、コストを考えたところ、このもやしが
もう本当、どうしようもないくらいすばらしい
緑豆もやしが、このごろは20円とかで買えてしまうと、
卒倒しそうなところでありますが、
日持ちしないという弱点以外には、なんら問題を感じない
そう思って、まさに、ばりばり食べておるのでありました

で、食べてくると気づいたもので、
今まで、下手くそな料理の典型でありました、
炒め物なのに、だらだらと火を通してしまうという
非常に厄介なそれが、熱をさっと通して、ぴたっとやめる
そういう手法に変化してきたのであります、
そう、火を通しすぎると、もやしから美味しくなくなるのだ、
これは当たり前なんだけども、本当にやってみて、
身にしみてわかった、多少火が通ってないと思っていても、
それは十分だったりする
それによって、シャキっとしたもやしの新鮮さが残り、
より、豚肉と炒めただけのそれが美味しい食べ物だと錯覚できる

あまりにも、もやしが好きになりすぎて、
なにやら調べてみましたところ、当然のようにして、
日露戦争のお話に到達して、そんな話は、
坂の上の雲でやってくれなかったなとしょんぼりしたりしつつ
でも、改めて、もやしのすばらしさに気づかされたとか

まぁ、そんなわけで、もやし大好き

平清盛  勝利の代償

2012-06-03 20:52:45 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「平清盛」
視聴完了でした
嵐の後という感じでありましたが、
主人公サイドとしてずっと受け入れられていた
清盛と義朝が、さわやかな笑顔で勝利を確信というのは
非常にわかりやすくてよかったと思うのですが、
相変わらず、コント調のツンデレテンプレを踏んだりして
楽しいのでありますね、ただ、今回はあそこだけでしたが

あとは、ひたひた、暗いお話でさすがというところでありました
だいぶ濃い役者さんが減ってきたよなぁなんて
心配していましたが、どっこい、そんなの
どっちでもよいことだったといわぬばかりに
信西がドス黒くなり、後白河帝が怪しくなりと
頼もしい限りでありました
特に、後白河帝については、あの生きているというのを実感している
あのなんというか、ちょっとした精神異常をうたったような
そういう演技はずば抜けてすばらしいものでありましたね
ゾクゾクするのはこっちだよと、そんな気になりましたが
大変よろしい展開でありました

そして、真っ黒になった信西のやりざま
まだ、ずっとこらえているというでもないですが、
あの二枚舌にすらならないような
あしざまの凄さは、次の平治の乱をふまえてのことなんでしょうか
専横とは、また、違う感じがする気があって
なんとも、もやもやしますが、
頼長の日記を見つけてというシーンが、非常に象徴的というか、
あれをみて、また、あのあしざまというシーンは
ぐっと来るものがありました
ステキであります

で、今回主役はやはり、退場となった頼長様でありました
散々いろいろなところでホモホモ虐げられていましたが、
物語的にも、もう少し活躍を描いておいてほしかったと
残念で仕方ないほど、見事な役どころ
本当、天晴れでありました
センセーショナルな死に様というか、致命傷を受けるシーンから
最期をむかえるところの、あのハザマに死んでいく感じ
すばらしくよくできていたとほとほと感心
あの死をより、色濃くしたのが
そのあとの藤原家凋落を見せたかのような、
会議シーンでありましたが
なんとも、よろしい限りであります

次回は叔父上を斬るシーンで
また、世迷いごとを言うようで残念でありますが
もりもりまい進して、そろそろ、黒く政治にも強いそれを
楽しみにしたく、来週をまた待つのであります