CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

【読書】成瀬は天下を取りにいく

2023-07-31 21:05:47 | 読書感想文とか読み物レビウー
成瀬は天下を取りにいく  作:宮島未奈

滋賀県を舞台にした女子高生の青春譚
だったかな
成瀬という、ぶっとんだ女子とその周りにいる普通の女子、
ともあれ、楽しく学生生活を謳歌していく姿が、なにせ清々しい
心地よい小説でありました
読んだ私が外様の滋賀県民をやっているので、西武デパートに関する部分は
いまいちよくわからなかったんだが、それはそれとして、
頭のいいちょっと変わった子らしい行動が、いちいち面白くて、
それをはらはらしながら見守る友人やら、なんやらかんやらも微笑ましく
いい学生生活だなと思いつつ読んだのである

とはいえ、いくつかのオムニバスといっていいのか、
割と周辺群像劇になっているので、成瀬だけではない世代なんかも出てきたりして、
それが、ものすごくつながっていくといったのとは別の、
近所で催し物があって、そこでなんかの役をやってという
ありそうな高校生活っぽい姿でもあるんだが、実際、こんなに地域に根差した活動する子供
なかなかおらんよなとも思ったりするんだが
それはそれ、ゼゼカラの未来がすごくよい感じで描かれていて
とても楽しい気持ちになれるのでありました

いちおう、と断りたくなるような、全然甘くも酸っぱくもない男女交流も描かれたりするし、
青春劇として、色々とこなすべきイベントは、着々とこなしていく感じが、
絶妙にほどよいところで、でも、実際は結構大胆な行動になっていたり
実在したら、極めて危険な女だなと思ってしまうんだが
それを危険視するヌッキーなる女の子の視線が、
比較的リアルなんでなかろうかと思いつつも、そのヌッキーとの関係がまた、いいんだなと
おっさんが何言ってんだという感想だが、ほのぼのとしたのである

M-1って思い出作りに出場できてしまう大会だったんだと
結構衝撃を受けてしまったんだが、そういう青春もいいなぁと
羨ましくといってはなんだが、楽しそうだなと思える内容てんこ盛りで
あっという間に読み切ったのでありました

どうする家康  伊賀を越えろ!

2023-07-30 21:09:10 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「どうする家康」
視聴完了しました
満を持しての伊賀越えだと楽しみにして見たわけだが、
これはあれだな、このドラマ、真の主役としては、松山ケンイチを使うつもりか
そんな感じで、出てくるだろうと思ってたけども、
完全に主役回といった役回りで見事でありました
オチまで含めても、頼もしい仲間がかえってきた感じでもあるが、
それを使いこなせるように、家康が成長しているとも見えて
なんかいい感じじゃないと思ったのであります
とはいえ、漫画っぽかったな、今までで一等

ネズミが死ぬかと思ったけど、特にそんなこともなく、
わりと普通に生き残るし、半蔵とまったく何もないまま、
途中で家康に庇われたり、カブもらったりしたあたりで、家康ぞっこんになって、
知らないうちに側室の一人とかなったら、凄い楽しそうだなと思うんだが
このドラマなら、やりかねんな、それはそれで見たいわ
というわけで、こういう漫画みたいな展開は
実に生き生きとといっていいのか、メイン家老二人が、のびのび温泉旅みたいになってたのとか
色々、つっこみどころ満載だけども、
伊賀道中の忍者コントも含めて、質の高い面白ドラマだったと
思うのでありました、大河ドラマという枠で、そうなんだから凄い

さらっと死んだ穴山梅雪が、けっこういい役回りで死んでいるのが
このドラマ特有の出来事だなと思ったんだが、
何がということもなく、さらっと明智が死んで、
そして、秀吉が一気に天下人にという展開で、
いよいよ、秀吉の眼が笑ってないところが生きてくるようで
結構楽しみじゃないかと、わくわくしているのでありました
いい感じで、家康が成長してきているというのがきいているというか、
苦難の連続は今まで通りだけど、本人のレベルが上がってるところはいいなと
思うのでありました

とはいえ、家臣団が、仕方ないけど、みんなひとかどの武将なのに
単独行動で付き合わされて、いっしょくたというか、
まとめて三河武士団みたいな扱いなのがちょっと残念だが、
そろそろ数正があれこれあるだろうし、
まだまだ楽しみ続く大河ドラマだと思っておくのであります

しかし、今更ながら、伊賀を超えたのは知ってたけど、白子から船だったんだな
そりゃそうかとも思うが、この頃の舟って、そんな簡単に手配できたんだろうかと
不思議に思ったりしたのである

【読書】コメンテーター

2023-07-29 21:00:14 | 読書感想文とか読み物レビウー
コメンテーター  作:奥田英朗

久しぶりの伊良部シリーズ、といっていいのか、
怪しい精神科医による、怪しい治療の風景が続く短編集
コンパクトにまとまってるのに、誰にでもありそうな症例というか、
この本によるところの精神疾患というのが、
癒えていく感じがすごく気持ちのよい内容で、
読んで心地よくなったのでありました、これが伊良部の治療効果なのか…

と、まぁ、そんな感じになるような
コロナがあれこれ流行りだして増えたといわれる
対人関係やら、様々な要因による精神疾患の数々を凄い適当な対症療法で
なんか、緩解していくみたいな気持ちになれる内容がよい
誰にでもありそうな不安というのが、先鋭化して病気となってしまうんだろうなと
まぁ、そんな医学的な根拠および、助言は一切でてこないので、
そういうエビデンスではないのだが、そうかもしれないと思わされる
ひとつも示唆されていないのに、勝手に考えて、治ってしまっていきそうな感じが
凄くうまいなと感心してしまった
というか、無茶苦茶だけど、そのままでいて嫌味じゃない伊良部というキャラクタが凄すぎるんだな

今回は、それに加えて、怪しい看護師のマユミちゃんの活躍が顕著で、
これシシドカフカが女優やるつもりがあるうちに、映像化してくんないかなとか思ってたんだが、
当然のように、ずいぶん前に映像化されていたみたいで、惜しいというか
まぁ、新しく作り直してもらってもいいんじゃないかしらと
思ったりしたのである、じゃぁ、伊良部誰がやるんだといわれると
こっちが難しいわけなんだけどもな

患者たちが、半ばやけくそみたいになるというのが、
見ていて心地よい部分だなと、自分がそこまで解放されていない状況で、
誰かが解放されたという姿を見ている、そんな小説体験が
心地よさの根底にあるなと思ったときに、
この小説好きだなと思ってしまったのでありました
なんとなし、ストレスを感じているんだなと
自分について、ふと気づかされるというか、そんな気持ちになったのであった

【ドラマ】アストリッドとラファエル2 文書係の事件録

2023-07-28 21:05:22 | ドラマ映画テレビ感想
NHK海外ドラマ枠でありました
1がものすごく面白かったので、早く2をと待っていたら、
ようやく放映されて、かつ、3もすぐに続いてと
NHKありがとうと思いつつ見たのでありました
とりあえず2について

事件として、オカルトでもないけど、事件解決がトリックにより近寄った感じを覚えたんだが
前からそうだっただろうか、ともかく、アストリッドの成長もあわせての内容が気持ちよく
そうかと思うと、ラファエルがテケトーにというか、大胆に生きて、
そして、大胆に失敗していく、主に男関係でというあたりが
人間的で面白いなと、この事実について、アストリッドがどう消化しているか、
いまいちわからないけど、わかりそうな感じの描き方が見事でよかった

今回は特に、この二人の絆についての具象化みたいなイベントが多くて、
指ぬきと方位磁針というメタファーが出てきてという即物的なそれもあるんだが、
お互いが必要とする状況、感情というのの描き方が丁寧な中、
アストリッドへの理解が、ラファエル以外にも波及していて、
みんながアストリッドをわかってきて、そうしているという優しさが、
黙って描写されているといったらいいか、声に出さないで気づかされる様々な事象で示されているのが
凄くよかったと思うのであった
みんながすごく優しい、そして、そういうのがあっても、
ラファエルとの関係が特別であって、それは人間同士の尊敬という絆というのがまた
すごくいいなと、信頼とか、そういう関係を描いたドラマとして
とても楽しめたのでありました

今作というか、前作の後半くらいからそうだったかもしれないが、
フルニエ先生がすっかり、アストリッドを許容というか、仲間と意識しているのが
端々からうかがえていたのが、一番面白くもあり、よいシーンだと思っていたんだが
最終回で、特に用もないのにアストリッドのために駆け付けたと
当たり前に言ってしまうというのが、かっこいいシーンで、すごくよかったと思うのであった
ニールセンさんと、素人呼ばわりしていた頃が懐かしい
あの前振りあってこその、今のフルニエ先生の姿がほほえましいというか、実によい

アストリッドがどう思っているか、どう生きていこうとしているかの部分は
相変わらず、自分の世界の枠組みで動いていて、そこによって四苦八苦しているけども、
それをサポートする仲間というものが明確にできているというのが
アストリッドが気づいていそうな、そうでもないような、
そこに頼りつつあるという図が、実によいと感激しつつ
テツオタナカという、天才的なサポーターと今後どうなるのかも含めて
続きが楽しみで仕方ないドラマなのでありました

まぁ、1にもまして、アストリッドが可愛い
それに尽きる

【読書】仕掛人・藤枝梅安 梅安最合傘

2023-07-26 21:05:07 | 読書感想文とか読み物レビウー
仕掛人・藤枝梅安 梅安最合傘  作:池波正太郎  

今度は梅安シリーズをまた読む
続き物を適当に読むことをいとわない性格な上に、
特に全部読まないといけないという強迫観念もないため、
はたして読んだ話だったか、そうでなかったか
わからないまま読んでしまうんだが、どうやら読んでなかったやつで
大変楽しめたのでありました
ここ最近、剣客商売読んでばかりだったので、小説としての印象の違いに
新鮮な驚きというか、面白さがあって大変よかった
これは、鬼平まで含めてしまうと、それぞれで書かれているタッチというか
描かれている男が違うのが、ものすごく楽しいなと
改めて、池波先生のキャラ造形のすばらしさに舌を巻いたのでありました

話としては、小杉さんを京都の白子屋に逃がしたけども、
どうやらそっちは面白くないからと、また江戸にもどってきてしまうという
そんなお話でありまして、
そこを仕方ないなと思いつつも、小杉さんはちゃんと正しい道に戻ってもらおうと
梅安と彦さんが、あれこれ骨を折るという話でもあるんだが
そうは問屋が降りないというお話であって
なかなか面白く読んだのでありました

剣客と違って、案外梅安先生が気が短いといっていいのか、
ある種の私怨による殺人を行っているといっても過言ではないのが
魅力でもあり、仇でもあるところだと
改めて認識させられたのでありました
独善的とまではいわないが、やはり、殺しをするという身勝手ははっきりしていて、
でも、それを押しとどめられない、殺しをする男としての葛藤と苦悩、
そして、それが故の死に場所へのあこがれめいた言動というのが
彦さんともども、弱音でもあるし、世迷い事でもあろうが
こぼれてしまうというのが、嫌味というか、
嫌な感じがせず、だからといってかっこいいわけではないという
こういう匙加減が絶妙で素晴らしかったと思うのでありました

梅安シリーズもいくつか読んでいるはずなんだが、
この巻を単独で読んだだけの感想だと
思ったよりも、梅庵さんは殺しに厭わないし、
なんだったら、割と殺してしまうタイプだよなという
危なっかしさがよかったりもすると思ったのである
特に、気に入らない女への暗い復讐めいた心に従った話なんかは、
確かにろくでもない女だと思いつつも、
それの今の幸せというものを改めて思い知ることによってとどまると
まぁそんな展開もあったりして、基本的に出てくる姿が甘いというか、
どこか徹底できていない辛さみたいなのが見えていて面白いのであった

これこそがこのシリーズの良さかとも思うのだが
色々と片付けて、さて、小杉さんを救おうという次巻へ続く話で終わるわけだが
嫌な予感しかしないというのもまた、シリーズの特徴だなと
にやにやして読んでしまったのである
ともかく面白過ぎる、素敵な小説だ

3か月ぶりの台湾北上旅行 15 へちま小籠包と士林夜市

2023-07-25 21:11:45 |  3か月ぶりの台湾北上旅行(2023)
前回のやつでへちま小籠包まで書いておけばよかったと思わなくもないが
中正紀念堂から少々いったところにある盛園へ
ここも何度目だというくらい来てるんだが、ここのへちまが本当に好きで仕方ないのである


相変わらずの人気っぷりで、少々待たされたものの無事入店




酸辣湯60元、へちま小籠包170元、そして干貝の焼売235元
別に貧乏旅行しているわけでもないんだが、飯に恵まれない旅だったので
最後くらいはやや豪勢にと食べたのである
期待通りの味で、大変よかったのだけども、メニューが減っていて
数年前に来たときのニガウリの鍋とかも食べたかったなと思ったんだが
メニューになくてちょっと残念だったのである
サーブしてくれたのが、忙しかったからか小姐というよりも、女店主という感じの人で
結構こわもてでよかったのだった、台湾の強そうなおばちゃんて
まったく勝てない雰囲気があっていいな

食べ終わってから、まあせっかく台北来たんだから観光夜市にいきましょうと
これまた数年ぶりの士林夜市へ遊びにいくことに



高雄の方と一緒で、流石に回復してきているというか、
人がうじゃこら居たので、いかにも夜市にきたという感じで楽しかったのである
ちなみに大鶏排の店だが、とんでもない長蛇の列で眺めるだけで通り過ぎたのである
まぁ、夕飯食べたばっかりで食べられる気がしなかったわけだけどもな




エビ釣りをはじめ、いかにも夜市の屋台というのが並んでいて
流石は士林、夜市のスケールがだいぶでかいと感動したのである
裏路地みたいなところまでも、すみずみまで店がぎっしり詰まってて
一対一麻雀の店とか、射的とかもにぎわっていて楽しかったのである





士林媽祖廟のあたりをうろうろ
こんなに提灯飾ってたかなと思いつつも、この雰囲気がいいなと
中華っぽさもありながら、どことなく日本のお寺とか神社のお祭りを思わせる感じがあってよかった
観光地なので、廟のまわりで飲み食いしている若者がいっぱいたむろしていたんだが
廟内では、ちゃんと祈りを捧げている人もいたり、なかなか味わい深い






ともかく広いので、あっちこっちをうろうろしていたんだが、
最近話題の曲線ディスプレイを発見して思わず見入ってしまった
写真だけでどこまで伝わるかわからんが、この3Dっぽさというか
立体っぽさが凄い斬新だと感激したのである
もっとも、流れる映像はこの虎の子供がわちゃわちゃするやつだけで、
あとは2D広告を曲線ディスプレイで流しているだけだったのが残念だったが
その内、こういうコンテンツも充実してくんだろうなと思うのであった



最終的にカップ山盛りのマンゴーを売ってて思わず買ってしまったんだが
3月にどう考えても、台湾産じゃないよなと思いつつも150元も払ってしまったのである
味はちゃんとしてたからいいんだが、なんか、もったいないことをしたかもしれんと思うのであった
ともあれ、凄い楽しく過ごせたのである

つづく
16 西門町で遊び帰国

前の
14 中正紀念堂と青天白日旗

【読書】剣客商売 隠れ蓑

2023-07-24 21:05:01 | 読書感想文とか読み物レビウー
剣客商売 隠れ蓑  作:池波正太郎

前回の新妻とは打って変わって、小兵衛中心の話ばかりだが、
これこそ剣客商売といった感じで、すごくよかった

老人が暇を持て余して、世直しでもないが、
ちょっとした助けをすると、まぁそういう大枠ではあるものの、
いわくや、いわれ、ある種の因縁がめぐった話が多くて、
過去の弟子にまつわる事件を扱っていて、
どれも、なかなかに面白かったのでありました
大治郎のところの弟子も順調にというか、
これもまた、小兵衛がうまく助けともわからぬほどの手を差し伸べたりしながら
大方大団円という感じに落ちていくので、読んでいてすごく気持ちがよい

そこそこの大名の怪しからん話であったり、
しょーもないいざこざなんかを見事に納めるといった感じで、
割と笑い話として読めるものが多かったのも、
殺伐としていなくて、健康的な内容だと思ったのである

とはいえ、大活躍の小兵衛の強さがずば抜けていて
河童と間違えられたのはさておき、その鮮やかな剣筋と、
どうやったかわからないが、気づけば、どう、と倒れた音のみとなる殺陣描写が好きで
読んでいるこっちが「ぬうん」とか言って昏倒してしまいそうになるのがよい
くだくだチャンバラ描写しなくても、その強さと剣技が、
さらっとした文章だけで伝わる、見えるようにすら思えるのが
やはり筆力の違いだなと感嘆したのでありました
どの表現がという、言葉面の問題ではなく、
殺陣全体の流れというのが流麗そのもので、文章の走りがそれを見事に表していると
つくづくほれぼれするのでありました

表題作は、仇とはを考えさせられる内容なんだが、
見事な人情劇になってて、かなり感動したし、
なにより末期の一撃のかっこよさが見事で、しびれるほどよかった
因縁とそれを見届ける秋山父子の姿が見えるようでもあって
なんというか、素晴らしいと思ったのでありました

くだくだ感想を書くべきものではないと思いつつも
面白さに、あれこれ語ってしまう駄文を連ねてしまうのであった

どうする家康  本能寺の変

2023-07-23 20:52:28 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「どうする家康」
視聴完了しました
とうとう本能寺の変で、一気に伊賀越えまでかと思ったら、
がっつり伊賀越えに一回使うらしく、このドラマ、
配分がよくわからんなと思ってしまったんだが、それはそれとして、
みっちりと、信長と家康の絆というのかわからん何かを描き続けた回でありました

しかし、明智の場違い感みたいなのが、ものすごく残酷に描かれていて
「やれんのか金柑頭!」の発声のかっこよさと相まって、
最高に三下な明智に仕上がっていて、実によかったと思うところ
特に誰がというわけでもなく、横合いから、外野がなだれ込んできたといわぬばかりというのが、
割とリアルというか、ありそうな話しだよなとこれに関しては
説の取り方として、一番好きかもしれんと観ながら思ったのである
また、秀吉方のリアクションが、対家康であったというところからの、
明智が?というあたりの扱いがまた、三下感をあげていて
脚本家は明智になんか恨みあるのかというくらいでよかったのでありました

少々わかりづらい作りだったようにも思ってしまったんだが、
結局信長を殺りにきたのは誰だったのか、
あのあたりは、夢の話なのか、実際だったのか、
じゃぁ、家康の顔に見えたあれはなんだったんだとかが、
ちょっと説明ないとわかんない!みたいな感じになってたのは
自分がちゃんと見てなかったせいかしらと反省もするんだが、
夢現の境目がない内容で、独特の本能寺だと思ったのである
敦盛もなかったが、あの様子が敦盛の歌の通りということなんだろうか

秀吉がここから一気にまくりあげてとなるであろうけど、
その活躍はほぼ描くことなく、なぜか伊賀越えで謎の集落を抜けていくという
必要あるかどうかもわからん見せ場が次回用意されているようで、
もう顔出しされてたから、楽しみではあるんだが、
はらわたが腐ってる方の本多との再会を含めて、
だいぶ冒険した回になりそうなので、楽しみにしているのであったとさ

来週は惜しげもなく忍者バトルやりそうで楽しみである

【読書】巴里マカロンの謎

2023-07-22 21:05:46 | 読書感想文とか読み物レビウー
巴里マカロンの謎  作:米澤穂信

ようやっと読めた、小市民シリーズの最新作
どうも前回発刊から11年の歳月を経てのものらしいが、
ずいぶん朗らかというか、暗闇がなくなった感じがすると
少々驚いて読んで、そして、とても緩やかに青春小説を楽しめたと思うのであった

意外といっていいのか、これまでのシリーズで、
ここまで具体的に地名が出てきていたかしらと首をひねってしまったんだが
もしかすると、放火事件のあたりとかも岐阜の地名のどこかしこだったかわからんが
今回は、がっつりと「名古屋」という実在都市が出てきて、
彼らの住んでいるところから、東海道線で20分程度のところにあるというお話がでてきて
なんといったらいいか、驚いてしまったんだが
名古屋である必然性はあったのか、舞台となった中学や高校は、
私立のあれやこれやなのかと、元名古屋市民として気になって仕方なかったんだが
それは本当に些末なことで、相変わらずの謎解きを華麗に楽しんでいて
これまでの三冊と異なり、ほとんど小市民であることを放棄しているでもないが、
そこへのこだわりは持ちつつも、薄れている、だからこそ
自然に謎解きしているといった感じで、
とても楽しく読めたのでありました
なんだかんだ、嘘をつかれているではないが、小市民たろうとしている姿に
違和感がぬぐえないというか、登場人物の気持ちと乖離があると感じていたので
いっそすがすがしく、これくらい謎解きしている方が
楽しく読めるなと思ったのであった

と、まぁそれはそれとして、あいかわらず甘い物に関しての
ちょっとした謎解きがいくつか出てきて、ふたを開けてみたら
結構ブラックというか、後ろ暗い事件があったりしたけども
中心となっているお菓子もろもろについては、とても美味しそうで、
また、小山内さんが、オオカミさよりも、ただの甘味もの好きとしてのキャラが
かなり前に出ていたので、微笑ましく読めてよかったのでありました
まぁ、そのせいか、ちょっとかわいそうな目にもあっていたんだが
あれについては、オチが見えているが、どういうことだったかの組み立てが
大変わかりやすくて面白いお話だったと思うのである

ともあれ、大きくは何も事件はないまま、
二人の関係がどうしたということもなし、
でも、知らず内に、すっかり屋外休日デートをしている感じになってるのは、
それはもう、いよいよ付き合ってるといって差し支えなくない?と思ったりしたんだが
相変わらずそういうことは、毛ほども感じさせず
謎解きをする二人を楽しめる作品でありました

メタ的というか、どうしても名古屋にひっかかるから考えてしまうんだが
例えば、岐阜に住んでいる高校生が、休日に女の子と名古屋駅に行くといったら
これはもう、かなりのデートなんじゃないか、
この感覚が理解できそうなのは、自分に地の利があって、
この本をより楽しめているんじゃないかと、よくわからない優越感でもないが
喜びを味わったりしたんだが
間違っているような気もする

【ドラマ】悪女について

2023-07-21 21:05:16 | ドラマ映画テレビ感想
NHKのドラマ10枠だったか、ともかく前後編のドラマでありました
まったく知らなかったんだが、結構古い原作で、
しかもドラマ化が3回目になるほどのものらしく、
新作のドラマだと思ってみていて、なんか古臭い設定だなと思っていたんだが
まさに古いものの、現代版リファイン作だとは夢にも思わず
色々と戸惑ってしまったのである
が、まぁ、おおむね面白かったのでよしとしよう

悪女といわれたある女性の不可解な死について、
その人生を小説にしようと取材の体で、色々な関係者に話をきいていくというものだったんだが、
前編と後編で、まったく違う話すぎて、まぁ、それはそれで面白かったんだけど
じゃぁ、前編意味ないじゃんというか、あれ、なんだったんだと思わされたのでありました
橋爪功が凄かった、その一点で押し切られてしまうくらい
実にいい演技だったし、そこの見ごたえはかなりよかったから
文句のつけようもないんだが、
話しとしては、物凄い嘘話をようようと語られただけという感じだが
案外、人間の噂というか、世評みたいなものは、
ああいう輩が、あんな風に作っていって、事実もへったくれもないのかもなぁと
なんか腑に落ちたというか、妙な納得を得てしまったんだが
それもやっぱり、橋爪功のせいのような気がする
すげぇ俳優だ、本当にもう

結局どの話がというか、後編で語られたのが事実なんだろうと思うし、
まぁそういうこともあるのかしらねと思ったりもしたわけだけども
それだと、結婚する約束してた男があまりにもかわいそうというか
やっぱり、色々なところで意味なくない?ということが多すぎて、
それも含めると、これが悪女というものなのかと
よくわからない感想を抱いてしまったわけである
もしかしなくても、多分、前後編の二回でやるには、
やらないといけない話が多すぎて、まとまってなかったんじゃないかなと
ちょっと前の白い巨塔のリバイバルと同じ印象を受けてしまったんだが
ここがという見所がつかみにくいドラマだったと思うのである

とはいえ、前編のテンプレ悪女っぷりというのを堂々と見せてくれた
あの与太話の映像化は、それはそれとしての見ごたえがあったので、
総じて楽しめたドラマだと思うのだが、
ドラマ一本として、何がといわれると、よくわからんなという感想になってしまって
なんかもったいなかったんじゃないかしらと思うものだったと
記しておくのである

【読書】ソーシャルメディア・プリズム SNSはなぜヒトを過激にするのか?

2023-07-19 20:55:57 | 読書感想文とか読み物レビウー
ソーシャルメディア・プリズム SNSはなぜヒトを過激にするのか?  
著:クリス・ベイル

アメリカにおけるSNSの影響度を調べた論文といっても差し支えない
実証実験および、検証報告といった感じの内容だった
かなり難しくて面食らってしまった

アメリカの分断を助長したとされるSNSについて、といってしまうと結論を急ぎすぎていて
それより手前の、SNSがどれほど人間の判断に影響を与えるのだろうかと
それを調べたという記録と、その悪戦苦闘の記録でありました
日本では、また異なるパターンだろうなとも思うのだが、
アメリカにおけるFBの影響力の大きさと、二大政党制というもの、
そして、トランプ大統領の出現といったこと、さらにはコロナの影響等々もふまえると
かなり複合的なそれなんだが、コロナはさておいて
序盤のそれこれが、SNSによってどう変わったかを検証しようという試みは
なかなかに面白くて、どうやって実験したらその正しさを証明できるかというところの苦心が、
ダン先生の合理的シリーズのようでもあって面白かったのであります

とはいえ、ダン先生と違ってだいぶ真面目なので、
ともかくSNSがどういう影響を与えるかというのを雰囲気やイメージで語るのではなく
実証として語るということで、被験者の動向というものについて
SNSの使用によって、自分の考えが変わるかどうか、ということについて、
変わるどころか悪化(?)するといったものが結果なわけだけども、
まぁ、そうなのかなとも思うし、そういうものかとも驚いてしまう
そんな感じで興味深いのでありました

結局、自分が信じていることを信じやすい状況が作られてしまうことと、
信じていることがアイデンティティ化してしまうこと、
それによって、過激化が進み、ある程度を過ぎてせいまうと
いわゆる、「荒らし」になってしまうという変遷が実に興味深くて、
実際のところ、この実験によって、一人の「荒らし」を生んだんじゃないか?と思わなくもない結果が
あったようにも感じるのだが、それは被験者が嘘をついていたというか、
被験者が語ることと、SNSで語られていることの乖離が激しい、なんだったら二面性とすらいえる状況が
当たり前にあるというのが興味深いというか、
ああ、なるほどなと思うところでありました

とはいえ、これに辟易して、政治論争をSNSで避けるようになったという話もあったりするんだが
それは、行動制御がなされただけで、心理というか、実際の思想への影響はずっと強くなっていって
本当に分断のための分断が起こってしまうんじゃないかと思わされたのでありました
SNS怖いなと思うんだが、自分が、そこまで依存していないと思っているのがまた、
これも被験者たちと一緒なんだろうか
わからんが、ともかく、リアルとネットを分別するという行動の危険性というか、
それによる、他人事のようにネットで狂暴になる様とかは、気を付けなくてはならないと
思ったりしたのでありましたとさ

むしろ逆に、ネット上でおとなしいけど、リアルだと酷い人とか
そういうのいないんだろうかと、まったくこの本と関係ないけど
そういう人みたいなと思ったのであった
クロマティ高校にそんな人いた気がするな

3か月ぶりの台湾北上旅行 14 中正紀念堂と青天白日旗

2023-07-18 20:55:50 |  3か月ぶりの台湾北上旅行(2023)

鉄人を久しぶりに眺めみる

さて、そろそろホテルに入れる時間だということで、
いったん台北駅へと戻ることに
あらかじめ、荷物をロッカーに預けていたのでそれを回収と
少々甘い物でも食べようということに




ロッカーは電子錠になってて、鍵ナンバーのついてる紙をもっておくというので、
日本で使ったことないんだが、多分、似たようなものがあるんだろうと思うところ
スマホ必須とか、そういうことないので安心である
荷物とってから、フードコートエリアに移動して、小南門にて豆花を食べる
スタンダードなやつで、何ということもなく、美味しく食べたのでありました


翌朝が早いというか、始発に近い電車で空港行かないといけないので
駅近にしたわけだが、台北駅の北側に、こういった
古い伝統的なあれこれを売ってる店とかもあって、なかなか興味深かったのである
このあたり、散策したことないな
ホテルの写真撮り忘れたんだが、何の変哲もないところで、
とりあえず落ち着いて休んでから、夕飯がてら、中正紀念堂へ



ドームを見やりつつ、中もちょっと見学したんだが、旗の収容時間がそろそろということもあったので
足早にドーム内に移動してスタンバイ




待っていると、エレベーターにて衛兵があがってきて、見張りの兵と合流
交代式とは、また異なる情景ながら、撤収に向けて出動していく




目の前を過ぎていくんだが、ゆっくり一歩ずつ動いていくと思ったら、
ある程度のところから、急にスピードアップして、追いかけるのも大変で、
しかも、観光客が結構わらわらとおっかけるので、おちおち写真も撮ってられない感じだったんだが
まぁ、とりあえずはできたのでよしとして、
今度はいそいで、ふもとの方へと移動



これも何回も見たなと思いつつも、毎回感動してしまうわけで、
この日もまた、無事終わったという感慨をもって見学終了なのでありました


よくわからん鳥が相変わらず居る

見終えて、ぶらぶらと夕食をもとめて移動していくのであります

つづく
15 へちま小籠包と士林夜市

前の
13 迪化街を歩く

【読書】天才の考え方 藤井聡太とは何者か?

2023-07-17 21:05:47 | 読書感想文とか読み物レビウー
天才の考え方 藤井聡太とは何者か?  著:加藤一二三、渡辺明

2020年発刊なので、インタビューや、書いた時期もおそらくはその頃、しかも、2020年1月くらいでなかろうか、
わずか3年ほど前だが、書かれていることと現実との乖離が甚だしいとも思われたのだけども
大枠や、筋道については書かれている通りで、非常に面白い、
将棋に関する二人のトップ選手の対談というのが、読み応えある内容でありました

タイトルに藤井聡太と入れたかっただけちゃうかという感じで、
そこまで藤井先生にスポットあてた内容になっていなくて、
どちらかというと、AIが入ってきた将棋世界というものが、どうなりつつあるか、
そこから世代とか、自分の戦い方みたいな話になっていて、
加藤先生からは昭和のそれこれの話が伺えるし、渡辺先生からはトップとして30歳を超えているという状況での
切磋琢磨、特に、キャリアハイだと思っている2018年、19年の飛躍についての感触や感想が
非常に生々しく描かれていて、読み応えたっぷりでありました、ものすごく面白かった

二人の棋士の性格がよくでている内容になっていて、
どこまでが本当かわからないが、加藤先生の天才っぷりと天然っぷりは
そのままで記されているし、それを向こうにした渡辺先生の冷静で落ち着いた語りぶりがまた、
読むのにとても適していて、かつ、理解しやすい
物凄く理論的で冷静に見ているという姿が浮かび上がってきて面白いのでありました
加藤先生をどうこう語るということには意味がなくて、
渡辺先生が幼い頃に、加藤先生へ質問で、ある手のことを聞いたというのが
お互い共通の思い出になっているのが凄くて、
そういうわかる次元同士の会話というのは、印象に残るもんなんだろうなと
将棋界あるあると言ってしまえそうな、天才同士の対話っぽさがあってよかったのでありました

まだ、現在ではわからないけども、AIによる勉強を手にした新たな棋士が山ほど出てきたとき、
自分の手で勉強をしてきた世代と、そのやり方との間に差が出るのか、
どうも、この対談を読んでいると、AI世代の若いのが増えると、
それらが無双するだろうが、長持ちしなさそうな印象で、
記憶力という、若さのアドバンテージがすさまじいそれでのみ勝つことが可能となった将棋界で
そういう世代が、一時的に台頭するものの、寿命が短くなる
新たな若い世代にすぐとって変わられてしまうようになるんじゃないかと
そんな風にも読めたのでありました

もっとも、高度に渡辺先生が、いや、どちらかというと加藤先生がそうコメントを操ったり
差し向けたりしているのかもとも思ってしまうのだけど、
この感覚もまた、変化の速い昨今の情勢では、異なる感想になっているのかもと感じたのでありました

加藤先生はともかく、渡辺先生にはまだまだ頑張ってもらいたいんだが
これ読んだところだと、近いうちに引退してしまいそうな雰囲気を感じてしまったんだが
杞憂であってほしいと思うのである

どうする家康 安土城の決闘

2023-07-16 21:05:03 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「どうする家康」
視聴完了していました
まぁ、前回の前振りからそんなこったろうなという感じで、
結局いつもの家康というか、なんだかんだ、信長とわかりあっているという
友情展開になったのは、まぁ仕方ないと思いつつも
じゃぁ、来週どうオチをつけるつもりなんだろうと
それがまた、楽しみになってきたのである
なんだかんだ、この手法でずっとやってきてるけど
今回のは、見ないとオチが想像できないから楽しみであるわ

はたして、家康が誰にはめられた感じになるのか、
それが楽しみでならないわけだけども、
それに慌てて、伊賀越えをしていくという展開なのか、
そうだとすると、穴山が裏切ってたとかそういうことかと思うが
それほど出てきてないから違うなとか
あれこれ考えてしまうわけだが、とりあえず
徳川家臣団が、かなりそろっている状態なのは、変といえば変なわけだけども
それはそれとして、次週を楽しみにして待つばかりである
しかし、やたら鼠推ししてくる展開が
ちょっと癖になってきたというか、どうでもいいサイドストーリーとして
服部党が楽しくて仕方ないのであった

明智がとことんうかつに描かれているのも気になるところであるが
そうなると、制御できなくてという、一番しょーもない感じが引き金になって
信長、家康両雄がどうしてたとか、そういうのは
一切関係なく、横面を殴りつける展開という感じか、
まぁ、案外そういうことかもなという説得力が出てしまいそうで怖いんだが
はてさて

秀吉の方もきな臭い感じで、相変わらず笑ってない顔が
怖すぎるなと思ってみていたわけだが、
その笑顔のままで、女の替えを所望しつづけるあたりは
結構好きなシーンだなと思ってみていたのであった
案外、佐藤隆太がいい感じで弟してて、頼もしく見えるのもまた
秀吉サイドを見ていくうえで面白いと思うのであった

ともあれ、8月に入ったら、豊臣とのあれこれが続く展開になっていくと思うと
なかなか楽しみが続くなと、これからのキャストがまた面白そうだと
次の山場が数正の話になろうあたりが、気になってきているわけだけども
はたして、どこまでをどこで描くか
最後がえらい駆け足になるらしいという飛ばし情報を読んで
本当かどうか、判断しあぐねているわけだけども
とりあえず楽しい大河として続いて欲しいと思いつつ、見守っていくのでありましたとさ

【読書】炎の武士

2023-07-15 20:53:04 | 読書感想文とか読み物レビウー
炎の武士  作:池波正太郎

近所の図書館が池波正太郎フェアをやりだしたので
続いてしまっているんだが、今回は時代物ではなく歴史物の短編集
こういうのも書いていたんだと、改めて驚かされたというか
自分の歴の浅さが恥ずかしいかぎりなのだが、
鳥居強右衛門を扱った短編が表題作で
なんとタイムリーと、とてつもなく楽しんで読めたのでありました

講談のような話をさらさらっと、軽快に書いているのがよくて、
鳥居強右衛門の人となり、その冒険ともいうべき働きの根幹から、
その雄姿を肩ひじはらずに描き切っているというのが渋いと感激したのでありました

また、幕末は新選組の話が二本もあって、
池波流の新選組というのも味わい深いなと感動したのでありました
この土方が、また負けん気が強くてよい、
モテる男でありながらも、結局一人の男として、女に惚れる姿が書かれているのがよい
土方でありながら、池波先生の書く男だなというのが
もう、なんというか、素敵すぎるなと思ったのであります

前に読んだエッセーに書かれていた、先生の矜持ともいうような
潔さとでもいえそうな、さっぱりとした生き方、
諦めとは異なる生きざまの鋭さが、どのキャラクタにも宿っていて
反骨とは異なるし、復讐のようなものを持ちつつも暗くない、
そういうかっこよさがあふれていてよいのでありました

江戸時代の探検家である間宮林蔵と、
新選組からもう一人、原田左之助も書いているんだが
どっちもまた、いい男として書いているのが面白くて
こういう歴史小説というものもあるんだなと
改めて驚かされたのでありました
どうも、歴史事実の方に眼が生きがちな題材だと思うんだが、
そうではなく、そこをどう生きたかという人を描いているという点が
いわゆる歴史小説と異なるところだと思わされたのでありました

左之助の話は、個人的に大好きな、実は馬賊の棟梁になってたという話をモチーフというか
そういうもので書いているのが講談としてもよい内容で
あっけらかんというでもないが、悔いのない人生を生きた男というのが描かれているようで
よいわよいわと、すごく楽しんだのでありました
池波小説面白すぎる