CLASS3103 三十三組

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【ドラマ】広重ぶるう

2024-07-07 21:46:54 | ドラマ映画テレビ感想
NHK時代劇枠でありました
BSの方でやってたやつだよなと知っていたんだが、
どうも、もともとは一本のスペシャルドラマだったようで、
それを地上波用に3分割して放送だったとのこと
だからかと思わなくもないところがいくつか見受けられたというか、
3話仕立てにしては、起伏がそんなにないなと思っていたのでありましたが
一本のドラマで見たら、それぞれで起伏ができていたということかと
合点がいったのである

さておいて、時代劇であるし、江戸を舞台にしたそれだったわけだが、
見た感じでは、それこそスペシャルドラマというやつだなという感想で、
これはこれで嫌いではないけど、いわゆる時代劇を見たというそれとは
ちょっと異なるものだったわけで、
奥方を扱った、いわゆる朝ドラっぽいそれでありました

話しとしては、広重が一本立ちしていくという史実なのか、
ともかくそういう生涯にあわせて物語は進むわけだが、
それを支えていた奥方の健気さというものが一等のところで、
人情話しとして好きなジャンルでありましたが、
それならそれで、もっと時代劇っぽい、というか、落語っぽい感じに仕上がってくれればなどと
詮のないことを考えたりしたのである
なんというか、しっとりしすぎで、広重がともかく才覚を発揮するために
あれこれ頑張っていたところが、ほとんど見えない、見せないというのが
奥ゆかしいといえばいいんだが、ラストであまりにも儚く終わってしまうのが
悲しすぎると思いながら見たのである
でも、一本で通してみていくと、この3話にあたる部分がクライマックスで、
2話から、3話冒頭にかけての、スターダムに駆け上がる姿からの急転というのが冴えて
いい話しに見えたんだろうななどと思ったりしたのである

まぁ、そのあたりは私の見方もだらっとしてるからいけねぇと思うばかりだが、
それよか、版元といっていいのか、パトロンとなってくれた高島弟が抜群によくて
一筋縄ではないやりてっぷりが、実に素晴らしかった
演技もさておきながら、その癖のあるキャラクタが見事で
この物語において、一番活躍したのこの人じゃないか、
この人のおかげで、まず、広重が当たったんじゃないかと思ってしまったわけだが、
まぁ、それをたきつけたのもまた、奥さんだったのだから
それはそれでよいのかと思うのである

同僚も気のいい奴ばっかりだったし、そこそこ嫌なやつも出てきたけど
まぁ、そういうのとなにくそとやっている暇もなく、
広重が広重になっていく姿を見ていくというのが気持ちよかったので、
途中、北斎もまた、いかにも北斎ってな感じで出てきてよかったわけだけども
この時代のあれこれは、奇人揃いで面白いなと
時代劇枠じゃなく、やっぱり、スペシャルドラマ枠で見るというのが正解だと
ドラマの作りについて、結局すごく納得したのでありましたとさ

なんの感想なんだ


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