Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

自転車工房の ハンドル達

2012-01-29 20:11:45 | 自転車部品・用品
私が自転車の保管や整備をしている Kino自転車工房 ここには
色々な部品も置いてあります 今回は手入れも兼ねてハンドルを
見てみましょう





ハンドルの保管も結構場所を取りますね 普段この子達は部屋の高い所に
吊り下げてあります そして埃が被るのですが 湿度の高い日本ではその埃が
湿気を呼びメッキに悪さをします たまに埃を拭き取ってやらないといけないですね




どんなハンドルが有るのかちょっと見てみましょう
これなんかどうかな ちょっとお目に掛かれない
ハンドルです




ステムは NITTO Pearl Ⅱ 日東のパールⅡの100mm
このステムは他に溝無しと 2本溝が有りますが
この 1本溝が一番綺麗ですね




ハンドルは古い CINELLI チネリ それも鉄のマース型です
ピストに使う深曲りの鉄は チネリの物も多く有りますが
この鉄マースは私も他で見た事が有りません






鉄仮面の CINELLI のマーク その反対側には
MOD CAMPIONE DEL MONDO チャンピョン デ モンドの刻印

実は このハンドルは東京オリンピック 1964年 ロードの
献上車に付いていたのを見た事が有ると仰る方が居ました
私は自転車部の自転車小屋に有ったのを貰い受けたのですが
先輩に東京オリンピックのロードに出場した方がいらっしゃるので
このハンドルは案外 オリンピックを本当に走っているかも
分りません 私もピストで長く使い日本選手権を含め多くの
大会で使いました




さてこれもマース型の CINELLI チネリです






ステムも CINELLI 1A アルミの平行ステムで 旧マークが
刻まれています






やはり鉄仮面のマークが刻まれ 当時のロードの定番
MOD GIRO D'ITALIA ジロ ド イタリアです

ただこのハンドルとステムもアルマイト加工がされていません
この後全てのハンドルにはアルマイトがされます 初期のわずかな
期間だけこの様なハンドルとステムが有り もう記憶を辿るしか
ないのですが 1970年頃の部品だったと思います






自転車小屋の上に吊ってある私の選手時代のロードレーサー
この自転車にも全く同じステムとハンドルを使っています
当時新品を買って使い続けていた部品です




これは上のロードレーサーに引っ掛けて保管している
ハンドルとステム






ステムはやはり CINELLI 1A 黒いアルマイトがされた 95mm
マークは新しいロゴが刻まれています ピストに使っていた
100mm のステムが長く 珍しく 95mmなんて言う希望の長さが
有ったので迷う事なく 即買いでした






ハンドルは NITTO モデルが TRIATHLON トライアスロンなんて
変った物です でもこれはほとんど使っていません




今迄のハンドルとステムは 全てピストレーサーに
使っていました 中長距離を主に走っていた私は
ロード用のマース型を好んで使いましたが これは
純粋なピスト用ですね






ステムは NITTO N.J.PRO AA 58°の前下がりで
反対側には NJS の刻印が有ります






ハンドルも NJS 認可部品で NITTO B123 360mm 巾です
競輪選手の方達は狭いハンドルを好む方が多いですね
選手同士が競っている狭い処に突っ込んで行く為だとか・・・







いったい何本ハンドルが有るんだいって話ですが サドルと一緒で馴染んだハンドルも
あまり交換はしたくない部品ですね 

このチネリ 軽合金のマースバー 磨けば良い艶を出してくれます こんな雰囲気を持った
部品はもう出て来ないでしょうね バーテープは当時流行った Velox ヴェロックスの綿テープだね

コメント (15)
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