Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

Campagnolo のペダルに 三ヶ島のペダルキャップ

2018-03-19 19:32:28 | 自転車整備 ペダル
私のロードレーサーには Campagnolo RECORD カンパニョーロのレコードペダルを使っています
そのキャップを無くしたので三ヶ島製作所 MKS のペダルキャップを取付けました





実はこれと同じ作業を今迄に 2度行っています そのどちらもが保管中にキャップが脱落したもので
不思議と探しても出て来ません オールドカンパと呼ばれる時代のペダルですので補修パーツの
確保が大変です、今回も純正ではなく三ヶ島製作所のシルバンの物を代用します




この自転車は天井から吊るして保管していますが
そこからキャップが落ちて幾ら下を探しても見つかりません
以前の時も見つからずとても不気味です




カンパニョーロの純正のキャップです 樹脂にメッキがして有ります






こちらが脱落した左側です 実は前日には有ったのですが
次の日の朝には無くなっていました・・・






ペダルを一旦外します 左側は逆ネジです






すでに 50年程度経ったペダルですが ネジなどの不具合も無く
回転は至って好調です カンパニョーロは一生物と言われます




整備テーブルで作業を行いましょう




ここで



最近自転車を始められた人達はビンディングペダルを
お使いかと思いますが これはシューズプレートと言う
一本の溝が切って有る物を使い ペダルのプレートに
嵌めて使います




そしてトウストラップと言うバンドを使い足を固定します
練習では信号で止まる度に手で開放と締め付けを行う必要が有ります 
競技用自転車はこのペダルがビンディングペダルに変った事で大きく
進歩したと思います



さて



作業を進めましょう MKS シルバン用アルミキャップ ネジ切りタイプ
この他にもプライムと言う物が使える様ですが 残念ながら通販で
見付ける事が出来ませんでした






アルミ製で MKS の文字が浮かび 取付け部にはネジが建てて有ります
価格が実に様々で今回は 2個 700円程度でした






カンパニョーロに使うのに、さすがにこの文字は気になります
メーカーさんには申し訳ないですが削らせて頂きます






削るのは 2~3 分で済みます 表面が粗いので少し整えましょう








600番のペーパーでヤスリ目を磨きました






さらにピカールで磨き込みます アルミ独特の艶が出ています




磨きはこの辺でおいておきます アルミのこの光沢は艶っぽくて
とても好きです






ではペダルに取り付けます グリスの交換は丁度 1年前に
行っています 今回はこのまま使います






三ヶ島のペダルキャップ用工具ですが、これは先程の
カンパニョーロのキャップにも使えます






カンパニョーロのピーナッツグリス在庫がもう僅かです
キャップのネジと内側にグリスを塗っておきます これは
防水対策と腐食防止が目的です






工具を使い奥までしっかりと締め込んでおきます








ペダルの取付けネジにもグリスを塗って自転車に取り付けます
ネジにグリスの塗布 これは自転車を長く調子良く使う為には
必要な事だと思います






はみ出したグリスは拭き取っておきます これも大切な事です




旧車と呼ばれる自転車を良い状態で維持しようとすると
補修パーツの確保が大変です 探せばカンパの純正も
何処かで見付ける事が出来ます、この辺は本人の気持ち次第ですね





純正で無いのはカンパ愛好家とすれば気になる処ですが、何か理由を見付けて自分を納得させます(笑)
しかしこのペダルの回転部はカンパ独特のヌメリ感がまだ失われていません 最近の上質な
シールドベアリングとはまた違う感触です

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする