Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

ポリパイレンチ MCC CWTP-300

2021-02-19 20:04:15 | 設備 水道工事
水道等の配管工事に使う工具でパイプレンチと言う道具が有ります そんな工具の一種で
ポリパイレンチと言う商品をご紹介します




今回ご紹介するのは MCC (株)松阪鉄工所と言う工具メーカーの商品で パイプレンチの中でも
コーナーレンチとか縦型レンチと呼ばれているものです






この形の工具は今までにも有ったのですが 今回の工具は
少し違う味付けがされています 水道用ポリエチレン管用
金属継手に最適と謳われています






ポリエチレン管用継手と言うのはこの様なもので これは
バルブに継手をねじ込んでいます






実際の施工例として 黒いポリエチレンパイプに先程組んだ
バルブを取り付けています ここで使っているのは通常の
形状をしたパイプレンチです






この様な工具はハンドル部分に工具の情報が刻まれています
MCC CWTP-300 品番の後半の 300と言う数字はこの工具の
大きさを表し 長さが 300mm 程度あります この長さで口の
開く大きさが違ってきます






この工具の口を閉じた処と全開にした処です






その寸法はそれぞれ 17mm 程度から 61mm まで開きます
ここにこの工具の特徴が有ります






ここは工具の歯の部分でこれでパイプや継手を銜えます
この部分も特徴の一つです




私が今迄使っていたコーナーレンチと比べてみます






こちらも同じ MCC の商品で、サイズは一つ大きな 350 です
これが通常の工具ですが 口が開くのは 51mm までです
先程の物は小振りで有りながら 61mm まで開きました






そして歯の厚みが 通常の物 21mm と比べ 13mm と薄く
出来ています この2点の違いは ポリパイの金属継手は
パイプより外形が太いのと 工具を 2つ使う時にそれぞれの
工具同士が干渉する事が有り それを避ける為に歯が薄く
作られています






さて 工具には他の職人さんの物と区別をする為に色を塗っています
同じ職種の職人が集まると 同じ工具を持っているのは良く有る事です
他の人の物と区別が出来る様にしておくのは良い事です






今回の新しい工具にも色を塗っておきます このハンドルの
窪んだ所が色が剥げ難くて良いですね






マスキングと養生を済ませました 塗装部分は良く脂を
拭き取っています






まず塗料の食い付き=密着を良くさせるミッチャクロンを
スプレーします






ミッチャクロンを薄めに 2回塗りしました かなり気温が低いので
ドライヤーで適度に暖めています






今回も赤色にします 高価な塗料では無く地面にマーキング
する時にも使っている廉価なスプレーです 何度かに別けて
塗り重ねました




完全に乾燥する前にマスキングと養生を外しました






もう少し手を加えてやります 駆動部に潤滑剤をスプレーします
最近は工具類にも良く使っている J-MAX が製造している優れた
潤滑剤、ナノコロオイルスプレーです






スプレーを良く振って内部を攪拌してから使います 
カーボンナノチューブが金属同士の摩擦を軽減してくれます
とても滑らかなオイルです




これで使う前の一連の手入れと準備が終わりました
塗装は暖かい部屋に移し良く乾燥させます




私が用意しているパイプレンチ達です パイプの太さや
使う場所の環境に依って使い分けます ハンドルの肌が
白いのは全部アルミ製で 6丁有ります 地肌が赤いのは
鉄製です アルミと鉄では重量が全く違います





このポリパイレンチを早速ポリパイ用金属継手に使ってみると 特に細いサイズの物は
工具を 2丁使うと工具同士が干渉して使い難かったのですが この工具ではそれが無くなり
工具を使う時の気遣いが一つ無くなりました 僅かな事ですが有れば便利な道具だと思います


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