Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

婦人用自転車 タイヤ交換完了

2015-12-29 21:50:43 | 自転車整備 その他 
タイヤの交換をしていた婦人用自転車、前回にタイヤとチューブを入れ換えましたので
今回は後輪を装着して一連の作業が終了致します




夜の暗闇で空気を入れると大きな音と共に
タイヤが破裂しました タイヤとチューブを
新しい物に交換しました、その後輪を自転車に
取付けましょう








この様な一般車のシングルギア自転車には
チェーンを張る為の部品、チェーン引きを使います 
それを左右のハブシャフトに装着します これには
裏表が有るので注意して下さい




車輪を取り付ける時は小ギアにチェーンを先に
掛けます その後






車輪をフレームの爪に押し込みます
チェーン引きはフレームエンド(爪)の 内側に使います




ハブシャフトに付属パーツを取り付けて行きます
まずはスタンドです








その次は泥除けのステー その次に荷台のステー
そしてハブナットでそれらを押えておきます
この時、車輪は出来るだけ爪の前の方へ仮付け
しています




車輪を外す為に外していた前ギアのチェーンを
掛けます






チェーンは車輪を前に送っているのでとても緩い
状態です ドライバー等でチェーンをギアの上に
誘導してやりクランクを回すとチェーンがギアに
掛ります 手を挟まない様に充分注意をして下さい






チェーンの張り調整をする前に分解したブレーキを
復旧させます 8mm 10mm のメガネレンチ 8mm のスパナ
プラスドライバーを使います この段階ではブレーキ本体の
取付けバンドは仮付けで、ネジの本締めは後で行います






ここでブレーキワイヤーも仮付けしておきます







チェーンの張り調整を行います 使う工具は 10mmの
ボックス型のドライバーが便利です








少し工具の入り難い場所ですが チェーン引きのナットを
締め込んで行きます ※ ネジは正ネジです






チェーン引きを締め込むとホイールが後方へ移動し
チェーンの張りがきつくなって行きます






全ケースの場合チェーンを直に触る事が出来ません
張りはクランクを回転させたりしながらその手応えで
調整します 空転させた時に回転が固く感じるのは
少し張り過ぎでしょう 同時にホイールのセンターを
合せる事も忘れてはいけません フレームとタイヤの
隙間を左右揃えてやります




チェーンの張り調整が終わればハブナットを本締めし
車輪を固定します








ブレーキの引き調整も行いアジャストボルトを触った時は
ロックナットも締め込んでおきましょう 8mm のスパナを
使っています






最後にブレーキ本体の取付けネジもしっかりと
本締めをしてブレーキ関係は終了です






チェーンケースの後部カバーを取り付けましょう








これの取付けはプラスビスが一本です ここのネジは
メス側が柔らかいので 締め付け過ぎるとネジを切って
しまうので程々の力加減が必要です






前ギアのカバーも取り付けます カバーに爪が出て
いるので上手く本体にはめます








前のカバーも取付けはネジ一本です やはりメスネジに
注意して下さい






最後の仕舞いです ブレーキワイヤーの先端処理
ワイヤーキャップです






インナーワイヤーは直ぐにほつれるのでキャップは
付けておいた方が良いですね プライヤーで軽く
カシメておきます




スタンドやブレーキなどの駆動部にオイルを
注しておきます






一番最初に取り外した樹脂製のハブナットのキャップを
取り付けて全てが完了しました








自転車を起こしました 新しいタイヤの乗り心地は
どうでしょう・・






今回取り替えた古い方のタイヤです 絶えず空気圧が
低い状態で乗っていた特徴が出ていますが それに
しても固くてひび割れが異常に多いタイヤです




タイヤのメーカーでしょうか SAKURA と書かれています





これでまたしばらくは快適に乗って貰えるでしょう 
この様な廉価版の婦人用自転車は販売価格から考えると どうしてもタイヤ交換の費用が
高く感じてしまうのでしょう 自転車屋さんで高い!と怒っている人を見ますが あまり
見たい光景ではありません 今回のタイヤの乗り心地はとても柔らかなものでした

前回の作業 【 タイヤ交換 パンレーサー耐摩擦軽量タイヤ スパーハード 】


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2 コメント

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勉強になりました。 (Takeshi)
2015-12-31 14:45:11
kinoさん、お疲れ様でした。自分はロードレーサーの整備しかしたことがなく、町で見かける軽快車の後輪付近はどうなっているのかと思っていたのでいつもながら大変勉強になりました。町の自転車屋さんの仕事は大変なんですね。自分なら半日かかり、どこか壊すかもしれません。
来年もkinoさんのブログで勉強させていただくつもりです。
良いお年をお迎え下さい。
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Takeshiさん (Kino)
2015-12-31 22:17:31
コメントを有難うございます
この様な一般車の組付けや造作は凄くアバウトですね
競技車の様に 0.1mm を気にし出すと整備が出来なくなってしまいます でもその遊びが大切なんですね

この様な自転車を常日頃から触っている自転車屋さんは 客あしらいも含め本当に大変だと思います

ご丁寧なコメントを有難うございます どうぞ良いお年をお迎え下さい
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