Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

チェーンホイール 5 ピン

2010-04-19 20:41:20 | 自転車部品・用品
少し予備部品のお話しが続いてしまいます 今回も急に必要に
なる事のあるパーツの買い置き クランクとフロントギアを固定する
5 ピンです




この部品も最近は多くの種類が出ていますが これは昔から有る
ごく普通の物です




これはシマノのロア・グレードのスチール製 雄ネジはそこそこの
仕上げですが メスネジの方はそれほど丁寧な仕上げでは有りません
でも拘らなければこれで充分かな




こちらは サンツアーの上位部品 シュパーブ・プロで 雄、雌共
綺麗にメッキがされており 素材も強度が有る様です




この 5 ピン 緩めたり締めたりする時 裏のメスネジが共マイした時には
困ります 特に緩める時なんてそうなると最悪です
メスネジを押える工具が ピンスパナやチェーンリングナット・レンチと
言う商品名で発売されています この写真は SUPER B の工具 そんなに
高価な物では有りませんが しっかりと銜えてくれて良いですね




2種類の 5ピン 左がシマノのロアグレード 右がシュパーブ・プロ 違いは少し見ただけでは分らないですが 
シュパーブの方が角が綺麗に仕上げて有ります これは締め付けに 5 ミリのアーレンキーを使いますが
最近は星型のトルクスレンチを使う物も多くなりましたね





今日は近くの公園に生えていた植物です 雨上がりで生き生きとしていました

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クランク フィキシング・ボルト

2010-04-16 21:53:16 | 自転車部品・用品
カンパテーパーと呼ばれる四角テーパーのハンガーシャフト
それにクランクを固定するのがフィキシング ボルトです




自分の自転車でこのボルトが駄目になり交換した記憶は
無いのですが 最近、人の自転車を整備する事が増え
急に必要な時も有り 少し在庫を置く様にしました




これはシマノの廉価版 ごく普通のスチールでボルトの頭は 14ミリです




こちらはサンツアーで 材質はクロモリ それにメッキで仕上げて有ります
ボルトの頭は 14 ミリ クランクピンを打ち込むコッタードから この
コッタレスクランクが発売された頃 マイティコンペも 14 ミリのボルトが
使われていました




上 マイティコンペが発売された頃のコッタレス クランク工具
写真の左側がクランク抜き 右側がフィキシング・ボルト用の
14 ミリのボックスになっています  下は同じ時期のカンパの
抜き工具です




こちらは SUGINO スギノのアルミ製 ボルトの頭は 15 ミリになっています
私がマイティコンペの 14 ミリを使ったのは ほんのわずかな期間で
直ぐにハンガー小物だけ カンパに交換しました すでにカンパは 15 ミリの
ボルトを使っていました このフィキシング・ボルトやはり 15 ミリの方が
しっかり感が有りますね




これはスギノの 15 ミリレンチ 何時頃これが発売されたのか記憶が
有りませんが 柄の部分が 8 ミリのボックスになっています 

これはトラックレーサーに使う チェーン引きに使う為のもの 
それを考えるとトラックハブのナットに使う為に作られたスパナなのかな? 
でも当然フィキシング・ボルトにも使えます カンパレンチと瓜二つ・・








それぞれの重量を見てみましょう スチール製は 28g と 30g
それに比べスギノのアルミボルトは なんと半分以下の 12g
う~ん これは使いたいね この部分の軽量化は実走行に
それほど影響は無いと思いますが ここだけで 20 数グラム
軽量できるのは有り難いですね まあ、良いお値段もしますが・・(笑)



私の日記に



カンパが出てこないのは淋しい これは補修用に置いてある物ですが
古い時代のカンパの物です 頭は当時から 15 ミリでした 重量は
一等賞です でもカンパは重量で勝負はしない(笑)




これはカンパレンチと呼ばれる 15 ミリレンチ フィキシングボルトの
他に トラックのハブナットやクランク抜き工具にも使えます
持ち手を赤く塗った物は 40年近く使っていますが まだ現行商品
UT-FC050 の品番でラインナップされています





この様に私の部品箱にはどんどん部品が溜まって行きます それも街中の自転車屋さんに
無い様な物がたくさん・・

今日の日記は少々地味だったので 明るい写真で締めくくり




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Campagnolo Nuovo Record リア・ディレーラー

2010-04-14 20:00:02 | 自転車部品・用品
カンパニョーロの縦型パラレモグラム式、初の軽合金リアディレーラーが
Nuovo Record ヌーボ・レコードです 1968年から 17年間作り続けられた
名器と呼んで良いでしょう




先日の日記で 壊れ本来の役目が終わった部品も補修パーツ用として
保管して有ると言いましたが 過去日記 【 カンパニョーロ 補修パーツ 】
このリア・ディレーラーは実動品で予備に保管して有る物です




ヌーボ・レコードのディレーラーはエンド取り付け部に この様に製造年が
PATENT-00 と言う様に刻印して有ります これは PATENT-77
ただ発売初期の 68年と 69年の物そして 最終期の物にはこの数字が刻印
されていません




パンタ部の裏側 ここにもCAMPAGNOLO の刻印が有りますが 
最終期のものはこれも無くなっています






ディレーラー取り付け部のピポットボルトと テンションスプリング部の
固定ボルトですが 初期型と比べ文字が大きくなり、全体の角が目立つ様に
なりました その他、CNC 加工での旋盤跡が後期型は良く目立ちます




テンションスプリングの装着部 樹脂スペーサーが使われています




このヌーボレコードで気を付けるのは このプーリーです
樹脂製のこのプーリーは古くなると何故かヒビが入ります 
もしご自分で購入される時 プーリーのヒビに注意されると
良いでしょう




ヌーボ、他の物と見比べてみましょう



これは PATENT 無し ヌーボが発売され直ぐに購入した
1968年製造の物です ここで注目するのはテンションスプリングの
装着方法 スプリングの引っ掛けがケースの外側でなく パンタ側の
内側に有ります






これも PATENT 無し ただしこちらは 1969年製造のもの
今ロードレーサーに使っています 初期発売から 1年で
テンションスプリングの取り付け方法が変わっています

68年のスプリングは一度分解すると 組み付けるのに
2時間程掛かる厄介な物 整備性を考えての改良だと
想像できます






これは PATENT-73 どの時期か正確には不案内ですが
テンションスプリング部のポルトとケースの間に 樹脂ブッシュが
入る様になりました







PATENT 無し 1969年と PATENT-77 17年間大きな変更が無く発売初期から大変完成した
Nuovo Record ヌーボ・レコードですが この様に細かな所は改良され続けていました
真剣に部品を眺めていると色々な事が解り 面白いですね 
また時間が有る時にこの変速機も整備をしてやりましょう

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たまには 羽目を外す

2010-04-12 21:20:45 | よもやま話
休日に友人と良く行くお店 街 先日はそこの女将さんの誕生日
普段お世話になっているので 友人とささやかなお祝いをしました




実は先月、私の誕生日には赤飯を炊いて待っていてくれました
ここの女将さんは 驚くくらいお客さんの誕生日を覚えています




街のママと友人 ちょいと写真にいたずらをして若造りに
しておきました まあ私はこんな事をしなくても茶髪ですが(笑)

街は営業中ですが 少しお店を閉め近くのお店へ行きましょう




街から直ぐ近くの飲食店街 そこでお昼からカラオケをしている
あじさい と言うお店のママ この美人ママも街のお客さん

ここは 兵庫県伊丹市の通称 五番街と言う飲食街 どんな所かと
言うと 昔の温泉街みたい ここの雰囲気は ちょいと驚きますよ






友人はこんなものを頼んでいました 京都のぽたぽた揚げ
分厚いおあげさん 両面を焼いて醤油でいただきます




デカ! 明太子です 丸まま出すか~(笑)

このお店 ママの手作りのお料理が沢山有ります
それをお目当てに来るお客さんも多いらしいです




カウンターの上にフルーツが 一緒に入っているウインナーが
お茶目です




しばし仕事を忘れ 熱唱する街の女将さん イヨ!





あじさいの美人ママも思わず にっこり




お店も気になるのでお歌は程々にして お店に帰りケーキカット
ローソクは何本? ここでは書けないな(笑)





街には あじさいのママからお祝いの花束が届いていました 高そう・・

以前はお座敷が掛かれば絶対に断らなかった私ですが 最近は飲むのも疲れるから
あまり出歩かなくなりました でも久し振りに楽しかったですね しかしウルトラ音痴な私に
歌は歌わすなよ!

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測定具 マイクロメーターとノギス

2010-04-10 21:20:19 | 自転車 工具
自転車整備をしていて寸法を測る事が度々有ると思います
そんな時にノギスを使う事は多いと思いますが ノギスより
細かな測定をする時には マイクロメーターを使います




これは皆さんも見たり 使われた事が有ると思いますが
ノギスです




一度スチールボールの外径を測ってみましょう
サイズは 5/32




外径を測る時はこの部分を使います ノギスは使う場所を変えると
他に内径や深さの測定も可能です




ノギスの目盛りの単位は 1/20 ミリ 最小測定単位は 0.05 ミリです このスチールボールの外径は 約 3.95~ 4.00 ミリ弱と読めます






こちらは マイクロメーター これはノギスと違い測定最小単位は
0.01 ミリ 測定具自身のメンテも必要で 0 点合わせなどの調整が
必要な精密測定器です



マイクロメーターでスチールボールを測ると 3.965 ミリ これが何故 3.965 ミリなの と思われるかな? 
ノギスもそうですが計測方法、目盛りの読み方を解説するとかなり長くなってしまいます
 
インターネットで検索すると かなり多くの詳しい情報が得れます 測定方法については興味がお有りでしたら
是非検索してみて下さい 私が解説するより上手く解説されていると思います

でスチールボール 鋼球の呼び径 5/32 の規格は 3.9688 ミリ 今回同じ鋼球を計測しましたが 
計測値との差は あまり上位等級の球では無いので寸法差の適用範囲なのでしょう

しかし通常の自転車整備でマイクロメーターまで使う事はまず有りません 私は手元に有るから
ご紹介しましたが これが必要だと思ってお買いにならない様に・・(笑)




ノギスと似た物で



計算機の一種で 計算尺(けいさん じゃく)と言うのが有ります これはアナログな計算機ですが
理工学や測量の計算に使われていた かなり高度な計算が出来る優れもの 
これの構造は 固定尺、滑尺、カーソルの 3 部品から構成されていますが 何かノギスと似た構造です

ひょっとしてノギスは 計算尺を参考に作られたのじゃないかと思っていたのですが 双方 1630年頃に考案され
全く別に考えられた様です 380年も前にこんな物を考えた人って凄いですよね

計算尺 私も随分前には簡単な計算に使えましたが 使用方法、今は全く記憶に残っていません(笑)





暖かくなったり寒くなったり でも蝶々の姿も見る様になりましたね

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