Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

フレキチューブ ツバ出し工具 叩くタイプ

2020-12-24 20:02:02 | 設備 水道工事
私達設備屋が多用する道具でフレキチューブのツバを作る工具が有ります
これには色々な種類が有るのですが原始的に叩いて使う道具をご紹介致します





水道管や給湯管と器具の接続にフレキチューブと言う材料を良く使います
既設の完成品を使う事が多いのですが、その時の状況に依り現場で作る事も
有ります そんな時に使うのがツバ出し工具です 今回は叩いて作るタイプを
ご紹介致します






一番最初に工具の中をご覧頂きましたが 道具を使う時には
この様に蓋を閉めます この閉じた状態でシャフトの頭を叩いて
内部のシャフトをスライドさせる仕組みです






何かネジが付いていると外してみたくなります




先ほどのネジは内部でスライドするハンマーシャフトの
抜け止めでした




フレキチューブと言うのはこの様な物で ステンレスで出来た
ジャバラです 自由に動くフレキシブルチューブです 
ご自宅の給湯器や洗面の下でご覧になった事も有るのでは
ないでしょうか






このチューブの先はこの様にツバが有り ここにパッキンを
装着し チューブに取り付けて有る袋ナットで締め込みます




フレキチューブは現場施工用に 10m 程度の巻物でも
用意されています






ただこのフレキチューブの端末にはツバが付いていません
ここにツバを作ってやる必要が有ります その為に必要な
道具がツバ出し器です






ツバ出し用の道具は幾つか持っていますが この道具でツバを
作ってみます 道具から出しているのはジャバラの 3山です






そこにハンドル部をセットして ハンドルを回して
ジャバラを潰して行きます 一般的に 3山潰しと呼んでいます




これでツバが出来上がりました






では叩くタイプの道具でツバを作ります チューブの先端を
カットします 実はこれも大切な行程でこの作業でツバの
善し悪しが決まります




綺麗にチューブが切れました






工具の蓋を開けてハンマーシャフトを上にスライドしておきます






工具内部のツバが出来る部分に 3山出してチューブを
セットします






工具の蓋をしてハンマーを用意します 大きなハンマーは
必要ありません






道具をしっかり手で保持し スライドシャフトの頭を
ハンマーで少しずつ殴ります 軽く何度も殴る方が
チューブ=金属に優しくて良いですね 急激に潰すのは
あまり良くないと思います






スライドシャフトが最後まで降りた所で仕上がりです
道具の蓋を開けます






今回この道具は初めて使いましたが 思っていたより
綺麗なツバが出来ています





今回は net でやたらと安い物が有ったので 駄目元で 13mm用と 20mm 用を買ってみました
同じタイプの道具も複数のメーカーから出ています ハンマータイプ、パンチ君、等呼称は
色々で 13mmと20mm 兼用になっている物で、概ね10000円~20000円が実勢価格です
今回購入した物は金属に柔らかさを感じ耐久性に劣るかも分りません 話のネタに出来れば
良しとしましょう

このツバも綺麗に作ってやらないと上手くパッキンが効かない事もあります そこは
職人さんの技術が介入する部分ですが 次回は綺麗なツバを作る方法をご紹介させて頂きます

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ナンバープレート台座 TNI

2020-12-21 20:21:58 | 自転車部品・用品
自転車競技で使うゼッケンを自転車に取り付ける備品です シートステーのブレーキシャフトに
取り付けるタイプをご紹介します




TNI と言う自転車パーツを多く出しているメーカーの商品で 検索すると 2014年7月の
資料には掲載されています 当時の価格は 550円(税別)






パッケージに貼られたシールです 袋から商品を出してみました




本体はステンレスとの案内ですが外見からはそれは
さだかでは有りません アルミでは無くやや重量感は
感じます 本体の丸穴をブレーキシャフトに通します






ゼッケン装着部は六角穴のボルトと 8mm のナットで
構成されています




ナットを外してみましたが ボルトは外れません
どうもルーズ穴では無く本体にネジが切られている様です






3mm のアーレンキーを使いボルトを緩めます






ボルトが外れました ナットと併用する事で緩む事なく
安心して試合を進める事が出来ますね




ただこの台座を使う事でゼッケンが簡単に装着出来るものでは無く
フレーム形状に合せ、ゼッケンに新たに穴を開ける事は当たり前の様に
行います その為のパンチも私は工具箱に入れています 実際配布される
ゼッケンは穴だらけの物が多いですよ





このタイプが 2014年のカタログに掲載されていたのが意外でした もう少し
新しく出た商品だと思っていました それだけ私の感覚がずれていたと言う事
なんでしょう・・ 以前に紹介したゼッケンホルダーに併せ選手には必要な
備品です

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シティサイクル タイヤ交換 26×1.75 H/E

2020-12-19 20:03:40 | 自転車整備 その他 
日常的に使っていたシティサイクルに暫く乗らずに置いているとタイヤが駄目になっていました
今回はこのタイヤ交換を所有者の家に出向いて行います





ブリヂストンのステップクルーズと言う自転車です 購入後 4年が経っています
毎日の様に乗っていましたが 新生児が生まれ子供を乗せるのに向いていないので
2年間保管されていました 保管中に前輪がパンクしたので直して下さいとの事です






確かに前輪の空気が抜けています 原因は何なんでしょう






タイヤを外す前に タイヤの状態を確認します
トレッド部分が酷く傷んでいます こんな事が有るのでしょうか
タイヤの空気圧は 2週間に 1度は入れ空気が無い状態で乗っては
駄目だと 私が言っていたのを守っていた様でタイヤサイドにヒビは
有りません




いずれにしろタイヤ交換の必要が有ります タイヤを買って来たので
直ぐに掛かります 工具は試合会場に携帯する物を持って来ました






一般車の多くにハブナットに樹脂製のキャップが付いています
プライヤーで挟んで外しました






そのキャップの効果は結構有り シャフトもナットも錆びていません
一般車の前輪は 14mm の工具を使います




ハブナットを外しました ※ 正ネジです






前カゴとマッドガードのステーが挟んで有ります
その順番は覚えておきます






最後は前輪の抜け止め金物です ナットが緩んでも車輪が
外れない様に車輪の左右に付いています フォークエンドの
丸穴はその金物を引っ掛けておく部分です




前輪を外しました






タイヤをホイールから外します 指先が痛いのでタイヤレバーを
使いました これを日常的にされている自転車屋さんは凄いですね



 


タイヤとチューブを外しました




新しいタイヤを入れる前にホイールやリムフラップの
状態を良く確認します








リムフラップのバルブ穴付近が少し弱っています
粘着タイプのリムテープで補強しておきます




新しいタイヤを用意します この自転車には H/E 規格のタイヤが
使われています 26×1.75 のタイヤサイズです フックエッジ規格
と言い WO との互換性は有りません 一般的な WO 26インチより
やや外径が小さくタイヤの巾が広い規格です

一般車にはあまり使われない規格なので この自転車を購入する時
直ぐに手当てが出来るのかを調べました その結果近くのホーム
センターで取り扱いが有ったのでこの自転車を選んだ経緯が有ります
これは調べておいて今回助かりました






トレッドはこの様なデザインです 元々 MTB 等に良く使われる規格ですから
その流れを汲んでいるのかブロックパターンです こんなトレッドのタイヤは
当然装着方向が指定されています この矢印に従います 

このタイヤの装着方向は雨天時の水捌けを考えての事ですが MTB では
これをあえて逆に装着し走路を良く噛む様にする選手も居る様です




タイヤをリムに嵌めます まず最初は片方のビートだけです






チューブも新しい物に交換します やはり H/E 規格の物を
選んでいます






チューブを袋から出しました 普段触っている WO 依り
凄く太く感じます




チューブを装着する前に一手間掛けます 工具箱に入れている
古いチューブです






古いチューブをリムの巾に切り 中央にバルブ用の穴を開けます






これをチューブのバルブ部分に取り付けます これをする事で
バルブ周囲からのパンクをかなり防ぐ事が出来ます






リムのバルブ穴にチューブを入れ バルブを組みます




ほんの少し空気を入れます チューブが捩れるのを防ぎます




チューブをタイヤの中に入れタイヤをリムに嵌めました
その後タイヤとリムの間にチューブを挟んでいないか
良く確認します チューブ交換で一番大切な確認作業です

※ チューブがリムに噛んでいると空気を入れた時に必ず
破裂します






チューブが噛んでいない事を確認し 使用圧まで空気を入れます
適正圧はタイヤサイドに記されているのでそれを守れば良いでしょう






車輪を自転車に取り付けます シャフトのネジにオイルを
スプレーしておきます 錆の防止が目的です






車輪の抜け止め金具、各ステーを装着






ハブナットを確実に締め込みます ネジを舐めない程度に
出来るだけ強く締めています 通常一般車でトルクレンチは
使いませんから締め具合は私の勘です 締め過ぎてネジを駄目に
する事も昔は良くやりました






最後に樹脂製のキャップを取り付けてタイヤ交換は終わりました






さて取り外した古いチューブのパンクの原因を見てみます
何かを踏んだ跡は有りませんしバルブでも有りません
水調べをするとチューブに僅か亀裂が有りそこからの
スローパンクです、こんな事が有るんですね 
このチューブはパンクを直しスペアにしておきます






2年間保管された自転車 洗車で汚れを落とし 必要箇所に
注油をしてやりました これでまた快適に使えるでしょう





普段は競技用自転車を触る事が多いのですがこの様な自転車もたまに触ります
競技用自転車よりはるかに難しく自転車整備の基本が一杯に詰っています
良い勉強になりますよ

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お洒落な Classic ジャージ

2020-12-17 20:08:16 | よもやま話
自転車愛好家は自転車に乗るときに専用のジャージを着用します 最近は色々なメーカーが
素敵な物を出しています そんな中でも特にお洒落な クラシックジャージをご紹介します





この鮮やかな色のジャージは石川県のカツリーズサイクル&デザイン製で オーナーの
成田加津利氏がデザインしたオリジナル商品です 昔のジャージはウールの物も多く
私もその時代に自転車に親しんでいましたが その頃の雰囲気が上手く出されています




ただ生地は最新の物が使われ快適さは損なわれていません ファスナーを使わず
ボタンが使われています あえて昔の不便さを取り入れたそうです 私もこれを着て
自転車に乗りましたが着心地はとても良いものでした




この様な秋の景色にも良く似合いそうです 今回ご紹介させて頂いたジャージは
カツリーズサイクルさんの web store で案内されています 自身も自転車競技者として
日本のタイトルを取り指導者としても素晴らしい実績を積まれた 成田さんのお店には
このジャージの他にも魅力的な商品が一杯です 一度覗いてみられると良いと思います

カツリーズサイクル&デザイン web store 
OGPイメージ

katsuris cycle web store

katsuris cycle web store

 


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TNI ゼッケンホルダー 

2020-12-16 20:00:39 | 自転車部品・用品
自転車のロードレース等の大会で自転車にゼッケンプレートを付ける為の備品です
色々な商品が有りますがシートポストに取り付けるタイプの物をご紹介致します





自転車競技で番号を記したゼッケンを取り付けるのは随分前から行われていました
以前はフレームの前三角のヘッド付近に取り付けるのが主流でしたが 近年フレームの
形状の多様化から最近はサドルの後部付近に取り付けるのが一般的です




取り付け方は色々有りますが最近はこの様な部分に
取り付けています






今回ご紹介するのは TNI と言うメーカーの商品で
シートポストに装着する為の物です 本体と装着用の
ゴム質のバンドがセットになっています




少し上から見ると 備品の左右が開閉する様な構造です






この部分が閉じたり開いたりします これは色々な
シートポストの形状に合わせる為にこうなっているのでしょう
上手く考えられていますね






背中側 後部のゼッケン取り付け部です






片方に緩み止めの樹脂が入ったナットが有り そこに六角穴の
ボルトでゼッケンを締め付ける様になっています






手元に有ったシートポストへ取り付けてみました






今回紹介した TNI の商品 同じ物を検索するとネームカードホルダー
と言う名称で売られています 950円税別
この様な価格で売られていた様ですが、安くなっていたのでまとめて購入しました 
私はもう使う事は無いですが、試合会場へ持って行くので必要な後輩選手が使えば
良いでしょう





今回の商品は他のメーカーから類似した物がかなり安く売られています 自転車競技愛好家には
違うタイプであれ一つは欲しい備品ですね





サイクリングの途中で寄った公園です 冬を感じさせてくれる枯れっぷりです
綺麗に枯れて行き何時までも楽しませてくれます

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