「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

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【月島再開発問題】第31号 みなさま、良いお年をお迎え下さい。

2017-12-31 12:54:26 | 月島三丁目南地区第一種市街地再開発問題

 こんにちは、いよいよ、新しい年、平成30年が始まろうとしています。町会・自治会の皆様におかれましては、歳末の防犯防災特別警戒、たいへんお疲れさまでございます。いつも、ありがとうございます。

 「月島三丁目南地区再開発」につきまして、愛する月島を守る会(以下、当会)が8月から準備組合に要望をして参りました住民同士の話し合いが年の瀬の27日にようやく実現されました。当会は、公平中立に公的機関の場所を借りて行うべきとの考えのもと、「月島区民センター4階ホール」を予約して当日も準備しておりましたが、最終的には準備組合側に譲歩をし、準備組合事務所(月島三丁目24-5NRビル402)で開催される運びとなりました。関心のある方は話し合いを聞けるよう公開をお願いしていた点は、準備組合側にご配慮いただき、16〜7名の住民が傍聴(発言は不可)できました。

 話し合いは、当会からは石川福治さん・大山隆三さんの二名の共同代表、準備組合からは理事長の岡山幸司さん・理事の加藤泰さんの四名による意見交換が、約束の19時半~20時半の一時間なされました。当会から、「再開発(市街地再開発事業に限定されず、月島の再生という広義の意味で)の必要性があるし、月島をよくしたいというのが当会の基本的な考えであり、だからこそ当会の勉強会において賛成・反対の分け隔てなく議論をしている」趣旨のことを準備組合側にお伝えできたことがひとつの成果であったと考えます。次回こそは、地域住民誰もが発言ができる実質的な意味で初めてとなる住民同士の話し合いの開催をご検討頂けるということであり、ご期待を致します。

 「月島三丁目北地区再開発」につきましても、すぐにでも住民同士の話し合いを始めて行く必要性を感じています。

 さて、年が明けると「月島三丁目南地区再開発」は、都市計画審議会そして都市計画決定へと進む手続きが待っています。都市計画決定がなされると、民間の一任意団体の開発案に過ぎなかったものが法的に位置づけられることとなり、その後は、土地・建物の所有権に対する重大な制限が加わります。逆にそれまでは、計画は決まった訳でもなく、「現地建物調査」などの根拠がありません。実は、自身の土地建物の資産が権利変換でどのように評価されるかの概算や開発計画自体に十分に納得したうえで、「現地建物調査」への協力をなすべきであり、納得が出来ない間は、最後まで(たとえ都市計画決定がなされても)調査を拒否することもできます。それほどに準備組合には住民の皆様や事業者様に対して説明責任があります。

都市計画でのこのような重要な手続きが進んでいるにも係らず、開発区域内の住民の皆様、事業者様に十分な再開発についての情報が行き渡っていないのが現状ではないかと推察致します。そこで、急きょ、当会では、開発区域内の地権者・借家人・賃借人含めた全ての住民の皆様、事業者様のアンケートを実施し、再開発について皆様がどのようなお考えをお持ちであるか集約し、今後の住民同士の話し合いや中央区へ届ける意見のための資料として行きたいと考えました。【別掲1】の頭書きの文章をつけて、区域内の皆様にアンケート(〆切平成3015)を別途配布中です。詳細な質問事項になっておりますが、ご協力いただけますように、よろしくお願い申し上げます。手元にアンケートがまだ届いていないかたには、お届け致しますので、【別掲1】記載の連絡先までご連絡下さい。

 年明け一回目の勉強会は、1月8日(祝、月)開催を予定しております。まちづくりの主人公は、再開発事業者でもなく、準備組合コンサルタントでもなく、そこで住み働く住民です。力を合わせ、真に、すべての人が住み働き続けられるまちづくりを成し遂げる一年に致しましょう。

  一年間、たいへんお世話様になりありがとうございました。
皆様、よいお年をお迎えください。

第20回 愛する月島を守る会 勉強会

・日時:平成30年1月8日(祝・月)19時~

・場所:「みんなの子育てひろば あすなろの木」
    (月島3丁目30-4 飯島ビル1F)

・内容 
   ・12月27日開催住民同士の話合いを終えて
   ・住民アンケート実施をして
   ・都市計画審議会延期に関する要望書【別掲2】
   ・今後の住民同士の話合いに向けて
     などについて、意見交換         
                         以上

 

【別掲1】

月島三丁目南地区 住宅意向アンケート

 

住民の皆様へ

平成30年新春

愛する月島を守る会

 

 

 愛する月島を守る会では、月島三丁目南地区市街地再開発準備組合(以下、準備組合)との間で、住民や事業者が住み活動し続けられる「まちづくり」について話し合いを進めております。

 つきましては、再開発計画に住民の皆様の声が反映されるよう、アンケートを行いたく存じます。

 現在、提案されている50階建ての超高層ビルの再開発案は、平成30年2月には決まってしまいます。それ以後は大きな変更の余地はありません。これが住民の意思を確認し、準備組合に伝える最後のチャンスです。年末年始のお忙しいところ恐縮ではございますが、この折に、アンケートにご協力をお願いいたします。

 アンケートは年明け、平成30年(2018年)1月5日(金)に回収にうかがいます。

 

本調査の目的:

・「月島三丁目南地区第一種市街地再開発事業」の該当地区の地権者・借地人・住人(居住人・事業者)が、再開発にたいしてどのような意見をもっているか、どのような住まいやまちづくりを望んでいるかを統計的に調査すること。

・この統計に基づいて、準備組合とまちづくりについて議論し、住民の望むまちづくりを実現すること。

・このアンケート票は統計目的のみに使用いたします。

個人情報については秘密を厳守いたします。

 

アンケートについて

・アンケートは全部で7ページあります。

・アンケートに関する質問は以下へお願いいたします。

 

愛する月島を守る会 事務局(ご遠慮なくご連絡ください。)

連絡先(電話番号):03-5547-1191

連絡先(メールアドレス):tsukishimasaisei@yahoo.co.jp

 住所 〒104-0052 東京都中央区月島3丁目30-4 飯島ビル1階

 



月島三丁目南地区 住宅意向アンケート

記入用紙

基本情報(記入は任意

世帯主のお名前

 

回答者のお名前

 

ご住所

 

連絡先

 

準備組合への加入

    している      ・  していない    

準備組合での立場

    理事である     ・  組合員である

 

調査記入日

    年    月    日

 

回答方法:該当する番号に丸()をつけてください。

A.現在のお住まい・事業所について

 

1.あなたの住んでおられる建物は、次のどれにあたりますか。

持ち家                

(1)自己所有地付き持ち家

 (土地・建物とも自己所有)

(2)借地付き持ち家

 (土地は借地、建物は自己所有)

(3)借地付き持ち家(地代はないが、建物は自己所有)


借家

(4)民営一戸建て借家・テナントビル

(5)長屋

(6)民営アパート・マンション

(7)その他(        )

(8)わからない

持家の方のみお答え下さい。(1)~(3)      

・もっている土地の広さ

 ___坪あるいは____㎡

・他人に貸している場合、その広さ

 ___坪あるいは____㎡

 

 

 

借家の方のみお答え下さい。(4)~(8)

 

・借り始めてから何年になりますか? 

    __年

・家主の方のお名前は?

   ____________

・借りている土地の広さ 

   ___坪あるいは____㎡

 

 

 

B.この地区の再開発案について

1.この地区では平成33年(2021年)着工の再開発計画が進行しています。再開発があることをご存知ですか?

   (1)知っている                              (2)知らなかった

                                

「(1)知っている」と答えた方のみお答えください

2.再開発についてどのように知りましたか?

(1)今年4月27日と5月7日に月島区民センター4階ホールで行われた住民説明会で

(2)準備組合(あるいはその前身の組織)からの説明や文書送付

(3)準備組合事務員による戸別訪問

(4)小坂クリニック・小坂氏のポスティング

(5)近所での情報交換で

(6)その他  ______________

3.いつごろ再開発について初めて知りましたか? _____________

4.最新の再開発についての情報はどこから知らされていますか?

(1)準備組合(あるいはその前身の勉強会や協議会)からの文書送付

(2)準備組合事務員による戸別訪問

(3)小坂クリニック・小坂氏のポスティング

(4)中央区  (5)近所での情報交換

(6)その他  _____________              

     ――質問項目は次ページに続きます。――

 

5.再開発について、十分な情報を得ていると感じていますか?

(1)十分な情報を得ている。

(2)それなりに十分な情報を得ている。

(3)あまり情報があるとはいえない。

(4)まったく情報がないが、知りたい。

(5)まったく情報がなく、特に関心もない。

(6)わからない。

「(2)知らない」と答えた方のみお答えください

 

 平成30年(2018年)2月には正式に50階建ての再開発案を決定する方向で、準備組合が話を進めています。

 

6.情報を得たいですか?

(1)はい

(2)いいえ

(3)どちらでもない

 

――次ページの質問7へ――

 

7.すべての方にお答え願います。

  どのような情報を得たいですか。自由にご記入ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

8.次のうち、月島三丁目南地区での再開発について自分の意見に一番近い番号を選んでください。

 (複数回答可)

(1)再開発組合の提案どおりの50階建てマンションでよい。

(2)再開発は必要だが50階建てに抵抗がある。もう少し低い建物にしてほしい。

(3)再開発は必要だが50階建てに抵抗がある。いまある低層のまち並みを再生・維持したい。

(4)再開発は不要で、このままでよい。個人で建替えたい人は建替えればよい。

(5)再開発はしたくない。   

(6)決めたい人で決めればよい。 

(7)よくわからないので、意見をもてない。

(8)興味がない・関係がない。

(9)再開発の前後にどうなるのか不安なので、もう少し住民に説明が必要。

(10)その他 自由にご意見をご記入ください。

 

 

 

 

 

 

 

C.将来の意向

 将来の意向をおたずねするのは、今後、再開発事業の計画を住民の望むかたちに変更すべく議論・交渉をおこなうためです。できる範囲でご協力をお願いいたします。

 

すべての方にお答え願います。

1.再開発事業では、地区内に建設される住居に入居することもできますし、入居しないで地域外に転出することも可能です。あなたは将来についてどのように考えますか? 経済的な問題はここでは考慮せずに、ご希望をご記入ください。

(1)再開発住宅に賃貸で入居したい。

(2)再開発住宅に自己所有して入居したい。

(3)再開発住宅を自己所有して貸したい。

(4)再開発住宅を購入後、売却したい。

(5)転出したい。

(6)今はまだわからない。

 

2.(1)あるいは(2)と答えた方にうかがいます。

(1)賃貸住宅の面積はどのくらいを希望されますか。

   ____坪 あるいは ____平米

3.二戸以上自己所有したいという希望はありますか?その場合、目的はなんですか?

(1)もちたい。一部屋を貸して自己資金にあてる。

(2)もつ必要はない。

(3)今はまだわからない。

(4)その他  __________________________

4.希望する住戸タイプをご記入ください。

(1)1LDK        (2)2DK/2LDK    (3)3DK/3LDK      

(4)4DK/4LDK    (5)その他 _______________

5.入居時は何階の部屋を希望しますか? _____階

6.住居に必要な設備や補助(浴槽内の手すり、バリアフリーの玄関、車椅子が通れる広い廊下、建物内の会議室・運動スペース)などについて、あれば具体的にご記入ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

7.その他、再開発計画への不安やご意見をご自由にお書きください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アンケートは2018年1月5日(金)に回収にうかがいます。

 

 

※今後、会から情報提供や勉強会について連絡を受け取っても構わない方は連絡先をご記入ください。

氏名                    電話             

メールアドレス               @                

 

ご協力をありがとうございました。


【別掲2】

平成29年12月 28日

中央区長     矢田 美英 殿

都市整備部部長  松岡 広亮 殿

 

『月島三丁目南地区第一種市街地再開発事業』に関する要望書

 

愛する月島を守る会

共同代表 

石川 福治 

大山 隆三

 

要望の趣旨:『月島三丁目南地区第一種市街地再開発事業』について付議する都市計画審議会を、予定されていた平成30年1月の開催は延期をし、住民同士の話し合いがまとまった後に同審議会を開催することを要望する。

 

理由)

 『月島三丁目南地区第一種市街地再開発事業(以下、「本事業」という。)』について、現在、当会を中心に本事業に影響を受ける施行区域内地権者・借家人を含めた地域住民と準備組合理事との間で住民同士の話し合いを持っている最中です。

 昨日27日は、当会共同代表二名と月島三丁目南地区市街地再開発準備組合(以下、「準備組合」という。)の理事長及び理事一名との間で話し合い(以下、「27日会合」という。)を準備組合事務局で持ちました。その話し合いの場で、来年1月10日までに地域住民らも発言ができる住民同士の話し合いを持つことの提案が当会から出され、準備組合理事長が他の理事等に諮ることが約束されました。従って、次の話し合いこそは、実質的に地域住民誰もが、準備組合理事に対して本事業について意見を述べることができる初めての機会になると言えます。

 一方、中央区は、本事業について来年1月に都市計画審議会に付議することを、本事業に係る都市計画案資料で明らかにしています。しかし、11月開催の本事業に係る都市計画案の住民説明会について、「住民同士の話し合いをしていることを認識し、来年1月の都市計画審議会の開催はあくまでも予定である」趣旨のことを栗村副参事は答弁(以下、「都市計画案住民説明会答弁」という。)され、理由如何によっては、延期もありうることを中央区は明言をされました。

 まさに今、住民同士の実質的な話し合いがなされているのであり、この話し合いの結論は、都市計画審議会が本事業の都市計画決定の是非を判断する上での重要な判断材料になると考えられ、都市計画審議会の1月開催を延期すべき理由があると言えるのではないでしょうか。逆に言えば、このまま予定通り都市計画審議会を1月に開催をするということは、都市計画案住民説明会答弁にも矛盾し、都市計画決定における手続き上の重大な瑕疵を生じえます。

 27日会合において、「再開発の必要性があるし、月島をよくしたいというのが当会の基本的な考え方であり、だからこそ当会の勉強会において賛成・反対の分け隔てなく議論をしている」趣旨のことを大山代表から出席された準備組合理事にお伝えを致しました。これから是非とも準備組合理事の皆様と建設的な議論をし、月島三丁目南地区のまちづくりの方向性を見いだして行きたいと当会は考えております。

 中央区は、「協議型まちづくり」を『基本計画2018』に明確に謳っております。住民同士が、自らが住み働くまちの将来について、協議を本格化させようとしているところであって、その協議の方向性を見守っていただけますように、どうかよろしくお願い申し上げます。さらに言えば、中央区が間に入り、『中央区まちづくり基本条例』第8条4項に規定をする住民と開発を進める地権者と中央区の三者協議を行うべき場面であるとさえ考えられます。

 以上の理由から、予定されていた平成30年1月の都市計画審議会の開催は延期をし、住民同士の話し合いがまとまった後に開催をすることを強く要望致します。

 

以上

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