「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

いのちの授業の大切さ。かかりつけ小児科医がぜひ、地元小・中学校と連携をし、進めていきたいところ。

2021-04-19 18:45:38 | 教育

 日本小児科学会学術集会でなされた重要な議論のひとつ、「いのちの授業」、「医療と教育の連携」。

 学習指導要領が改訂され、小学校では、2020年度から全面施行、中学校では、2021年度から全面施行、高校では、2022年度入学生から年次進行となりました。
 そこで、謡われている中で、大切なカリキュラムマネジメント。授業では、「地域の人材の活用や保健・医療機関との連携・協力を推進し、多様な指導方法の工夫を行うよう配慮することができる」となっています。
 道徳など、いのちの授業で、かかりつけ小児科医が養護の先生、体育の先生らと一緒になって作ることも、よりやりやすい環境が整いつつあります。
 

 東京学芸大学附属国際中等教育学校保健体育科佐藤毅先生からも、その実践例の報告があり、たいへん示唆的でした。
 「心臓移植」“を”教えるのではなく、「心臓移植」“で”、いのちの大切さを子どもたちは学び、多くに正解はないのだけれど、考えを深めています。

 私たち小児科医へのヒントとして、いただいたことがら。

●三歳ごろからの性教育、保健師と連携

●誕生日会を大切に、保護者と連携

●母子手帳の活用、保護者・教員と連携

●いのちの授業の必修化 

●終末期への準備教育

●「ヘルスプロモーション」

 など。

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