「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

4種混合ワクチンにヒブが入った5種混合ワクチンが、来年4月から定期接種に加わる(2023.12.20第58回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会予防接種基本方針部会)

2023-12-21 09:10:40 | 小児医療

 いままでの4種混合ワクチンにヒブが入った5種混合ワクチンが、来年4月から定期接種に加わるとのことです。

 ヒブ単独でやる場合の4回分が、全体の接種完了からみると、接種回数を減らせることになります。

 現場としては、いままで通りのパターンに5種パターンのワクチン管理が一つ増えて、作業としては、ひとつ増えます。

******厚労省*******

https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_36952.html

******朝日新聞2023.12.21*******
https://digital.asahi.com/articles/DA3S15821692.html

 厚生労働省の専門家部会は20日、乳幼児を対象にした百日せき、ジフテリア、破傷風、ポリオ、インフルエンザ菌b型(ヒブ)を予防する5種混合ワクチンについて、来年4月から定期接種とする方針を了承した。従来の4種混合ワクチンにヒブワクチンを加えたもので、現在もそれぞれ定期接種の対象となっている。当面は4種混合とヒブも使用できる。

 今年3月に阪大微生物病研究会の「ゴービック」、9月にKMバイオロジクスの「クイントバック」の二つの5種混合ワクチンが薬事承認されていた。現行のワクチンと同等の有効性や安全性が確認されており、厚労省が定期接種への導入を検討していた。

 4種混合とヒブの両方を接種する場合、生後2カ月から計8回の接種が必要となる。5種混合は、接種回数を4回に減らせる。接種スケジュールは現行の4種混合とおおむね同じ。生後2カ月~7カ月に接種を開始し、4週~8週あけて3回目の接種を終えるのが標準的。4回目は6カ月以上たってから接種する。対象は7歳半まで。(神宮司実玲)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする