「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

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医薬品のインターネット販売訴訟(厚労省最高裁へ上訴5/9)について 日本薬剤師会見解H24.5.10

2012-05-11 11:48:10 | 医療

 以前も取り上げましたが(ブログ:http://blog.goo.ne.jp/kodomogenki/e/30ead6edc23dd0c6aada59cb7d4a2da9 )、薬品のインターネット上の販売に関する裁判は、注目すべきもののひとつです。

 以下、日本薬剤師会の見解を掲載します。(下線は、小坂)


******日本薬剤師会ホームページより************************
http://www.nichiyaku.or.jp/press/wp-content/uploads/2012/05/120510_1.pdf

医薬品のインターネット販売訴訟について

平成 24 年5 月10 日

日本薬剤師会

 一般用医薬品のインターネット販売業者が、第1類・第2類医薬品の通信販
売を行う権利の確認を求めた裁判について、4月26日、東京高裁においてこ
れを認める判決が言い渡されたところでありますが、これに対し、5月9日、
厚生労働省より、この判決を不服として最高裁へ上訴したとの発表がありまし
た。
 日本薬剤師会はこれまでも、インターネットでの販売は匿名性が高く、ネッ
ト販売された健康食品や脱法ドラッグによる健康被害の発生等にみられるよう
に、現状では、国民の医薬品の適正な選択、使用、安全を揺るがしかねない販
売方法であると考えております
。また、海外においてはインターネットによる
偽造医薬品の販売が蔓延しており、世界的な問題となっています。
 したがいまして、国民の医薬品の安全性と適正使用の確保を本分とする公益
職能団体の立場といたしましては、現時点では、インターネット販売の規制を
行うことは不可欠と考えており、当局の上訴の判断は当然であると考えます。

以 上

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