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あるときは 船より高き 卯浪かな
真砂女
卯浪(うなみ):旧暦4月(現在の5月)ごろときどきある風の強い日の高い波のこと
「人生は、波の上に立つこともあれば、
底に落ちることもある」
真砂女が自らの人生をなぞらえて詠んだ句。
俳人 鈴木真砂女(まさじょ)=明治39~平成15年が、
銀座に開いた小料理屋「卯波」
(画数を考え、浪⇒波に変えたという。)
2008年1月25日に、半世紀の歴史に幕を下ろします。
再開発に伴い、立ち退きをすることとなってしまいました。
中央区にあるすばらしいものが
またひとつ消えます。
仲間の議員と昨夜1/21、訪れました。
****************
小料理屋「卯波」
昭和32年、真砂女が、
千葉県の旅館のおかみだった真砂女が、
離婚して50歳で始めた。
妻子ある男性と不倫関係になり、
追い出されたも同然の離婚。
「老舗旅館を追い出された意地もあったのであろう。
店を出すなら日本一の場所」ということで銀座に開いたという。
カウンター9席、座敷2部屋だけの小さな店は、
川端康成、安岡章太郎ら作家、
石田波郷ら俳人に愛された。
「俳句と店とどっちをとると聞かれたら、
迷わず店を取る」そう真砂女は、孫に話していた。
最後まで、店に立ちたいと望んでいた
真砂女だったが、
なくなる数年前から足腰が立たなくなり、
孫の今田宗男さん(47)が切り盛りするように。
今田さんは、おばあちゃん子だったという。
真砂女が15年3月に96歳で生涯を終えた後も、
店の灯を守ってきた。
しかし、昨年7月、
大家がかわり、
突然、立ち退きを迫られた。
弁護士にも相談したが、打つ手はないという。
小料理屋「卯波」中央区銀座1-5-14
(産経新聞2007年1月14日を参考に書きました。)
************
店にいながら、何度となく、
店の最後を惜しむ常連客が、
ひっきりなしに店を訪れては、
席がいっぱいで入れず、帰っていった。
中には、芸者を3人連れた社長さんも来られていたが、
いっぱいで入れず退散。
名残惜しい店の最後の姿を、カメラに収める客も。
おいしく料理をいただきながら、
仲間議員と話した。
せめて、句碑だけでも残したいね
。
心ある中央区、
名犬ちろりの像も建てることができている。
だから、きっと実現できるのではないだろうか。
日本中のいたるところにある話であるが、
再開発の波にのみこまれ、
路地裏の歴史ある小さな店が、
多くの人に愛された小さな店が、
消えていく。
容赦なく消されていく。
**********
なお、昨日一緒に行った区議が、
ご自身のブログで、卯波の記事を書かれています。
江戸川区議会議員 上田令子氏
http://blog.livedoor.jp/edomam/archives/2008-01.html#20080122
真砂女
卯浪(うなみ):旧暦4月(現在の5月)ごろときどきある風の強い日の高い波のこと
「人生は、波の上に立つこともあれば、
底に落ちることもある」
真砂女が自らの人生をなぞらえて詠んだ句。
俳人 鈴木真砂女(まさじょ)=明治39~平成15年が、
銀座に開いた小料理屋「卯波」
(画数を考え、浪⇒波に変えたという。)
2008年1月25日に、半世紀の歴史に幕を下ろします。
再開発に伴い、立ち退きをすることとなってしまいました。
中央区にあるすばらしいものが
またひとつ消えます。
仲間の議員と昨夜1/21、訪れました。
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小料理屋「卯波」
昭和32年、真砂女が、
千葉県の旅館のおかみだった真砂女が、
離婚して50歳で始めた。
妻子ある男性と不倫関係になり、
追い出されたも同然の離婚。
「老舗旅館を追い出された意地もあったのであろう。
店を出すなら日本一の場所」ということで銀座に開いたという。
カウンター9席、座敷2部屋だけの小さな店は、
川端康成、安岡章太郎ら作家、
石田波郷ら俳人に愛された。
「俳句と店とどっちをとると聞かれたら、
迷わず店を取る」そう真砂女は、孫に話していた。
最後まで、店に立ちたいと望んでいた
真砂女だったが、
なくなる数年前から足腰が立たなくなり、
孫の今田宗男さん(47)が切り盛りするように。
今田さんは、おばあちゃん子だったという。
真砂女が15年3月に96歳で生涯を終えた後も、
店の灯を守ってきた。
しかし、昨年7月、
大家がかわり、
突然、立ち退きを迫られた。
弁護士にも相談したが、打つ手はないという。
小料理屋「卯波」中央区銀座1-5-14
(産経新聞2007年1月14日を参考に書きました。)
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店にいながら、何度となく、
店の最後を惜しむ常連客が、
ひっきりなしに店を訪れては、
席がいっぱいで入れず、帰っていった。
中には、芸者を3人連れた社長さんも来られていたが、
いっぱいで入れず退散。
名残惜しい店の最後の姿を、カメラに収める客も。
おいしく料理をいただきながら、
仲間議員と話した。
せめて、句碑だけでも残したいね
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心ある中央区、
名犬ちろりの像も建てることができている。
だから、きっと実現できるのではないだろうか。
日本中のいたるところにある話であるが、
再開発の波にのみこまれ、
路地裏の歴史ある小さな店が、
多くの人に愛された小さな店が、
消えていく。
容赦なく消されていく。
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なお、昨日一緒に行った区議が、
ご自身のブログで、卯波の記事を書かれています。
江戸川区議会議員 上田令子氏
http://blog.livedoor.jp/edomam/archives/2008-01.html#20080122
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