北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

おやじの会の野球対決

2005-10-10 22:27:25 | Weblog
 三連休の三日目はおやじの会の会合です。スポーツの秋を楽しみましょう。
 
 今日は、
■おやじの会の野球対決 の1本です。

【おやじの会の野球対決】
 今日は琴似中学校おやじの会のスポーツ対決シリーズのうち、野球対決です。

 このおやじの会では、子供たちとのふれ合いのためにスポーツ系のクラブと、昔そのスポーツが得意だった親父との対決を恒例にしています。

 今日はいよいよ野球対決です。我々が子供の時にはスポーツと言えば野球だったわけで、得意な親父も多いのです。

 それでも過去5年にわたる対決では、かつて親父チームが野球部に勝った試しはありません。塁に出られて走られて、おろおろしているうちに点が入れられるという悪いパターンで負け続けなのです。今日こそ雪辱を果たしたいもの。

    *   *   *   * 

 今日は呼びかけの効果もあって、おやじの会に入っていない父親も多く参加してくれて、全部で20名が集まりました。

 そこで野球交流担当のKさんは、親父チームを二つにわけることにして、子供たちの野球部も1・2年生チームと、3年生チームにわけ、2試合をすることにしました。私は2試合目の登場で1試合目はお休みです。

 初戦は野球部の2年生の子のカーブと直球のコンビネーションに苦しめられて親父チームはなかなかヒットが出ず苦労。

 逆に子供たちの方は、フォアボールなどを足がかりにして足を絡めて盗塁や走塁で親父をじわじわと苦しめます。
 
 初回、2回と2点ずつを取られて、親父チーム苦戦。

 4回にやっとヒットでノーヒット・ノーランは逃れたものの、あと一発が出ずずるずると劣勢のまま最終回へ。そしてここでも打線が不発で、0-5での負け。

 普段練習している子供たちはなかなか強いものです。

    *   *   *   * 
 
 そしていよいよ第2試合は私も登場する3年生との対決です。

 今年はピッチャーにかつて野球で国体経験者のKさんを擁して必勝態勢。Kさんも50才を過ぎたというのに投げる玉の威力はまだまだ現役です。

 私はキャッチャーをやらせてもらいましたが、セカンドまでの投球はやや辛くなってきましたぞ。

 初回は相手チームを三者凡退に抑えて、その裏の攻撃では先頭バッターのヒットを足がかりにして、先取点をもぎ取りました。これは幸先がよい。

 次もK投手の好投で相手を翻弄。センター軸がきっちりしていると試合にはなりますぞ。

 6番バッターの私から始まる2回の裏の攻撃では、なんとかヒットを打てて出塁。相手の暴投の間にセカンドへ進塁してノーアウト2塁のチャンス。

 しかしここで凡プレー、ショートがセカンドベースにぴったりついているので離塁出来なかったところへ三遊間のヒット。

 打球が早すぎて三塁への進塁を果たせず、ノーアウト1塁、2塁になってしまいました。

 名誉挽回とばかりに気が焦って、三塁盗塁を虎視眈々とねらう私。

 ショートがベースから離れた瞬間にリードを大きく取り、三塁への盗塁を敢行、同時に一塁ランナーもセカンドへつられて盗塁。

 そこへバッターが打って、痛烈なライナーが二遊間を抜け…ずに、セカンドの子がこの打球にダイビングキャッチを試みて見事にキャッチ!

 盗塁で飛び出していた私と一塁ランナーはともに塁に戻れず憤死。なんとトリプルプレーの完成です!いやあ、こういうこともあるのですねえ。

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 しかしその次の会の表の守備では、ヒットで出た子を一塁に置いてサードライナーでダブルプレーのお返し。
 「我々の年齢でのダブルプレーは子供たちのトリプルプレーに匹敵するぞ!」の声でベンチは盛り上がりました。

 試合の方は、その後1点を追加した親父チームが粘る子供たちを振り切って、2-0での完封勝利。

 苦節6年、過去に一度も勝てなかった親父チームの初勝利でありました。

 子供たちでは2年生になかなか有望な投手がいたのと、1、2年生もまだ小柄ながら全体に守備が良く締まっていて、見ていて気持ちが良かったです。

 親父の方も、奇策に頼らずに力で押し勝った堂々の勝利。けがもなく素晴らしい試合となりました。

 試合後には新旧のキャプテンが先生に促されて挨拶に来てくれて、挨拶も立派なものでした。先生の普段の指導の徹底も良く分かりました。

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 「子供の教育に親も関心を!」とか「学校も社会に開かれた体制で!」とスローガンは多いけれど、こうして親たちが集まって子供や先生とふれあうという実践を通じて初めてそれらは果たされるのでしょう。

 子供たちと父親のふれ合い、子供たちの父親とOBの親とのふれ合い、親と学校のふれ合い、父親同士のふれ合いなど、知らない同士がとにかく同じ時間を共有して何かをすることは素晴らしいことだ。

 この少しずつのふれ合いの先にこそ、社会のネットワークが形成されて行くに違いない。

 PTAに参加する親たちは、子供が卒業してしまうとほっとして、そこからさらに学校に関わるということが少ないのだ。

 おやじの会の良いところはOB会員の存在を認めていることで、今でもかつてでも『子供がお世話になった中学校』をキーワードにして親たちが集うというところである。

 これを繰り返して行くことで、町内会とはまた違った親たちの友達ネットワークが地域の中に強化されて行くに違いないのだ。

 町内を歩いていて、すれ違う知人に「あ、○○さん」と名前で呼ばれることは嬉しいことだ。

 道行く人が皆見知らぬ人ばかりという土地は寂しいものだ。地域を暖かくするのも一人一人の実践からである。

  
コメント (4)
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