北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

地デジ難視聴地域

2006-11-13 23:19:40 | Weblog
 朝通勤の時に日陰に残っていた雪は昼にはすぐに溶けてしまいます。
 昼に通った道庁赤レンガの回りでは黄葉が綺麗でした。

【地デジが映らない!】
 職場の同僚のAさんが最近、地デジ対応40インチの液晶テレビを購入したのだそうです。札幌は既に今年の6月に地デジのサービスを開始しているので、美しい映像が楽しめそうです。

 製品が家に届くのを今か今かと待ちこがれていたのですが、それがこの週末に届いたのだとか。必要なセッティングをして、「さあ見よう!」と思ったところなんと映らない!

 Aさんの家は札幌でも高台にある山あいの高級住宅地なのですが、もともと山あいで、地デジの放送所のある手稲山の頂上を直接見ることが出来ません。

 地上波デジタル放送が使用する電波帯はUHFと言って、これまでのVHFよりも高い周波数の電波帯です。電波は周波数が高くなると直進性が強くなる性質があって、山や建物の裏まで回り込まなくなります。

 そのためこのAさんの地区はいまでもテレビの電波がそもそもサテライトと言われる、全く別の角度から電波が来るように置かれたサブ中継所から発信されていたのですが、このサブ中継所からはまだ地デジの放送がされていないのだとか。

 いくつかの放送局に電話をして「サテライトから地デジの放送が始まるのはいつですか?」と問いただしたところ、「札幌はとりあえず終わっていて、これから道内の各地で開局をしてある程度整備された後になりますね」と言われ、あと数年は来そうもないとか。

 唯一の可能性はアンテナをとにかく手稲山の方に向けてみて、弱い電波を拾うことができればなんとかなるかもしれない、とのことで、それもまたひどい話です。

 私も、もう札幌ならばどこででも地デジが見られるものとばかり思っていたので、他人事ながら騙されたような感じを覚えました。説明不足もはなはだしいような気がします。札幌に新しい難視聴地域ができてしまったようです。
 
 幸いなことに、わが家はまだ地デジに切り替えていないので、もう少しお金を貯め…、いや、様子を見ることにします。

 新しい技術は、最初のうちの初期トラブルが消えたくらいのところで導入するのがちょうど良いのです。

 わが家のブラウン管テレビにももう少し頑張ってもらわなくては。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする