遠くに見える東京の風景。
小高い丘の上には心地よい緑が溢れ、風が涼しげにそよぎます。
風景をよく見ると、右手には皇居が見えて左には最高裁判所、遠くには市ヶ谷の自衛隊駐屯地が見えます。
こんな風景が見える小高い丘って一体…、実はここは霞ヶ関のど真ん中、合同庁舎三号館の屋上の喫茶室。
昔私がいた頃は、一歩外へ出ると味気ないコンクリートタイルと自殺防止のネットが張られていたのですが、今では環境に配慮した建物を自ら実験するということで屋上庭園が作られているのです。
http://www.mlit.go.jp/crd/park/shisaku/gi_kaihatsu/okujyo/index.html
屋上庭園を作ると、屋上に降り注ぐ太陽熱を緩和して省エネやヒートアイランド帽子につながるなどという効果があるとも言われます。
しかし、まあそうした効果のほどは無いよりマシと言った程度で、それよりもここでお茶を飲みながら疲れたからだと心を癒す憩いのひとときを提供してくれる効果の方が大きそうです。
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ここのところ楽しんでいた塩野七生著「海の都の物語」を読み終えました。
感想をお届けしようと思っているのですが、感動が大きくて簡単には書けないため、後日ゆっくりとお届けします。
建国以来千年に渡る、海洋都市国家ヴェネツィアの衰亡史。我が国の状況と照らし合わせると、思うところが実に多いのです。