北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

42歳の自分から22歳の自分へ

2009-06-29 23:13:49 | Weblog
 千葉市の31歳市長誕生に続いて、横須賀市では33歳の市長が誕生。経験よりも若さに期待が集まっているような今日この頃です。

 経験を他人に伝えるのは難しいのですが、歳を取った今の自分の経験を若かった自分に伝えることが出来たら…。もしそうだったら何を伝えられるでしょう。

 そんな記事が「らばQ」にありましたのでご紹介します。



---------- 【ここから引用】 ----------
らばQ 「42歳までに知ることになる、22歳の自分に教えてあげたい12のこと 」

 http://labaq.com/archives/50912311.html



 歳を経れば必ず進歩するわけでは無いけれど、選択や決断を迫られたときに、知識や経験の重みを痛感することは少なくありません。

 もし10年前、20年前の自分にアドバイスできるとしたら、何と言ってあげますか?

 もし10年後、20年後の自分がいたら、何をアドバイスして欲しいですか?

 それによって人生は大きく変わるかもしれません。ただし昔の自分が聞く耳を持っていたら…の話ですが。

 ある42歳の男性が、もし22歳の頃に自分に出会えるならしてあげたい賢明なアドバイス、という12の項目をまとめていました。

大 人になると、年月は飛ぶように過ぎて行きます。決して他人事と思えないような内容なのでご紹介します。

1. 学校を絶対にやめないで継続する
 今のあなたは学校に退屈しているかもしれません。でもクビになるのが怖い、というだけでしがみついている我慢ならない仕事に就いて初めて気付くのです。単位をいろいろ取得することで、思っているより大きくチャンスが広がるものなのです。実際の仕事をするように、遅刻せず学校に通い、真面目に宿題をし、学習して、仕事扱いしましょう。

2. お金は腐らずに残るもの ─ 投資は早く始める
 もし高校や大学時代に稼いでいた半分を単に投資信託に投資していたら、ほかに何の投資なしで、現在19万2千ドル(約2千万円)になっていたでしょう。それを思うとかなり悔やみます。投資はできるだけ早くからしましょう。

3. 第一印象で家を買わずに、近隣の住宅環境に恵まれた安い家を買う
 自分の失敗の一つに、初めて見た家に興奮し条件はぎりぎりクリア、ローンも銀行から降りることになり購入したことです。買った家を今でも好きではありますが、もっと入念に調べたらよかったとも感じています。職場や学校に近いとか、内装の構造などです。大きな買い物をするときは特に慎重にならないといけません。

4. 予算内で生活をする癖をつける
 自分の身の丈に合う範囲内で生活をすることくらい重要なことはありません。予算内で生活をすることは、自分を縛ることのように見えて、実は自分を自由にするためのプロセスなのです。もしそんな生き方をしていたらきっといくつかの痛い経験は回避できていたことでしょう。

5. どんなものでも交渉する技術を身につける
 交渉術の本を読み出したときにはちょっと遅いのです。中古車カーディーラーなどをはじめ、多くの人からいかに騙されているのか気付いていきます。もし交渉のやり方を知っていたら何十万円と節約できたでしょう。断る技術を磨いておくことです。

6. 健康保険は片時も手放してはいけない
 注)アメリカでは日本のような健康保険システムがなく、会社や個人で入るものが大半なので、日本に比べるとはるかに医療費の負担が大きく社会問題になっています。去年話題になったマイケル・ムーア監督の「シッコ SiCKO」もこの問題を扱った映画ですね。


7. 仕事は質、家庭は量が大事
 おそらく上司は家庭があっても無くても気にはしないでしょう。子どもを迎えに行かなくてはいけないとか、たまには夫婦の時間を持つべきとか、家族以外の誰が気にするでしょうか。会社にとってはすげ替え可能な歯車のひとつに過ぎません。会社を成長させようとしている者たちにとって、個人的なニーズは二の次となります。

 当然家庭の質についてもそうなります。将来、歳を取った自分を想像してみればわかります。老人ホームで毛布とともに椅子に座って柔らかい食事をしながら「会社でもっと時間を過ごしたらよかった」とは到底思わないでしょう。定年後は長い時間を家族と過ごします。大事にすることです。

8-1. 金持ちへの近道があると言う人の話を聞かない
 【速報:近道なんてない!】22歳の耳にこれを叩き込んでおくのがいいかもしれません。富というのは何か面白いもの、独自のもの、価値のあるものを、必要な人々に提供できてこそ作られるものです。それまでは、少しのお金のために何時間もの時間を割いて取引をしては、見返りの少なさを嘆くばかりです。

 「人の求めているものを見つけてそれを提供せよ」という古い呪文がありますが、それは真実だからです。今日ではそれは、「自分にしか提供できない人々の求めているものを見つけよ」と言い換えることができますが、それが富への道です。どこに人々のニーズ、需要があるか、どうやってその需要を提供できるかを考えるのです。

8-2. マルチ商法と呼ばれるビジネスから、遠く遠く距離を置く
 マルチ商法は新しい販売業者をスポンサーすることを必須としています。全て詐欺であり、あなたは自分の販売ネットワークの代表ではありません。知り合いのネットワークに頼った歩合制度のセールスマンなだけです。

 そして何度も調査結果に出ているように99.5%の人が損をしています。唯一の利益は「顧客」が「販売業者」になったときだけで、組織に消えていく99.995%から、わずかの歩合をもらい、0.005%は最初にビジネスを始めた胴元に行きます。近づかないでおきましょう。

9. 夫婦の価値観が同じことが大事
 この項目は他のほとんどの項目より、あなたの幸せの度合いを決めてしまいます。何もかもうまく行っているときでも、お金の使い方や子どもの教育方針で、夫婦の意見が対立してしまうとかなりヘコむことになります。

 必ず結婚の誓いを立てる前に、この点を解決しておく必要があります。愛は大きくても、離婚には500万円かかります。現在の(あるいは未来の)配偶者と、きっちり何が重要で、子どもの教育にどんな価値感を持っているかを話し合っておく必要があります。

10. 友人とのつながり
 高校や大学の旧友と連絡を途絶えないようにします。助けを求めてることを見せないようにしながら、助けを求めることを学ぶのです。どんな風に人がつながっているか見るのです。覚えておくべきことは、自分が知っていることや知っている人は重要ではなく、知っていることや知っている人をどのように利用するかということです。

 さらに深く突き詰めると、誰を知っているかではなく、誰があなたを知っているかということが大事になってきます。見返りを期待せずに人とつながる練習をするべきです。いつどこで誰を助けられるかわかりません。役に立たない人間よりは役に立つ人間となっておきましょう。

11. 給料が高いだけの理由で仕事を引き受けてはいけない
 人生はお金以上のものです。給料が高いには理由があります。もしかしたらあなただけが持つ資格があるのかもしれません。あなたにしかない経験であるとか、あなたしか受けていない教育があるのかもしれません。

 しかし、誰もが耐えがたい仕事内容が理由で給料が高いこともあります。必ず前任者に仕事の内容を聞いてみるべきです。社外にいる人は社内にいる人より情報をくれます。燃え盛る火の中に飛び込む前に状況を把握しておくことです。

12. 信用はしても確認をする
 子どものときに聞いたこと、読んだこと、教えられたことが全て信用できるわけではありません。必ず参照本をチェックしたり、質問を投げかけたり、答を求めたりして、深く学習していきます。

 とても重要なことですが、世界は策士であふれており、あなたが引っかかるのを待っています。皮肉屋になるのではなく、全てを確認するのです。あなたが取引をしている相手がいったい何者で、何を目的としているのか、確認しておきましょう。

~以上12項目~

 自分がどんな人物であるか、何が自分を動かすのか、何が自分のパートナーや子どもを動かすのか、何が友人を動かすのか、何が同僚、上司、そして上司の上司を動かすのかを、常に学ぼうとしてください。成長することを止めてはいけません。そうすればきっと42歳になったとき大金持ちになっていることでしょう!

12 Things I Learned By 42 That I Wish I Knew At 22より
 http://www.thewisdomjournal.com/Blog/12-things-i-learned-by-42-that-i-wish-i-knew-at-22/


---------- 【引用ここまで】 ----------

 どれも納得の12項目です。ある種の理想を持つことと、それを現実の社会の中で活かして行くことの両方が説かれています。

「夫婦の価値観が同じ事が大事」とありましたが、結婚をすることは前提になっているのですね。「結婚はした方がよい」というのも入れたかったような気がしますがいかがでしょう。

 最後に、42歳の自分が22歳の自分に伝えられるとしたら、「とりあえず42歳までは死なないからなんでもやってみろ」ということだったりして。

 わたしなど、精神年齢は22歳で止まってしまっているような気もするんですがねえ。

 

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リードし、結びつけ、支援する

2009-06-29 23:10:07 | Weblog
 先日ある有機農業を推進する団体の勉強会に参加しました。

 その団体はIFOAM(アイフォム)という団体で、世界中で有機野菜の認証制度を作っています。

 講演をしてくださった方は世界に10人の理事に日本人として選出された方で、この組織の使命について説明をしてくれたシーンで印象的な単語がありました。

 それは「この団体の使命は、有機農業運動を全ての多様性においてリードし、結びつけ、支援することです」ということでした。

 事業やムーブメントを成功させるには団体や活動を「リード」し、「(人や組織を)結びつけ」、「支援」するという三つの要素があって初めて成功するのです。

 それを多くの場合は、計画を立てたり構想を練ったりするリード的役割をするところと、結びつけるところ、支援するところが別々になっているのです。

 行政も、事業推進と言いながら、リードだけだったり、支援だけだったりして、トータルでの面倒を見ることができないことが多いのでは。

 しっかりしたビジョンや構想を練り上げて、人脈や組織を集め、事業が上手くいくように支えるという三つの段階を総合的にコーディネートしないと上手く行かないと言うことをちゃんと分かっている人はどれくらいいるでしょう。

 私もうすぼんやり理解しているつもりでしたが、こうしてまとめてもらうと頭がすっきりしました。

 もっとも、分かっていても出来ないことが多いですし、これらを出来る人がまさに「人材」と呼ばれる人なのでしょうけれど。 
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