北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

30人31脚の感じ方

2009-06-01 23:11:53 | Weblog
 「30人31脚」って昔よく見た番組でした。子どもたちが必死にチームをまとめあげて記録を出す姿に涙した方も多いことでしょう。

 外国の目から見ると、それだけでも日本人の団結心に驚くようですよ。


---------- 【以下引用】 ----------





 【中国ブログ】「30人31脚」に垣間見た日本の集団教育 2009/06/01(月) 17:19
 http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2009&d=0601&f=national_0601_024.shtml

  このブログは日本のテレビ番組における企画、小学生たちによる「30人31脚」をみた中国人ブロガーが、日本の集団教育について綴ったものである。以下はそのブログより。

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  教育における根本的な事とは一体何だろうか?中国の現在の小学生たちはなぜ、ソニーや任天堂で遊んでばかりなのだろうか?


 日本の小学生による30人31脚という番組を見た。全国決勝大会において、走り終えた小学生たちの目から流れる感激の涙を見て、私も感動してしまった。大会で勝とうが負けようが、子供たちは「集団による力」や「集団意識の重要性」を学び取ることが出来ただろう。私はこの日本の子供たちを通じて、日本民族の団結を感じ取ることが出来た。小学生がこのように足並みをそろえることは容易なことではないだろう。

 私が思うところでは、中国の小中学校では上記のような活動、教育が欠けているのだ。想像できないかもしれないが、中国の小学校低学年の子供のうち、約20%が自分で自分のお尻を拭くことができないといわれている。また、これら日本の子供たちよりも裕福な家庭環境の中国の子供たちですら、一度として他人との協力を考えたこともなければ、心から「ありがとう」と言ったことも一度としてないだろう。

 もしも、一部の生徒たちが30人31脚のような大会を開催しようと提案しても、多くの学校では安全面の問題を理由に拒絶することだろう。問題が発生した場合、家長たちが発狂したかの面持ちで賠償を要求することが目に見えているからである。これこそが中国における集合教育の失敗例である。

 中国は集団教育を最重視していたのではなかったか?いや、中国はこれまで、教育のなかで本当の意味での集団意識を教えたことは一度もなかったのだ。大人たちは子供を成績でトップを取らせることのみに主眼を置き、他人や友人、親戚、同僚の子供などと比較する。中国の子供たちは常に他人と比較され続けて成長していくのである。中国は集団教育が欠乏しているのではなく、全く存在しないと言っても過言ではない。

 台湾の作家、柏楊氏はかつて、「中国人は一人であれば龍のようで、日本人は一人であれば豚のようだ。しかし、日本人は三人揃えば龍になり、中国人は三人揃えば豚になる」といったことがある。これは行き過ぎた喩えだとは思うが、あながち間違っていないのかもしれない。(編集担当:畠山栄)

---------- 【引用ここまで】 ----------

 中国の個人主義から見れば、30人31脚も日本人の団体主義の極みに見えるのかも知れません。

 このブログ主も、この番組を見て感動しているですから、チームが一丸となることのすばらしさは理解出来ているわけですが、中国の教育ではこれは無理だろうと諦めてしまっています。

 中国には集団教育がないと言われると、北京オリンピックなどの時に見られたあの狂信的とも言える愛国的活動はどう醸成されるのか不思議な気もします。一人一人の個人の中に愛国は刻まれていると言うことでしょうか。

 『日本人は三人揃えば龍になり…』というのは、毛利元就の故事で知られる「三本の矢」にも通じそうです。○○しなさい、というよりも、心に触れる物語を語り続けることの教育効果を感じます。  
コメント
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