釧路市議会の議会改革の一つである議会報告会が市内のコミュニティ施設「コア鳥取」で開催されました。
釧路市議会では議会改革協議会を作って改革のあり方を検討してきましたが、それが結実したのが議会基本条例の制定。
そして協議会からの「議会報告会」を開催すべし、という提言を受けて開催されたのが今日からの議会報告会というわけ。
議会基本条例の中には、議会として「市民に対する情報発信と説明責任を果たすことを義務化」して、「市民と情報及び意見を交換する場を多様に儲けることを努力義務化」するという斬新な姿勢を示しています。
議会として情報を発信するという姿をまずは見てみたいと、私も会場へ向かいました。
※ ※ ※ ※ ※
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/59/ce2b410e727dd66942c8c879e040b780.jpg)
会場はそれほどひろくなくて、50人も入れば満席の会議室。
正面には黒木議長を始め、七人の議員さんたちが座っています。それぞれ広報委員だったり、各常任委員会、特別委員会のメンバーです。
はじめに黒木議長より、今回の議会報告会をするに至った経緯ならびに、そもそも議会とはどういう仕組みになっているか、ということが説明されました。
議会の議員さんたちが、議会に関する基礎的なところからじっくり説明する機会と言うのもなかなかありません。
中学校の公民で習うかもしれませんが、それでもせいぜい国会の仕組みくらいでしょうか?地方議会の仕組みなどはほとんど勉強せずに皆大人になるみたいです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/f7/6a34c0fab90591225ded2d2a05866d48.jpg)
【黒木議長の熱弁】
※ ※ ※ ※ ※
議会の仕組みについての説明が終わったところでいよいよ報告第二部は9月定例議会の報告に移ります。
まずは一般質問で行われた主要な質問とその回答が説明されて、どのような質疑が行われたかが紹介されました。
今回は防災計画のその後に関する質疑が多かった、と言う説明もありました。
また学力向上問題、フィットネスセンター存続問題、国際バルク港湾と港まちづくり、釧路空港など話題は多岐に及んでいます。
そこから先は総務・文教、建設・経済、民生・福祉の各常任委員会のメンバーが所属する委員会の説明。
手元に配布された資料には委員長報告として提出されたものの抜粋版が渡されましたが、ひたすら文字なので読むとなるとちょっとつらいかもしれません。
説明には色々な工夫が必要なようです。
※ ※ ※ ※ ※
一通りの説明が終わったところで会場から質問を募りました。
何人かの市民の方から手が上がって質問されたのは、例えば「バルク港の経済効果は?」など、施政上で市民が普通に感じる質問ではありました。
しかし本来は市長以下当局が説明すべき内容を、議員が議員の立場で代弁するわけにもいかずちょっと苦しいやり取りとなりました。
市民の関心ごとは市政全般にわたるのはもちろんですが、議会として答えられる範囲にはやや不整合も観られるようで、これからの反省と修正によい刺激になったことでしょう。
こうした試みを実施された市議会議員諸兄に心から敬意を表するとともに、我々もますます説明と言うことを真剣に考えたいと思いました。
※ ※ ※ ※ ※
一つ感じたことは、「情報は偏在する」と言う表現です。
知っている人には当たり前のことが、知らない人には全く分からない、という状態のことです。
以前このブログではお医者さんと事業仕分けを引き合いに出して論じたことがあります。
【情報は偏在する~コミュニケーションは難しい】
北の心の開拓記 2010-08-17 http://bit.ly/bz8VPN
事実を正確さを追求しながら説明しようとすると膨大な生情報を提供しなくてはなりませんが、受け取る側にはしばしばその情報を理解する前提としての知識が不足していることがあります。
今回も、優しい言葉づかいではあるものの、どこかに議会と当局側どうしでは分かり合えるけれど、市民目線では暗号としか受け取れないような単語のやりとりがあったかもしれません。
全てを前向きに捕えながら、議会と当局が互いに相補いながら行政の姿について説明をしてゆきたいものです。
意味のある一歩を踏み出したときに立ちあえました。
釧路市議会では議会改革協議会を作って改革のあり方を検討してきましたが、それが結実したのが議会基本条例の制定。
そして協議会からの「議会報告会」を開催すべし、という提言を受けて開催されたのが今日からの議会報告会というわけ。
議会基本条例の中には、議会として「市民に対する情報発信と説明責任を果たすことを義務化」して、「市民と情報及び意見を交換する場を多様に儲けることを努力義務化」するという斬新な姿勢を示しています。
議会として情報を発信するという姿をまずは見てみたいと、私も会場へ向かいました。
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/59/ce2b410e727dd66942c8c879e040b780.jpg)
会場はそれほどひろくなくて、50人も入れば満席の会議室。
正面には黒木議長を始め、七人の議員さんたちが座っています。それぞれ広報委員だったり、各常任委員会、特別委員会のメンバーです。
はじめに黒木議長より、今回の議会報告会をするに至った経緯ならびに、そもそも議会とはどういう仕組みになっているか、ということが説明されました。
議会の議員さんたちが、議会に関する基礎的なところからじっくり説明する機会と言うのもなかなかありません。
中学校の公民で習うかもしれませんが、それでもせいぜい国会の仕組みくらいでしょうか?地方議会の仕組みなどはほとんど勉強せずに皆大人になるみたいです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/f7/6a34c0fab90591225ded2d2a05866d48.jpg)
【黒木議長の熱弁】
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議会の仕組みについての説明が終わったところでいよいよ報告第二部は9月定例議会の報告に移ります。
まずは一般質問で行われた主要な質問とその回答が説明されて、どのような質疑が行われたかが紹介されました。
今回は防災計画のその後に関する質疑が多かった、と言う説明もありました。
また学力向上問題、フィットネスセンター存続問題、国際バルク港湾と港まちづくり、釧路空港など話題は多岐に及んでいます。
そこから先は総務・文教、建設・経済、民生・福祉の各常任委員会のメンバーが所属する委員会の説明。
手元に配布された資料には委員長報告として提出されたものの抜粋版が渡されましたが、ひたすら文字なので読むとなるとちょっとつらいかもしれません。
説明には色々な工夫が必要なようです。
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一通りの説明が終わったところで会場から質問を募りました。
何人かの市民の方から手が上がって質問されたのは、例えば「バルク港の経済効果は?」など、施政上で市民が普通に感じる質問ではありました。
しかし本来は市長以下当局が説明すべき内容を、議員が議員の立場で代弁するわけにもいかずちょっと苦しいやり取りとなりました。
市民の関心ごとは市政全般にわたるのはもちろんですが、議会として答えられる範囲にはやや不整合も観られるようで、これからの反省と修正によい刺激になったことでしょう。
こうした試みを実施された市議会議員諸兄に心から敬意を表するとともに、我々もますます説明と言うことを真剣に考えたいと思いました。
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一つ感じたことは、「情報は偏在する」と言う表現です。
知っている人には当たり前のことが、知らない人には全く分からない、という状態のことです。
以前このブログではお医者さんと事業仕分けを引き合いに出して論じたことがあります。
【情報は偏在する~コミュニケーションは難しい】
北の心の開拓記 2010-08-17 http://bit.ly/bz8VPN
事実を正確さを追求しながら説明しようとすると膨大な生情報を提供しなくてはなりませんが、受け取る側にはしばしばその情報を理解する前提としての知識が不足していることがあります。
今回も、優しい言葉づかいではあるものの、どこかに議会と当局側どうしでは分かり合えるけれど、市民目線では暗号としか受け取れないような単語のやりとりがあったかもしれません。
全てを前向きに捕えながら、議会と当局が互いに相補いながら行政の姿について説明をしてゆきたいものです。
意味のある一歩を踏み出したときに立ちあえました。